JP6852645B2 - ターボチャージャの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明はターボチャージャの製造方法に関するものである。
特許文献1には、アクチュエータによって駆動されるシャフトと、座面に当接してウェイストゲートポートを閉塞する弁体とによって構成されたウェイストゲートバルブを備えたターボチャージャが開示されている。このターボチャージャでは、製造公差によって生じる弁体と座面との隙間を解消するために、弁体の当接面を座面に当接させた状態で、弁体とシャフトとを溶接している。
特開2014−5789号公報
ところで、シャフトを支持しているブシュとシャフトとの間には、シャフトの回動を許容するために隙間が存在している。そのため、上記のように弁体の当接面を座面に当接させた状態でシャフトと弁体とを接合し、製造公差による隙間を解消したとしても、アクチュエータを駆動してウェイストゲートバルブを駆動させたときには、ブシュ内でシャフトが傾き、弁体の位置がずれてしまうおそれがある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するためのターボチャージャの製造方法が適用されるターボチャージャは、タービンハウジングに設けられたブシュに回動自在に支持されるシャフトを含むシャフト側の部材と、前記タービンハウジングの座面に着座してウェイストゲートポートを閉塞する弁体を含む弁体側の部材と、を有するウェイストゲートバルブを備えている。そして、このターボチャージャは、前記タービンハウジングの外側に設けられたアクチュエータによって前記シャフト側の部材を駆動することによって前記ウェイストゲートバルブを開閉する。このターボチャージャの製造方法は、前記シャフト側の部材を前記ブシュに挿通させて前記アクチュエータと連結する連結工程と、前記シャフト側の部材と前記弁体側の部材とを組み合わせる組合せ工程と、前記シャフト側の部材と前記弁体側の部材とを接合する接合工程とを含んでいる。そして、この製造方法では、前記連結工程及び前記組合せ工程を経て前記タービンハウジングに配置された前記ウェイストゲートバルブを、前記アクチュエータによって閉弁側に駆動し、前記弁体の当接面を座面に押し当てている状態で前記接合工程を実施する。
上記の製造方法によれば、アクチュエータの駆動に伴いシャフトがブシュ内で傾き、且つ弁体の当接面が座面に押し付けられている状態でシャフト側の部材と弁体側の部材とが接合される。そのため、アクチュエータを駆動してウェイストゲートバルブを閉弁するときと同様の姿勢でシャフト側の部材と弁体側の部材とが接合されることになる。したがって、ブシュとシャフトとの隙間を含めた部品間の隙間や製造公差があったとしても、それによって生じる隙間を解消した状態でウェイストゲートバルブを組み付けることができる。
ターボチャージャの斜視図。 タービンハウジングの部分断面図。 ウェイストゲートバルブの上面図。 図3における4−4線矢視断面図。 ウェイストゲートバルブを組み付ける手順の流れを示すフローチャート。 ウェイストゲートポート近傍の拡大断面図。 図6における7−7線矢視断面図。
以下、ターボチャージャ及び同ターボチャージャの製造方法の一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1に示されているように、ターボチャージャ100は、コンプレッサハウジング110と、ベアリングハウジング120と、タービンハウジング130とを組み合わせて構成されている。なお、コンプレッサハウジング110はコンプレッサホイールを収容するハウジングであり、タービンハウジング130はタービンホイールを収容するハウジングである。そして、ベアリングハウジング120はコンプレッサホイールとタービンホイールとを連結している連結シャフトを支持するハウジングである。
ベアリングハウジング120は、ボルトによってコンプレッサハウジング110と締結されている。そして、タービンハウジング130は、クランプ140によってベアリングハウジング120に組み付けられている。
図2に示されているように、タービンハウジング130内にはタービンホイール135が収容されており、タービンハウジング130にはタービンホイール135を取り囲むように延びるスクロール通路131が形成されている。スクロール通路131を通ってタービンホイール135に吹き付けられた排気は、排出通路132を通じてタービンハウジング130から排気通路へと排出される。
ターボチャージャ100においては、スクロール通路131を通過した排気がタービンホイール135に吹き付けられることにより、タービンホイール135が回転する。タービンホイール135が回転するとタービンホイール135と連結シャフトを介して連結されているコンプレッサホイールが回転して吸入空気の過給が行われる。
図2に示されているように、タービンハウジング130には、ウェイストゲートポート133が設けられている。ウェイストゲートポート133は、タービンホイール135を迂回してスクロール通路131と排出通路132とを繋ぐ通路であり、タービンホイール135を迂回させて排気を流す通路である。なお、ウェイストゲートポート133は断面が円形をなしている。
また、ターボチャージャ100には、ウェイストゲートバルブ10が設けられている。ウェイストゲートバルブ10は、ウェイストゲートポート133を塞ぐ円盤状の弁板12を有しており、タービンハウジング130に設けられたブシュに回動可能に支持されているシャフト15を中心に回動して、ウェイストゲートポート133を開閉するものである。
図2に示されているように、弁板12がタービンハウジング130における座面130aに当接しているときには、弁板12の当接面12aによってウェイストゲートポート133が閉塞された状態になる。一方、弁板12の当接面12aがウェイストゲートポート133から離間していてウェイストゲートポート133が開放されているとき、すなわちウェイストゲートバルブ10が開弁しているときには、スクロール通路131を通過した排気がウェイストゲートポート133を通じて排出通路132に流れ込むようになる。こうしてスクロール通路131を通過した排気がウェイストゲートポート133を通じて排出通路132に流れ込むようになると、タービンホイール135に吹き付けられる排気の量が少なくなる。そのため、ウェイストゲートバルブ10が開弁している場合には、タービンホイール135及びコンプレッサホイールの回転が抑制され、過給が抑制されるようになる。
ターボチャージャ100では、ウェイストゲートバルブ10のシャフト15が、タービンハウジング130を貫通してタービンハウジング130の外側にまで延びている。図1及び図2に示されているように、タービンハウジング130の外側に突出しているシャフト15の先端部には、板状のウェイストゲート側リンクアーム25が固定されている。ウェイストゲート側リンクアーム25におけるシャフト15が固定されている部分から離間した位置には、シャフト15の中心軸と中心軸が平行になるように円柱状の連結ピン26が固定されている。
また、図1に示されているように、コンプレッサハウジング110には、ウェイストゲートバルブ10を駆動するためのアクチュエータ20が固定されている。アクチュエータ20は、モータを内蔵しており、モータによって回転軸22を駆動する。回転軸22には板状のアクチュエータ側リンクアーム23が固定されている。アクチュエータ側リンクアーム23における回転軸22が固定されている部分から離間した位置には回転軸22の中心軸と中心軸が平行になるように連結ピン26が固定されている。
ターボチャージャ100では、アクチュエータ側リンクアーム23とウェイストゲート側リンクアーム25とを駆動ロッド28を介して連結している。駆動ロッド28の両端部には、挿通孔が設けられている。挿通孔の直径は、連結ピン26の直径よりも僅かに大きくなっている。駆動ロッド28の一端は、連結ピン26を挿通孔に挿通させるようにウェイストゲート側リンクアーム25に組み付けられ、連結ピン26の先端部に設けられた溝に嵌め込まれるEリング24によって抜け止めされている。
駆動ロッド28の他端は、連結ピン26を挿通孔に挿通させるようにアクチュエータ側リンクアーム23に組み付けられ、連結ピン26の先端部に設けられた溝に嵌め込まれるEリング24によって抜け止めされている。
これにより、アクチュエータ20によって回転軸22が駆動され、回転軸22を中心にアクチュエータ側リンクアーム23が回動すると、アクチュエータ20の駆動力が駆動ロッド28を介してウェイストゲート側リンクアーム25に伝達される。そして、ウェイストゲート側リンクアーム25がシャフト15を中心に回動し、ウェイストゲートバルブ10がウェイストゲートポート133に近接するように、又はウェイストゲートポート133から離間するように駆動される。ターボチャージャ100においては、こうしてアクチュエータ20を駆動することによってウェイストゲートポート133を開閉することができるようになっている。
次に図3及び図4を参照してウェイストゲートバルブ10の構成を詳しく説明する。
図3に示されているように、ウェイストゲートバルブ10は、シャフト15を備えたスイングアーム14に、弁体11を組み付けたものである。弁体11は、スイングアーム14におけるレバー16に組み付けられている。
シャフト15と接続しているレバー16は、湾曲しており、シャフト15と接続している部分と反対側の部分は板状になっている。弁体11はこの板状の部分に固定されており、弁体11が固定されている部分の位置はシャフト15の中心軸から同中心軸と直交する方向にずれている。
また、シャフト15は、レバー16と接続している大径部15aと、大径部15aよりも直径の小さい小径部15bとからなっている。大径部15aと小径部15bは中心軸が一致するように接続している。このターボチャージャ100では、シャフト15の大径部15aがタービンハウジング130に嵌め込まれているブシュに回動自在に支持されている。そして、タービンハウジング130の外側に飛び出した小径部15bにウェイストゲート側リンクアーム25が固定されている。これにより、ウェイストゲートバルブ10がシャフト15を中心に回動し、弁体11がウェイストゲートポート133を開閉するようになっている。
図4に示されているように、弁体11は、レバー16に設けられている挿通孔16aに弁軸13を挿通させた状態でレバー16に固定されている。弁軸13は、弁板12の当接面12aとは反対側の裏面12bから弁板12に対して垂直に延びている。なお、弁軸13は弁板12の中央に設けられている。
図3に示されているように、挿通孔16aの内周面は、2つの曲面部16cと、これら2つの曲面部16cを繋ぎ、シャフト15の中心軸と直交する面と平行な2つの平面部16bとからなっている。なお、曲面部16cは、挿通孔16aの径方向外側に向かって凸な半円状の湾曲面である。
上記のように半円状の2つの曲面部16cの間に平面部16bが存在しているため、レバー16の挿通孔16aは、弁板12の当接面12aと平行であり且つシャフト15の中心軸と直交する方向を長手方向とする長孔になっている。
また、図4に示されているように、挿通孔16aにおける弁板12側の部分は、弁板12に近い部位ほど内径が大きくなるように傾斜したテーパ面16dになっている。
そして、弁軸13の直径は、挿通孔16aにおける2つの平面部16bの間隔よりも僅かに小さくなっている。そして、弁軸13は略円柱状であるが、挿通孔16aの平面部16bと対向する部分が平坦になっている。
これにより、図4に示されているように、弁軸13を挿通孔16aに挿通した状態において挿通孔16aの平面部16bと弁軸13との隙間は極めて小さくなっている。
その一方で、図3に示されているように、挿通孔16aの曲面部16cと弁軸13との間には、挿通孔16aの平面部16bと弁軸13との隙間よりも大きな隙間が存在している。
次に、このターボチャージャ100の製造方法、特にウェイストゲートバルブ10の組み付け方法について説明する。
上記のように、ウェイストゲートバルブ10はシャフト15を含むシャフト側の部材であるスイングアーム14と、弁板12及び弁軸13からなる弁体11とを組み合わせて構成されている。
このウェイストゲートバルブ10を組み付ける際には、まず、弁体11と組み合わせていない状態のスイングアーム14をタービンハウジング130に取り付ける。具体的には、図5に示されているように、ステップS10の工程として、スイングアーム14のシャフト15をタービンハウジング130に嵌め込まれているブシュに挿入する。
そして、次にステップS20の工程として、タービンハウジング130の外側に飛び出しているシャフト15の小径部15bにウェイストゲート側リンクアーム25を固定する。なお、ウェイストゲート側リンクアーム25にはシャフト15の小径部15bを嵌め込む挿通孔が設けられている。ここでは、この挿通孔に小径部15bを嵌め込んだ状態で溶接することにより、シャフト15にウェイストゲート側リンクアーム25を固定する。
次に、ステップS30の工程として、リンクアーム23,25同士を駆動ロッド28で連結する。具体的には、駆動ロッド28の一端を、連結ピン26を挿通孔に挿通させるようにウェイストゲート側リンクアーム25に組み付け、連結ピン26の溝にEリング24を嵌め込んで抜け止めを行う。また、駆動ロッド28の他端を、連結ピン26を挿通孔に挿通させるようにアクチュエータ側リンクアーム23に組み付け、連結ピン26の溝にEリング24を嵌め込んで抜け止めを行う。これにより、リンクアーム23,25同士が駆動ロッド28によって連結され、アクチュエータ20の駆動力がスイングアーム14に伝達されるようになる。
次に、ステップS40の工程として、スイングアーム14と弁体11とを組み合わせる。具体的には、スイングアーム14の挿通孔16aに弁体11の弁軸13を挿入する。なお、この段階では、スイングアーム14と弁体11とは接合されておらず、互いの相対移動は許容されている。
次に、ステップS50の工程として、アクチュエータ20を閉弁方向に駆動する。すなわち、アクチュエータ20を、ウェイストゲートバルブ10を閉弁させる方向に駆動する。
図6及び図7に示されているように、こうしてアクチュエータ20を閉弁方向に駆動することにより、弁板12の当接面12aが座面130aに当接し、弁板12がウェイストゲートポート133を閉塞するように当接面12aに押し付けられた状態になる。なお、図6は図3における3−3線矢視方向に相当する断面図であり、図7は図6における7−7線矢視断面図である。
ウェイストゲートバルブ10では、上述したようにレバー16に設けられている挿通孔16aが長孔になっており、挿通孔16aの曲面部16cと弁軸13との間に隙間が生じるようになっている。そのため、このウェイストゲートバルブ10における弁体11は、ステップS50の工程の段階においては、スイングアーム14のレバー16に対して傾動可能になっている。
これにより、図6に示されているように、ウェイストゲートバルブ10を閉弁側に駆動しているときには、レバー16に対して弁体11が傾動し、弁板12の当接面12aがタービンハウジング130における座面130aにしっかりと密着する。これにより、弁体11がウェイストゲートポート133をしっかりと閉塞した状態になる。
また、図7に示されているように、このときにはアクチュエータ20により駆動ロッド28が矢印で示す方向に引っ張られている。そのため、ブシュ150とシャフト15との間に隙間がある場合には、ブシュ150内でシャフト15が傾いた状態になっている。
次に、ステップS60の工程として、こうしてアクチュエータ20を閉弁方向に駆動し、弁体11の当接面12aを座面130aに押し当てている状態のまま、弁体11の弁軸13をレバー16に溶接することにより、スイングアーム14と弁体11とを接合する。
このターボチャージャの製造方法では、こうしてステップS10〜S60の工程を経てウェイストゲートバルブ10を組み付ける。
なお、ステップS10〜S60の工程のうち、ステップS10〜S30までの工程がスイングアーム14をブシュ150に挿通させてアクチュエータ20と連結する連結工程に相当し、ステップS40の工程がスイングアーム14と弁体11とを組み合わせる組合せ工程に相当する。そして、ステップS60の工程がスイングアーム14と弁体11とを接合する接合工程に相当する。
次に、この製造方法による作用及び効果について説明する。
(1)上記の製造方法では、連結工程(ステップS10〜S30)及び組合せ工程(ステップS40)を経てタービンハウジング130に配置されたウェイストゲートバルブ10を、アクチュエータ20によって閉弁側に駆動する(ステップS50)。そして、弁体11の当接面12aを座面130aに押し当てている状態で接合工程(ステップS60)を実施する。これにより、上記の製造方法によれば、アクチュエータ20の駆動に伴いシャフト15がブシュ150内で傾き、且つ弁体11の当接面12aが座面130aに押し付けられている状態でスイングアーム14と弁体11とが接合される。そのため、アクチュエータ20を駆動してウェイストゲートバルブ10を閉弁するときと同様の姿勢でスイングアーム14と弁体11とが接合されることになる。したがって、ブシュ150とシャフト15との隙間を含めた部品間の隙間や製造公差があったとしても、それによって生じる隙間を解消した状態でウェイストゲートバルブ10を組み付けることができる。ひいては、実際の使用状態において、ウェイストゲートポート133をしっかりと閉弁することのできるターボチャージャ100を製造することができる。
なお、上記の実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・組合せ工程と連結工程の順序を変更してもよい。すなわち、先に組合せ工程(ステップS40)を実施し、スイングアーム14と弁体11とを組み合わせた状態で連結工程(ステップS10〜S30)を実施するようにしてもよい。
・ウェイストゲートバルブ10が2つの部材からなり、シャフト側の部材がスイングアーム14であり、弁体側の部材が弁体11そのものである例を示した。これに対して、弁体側の部材を弁体11とレバー16とを一体にした部材とし、シャフト側の部材をシャフト15のみにしたウェイストゲートバルブに対しても上記の製造方法を適用することができる。すなわち、製造方法は、シャフト側の部材をブシュ150に挿通させてアクチュエータ20と連結する連結工程と、シャフト側の部材と弁体側の部材とを組み合わせる組合せ工程と、シャフト側の部材と弁体側の部材とを接合する接合工程とを含んでいればよい。そして、連結工程及び組合せ工程を経てタービンハウジング130に配置されたウェイストゲートバルブ10を、アクチュエータ20によって閉弁側に駆動し、弁体11の当接面12aを座面130aに押し当てている状態で接合工程を実施するようにすれば、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
また、シャフト側の部材をウェイストゲート側リンクアーム25とシャフト15とを一体にした部材とすることもできる。
しかし、弁体側の部材にシャフト15を接合する構成の場合には、ウェイストゲートバルブ10が開弁しているときにウェイストゲートポート133を通じて流れる排気の圧力によるトルクがレバー16とシャフト15との接合部を剪断する応力として作用する。
これに対して、上記の実施形態で示したようにウェイストゲートバルブ10をスイングアーム14と弁体11とに分け、弁軸13をレバー16の挿通孔16aに挿通させてスイングアーム14と弁体11とを組み合わせる構成によれば、排気の圧力は、弁板12をレバー16に押し付ける方向に働く。そのため、排気の圧力による応力はレバー16と弁軸13との接合部だけに集中するのではなく、分散される。したがって、弁体側の部材にシャフト15を接合する構成と比較して耐久性を向上させることができる。
・アクチュエータ20は電動式のアクチュエータ20である必要はない。例えば、空気圧を利用して駆動するアクチュエータや油圧を利用して駆動するアクチュエータなどであってもよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
・ウェイストゲートポートを開閉するウェイストゲートバルブと、前記ウェイストゲートバルブを駆動するアクチュエータとを備えたターボチャージャであって、前記ウェイストゲートバルブが、タービンハウジングの座面に当接して前記ウェイストゲートポートを閉塞する弁板及び同弁板における前記座面と当接する当接面とは反対側の裏面に設けられている弁軸からなる弁体と、前記タービンハウジングに設けられたブシュに回動可能に支持されているシャフト及び前記弁軸が挿通されている挿通孔が設けられているレバーからなるスイングアームと、を備えており、前記アクチュエータを駆動して前記ウェイストゲートバルブによって前記ウェイストゲートポートを閉塞しているときの姿勢において前記挿通孔に挿通されている弁軸と前記レバーとが接合されているターボチャージャ。
10…ウェイストゲートバルブ、11…弁体、12…弁板、12a…当接面、12b…裏面、13…弁軸、14…スイングアーム、15…シャフト、15a…大径部、15b…小径部、16…レバー、16a…挿通孔、16b…平面部、16c…曲面部、16d…テーパ面、20…アクチュエータ、22…回転軸、23…アクチュエータ側リンクアーム、24…Eリング、25…ウェイストゲート側リンクアーム、26…連結ピン、28…駆動ロッド、100…ターボチャージャ、110…コンプレッサハウジング、120…ベアリングハウジング、130…タービンハウジング、130a…座面、131…スクロール通路、132…排出通路、133…ウェイストゲートポート、135…タービンホイール、140…クランプ、150…ブシュ。

Claims (1)

  1. タービンハウジングに設けられたブシュに回動自在に支持されるシャフト及び前記シャフトに接続されるレバーを含むシャフト側の部材と、前記タービンハウジングの座面に着座してウェイストゲートポートを閉塞する弁体を含む弁体側の部材と、を有するウェイストゲートバルブを備え、
    前記弁体は、前記座面に当接する弁板と、前記弁板から延びる弁軸とを含み、
    前記レバーは、前記シャフトの中心軸と直交する第1方向に前記レバーを貫通するとともに前記弁軸が挿通される挿通孔を備え、
    前記中心軸及び前記第1方向のいずれにも直交する方向を第2方向としたとき、
    前記挿通孔は、前記中心軸に対して、前記第2方向にずれており、
    前記弁軸を前記挿通孔に挿通した状態において、前記第2方向における前記弁軸と前記挿通孔との隙間は、前記中心軸に沿う方向における前記弁軸と前記挿通孔との隙間よりも大きくなっており、
    前記タービンハウジングの外側に設けられたアクチュエータによって前記シャフト側の部材を駆動することによって前記ウェイストゲートバルブを開閉するターボチャージャの製造方法であって、
    前記シャフト側の部材を前記ブシュに挿通させて前記アクチュエータと連結する連結工程と、
    前記挿通孔に前記弁軸を挿入することにより前記シャフト側の部材と前記弁体側の部材とを組み合わせる組合せ工程と、
    前記レバーと前記弁軸とを接合する接合工程とを含み、
    前記連結工程及び前記組合せ工程を経て前記タービンハウジングに配置された前記ウェイストゲートバルブを、前記アクチュエータによって閉弁側に駆動し、前記弁板の当接面を前記座面に押し当てている状態で前記接合工程を実施するターボチャージャの製造方法。
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