JP6854038B1 - 足底支持具 - Google Patents

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Abstract

足底支持具10は、足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する。足底支持具10は、各足趾において末節骨BN1近位の関節が基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨BN1の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部12を備える。

Description

本発明は、足底支持具に関する。
特許文献1に記載のように、末節骨に骨折を有する指に用いられる三点支持型の指装具が知られている。指装具は、中節骨の下方にて指に接する近位部と、末節骨の下方にて指に接する遠位部と、末節骨近位の関節(換言すると、中節骨と末節骨との関節)の上方にて指に接する指背おさえと、を備える。これによれば、末節骨に骨折を有する指における末節骨近位の関節を伸展させた状態に維持できる。
実用新案登録第3103366号公報
ところで、足趾における変形症として、ハンマートウ、又は、クロートウ等の屈趾症が知られている。屈趾症においては、第1趾乃至第5趾の基節骨遠位の関節の少なくとも1つが過度に屈曲してしまうことがある。第1趾の基節骨遠位の関節は、第1趾における基節骨と末節骨との関節である。また、第2乃至第5趾の基節骨遠位の関節は、基節骨と中節骨との関節である。
そこで、上記指装具を、屈趾症の足趾に用いることが考えられる。しかしながら、上記指装具を用いた場合、基節骨遠位の関節が固定される。これにより、当該関節の近傍の関節の運動の自由度も低下しやすい。また、運動(例えば、歩行する、又は、ペダルを踏む等)時においては、屈趾症の足趾の先端部に加えられる力によって痛みが生じやすい。この結果、屈趾症の使用者が上記指装具を使用した場合に、使用者が運動することが困難であるという課題があった。
本発明の目的の一つは、屈趾症の使用者が使用した場合に使用者が運動しやすくなることである。
一つの側面では、足底支持具は、足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する。足底支持具は、各足趾において末節骨近位の関節が基節骨近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部を備える。
屈趾症の使用者が足底支持具を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
第1実施形態の足底支持具及びソール部の斜視図である。 第1実施形態の足底支持具及びソール部の平面図である。 第1実施形態の足底支持具及びソール部の部分断面図である。 第1実施形態の足底支持具の斜視図である。 第1実施形態の足底支持具の斜視図である。 第1実施形態の足底支持具の平面図である。 第1実施形態の足底支持具の底面図である。 第1実施形態の足底支持具の正面図である。 第1実施形態の足底支持具の背面図である。 第1実施形態の足底支持具の右側面図である。 第1実施形態の足底支持具の左側面図である。 第2実施形態の足底支持具の斜視図である。 第2実施形態の足底支持具の平面図である。 第2実施形態の足底支持具の底面図である。 第2実施形態の足底支持具の正面図である。 第2実施形態の足底支持具の背面図である。 第2実施形態の足底支持具の右側面図である。 第2実施形態の足底支持具の左側面図である。 第3実施形態の立体型槌指矯正具の側面図である。 第3実施形態の立体型槌指矯正具左足上面図である。
以下、本発明の足底支持具に関する各実施形態について、図1乃至図20を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(概要)
第1実施形態の足底支持具は、足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する。
足底支持具は、各足趾において末節骨近位の関節が基節骨近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部を備える。
これによれば、各足趾の末節骨近位の関節は、基節骨近位の関節よりも上方に位置させられる。これにより、各足趾の基節骨遠位の関節を伸展させた状態に近づけることができる。更に、足底に加えられる力の全体に対する、各足趾の先端部に加えられる力の割合を小さくすることができる。
このように、上記足底支持具によれば、各足趾の基節骨遠位の関節の少なくとも1つが過度に屈曲した状態で、各足趾の先端部に過大な力が加えられることを回避できる。更に、各足趾の基節骨遠位の関節が固定されている場合よりも、当該関節及び当該関節の近傍の関節の運動の自由度を高めることができる。この結果、屈趾症の使用者が上記足底支持具を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
次に、第1実施形態の足底支持具について、図1乃至図11を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
以下、図1乃至図3に表されるように、x軸、y軸、及び、z軸を有する右手系の直交座標系を用いて、第1実施形態の足底支持具10を説明する。なお、本明細書において、後述の図4乃至図18においても同様の座標系が用いられる。
また、本明細書においては、左足に対する足底支持具10について説明する。なお、右足に対する足底支持具10は、左足に対する足底支持具10と左右対称であるため、説明が省略される。
本例では、x軸方向、y軸方向、及び、z軸方向は、足底支持具10の左右方向、足底支持具10の前後方向、及び、足底支持具10の上下方向とそれぞれ表されてもよい。また、本例では、x軸の正方向、x軸の負方向、y軸の正方向、y軸の負方向、z軸の正方向、及び、z軸の負方向は、足底支持具10の右方向、足底支持具10の左方向、足底支持具10の前方向、足底支持具10の後方向、足底支持具10の上方向、及び、足底支持具10の下方向とそれぞれ表されてもよい。
本例では、z軸の正方向、及び、z軸の負方向は、鉛直上方向、及び、鉛直下方向にそれぞれ一致する。
図1乃至図3に表されるように、第1実施形態の足底支持具10は、ソール部20の鉛直上方における端面である上面21に固定される。本明細書においては、鉛直上方、及び、鉛直下方は、上方、及び、下方ともそれぞれ表される。
図1は、足底支持具10の右方であり、足底支持具10の後方であり、且つ、足底支持具10の上方である位置から、足底支持具10及びソール部20を見た図(換言すると、右後上方斜視図)である。図2は、足底支持具10の上方から足底支持具10及びソール部20を見た図(換言すると、平面図)である。図3は、図2のIII−III線により表される平面により切断された足底支持具10及びソール部20の断面の一部をx軸の負方向にて見た図である。図2及び図3は、足FFが足底支持具10及びソール部20に載置された状態(換言すると、足載置状態)を表す。
本例では、上面21は、足底支持具10とともに、使用者の足底を支持する支持面を構成する。なお、足底支持具10は、足趾支持具、又は、足趾矯正具と表されてもよい。
本例では、ソール部20は、靴型装具、又は、下肢装具等の装具の最下層部を構成する。例えば、足底支持具10は、屈趾症の使用者による運動を補助するための運動補助具として用いられてよい。また、例えば、足底支持具10は、屈趾症の足趾を矯正するための矯正具として用いられてよい。
なお、ソール部20は、靴、スリッパ、又は、サンダル等の履物の最下層部を構成していてもよい。また、ソール部20は、装具、又は、履物の、中敷き(換言すると、インソール、又は、フッドベッド)を構成していてもよい。また、ソール部20は、歩行、若しくは、自転車を漕ぐ運動等を模擬する運動器具、又は、リハビリテーションにおいて用いられる運動器具におけるペダルを構成していてもよい。
本例では、上面21は、水平面に一致する平面である。なお、上面21は、足底の少なくとも一部の凹凸に沿う凹凸を有していてもよい。
本例では、足底支持具10は、接着剤を用いて上面21に固定される。なお、足底支持具10は、接着剤に加えて、又は、接着剤に代えて、螺子等の締結具を用いて上面21に固定されてもよい。また、足底支持具10は、接着剤に加えて、又は、接着剤に代えて、帯状又は紐状の連結具を用いて上面21に固定されてもよい。
なお、足底支持具10は、ソール部20と一体に構成されていてもよい。
図2に表されるように、足底支持具10は、足載置状態において、上面21のうちの、足FFの先端部の下方に位置する。本例では、足底支持具10は、足載置状態において、上面21のうちの、足FFの第1趾FF1、第2趾FF2、第3趾FF3、第4趾FF4、及び、第5趾FF5の下方に位置する。
図4乃至図11に表されるように、足底支持具10は、立体である。本例では、足底支持具10は、中実である。
本例では、足底支持具10は、ゴム弾性を有する材料からなる。例えば、足底支持具10は、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂、又は、エラストマーからなる。本例では、足底支持具10は、シリコーンゴムからなる。また、足底支持具10は、ゴム弾性を有しない材料(例えば、合成樹脂、又は、金属等)からなっていてもよい。なお、足底支持具10は、複数の材料からなっていてもよい。この場合、足底支持具10は、複数の材料によりそれぞれ構成される複数の層を有していてもよい。また、足底支持具10の表面の少なくとも一部(例えば、足底と接する部分)は、繊維等の被覆体により被覆されていてもよい。
図4は、足底支持具10の右後上方斜視図である。図5は、足底支持具10の左方であり、足底支持具10の後方であり、且つ、足底支持具10の上方である位置から、足底支持具10を見た図(換言すると、左後上方斜視図)である。図6は、足底支持具10の平面図である。図7は、足底支持具10の下方から足底支持具10を見た図(換言すると、底面図)である。図8は、足底支持具10の前方から足底支持具10を見た図(換言すると、正面図)である。図9は、足底支持具10の後方から足底支持具10を見た図(換言すると、背面図)である。図10は、足底支持具10の右方から足底支持具10を見た図(換言すると、右側面図)である。図11は、足底支持具10の左方から足底支持具10を見た図(換言すると、左側面図)である。
図4乃至図11に表されるように、足底支持具10は、y軸の負方向における端面を構成する後面11と、z軸の正方向における端面を構成する上面12と、y軸の正方向における端面を構成する前面13と、z軸の負方向における端面を構成する下面14と、を有する。
図6に表されるように、上面12は、x軸方向に沿って延びる三日月状である。上面12のうちの、y軸の正方向における端(換言すると、上面12の前縁)、及び、上面12のうちの、y軸の負方向における端(換言すると、上面12の後縁)のそれぞれは、x軸方向における中央部が、x軸方向における両端部よりもy軸の正方向へ突出するように湾曲する形状を有する。
図7に表されるように、下面14は、x軸方向に沿って延びる三日月状である。下面14のうちの、y軸の正方向における端(換言すると、下面14の前縁)、及び、下面14のうちの、y軸の負方向における端(換言すると、下面14の後縁)のそれぞれは、x軸方向における中央部が、x軸方向における両端部よりもy軸の正方向へ突出するように湾曲する形状を有する。
図6及び図7に表されるように、上面12のy軸方向における長さは、下面14のy軸方向における長さよりも短い。上面12の後縁は、下面14の後縁よりも、y軸の正方向の位置を有する。本例では、上面12の前縁は、下面14の前縁よりも、y軸の正方向の位置を有する。
図4乃至図6に表されるように、後面11は、上面12の後縁と、下面14の後縁と、を連結する。換言すると、後面11のうちの、z軸の正方向における端(換言すると、後面11の上縁)は、上面12の後縁に一致するとともに、後面11のうちの、z軸の負方向における端(換言すると、後面11の下縁)は、下面14の後縁に一致する。
図4、図8、及び、図10に表されるように、前面13は、上面12の前縁と、下面14の前縁と、を連結する。換言すると、前面13のうちの、z軸の正方向における端(換言すると、前面13の上縁)は、上面12の前縁に一致するとともに、前面13のうちの、z軸の負方向における端(換言すると、前面13の下縁)は、下面14の前縁に一致する。
本例では、図4乃至図6に表されるように、後面11と上面12との間の境界部(換言すると、連結部)、上面12と前面13との間の境界部、及び、後面11と前面13との間の境界部のそれぞれは、角に丸みを有する(換言すると、角丸形状を有する)。なお、後面11と上面12との間の境界部、上面12と前面13との間の境界部、及び、後面11と前面13との間の境界部の少なくとも1つは、角に丸みを有していなくてもよい。
足底支持具10の後面11及び上面12は、ソール部20の上面21とともに、使用者の足底を支持する支持面を構成する。
本例では、図3乃至図6に表されるように、足底支持具10の上面12は、水平面に一致する平面である。
図3に表されるように、上面12は、第2趾FF2において末節骨BN1近位の関節が基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置するように、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分(本例では、上面21)よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨BN1の少なくとも一部(本例では、略全体)の下方の部分を構成する。
第2趾FF2乃至第5趾FF5のそれぞれにおいて、末節骨BN1近位の関節は、遠位趾節間関節(DIP(Distalinterphalangeal)関節)、中節骨BN2遠位の関節、又は、末節骨BN1と中節骨BN2との関節と表されてもよい。
また、第1趾FF1において、末節骨BN1近位の関節は、趾節間関節(IP(Interphalangeal)関節)、基節骨BN3遠位の関節、又は、末節骨BN1と基節骨BN3との関節と表されてもよい。
また、第1趾FF1乃至第5趾FF5のそれぞれにおいて、基節骨BN3近位の関節は、中足趾節関節(MTP(Metacarpophalangeal)関節)、中足骨BN4遠位の関節、又は、基節骨BN3と中足骨BN4との関節と表されてもよい。
また、第2趾FF2乃至第5趾FF5のそれぞれにおいて、中節骨BN2近位の関節は、近位趾節間関節(PIP(Proximal Interphalangeal)関節)、基節骨BN3遠位の関節、又は、中節骨BN2と基節骨BN3との関節と表されてもよい。
本例では、上面12は、第1趾FF1、及び、第3趾FF3乃至第5趾FF5のそれぞれに対しても、第2趾FF2と同様に、末節骨BN1近位の関節が基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置するように、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分(本例では、上面21)よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨BN1の少なくとも一部(本例では、略全体)の下方の部分を構成する。
このように、足底支持具10の上面12は、各足趾(本例では、第1趾FF1乃至第5趾FF5のそれぞれ)において末節骨BN1近位の関節が基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨BN1の少なくとも一部の下方の部分を構成する。従って、本例では、足底支持具10の上面12は、高位部に対応する。
本例では、足底支持具10の上面12は、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分(本例では、ソール部20の上面21)よりも、所定の上面高さだけ高い。上面高さは、使用者の足趾の形状、及び、使用者の屈趾症の症状の程度等に応じて設定されることが好適である。
例えば、上面高さは、5mm乃至20mmである。ところで、上面高さが7mmよりも低い場合、末節骨BN1近位の関節が屈曲する程度が過大になる虞がある。また、上面高さが15mmよりも高い場合、足趾の先端が上面12から滑落する虞がある。このため、上面高さは、7mm乃至15mmであることが好適である。本例では、上面高さは、略10mmである。
本例では、上面12の後縁は、第1趾FF1乃至第5趾FF5のそれぞれの、末節骨BN1近位の関節の近傍の下方に位置する。
図3に表されるように、後面11は、第2趾FF2の先端から基端へ向かうにつれて低くなる位置にて、支持面のうちの、第2趾FF2の先端から基端へ向かう方向において上面12と互いに隣り合い且つ上面12よりも第2趾FF2の基端側に位置する部分を構成する。本例では、図3に表されるように、後面11は、第2趾FF2に沿って延在する鉛直面による断面において、水平面に対して傾斜する直線状である。
本例では、後面11は、第1趾FF1、及び、第3趾FF3乃至第5趾FF5のそれぞれに対しても、第2趾FF2と同様に、当該足趾の先端から基端へ向かうにつれて低くなる位置にて、支持面のうちの、当該足趾の先端から基端へ向かう方向において上面12と互いに隣り合い且つ上面12よりも当該足趾の基端側に位置する部分を構成する。更に、本例では、後面11は、、第1趾FF1、及び、第3趾FF3乃至第5趾FF5のそれぞれに対しても、第2趾FF2と同様に、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において、水平面に対して傾斜する直線状である。
このように、足底支持具10の後面11は、第1趾FF1乃至第5趾FF5のそれぞれ(換言すると、各足趾)に対して、当該足趾の先端から基端へ向かうにつれて低くなる位置にて、支持面のうちの、当該足趾の先端から基端へ向かう方向において上面12と互いに隣り合い且つ上面12よりも当該足趾の基端側に位置する部分を構成する。従って、本例では、足底支持具10の後面11は、変位部に対応する。
本例では、足底支持具10の上面12及び後面11は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において、上面12の両端を結ぶ直線(換言すると、上面12の前縁と上面12の後縁とを結ぶ直線)と、後面11の両端を結ぶ直線(換言すると、後面11の上縁と後面11の下縁とを結ぶ直線)と、により所定の傾斜角度を形成する。傾斜角度は、使用者の足趾の形状、及び、使用者の屈趾症の症状の程度等に応じて設定されることが好適である。
例えば、傾斜角度は、110度乃至165度の角度である、ところで、傾斜角度が125度よりも小さい場合、末節骨BN1近位の関節が屈曲する程度が過大になる虞がある。また、傾斜角度が150度よりも大きい場合、末節骨BN1近位の関節が過度に伸展する虞がある。このため、傾斜角度は、125度乃至150度であることが好適である。
以上、説明したように、第1実施形態の足底支持具10は、足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する。足底支持具10は、各足趾において末節骨BN1近位の関節が基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、支持面のうちの、基節骨BN3近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、支持面のうちの、末節骨BN1の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部(本例では、上面12)を備える。
これによれば、各足趾の末節骨BN1近位の関節は、基節骨BN3近位の関節よりも上方に位置させられる。これにより、各足趾の基節骨BN3遠位の関節を伸展させた状態に近づけることができる。更に、足底に加えられる力の全体に対する、各足趾の先端部に加えられる力の割合を小さくすることができる。
このように、足底支持具10によれば、各足趾の基節骨BN3遠位の関節の少なくとも1つが過度に屈曲した状態で、各足趾の先端部に過大な力が加えられることを回避できる。更に、各足趾の基節骨BN3遠位の関節が固定されている場合よりも、当該関節及び当該関節の近傍の関節の運動の自由度を高めることができる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
更に、第1実施形態の足底支持具10において、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の先端から基端へ向かう方向における高位部の端(本例では、上面12の後縁)は、当該足趾の中節骨BN2の中央よりも当該足趾の先端に近い位置を有する。
ところで、ハンマートウにおいては、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中節骨BN2遠位の関節の少なくとも1つが過度に伸展してしまうことがある。これに対し、足底支持具10によれば、ハンマートウの足趾において、中節骨BN2遠位の関節を適切に屈曲させることができる。これにより、ハンマートウの足趾において、中節骨BN2遠位の関節が過度に伸展した状態で、当該足趾の先端部に過大な力が加えられることを回避できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
更に、第1実施形態の足底支持具10において、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の先端から基端へ向かう方向における高位部の端(本例では、上面12の後縁)は、当該足趾の中節骨BN2遠位の関節よりも当該足趾の基端に近い位置を有する。
ところで、クロートウにおいては、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中節骨BN2遠位の関節の少なくとも1つが過度に屈曲してしまうことがある。これに対し、足底支持具10によれば、クロートウの足趾において、中節骨BN2遠位の関節を伸展させた状態に近づけることができる。これにより、クロートウの足趾において、中節骨BN2遠位の関節が過度に屈曲した状態で、当該足趾の先端部に過大な力が加えられることを回避できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
更に、第1実施形態の足底支持具10は、各足趾に対して、当該足趾の先端から基端へ向かうにつれて低くなる位置にて、支持面のうちの、当該足趾の先端から基端へ向かう方向において高位部(本例では、上面12)と互いに隣り合い且つ高位部よりも当該足趾の基端側に位置する部分を構成する変位部(本例では、後面11)を備える。
ところで、運動に伴って足底の一部が支持面に対して摺動することにより、各足趾の基節骨BN3近位の関節が当該足趾の先端へ近づくように移動することがある。この場合、当該足趾の基節骨BN3遠位の関節が過度に屈曲する虞がある。
これに対し、足底支持具10によれば、運動に伴って足底の一部が支持面に対して摺動した場合であっても、足底が変位部に当接することにより、各足趾の基節骨BN3近位の関節が当該足趾の先端へ近づくことを抑制できる。従って、各足趾の基節骨BN3遠位の関節の少なくとも1つが過度に屈曲した状態で、各足趾の先端部に過大な力が加えられることを回避できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
また、第1実施形態の足底支持具10において、上面12及び後面11は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面にて連続する。
これによれば、足底と足底支持具10とが接触する面積を大きくすることができる。これにより、足底に加えられる力を分散できる。更に、足底が足底支持具10に対して移動することを抑制できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12及び後面11は、複数の構成体によりそれぞれ構成されていてもよい。この場合、上面12及び後面11は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面にて、離間していてもよい。
また、第1実施形態の足底支持具10において、上面12は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において、上面12の両端を結ぶ直線(換言すると、上面12の前縁と上面12の後縁とを結ぶ直線)は、水平方向にて延在する。
これによれば、末節骨BN1近位の関節が過度に伸展すること、及び、末節骨BN1近位の関節が過度に屈曲すること、を抑制できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10を使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
ところで、第1実施形態の足底支持具10は、中実である。なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10は、中空であってもよい。また、第1実施形態の変形例の足底支持具10は、上面12及び後面11を構成する板状の部材と、当該板状の部材を支持する柱状の部材と、により構成されていてもよい。
また、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12及び後面11のそれぞれは、複数(例えば、多数)の構成体により構成されていてもよい。この場合、構成体間に隙間が設けられていてもよい。また、この場合、各構成体は、柱状の部材であってもよい。
ところで、第1実施形態の足底支持具10において、上面12の後縁は、下面14の後縁よりも、y軸の正方向の位置を有する。なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の後縁は、下面14の後縁とy軸方向における同じ位置を有していてもよく、下面14の後縁よりも、y軸の負方向の位置を有していてもよい。
ところで、第1実施形態の足底支持具10において、上面12の前縁は、下面14の前縁よりも、y軸の正方向の位置を有する。なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の前縁は、下面14の前縁とy軸方向における同じ位置を有していてもよく、下面14の前縁よりも、y軸の負方向の位置を有していてもよい。
ところで、第1実施形態の足底支持具10において、上面12は、水平面に一致する。
なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12は、上面12の前縁が上面12の後縁よりも上方に位置するように水平面に対して傾斜していてもよい。これによれば、末節骨BN1近位の関節をより一層伸展させた状態に近づけることができる。
また、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12は、上面12の前縁が上面12の後縁よりも下方に位置するように水平面に対して傾斜していてもよい。これによれば、足趾の先端が上面12から滑落することを抑制できる。
ところで、第1実施形態の足底支持具10において、上面12は、平面である。
なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において、中央部が窪むように湾曲していてもよい。
また、第1実施形態の足底支持具10において、後面11は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において直線状である。
なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、後面11は、各足趾に対して、当該足趾に沿って延在する鉛直面による断面において、中央部が窪むように湾曲していてもよい。
ところで、第1実施形態の足底支持具10において、上面12の後縁は、第1趾FF1乃至第5趾FF5のそれぞれの、末節骨BN1近位の関節の近傍の下方に位置する。
なお、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の後縁は、第1趾FF1乃至第5趾FF5の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、末節骨BN1近位の関節と末節骨BN1の中央との間に位置していてもよい。また、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の後縁は、第1趾FF1の下方において、第1趾FF1の基節骨BN3の中央と末節骨BN1近位の関節との間に位置していてもよい。また、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の後縁は、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の中節骨BN2の中央と末節骨BN1近位の関節との間に位置していてもよい。
また、第1実施形態の変形例の足底支持具10において、上面12の後縁は、第2趾FF2乃至第5趾FF5の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の中節骨BN2遠位の関節よりも当該足趾の基端に近い位置(例えば、中節骨BN2近位の関節の近傍の位置)を有していてもよい。この場合、例えば、上面12の後縁は、第4趾FF4及び第5趾FF5のそれぞれの下方において、中節骨BN2近位の関節の近傍に位置していてもよい。
また、第1実施形態の変形例の足底支持具10は、上面12において、足趾間の隔壁を備えていてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の足底支持具について説明する。第2実施形態の足底支持具は、第1実施形態の足底支持具に対して、足底支持具の上面が凹凸を有する点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
図12乃至図18に表されるように、第2実施形態の足底支持具10Aは、第1実施形態の上面12に代えて、上面12Aを備える。
図12は、足底支持具10Aの右後上方斜視図である。図13は、足底支持具10Aの平面図である。図14は、足底支持具10Aの底面図である。図15は、足底支持具10Aの正面図である。図16は、足底支持具10Aの背面図である。図17は、足底支持具10Aの右側面図である。図18は、足底支持具10Aの左側面図である。
図12及び図13に表されるように、上面12Aは、第1趾FF1乃至第5趾FF5の下方にそれぞれ位置する、第1凹部12A1、第2凹部12A2、第3凹部12A3、第4凹部12A4、及び、第5凹部12A5を有する。
第1凹部12A1は、第1趾FF1に沿った方向に直交する鉛直面による断面において、第1趾FF1の両端部の下方の部分が第1趾FF1の中央部の下方の部分よりも高くなるように湾曲する。第2凹部12A2乃至第5凹部12A5のそれぞれも、第1趾FF1に代えて、第2趾FF2乃至第5趾FF5にそれぞれ対応する点を除いて、第1凹部12A1と同様に構成される。
以上、説明したように、第2実施形態の足底支持具10Aによれば、第1実施形態の足底支持具10と同様の作用及び効果が奏される。
更に、第2実施形態の足底支持具10Aにおいては、足趾に沿った方向に直交する鉛直面による断面において、高位部(本例では、上面12A)は、当該足趾の両端部の下方の部分が当該足趾の中央部の下方の部分よりも高くなるように湾曲する。
これによれば、足底と足底支持具10Aとが接触する面積を大きくすることができる。これにより、足底に加えられる力を分散できる。更に、足趾が足底支持具10Aに対して移動することを抑制できる。この結果、屈趾症の使用者が足底支持具10Aを使用することにより、使用者が運動しやすくなる。
なお、第2実施形態の変形例の足底支持具10Aにおいて、上面12Aは、第1趾FF1乃至第5趾FF5の一部の足趾のそれぞれに対してのみ凹部を有していてもよい。この場合、例えば、上面12Aは、第5趾FF5に対してのみ凹部を有していてもよく、第4趾FF4及び第5趾FF5のそれぞれに対してのみ凹部を有していてもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の足底支持具について説明する。本例では、足底支持具は、立体型槌指矯正具、又は、立体構造パットと表されることがある。
(技術分野)
第3実施形態は、足趾槌指矯正に用いられる矯正具、さらに詳しくは足趾の関節を伸展状態に保持する事により槌指を矯正する立体型槌指矯正具である。
(背景技術)
足趾の槌指(ハンマートゥー)は、様々な原因により足趾が屈曲した状態の症状である。立位や歩行時に足趾部が加圧され痛みが伴う事が原因となり、殊に麻痺患者のリハビリテーションを行う上の、最大の障害の一つである。
人体の足趾部の近位指節間関節(PIP)及び、遠位指節間関節(DIP)は、蝶番関節の形態であり、運動は、伸展、屈曲のみである。蝶番関節である近位指節間関節(PIP)及び、遠位指節間関節(DIP)に屈曲制限を加えた状態を保持する事より槌指症状の改善が見込まれる。
従来の槌指矯正具は、上記の足趾伸展状態を足底部が平面状の状態で関節上部から加圧、若しくは、足趾をベルト等で固定する事により保持する方法を採用している。
(解決しようとする課題)
従来の槌指矯正具では、足趾の屈曲力の強弱において、足趾の屈曲が制限されず、槌指症状が改善されない症例が散見される。
第3実施形態は、足趾の伸展状態を保持するための足趾底部の立体構造パットに関するものである。
(課題を解決するための手段)
即ち、第3実施形態は、足趾底部の、中足指節間関節(MP)から第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)間足趾底部を傾斜状(2)、第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)より足趾先端部に平面の形状(1)を有した、足趾形状の矯正を目的とした立体型パッドである。
(効果)
人体の足趾部の近位指節間関節(PIP)及び、遠位指節間関節(DIP)は、蝶番関節の形態であり、運動は、伸展、屈曲のみである。
中足指節間関節を伸展させた状態で、同時に第一趾指節間関節(IP)・遠位指節間関節(DIP)伸展させた状態を保持し、且つ、足趾先端部に屈曲制限を加えた状態に於いて、蝶番関節である近位指節間関節(PIP)及び、遠位指節間関節(DIP)は、その構造上、屈曲運動が極めて困難な状態となる。
前記の足趾の状態は、足趾底部に立体型パッドを装着する事により可能となり、足趾の屈曲を制限する事により、槌指症状の矯正が可能となる。
また、従来の方法と比して、足趾の屈曲の強弱による影響を軽減する事が可能となる。
(構成)
次に具体的な例を示す図に基づいて、第3実施形態について説明する。
図19は、立体型槌指矯正具の側面図である。
図19の1上部平面部に第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)より足趾先端部足底を合わせる。
図19の2傾斜部上面には、足趾底部の、中足指節間関節(MP)から第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)間足趾底部が接する事になり、図19の3の平面部上面には、足底部底側が接する事となる。
前記の状態で、図19の4足部固定用ベルトを用い、足部と立体型槌指矯正具を固定する。
上記の足趾底部と立体型槌指矯正具を固定させた状態で中足指節間関節を伸展させた状態で、同時に第一趾指節間関節(IP)・遠位指節間関節(DIP)伸展させた状態を保持し、且つ、足趾先端部に屈曲制限を加えた状態に於いて、蝶番関節である近位指節間関節(PIP)及び、遠位指節間関節(DIP)は、その構造上、屈曲運動が極めて困難
な状態となり、槌指症状の矯正効果が得られる。
なお、その方法として立体型パッドを用いるにあたり、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正を含む、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは論を俟たない。
(概要)
足趾の槌指(ハンマートゥー)は、様々な原因により足趾が屈曲した状態の症状である。立位や歩行時に足趾部が加圧され痛みが伴う事が原因となり、殊に麻痺患者のリハビリテーションを行う上の、最大の障害の一つである。
従来の槌指矯正具では、足趾の屈曲力の強弱において、足趾の屈曲が制限されず、槌指症状が改善されない症例が散見される。
足趾の伸展状態を足趾底部に立体型パッドを装着する事により保持し、足趾の屈曲を制限する事により、槌指症状の矯正が可能となる。
また、従来の方法と比して、足趾の屈曲の強弱による影響を軽減する事が可能となる。
<付記>
また、本発明は、以下のように表されてもよい。
(付記1)
足趾底部の、中足指節間関節(MP)から第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)間足趾底部を傾斜状(2)、第一趾指節間関節(IP)及び、遠位指節間関節(DIP)より足趾先端部に平面の形状(1)を有した、足趾形状の矯正を目的とした立体型パッド。
(付記2)
前記立体型パッド(1、2、3、6)は耐圧性を有するゴム素材又は、それに類する効果を持つ素材を使用し、足趾の伸展を保持する効果を有する付記1に記載の足趾形状の矯正を目的とした立体型パッド。
(付記3)
前記立体型パッドは足底板から連なる形状を有し、足底部分中間層に硬質のプラスティク素材又は、それに類する効果を持つ素材(5)を使用し、足底部の強度を保持する効果を有する付記1に記載の足趾形状の矯正を目的とした立体型パッド。
(付記4)
前記立体型パッドは足底部分中間層の硬質のプラスティク素材又は、それに類する効果を持つ素材に足部固定用ベルト(4)を取り付けし、足部と前記立体型パッドを固定する効果を有する付記1に記載の足趾形状の矯正を目的とした立体型パッド。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において当業者が理解し得る様々な変更が加えられてよい。
本発明は、日本国にて2020年2月3日に出願された特願2020−27567の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願にて開示された内容のすべてが本明細書に含まれるものとする。
10,10A 足底支持具
11 後面
12,12A 上面
12A1 第1凹部
12A2 第2凹部
12A3 第3凹部
12A4 第4凹部
12A5 第5凹部
13 前面
14 下面
20 ソール部
21 上面
FF 足
FF1 第1趾
FF2 第2趾
FF3 第3趾
FF4 第4趾
FF5 第5趾
BN1 末節骨
BN2 中節骨
BN3 基節骨
BN4 中足骨
1 立体型パッド平面部
2 立体型パッド傾斜部
3 足底平面部
4 足部固定用ベルト
5 足底部硬質素材
6 底部

Claims (5)

  1. 足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する足底支持具であって、
    各足趾において末節骨近位の関節が基節骨近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、前記支持面のうちの、基節骨近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、前記支持面のうちの、末節骨の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部を備え、
    第2趾乃至第5趾の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の先端から基端へ向かう方向における前記高位部の端は、当該足趾の中節骨の中央よりも当該足趾の先端に近い位置を有する、足底支持具。
  2. 足底を支持する支持面のうちの少なくとも一部を構成する足底支持具であって、
    各足趾において末節骨近位の関節が基節骨近位の関節よりも上方に位置するように、各足趾に対して、前記支持面のうちの、基節骨近位の関節の下方の部分よりも高い位置にて、前記支持面のうちの、末節骨の少なくとも一部の下方の部分を構成する高位部を備え、
    第2趾乃至第5趾の中の少なくとも1つの足趾のそれぞれの下方において、当該足趾の先端から基端へ向かう方向における前記高位部の端は、当該足趾の中節骨遠位の関節よりも当該足趾の基端に近い位置を有する、足底支持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の足底支持具であって、
    第1趾の下方において、当該第1趾の先端から基端へ向かう方向における前記高位部の端は、当該第1趾の基節骨の中央と当該第1趾の末節骨の中央との間の位置を有する、足底支持具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の足底支持具であって、
    各足趾に対して、当該足趾の先端から基端へ向かうにつれて低くなる位置にて、前記支持面のうちの、当該足趾の先端から基端へ向かう方向において前記高位部と互いに隣り合い且つ前記高位部よりも当該足趾の基端側に位置する部分を構成する変位部を備える、足底支持具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の足底支持具であって、
    足趾に沿った方向に直交する鉛直面による断面において、前記高位部は、前記足趾の両端部の下方の部分が前記足趾の中央部の下方の部分よりも高くなるように湾曲する、足底支持具。
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