JP5939052B2 - 過給機 - Google Patents

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Description

本発明は、タービンハウジングに対する排気ガスの流通孔を開閉するバルブを備える過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸が、ベアリングハウジングに回転自在に保持された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、タービン軸を介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに過給する。
例えば、特許文献1に記載の過給機では、タービンハウジングに導かれた排気ガスの一部を、タービンインペラに通じるタービンスクロール流路を通さずに、タービンインペラの下流にバイパスさせるためのウェイストゲートバルブが備えられている。このウェイストゲートバルブは、タービンハウジングに配された軸受によって軸支されたステムと、ステムが挿通される挿通孔を有する取付板と、取付板に取り付けられた弁体で構成される。
ウェイストゲートバルブは、上記ステムの回転に伴い、タービンハウジングのバイパス流路の流通孔が設けられたシート面に、弁体の当接面が当接して閉弁する。そのため、寸法誤差などによって、弁体の当接面がシート面に対し傾いて当接すると、完全に閉弁することができない。そこで、バルブと取付板との間にクリアランスを設け、取付板に対するバルブの傾斜角に可動域を持たせ、誤差の影響を吸収している。具体的には、弁体における当接面との逆側から突出した突出部が、取付板に設けられた貫通孔に挿通され、弁体と取付板との間にクリアランスを残した状態で、突出部のうち挿通孔から突出する部分をナットで固定している。この場合、弁体の当接面がシート面に対し傾いて当接しても、弁体の当接面がシート面に平行になるように傾きが可変される。
特開平11−044219号公報
特許文献1に記載のウェイストゲートバルブでは、開弁時において、エンジンの排気脈動によって弁体、取付板、および、ナットが接触と離間を繰り返して、振動や騒音が生じてしまう。
このように、タービンハウジングに対する排気ガスの流通孔を開閉するバルブは、弁体と取付板との間にクリアランスを設け、取付板に対するバルブの傾斜角に可動域を持たせると、振動や騒音の要因となる。そのため、振動や騒音を生じることなく、閉弁時にシート面の孔を確実に閉塞することが可能な構造の開発が望まれている。
本発明の目的は、開弁時において振動や騒音を生じることなく、閉弁時においてタービンハウジングに対する排気ガスの流通孔を確実に閉塞することが可能となる過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の過給機は、タービンインペラが収容されるタービンハウジングと、前記タービンハウジングに排気ガスが流入、または、該タービンハウジングから排気ガスが流出する流通孔を開閉する開閉機構と、を備えた過給機であって、前記開閉機構は、前記流通孔が開口するシート面に接触して前記流通孔を閉じる閉位置、もしくは、前記シート面から離間して前記流通孔を開放する開位置に変位するバルブと、一端側が前記バルブに固定され、他端側に、前記タービンハウジングに回転自在に支持されたステムが挿通される挿通孔、および、該挿通孔に連通し該ステムの外周面の一部を露出させる露出孔が形成された取付板と、を備え、前記挿通孔は、前記ステムの挿通方向に向かって径が小さくなり、前記ステムは、前記挿通孔への挿通方向先端に向かって径が細くなるテーパ部を有することを特徴とする。
前記バルブが前記閉位置にあるとき、前記タービンハウジングに支持された前記ステムの回転軸は、前記挿通孔の中心よりも、前記露出孔側に位置してもよい。
前記ステムの回転軸は、前記挿通孔の中心よりも前記シート面から離間していてもよい。
本発明によれば、開弁時において振動や騒音を生じることなく、閉弁時においてタービンハウジングに対する排気ガスの流通孔を確実に閉塞することが可能となる。
過給機の概略断面図である。 タービンハウジングの外観斜視図である。 開閉機構を説明するための説明図である。 図3のIV‐IV線断面におけるステム近傍の部分拡大図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、過給機Cの概略断面図である。以下では、図1に示す矢印F方向を過給機Cの前側とし、矢印R方向を過給機Cの後側として説明する。図1に示すように、過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の前側に締結ボルト3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の後側に締結ボルト5によって連結されるコンプレッサハウジング6と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2には、過給機Cの前後方向に貫通する軸受孔2aが形成されており、この軸受孔2aにタービン軸7が回転自在に軸支されている。タービン軸7の前端部(一端)にはタービンインペラ8が一体的に固定されており、このタービンインペラ8がタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、タービン軸7の後端部(他端)にはコンプレッサインペラ9が一体的に固定されており、このコンプレッサインペラ9がコンプレッサハウジング6内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング6には、過給機Cの後側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口10が形成されている。また、締結ボルト5によってベアリングハウジング2とコンプレッサハウジング6とが連結された状態では、これら両ハウジング2、6の対向面によって、空気を圧縮して昇圧するディフューザ流路11が形成される。このディフューザ流路11は、タービン軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ9を介して吸気口10に連通している。
また、コンプレッサハウジング6には、ディフューザ流路11よりもタービン軸7(コンプレッサインペラ9)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路12が設けられている。コンプレッサスクロール流路12は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路11にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ9が回転すると、吸気口10からコンプレッサハウジング6内に流体が吸気されるとともに、当該吸気された流体は、ディフューザ流路11およびコンプレッサスクロール流路12で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
タービンハウジング4には、過給機Cの前側に開口するとともに不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口13が形成されている。また、タービンハウジング4には、流路14と、この流路14よりもタービン軸7(タービンインペラ8)の径方向外側に位置する環状のタービンスクロール流路15とが設けられている。タービンスクロール流路15は、不図示のエンジンの排気マニホールドから排出される排気ガスが導かれるガス流入口と連通するとともに、上記の流路14にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路15に導かれた排気ガスは、流路14およびタービンインペラ8を介して吐出口13に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ8を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ8の回転力は、タービン軸7を介してコンプレッサインペラ9に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ9の回転力によって、上記のとおりに、流体が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
図2は、タービンハウジング4の外観斜視図である。図2に示すように、タービンハウジング4には、ガス流入口16とタービンスクロール流路15(図2中、破線で示す)とを結ぶ流路を形成する壁に、吐出口13と同一方向に開口する流通孔4aが設けられており、この流通孔4aを介して、ガス流入口16から流入した流体(排気ガス)の一部がタービンインペラ8の下流にバイパス(流出)可能となっている。
開閉機構は、不図示のアクチュエータの動作に応じ、この流通孔4aを開閉することで、バイパスする排気ガスの流量を調整する。
図3は、開閉機構20を説明するための説明図である。図3に示すように、開閉機構20は、バルブ21と、ステム22と、取付板23とで構成される。
バルブ21は、流通孔4aの開口部分の径よりも外径の大きい弁体である。流通孔4a(図2参照)が開口するタービンハウジング4のシート面4bは、タービンハウジング4のうち、吐出口13側の端面に対し窪んだ窪み4cの底面に設けられており、バルブ21は、この窪み4cに収容される。
窪み4cおよび吐出口13が開口するタービンハウジング4の端面(タービンハウジング4におけるベアリングハウジング2に対向する面と反対側の端面)のうち、窪み4cを境にして吐出口13とは反対側の壁4dには、吐出口13や流通孔4aの中心線に直交する方向に貫通する貫通孔が設けられている。ステム22は、壁4dの貫通孔に嵌入された軸受24に回転自在に支持される。
取付板23は、一端23a側がバルブ21に固定される。また、取付板23の他端23b側には、壁4dの貫通孔の延長方向に貫通する挿通孔23cが設けられている。かかる挿通孔23cにステム22が挿通される。
また、取付板23の他端23b側には、挿通孔23cに連通し、当該取付板23を、挿通孔23cの径方向に貫通する露出孔23dが形成されている。露出孔23dは、挿通孔23cにステム22が挿通されているとき、ステム22の外周面の一部を露出させる。そして、露出孔23dから露出したステム22の外周面と取付板23とが溶接される。
リンク板25は、一端側が不図示のアクチュエータのロッドに回転自在に連結され、他端側がステム22に固定されている。そのため、アクチュエータのロッドが、図中、矢印aの向きに作動すると、リンク板25を介してステム22が矢印bの向きに回転し、取付板23およびバルブ21が、ステム22の軸心を中心に回転する。
また、アクチュエータのロッドが矢印aの逆方向に作動すると、ステム22、取付板23、および、バルブ21も、ステム22の軸心を中心に矢印bの逆方向に回転する。
こうして、バルブ21は、アクチュエータに連動し、シート面4bに接触して、流通孔4aを閉じる閉位置、もしくは、シート面4bから離間して流通孔4aを開放する開位置に変位する。
しかし、寸法誤差などによって、バルブ21のシート面4bとの当接面がシート面4bに対し傾いて当接すると、バルブ21を閉位置にしようとしても、流通孔4aを完全に閉弁することができない。そこで、バルブと取付板との間にクリアランスを設け、取付板に対するバルブの傾斜角に可動域を持たせ、誤差の影響を吸収する構成が従来用いられている。しかし、開弁時において、エンジンの排気脈動によって過給機本体1が振動すると、バルブや取付板などが接触と離間を繰り返して、振動や騒音が生じてしまう。
そこで、本実施形態においては、バルブ21と取付板23の間を完全に固定する。具体的に、バルブ21と取付板23は、例えば、鋳造などで一体成型される。
そして、バルブ21の当接面をシート面4bに当接(面接触)させた状態で、ステム22と取付板23とを溶接する際、寸法誤差などによるずれを修正する。以下、ステム22と取付板23の形状、および、その溶接工程について詳述する。
本実施形態のステム22はテーパ部22aを有する。上述した図2では、ステム22が壁4dの貫通孔に固定された軸受24に挿通され、バルブ21および取付板23が取り除かれた状態を示しており、ステム22のテーパ部22aの形状が視認できる。
図2に示すように、テーパ部22aは、挿通孔23cへの挿通方向の先端に向かって径が細くなる部位である。また、テーパ部22aは、ステム22の回転軸に垂直な断面形状が円形であって、軸受24よりも窪み4c側に突出している。
ここでは、テーパ部22aが回転軸に垂直な断面形状が円である場合について説明したが、テーパ部22aは、回転軸に垂直な断面形状が、円に対して周方向に欠けた部位のある、例えば、半円であってもよい。
図4は、図3のIV‐IV線断面におけるステム22近傍の部分拡大図である。図4(a)に示すように、取付板23の挿通孔23cも、ステム22のテーパ部22aと同じ傾斜角のテーパ形状となっている。換言すれば、挿通孔23cは、ステム22の挿通方向(図4中、左方向)に向かって径が小さくなる。
そのため、ステム22の径の中心線(ステム22の回転軸)と、挿通孔23cの径の中心線(挿通孔23cの中心)とが同一直線上に位置する場合、ステム22を挿通孔23cに挿通していくと、ステム22のテーパ部22aの外周面と挿通孔23cの内周面とが、周方向に亘って面接触したところで停止する。
しかし、バルブ21、ステム22、シート面4b、挿通孔23c、タービンハウジング4の壁4dの貫通孔の寸法や加工位置等、いずれかの部位に寸法誤差がある場合、バルブ21の当接面をシート面4bに面接触させた状態では、ステム22の回転軸と、挿通孔23cの中心は同一直線上に位置しない。
図4において、窪み4cの底面4eと同一面上に、シート面4bが形成されている。寸法誤差が生じた場合、この底面4e(シート面4b)からの、図4中、上下方向の距離にずれが生じる。すなわち、挿通孔23cの中心が、ステム22の回転軸よりも底面4eから離間しているか、または、ステム22の回転軸よりも底面4eの近くに位置する。
この場合、ステム22を挿通孔23cに挿通していくと、図4(b)、(c)に示すように、ステム22のテーパ部22aの外周面の一部が、挿通孔23cの内周面の一部と接触したところで停止する。
具体的に、ステム22の回転軸が、挿通孔23cの中心よりも底面4e(シート面4b)から離間している場合、図4(b)に示すように、挿通孔23cの内周面のうち、図4中、上側の部位が、ステム22のテーパ部22aの外周面のうち、図4中、上側の部位と接触して停止する。
また、ステム22の回転軸が、挿通孔23cの中心よりも底面4e(シート面4b)側に位置している場合、図4(c)に示すように、挿通孔23cの内周面のうち、図4中、下側の部位が、ステム22のテーパ部22aの外周面のうち、図4中、下側の部位と接触して停止する。
このように、ステム22のテーパ部22aの外周面の一部が、挿通孔23cの内周面の一部と接触した状態で、上記のように、露出孔23dから露出したステム22の外周面と取付板23を溶接する。
上述したように、本実施形態では、ステム22にテーパ部22aを設け、挿通孔23cもテーパ形状としているため、予め、バルブ21の当接面をシート面4bに面接触させた状態で、挿通孔23cにステム22を挿通させ、寸法誤差などのずれを修正してステム22と取付板23を溶接できる。こうして、過給機Cは、バルブ21と取付板23との間にクリアランスを設け、取付板23に対するバルブ21の傾斜角に可動域を持たせずとも、シート面4bをバルブ21で確実に閉塞することが可能となる。このように、バルブ21の傾斜角に可動域を設ける必要がなく、バルブ21と取付板23とを一体化することができるため、排気脈動等に起因する振動や騒音が生じることもない。
また、上記の図4(b)、(c)を比較すると、図4(b)の方が図4(c)よりも、ステム22が露出孔23dに近接している。そのため、露出孔23dを介した溶接処理が容易となり、また、溶接の精度を向上することができる。
したがって、溶接処理の容易さや溶接精度を考慮した場合には、バルブ21の当接面をシート面4bに面接触させた状態で、タービンハウジング4に支持されたステム22の回転軸が、挿通孔23cの中心よりも、露出孔23d側に位置するように設計するとよい。換言すれば、ステム22の回転軸が、挿通孔23cの中心よりも底面4e(シート面4b)から離間した位置になるように、予めオフセットして設計するとよい。
このようにすれば、加工誤差によるばらつきがあっても、図4(c)よりも、図4(b)の状態となり易く、上記の溶接工程を容易に遂行し、かつ、溶接精度を向上することが可能となる。
上述した実施形態では、タービンハウジング4から排気ガスが流出する流通孔4aを開閉する開閉機構20について説明したが、開閉機構が開閉する流通孔は、タービンハウジング4に排気ガスが流入する孔であってもよい。
具体的には、例えば、過給機が、ツインスクロール型過給機である場合、開閉機構は、一方のタービンスクロール流路に流入する排気ガスと、他方のタービンスクロール流路に流入する排気ガスとの流量を調整するものであってもよい。
また、エンジンの排気マニホールドに低圧段と高圧段の過給機が直列に接続される直列型の多段式過給機や、エンジンの排気マニホールドに複数の過給機が並列に接続される並列型の多段式過給機を構成する、1つの過給機の場合、当該過給機のタービンハウジングに流入する排気ガスの流量を調整する開閉機構に適用してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、タービンハウジングに対する排気ガスの流通孔を開閉するバルブを備える過給機に利用することができる。
C …過給機
4 …タービンハウジング
4a …流通孔
4b …シート面
20 …開閉機構
21 …バルブ
22 …ステム
22a …テーパ部
23 …取付板
23a …一端
23b …他端
23c …挿通孔
23d …露出孔

Claims (3)

  1. タービンインペラが収容されるタービンハウジングと、
    前記タービンハウジングに排気ガスが流入、または、該タービンハウジングから排気ガスが流出する流通孔を開閉する開閉機構と、
    を備えた過給機であって、
    前記開閉機構は、
    前記流通孔が開口するシート面に接触して前記流通孔を閉じる閉位置、もしくは、前記シート面から離間して前記流通孔を開放する開位置に変位するバルブと、
    一端側が前記バルブに固定され、他端側に、前記タービンハウジングに回転自在に支持されたステムが挿通される挿通孔、および、該挿通孔に連通し該ステムの外周面の一部を露出させる露出孔が形成された取付板と、を備え、
    前記挿通孔は、前記ステムの挿通方向に向かって径が小さくなり、
    前記ステムは、前記挿通孔への挿通方向先端に向かって径が細くなるテーパ部を有することを特徴とする過給機。
  2. 前記バルブが前記閉位置にあるとき、前記タービンハウジングに支持された前記ステムの回転軸は、前記挿通孔の中心よりも、前記露出孔側に位置することを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記ステムの回転軸は、前記挿通孔の中心よりも前記シート面から離間していることを特徴とする請求項2に記載の過給機。
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