JP6859160B2 - Pc部材の製造装置 - Google Patents
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Description
また、この製造装置では、複数本のPC用鋼線に同時に緊張力を導入するために、大型の緊張ジャッキを用いる。
この製造装置は、複数のPC部材を同時に効率よく量産する用途に適している。
また、第1緊張ポスト10の上部には、突起12が形成されている。これにより、突起12上に上部反力梁60を搭載する。
更に、第1緊張ポスト10の中間部にも、Y方向に貫通する貫通孔13が形成されている。貫通孔13には、定着用緊張材(PC鋼棒等)15が挿入される。定着用緊張材15の一端には、定着用緊張材15とPC用緊張材5とを接続するためのカプラ16が設けられる。定着用緊張材15の他端は、プレートP及びナットNを用いて、第1緊張ポスト10に固定される。
また、第2緊張ポスト20の上部には、突起22が形成されている。これにより、突起22上に上部反力梁60を搭載する。
更に、第2緊張ポスト20の中間部にも、Y方向に貫通する貫通孔23が形成されている。貫通孔23には、定着用緊張材(PC鋼棒等)25が挿入される。定着用緊張材25の一端には、定着用緊張材25とPC用緊張材5とを接続するためのカプラ26が設けられる。定着用緊張材25の他端は、プレートP及びナットNを用いて、第2緊張ポスト20に固定される。
まず、反力ベッド40を組み立てる。具体的には、平地において、3個の反力スラブ42をX方向(幅方向)に並べて配置する。その後、ポストテンション方式を用いて反力スラブ42を一体化する。例えば、反力スラブ42のX方向に設けられたシース内に接続用緊張材(PC鋼棒、PC鋼より線、高強度鉄筋等)を通し、緊張ジャッキ(センターホールジャッキ)で接続用緊張材に緊張力を導入し、鋼くさび(チャック)と鋼円筒(コーン)を用いて反力スラブ42と接続用緊張材とを定着させる。これにより、プレストレスが導入された反力ベッド40を得る。
次に、第1緊張ポスト10及び第2緊張ポスト20を組み立てる。具体的には、まず最初の第1緊張ポスト10を反力ベッド40の一辺側の対応位置に配置する。その後、第1緊張ポスト10の下部に設けられた貫通孔11を通して、反力ベッド40に埋め込まれたインサート46に全ねじボルトBの一端側を嵌合する。その後、全ねじボルトの他端側にプレートPを介してナットNを嵌合することにより、反力ベッド40に第1緊張ポスト10を固定する。
同様に、他の第1緊張ポスト10を反力ベッド40に固定する。これにより、複数の第1緊張ポスト10が反力ベッド40の一辺に沿って配列される。
同様に、他の第2緊張ポスト20を反力ベッド40に固定する。これにより、複数の第2緊張ポスト20が反力ベッド40の他辺に沿って配列される。
これにより、第1緊張ポスト10と第2緊張ポスト20との対からなる複数のポスト対30が、反力ベッド40を挟んで対向して配列される。
次に、反力ベッド40上に、鉄骨56及び鉄骨57を介して、型枠50を配置する。
次に、PC用緊張材5の配置を行う。具体的には、まず最初のPC用緊張材5の一端を、型枠50の端部と第1緊張ポスト10との間の空間において、カプラ16を介して第1緊張ポスト10の定着用緊張材15に接続する。また、PC用緊張材5の他端を、型枠50の端部と第2緊張ポスト20との間の空間において、カプラ26を介して第2緊張ポスト20の定着用緊張材25に接続する。これにより、PC用緊張材5は、カプラ26及び定着用緊張材25を介して第2緊張ポスト20の外側の定着プレートP及び定着用ナットNで本固定され、カプラ16及び定着用緊張材15を介して第1緊張ポスト10の外側の定着プレートP及び定着用ナットNで仮固定される。
同様に、他のPC用緊張材5を順に仮固定する。これにより、複数本のPC用緊張材5が、Y方向(長さ方向)に延在するように、X方向に配列される。
このとき、PC構造用のPC用緊張材5とは別に、RC構造用の鉄筋を、例えばPC部材3の表面側及び裏面側に配筋してもよい。
次に、上部反力梁60を取り付ける。具体的には、予め組み立てられた上部反力梁鉄骨62を第1緊張ポスト10の突起12及び第2緊張ポスト20の突起22に搭載することにより、上部反力梁60を第1緊張ポスト10と第2緊張ポスト20との間に取り付ける。
次に、最初の第1緊張ポスト10の定着用緊張材15に緊張ジャッキ(センターホールジャッキ)70をセットし、最初のPC用緊張材5に緊張力を導入する。そして、定着プレートP及び定着用ナットNを用いて定着用緊張材15を本固定することにより、PC用緊張材5を第1緊張ポスト10に定着する。
同様に、他のPC用緊張材5に1本ずつ順次に緊張力を導入する。
次に、型枠50にコンクリートを打ち込む。
次に、蒸気養生等の適切な養生を行い、コンクリートを硬化させる。
次に、プレストレス導入時強度の確認を行った後、緊張ジャッキ70を用いて第1緊張ポスト10の定着用緊張材15を緩め、コンクリートにプレストレスの導入を行う。
次に、カプラ16,26を外し、PC部材3を型枠50から外す。
また、小さいPC部材を生産する場合には、反力スラブ42の数、第1緊張ポスト10及び第2緊張ポスト20の数を少なくすることができ、経済的である。
また、PC部材の大きさに応じて製造装置の大きさを変更することができ、PC用緊張材5の廃棄量を低減することができる。
これにより、PC部材の製造装置1を容易に移動させることができる。そのため、PC部材の製造場所が制限されない。例えば、工場等の特定の施設だけでなく、PC部材を使用する現場等でPC部材を容易に製造可能となる。
上述した実施形態では、四角柱形状の第1緊張ポスト10及び第2緊張ポスト20を例示したが、第1緊張ポスト10及び第2緊張ポスト20の形状はこれに限定されない。
3 PC部材
5 PC用緊張材
10 第1緊張ポスト
11,13,21,23 貫通孔
12,22 突起
15,25 定着用緊張材
16,26 カプラ
18,28 支持部材
20 第2緊張ポスト
30 ポスト対
40 反力ベッド
42 反力スラブ
50 型枠
56,57 鉄骨
60 上部反力梁
62 上部反力梁鉄骨
70 緊張ジャッキ
Claims (4)
- 複数本のPC用緊張材を備え、プレテンション方式でプレストレスが導入されたPC部材を製造する装置であって、
前記PC用緊張材に緊張力を導入するための、第1緊張ポストと第2緊張ポストとの対からなる複数のポスト対と、前記複数のポスト対の間に配置され、前記PC用緊張材への緊張力導入時の反力を受けて前記複数のポスト対を支える反力ベッドとを備え、
前記複数のポスト対は、前記第1緊張ポストを、前記反力ベッドの一辺に沿って複数配置し、前記第2緊張ポストを、前記一辺と対向する他辺に沿って複数配置して、前記複数本のPC用緊張材に別個独立して緊張力を導入可能に構成され、
前記反力ベッドは、複数の反力スラブが平面配置されてなる、
PC部材の製造装置。 - 前記反力ベッドは、前記複数のポスト対の間の底部に配置される、請求項1に記載のPC部材の製造装置。
- 前記複数のポスト対の間の上部に配置され、前記PC用緊張材への緊張力導入時の反力を受けて前記複数のポスト対を支える上部反力梁を更に備える、請求項1又は2に記載のPC部材の製造装置。
- 前記第1緊張ポスト及び前記第2緊張ポストは、垂直方向に延在する円柱形状をなし、垂直方向に沿った中心軸に対して回転可能に配置される、
請求項1〜3の何れか1項に記載のPC部材の製造装置。
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