JP6853848B2 - 二次電池及び二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池及び二次電池の製造方法に関し、特に、正極シート、負極シート及びセパレータが積層された電極体を備える二次電池及び当該二次電池の製造方法に関する。
現在、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等では、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池が採用されている。二次電池は、その筐体内に正極の電極シート、負極の電極シート及びセパレータを積層して形成される電極体を備えている。このような電極体を備える二次電池の生産性の向上を目的として、正極の電極シート、負極の電極シート及びセパレータを積層させてから切断する製造方法が提案されている。
例えば、特許文献1が開示する二次電池の製造方法では、リールから引き出して重ね合わせたセパレータと電極シートを、ヒーター付き裁断刃で熱を加えながら裁断し、セパレータと電極シートの切断面を溶着させる。これにより、セパレータと電極シートを一体化させ、電極シートの活物質が露出するのを防ぎ、電極シートの接触による短絡を防止することを意図している。
特開2006−324095号公報
しかしながら、特許文献1が開示する二次電池の製造方法では、熱溶解したセパレータによって電極シートの端部全体を覆うことができず(特許文献1の図2(b)を参照)、電極シートの端部の活物質が露出し、隣接する電極シートが接触して短絡が生じる恐れがある。これを防止するため、電極シートよりも面積が大きいセパレータを用いる方法が考えられるが、この方法では、このようなセパレータを収容する空間を二次電池の筐体内に確保しなければならず、その分、電極シートの有効面積を増大できず、蓄電容量が制限されてしまうという問題がある。
また、リールから引き出されたセパレータには張力がかかるため(特許文献1の図1(b)を参照)、その状態でセパレータを裁断すると、当該張力の反作用である収縮力によってセパレータが収縮し、電極シートの表面に存在する活物質が露出する恐れもある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、電極シートの接触による短絡を防止すると共に、二次電池の蓄電容量を増加させることが可能な二次電池及び二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る二次電池は、正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える。前記負極シート及び前記セパレータは、前記負極シートの両面に前記セパレータが積層された状態で、接着剤によって少なくとも部分的に接着されており、前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも1つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されている。
また、前記負極シート及び前記セパレータの前記端部の近傍部には、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の接着剤が付されていてもよい。
さらに、前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない2つの端部と、これに対応する前記セパレータの2つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていてもよい。
さらに、前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない3つの端部と、これに対応する前記セパレータの3つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていてもよい。
さらに、前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない3つの端部と、これに対応する前記セパレータの3つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されており、前記負極シートの残りの端部における前記集電部以外の部分と、これに対応する前記セパレータの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていてもよい。
さらに、前記負極シート及び前記セパレータのサイズは、前記正極シートのサイズよりも大きく、前記負極シート及び前記セパレータは、前記正極シートと対向しない拡張領域を有しており、前記拡張領域の少なくとも一部において、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の前記接着剤が付されていることが好ましい。
さらに、本発明の一実施形態に係る二次電池の製造方法は、正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池の製造方法であり、前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも一方に接着剤を付す第1の工程と、2つの前記セパレータを前記負極シートの両面に配置し、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータを接着する第2の工程と、前記接着剤によって接着された前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断して、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータの切断面を被覆する第3の工程とを含む。
さらに、前記第1の工程において、前記負極シート及び前記セパレータの切断される部分である切断部及び前記切断部の近傍部に対し、前記切断面を被覆可能な量の接着剤を付すことが好ましい。
さらに、前記第1の工程において、前記切断部及び前記近傍部に対し、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の接着剤を付すことができる。
さらに、前記第1の工程において、前記切断部及び前記近傍部のみに対し、前記接着剤を付すことができる。
さらに、前記第3の工程において、集電部が存在しない側の前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断することができる。
さらに、前記第3の工程において、集電部に対応する部分以外の前記負極シートを前記セパレータと共に加熱切断することができる。
本発明により、電極シートの接触による短絡を防止すると共に、二次電池の蓄電容量を増加させることが可能な二次電池及び二次電池の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る負極シート及びセパレータを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る負極シート及びセパレータの断面図である。 本発明の他の実施形態に係る負極シート及びセパレータを示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る負極シート及びセパレータの切断工程を示す図である。
本発明の二次電池は、正極の電極シートである正極シートと、負極の電極シートである負極シートと、これらの正極シート及び負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える。正極シートは、正極集電体(アルミニウム等)と、正極集電体の両面に形成される正極合剤層とを含む。正極合剤層は、正極活物質(コバルト酸リチウム等)や導電剤、バインダを含む正極合剤スラリーで構成される。負極シートは、負極集電体(銅等)と、負極集電体の両面に形成される負極合剤層とを含む。負極合剤層は、負極活物質(グラファイト等)や導電剤、バインダを含む負極合剤スラリーで構成される。
本発明の二次電池の製造方法は、負極シート及びセパレータの少なくとも一方に接着剤を付す第1の工程と、2枚のセパレータを負極シートの両面に配置し、これらを接着剤によって接着する第2の工程と、当該接着剤によって接着された負極シート及びセパレータを加熱切断して、負極シート及びセパレータの切断面を接着剤によって被覆する第3の工程とを含む。以下、第1の工程及び第2の工程を接着工程と称し、第3の工程を切断工程と称する。また、切断される前の負極シートを切断前負極シートと称し、切断された後の負極シートを切断後負極シートと称する。さらに、切断される前の正極シートを切断前正極シートと称し、切断された後の正極シートを切断後正極シートと称する。
<本発明の一実施形態>
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る切断前負極シート及びセパレータを示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る切断前負極シート、切断後負極シート及びセパレータの断面図である。図1には、接着工程よりも前に実施される工程において形成された集電部101を有する切断前負極シート100と、セパレータ110a,110bが、積層されて接着された様子が示されている。本実施形態では、電極シートの接触による短絡を防止するため、集電部101が存在する側と、集電部101が存在する側の反対側において、切断後のセパレータ110a,110bの面積が、切断後負極シート100の面積よりも大きくなるように構成されている。図2には、切断工程において加熱切断される前の切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bと、切断工程において加熱切断された後の切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bが示されている。
接着工程において切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bに接着剤を付す行為には、これらに接着剤を塗布する行為及び吹付ける行為等が含まれる。以下、説明の便宜上、接着剤を付す行為の一態様である接着剤を塗布する行為について説明する。
接着工程では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの一方又は双方について、これらの接触面の全体又は一部に接着剤を塗布することができる。これらの接触面の一部に接着剤を塗布する場合には、少なくとも切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断される部分(以下、「切断部」とする。)200及び当該切断部の近傍部201,202に対し、接着剤を塗布する。切断部200及び近傍部201,202には、他の部分よりも多くの量の接着剤を塗布することが好ましい。また、切断部200及び近傍部201,202には、流動性が低く、塗り幅を狭くすることができる接着剤(例えば、アクリル性接着剤等)を塗布することが好ましい。また、接着剤が均一に塗布された市販のセパレータの切断部200及び近傍部201,202のみに対し、接着剤をさらに塗布してもよい。
次いで、切断前負極シート100の両面にセパレータ110a,110bが配置された状態で、加熱式加圧ローラによって切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加圧及び加熱する。これにより、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bが伸張すると共に、接着剤が溶融する。その結果、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bが伸張した状態で接着され、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bが一体化される。
切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bが接着されると、切断工程において、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断する。切断工程では、図1及び図2に示す切断線に沿うように、加熱式切断刃を切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bに押し当てることにより、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを実質的に同時に切断する。切断時の加熱式切断刃の温度は、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bに塗布された接着剤を溶融でき、且つ、負極シート100及びセパレータ110a,110bが溶融しない温度であることが好ましい。
加熱式切断刃によって切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを切断する場合、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bは、加熱式切断刃が加える剪断力によって切断されると共に、切断部200及び近傍部201,202に塗布された接着剤が、加熱式切断刃から伝わる熱によって溶融する。その結果、図2に示すように、溶融した接着剤が、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断面210,211を被覆する。その後、切断面210,211の温度低下に伴って接着剤が凝固し、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの端部が、凝固した接着剤によって覆われた状態になる。これを実現するため、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部200及び近傍部201,202には、切断面210,211を被覆可能な量の接着剤を塗布することが好ましい。
本実施形態では、図1に示すように、回転式搬送装置であるリール120に巻かれた切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bが、リール120から引き出されて加熱切断される。このとき、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bは、移動方向に略垂直な切断線に沿って切断され、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断面に相当する2つの端部が揃った状態で、凝固した接着剤によって被覆される。なお、図1には、リール120に巻かれた状態の切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bがリール120から引き出されて切断されるが、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bは、必ずしもリール120に巻き付ける必要はない。例えば、接着工程において、上下に配置された2つの加圧式加圧ローラを用いて、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加圧及び加熱して接着させた後、続けて切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断してもよい。
次いで、このようにして形成された切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bと、切断前正極シートを適切なサイズに切断して形成された切断後正極シートとの接触面に接着剤を塗布し、これらを交互に積層するように配置する。そして、積層された切断後正極シート、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bを、加熱式加圧ローラによって加圧及び加熱することにより、本発明の二次電池が備える電極体が形成される。
本発明では、切断後正極シートから放出される陽イオン(リチウムイオンや水素イオン等)を受容するために、切断後負極シート100のサイズは、切断後正極シートよりも大きいことが好ましい。また、セパレータ110a,110bは、電極シートの短絡を防止するために、切断後負極シート100のサイズと同等以上であることが好ましい。切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bのサイズを切断後正極シートよりも大きくすることにより、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bは、切断後正極シートと対向しない拡張された領域(以下、「拡張領域」とする。)、すなわち、二次電池の蓄電に影響を及ぼさない拡張領域を有することになる。本発明の二次電池の製造方法では、この拡張領域において切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断する。これにより、本発明では、二次電池の蓄電性能に影響を及ぼすことなく、以下の効果を奏することができる。
本実施形態では、切断工程において切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断するため、切断部200及び近傍部201,202に塗布された接着剤が溶融し、溶融した接着剤によって切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断面210,211が被覆される。そして、切断面210,211の温度低下に伴って接着剤が凝固することにより、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断面210,211が、凝固した接着剤によって覆われた状態となる。このため、切断後負極シート100の端部が露出するのを防ぐことができ、切断後正極シートとの接触による短絡を防止することができる。これにより、セパレータ110a,110bの面積を切断後負極シート100の面積よりも大きくする方法に比べ、電極シートの有効面積を増大させることができ、二次電池の蓄電容量を増加させることができる。
また、本実施形態では、接着工程において、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの少なくとも一方に接着剤を塗布し、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを接着させた後、切断工程において、接着剤で接着された切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを切断する。これにより、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの接着状態が維持される。このため、接着工程において加えられた圧力によって伸張したセパレータ110a,110bが、切断後に収縮するのを防止することができる。その結果、切断後負極シート100の負極合剤層の表面が露出するのを防ぐことができ、切断後正極シートとの接触による短絡を防止することができる。
さらに、切断部200及び近傍部201,202、すなわち、多く量の接着剤が付される領域は、拡張領域の一部であることが好ましい。具体的には、拡張領域の端部から約80%以内の領域であることが好ましく、また、拡張領域の端部から約50%以内の領域であることがより好ましい。この領域には、負極シート及びセパレータの接着に必要な量よりも多くの接着剤が付されることになる。一般的に接着剤は、電池の抵抗を上げる要因となるが、拡張領域では、正極シート及び負極シートが対向しないため、接着剤を付すことによる電池の抵抗への影響が小さい。また、拡張領域の一部のみに接着剤を付すことにより、負極シートのサイズを正極シートよりも大きくすることで得られる効果(陽イオンの受容性能の向上)も失われない。
<本発明の他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述した実施形態では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの接触面の全体又は一部に接着剤を塗布し又は吹付けるが、他の実施形態では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部200及び近傍部201,202のみに接着剤を塗布し又は吹付けてもよい。これにより、接着剤の使用量を低減すると共に、接着剤の塗布又は吹付けに要する工数を削減することができる。
また、他の実施形態では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの接触面の全体又は一部に接着剤シートを配置することにより、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bに接着剤を付してもよい。これにより、作業者による接着剤の塗り斑や吹付け斑を防ぐことができ、製品の品質を均一化することができる。この場合、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部200及び近傍部201,202に対し、切断面210,211を被覆可能な量の接着剤を含む接着剤シートを配置することが好ましい。例えば、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部200及び近傍部201,202に対し、他の部分よりも多くの接着剤シートを配置することができる。
さらに、他の実施形態では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの接触面の全体又は一部に接着剤シートを配置する代わりに、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部200及び近傍部201,202のみに接着剤シートを配置してもよい。これにより、接着剤シートの配置に要する工数及び接着剤シートの使用量を削減することができる。
さらに、図1に示す実施形態では、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの移動方向に略垂直な切断線に沿って、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断するが、他の実施形態では、図3に示すように、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの移動方向に略垂直な第1の切断線に沿って、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断しつつ、第1の切断線に略垂直な第2の切断線にも沿って、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断してもよい。すなわち、集電部101が存在しない側の切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bを加熱切断してもよい。第2の切断線に対応する切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断部及びその近傍部には、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの他の部分よりも多くの量の接着剤が付されている。これにより、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの切断面に相当する3つの端部、すなわち、切断後負極シート100の4つの端部のうち集電部101を含まない3つの端部と、これに対応するセパレータ110a,110bの3つの端部が揃った状態で、凝固した接着剤によって被覆されるため、これらの端部を保護することができる。このため、セパレータ110a,110bの面積を切断後負極シート100の面積よりも大きくする方法に比べ、電極シートの有効面積を増大させることができ、二次電池の蓄電容量を増加させることができる。なお、本実施形態では、電極シートの接触による短絡を防止するため、集電部101が存在する側においてのみ、セパレータ110a,110bの面積が、切断後負極シート100の面積よりも大きくなるように構成されている。
さらに、他の実施形態では、集電部101が存在する側においても、切断前負極シート100をセパレータ110a,110bと共に加熱切断することができる。具体的には、図4に示すように、集電部101が形成される前の切断前負極シート100における、集電部101に対応する部分102以外に、セパレータ110a,110bを両面から貼り合わせ、打ち抜き加工によって加熱切断することにより、集電部101を有する切断後負極シート100を形成する。打ち抜き加工される切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの積層部分(すなわち、切断部)及びその近傍部には、切断前負極シート100及びセパレータ110a,110bの他の部分よりも多くの量の接着剤が付されている。これにより、集電部101を除く、切断後負極シート100及びセパレータ110a,110bの全ての端部が揃った状態で、凝固した接着剤によって被覆されるため、これらの端部を保護することができる。このため、単にセパレータ110a,110bの面積を切断後負極シート100の面積よりも大きくする方法に比べ、電極シートの有効面積を増大させることができ、二次電池の蓄電容量を増加させることができる。
100 負極シート
101 集電部
110a,110b セパレータ
120 リール
200 切断部
201,202 近傍部
210,211 切断面

Claims (10)

  1. 正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池であって、
    前記負極シート及び前記セパレータは、前記負極シートの両面に前記セパレータが積層された状態で、接着剤によって少なくとも部分的に接着されており、
    前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも1つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されており、
    前記負極シート及び前記セパレータの前記端部の近傍部には、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の接着剤が付されていることを特徴とする、二次電池。
  2. 正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池であって、
    前記負極シート及び前記セパレータは、前記負極シートの両面に前記セパレータが積層された状態で、接着剤によって少なくとも部分的に接着されており、
    前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも1つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されており、
    前記負極シート及び前記セパレータのサイズは、前記正極シートのサイズよりも大きく、前記負極シート及び前記セパレータは、前記正極シートと対向しない拡張領域を有しており、
    前記拡張領域の少なくとも一部において、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の前記接着剤が付されていることを特徴とする、二次電池。
  3. 前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない2つの端部と、これに対応する前記セパレータの2つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の二次電池。
  4. 前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない3つの端部と、これに対応する前記セパレータの3つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の二次電池。
  5. 前記負極シートの4つの端部のうち集電部を含まない3つの端部と、これに対応する前記セパレータの3つの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されており、
    前記負極シートの残りの端部における前記集電部以外の部分と、これに対応する前記セパレータの端部が、揃った状態で接着剤によって被覆されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の二次電池。
  6. 正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池の製造方法であって、
    前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも一方に接着剤を付す第1の工程と、
    2つの前記セパレータを前記負極シートの両面に配置し、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータを接着する第2の工程と、
    前記接着剤によって接着された前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断して、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータの切断面を被覆する第3の工程と
    を含
    前記第1の工程において、前記負極シート及び前記セパレータの切断される部分である切断部及び前記切断部の近傍部に対し、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の接着剤を付すことを特徴とする、二次電池の製造方法。
  7. 正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池の製造方法であって、
    前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも一方に接着剤を付す第1の工程と、
    2つの前記セパレータを前記負極シートの両面に配置し、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータを接着する第2の工程と、
    前記接着剤によって接着された前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断して、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータの切断面を被覆する第3の工程と
    を含み、
    前記第1の工程において、前記負極シート及び前記セパレータの切断される部分である切断部及び前記切断部の近傍部のみに対し、前記接着剤を付すことを特徴とする、二次電池の製造方法。
  8. 正極シートと、負極シートと、前記正極シート及び前記負極シートを絶縁するセパレータが積層された電極体を備える二次電池の製造方法であって、
    前記負極シート及び前記セパレータの少なくとも一方に接着剤を付す第1の工程と、
    2つの前記セパレータを前記負極シートの両面に配置し、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータを接着する第2の工程と、
    前記接着剤によって接着された前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断して、前記接着剤によって前記負極シート及び前記セパレータの切断面を被覆する第3の工程と
    を含み、
    前記負極シート及び前記セパレータのサイズは、前記正極シートのサイズよりも大きく、前記負極シート及び前記セパレータは、前記正極シートと対向しない拡張領域を有しており、
    前記第1の工程では、前記拡張領域の少なくとも一部において、前記負極シート及び前記セパレータの他の部分よりも多くの量の前記接着剤を付すことを特徴とする、二次電池の製造方法。
  9. 前記第3の工程において、集電部が存在しない側の前記負極シート及び前記セパレータを加熱切断することを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
  10. 前記第3の工程において、集電部に対応する部分以外の前記負極シートを前記セパレータと共に加熱切断することを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
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