JP6857670B2 - アキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6857670B2
JP6857670B2 JP2018565087A JP2018565087A JP6857670B2 JP 6857670 B2 JP6857670 B2 JP 6857670B2 JP 2018565087 A JP2018565087 A JP 2018565087A JP 2018565087 A JP2018565087 A JP 2018565087A JP 6857670 B2 JP6857670 B2 JP 6857670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
electric machine
rotary electric
type rotary
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018565087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018142441A1 (ja
Inventor
恭永 米岡
恭永 米岡
高橋 秀一
秀一 高橋
利文 鈴木
利文 鈴木
酒井 亨
亨 酒井
高橋 大作
大作 高橋
大地 野村
大地 野村
潤 櫻井
潤 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Publication of JPWO2018142441A1 publication Critical patent/JPWO2018142441A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6857670B2 publication Critical patent/JP6857670B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

本発明は軸方向にロータとステータを対向させたアキシャルギャップ型回転電機に関する。
アキシャルギャップ型回転電機は、軸方向にロータとステータを対向させた構造であるため、ラジアルギャップ型に比べて軸方向長さを短くでき、回転電機自体を薄型化できる特徴がある。一方、その製造組み立てにおいては、ロータとステータ間のギャップ調整を行なう必要がある。
本技術分野の背景技術として、特開2015−61394号公報(特許文献1)がある。特許文献1では、1ロータ−2ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機が開示され、クランクケースに軸受を介して支持されるクランク軸の一方にテーパ軸が設けられ、テーパ軸にはアダプタが取り付けられ、第1のステータを備えた第1のステータケースが、クランクケースに対して取り付けられる。次いで、テーパ軸に固定されるアダプタには、ロータが組み付けられ、アダプタとロータとの間には、ロータとステータとの間のエアギャップを調整するため所定の厚み寸法を備えるシムが挟み込まれる。そして、第2のステータを備えた第2のステータケースがロータを挟み込むように、第1のステータケースに対して取り付けられる構成が開示されている。
特開2015−61394号公報
特許文献1では、ロータとステータとの間のエアギャップを調整するためにシムを挟み込み組立て調整するが、組立て後は、ロータとステータは第1、第2のステータケースで覆われるため、組立て後にエアギャップを目視確認できないという問題がある。そのため、組立てた後にエアギャップが不良であるかの判定が出来ず、不良率が増加するという懸念がある。
本発明は、上記背景技術及び課題に鑑み、その一例を挙げるならば、アキシャルギャップ型回転電機であって、主軸を中心に回転するロータと、主軸方向にロータと対向して配置されたステータと、ステータを固定するハウジングと、ハウジングに結合され軸受を保持しロータが回転可能に保持されているブラケットと、を有し、ハウジングの内側にロータとステータが配置され、ロータとステータとの間のエアギャップの径方向延長線上に位置する貫通穴をハウジングに有する構成とした。
本発明によれば、組立て後にエアギャップを目視確認できるアキシャルギャップ型回転電機を提供できる。
実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が円の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が楕円の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が横長の矩形の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が矩形の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が縦長の楕円の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が縦長の矩形の場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、上面の1箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、側面1箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、対向する側面2箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、上面と側面の2箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、斜め方向2箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、上面及び対向する側面の3箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、側面の等ピッチの3箇所に貫通穴がある場合の図である。 実施例1におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、端子箱がない場合の図である。 実施例2におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴に貫通穴キャップを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 図16の貫通穴キャップにハウジング用温度センサを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 図16の貫通穴キャップにハウジング内気用温度センサを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 図16の貫通穴キャップに貫通穴を開けセンサ線を取り出した構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 図16の貫通穴をネジ穴とし、貫通穴キャップとして吊りボルトを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。 従来のアキシャルギャップ型回転電機のステータ、ロータ、ハウジングの位置関係を示す斜視図である。 従来のアキシャルギャップ型回転電機のモータ部の構造を示す斜視図である。 従来のアキシャルギャップ型回転電機のステータ、ロータ、ハウジングの位置関係を示す、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。
以下、本発明を適用した実施例を図面を用いて説明する。
まず、本発明の前提となる、アキシャルギャップ型回転電機について説明する。
図21は、従来のアキシャルギャップ型回転電機のステータ、ロータ、ハウジングの位置関係を示す斜視図である。アキシャルギャップ型回転電機の構成としては、1ステータ1ロータ型、1ステータ2ロータ型、2ステータ1ロータ型、などの組み合わせがあるが、本実施例では、1ステータ2ロータ型を例にとって説明する。
図21において、ハウジング40は、基本的に主軸方向に延伸する円筒形状となるが、説明のために断面図を示している。そのハウジング40の円筒内側にステータ30とロータ20を配置する構造となる。ステータ30は、ハウジング40の軸方向中央部に配置、固定され、2つのロータ20が、図示しない主軸方向にステータ30と対向しステータ30を挟む形で配置される。
図22は、従来のアキシャルギャップ型回転電機のステータ30とロータ20の構造を示す斜視図である。図22に示すように、ステータ30は、鉄心31、ボビン32、コイル33からなり、それらの間の空間を埋めるように絶縁樹脂が充填されて一体のステータとなる。ステータ30は絶縁樹脂の接着強度でハウジング40に保持され、ハウジング40は、その内側には段差を設けてステータ30の軸方向に外れないように構成し、また、回転方向一部に切り欠きなどの溝、または突起を設け、回転方向にも回転しないような構造とする。ロータ20は、ロータヨーク22と永久磁石21によって構成される。
図23は、従来のアキシャルギャップ型回転電機のステータ、ロータ、ハウジングの位置関係を示す、主軸60に対して片側の断面のみを示す模式図である。図23において、鉄心31、コイル33で構成されるステータ30が絶縁樹脂で充填されてモールド35で成形されてハウジング40に固定されている。また、ロータヨーク22と永久磁石21によって構成される2つのロータ20が主軸60方向にステータ30を挟む形で配置される。また、ハウジング40に結合されたブラケット50に配置された軸受65でロータ20が回転可能に保持されている。なお、34はステータ30のコイル33から引き出された渡り線であって、これも絶縁樹脂で充填されてモールド35で成形される。
ここで、ステータ30とロータ20をハウジング40に組み込む際には、ロータ20とステータ30との間のエアギャップ25を調整する必要があり、予め計算した距離になるようにシムを挟み込む等して組立て調整するが、組立て後は、ロータ20とステータ30はハウジング40で覆われるため、組立て後にエアギャップを目視確認できないという問題がある。そのため、組立て後に正常にエアギャップが形成されているかの確認を行う手立てがなく、不良であった場合は不良率が増加するという懸念がある。
そこで、本実施例のアキシャルギャップ型回転電機においては、ハウジング40に貫通穴を設け、その貫通穴を介してロータ20とステータ30との間のエアギャップを目視できるように構成した。
図1に、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の主軸に対して片側の断面のみを示す模式図を示す。図1において、図23と同じ構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。図1において、図23と異なる点は、ハウジング40に貫通穴70を設けた点である。図1に示すように、貫通穴70は、ロータ20とステータ30との間のエアギャップ25の径方向延長線上に位置し、エアギャップ25を目視できるようにハウジング40上に配置される。なお、貫通穴70は、主軸方向で、エアギャップ25の真上に位置するように配置されるのが望ましい。
また、図1において、貫通穴70は主軸60方向に1つしかなく、図1紙面上の右側のロータ20とステータ30との間のエアギャップ25のみを目視できる。これは、図1紙面上の左側のロータ20とステータ30との間のエアギャップ25の紙面上部の位置には渡り線34があるため、貫通穴を設けてもエアギャップ25を目視できないからである。なお、渡り線34を紙面上でステータ30の1周で左右に振り分けるように配置するか、または、渡り線34をエアギャップ25部分にはみ出さないように、ステータ30の周方向に配置するように構成すれば、貫通穴70を主軸60方向に2つ設けることで、左右のロータ20のエアギャップ25を目視できる。
図2は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図である。図2においては、貫通穴70は円形状としており、エアギャップ25を測定するためのゲージが挿入できる形状、大きさが望ましい。また、貫通穴70は、エアギャップ25が貫通穴70の中心に位置するように配置するのが望ましい。円形状とすることで、加工が簡単であるという効果がある。
図3は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が楕円の場合を示している。貫通穴70をエアギャップ25に沿って長円とすることで、エアギャップ25を広い範囲にわたって一覧できる効果がある。なお、図4のようにエアギャップの長手方向に横長の矩形としても同様の効果を得ることができる。
図5は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が矩形の場合を示している。貫通穴70をロータ20とステータ30の断面に沿った2辺をもつ矩形とすることで、エアギャップ25が平行になっているか、言い換えれば、ステータ30に対してロータ20が平行に配置されているかを目視で確認できる効果がある。また、円形に比べて、同じ直径の場合、見える範囲が広いので見やすいという効果がある。また、ロータ20やステータ30の外観に異常がないか等の確認も可能である。
図6は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴から見た構成の模式図であり、貫通穴形状が縦長の楕円の場合を示している。貫通穴70をエアギャップ25の長手方向と直交する方向に長円とすることで、ロータ・ステータの構成を変えてエアギャップ位置やエアギャップ長を変更した場合にも、ハウジングを共用化することができる。また、図7のように縦長の矩形としても同様の効果を得ることができる。
もちろん、本実施例において、貫通穴は図2から図7の形状に限らず、ロータ・ステータの側面およびエアギャップ長が確認できる大きさがあれば円形・矩形以外の形状でも構わない。例えば、軸方向に対して斜めの長円あるいは多角形でもよい。
図8は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴70の位置を表す模式図である。図8において、45はハウジング脚であって、アキシャルギャップ型回転電機の上部に端子箱41を有しており、貫通穴70も上部に1箇所設けている。貫通穴70を上部に設けることで、貫通穴70を介してエアギャップ25を目視する際に楽に確認ができるという効果がある。また、端子箱41と同じ面に配置することで、端子箱41によって風の流れが遮られるため、ほこり等が入りづらいという効果がある。なお、貫通穴70が1箇所であっても、ロータを回転させることでロータ側のゆがみも確認することが可能である。
図9は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴70の位置を表す模式図であり、ハウジング40の側面1箇所に貫通穴70がある場合を示している。図9の構成は、アキシャルギャップ型回転電機は軸方向に薄くできるという効果があるので、端子箱41の位置と異なる位置に貫通穴70を設けることで、軸方向に薄くできるという特徴を生かすことができる。
図10は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴70の位置を表す模式図であり、ハウジング40の対向する側面2箇所に貫通穴がある場合を示している。端子箱41の位置と異なる位置に貫通穴70を設けるという点で、図9と同様の効果があるのに加え、また、複数の貫通穴70を有するので、スキマゲージで、エアギャップ25の奥まで確認できる。また、複数の貫通穴70からの確認で、ロータ側に加え、ステータ側のゆがみも確認することが可能である。
図11は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、上面と側面の2箇所に貫通穴がある場合を示している。図8、図9と同様の効果があるのに加え、図10と同様の効果がある。
図12は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、斜め方向2箇所に貫通穴がある場合の図である。図11と同様の効果があるのに加え、図11より、貫通穴70を介してエアギャップ25を目視する際に楽に確認ができるという効果がある。
図13は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、上面及び対向する側面の3箇所に貫通穴がある場合を示している。図11に比べて観察できる貫通穴が増加した分、より広範囲にエアギャップ25および、ステータ側のゆがみを確認することが可能である。
図14は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、側面の等ピッチの3箇所に貫通穴がある場合を示している。図13に比べて、等ピッチに貫通穴があるため、より広範囲にエアギャップ25および、ステータ側のゆがみを確認することが可能となる。
図15は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機を主軸方向から見た貫通穴の位置を表す模式図であり、端子箱がない場合の例を示している。貫通穴70は等ピッチではなく、複数個所設けられている。これら図8から図15のように、モータを設置する状況に合わせて端子箱の有無、貫通穴70の位置および個数を変更しても構わない。また、複数個設ける場合も、等ピッチに設けなくともよい。
以上のように、本実施例では、ハウジングに貫通穴を設け、その貫通穴を介してロータとステータとの間のエアギャップを目視できるように構成したので、ステータとロータをハウジングに組み込んだ後でもエアギャップを目視確認できるので、組立て後に正常にエアギャップが形成されているかの確認を行なうことが出来、不良率が低減できるという効果がある。
本実施例は、実施例1で設けた貫通穴を塞ぐ貫通穴キャップを有し、エアギャップの目視確認以外の場合には、貫通穴を塞ぐことでほこりや異物の侵入を防ぐ点について説明する。
図16は、本実施例におけるアキシャルギャップ型回転電機の貫通穴に貫通穴キャップを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。図16において、図1と同じ構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。図16において、図1と異なる点は、貫通穴70に貫通穴キャップ74を設けた点である。図12に示すように、貫通穴70に貫通穴キャップ74を設けることで、貫通穴70を介したエアギャップの目視確認を行なう以外の場合には、貫通穴70を貫通穴キャップ74で塞ぐことで、ほこりや異物の侵入を防ぐことが出来る。貫通穴キャップ74は金属、樹脂でもよい。また、貫通穴キャップ74を透明部材とすれば、回転状態が外部から観察できる。また、ロータ周面に縞模様を設け貫通穴キャップ74の透明部材を介して外部からセンサで監視することで回転検出することも可能である。また、貫通穴キャップ74にセンサを設け、そのセンサで監視することで回転検出することも可能である。
図17は、図16の貫通穴キャップ74にハウジング用温度センサを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。図17において、ハウジング用温度センサ75を貫通穴キャップ74に設けることで、ハウジング用温度センサ75用の取付け座を別途設ける必要がなく、別途取付け座を軸方向に設けると軸長が増加し、径方向に設けると取付け座を設けない同じ径寸法に対して磁極の径方向が減少するため磁極面積が減少し出力低下が生じるという問題を解決することが出来る。また、取り外しが簡単という効果もある。
図18は、図16の貫通穴キャップ74にハウジング内気用温度センサを取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。図18において、内気用温度センサ76を貫通穴キャップ74に設けることで、内気用温度センサ76用の取付け座を別途設ける必要がなく、図17と同様に、軸長増加や出力低下の問題を解決出来、取り外しが簡単という効果がある。
また、内気用温度センサ76の代わりに、磁極位置検出センサや回転検出センサ、位置検出センサを取り付けて回転検出してもよい。
図19は、図16の貫通穴キャップに貫通穴を設けセンサ線78を取り出した構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。図19において、ステータ30に貼り付けた熱電対等のセンサからのセンサ線78を、貫通穴を設けた貫通穴キャップ兼引出線用ブッシュ77の貫通穴から取り出すように構成している。これにより、センサ線78を取り出すための穴を別途設ける必要がないという効果がある。
図20は、図16の貫通穴70をネジ穴とし、貫通穴キャップとして吊りボルト79を取り付けた構成の、主軸に対して片側の断面のみを示す模式図である。図20において、貫通穴キャップと吊りボルト79を兼用することで、別途吊りボルトを設ける必要がないという効果がある。
以上実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は1ステータ2ロータ型のアキシャルギャップ型回転電機を例に説明したが、1ステータ1ロータ型や2ステータ1ロータ型でも適用できるのは明らかである。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、例えば、図2から図7に示した形状が異なる貫通穴に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
20:ロータ、21:永久磁石、22:ロータヨーク、25:エアギャップ、30:ステータ、31:鉄心、32:ボビン、33:コイル、34:渡り線、35:モールド、40:ハウジング、41:端子箱、45:ハウジング脚、50:ブラケット、60:主軸、65:軸受、70:貫通穴、74:貫通穴キャップ、75、76:温度センサ、77:貫通穴キャップ兼引出線用ブッシュ、78:センサ線、79:吊りボルト

Claims (12)

  1. 主軸を中心に回転するロータと、
    前記主軸方向に前記ロータと対向して配置されたステータと、
    前記ステータを固定するハウジングと、
    前記ハウジングに結合され軸受を保持し前記ロータが回転可能に保持されているブラケットと、を有し、
    前記ハウジングの内側に前記ロータと前記ステータが配置され、前記ロータと前記ステータとの間のエアギャップの径方向延長線上に位置する貫通穴を前記ハウジングに有し、
    前記貫通穴は、前記エアギャップに沿って前記主軸に垂直な方向に延びる長円形状であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  2. 主軸を中心に回転するロータと、
    前記主軸方向に前記ロータと対向して配置されたステータと、
    前記ステータを固定するハウジングと、
    前記ハウジングに結合され軸受を保持し前記ロータが回転可能に保持されているブラケットと、を有し、
    前記ハウジングの内側に前記ロータと前記ステータが配置され、前記ロータと前記ステータとの間のエアギャップの径方向延長線上に位置する貫通穴を前記ハウジングに有し、
    前記貫通穴は、前記ロータと前記ステータの前記主軸に垂直な方向の断面に沿った前記ハウジング上の2辺をもつ矩形形状であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 主軸を中心に回転するロータと、
    前記主軸方向に前記ロータと対向して配置されたステータと、
    前記ステータを固定するハウジングと、
    前記ハウジングに結合され軸受を保持し前記ロータが回転可能に保持されているブラケットと、を有し、
    前記ハウジングの内側に前記ロータと前記ステータが配置され、前記ロータと前記ステータとの間のエアギャップの径方向延長線上に位置する貫通穴を前記ハウジングに有し、
    前記貫通穴は、前記エアギャップの長手方向と直交し前記主軸の方向に延びる長円形状であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングは前記主軸方向に延伸する円筒形状であって、
    前記ハウジングに設けたハウジング脚側を前記ハウジングの下部としたとき、前記ハウジングの上部に端子箱を有し、
    前記ハウジング上の前記貫通穴の位置を前記主軸方向から見て前記端子箱の位置としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  5. 請求項1から3の何れか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングは前記主軸方向に延伸する円筒形状であって、
    前記ハウジングに設けたハウジング脚側を前記ハウジングの下部としたとき、前記ハウジング上の前記貫通穴の位置を前記主軸方向から見て前記ハウジングの側面としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 請求項1から3の何れか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングは前記主軸方向に延伸する円筒形状であって、
    前記ハウジングに設けたハウジング脚側を前記ハウジングの下部としたとき、前記ハウジングの上部に端子箱を有し、
    前記ハウジング上の前記貫通穴の位置を前記主軸方向から見て前記端子箱の位置からずらした位置としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 請求項5記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジング上の前記貫通穴の位置を前記主軸方向から見て前記ハウジングの対向する側面2箇所としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 請求項1から3の何れか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングは前記主軸方向に延伸する円筒形状であって、
    前記ハウジングに設けたハウジング脚側を前記ハウジングの下部としたとき、前記ハウジング上の前記貫通穴の位置を前記主軸方向から見て前記ハウジングの側面の等ピッチの3箇所としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  9. 請求項1から3の何れか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記貫通穴に貫通穴キャップを取り付けたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  10. 請求項9記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記貫通穴キャップにハウジング用温度センサまたは内気用温度センサを取り付けたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  11. 請求項9記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記貫通穴キャップに貫通穴を設け、センサ線を取り出す構成としたことを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
  12. 請求項9記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記貫通穴キャップは透明部材であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機。
JP2018565087A 2017-01-31 2017-01-31 アキシャルギャップ型回転電機 Active JP6857670B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/003289 WO2018142441A1 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 アキシャルギャップ型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018142441A1 JPWO2018142441A1 (ja) 2019-11-07
JP6857670B2 true JP6857670B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=63040394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018565087A Active JP6857670B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 アキシャルギャップ型回転電機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6857670B2 (ja)
CN (1) CN110089010A (ja)
WO (1) WO2018142441A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023048227A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 株式会社デンソー 回転電機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598266U (ja) * 1982-07-01 1984-01-19 三菱電機株式会社 ブレ−キ付電動機
JPS60181155U (ja) * 1985-04-30 1985-12-02 株式会社三協精機製作所 小型電動機
JPH0567169U (ja) * 1991-04-04 1993-09-03 三菱電機株式会社 回転電機
JP3017953B2 (ja) * 1996-07-24 2000-03-13 株式会社東芝 電動機の回転子及びその製造方法
ES2393585T3 (es) * 2009-06-24 2012-12-26 Converteam Technology Ltd Estructuras de suspensión
JP2011250537A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Daikin Ind Ltd アキシャルギャップ型モータ、流体機械、及び流体機械の組立て方法
JP6208333B2 (ja) * 2014-04-14 2017-10-04 株式会社日立産機システム アキシャルギャップ型回転電機
JP6290013B2 (ja) * 2014-06-24 2018-03-07 株式会社日立産機システム 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018142441A1 (ja) 2019-11-07
CN110089010A (zh) 2019-08-02
WO2018142441A1 (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5930409B2 (ja) 回転電機
US9923436B2 (en) Rotor for a rotary electric machine
US20160020653A1 (en) Motor
JP2007089291A5 (ja)
US11190070B2 (en) Rotor for rotating electrical machine
JP5267751B1 (ja) 回転電機
WO2017141412A1 (ja) アキシャルギャップ回転電機
JP2010110110A (ja) レゾルバ一体型回転電機及びロータコア
US6867518B2 (en) Sealed motor and method of employing same
JP6857670B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP6138489B2 (ja) 永久磁石の同期マシン及びそれを製造し組み立てるための方法
JP2012100425A (ja) 外転型の電動機
JP2021058078A (ja) モータおよび送風装置
JP5237776B2 (ja) 回転電機
JP2018110498A (ja) 回転型差動変圧器
JP2014225935A (ja) 永久磁石式回転電機
JP6503016B2 (ja) ロータおよび回転電機
JP6715585B2 (ja) モータ
JP2015053352A (ja) ベアリング一体型ロータリトランス、およびそれを用いたモータ
JP2011083146A (ja) 永久磁石形回転電機
JP5704211B2 (ja) 永久磁石形回転電機
JP5232573B2 (ja) モータ
JP6176379B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP6210160B2 (ja) 同期リラクタンス回転電機
JP2015104176A (ja) 回転電機ロータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6857670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150