JP6856294B1 - 熱媒体 - Google Patents

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Abstract

液化イソブタンと、液化二酸化炭素と、液体窒素とを含む熱媒体である。液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であり、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して50〜70質量%であり、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10〜20質量%である。可燃性の液化イソブタンが含まれていても不燃性の液化二酸化炭素と混合されているので、熱媒体は不燃性である。塩素やフッ素が含まれていないので、熱媒体は低環境負荷である。

Description

本発明は熱媒体に関する。詳しくは、例えば空気調和機に使用される熱媒体に係るものである。
冷媒は、熱を移動させるために用いられる熱媒体であり、空気調和機に使用された場合には、室内機と室外機を繋ぐパイプの中を循環する。
即ち、冷媒は空気中の熱を乗せてパイプ内を循環し、熱交換器まで熱を運ぶ。この冷媒による熱移動が、冷房及び暖房を実現する。
アンモニアに代わる冷媒としてクロロフルオロカーボン(CFC)が開発され、CFCは広く普及した。
CFCは、メタン、エタンなどのハイドロカーボンの水素の一部または全部がフッ素、塩素などのハロゲンで置換された化合物である。
しかし、CFCは塩素を有しており、また、物質的に安定していることから成層圏まで上昇してしまい、オゾン層を破壊するという問題を引き起こした。
そこで、CFCのオゾン層破壊係数より小さいオゾン層破壊係数を有するハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)が使用されるようになった。ハイドロクロロフルオロカーボンは、水素を含むクロロフルオロカーボンである。
ここで、「オゾン層破壊係数」は、トリクロロフルオロメタン(CFC−11)を基準値(=1)として、大気中に放出された単位重量の物質がオゾン層に与える破壊効果を相対値として表した値である。
そして、様々な冷媒が提案されている。例えば特許文献1には、オゾン層を破壊する危険性のない冷媒として、HCFCの一種であるクロロジフルオロメタン(以下、「R−22」とする。)及び1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(以下、「R−142b」とする。)と、さらに八フッ化プロパン(以下、「R−218」とする。)を含む冷媒が記載されている。
特開2001−19945号公報
しかしながら、R−22や、R−142bや、R−218は、オゾン層破壊係数は小さいものの、地球温暖化係数が大きいことが判明し、地球温暖化防止の観点から問題となっている。
即ち、R−22の地球温暖化係数は1,810であり、R−142bの地球温暖化係数は2,310であり、R−218の地球温暖化係数は8,830である。
ここで、「地球温暖化係数」は、二酸化炭素を基準値(=1)とした場合、その物質の大気中における単位濃度あたりの温室効果の100年間の強さを相対値で表した値である。
こうした中、オゾン層保護と地球温暖化防止といった地球環境保護の立場から、フロンのような人工的に化学合成されたものではなく、もともと自然界に存在し、生成から消滅までの循環サイクルがすでに確立されている物質を冷媒として積極的に使用する動きがあり、このような冷媒は「自然冷媒」と呼ばれている。
このような自然冷媒として使用され得る物質としては、プロパンやブタンなどの炭化水素、アンモニア、二酸化炭素、空気、水などがある。
ここで、アンモニア、プロパンなどは、オゾン層破壊係数が「0」であることに加えて、地球温暖化係数も「0」であり、地球環境にとって非常に良い物質であるが、これらは可燃性であることが問題視されている。
そこで、充分な伝熱性能を発揮すると共に、オゾン層破壊係数と地球温暖化係数の両方が低い即ち低環境負荷であり、不燃性である熱媒体が求められていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、充分な伝熱性能を発揮すると共に、低環境負荷であり、不燃性である熱媒体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の熱媒体は、液化イソブタンと、液化二酸化炭素とを含む。
ここで、可燃性である液化イソブタンが、不燃性の液化二酸化炭素と混合されているので、得られた本発明の熱媒体はイソブタンを含んでいても不燃性となることができる。
また、液化二酸化炭素によって、本発明の熱媒体は高い冷却能力を発揮できる。
また、本発明の熱媒体は塩素やフッ素を含んでいないことから、本発明の熱媒体のオゾン層破壊係数は「0」であり、地球温暖化係数は「1以下」である。
また、本発明の熱媒体は、さらに液体窒素を含む構成とすることができる。
この場合、可燃性である液化イソブタンが、さらに不燃性の液体窒素と混合されているので、得られた本発明の熱媒体はさらに不燃性が高まる。
また、液体窒素によって、本発明の熱媒体はさらに高い冷却能力を発揮できる。
また、液体窒素をさらに含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であり、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して50〜70質量%であり、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10〜20質量%である構成とすることができる。
特に、液体窒素をさらに含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20質量%であり、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して70質量%であり、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10質量%である構成とすることができる。
この場合、液化イソブタンの含有量が熱媒体全量に対して20〜30質量%であることによって、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持し易くなり、適正な伝熱性能を維持し易くなる。
また、液化二酸化炭素の含有量が熱媒体全量に対して50〜70質量%であることによって、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持しながら、高い冷却能力を維持し易くなる。
また、液体窒素の含有量が熱媒体全量に対して10〜20質量%であることによって、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持しながら、高い冷却能力を維持し易くなる。
また、本発明の熱媒体は、さらにベンゾトリアゾールを含む構成とすることができる。
この場合、本発明の熱媒体が接触する、空気調和機の銅を含む冷媒配管を防錆できる。
また、液体窒素とベンゾトリアゾールとをさらに含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であり、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して30〜50質量%であり、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して15〜25質量%であり、ベンゾトリアゾールの含有量は、熱媒体全量に対して1〜10質量%である構成とすることができる。
特に、液体窒素とベンゾトリアゾールとをさらに含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して29質量%であり、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して49質量%であり、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して19質量%であり、ベンゾトリアゾールの含有量は、熱媒体全量に対して3質量%である構成とすることができる。
この場合、液化イソブタンの含有量が熱媒体全量に対して20〜30質量%であることによって、空気調和機の銅を含む冷媒配管を防錆する効果を発揮しつつ、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持し易くなり、適正な伝熱性能を維持し易くなる。
また、液化二酸化炭素の含有量が熱媒体全量に対して30〜50質量%であることによって、空気調和機の銅を含む冷媒配管を防錆する効果を発揮しつつ、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持しながら、高い冷却能力を維持し易くなる。
また、液体窒素の含有量が熱媒体全量に対して15〜25質量%であることによって、空気調和機の銅を含む冷媒配管を防錆する効果を発揮しつつ、空気調和機内において熱媒体の適正な圧力値を維持しながら、高い冷却能力を維持し易くなる。
また、ベンゾトリアゾールの含有量が熱媒体全量に対して1〜10質量%であることによって、伝熱性能や冷却能力に影響を与えずに、空気調和機の銅を含む冷媒配管を防錆する効果を発揮し易くなる。
本発明に係る熱媒体は、充分な伝熱性能を発揮すると共に、低環境負荷であり、不燃性である。
暖房運転時の空気調和機における、本発明を適用した冷媒の流れを示す概略図(a)、及び冷房運転時の空気調和機における、本発明を適用した冷媒の流れを示す概略図(b)である。 本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を冷房運転した時の1回目の各種温度の経時変化を示すグラフ(a)、及び本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を冷房運転した時の2回目の各種温度の経時変化を示すグラフ(b)である。 従来の冷媒R−22を使用して空気調和機を冷房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。 従来の冷媒HY−99を使用して空気調和機を冷房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。 本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。 従来の冷媒R−22を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。 従来の冷媒HY−99を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
本発明の熱媒体は、液化イソブタンと、液化二酸化炭素とを含むものである。
また、本発明の熱媒体は、さらに液体窒素とベンゾトリアゾールを含むことができる。
また、本発明の熱媒体は、液体状態のイソブタンと、液体状態の二酸化炭素を混合することで製造され、液体窒素を含む本発明の熱媒体は、液体状態のイソブタンと、液体状態の二酸化炭素と、液体状態の窒素を混合することで製造される。
また、ベンゾトリアゾールを含む本発明の熱媒体は、ベンゾトリアゾールが添加されることで製造される。
液体窒素をさらに含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であることが好ましい。
また、液体窒素をさらに含む本発明の熱媒体において、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して50〜70質量%であることが好ましい。
また、液体窒素をさらに含む本発明の熱媒体において、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10〜20質量%であることが好ましい。
また、液体窒素に加えてさらにベンゾトリアゾールを含む本発明の熱媒体において、液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であることが好ましい。
また、液体窒素に加えてさらにベンゾトリアゾールを含む本発明の熱媒体において、液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して30〜50質量%であることが好ましい。
また、液体窒素に加えてさらにベンゾトリアゾールを含む本発明の熱媒体において、液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して15〜25質量%であることが好ましい。
また、液体窒素に加えてさらにベンゾトリアゾールを含む本発明の熱媒体において、ベンゾトリアゾールの含有量は、熱媒体全量に対して1〜10質量%であることが好ましい。
また、本発明の熱媒体は、一般の熱媒体が使用される装置と同様の装置に使用され、例えば空気調和機、冷凍機、ヒートポンプに使用される。
ここでは、図を参照して本発明の熱媒体を空気調和機に使用した時の、本発明の熱媒体の流れを説明する。
図1(a)は、暖房運転時の空気調和機における、本発明を適用した冷媒の流れを示す概略図であり、図1(b)は、冷房運転時の空気調和機における、本発明を適用した冷媒の流れを示す概略図である。
図1に示すように、空気調和機1は、屋外に設置された室外機11と、屋内に設置された室内機12と、室外機11と室内機12とを連通する配管(101、102)とを備える。
また、室外機11は、圧縮機111を有する。
ここで、圧縮機111は、本発明の熱媒体に圧力を掛けて、液体状態の本発明の熱媒体を高温の気体状態にする。
また、室外機11は、室外側熱交換器112を有する。
また、室外側熱交換器112は、ファン115を有する。
ここで、室外側熱交換器112は、ファン115によって一定方向の流体の流れを形成する。即ち、室外側熱交換器112は、ファン115によって室外側熱交換器112内に屋外の空気を取込み、取込んだ屋外の空気と本発明の熱媒体との間で熱を移動させた後、ファン115によって冷気CAあるいは暖気WAとして屋外へ空気を放出する。
空気調和機1が暖房運転の場合、室外側熱交換器112は、低温低圧で液体状態の本発明の熱媒体に屋外の空気の熱を吸熱させ、熱を奪われた空気を冷気CAとして屋外へファン115によって放出する。
空気調和機1が冷房運転の場合、室外側熱交換器112は、高温高圧で気体状態の本発明の熱媒体の熱を屋外の空気に吸熱させ、熱を奪った空気を暖気WAとして屋外へファン115によって放出する。
また、室内機12も、室内側熱交換器121を有する。
また、室内側熱交換器121は、ファン122を有する。
ここで、室内側熱交換器121は、ファン122によって一定方向の流体の流れを形成する。即ち、室内側熱交換器121は、ファン122によって室内側熱交換器121内に室内の空気を取込み、取込んだ室内の空気と本発明の熱媒体との間で熱を移動させた後、ファン122によって暖気WAあるいは冷気CAとして室内へ空気を放出する。
空気調和機1が暖房運転の場合、室内側熱交換器121は、高温高圧で気体状態の本発明の熱媒体の熱を室内の空気に吸熱させ、熱を奪った空気を暖気WAとして室内へファン122によって放出する。
空気調和機1が冷房運転の場合、室内側熱交換器121は、低温低圧で液体状態の本発明の熱媒体に室内の空気の熱を吸熱させ、熱を奪われた空気を冷気CAとして室内へファン122によって放出する。
また、室外機11は、四方切替弁113を有する。
ここで、四方切替弁113は配管によって、圧縮機111と、室外側熱交換器112と、室内側熱交換器121とに連通しており、圧縮機111から配管を通って送られてきた本発明の熱媒体の流れを切り替える。
即ち、四方切替弁113は、圧縮機111から送られてきた高温高圧の本発明の熱媒体を、暖房運転時には室内側熱交換器121へ送る流れを形成し、冷房運転時には室外側熱交換器112へ送る流れを形成する。
また、室外機11は、膨張弁114を有する。
ここで、膨張弁114は配管によって、室外側熱交換器112及び室内側熱交換器121と連通しており、本発明の熱媒体の流れを切り替える。
即ち、膨張弁114は、暖房運転時には室内側熱交換器121から室外側熱交換器112へ本発明の熱媒体を送る流れを形成し、冷房運転時には室外側熱交換器112から室内側熱交換器121へ本発明の熱媒体を送る流れを形成する。
また、室外機11と室内機12は配管(101、102)によって互いに連通しているが、具体的には、室外機11の四方切替弁113が配管101によって室内機12の室内側熱交換器121と連通しており、室外機11の膨張弁114が配管102によって室内機12の室内側熱交換器121と連通している。
また、図1(a)及び図1(b)において、配管に沿って示された矢印は、本発明の熱媒体の流れを示している。
<性能評価試験>
本発明の冷媒(以下、「HY−22」とする。)、従来の冷媒であるR−22、及び従来の混合冷媒(以下、「HY−99」とする。)それぞれについて性能評価試験を行なった。
即ち、これら冷媒をそれぞれ以下の空気調和機に使用して、暖房運転及び冷房運転を行なった。
機器名:東芝ルームエアコンR−22専用機
室外機:RAS−225YAV
室内機:RAS−225YV
単相・出力:100V
ここで、本発明の冷媒であるHY−22は、冷媒全量に対して、液化イソブタン20質量%と、液化二酸化炭素70質量%と、液体窒素10質量%を含む。
ここで、冷媒は熱媒体の一例である。
また、従来の混合冷媒であるHY−99は、冷媒全量に対して、液化HFO−1234ze−1,3,3,3−テトラフルオロプロパ−1−エン70質量%と、液化二酸化炭素20質量%と、液体窒素10質量%を含む。
また、性能評価試験は、具体的には以下のようにして行なった。
評価対象となる冷媒を空気調和機に封入して冷房運転及び暖房運転を行ない、運転開始から5分ごとに各種温度を測定した。
即ち、室外の空気の温度である「外気温」と、室内の空気の温度である「室内温度」と、空気調和機の吹出し口における空気の温度である「吹出し温度」と、空気調和機の吸口における空気の温度である「吸口温度」をそれぞれ測定した。
また、「吸口温度」と「吹出し温度」の間の温度差である「差」を算出した。
また、運転開始から5分ごとに、空気調和機に使用された冷媒が液体状態のときの冷媒の圧力である「低圧力」の値と、空気調和機に使用された冷媒が気体状態のときの冷媒の圧力である「高圧力」の値を測定した。
さらに、運転開始から5分ごとに、空気調和機の消費電力を測定した。
また、性能評価試験で使用した空気調和機の構造や動作は、図1に示した空気調和機1の構造や動作と同じである。
<冷房運転時の性能評価結果>
表1に、HY−22を空気調和機に封入して冷房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。なお、HY−22を使用した空気調和機の冷房運転の具体的な内容は、25分間の1回目の冷房運転を行なった後、約10分間運転を中断し、その後、20分間の2回目の冷房運転を行なうというものである。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図2(a)は、本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を冷房運転した時の1回目の各種温度の経時変化を示すグラフであり、図2(b)は、本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を冷房運転した時の2回目の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図2(a)及び図2(b)には、HY−22使用の冷房運転時外気温CA1と、HY−22使用の冷房運転時室内温度CA2と、HY−22使用の冷房運転時吹出し温度CA3と、HY−22使用の冷房運転時吸口温度CA4とが示されている。
また、表2に、R−22を空気調和機に封入して50分間の冷房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図3は、従来の冷媒R−22を使用して空気調和機を冷房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図3には、R−22使用の冷房運転時外気温CB1と、R−22使用の冷房運転時室内温度CB2と、R−22使用の冷房運転時吹出し温度CB3と、R−22使用の冷房運転時吸口温度CB4とが示されている。
また、表3に、HY−99を空気調和機に封入して45分間の冷房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図4は、従来の冷媒HY−99を使用して空気調和機を冷房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図4には、HY−99使用の冷房運転時外気温CC1と、HY−99使用の冷房運転時室内温度CC2と、HY−99使用の冷房運転時吹出し温度CC3と、HY−99使用の冷房運転時吸口温度CC4とが示されている。
表1〜3から判るように、本発明の冷媒であるHY−22を使用して冷房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値は、1回目の運転開始時と2回目の運転開始時以外は常に2桁であるのに対し、従来の冷媒であるR−22を使用して冷房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値並びに従来の冷媒であるHY−99を使用して冷房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値は、運転終了10分前頃から1桁となった。
このことから、HY−22は、空気調和機の冷房運転において、R−22及びHY−99と同等あるいはそれ以上の伝熱性能を発揮できることが判る。
また、表1〜3から判るように、HY−22を使用して冷房運転した時の「高圧力」の値は、R−22を使用して冷房運転した時の「高圧力」の値及びHY−99を使用して冷房運転した時の「高圧力」の値よりも低い値を示した。
また、HY−22を使用して冷房運転した時の「低圧力」の値も、R−22を使用して冷房運転した時の「低圧力」の値及びHY−99を使用して冷房運転した時の「低圧力」の値よりも低い値を示した。
このような結果から、本発明の冷媒を使用した方が、従来の冷媒を使用した場合よりも空気調和機を低い圧力で冷房運転させることができ、圧縮機への負荷を低減させて消費電力を低減させ得ることを確認した。
<暖房運転時の性能評価結果>
表4に、HY−22を空気調和機に封入して35分間の暖房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図5は、本発明を適用した冷媒を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図5には、HY−22使用の暖房運転時外気温WA1と、HY−22使用の暖房運転時室内温度WA2と、HY−22使用の暖房運転時吹出し温度WA3と、HY−22使用の暖房運転時吸口温度WA4とが示されている。
また、表5に、R−22を空気調和機に封入して20分間の暖房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図6は、従来の冷媒R−22を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図6には、R−22使用の暖房運転時外気温WB1と、R−22使用の暖房運転時室内温度WB2と、R−22使用の暖房運転時吹出し温度WB3と、R−22使用の暖房運転時吸口温度WB4とが示されている。
また、表6に、HY−99を空気調和機に封入して55分間の暖房運転を行ない、前述の各種測定を行なって得られた結果を示す。
Figure 0006856294
表中、各種温度の単位は「℃」であり、圧力の単位は「MPaG」である。
また、図7は、従来の冷媒HY−99を使用して空気調和機を暖房運転した時の各種温度の経時変化を示すグラフである。
即ち、図7には、HY−99使用の暖房運転時外気温WC1と、HY−99使用の暖房運転時室内温度WC2と、HY−99使用の暖房運転時吹出し温度WC3と、HY−99使用の暖房運転時吸口温度WC4とが示されている。
表4〜6から判るように、HY−22を使用して暖房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値は、運転開始時と運転開始から30分経過時以外は2桁であるのに対し、R−22を使用して暖房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値は、運転開始時と運転開始から5分経過時において1桁であり、HY−99を使用して暖房運転した時の、吸口温度と吹出し温度の間の温度差の値は、運転開始15分経過時から35分経過時まで以外は1桁であった。
このことから、HY−22は、空気調和機の暖房運転において、R−22及びHY−99と同等あるいはそれ以上の伝熱性能を発揮できることが判る。
また、表4〜6から判るように、HY−22を使用して暖房運転した時の「高圧力」の値は、運転開始時以外においてR−22を使用して暖房運転した時の「高圧力」の値よりも低い値を示し、また、HY−99を使用して暖房運転した時の「高圧力」の値よりも低い値を示した。
また、HY−22を使用して暖房運転した時の「低圧力」の値も、運転開始時以外においてR−22を使用して暖房運転した時の「低圧力」の値よりも低い値を示し、また、HY−99を使用して暖房運転した時の「低圧力」の値よりも低い値を示した。
このような結果から、本発明の冷媒を使用した方が、従来の冷媒を使用した場合よりも空気調和機を低い圧力で暖房運転させることができ、圧縮機への負荷を低減させて消費電力を低減させ得ることを確認した。
また、本発明の熱媒体は、必ずしも液体窒素を含んでいなくてもよいが、液体窒素を含んでいれば、さらに不燃性が高まると共に冷却能力も高まるので好ましい。
また、性能評価試験において使用された本発明の熱媒体における、液化イソブタンの含有量と、液化二酸化炭素の含有量と、液体窒素の含有量は一例であり、これらの含有量に限定されないことは勿論である。
以上のように、本発明の冷媒即ち熱媒体は、可燃性である液化イソブタンが、不燃性である液化二酸化炭素と混合されているものであるから、本発明の熱媒体はイソブタンを含んでいても、不燃性となることができる。
また、本発明の熱媒体は、液化二酸化炭素を含んでいるので、高い冷却能力を発揮できる。
また、液化イソブタンと液化二酸化炭素とを含む本発明の熱媒体は、塩素やフッ素を含んでいないことから、オゾン層破壊係数が「0」であり、地球温暖化係数が「1以下」である。
従って、性能評価試験の結果からも明らかなように、本発明の熱媒体は、充分な伝熱性能を発揮すると共に、低環境負荷であり、不燃性である。
1 空気調和機
101 配管
102 配管
11 室外機
111 圧縮機
112 室外側熱交換器
113 四方切替弁
114 膨張弁
115 ファン
12 室内機
121 室内側熱交換器
122 ファン
CA 冷気
WA 暖気
CA1 HY−22使用の冷房運転時外気温
CA2 HY−22使用の冷房運転時室内温度
CA3 HY−22使用の冷房運転時吹出し温度
CA4 HY−22使用の冷房運転時吸口温度
CB1 R−22使用の冷房運転時外気温
CB2 R−22使用の冷房運転時室内温度
CB3 R−22使用の冷房運転時吹出し温度
CB4 R−22使用の冷房運転時吸口温度
CC1 HY−99使用の冷房運転時外気温
CC2 HY−99使用の冷房運転時室内温度
CC3 HY−99使用の冷房運転時吹出し温度
CC4 HY−99使用の冷房運転時吸口温度
WA1 HY−22使用の暖房運転時外気温
WA2 HY−22使用の暖房運転時室内温度
WA3 HY−22使用の暖房運転時吹出し温度
WA4 HY−22使用の暖房運転時吸口温度
WB1 R−22使用の暖房運転時外気温
WB2 R−22使用の暖房運転時室内温度
WB3 R−22使用の暖房運転時吹出し温度
WB4 R−22使用の暖房運転時吸口温度
WC1 HY−99使用の暖房運転時外気温
WC2 HY−99使用の暖房運転時室内温度
WC3 HY−99使用の暖房運転時吹出し温度
WC4 HY−99使用の暖房運転時吸口温度

Claims (6)

  1. 液化イソブタンと、
    液化二酸化炭素と、
    液体窒素とを含む
    熱媒体。
  2. 前記液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であり、
    前記液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して50〜70質量%であり、
    前記液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10〜20質量%である
    請求項1に記載の熱媒体。
  3. 前記液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20質量%であり、
    前記液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して70質量%であり、
    前記液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して10質量%である
    請求項に記載の熱媒体。
  4. さらにベンゾトリアゾールを含む
    請求項1に記載の熱媒体。
  5. 前記液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して20〜30質量%であり、
    前記液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して30〜50質量%であり、
    前記液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して15〜25質量%であり、
    前記ベンゾトリアゾールの含有量は、熱媒体全量に対して1〜10質量%である
    請求項に記載の熱媒体。
  6. 前記液化イソブタンの含有量は、熱媒体全量に対して29質量%であり、
    前記液化二酸化炭素の含有量は、熱媒体全量に対して49質量%であり、
    前記液体窒素の含有量は、熱媒体全量に対して19質量%であり、
    前記ベンゾトリアゾールの含有量は、熱媒体全量に対して3質量%である
    請求項に記載の熱媒体。
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