JP5704211B2 - 永久磁石形回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ACサーボモータのような回転電機に関するもので、特に回転子の構造に関するものである。
従来の、固定子と、回転自在に支持された概円筒形の回転子を備えた永久磁石形回転電機には、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石を配した回転子を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
図17は、従来の永久磁石形回転電機の径方向断面図であり、固定子と、回転自在に支持された概円筒形の回転子を備えた永久磁石形回転電機の構造例である。
図において、永久磁石形回転電機は、固定子1と、回転自在に支持された概円筒形の回転子2を備え、回転子は、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石9を配する。
回転子は、回転子鉄心7aの永久磁石装着孔7dに永久磁石を保持し、回転子鉄心は、永久磁石を保持する必要上、永久磁石の外側のブリッジ部7bと2つの永久磁石に挟まれた内側のブリッジ部7cを回転子鉄心に有する。
このように、永久磁石は、回転子鉄心に保持されているため、永久磁石に作用する遠心力は回転子鉄心が支持し、永久磁石や回転子鉄心外周に作用するトルクは、回転子鉄心よりシャフト8に支持される。
従来の別の永久磁石形回転電機には、永久磁石や回転子鉄心外周に作用するトルクが側板を介して、シャフトに支持されるものもある(例えば、特許文献2参照)。
図18は、従来の別の永久磁石形回転電機の回転子の側面図と径方向断面図であり、固定子と、回転自在に支持された概円筒形の回転子を備えた永久磁石形回転電機の別の構造例である。
図において、回転子10は、磁極毎に分離され、円周状に配置されたポールシューを構成する回転子鉄心16と、各々のポールシューの間に放射状に配置された永久磁石14を有し、前記ポールシューを構成する回転子鉄心と永久磁石は、側板24に固定されている。
ポールシューを構成する回転子鉄心は、1極ごとに分割され、ロッド22をもって、側板に固定され、側板は、シャフト12に固定されている。
回転子鉄心は、永久磁石の外側と永久磁石の内側で磁極毎に分離されているため、図17で示したような、ブリッジ部を、N極からS極へショートカットする洩れ磁束が少なく、永久磁石より発生する磁束の多くがギャップに向い、ブリッジ部を有する永久磁石形回転電機に比べ、発生し得る最大トルクを増大できる。
このように、従来の永久磁石形回転電機には、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石や回転子鉄心外周に作用する遠心力やトルクを、回転子鉄心とシャフトで支持するものがあり、また、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石を配する回転子以外では、磁極毎に分離された回転子鉄心を側板で支持することで、ブリッジ部を廃し、永久磁石形回転電機が発生し得る最大トルクを大きくしたものもある。
特開2006−304546号公報(第9頁、図1) 特許3224890号公報(第9頁、図1)
特許文献1に示した、従来の永久磁石形回転電機は、永久磁石の外側のブリッジ部と2つの永久磁石に挟まれた内側のブリッジ部を回転子鉄心に有するため、永久磁石より発生する磁束の一部は、ギャップに達せず、2種類のブリッジ部を、N極からS極へショートカットする洩れ磁束となる。このことは、ギャップ磁束密度を低下させ、永久磁石形回転電機が発生し得る最大トルクを大きく低下させる。
特許文献2に示した、従来の別の永久磁石形回転電機は、永久磁石や回転子鉄心外周に作用するトルクが側板を介して、シャフトに支持されているため、強大なトルクには耐えることができない。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、洩れ磁束を低減することで、発生し得る最大トルクを増大するとともに、強大なトルクに耐え得る構造の回転子を有し、高トルク化に伴い増大しがちなコギングトルクを低位に保つことができる永久磁石形回転電機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
発明は、
オープンスロットの固定子鉄心と、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石で磁極を構成する永久磁石形回転電機において、
ティース内周部は、中央の円弧部と両側の直線部を連結した形状を有し、ポールシュー外周部は、中央の円弧部と両側の直線部を連結した形状を有することを特徴とする永久磁石形回転電機とするものである。
また、発明は、
ティース内周部を構成する円弧部は、他のティース内周部を構成する円弧部と共通の同心円の一部であり、ティース内周部を構成する両側の直線部は、径方向と垂直な直線の一部であることを特徴とするものである。
また、発明は、
ポールシュー外周部を構成する円弧部は、他のポールシュー外周部を構成する円弧部と共通の同心円の一部であり、ポールシュー外周部を構成する両側の直線部は、円弧部の端部から、永久磁石の角を結ぶ直線であることを特徴とするものである。
また、発明は、
前記固定子鉄心のティース部の巾は、径方向に対し一定、または、内径側が小さくなっていることを特徴とするものである。
発明によると、
比較的増大しがちであったオープンスロットの固定子鉄心を有する永久磁石形回転電機のコギングトルクを、最大トルクの増大に逆らって、低位に保つことができる。
また、発明によると、
永久磁石形回転電機のコギングトルクを、最大トルクの増大に逆らって、低位に保つことができる
また、発明によると、
固定子鉄心のティース部の巾は、径方向に対し一定、または、内径側が小さくなっているため、固定子コイルの設計スペースが大きく、かつ最大トルクの大きい永久磁石形回転電機を提供できる。
本発明の第1実施例を示す永久磁石形回転電機の軸方向断面図 前記回転電機の径方向断面図 前記回転電機の回転子の軸方向断面図 前記回転電機の回転子の部品構成説明図 前記回転電機の回転子の組立説明図 組み立てられた回転子の斜視図 固定子鉄心の形状説明図 本発明の第2実施例を示す永久磁石形回転電機の径方向断面図 前記回転電機の固定子鉄心とポールシューを構成する回転子鉄心の形状説明図 ポールシュー外周部におけるコギングトルク低減手順説明図 a の値をA1からA6 まで、変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果 ティース内周部におけるコギングトルク低減手順説明図 h の値を変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果 コギングトルク解析結果 従来の永久磁石形回転電機の回転子鉄心 従来の永久磁石形回転電機と、本実施例の永久磁石形回転電機のトルク特性比較図 従来の永久磁石形回転電機の径方向断面図 従来の別の永久磁石形回転電機の回転子の側面図と径方向断面図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、ACサーボモータに供する、本発明の第1実施例を示す永久磁石形回転電機の軸方向断面図である。
図において、前記回転電機は、固定子と、回転自在に支持された概円筒形の回転子60を備える。回転子は、負荷側軸受58と反負荷側軸受59を介して、負荷側ブラケット51と反負荷側ブラケット52に回転自在に支持されている。
シャフト61の反負荷側端部には、回転子の回転位置を検出するためのエンコーダ部57が設置されている。
固定子は、固定子鉄心53と固定子コイル54よりなり、固定子コイルは、インシュレータ55を介し、負荷側ブラケットと密着するように装着されている。
固定子コイルへの通電は、外部より、図示しないリード線を介して、固定子コイルの結線部56より供給される。
反負荷側ブラケットは、フレーム50とともに、図示しないボルトで、負荷側ブラケットに締結されている。
負荷側軸受の外側には、グリス封入のためのオイルシール49を設けている。
図2は、前記回転電機の径方向断面図である。
図において、固定子は、ティース毎に分割された固定子鉄心53と、集中巻に巻回され、外形状を圧縮成形された固定子コイル54より構成されている。固定子コイルは、インシュレータ55をもって、固定子鉄心や負荷側ブラケット51と絶縁されている。
分割された固定子鉄心のティース部53aの巾は、径方向に対し一定であり、いわゆるオープンスロットである。
回転子60は、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石62と、前記2つの永久磁石の間に磁極毎に分離されたポールシューを構成する回転子鉄心65を有し、10極の磁極を構成している。永久磁石の外側と内側で磁極毎に分離されているため、図17で示したような、ブリッジ部を、N極からS極へショートカットする洩れ磁束が少なく、永久磁石より発生する磁束の多くがギャップに向い、ブリッジ部を有する永久磁石形回転電機に比べ、発生し得る最大トルクを増大できる。
ロッド63は、電磁鋼板を積層してなるポールシューを構成する回転子鉄心を貫通している。
略星形状の回転子鉄心64は、永久磁石やポールシューを構成する回転子鉄心に作用するトルクに対し、回転子の周方向に支持し、凹凸による契合部64bを持って、シャフトに嵌合固定されているため、強大なトルクに耐え得る構造の回転子とすることができる。
図3は、前記回転電機の回転子の軸方向断面図である。
図において、回転子は、永久磁石62とポールシューを構成する回転子鉄心65を回転子の径方向に支持する負荷側側板66と反負荷側側板67を、磁極の軸方向両側に有する。ポールシューを構成する回転子鉄心は、前記回転子鉄心を軸方向に貫くロッド63により、軸方向両側の側板に支持されるため、遠心力に対し強固な構造の回転子とすることができる。
図4は、前記回転電機の回転子の部品構成説明図である。
図において、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石62と、前記2つの永久磁石の間にポールシューを構成する回転子鉄心65は、各々分離した部品である。永久磁石とポールシューを構成する回転子鉄心は、略星形状の回転子鉄心64に装着され、磁極毎に分離されたポールシューが構成される。
略星形状の回転子鉄心は、シャフト嵌合孔64aをシャフト61に嵌合し、シャフトと、凹凸による契合部64bをもって、契合固定する。
負荷側側板66は、シャフト嵌合孔66cをもってシャフトに嵌合し、永久磁石を永久磁石支持穴66aに、ポールシューを構成する回転子鉄心を貫くロッド63をロッド支持穴66bに、それぞれ契合固定する。
図5は、前記回転電機の回転子の組立説明図である。
図において、シャフト61に、永久磁石62,ポールシューを構成する回転子鉄心65,略星形状の回転子鉄心64と負荷側側板66を装着したのち、反負荷側側板67を、シャフト嵌合孔67cをもってシャフトに嵌合し、永久磁石を永久磁石支持穴67aに、ポールシューを構成する回転子鉄心を貫くロッド63をロッド支持穴67bに、それぞれ契合固定する。
図6は、組み立てられた回転子の斜視図である。
組み立てられた回転子は、含浸性接着材を含浸乾燥して、強固に一体化する。
負荷側側板66と反負荷側側板67は、洩れ磁束を増加させないように、ステンレス等非磁性金属板を、プレス成形して製作されている。
図7は、固定子鉄心の形状説明図である。
図において、分割された固定子鉄心53のティース部53aの巾は、径方向に対し一定であるため、固定子コイルの設計スペースが大きく、かつ最大トルクの大きい永久磁石形回転電機を提供できる。
以上のように、本実施例の永久磁石形回転電機によれば、洩れ磁束を低減し、発生し得る最大トルクを増大するするとともに、強大なトルクに耐え得る構造の回転子を有する永久磁石形回転電機を提供できる。
本発明が特許文献1と異なる部分は、一体の回転子鉄心でなく、磁極毎に分離されたポールシューを構成する回転子鉄心を有する部分である。
本発明が特許文献2と異なる部分は、永久磁石やポールシューを構成する回転子鉄心に作用するトルクが、側板でなく、略星形状の回転子鉄心よりシャフトに支持される部分である。
[実施例2]
図8は、本発明の第2実施例を示す永久磁石形回転電機の径方向断面図である。本実施例は、第1実施例に対し、永久磁石とポールシューを構成する回転子鉄心の形状のみ異なる。
図において、回転子80は、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石82と、前記2つの永久磁石の間に磁極毎に分離されたポールシューを構成する回転子鉄心85を有し、10極の磁極を構成している。
磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石の断面は、長方形の1角を斜めに面取りした5角形であり、前記2つの永久磁石は、前記面取り部で密接されている。永久磁石の内側が密接したことにより、第1実施例よりさらに、漏れ磁束が小さく、永久磁石より発生する磁束の多くがギャップに向い、発生し得る最大トルクをより増大できる。
図9は、前記回転電機の固定子鉄心とポールシューを構成する回転子鉄心の形状説明図である。
図において、固定子鉄心のティース内周部73aは、中央の円弧部73aaと両側の直線部73abを連結した形状を有し、ポールシューを構成する回転子鉄心のポールシュー外周部85aは、中央の円弧部85aaと両側の直線部85abを連結した形状を有する。
ティース内周部を構成する中央の円弧部73aaは、他のティース内周部を構成する円弧部と共通の同心円73cの一部である。ティース内周部を構成する両側の直線部73abは、径方向と垂直な直線の一部である。
ポールシュー外周部を構成する中央の円弧部85aaは、他のポールシュー外周部を構成する円弧部と共通の同心円85cの一部である。ポールシュー外周部を構成する両側の直線部85abは、中央の円弧部の端部から、永久磁石の角85adを結ぶ直線である。
ティース内周部を構成する中央の円弧部の両端までの長さと、ポールシュー外周部を構成する中央の円弧部の両端までの長さを適切な長さとすることで、コギングトルクを小さくすることができる。
ティース内周部を構成する中央の円弧部の両端までの長さと、ポールシュー外周部を構成する中央の円弧部の両端までの長さを適切な長さにして、コギングトルクを低減する手順を説明する。
図10は、ポールシューを構成する回転子鉄心のポールシュー外周部におけるコギングトルク低減手順説明図である。
まず、図9に示したティース内周部73aは、他の固定子鉄心と共通の同心円の一部のみで、両側の直線部を設けない形状において、図10における、ポールシュー外周部を構成する両側の直線部85abの、中央の円弧部85aaとの交点を決定する、円弧部の中点85acからの距離aを変化させてコギングトルクが最小になる値を調べる。
図11は、a の値をA1からA6まで、変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果である。
( A )は、回転子の回転角度に対するコギングトルクの変化の様子を示す。トルク値は、定格トルクに対する百分率をもって示している。
( B )は、a の値を横軸とし、各々のコギングトルクの最大値を示したものである。( B )より、a がA3またはA4の近くで、コギングトルクは最小になることが分かる。
図12は、固定子鉄心のティース内周部におけるコギングトルク低減手順説明図である。
次に、図10に示したポールシュー外周部の形状を、aの値を、コギングトルクが最も小さい辺りのA3から、ポールシュー外周部を構成する円弧部の範囲がより小さくなるA6に至る各々の形状において、図12における、中央の円弧部73aaの中点73acからティース内周部73aを構成する両側の直線部73abまでの距離であるhの値を、H0からH5まで変化させて、コギングトルクが最小になる値を調べる。H0は、両側の直線部を設けない形状であり、図11に示したA3からA6と同じ仕様である。H5では、中央の円弧部がなくなる。
図13は、各々のaの値の形状において、h の値を変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果である。
( A )は、a の値をA3とした形状において、h の値を、H0から H1まで変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果である。H0に対し、H1のコギングトルクは大きくなっている。その他のhの値の形状については良い結果を期待できないため、調べる必要がない。
( B )は、a の値をA6とした形状において、h の値を、H0からH5まで変化させた場合のコギングトルクの磁界解析結果である。結果より、h の値がH3の時コギングトルクが最小値になることが分かる。
H4,H5についても、同様に解析を行い、コギングトルクが最小になる値を調べる。
図14は、以上説明したコギングトルク解析結果であり、hの値を横軸とし、各々のコギングトルクの最大値を示したものである。
図において、最もコギングトルクが小さくなる仕様は、a =A5, h =H3 の形状で、コギングトルクは最小となった。
また、H3からH5の間では、hの変化に対し、コギングトルクの変化が小さいため、ティース部の寸法誤差に対し、コギングトルクが大きくなる危険性が低いこともわかる。コギングトルクが小さく、a やh の寸法の変化に対し、コギングトルクの変化が小さい形状を選ぶことが望ましい。
また、コギングトルクで優劣が付けにくい場合は、ティース内周部を構成する円弧部とポールシュー外周部を構成する中央の円弧部の範囲を大きくする方が、高トルク化のためには有利である。
図9乃至14に示した、コギングトルクの低減方法は、図15に示す、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石92と、ブリッジ部を有する、従来の永久磁石形回転電機の回転子鉄心95の形状にも適用できる。
その場合には、ポールシュー外周部95aは、中央の円弧部95aaと両側の直線部95abを連結した形状を有することは同様である。
ポールシュー外周部を構成する中央の円弧部は、他のポールシュー外周部を構成する円弧部と共通の同心円の一部であり、ポールシュー外周部を構成する両側の直線部は、中央の円弧部の端点より、永久磁石を囲む外側のブリッジ部の端95aeを結ぶ直線である。
固定子鉄心については同じであるため、図10及び12で示した、a と h を適切な長さとすることで、コギングトルクを低減できる。
図16は、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石と、ブリッジ部を有する、従来の永久磁石形回転電機と、本実施例の永久磁石形回転電機のトルク特性比較図である。
本実施例の回転子を用いた回転電機では、永久磁石より発生する磁束の洩れ磁束が少ないため、モータが発生し得る最大トルクを大きく増大できる。
以上のように、本実施例の永久磁石形回転電機によれば、比較的増大しがちであったオープンスロットの固定子鉄心を有する永久磁石形回転電機の低コギングトルクと、大トルクを両立できる。
本発明の永久磁石形回転電機は、回転電機が発生し得る最大トルクが大きいため、サーボモータのみならず、汎用モータにも適用できる。
49 オイルシール
50 フレーム
51 負荷側ブラケット
52 反負荷側ブラケット
53 固定子鉄心
53a ティース部
54 固定子コイル
55 インシュレータ
56 結線部
57 エンコーダ部
58 負荷側軸受
59 反負荷側軸受
60 回転子
61 シャフト
62 永久磁石
63 ロッド
64 略星形状の回転子鉄心
64a シャフト嵌合孔
64b 契合部
65 ポールシューを構成する回転子鉄心
66 負荷側側板
66a 永久磁石支持穴
66b ロッド支持穴
66c シャフト嵌合孔
67 反負荷側側板
67a 永久磁石支持穴
67b ロッド支持穴
67c シャフト嵌合孔

Claims (4)

  1. 定子鉄心と、磁極毎に略V字状に対向する2つの永久磁石で磁極を構成する永久磁石形回転電機において、
    前記固定子鉄心は、ティース部の巾が径方向に対し一定、または、内径側が小さくなっているオープンスロットであり、
    ティース内周部は、中央の円弧部と両側の直線部を連結した形状を有し、ポールシュー外周部は、中央の円弧部と両側の直線部を連結した形状を有することを特徴とする永久磁石形回転電機。
  2. ティース内周部を構成する円弧部は、他のティース内周部を構成する円弧部と共通の同心円の一部であり、ティース内周部を構成する両側の直線部は、径方向と垂直な直線の一部であることを特徴とする請求項1記載の永久磁石形回転電機。
  3. ポールシュー外周部を構成する円弧部は、他のポールシュー外周部を構成する円弧部と共通の同心円の一部であり、ポールシュー外周部を構成する両側の直線部は、円弧部の端部から、永久磁石の角を結ぶ直線であることを特徴とする請求項1または2記載の永久磁石形回転電機。
  4. 前記2つの永久磁石の断面は、長方形の1角を斜めに面取りした面取り部を有する5角形であり、前記2つの永久磁石は、前記面取り部で密接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の永久磁石形回転電機。
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