JP6860707B1 - 管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ポイントを遊技機に残して遊技が終了される不都合を抑制可能にする。【解決手段】遊技に用いるポイント(P2)を記憶する遊技機(200)の管理装置(100)であって、遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶するポイントを、予め定められた記憶媒体(カードC)に移行可能にするポイント制御手段(103)と、排出操作を受付ける受付手段(104)と、排出操作に応じて、記憶媒体を利用者へ排出する排出手段(105)と、遊技機がポイントを記憶しているか否かに応じて、記憶媒体の排出を実行するかを決定する決定手段(106)とを具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、管理装置及びプログラムに関する。
従来から、ポイントを使用して遊技が可能になる遊技機の管理装置が知られている。例えば、特許文献1の管理装置は、貸出(購入)操作(例えば、貸出ボタンの操作)に応じて、残高情報を減算して遊技機のポイントを加算する。
特開2014−73203公報
特許文献1の構成では、遊技者によっては、ポイントを遊技機に残して遊技を終了する場合がある。しかし、遊技機にポイントが残っている場合、他の遊技者は、前回の遊技者が遊技を終了しているか否かが分かり難くなるという不都合が生じる。以上の事情を考慮して、本発明は、ポイントを遊技機に残して遊技が終了される不都合を抑制することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の管理装置は、遊技に用いるポイントを記憶する遊技機の管理装置であって、加算操作を受付ける加算操作受付手段と、加算操作に応じて、遊技機が記憶するポイントを加算可能にするポイント加算手段と、遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶するポイントを、管理装置に移行可能にするポイント制御手段と、排出操作を受付ける排出操作受付手段と、排出操作に応じて、管理装置における記憶媒体を利用者へ排出する排出手段と、遊技機がポイントを記憶していない場合、排出操作を契機に、記憶媒体の排出の実行を決定し、遊技機がポイントを記憶している場合、排出操作を契機に、記憶媒体の排出の保留を決定する決定手段と、排出操作による記憶媒体の排出を保留する期間において、加算操作がされると、当該排出操作を無効にして保留を解除する解除手段とを具備する。
以上の構成では、例えば、遊技機にポイントが記憶される場合、記憶媒体の排出を実行しない(保留を含む)構成にすることができる。以上の構成によれば、ポイントを遊技機に残して遊技が終了される不都合を抑制できる。
本発明によれば、ポイントを遊技機に残して遊技が終了される不都合を抑制できる。
管理装置を採用した遊技システムの具体例を示す図である。 遊技システムの機能ブロック図である。 管理装置に表示される各画面の模擬図である。 管理装置の各処理を説明するための図である。 第2実施形態の管理装置に表示される各画面の模擬図である。 第2実施形態の遊技システムの動作を説明するための図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の管理ユニット10(管理装置100)を採用した遊技システムSを説明するための図である。図1に示す通り、遊技システムSは、管理ユニット10、遊技機20およびホールコンピュータ30を含んで構成される。
図1に示す通り、遊技機20は、ポイントモニタ21、計数ボタン22および可変表示器23を含んで構成される。遊技機20は、遊技に用いるポイントを記憶し、例えば、パチンコ機またはパチスロ機が考えられる。可変表示器23は、複数種類の図柄を各遊技で変動表示し、その後、図柄の組合せを停止表示する。
遊技機20の一例としてのパチンコ機は、入賞口が設けられた遊技領域を具備し、1ポイントで1個の遊技球を遊技領域へ発射できる。具体的には、以上のパチンコ機は、1分間で約100個の遊技球を略等間隔で遊技領域へ発射できる。仮に、遊技球が入賞口に入賞すると、入賞口に応じたポイントが付与される。また、可変表示器23にボーナス図柄の組合せが停止表示された場合、特別な入賞口に遊技球が入賞し易くなるボーナス状態へ移行する。
遊技機20の一例としてのパチスロ機は、3ポイントを使用して遊技が可能になり、各遊技において可変表示器23を変動表示する。また、以上のパチスロ機は、遊技を約4.1秒の間隔で実行可能に構成される。各遊技で当選役の図柄の組合せが停止表示された場合、当該当選役に応じたポイントが付与される。なお、遊技機20としてパチンコ機およびパチスロ機以外を採用してもよい。また、遊技機20として、カジノ等に設置されるカジノマシン(例えば、スロットマシン)を採用してもよい。
遊技機20のポイントモニタ21は、遊技機20が記憶するポイントの現在値を表示する。遊技機20は、フラッシュメモリ等の記憶装置を具備し、当該フラッシュメモリにポイントの現在値が記憶される。以上の遊技機20が記憶するポイントは、遊技の進行に応じて増減する。
例えば、パチンコ機のポイントモニタ21の数値は、遊技球が遊技領域へ発射されると減少し、遊技球が入賞口へ入賞すると増加する。また、パチスロ機のポイントモニタ21の数値は、遊技を開始可能にするための賭け操作がされると減少し、当選役の図柄の組合せが停止表示されると増加する。
遊技機20の計数ボタン22は、遊技機20が記憶するポイントを管理ユニット10へ移行させる際に操作される。管理ユニット10へ移行されたポイントは、管理ユニット10から排出されるカードCに記憶可能になる。
遊技者は、例えば、遊技を終了する際に、計数ボタン22を操作してポイントを管理ユニット10へ移行させ、当該ポイントが記憶されたカードCを管理ユニット10から排出させる。カードCにポイントが記憶される場合、当該カードCを他の管理ユニット10に挿入することで、当該ポイントを使用して他の遊技機20で遊技(再遊技)が可能である。また、カードCに記憶されたポイントを景品に交換することもできる。
以下、計数ボタン22の操作を「移行操作」と記載する場合がある。本実施形態では、管理ユニット10と遊技機20とは通信可能に接続され、例えば、移行操作によりポイントを移行可能とするための各種の情報が送受信される
通常、遊技場には複数の遊技機20が設置される。また、管理ユニット10は、遊技機20毎に設けられ、例えば遊技機20に隣接して設置される。管理ユニット10に接続された場合、遊技機20における遊技が可能になる。
図1に示す通り、管理ユニット10は、カード挿入口11、紙幣挿入口12、操作パネル13、再遊技ボタン14および状態ランプ15を含んで構成される。カード挿入口11は、上述のカードCが挿入される。管理ユニット10は、上述した通り、カードCを排出する際に、当該カードCにポイントを記憶する。
紙幣挿入口12には、各種の紙幣が挿入される。紙幣挿入口12に紙幣が挿入されると、当該紙幣の金額に応じて、残高情報が加算される。以上の残高情報は、例えば、管理ユニット10のフラッシュメモリ等に記憶される。管理ユニット10は、カードCを排出する際に、当該カードCに残高情報を記憶する。操作パネル13には、各種の画像が表示される(後述の図3参照)。また、操作パネル13は、タッチ操作が可能に構成される。
例えば、遊技者は、操作パネル13に対して貸出操作(後述の貸出ボタン画像Bxのタッチ操作)をする。貸出操作がされると、管理ユニット10は、予め定められた金額(例えば500円)を残高情報から減算し、予め定められたポイント(例えば125ポイント)を遊技機20が記憶するポイントに加算する。なお、1回の貸出操作により使用される残高情報、および、遊技機20が記憶するポイントに加算されるポイントは、管理ユニット10の設定を変更することで変更可能である。
再遊技ボタン14は、遊技機20から管理ユニット10へ移行したポイントを、遊技機20へ再度移行する場合に操作される。以下、再遊技ボタン14の操作を「再移行操作」と記載する場合がある。また、説明のため、管理ユニット10が記憶するポイントを「ポイントP1」と記載する場合がある。また、遊技機20が記憶するポイントを「ポイントP2」と記載する場合がある。
再移行操作がされると、予め定められたポイントが管理ユニット10から遊技機20へ移行する。具体的には、再移行操作がされると、管理ユニット10のポイントP1から数値「125」が減算され、遊技機20のポイントP2に数値「125」が加算される。本実施形態では、再移行操作がされた場合に遊技機20へ移行するポイントは、管理ユニット10の設定を変更することで変更可能である。
なお、本実施形態では、ポイントが移行する毎に、管理ユニット10の記憶装置(フラッシュメモリなど)に記憶されたポイントP1が更新され、カードCが排出される際に、最新のポイントP1がカードCに記憶される。ただし、ポイントが移行する毎に、カードCに最新のポイントP1が記憶される構成としてもよい。また、操作パネル13の操作により、ポイントP1がポイントP2に加算される構成としてもよい。
管理ユニット10の状態ランプ15は、管理ユニット10の状態を報知する。具体的には、状態ランプ15は、管理ユニット10の状態に応じた態様(色彩)で点灯する。例えば、管理ユニット10がエラー状態ではない期間では、状態ランプ15が緑色に点灯し、管理ユニット10がエラー状態の期間では、状態ランプ15が赤色に点灯する。
ホールコンピュータ30は、管理ユニット10と通信可能に接続される。具体的には、ホールコンピュータ30は、中継装置を介して、複数の管理ユニット10と通信する。
本実施形態では、遊技機20から管理ユニット10へは、上述のポイントを移行可能にするための情報に加え、遊技機20で発生したエラーに関する情報、および、遊技機20の出玉性能に関する情報が含まれる。以上の各情報は、管理ユニット10を介して、ホールコンピュータ30へ送信される。また、ホールコンピュータ30は、遊技場外部のサーバ装置へ、管理ユニット10(遊技機20)から収集した情報を送信する。
ところで、遊技者によっては、遊技機20のポイントP2を残して遊技を終了してしまう場合がある。例えば、上述のパチスロ機では、1回の遊技で3ポイントが必要である。以上のパチスロ機では、例えば3ポイント未満のポイント(1または2ポイント)を残して、遊技が終了され易い傾向にある。しかし、遊技機20にポイントP2が残っている場合、他の遊技者は、前回の遊技者が遊技を終了しているか否かが分かり難くなるという不都合が生じる。
以上の事情を考慮して、本実施形態では、遊技を終了する際にポイントP2を遊技者が残し難い構成(後述の決定部106、報知制御部107)を採用した。以上の構成について以下で詳細に説明する。
図2は、本実施形態の遊技システムSの機能ブロック図である。図2に示す通り、遊技システムSは、管理装置100および遊技機200を含んで構成される。例えば、上述の管理ユニット10のCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを実行することで、管理装置100として機能する。また、上述の遊技機20のCPUがプログラムを実行することで、遊技機200として機能する。
図2に示す通り、管理装置100は、操作パネル部101、記憶部102、ポイント制御部103、排出操作受付部104、排出部105、決定部106、報知制御部107および解除部108を含んで構成される。また、遊技機200は、ポイント表示部201、移行操作部202および記憶部203を含んで構成される。
例えば、上述のポイントモニタ21は、遊技機200のポイント表示部201として機能する。また、計数ボタン22は、遊技機200の移行操作部202として機能する。上述の操作パネル13は、管理装置100の操作パネル部101として機能する。
操作パネル部101は、タッチ操作が可能に構成される。以上のタッチ操作には、例えば、カードC(記憶媒体)を利用者へ排出するための排出操作が含まれる。詳細には後述するが、遊技機200にポイントP2が記憶される(残っている)期間において排出操作がされると、カードCの排出が保留される。
また、遊技者は、残高情報を使用して遊技機200のポイントP2を加算させる貸出操作が操作パネル部101により可能である。なお、遊技者は、カードCの排出の保留を解除するための解除操作、および、排出操作をキャンセルするためのキャンセル操作が操作パネル部101により可能としてもよい。また、各操作のための専用のボタンが別々に設けられる構成としてもよい。
操作パネル部101には、各種の画像が表示される(後述の図3参照)。具体的には、操作パネル部101には、各種のボタン画像(貸出ボタン画像Bx、返却ボタン画像By)および報知画像G(1、2)が表示される。詳細には後述するが、報知画像Gは、排出操作に応じて表示され、例えばカードCの取り忘れに注意すべき旨を報知する。
記憶部102には、ポイントP1が記憶される。例えば、遊技者が遊技を終了する場合、移行操作部202が操作され、遊技機200のポイントP2が管理装置100へ移行される。管理装置100へ移行したポイントP2は、記憶部102のポイントP1に加算される。記憶部102へ記憶されたポイントは、カードCに記憶(移行)可能になる。
また、記憶部102には、残高情報が記憶される。記憶部102の残高情報は、上述の紙幣挿入口12に紙幣が挿入されると、当該紙幣に応じて加算される。また、残高情報は、貸出操作に応じて、予め定められた数値「500」が減算される。なお、管理装置100の残高情報に上限が設けられる構成が好適である。例えば、残高情報が10,000円を超える場合、紙幣が挿入不可能になる構成が好適である。なお、本実施形態では、残高情報の有無によらず、管理装置100に紙幣が挿入可能(追加入金が可能)な構成を採用したが、残高情報が有る場合、追加入金が不可能な構成としてもよい。
ポイント制御部103は、遊技機200で移行操作がされると、当該遊技機200が記憶するポイントP2を、カードC(記憶媒体)に移行可能にする。具体的には、ポイント制御部103は、移行操作に応じて移行されるポイントP2を通知する情報(後述の「計数情報Dx2」)を遊技機200から受信する。また、ポイント制御部103は、通知されたポイントP2を記憶部102に記憶する。上述した通り、遊技機200からのポイントP2は、管理装置100の記憶部102に記憶され、カードCが排出される際に当該カードCに記憶(移行)可能になる。
ポイント制御部103は、管理装置100における再移行操作に応じて、ポイントP1から数値「125」を減算し、数値「125」をポイントP2に加算させる情報を遊技機200へ送信する。また、ポイント制御部103は、管理装置100における貸出操作に応じて、残高情報から数値「500」を減算し、数値「125」をポイントP2に加算させる情報(後述の「貸出情報Dy」)を遊技機200へ送信する。
排出操作受付部104は、上述の排出操作を受付ける。具体的には、排出操作受付部104は、操作パネル部101に対して排出操作がされたか否かを判定し、排出操作がされたと判断した場合、排出部105がカードCを利用者へ排出可能にする。例えば、排出操作受付部104は、排出操作を受付ると、カードCを利用者へ排出するための各種の処理(カードCへ情報を書込む処理、カードCを排出するモータを駆動するための処理)を順次に開始させる。
決定部106は、遊技機200にポイントP2が記憶されているか否かに応じて、カードCの排出を実行するかを決定する。具体的には、第1実施形態の決定部106は、遊技機200にポイントP2が記憶されない(残っていない)場合、排出操作を契機に、カードCを排出することを決定する。一方、決定部106は、遊技機200にポイントP2が記憶される場合、排出操作を契機に、カードCの排出の保留を決定する。
以下、説明のため、カードCの排出が保留される期間を「保留期間」と記載する場合がある。保留期間では、貸出ボタン画像Bx(後述の図3参照)および返却ボタン画像By(同じく図3参照)が操作可能である。保留期間において返却ボタン画像Byが操作がされると、解除部108によりカードCの排出の保留が解除され(保留期間が終了し)、カードCが利用者に排出される。一方、保留期間において規定時間(例えば約30秒)にわたり貸出ボタン画像Bxおよび返却ボタン画像Byが操作されないと、排出操作自体がキャンセルされ、保留期間が終了する。なお、遊技機200としてカジノマシンを採用する場合、例えば、遊技に用いるクレジット(電気的に記憶されたポイント)を遊技コイン(またはチケット)に記憶して排出するための終了ボタンの操作が本実施形態の「排出操作」に相当し得る。
以上の構成では、遊技機200にポイントP2が記憶されない場合、1回の排出操作によりカードCが利用者に排出される。一方、遊技機200にポイントP2が記憶される場合、1回目の排出操作ではカードCが排出されず、2回目の排出操作でカードCが利用者に排出される。
仮に、ポイントP2を残した状態で、遊技を終了するために排出操作がされた場合を想定する。以上の場合、本実施形態では、保留期間が開始されてカードCの排出が一旦保留される。したがって、例えばポイントP2の有無によらず保留期間が設けられない構成と比較して、ポイントP2が残されている旨を遊技者が気付き易くなり、ポイントP2を残して遊技を終了するという不都合が抑制されるという利点がある。
報知制御部107は、保留期間において、遊技機200にポイントP2が記憶される旨を報知可能にする。具体的には、報知制御部107は、報知画像G2(後述の図3(c)参照)を保留期間において操作パネル部101に表示させる。以上の報知画像G2は、遊技機200にポイントP2が記憶される旨を報知するための画像である。
以上の構成によれば、保留期間において、遊技機200にポイントP2が記憶される旨が報知画像G2により報知される。したがって、例えば、ポイントP2が残されている旨が保留期間において報知されない構成と比較して、ポイントP2を残して遊技を終了するという不都合が抑制されるという効果は格別に顕著である。
なお、本実施形態では、操作パネル部101(報知画像G2)により遊技機200にポイントP2が記憶される旨を報知したが、ポイントP2が記憶される旨を他の手段により報知してもよい。例えば、ポイントP2が記憶される旨を、特定のランプにより報知してもよいし、特定の音声をスピーカから出力することで報知してもよい。
図2に示す通り、遊技機200は、記憶部203を含んで構成される。以上の記憶部203は、遊技に用いるポイントP2を記憶する。以上のポイントP2は、遊技の進行に応じて更新(増加、減算)される。また、ポイントP2は、移行操作に応じて管理装置100へ移行され、貸出操作に応じて加算される。
図3(a)から図3(c)は、本実施形態の操作パネル部101に表示される画面の模擬図である。例えば、図3(a)は、貸出操作を受付可能な期間において表示される画面M1の模擬図である。
操作パネル部101には、各種の画像が表示される。例えば、貸出ボタン画像Bxおよび返却ボタン画像Byが操作パネル部101に表示される。遊技者が貸出ボタン画像Bxをタッチ操作すると、管理装置100は貸出操作がされたと判断する。また、遊技者が返却ボタン画像Byをタッチ操作すると、管理装置100は排出操作がされたと判断する。
操作パネル部101は、残高情報の現在値(図3(a)の例では1,000円)を表示する。また、操作パネル部101は、1回の貸出操作で遊技機200へ移行されるポイント(図3(a)の例では125ポイント)、および、1回の貸出操作で減算される残高情報(図3(a)の例では500円)を表示する。また、操作パネル部101は、管理装置100(記憶部102)に記憶されるポイントP1(図3(a)の例では0玉)を表示する。
図3(b)は、排出操作が受付られた直後に表示される画面M2の模擬図である。以上の画面M2は、遊技機200にポイントP2が記憶されない(残っていない)期間において、排出操作がされた場合に表示される。すなわち、画面M2は、上述の保留期間が排出操作後に設けられない場合に表示される。以上の画面M2は、例えば、排出操作が受付られてからカードCが排出されるまでの期間において表示される。
図3(b)に示す通り、画面M2は、上述の画面M1の各画像(貸出ボタン画像Bx等)に加え、報知画像G1を表示する。報知画像G1は、カードCの取り忘れに注意すべき旨を報知する画像である。図3(b)の具体例では、報知画像G1は、「カードの取り忘れ注意」という文字列を表示する画像と、管理装置100からカードCが排出される様子を表示する画像とで構成される。ただし、報知画像G1として他の画像を採用してもよい。また、報知画像G1が表示される期間において、予め定められた音(例えば「カードの取り忘れに注意して下さい」という音声)が出力される構成としてもよい。
図3(c)は、画面M3の模擬図である。画面M3は、上述の画面M2(図3(b)参照)と同様に、排出操作に応じて表示される。ただし、上述の画面M2は、遊技機200にポイントP2が記憶されない場合の排出操作で表示されるのに対し、画面M3は、遊技機200にポイントP2が記憶される場合の排出操作で表示される。すなわち、画面M3は、排出操作が保留される保留期間において表示される。
図3(c)に示す通り、画面M3には、上述の画面M1および画面M2の各画像が表示される。上述した通り、保留期間において返却ボタン画像Byが再度操作されると、カードCの排出の保留が解除され、カードCが利用者に排出される。
図3(c)に示す通り、画面M3は報知画像G2を表示する。上述した通り、報知画像G2は、遊技機200にポイントP2が記憶される旨を報知するための画像である。例えば、報知画像G2は「ポイントが残っています」「再度返却ボタン押下でカードを返却します」というメッセージを表示する画像である。また、図3(c)の報知画像G2は、以上のメッセージに加え、遊技機200のポイント表示部201を強調する画像を含む。以上の報知画像G2によれば、ポイントP2を遊技機200に残して遊技が終了されるという不都合が抑制される。
図4(a)は、管理装置100および遊技機200で送受信される情報D(Dx1、Dx2、Dy)を説明するための図である。以上の情報Dは、例えば約300msの時間間隔で送受信される。具体的には、情報Dは、遊技情報Dx1、計数情報Dx2および貸出情報Dyを含んで構成される。遊技情報Dx1および計数情報Dx2は、遊技機200から管理装置100へ送信される。また、貸出情報Dyは、管理装置100から遊技機200へ送信される。
図4(a)に示す通り、遊技情報Dx1は、遊技機200が記憶するポイントP2、遊技機200の遊技で獲得されたポイント(ポイントP2に加算されたポイント)、遊技機200の遊技で使用されたポイント(ポイントP2から減算されたポイント)および遊技機200で発生したエラーを示すエラー情報を含む。なお、遊技情報Dx1に他の情報が含まれる構成としてもよい。
計数情報Dx2は、計数値Xを含んで構成される。例えば、移行操作がされない期間では、計数情報Dx2の計数値Xは数値「0」を示す。一方、移行操作がされると、計数情報Dx2の計数値XにポイントP2の現在値が格納され、ポイントP2が数値「0」に減算される(ただし、P2≦250の場合)。また、計数情報Dx2を受信した管理装置100は、当該計数情報Dx2の計数値XをポイントP1に加算する。
以上の構成では、計数情報Dx2の計数値Xは、遊技機200から管理装置100へ移行するポイントを示すとも換言される。なお、計数情報Dx2の計数値Xの上限は数値「250」である。したがって、計数情報Dx2を1回送信することで移行するポイントの上限は「250」である。詳細には後述するが、遊技機200のポイントP2が数値「250」より大きい場合、計数情報Dx2が複数回送信されると、ポイントの移行が完了する(後述の図6参照)。
貸出情報Dyは、貸出値Yを含んで構成される。例えば、管理装置100で貸出操作がされない期間では、貸出情報Dyの貸出値Yは数値「0」を示す。一方、貸出操作がされると、貸出情報Dyの貸出値Yに予め定められた数値(本実施形態では「125」)が格納され、残高情報が減算される。貸出情報Dyを受信した遊技機200は、貸出値YをポイントP2に加算する。
図4(b)は、管理装置100の通信処理のフローチャートである。管理装置100は、通信処理を約300msの時間間隔で実行する。
通信処理を開始すると、管理装置100は、遊技情報受信処理(S101)を実行する。遊技情報受信処理では、上述の遊技情報Dx1が遊技機200から受信される。遊技情報受信処理を実行した後に、管理装置100は、計数情報受信処理(S102)を実行する。
計数情報受信処理では、上述の計数情報Dx2が遊技機200から受信される。また、管理装置100は、遊技情報受信処理において、計数情報Dx2の計数値X(移行されるポイント)が数値「0」でない場合(X≠0)、当該計数値XをポイントP1に加算する。
計数情報受信処理を実行した後に、管理装置100は、貸出情報送信処理(S103)を実行する。貸出情報送信処理では、上述の貸出情報Dyを遊技機200へ送信する。
例えば、前回の貸出情報送信処理の後の期間で、新たな貸出操作が受付られている場合を想定する。以上の場合、管理装置100は、今回の貸出情報送信処理において、貸出値Yを数値「125」に設定した貸出情報Dyを遊技機200へ送信する。管理装置100は、貸出値Yに数値「125」を設定すると、残高情報から予め定められた金額(例えば500円)を減算する。
また、前回の貸出情報送信処理の後の期間において、新たな貸出操作が受付られていない場合を想定する。以上の場合、管理装置100は、今回の貸出情報送信処理で、貸出値Yを数値「0」に設定した貸出情報Dyを遊技機200へ送信する。貸出情報送信処理を実行した後に、管理装置100は、通信処理を終了する。
図4(c)は、管理装置100の排出制御処理のフローチャートである。排出制御処理により、上述の保留期間(上述の図3(c)参照)が設けられる場合がある。
管理装置100は、排出制御処理を開始すると、新たな排出操作が受付られたか否かを判定する(S201)。排出操作が受付られていないと判断すると(S201:No)、管理装置100は、排出制御処理を終了する。一方、排出操作が受付られたと判断すると(S201:Yes)、管理装置100は、遊技機200のポイントP2が数値「0」より大きいか否かを判定する(S202)。
具体的には、上述した通り遊技機200のポイントP2の現在値は、約300ms毎に、遊技情報Dx1により管理装置100に通知される。管理装置100は、ステップS202において、直前に受信した遊技情報Dx1のポイントP2が数値「0」より大きいか否かを判定する。
遊技機200のポイントP2が数値「0」の場合(S202:No)、管理装置100は、排出処理(S206)を実行した後に排出制御処理を終了する。以上の排出処理において、管理装置100は、ポイントP1および残高情報をカードCに書込み、カードCを遊技者へ排出する。
遊技機200のポイントP2が数値「0」より大きいと判断した場合(S202:Yes)、管理装置100は保留期間を開始させる(S203)。具体的には、ステップS203において、管理装置100は上述の画面M3(図3(c)参照)を操作パネル部101に表示させる。
保留期間において、管理装置100は、規定時間にわたり操作を受付けていないか否かを判定する(S204)。規定時間にわたり操作を受付けていないと判断した場合(S204:Yes)、管理装置100は、上述の排出処理を実行しないで排出制御処理を終了する。一方、規定時間が経過していないと判断した場合(S204:No)、管理装置100は、返却ボタン画像Byの操作(排出操作)が受付られたか否かを判定する(S205)。
返却ボタン画像Byの操作が受付られたと判断した場合(S205:Yes)、管理装置100は、保留期間を終了して排出処理を実行する。一方、返却ボタン画像Byの操作が受付られていないと判断した場合(S205:No)、管理装置100は、上述のステップS204へ処理を戻す。以上の構成では、保留期間においてステップS204およびステップ205が繰返し実行され、返却ボタン画像Byの操作または規定時間の経過に応じて保留期間が終了する。
<第2実施形態>
本発明の他の実施形態を以下に説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、第1実施形態の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
以下で説明する第2実施形態では、遊技機200が記憶するポイントの移行が完了した契機で、カードCの排出の実行を決定可能な構成を具備することを特徴とする。以上の第2実施形態では、移行操作によりポイントP2の移行が完了すると、管理装置100からカードCが自動で排出できる。
図5(a)および図5(b)は、第2実施形態の操作パネル部101に表示される画面(Mx、My)の模擬図である。図5(a)は、貸出操作が可能な期間(保留期間以外)において表示される画面Mxの概念図である。以上の画面Mxは、第1実施形態の画面M1(上述の図3(a)参照)と同様に、貸出ボタン画像Bxおよび返却ボタン画像Byを含む各種の画像を表示する。
図5(a)に示す通り、画面Mxは報知画像G3を表示する。報知画像G3は、上述の報知画像G2と同様に、遊技機200にポイントP2が記憶される旨を報知するための画像である。具体的には、報知画像G3は、遊技機200におけるポイントP2の現在値を表示する。図5(a)の具体例では、2ポイントが遊技機200に記憶される場合を想定する(P2=2ポイント)。以上構成では、カードCが自動で排出されるまでに移行すべきポイントを報知画像G3で確認したうえで、遊技者は移行操作ができる。
また、画面Mxは、遊技機200のポイントP2を全て移行した場合にカードCが自動で排出される旨のメッセージを表示する。以上の構成では、移行操作により自動で(排出操作によらず)カードCが排出された場合であっても、カードCの取り忘れを抑制できる。なお、移行操作によりカードCが排出される際に、上述の報知画像G1(図3(b)参照)等により、カードCの取り忘れを警告する構成が好適である。
図5(b)は、画面Myの模擬図である。以上の画面Myは、第1実施形態の画面M3と同様に、保留期間において操作パネル部101に表示される。また、以上の画面Myは、キャンセルボタン画像Baを含む各種の画像を表示する。第2実施形態では、キャンセルボタン画像Baのタッチ操作で排出操作がキャンセルされる。
第2実施形態は、保留期間においても移行操作によりポイントP2を管理装置100へ移行可能に構成される。第2実施形態では、遊技機200のポイントP2の移行が完了した場合、保留期間が終了し、カードCが自動で排出される。すなわち、第2実施形態は、移行操作により保留期間が終了可能に構成される。また、第2実施形態では、排出操作により保留期間が終了できない構成が採用される点において、第1実施形態とは相違する。具体的には、
図5(b)に示す通り、画面Myには、ポイントP2の現在値を示す報知画像G3が表示される。以上の構成では、上述の第1実施形態と同様に、遊技機200にポイントP2が記憶される旨が保留期間において報知される。また、画面Myは、上述の画面Mxと同様に、管理装置100へポイントP2を全て移行することでカードCが自動で排出される旨のメッセージを表示する。図5(b)に示す通り、画面Myには、遊技機200の移行操作部202(計数ボタン22)を操作すべき旨のメッセージが表示される。
以上の第2実施形態では、上述の第1実施形態と同様な効果が奏せられる。また、第2実施形態では、遊技機200のポイントP2の移行が完了したことを条件に、カードCが排出可能になる。したがって、遊技機200にポイントP2を残して遊技を終了する不都合を抑制するという効果は格別に顕著である。
なお、上述の第1実施形態の保留期間(図3(c)参照)において、ポイントP2を管理装置100へ移行可能としてもよい。また、第1実施形態において、ポイントP2の移行が完了すると、保留期間が終了してカードCが自動で排出される構成としてもよい。また、第2実施形態において、保留期間で排出操作を受付可能とし、ポイントP2の移行が完了していない場合であってもカードCが排出可能な構成としてもよい。さらに、第2実施形態において、ポイントP2の移行が保留期間で完了し、且つ、その後に排出操作がされた場合にカードCが排出される構成としてもよい。
図6(a)は、第2実施形態における遊技システムSの動作を説明するためのシステムシーケンス図である。図6(a)では、遊技者が移行操作をした際の遊技システムSの動作の具体例を示す。以上の図6(a)の具体例では、遊技者が移行操作する以前に、遊技機200のポイントP2が数値「350」に更新され(S1)、管理装置100のポイントP1が数値「0」に更新され(S2)た場合を想定する。なお、図6(a)では、管理装置100から貸出情報Dyが送信されるステップは省略して示す。
以上の具体例では、移行操作がされる前の期間では、ポイントP2が数値「350」に設定された遊技情報Dx1が遊技機200から管理装置100へ送信される(S3)。また、移行操作がされる前の期間では、計数値Xが数値「0」に設定された計数情報Dx2が遊技機200から管理装置100へ送信される(S4)。
図6(a)の具体例において、移行操作がされると(Sa1)、遊技機200は、ポイントP2が数値「350」に設定された遊技情報Dx1を管理装置100へ送信する(Sa2。上述のS3と同様)。また、遊技機200は、計数値Xが数値「250」に設定された計数情報Dx2を管理装置100へ送信する(Sa3)。
遊技機200は、計数情報Dx2を管理装置100へ送信した後に、当該計数情報Dx2の計数値XをポイントP2に減算する(Sa4)。図6(a)の具体例では、ステップSa3で送信された計数情報Dx2の計数値Xは数値「250」である。したがって、ポイントP2の現在値「350」から数値「250」が減算される。遊技機200は、減算後のポイントP2(数値「100」)をポイント表示部201に表示する。
管理装置100は、計数情報Dx2を受信すると、当該計数情報Dx2の計数値XをポイントP1に加算する(Sa5)。図6(a)の具体例では、ステップSa3で送信された計数情報Dx2の計数値Xは数値「250」である。したがって、ポイントP1の現在値「0」に数値「250」が加算される。管理装置100は、加算後のポイントP1(数値「250」)を操作パネル部101に表示する。
図6(a)の具体例では、遊技機200のポイントP2の移行が完了するまで(Sa10まで)計数ボタン22が長押しされた場合を想定する。以上の場合、ステップSa4の直後の通信処理(上述の図4(b)参照)において、上述のステップSa4で更新したポイントP2(数値「100」)を含む遊技情報Dx1が送信されるとともに(Sa6)、残りのポイントP2を移行するための計数情報Dx2が送信される(Sa7)。図6(a)の具体例では、ステップSa7において、計数値Xとして数値「100」が設定された計数情報Dx2が送信される。
遊技機200は、その後のステップSa8において、上述のステップSa7で送信した計数情報Dx2の計数値XをポイントP2から減算する。以上のステップSa8により、ポイントP2が数値「0」まで減算される。また、管理装置100は、ステップSa7で送信された計数情報Dx2を受信すると、当該計数情報Dx2に含まれる計数情報XをポイントP1に加算する(Sa9)。以上のステップSa9により、ポイントP1は数値「350」に加算される。
以上の説明から理解される通り、移行操作によりポイントが遊技機200から管理装置100へ移行される。ポイントの移行が完了した後の通信処理では、ポイントP2の現在値が数値「0」に設定された遊技情報Dx1が管理装置100へ送信される(Sa11)。また、計数値Xが数値「0」に設定された計数情報Dx2が管理装置100へ送信される(Sa12)。
ところで、ポイントP2が数値「0」に減算される場合として、移行操作によりポイントP2が数値「0」に減算される場合(ポイントの移行が完了した場合)に加え、遊技機200で使用されてポイントP2が数値「0」に減算される場合が想定される。移行操作を契機にカードCを自動で排出可能にするため、以上の各場合を区別可能にする必要がある。
以上の事情を考慮して、第2実施形態では、ポイントP2が数値「0」に減算された場合のうち、ポイントの移行が完了した場合と他の場合とを区別可能な構成が採用される。以上の構成の具体例を以下で詳細に説明する。
図6(b)は、移行操作によりポイントの移行が完了したか否かを判断する構成の具体例を説明するための図である。図6(b)には、n回目の通信処理で受信した遊技情報Dx1のポイントP2と計数情報Dx2の計数値X、および、n+1回目の通信処理で受信した遊技情報Dx1のポイントP2と計数情報Dx2の計数値Xとが示される。
図6(b)の具体例では、n回目の通信処理で通知されたポイントP2および計数値Xが共に数値「N」(Nは0より大きい整数)の場合を想定する。以上の場合、n回目の通信処理の直後に、ポイントP2が数値「0」に減算される。したがって、図6(b)に示す通り、n+1回目の通信処理で通知されるポイントP2は数値「0」になる。また、n+1回目の通信処理で通知される計数値Xは数値「0」になる。
前回の通信処理で通知されたポイントP2が数値「0」より大きく、今回の通信処理で通知されたポイントP2が数値「0」の場合、ポイントP2が数値「0」に減算されたと管理装置100は判断する。
上述した通り、計数値Xは遊技機200から管理装置100へ移行するポイントを示し、移行操作がされた場合に数値「0」より大きい計数値Xが通知される。以上の事情を考慮して、管理装置100は、ポイントP2が数値「0」に減算されたと判断した場合であって、前回の通信処理で通知された計数値Xが数値「0」より大きい場合、移行操作によりポイントP2が数値「0」に減算されたと判断する。例えば、図6(b)の具体例では、移行操作によりポイントP2が数値「0」に減算されたと判断される。
また、図6(a)の具体例では、ステップSa6で通知されたポイントP2が数値「0」より大きく、ステップSa11で通知されたポイントP2が数値「0」である。したがって、ポイントP2が数値「0」に減算されたと判断される。また、ステップSa7で通知された計数値Xが数値「0」より大きい。したがって、移行操作がされたと判断される。
以上の場合、管理装置100は、移行操作によりポイントP2が数値「0」に減算された旨を把握可能である。移行操作によりポイントP2が数値「0」に減算された場合、管理装置100は、上述の排出処理(Sa13)を実行する。なお、移行操作によりポイントの移行が完了したか否かを把握可能にする構成は、以上の具体例に限定されない。
<変形例>
以上の各形態は多様に変形される。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)上述の各形態において、保留期間では、貸出操作が受付可能としてもよいし、貸出操作が受付不可能な構成としてもよい。また、保留期間において貸出操作が受付可能な構成では、貸出操作を契機に、ポイントP2が加算されるとともに排出操作がキャンセルされる構成が好適である。
(2)上述の各形態において、保留期間では、再移行操作(再遊技ボタン14の操作)が受付可能としてもよいし、再移行操作が受付不可能な構成としてもよい。また、保留期間において再移行操作が受付可能な構成では、再移行操作を契機に、管理装置100のポイントP1が遊技機200へ移行されるとともに排出操作がキャンセルされる構成が好適である。
(3)上述の各形態において、保留期間においてカードCを排出するために操作されるボタン画像は返却ボタン画像Byに限られず、他の画像を採用してもよい。
<本実施形態の態様例の作用、効果のまとめ>
<第1態様>
本態様の管理装置は、遊技に用いるポイント(P2)を記憶する遊技機(200)の管理装置(100)であって、遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶するポイントを、予め定められた記憶媒体(カードC)に移行可能にするポイント制御手段(103)と、排出操作を受付ける受付手段(104)と、排出操作に応じて、記憶媒体を利用者へ排出する排出手段(105)と、遊技機がポイントを記憶しているか否かに応じて、記憶媒体の排出を実行するかを決定する決定手段(106)とを具備する。以上の構成では、上述した通り、遊技機にポイントを残して遊技が終了される不都合を抑制できる。
<第2態様>
本態様の管理装置は、決定手段(106)は、遊技機がポイントを記憶していない場合、排出操作を契機に、記憶媒体の排出の実行を決定し、遊技機がポイントを記憶している場合、排出操作を契機に、記憶媒体の排出の保留を決定する。以上の構成では、遊技機にポイントを残して遊技が終了される不都合を抑制できる。
<第3態様>
本態様の管理装置は、記憶媒体の排出を保留する期間(保留期間)において、遊技機がポイントを記憶している旨を報知可能にする報知制御手段(107)を具備する(図3(c)参照)。以上の構成では、遊技機にポイントを残して遊技が終了される不都合を抑制できるという効果は格別に顕著である。
<第4態様>
本態様の管理装置は、記憶媒体の排出を保留する期間において、解除操作がされると、保留を解除して記憶媒体を排出可能にする解除手段(108)を具備する。以上の構成では、例えば保留期間が時間の経過のみで終了する構成(遊技者の操作によらず保留期間が終了する構成)と比較して、遊技機にポイントを残して遊技が終了される不都合を抑制できるという効果は格別に顕著である。
<第5態様>
本態様の管理装置は、決定手段は、遊技機が記憶するポイントの移行が完了した契機で、記憶媒体の排出の実行を決定可能である(図5参照)。以上の構成では、遊技を終了する際に遊技者に移行操作をさせ易くなる。したがって、本態様によれば、遊技機にポイントを残して遊技が終了される不都合を抑制できる。
<第6態様>
本態様のプログラムは、遊技に用いるポイントを記憶する遊技機を管理するためのプログラムであって、遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶するポイントを、予め定められた記憶媒体に移行可能にする処理(図4(b)の通信処理など)と、排出操作を受付ける処理(図4(c)のS201)と、排出操作に応じて、記憶媒体を利用者へ排出する処理(S206)と、遊技機がポイントを記憶しているか否かに応じて、記憶媒体の排出を実行するかを決定する処理(S202)とをコンピュータに実行させる。以上の本態様では、上述の第1態様と同様な効果が奏せられる。
100…管理装置、101…操作パネル部、102…記憶部、103…ポイント制御部、104…排出操作受付部、105…排出部、106…決定部、107…報知制御部、108…解除部、200…遊技機、201…ポイント表示部、202…移行操作部、203…記憶部。

Claims (4)

  1. 遊技に用いるポイントを記憶する遊技機の管理装置であって、
    加算操作を受付ける加算操作受付手段と、
    前記加算操作に応じて、前記遊技機が記憶する前記ポイントを加算可能にするポイント加算手段と、
    前記遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶する前記ポイントを、前記管理装置に移行可能にするポイント制御手段と、
    排出操作を受付ける排出操作受付手段と、
    前記排出操作に応じて、前記管理装置における記憶媒体を利用者へ排出する排出手段と、
    前記遊技機が前記ポイントを記憶していない場合、前記排出操作を契機に、前記記憶媒体の排出の実行を決定し、前記遊技機が前記ポイントを記憶している場合、前記排出操作を契機に、前記記憶媒体の排出の保留を決定する決定手段と、
    前記排出操作による前記記憶媒体の排出を保留する期間において、前記加算操作がされると、当該排出操作を無効にして前記保留を解除する解除手段と
    を具備する管理装置。
  2. 前記記憶媒体の排出を保留する期間において、前記遊技機が前記ポイントを記憶している旨を報知可能にする報知制御手段
    を具備する請求項に記載の管理装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記遊技機が記憶する前記ポイントの移行が完了した契機で、前記記憶媒体の排出の実行を決定可能な
    請求項1または請求項に記載の管理装置。
  4. 遊技に用いるポイントを記憶する遊技機を管理するためのプログラムであって、
    加算操作を受付ける処理と、
    前記加算操作に応じて、前記遊技機が記憶する前記ポイントを加算可能にする処理と、
    前記遊技機で移行操作がされると、当該遊技機が記憶する前記ポイントを、管理装置に移行可能にする処理と、
    排出操作を受付ける処理と、
    前記排出操作に応じて、前記管理装置における記憶媒体を利用者へ排出する処理と、
    前記遊技機が前記ポイントを記憶していない場合、前記排出操作を契機に、前記記憶媒体の排出の実行を決定し、前記遊技機が前記ポイントを記憶している場合、前記排出操作を契機に、前記記憶媒体の排出の保留を決定する処理と、
    前記排出操作による前記記憶媒体の排出を保留する期間において、前記加算操作がされると、当該排出操作を無効にして前記保留を解除する処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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