JP6851958B2 - 推定装置、推定方法、及び推定プログラム - Google Patents

推定装置、推定方法、及び推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、推定装置、推定方法、及び推定プログラムに関する。
従来、イベント等の種々の事象が需要等に与える影響(効果)等を予測したり、推定したりする技術が提供されている。例えば、未来に行う予定であるイベントが、過去のイベントと規模、効果発生タイミングが異なる場合でも、過去の需要実績値から将来の需要を予測し、実施予定のイベントの影響を反映した需要を予測する技術が知られている。
特開2014−044598号公報 特開2015−146145号公報
しかしながら、上記の従来技術では、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができるとは限らない。例えば、過去の需要実績値に基づいて実施予定のイベントの影響を推定する場合、実際にイベント等の事象が与えた影響を推定することが難しい場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定する推定装置、推定方法、及び推定プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る推定装置は、所定の期間における所定の対象に関するユーザの入力情報と、前記所定の対象に関連する事象が生じた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報と、前記基準時点後における前記入力情報とに基づいて、前記所定の対象に対する前記事象の影響を推定する推定部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る推定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る推定システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る推定装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る施策情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るキーワード情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る影響情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る推定処理の一例を示す図である。 図11は、推定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る推定装置、推定方法、及び推定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る推定装置、推定方法、及び推定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.推定処理〕
図1を用いて、実施形態に係る推定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る推定処理の一例を示す図である。図1の例では、所定の事業者が実施する施策であるファッションショーであり、色「緑」を対象とするイベントを、影響を推定する事象とする場合を示す。また、対象への事象の影響には、事象が対象に与える効果等のプラスの作用や、事象が対象に与える逆効果等のマイナスの作用等の種々の影響が含まれる。すなわち、図1の例では、一つの色である「緑」を対象とする場合を示す。なお、対象は「緑」限らず、「赤」や「ふわふわ」や「タイト」等の種々の対象で合ってもよい。また、事象は、事業者が実施する施策に限らず、種々の事象であってもよい。また、図1では、推定装置100は、イベントの影響を示す情報を所定の提供先に提供する。
〔推定システムの構成〕
まず、図1及び図2に示す推定システム1について説明する。図2に示すように、推定システム1は、端末装置10と、提供先装置20と、推定装置100とが含まれる。端末装置10と、提供先装置20と、推定装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。図2は、実施形態に係る推定システムの構成例を示す図である。なお、図2に示した推定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の提供先装置20や複数台の推定装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1に示す例においては、端末装置10がユーザが利用するスマートフォンである場合を示す。なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。具体的には、図1では、端末装置10がユーザID「U1」により識別されるユーザ(以下、「ユーザU1」とする場合がある)が利用するスマートフォンである場合を示す。
また、図1に示す例においては、端末装置10を利用するユーザに応じて、端末装置10を端末装置10−1〜10−5として説明する。例えば、端末装置10−1は、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)により使用される端末装置10である。また、例えば、端末装置10−2は、ユーザID「U2」により識別される(ユーザU2)により使用される端末装置10である。また、以下では、端末装置10−1〜10−5について、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。
推定装置100は、所定の期間における所定の対象に関するユーザの入力情報と、所定の対象に関連する事象が生じた時点である基準時点を示す時点情報を取得する情報処理装置である。例えば、所定の期間は、基準時点の前後1週間や基準時点前の1ヶ月と基準時点後の1週間等の種々の期間であってもよい。また、推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する情報処理装置である。
また、推定装置100は、端末装置10から取得したクエリ(検索クエリ)に対する検索結果を端末装置10に提供する検索サービスを提供する。図1の例では、推定装置100は、クエリに対応する所定の情報を検索結果として、クエリの送信元である端末装置10へ提供する。
なお、図1では、推定装置100が検索サービスを提供する場合を示すが、外部の情報処理装置が検索サービスを提供する場合、推定装置100は検索サービスを提供しなくてもよい。この場合、推定装置100は、検索サービスを提供する外部の情報処理装置等から各種情報を取得し、情報を要求する提供先への情報提供のみを行ってもよい。
提供先装置20は、情報を要求する提供先により利用される情報処理装置である。なお、提供先は、推定装置100が提供する情報を要求する主体であれば、どのような提供先であってもよい。例えば、提供先は、流行色を決定する所定の機関や所定の事業を行う事業者やユーザであってもよい。提供先がユーザである場合、端末装置10が提供先装置20であってもよい。図1の例では、提供先装置20は、事業者Xの管理者M1によって利用される情報処理装置である。例えば、事業者Xは、施策ID「PL11」により識別される施策(以下、「施策PL11」とする場合がある)であるファッションショーを主宰する事業者であってもよい。例えば、事業者Xの管理者M1は、提供先装置20を用いて、推定装置100に対して施策PL11に関する情報を送信することにより、施策PL11の影響の推定を推定装置100に要求する。また、提供先装置20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等により実現される。図1は、提供先装置20がノート型PCである場合を示す。
また、図1の例では、日時dt10−1及び日時dt10−2は、施策PL11が開催された日時dt11よりも前であり、日時dt11−1、日時dt11−2及び日時dt11−3は、日時dt11以後であるものとする。なお、図1の例では、「日時dt11−1」等のように抽象的に図示するが、「日時dt11−1」は、「2017年11月28日23時41分32秒」等の具体的な日時が対応するものとする。
また、推定装置100は、ユーザU1が利用する端末装置10−1からクエリを取得する(ステップS11−1)。図1の例では、推定装置100は、日時dt10−1において、端末装置10−1からクエリ「緑」を取得する。そして、推定装置100は、クエリ「緑」に対応する検索結果を端末装置10−1へ提供する(ステップS12−1)。また、推定装置100は、日時dt10−1において、ユーザU1がクエリ「緑」を用いて検索を行ったことを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。これにより、推定装置100は、日時dt10−1におけるユーザU1の入力情報であるクエリ「緑」を行動情報記憶部123に記憶する。
また、推定装置100は、ユーザU2が利用する端末装置10−2からクエリを取得する(ステップS11−2)。図1の例では、推定装置100は、日時dt10−2において、端末装置10−2からクエリ「ワンピース 白」を取得する。そして、推定装置100は、クエリ「ワンピース 白」に対応する検索結果を端末装置10−2へ提供する(ステップS12−2)。また、推定装置100は、日時dt10−2において、ユーザU2がクエリ「ワンピース 白」を用いて検索を行ったことを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。これにより、推定装置100は、日時dt10−2におけるユーザU2の入力情報であるクエリ「ワンピース」、「白」を行動情報記憶部123に記憶する。
また、推定装置100は、ユーザU3が利用する端末装置10−3からクエリを取得する(ステップS11−3)。図1の例では、推定装置100は、日時dt11−1において、端末装置10−3からクエリ「黒 ネクタイ」を取得する。そして、推定装置100は、クエリ「黒 ネクタイ」に対応する検索結果を端末装置10−3へ提供する(ステップS12−3)。また、推定装置100は、日時dt11−1において、ユーザU2がクエリ「黒 ネクタイ」を用いて検索を行ったことを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。これにより、推定装置100は、日時dt11−1におけるユーザU3の入力情報であるクエリ「黒」、「ネクタイ」を行動情報記憶部123に記憶する。
また、推定装置100は、ユーザU4が利用する端末装置10−4からクエリを取得する(ステップS11−4)。図1の例では、推定装置100は、日時dt11−2において、端末装置10−4からクエリ「グリーン」を取得する。そして、推定装置100は、クエリ「グリーン」に対応する検索結果を端末装置10−4へ提供する(ステップS12−4)。また、推定装置100は、日時dt11−2において、ユーザU4がクエリ「グリーン」を用いて検索を行ったことを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。これにより、推定装置100は、日時dt11−2におけるユーザU4の入力情報であるクエリ「グリーン」を行動情報記憶部123に記憶する。
まず、推定装置100は、ユーザU5が利用する端末装置10−5からクエリを取得する(ステップS11−5)。図1の例では、推定装置100は、日時dt11−3において、端末装置10−5からクエリ「緑 スカート」を取得する。そして、推定装置100は、クエリ「緑 スカート」に対応する検索結果を端末装置10−5へ提供する(ステップS12−5)。また、推定装置100は、日時dt11−3において、ユーザU5がクエリ「緑 スカート」を用いて検索を行ったことを示す行動情報を行動情報記憶部123に記憶する。これにより、推定装置100は、日時dt11−3におけるユーザU5の入力情報であるクエリ「緑」、「スカート」を行動情報記憶部123に記憶する。
以下、ステップS11−1〜S11−5を区別せずに説明する場合、ステップS11と総称する。また、ステップS11−1〜S11−5に限らず、各ユーザの検索は、複数回行われてもよい。また、以下、ステップS12−1〜S12−5を区別せずに説明する場合、ステップS12と総称する。なお、図1では、5人のユーザU1〜U5を図示するが、推定装置100は、ユーザU1〜U5に限らず、多数のユーザ(例えば、100万ユーザや1000万ユーザ等)が検索に用いたクエリを取得する。これにより、推定装置100は、クエリなどの入力情報を含む行動情報を収集する(ステップS13)。
また、推定装置100は、事業者Xから施策情報をする(ステップS14)。例えば、事業者Xは、提供先装置20を操作することにより、施策PL11が対象を種別「色」の「緑」とし、日時dt11に開始されたカテゴリ「衣料品」のファッションショーであることを示す施策情報を推定装置100へ送信する。例えば、事業者Xは、施策PL11の施策情報を推定装置100へ送信することにより、推定装置100に施策PL11の影響を示す情報を要求する。
図1の例では、推定装置100は、事業者Xの提供先装置20から施策PL11が対象を「緑」とし、日時dt11に開始されたファッションショーであることを示す施策情報を取得する。これにより、推定装置100は、日時dt11が基準時点であることを示す時点情報を含む施策PL11の施策情報を取得する。そして、推定装置100は、施策PL11の施策情報を施策情報記憶部121へ登録する(ステップS15)。例えば、推定装置100は、施策PL11がファッションショーのイベントであり、基準時点が日時dt11であることを示す情報を施策情報記憶部121へ登録する。また、推定装置100は、施策PL11の対象の種別が「色」であり、施策PL11の対象が「緑」であり、施策PL11のカテゴリは、「衣料品」あることを示す情報を施策情報記憶部121へ記憶する。
なお、ステップS14及びS15の処理は、ステップS16よりも前であれば、いずれのタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS14及びS15の処理は、ステップS11〜ステップS13よりも前に行われてもよい。
そして、推定装置100は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の対象「緑」に関する入力情報を基準時点前情報として抽出し、日時dt11から後の対象「緑」に関する入力情報を基準時点後情報として抽出する(ステップS16)。例えば、推定装置100は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の対象「緑」に関する入力情報を基準時点前情報として抽出する。
図1の例では、推定装置100は、行動情報記憶部123に記憶された行動情報(入力情報)のうち、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前に対象「緑」に関する検索を行ったことを示す入力情報を基準時点前情報として抽出する。推定装置100は、図1中の基準時点前情報INF11に示すように、日時dt11よりも前に対象「緑」に関する入力情報として、行動AC11や行動AC15に対応する情報を抽出する。すなわち、推定装置100は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の時点においては、対象「緑」について、ユーザU1のクエリ「緑」を用いた検索に対応する行動AC11等が行われたことを示す情報を抽出する。
また、推定装置100は、図1中の基準時点前情報INF11に示すように、日時dt11よりも前に対象「緑」に関する入力情報に基づいて、施策PL11が行われる前の期間においては、対象「緑」に関する検索の1日平均が「5千回」であると算出する。例えば、推定装置100は、施策PL11が行われる前の期間(例えば5日間とする)における対象「緑」に関する総検索回数を期間の日数(例えば「5」)で割ることにより、施策PL11が行われる前の期間における対象「緑」に関する検索の1日平均を算出する。
図1の例では、推定装置100は、行動情報記憶部123に記憶された行動情報(入力情報)のうち、施策PL11の基準時点である日時dt11から後に対象「緑」に関する検索を行ったことを示す入力情報を基準時点後情報として抽出する。推定装置100は、図1中の基準時点後情報INF12に示すように、日時dt11よりも後に対象「緑」に関する入力情報として、行動AC22や行動AC23や行動AC25に対応する情報を抽出する。すなわち、推定装置100は、施策PL11の基準時点である日時dt11から後の時点においては、対象「緑」について、ユーザU1のクエリ「緑」を用いた検索に対応する行動AC22等が行われたことを示す情報を抽出する。
また、推定装置100は、図1中の基準時点後情報INF12に示すように、日時dt11よりも後に対象「緑」に関する入力情報に基づいて、施策PL11が行われる後の期間においては、対象「緑」に関する検索の1日平均が「1万回」であると算出する。例えば、推定装置100は、施策PL11が行われた後の期間(例えば3日間とする)における対象「緑」に関する総検索回数を期間の日数(例えば「3」)で割ることにより、施策PL11が行われる後の期間における対象「緑」に関する検索の1日平均を算出する。
そして、推定装置100は、施策PL11の影響を推定する(ステップS17)。図1の例では、推定装置100は、基準時点前情報INF11や基準時点後情報INF12に示すような情報に基づいて、影響情報INF13に示すような施策PL11の影響を推定する。例えば、推定装置100は、基準時点である日時dt11よりも前の平均の検索回数と、日時dt11から後の平均の検索回数との比較に基づいて、施策PL11の影響を推定する。図1の例では、推定装置100は、施策PL11の後においてキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が5千回から1万回に増加しており、キーワード「緑」に該当する1日の検索回数を200%(2倍)にする影響、すなわち効果があったと推定する。例えば、推定装置100は、上記の検索回数を200%(2倍)にする影響に基づいて、ユーザへのキーワード「緑」の流行色としての認知度が「2倍」になったと推定する。図1の例では、推定装置100は、対象であるキーワード「緑」に該当するクエリの使用回数の変化を示す推移グラフSG11を生成してもよい。また、提供装置100は、推移グラフSG11を用いて、施策PL11の基準時点前後におけるキーワード「緑」に該当するクエリの使用回数の変化を分析し、施策PL11の影響を推定してもよい。
そして、推定装置100は、事業者Xに施策PL11の影響に関する情報を提供する(ステップS18)。例えば、推定装置100は、施策PL11の後においてキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が2倍になったことを示す情報を送信する。例えば、推定装置100は、施策PL11が検索回数を200%(2倍)にする影響に基づいて、ユーザへのキーワード「緑」の流行色としての認知度が施策PL11により「2倍」になったと推定した情報を送信する。
このように、推定装置100は、施策前後のユーザの入力情報に基づいて所定の対象(図1では「緑」)に対して、施策がどのような変化を与えたかの情報を推定することにより、所定の対象に対する施策の影響を適切に推定することができる。このように、推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定し、ユーザが検索やSNSで入力した情報を基に事象が生じた前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。また、検索クエリやSNSへの投稿等は、先行的なユーザの需要を示す入力情報であるため、このような情報を用いることにより、推定装置100は、将来に対象に関する需要等がどのように変化するかを予測することが可能となる。例えば、対象に関する検索クエリの変化があってから3か月後に対象に関する購買に変化が起こるという相関関係がある場合、推定装置100は、対象に関する検索クエリの変化があれば、その3か月後に対象に関する購買に変化が起こると推定することができる。例えば、対象に関する検索クエリの回数の増加があってから3か月後に対象に関する売上の増加が起こるという相関関係がある場合、推定装置100は、対象に関する検索クエリの回数の増加があれば、その3か月後に対象に関する売上の増加が起こると推定することができる。
〔1−1.入力情報〕
図1の例では、推定装置100が検索に用いられたクエリを入力情報の一例として事象の影響を推定する場合を示したが、推定装置100は、種々の情報を入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、所定のネットワークで通信される文字情報を入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、所定のサービスにおける文字情報を入力情報として推定処理を行ってもよい。
例えば、推定装置100は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)においてユーザが投稿した投稿情報を入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、Twitter(登録商標)やFacebook(登録商標)等においてユーザが投稿した投稿情報を入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、ユーザがTwitterにおいて投稿した文章(文字情報)を入力情報として推定処理を行ってもよい。
例えば、推定装置100は、ユーザがメッセージサービスにおいて入力した入力情報に基づいて推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、ユーザがLINE(登録商標)等のメッセージサービスにおいて入力した入力情報を対象に基づいて推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、電子メールにおいて入力した入力情報に基づいて推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、ウェブ上におけるコンテンツ(情報)に関する検索サービスにおける情報(検索クエリ)を入力情報として推定処理を行ってもよい。
例えば、推定装置100は、画像検索サービスにおいて入力される画像情報(クエリ画像)を入力情報として推定処理を行ってもよい。この場合、推定装置100は、画像認識等の種々の従来技術を適宜用いてクエリ画像に含まれる対象と識別してもよい。また、推定装置100は、識別した対象がどのキーワードに該当するかを特定し、各キーワード(対象)の検索回数を集計してもよい。
また、例えば、推定装置100は、所定の情報提供サービス等において、ユーザが選択した絞り込みキーワード等をユーザの入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、所定の電子商取引サービスにおいてユーザが商品を検索する際にユーザが絞り込んだ色やスタイルやサイズ等の選択を入力情報として推定処理を行ってもよい。例えば、推定装置100は、ユーザが対象に関するキーワード等を選択して絞り込み検索する場合、そのユーザの選択を入力情報としてもよい。例えば、推定装置100は、所定の電子商取引サービスで提供される所定の検索画面(ページ)等において、ユーザが絞り込みの条件として選択した情報を入力情報としてもよい。例えば、推定装置100は、所定の検索画面(ページ)等において、プルダウン等により表示される複数の選択肢のうち、ユーザが絞り込みの条件として選択した情報を入力情報としてもよい。例えば、推定装置100は、ユーザが所定の検索画面(ページ)等において、「緑」を選択して絞り込み検索を行った場合、そのユーザによる「緑」の選択を入力情報としてもよい。なお、上記は一例であり、推定装置100は、ユーザが入力する情報であればどのような情報を入力情報として、推定処理を行ってもよい。
〔1−2.推定する情報〕
図1の例では、説明を簡単にするために、推定装置100が施策PL11の基準時点前後の検索回数の比較結果を施策PL11の影響として推定する場合を示したが、推定装置100は、種々の情報を用いて、施策PL11の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、過去の検索回数の変化と対象の認知度の変化との関係を示す実績情報を用いて、事象の影響を推定してもよい。例えば、例えば、推定装置100は、過去に検索回数が2倍になった場合に、対象の認知度が1.5倍(50%アップ)したことを示す実績情報がある場合、施策PL11の影響を対象「緑」の流行色としての認知度を1.5倍に増加と推定してもよい。なお、上記は一例であり、推定装置100は、種々の情報を適宜用いて、事象の影響を推定してもよい。
〔1−3.提供先〕
図1の例では、説明を簡単にするために、推定装置100が施策情報の送信元に推定した施策の影響を示す情報を提供する場合を示したが、推定装置100は、どのような提供先に推定した施策の影響を示す情報を提供してもよい。例えば、推定装置100は、流行色を決定する機関に施策PL11の対象「緑」に対する影響を示す情報を提供してもよい。例えば、推定装置100は、事業者Xとは異なる他の事業者に施策PL11の対象「緑」に対する影響を示す情報を提供してもよい。例えば、推定装置100は、事業者Xと競合する他の事業者(事業者Y)に施策PL11の対象「緑」に対する影響を示す情報を提供してもよい。例えば、推定装置100は、種別「色」のうち、緑とは異なる他の色(例えば青や黄色等)を対象として施策を行う事業者に施策PL11の対象「緑」に対する影響を示す情報を提供してもよい。なお、上記は一例であり、推定装置100は、どのような提供先に推定した施策の影響を示す情報を提供してもよい。
〔1−4.事象〕
図1の例では、事象の一例として施策であるイベントを一例として説明したが、事象は基準時点を特定できればどのような事象であってもよい。例えば、推定装置100は、事象者や流行色を決定する期間等が意図的に行う施策に限らず、所定の対象に関する事象であれば、主体が意図しない事象を対象として影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、著名人等の影響力のある人物が所定の対象について発言を行った場合、その発言と事象として、その発言が行われた日時を基準時点として、基準時点前後の所定の対象に関する入力情報の変化に基づいて、その発言の影響を推定してもよい。
〔1−4−1.施策の種類〕
また、図1の例では、対象「緑」に関するイベントであるファッションショーである施策の一例として説明したが、推定装置100は、種々の施策についての影響を推定してもよい。
例えば、推定装置100は、施策情報記憶部121(図4参照)に示すような、施策ID「PL10」により識別される施策(以下、「施策PL10」とする場合がある)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、将来(例えば来年等)の流行色を決定するアパレル業界の会合のイベントである施策PL10前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL10(アパレル業界の会合)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、施策PL10が行われた日時dt10(例えば会合が終了した日時)を基準時点として、基準時点前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL10(アパレル業界の会合)の影響を推定してもよい。
例えば、推定装置100は、施策情報記憶部121(図4参照)に示すような、施策ID「PL12」により識別される施策(以下、「施策PL12」とする場合がある)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、対象「緑」を特集する雑誌(ファッション誌MG)の販売である施策PL12前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL12(ファッション誌MG)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、施策PL12が行われた日時dt12(例えばファッション誌MGの発売日の0時等)を基準時点として、基準時点前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL12(ファッション誌MG)の影響を推定してもよい。
また、例えば、推定装置100は、施策情報記憶部121(図4参照)に示すような、施策ID「PL50」により識別される施策(以下、「施策PL50」とする場合がある)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、対象「緑」を特集する所定のウェブページ(コンテンツ)等の記事を配信する施策(以下、「施策PL50」とする場合がある)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、対象「緑」を特集する記事(コンテンツCT)の配信である施策PL50前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL50(コンテンツCTの配信)の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、施策PL50が行われた日時dt50(例えばコンテンツCTの配信開始日時等)を基準時点として、基準時点前後の対象「緑」に関する入力情報の変化に基づいて、施策PL50(コンテンツCT)の影響を推定してもよい。なお、上記は一例であり、対象に関する施策であれば、推定装置100は、どのような施策について影響を推定してもよい。
〔1−5.対象〕
図1の例では、対象として種別「色」の「緑」を一例として説明したが、対象はどのような対象であってもよい。例えば、推定装置100は、施策情報記憶部121(図4参照)に示すような、種別「スタイル」に対応する対象「ふわふわ」や種別「サイズ」に対応する対象「タイト」等の種々の対象に対する事象の影響を推定してもよい。
〔2.推定装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る推定装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る推定装置の構成例を示す図である。図3に示すように、推定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、推定装置100は、推定装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば推定システム1に含まれる端末装置10や提供先装置20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図3に示すように、施策情報記憶部121と、ユーザ情報記憶部122と、行動情報記憶部123と、キーワード情報記憶部124と、影響情報記憶部125とを有する。
(施策情報記憶部121)
実施形態に係る施策情報記憶部121は、施策に関する各種情報を記憶する。図4は、実施形態に係る施策情報記憶部の一例を示す図である。図4に示す施策情報記憶部121は、「施策ID」、「内容」、「日時(基準時点)」、「種別」、「対象」、「カテゴリ」といった項目を有する。
「施策ID」は、所定の対象について行われた施策を識別するための識別情報を示す。「内容」は、対応する施策IDにより識別される施策の内容を示す。「日時(基準時点)」は、対応する施策IDにより識別される施策が行われた時点を示す。「種別」は、対応する施策IDにより識別される施策の対象の種別を示す。「対象」は、対応する施策IDにより識別される施策の対象を示す。また、「カテゴリ」は、対応する施策IDにより識別される施策のカテゴリを示す。なお、カテゴリは、対応する施策に特定のカテゴリがない場合、「−」であってもよい。
図4に示す例において、施策ID「PL10」により識別される施策(施策PL10)は、会合のイベントであったことを示す。例えば、施策PL10は、将来(例えば来年等)の流行色を決定する会合のイベントである。また、施策PL10が行われた日時は、日時dt10であることを示す。すなわち、施策PL10の会合が開かれた日時が日時dt10であり、施策PL10の基準時点は、日時dt10であることを示す。また、施策PL10の対象の種別は、「色」であることを示す。また、施策PL10の対象は、「緑」であることを示す。また、施策PL10のカテゴリは、「−」、すなわち特定のカテゴリはないことを示す。
図4に示す例において、施策ID「PL11」により識別される施策(施策PL11)は、ファッションショーのイベントである。例えば、施策PL11は、コレクション等のファッションに関するイベントであったことを示す。また、施策PL11が行われた日時、日時dt11であることを示す。すなわち、施策PL11のファッションショーが開かれた日時が日時dt11であり、施策PL11の基準時点は、日時dt11であることを示す。また、施策PL11の対象の種別は、「色」であることを示す。また、施策PL11の対象は、「緑」であることを示す。また、施策PL11のカテゴリは、「衣料品」、すなわち衣服(アパレル)に関するカテゴリであることを示す。
なお、施策情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、施策情報記憶部121は、施策に期間がある場合、その期間に関する情報を記憶してもよい。
(ユーザ情報記憶部122)
実施形態に係るユーザ情報記憶部122は、ユーザ属性に関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザ属性情報を記憶する。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」といった項目が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。「年齢」は、端末装置10を利用するユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。「性別」は、端末装置10を利用するユーザの性別を示す。
例えば、図5に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、ユーザの性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、図5に示す例において、ユーザID「U2」により識別されるユーザの年齢は、「20代」であり、ユーザの性別は、「女性」であることを示す。
なお、ユーザ情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、ユーザのデモグラフィック属性に関する情報やサイコグラフィック属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部122は、氏名、家族構成、収入、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(行動情報記憶部123)
実施形態に係る行動情報記憶部123は、ユーザの行動に関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る行動情報記憶部の一例を示す図である。例えば、行動情報記憶部123は、各ユーザの端末装置10を用いて行った検索等を含む種々の行動情報を記憶する。図6に示す行動情報記憶部123には、「行動ID」、「ユーザID」、「日時」、「入力情報」といった項目が含まれる。
また、「入力情報」には、「クエリ1」、「クエリ2」等といった項目が含まれる。なお、「入力情報」には、「クエリ1」、「クエリ2」に限らず、ユーザが組み合わせて用いたクエリ(文字列)の数に応じて、「クエリ3」や「クエリ4」といった項目が含まれてもよい。また、図6の例では、行動情報として、ユーザが検索に用いたクエリに関する入力情報が記憶される場合を示すが、行動は検索に限らず、ユーザがSNSで投稿した投稿情報等の種々の入力情報が記憶されてもよい。
また、「行動ID」は、ユーザの行動を識別する情報を示す。「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。例えば、ユーザID「U1」により識別されるユーザは、図1の例に示したユーザU1に対応する。「日時」は、対応するユーザの行動が行われた日時を示す。「日時」には、「dt10−1」等のように抽象的に図示するが、「2017年11月25日21時41分58秒」等の具体的な日時が記憶されてもよい。また、「入力情報」は、対応する行動である検索における入力情報を示す。「クエリ1」や「クエリ2」は、対応する行動において用いられたクエリを示す。
例えば、図6に示す例において、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)は、行動AC11を行ったことを示す。具体的には、図6に示す例においてユーザU1は、1つのクエリ「緑」を用いた検索(行動AC11)を日時dt10−1に行ったことを示す。また、例えば、図6に示す例において、ユーザID「U2」により識別されるユーザ(ユーザU2)は、行動AC12を行ったことを示す。具体的には、図6に示す例においてユーザU2は、2つのクエリ「ワンピース」及びクエリ「白」を組み合わせた検索(行動AC12)を日時dt10−2に行ったことを示す。
なお、行動情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。また、図6では、ユーザIDごとに行動情報が行動情報記憶部123に記憶される場合を示したが、行動情報は、日時順に限らず、例えばユーザIDごとに記憶されてもよい。
(キーワード情報記憶部124)
実施形態に係るキーワード情報記憶部124は、索引に関する各種情報を記憶する。図7は、実施形態に係るキーワード情報記憶部の一例を示す図である。図7に示すキーワード情報記憶部124は、「種別」、「キーワード(対象)」、「該当文字列」といった項目を有する。
「種別」は、入力情報を集計するキーワード(対象)の種別を示す。「キーワード(対象)」は、入力情報を集計するキーワード(対象)を示す。「該当文字列」は、対応するキーワードの入力情報として集計されるクエリ等の文字列を示す。
図7の例は、種別「色」に含まれるキーワードは「緑」や「赤」であることを示す。また、キーワード「緑」は、「緑」や「グリーン」を該当文字列とすることを示す。例えば、文字列「緑」や「グリーン」が含まれる検索クエリやSNSへの投稿情報は、キーワード「緑」を用いた入力情報として集計されることを示す。すなわち、推定装置100は、文字列「緑」や「グリーン」が含まれる検索クエリやSNSへの投稿情報を、キーワード「緑」を用いた入力情報として抽出する。
また、キーワード情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、キーワード情報記憶部124は、キーワードが複数の対象に対応するキーワードである場合、そのキーワード(対象)として集計する場合の文字情報の組み合わせを該当文字列としてもよい。例えば、キーワード情報記憶部124は、キーワード(対象)が衣料の「ワンピース」である場合、そのキーワード(対象)の該当文字列は「ワンピース 春物」等のように、衣料の「ワンピース」を対象とする可能性が高い場合のみを集計の対象としてもよい。
(影響情報記憶部125)
実施形態に係る影響情報記憶部125は、所定の対象について事象が与える影響に関する各種情報を記憶する。図7は、実施形態に係るキーワード情報記憶部の一例を示す図である。図7に示すキーワード情報記憶部124は、「施策ID」、「対象」、「基準時点前情報」、「基準時点後情報」、「影響情報」といった項目を有する。
「施策ID」は、所定の対象について行われた施策を識別するための識別情報を示す。「対象」は、対応する施策IDにより識別される施策の対象を示す。
「基準時点前情報」は、対応する施策の基準時点よりも前の入力情報に関する情報が記憶される。「基準時点前情報」は、「行動ID」や「平均(1日)」といった項目を有する。「行動ID」には、基準時点前情報として集計(抽出)されたユーザの行動IDが記憶される。「平均(1日)」には、基準時点前において行動が行われた回数の1日の平均が記憶される。なお、図7の例では、「平均(1日)」に1日の平均を一例として示すが、「平均」は、3日の平均や5日の移動平均等の種々の情報であってもよい。
また、「基準時点後情報」は、対応する施策の基準時点から後の入力情報に関する情報が記憶される。「基準時点後情報」は、「行動ID」や「平均(1日)」といった項目を有する。「行動ID」には、基準時点後情報として集計(抽出)されたユーザの行動IDが記憶される。「平均(1日)」には、基準時点後において行動が行われた回数の1日の平均が記憶される。なお、図7の例では、「平均(1日)」に1日の平均を一例として示すが、「平均」は、3日の平均や5日の移動平均等の種々の情報であってもよい。また、「影響情報」は、対応する施策の影響を示す。
図7に示す例において、施策ID「PL11」により識別される施策(施策PL11)は、種別「色」である「緑」を対象とするイベントであることを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、行動AC11や行動AC15等が行われたことを示す。すなわち、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の時点においては、対象「緑」について、ユーザU1のクエリ「緑」を用いた検索に対応する行動AC11等が行われたことを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、1日の平均で5千回の対象「緑」に関する検索が行われたことを示す。
また、施策PL11が行われた後の期間においては、行動AC22や行動AC23や行動AC25等が行われたことを示す。すなわち、施策PL11の基準時点である日時dt11から後の時点においては、対象「緑」について、ユーザU4のクエリ「グリーン」を用いた検索に対応する行動AC24やユーザU5のクエリ「緑」、「スカート」を用いた検索に対応する行動AC25等が行われたことを示す。また、施策PL11が行われた後の期間においては、1日の平均で1万回の対象「緑」に関する検索が行われたことを示す。
また、推定装置100は、基準時点である日時dt11よりも前の平均の検索回数と、日時dt11から後の平均の検索回数との比較に基づいて、施策PL11の影響を推定する。図7の例では、施策PL11は、キーワード「緑」に該当する1日の検索回数が5千回から1万回に増加しており、キーワード「緑」に該当する1日の検索回数を200%(2倍)にする影響、すなわち効果があったことを示す。また、影響情報記憶部125は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、推定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(推定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、抽出部132と、推定部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10や提供先装置20等の外部の情報処理装置から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10から端末装置10を利用するユーザの行動情報を取得する。例えば、取得部131は、提供先装置20から提供先装置20を利用する事業者等が行った施策に関する各種情報を取得する。例えば、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、施策情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や行動情報記憶部123やキーワード情報記憶部124や影響情報記憶部125から各種情報を取得する。
取得部131は、所定の期間における所定の対象に関するユーザの入力情報と、所定の対象に関連する事象が生じた時点である基準時点を示す時点情報を取得する。また、取得部131は、ユーザが用いた所定の対象に関連するクエリを含む入力情報を取得する。また、取得部131は、ユーザが所定のソーシャルネットワーキングサービスにおいて投稿した投稿情報を含む入力情報を取得する。
また、取得部131は、所定の対象に関連する施策が行われた基準時点を示す時点情報を取得する。また、取得部131は、所定の対象に関連するイベントが開催された基準時点を示す時点情報を取得する。また、取得部131は、所定の対象に関連する出版物の販売が開始された基準時点を示す時点情報を取得する。また、取得部131は、所定の対象に関連する記事の配信が開始された基準時点を示す時点情報を取得する。
また、取得部131は、所定の期間における一の色に関する入力情報を取得する。また、取得部131は、所定の期間における一のスタイルに関する入力情報を取得する。また、取得部131は、所定の対象に関連する他の対象に関するユーザの入力情報を取得する。
また、取得部131は、各種情報を外部の情報処理装置から取得する。例えば、取得部131は、行動情報記憶部123からユーザが検索に用いたクエリを取得する。例えば、取得部131は、端末装置10からユーザが検索に用いるクエリを取得する。
図1の例では、取得部131は、日時dt10−1において、端末装置10−1からクエリ「緑」を取得する。取得部131は、日時dt10−2において、端末装置10−2からクエリ「ワンピース 白」を取得する。取得部131は、日時dt11−1において、端末装置10−3からクエリ「黒 ネクタイ」を取得する。取得部131は、日時dt11−2において、端末装置10−4からクエリ「グリーン」を取得する。取得部131は、日時dt11−3において、端末装置10−5からクエリ「緑 スカート」を取得する。
図1の例では、取得部131は、事業者Xの提供先装置20から施策PL11が対象を「緑」とし、日時dt11に開始されたファッションショーであることを示す施策情報を取得する。取得部131は、日時dt11が基準時点であることを示す時点情報を含む施策PL11の施策情報を取得する。
(抽出部132)
抽出部132は、種々の情報を抽出する。例えば、抽出部132は、端末装置10や提供先装置20等の外部の情報処理装置から取得された各種情報から種々の情報を抽出する。例えば、抽出部132は、記憶部120に記憶された各種情報から種々の情報を抽出する。例えば、取得部131は、施策情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や行動情報記憶部123やキーワード情報記憶部124や影響情報記憶部125に記憶された各種情報から種々の情報を抽出する。例えば、抽出部132は、抽出部132により抽出された各種情報から種々の情報を抽出する。
図1の例では、抽出部132は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の対象「緑」に関する入力情報を基準時点前情報として抽出し、日時dt11から後の対象「緑」に関する入力情報を基準時点後情報として抽出する。例えば、抽出部132は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の対象「緑」に関する入力情報を基準時点前情報として抽出する。
図1の例では、抽出部132は、行動情報記憶部123に記憶された行動情報(入力情報)のうち、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前に対象「緑」に関する検索を行ったことを示す入力情報を基準時点前情報として抽出する。例えば、抽出部132は、図1中の基準時点前情報INF11に示すように、日時dt11よりも前に対象「緑」に関する入力情報として、行動AC11や行動AC15に対応する情報を抽出する。例えば、抽出部132は、施策PL11の基準時点である日時dt11よりも前の時点においては、対象「緑」について、ユーザU1のクエリ「緑」を用いた検索に対応する行動AC11等が行われたことを示す情報を抽出する。
また、抽出部132は、図1中の基準時点前情報INF11に示すように、日時dt11よりも前に対象「緑」に関する入力情報に基づいて、施策PL11が行われる前の期間においては、対象「緑」に関する検索の1日平均が「5千回」であると算出する。例えば、抽出部132は、施策PL11が行われる前の期間(例えば5日間とする)における対象「緑」に関する総検索回数を期間の日数(例えば「5」)で割ることにより、施策PL11が行われる前の期間における対象「緑」に関する検索の1日平均を算出する。
図1の例では、抽出部132は、行動情報記憶部123に記憶された行動情報(入力情報)のうち、施策PL11の基準時点である日時dt11から後に対象「緑」に関する検索を行ったことを示す入力情報を基準時点後情報として抽出する。例えば、抽出部132は、図1中の基準時点後情報INF12に示すように、日時dt11よりも後に対象「緑」に関する入力情報として、行動AC22や行動AC23や行動AC25に対応する情報を抽出する。例えば、抽出部132は、施策PL11の基準時点である日時dt11から後の時点においては、対象「緑」について、ユーザU1のクエリ「緑」を用いた検索に対応する行動AC22等が行われたことを示す情報を抽出する。
また、抽出部132は、図1中の基準時点後情報INF12に示すように、日時dt11よりも後に対象「緑」に関する入力情報に基づいて、施策PL11が行われる後の期間においては、対象「緑」に関する検索の1日平均が「1万回」であると算出する。例えば、抽出部132は、施策PL11が行われた後の期間(例えば3日間とする)における対象「緑」に関する総検索回数を期間の日数(例えば「3」)で割ることにより、施策PL11が行われる後の期間における対象「緑」に関する検索の1日平均を算出する。
(推定部133)
推定部133は、種々の情報を推定する。例えば、推定部133は、端末装置10や提供先装置20等の外部の情報処理装置から取得された各種情報に基づいて推定を行う。例えば、推定部133は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて推定を行う。例えば、取得部131は、施策情報記憶部121やユーザ情報記憶部122や行動情報記憶部123やキーワード情報記憶部124や影響情報記憶部125に記憶された各種情報に基づいて推定を行う。例えば、推定部133は、抽出部132により抽出された各種情報に基づいて推定を行う。
推定部133は、取得部131により取得された時点情報が示す基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する。また、推定部133は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報との比較に基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する。
推定部133は、所定の対象に対する施策の影響を推定する。推定部133は、所定の対象に対するイベントの影響を推定する。推定部133は、所定の対象に対する出版物の影響を推定する。推定部133は、所定の対象に対する記事の影響を推定する。
推定部133は、一の色に対する事象の影響を推定する。推定部133は、一のスタイルに対する事象の影響を推定する。推定部133は、基準時点前における入力情報に所定の対象が占める第1割合と、基準時点後における入力情報に所定の対象が占める第2割合とに基づいて、事象が入力情報の変化に与えた影響を推定する。推定部133は、基準時点前における入力情報に所定の対象が占める第1割合と、基準時点後における入力情報に所定の対象が占める第2割合とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する。
図1の例では、推定部133は、施策PL11の影響を推定する。推定部133は、基準時点前情報INF11や基準時点後情報INF12に示すような情報に基づいて、施策PL11の影響を推定する。推定部133は、基準時点である日時dt11よりも前の平均の検索回数と、日時dt11から後の平均の検索回数との比較に基づいて、施策PL11の影響を推定する。推定部133は、施策PL11の後においてキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が5千回から1万回に増加しており、キーワード「緑」に該当する1日の検索回数を200%(2倍)にする影響があったと推定する。推定部133は、上記の検索回数を200%(2倍)にする影響に基づいて、ユーザへのキーワード「緑」の流行色としての認知度が「2倍」になったと推定する。
(提供部134)
提供部134は、各種サービスを提供する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を配信する。
提供部134は、推定部133により推定された事象が入力情報の変化に与えた影響に関する情報提供サービスを提供する。また、提供部134は、所定の対象を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供する。また、提供部134は、流行色を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供する。また、提供部134は、所定の対象に関する事業を行う事業者に情報提供サービスを提供する。
図1の例では、提供部134は、事業者Xに施策PL11の影響に関する情報を提供する。例えば、提供部134は、施策PL11の後においてキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が2倍になったことを示す情報を送信する。例えば、提供部134は、施策PL11が検索回数を200%(2倍)にする影響に基づいて、ユーザへのキーワード「緑」の流行色としての認知度が施策PL11により「2倍」になったと推定した情報を送信する。
〔3.推定処理のフロー〕
ここで、図9を用いて、実施形態に係る推定装置100による推定処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、推定装置100は、所定の対象に関するユーザの入力情報を取得する(ステップS101)。例えば、推定装置100は、行動情報記憶部123に記憶されたユーザの行動情報のうち、対象「緑」に関するユーザの入力情報を取得する。例えば、推定装置100は、行動情報記憶部123に記憶されたユーザの行動情報のうち、対象「緑」に関するクエリを用いた検索に対応する入力情報を取得する。図1の例では、推定装置100は、ユーザU1が日時dt10−1にクエリ「緑」を用いたことを示す入力情報を行動情報記憶部123から取得する。図1の例では、推定装置100は、ユーザU4が日時dt11−2にクエリ「グリーン」を用いたことを示す入力情報を行動情報記憶部123から取得する。図1の例では、推定装置100は、ユーザU5が日時dt11−3にクエリ「緑 スカート」を用いたことを示す入力情報を行動情報記憶部123から取得する。
また、推定装置100は、所定の対象に関連する事象が生じた基準時点を示す時点情報を取得する(ステップS102)。図1の例では、推定装置100は、日時dt11が基準時点であることを示す時点情報を含む施策PL11の施策情報を取得する。例えば、推定装置100は、事業者Xの提供先装置20から施策PL11が対象を「緑」とし、日時dt11に開始されたファッションショーであることを示す施策情報を取得する。
そして、推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する(ステップS103)。例えば、推定装置100は、基準時点である日時dt11よりも前の平均の検索回数と、日時dt11から後の平均の検索回数との比較に基づいて、施策PL11の影響を推定する。図1の例では、推定装置100は、施策PL11の後において対象に対応するキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が5千回から1万回に増加しており、キーワード「緑」に該当する1日の検索回数を200%(2倍)にする影響があったと推定する。
そして、推定装置100は、推定した影響を示す情報を提供する(ステップS104)。例えば、推定装置100は、事業者Xに施策PL11の影響に関する情報を提供する。図1の例では、推定装置100は、施策PL11の後においてキーワード「緑」に該当する1日の検索回数が2倍になったことを示す情報を提供する。
〔4.推定処理のフロー〕
図1の例では、推定装置100は、対象に対応するキーワード「緑」に該当するクエリを用いた検索回数の施策PL11前後における変化に基づいて、対象「緑」に対する施策PL11の影響を推定する。また、推定装置100は、対象「緑」が属する種別「色」における割合の変化に基づいて、対象「緑」に対する施策PL11の影響を推定してもよい。例えば、推定装置100は、種別「色」に属する対象「緑」、「赤」、「黒」等の複数の対象の各々に対応する検索回数の占有率(割合)の変化に基づいて、対象「緑」に対する施策PL11の影響を推定してもよい。この点について図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係る推定処理の一例を示す図である。
図10に示す例では、推定装置100は、記憶部120に記憶された各種情報を用いて、種別「色」における対象「緑」の施策PL11前後の変化に基づいて、施策PL11の対象「緑」に対する影響を推定する。例えば、推定装置100は、図10に示す推定用情報INF21に示すような情報を用いて、種別「色」における対象「緑」の施策PL11前後の変化に基づいて、施策PL11の対象「緑」に対する影響を推定する。
例えば、推定装置100は、図10に示す推定用情報INF21に示すような情報を施策情報記憶部121や行動情報記憶部123から抽出したり、算出したりする。図10に示す推定用情報INF21は、「施策ID」、「種別」、「対象」、「基準時点前情報」、「基準時点後情報」といった項目を有する。
「施策ID」は、所定の対象について行われた施策を識別するための識別情報を示す。「種別」は、対応する施策IDにより識別される施策の対象の種別を示す。「対象」は、対応する種別に属する対象を示す。
「基準時点前情報」は、対応する施策の基準時点よりも前の入力情報に関する情報が記憶される。「基準時点前情報」は、「総数」や「割合」といった項目を有する。「総数」には、基準時点前情報として集計(抽出)されたユーザの行動のうち、対応する種別に属する全対象に関する検索回数の合計が記憶される。「割合」には、種別の総回数における対応する対象の検索回数の占める割合が記憶される。なお、図10の例では、「割合」には、割合を示す「%」で示す情報と、対応する対象の検索回数とが記憶される場合を示す。
「基準時点後情報」は、対応する施策の基準時点よりも後の入力情報に関する情報が記憶される。「基準時点後情報」は、「総数」や「割合」といった項目を有する。「総数」には、基準時点後情報として集計(抽出)されたユーザの行動のうち、対応する種別に属する全対象に関する検索回数の合計が記憶される。「割合」には、種別の総回数における対応する対象の検索回数の占める割合が記憶される。
図10に示す例において、施策PL11は、種別「色」である「緑」を対象とするイベントであり、基準時点を日時dt11とすることを示す。また、施策PL11が対象とする「緑」が属する種別「色」には、「緑」や「赤」や「黒」等の種々の対象が含まれることを示す。このように、種別「色」には、施策PL11が対象とする「緑」以外の他の対象である「赤」や「黒」等の種々の対象が含まれることを示す。
また、施策PL11が行われる前の期間においては、種別「色」に属する全対象に関する検索回数の合計が「2万回」であることを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、種別「色」に属する検索回数の合計に占める対象「緑」の割合が「25%」であることを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、対象「緑」の検索の回数が「5000」、すなわち5千回であることを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、種別「色」に属する検索回数の合計に占める他の対象「赤」の割合が「25%」であることを示す。また、施策PL11が行われる前の期間においては、対象「赤」の検索の回数が「5000」、すなわち5千回であることを示す。
また、施策PL11が行われた後の期間においては、種別「色」に属する全対象に関する検索回数の合計が「2万5千回」であることを示す。また、施策PL11が行われる後の期間においては、種別「色」に属する検索回数の合計に占める対象「緑」の割合が「40%」であることを示す。また、施策PL11が行われる後の期間においては、対象「緑」の検索の回数が「10000」、すなわち1万回であることを示す。また、施策PL11が行われる後の期間においては、種別「色」に属する検索回数の合計に占める他の対象「赤」の割合が「20%」であることを示す。また、施策PL11が行われる後の期間においては、他の対象「赤」の検索の回数が「5000」、すなわち5千回であることを示す。
そして、推定装置100は、施策PL11の影響を推定する(ステップS21)。例えば、推定装置100は、基準時点前における入力情報に占める対象「緑」と他の対象「赤」等との第1割合と、基準時点後における入力情報に占める対象「緑」と他の対象「赤」等との第2割合とに基づいて、対象「緑」に対する施策PL11の影響を推定する。図10の例では、推定装置100は、影響情報INF22に示すように、施策PL11の影響を推定する。
図10の例では、基準時点である日時dt11前後において、他の対象「赤」の種別「色」に属する検索回数の合計に占める割合が25%から20%へ減少している。すなわち、基準時点である日時dt11前後において、他の対象「赤」の検索回数は5千回で変化はないが、種別「色」に属する検索回数の合計に占める割合は減少する。また、図10の例では、基準時点である日時dt11前後において、対象「緑」の種別「色」に属する検索回数の合計に占める割合が25%から40%へ増加している。そのため、推定装置100は、種別「色」に属する各対象の割合(シェア)の変化に基づいて、施策PL11の影響を推定する。図10の例では、基準時点である日時dt11前後において、種別「色」に属する各対象のうち、対象「緑」の割合(シェア)が15%上昇し、他の対象「赤」の割合(シェア)が5%低下する。そのため、推定装置100は、施策PL11が対象「緑」の割合(シェア)を上昇させる影響(効果)があったと推定する。そして、推定装置100は、施策PL11が対象「緑」の流行色としての認知度を上昇させる効果があったと推定する。例えば、推定装置100は、施策PL11が対象「緑」の流行色としての認知度を15%上昇させる効果があったと推定する。
このように、推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、ユーザが検索クエリの入力情報を基に施策PL11前後での各対象の割合の変化を観測する。そして、推定装置100は、施策PL11前後での各対象の割合の変化に基づいて、施策PL11の対象「緑」に対する影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、図10の例では、基準時点である日時dt11前後において、種別「色」に属する各対象のうち、他の対象「赤」の割合(シェア)が5%低下する。そのため、推定装置100は、施策PL11が他の対象「赤」の割合(シェア)を低下させる影響があったと推定してもよい。そして、推定装置100は、施策PL11が対象「赤」の流行色としての認知度を低下させる影響、すなわち逆効果があったと推定してもよい。例えば、推定装置100は、施策PL11が対象「赤」の流行色としての認知度を5%低下させる逆効果があったと推定してもよい。このように、推定装置100は、施策PL11の対象が属する種別の他の対象に対する施策PL11の影響を推定してもよい。図10の例では、推定装置100は、施策PL11の前後において対象「赤」の検索回数に変化はないが、種別内における割合が低下したことにより、施策PL11が対象「赤」の流行色としての認知度を低下させる影響があったと推定することができる。このように、推定装置100は、施策PL11の対象が属する種別の他の対象に対する施策PL11の影響を推定してもよい。図10の例のように、推定装置100は、施策PL11の対象が属する種別全体における各対象のシェアの変化の情報を用いることにより、施策PL11の対象が属する種別における各対象に対する施策PL11の影響を推定することができる。このように、推定装置100は、種別内における各対象について、施策の基準時点前後の割合の変化を用いることで、施策による各対象間の相対的な影響を推定することができる。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る推定装置100は、取得部131と、推定部133とを有する。取得部131は、所定の期間における所定の対象に関するユーザの入力情報と、所定の対象に関連する事象が生じた時点である基準時点を示す時点情報を取得する。推定部133は、取得部131により取得された時点情報が示す基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定し、ユーザが検索やSNSで入力した情報を基に事象が生じた前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、推定部133は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報との比較に基づいて、所定の対象に対する事象の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報との比較することで、事象が生じた前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、ユーザが用いた所定の対象に関連するクエリを含む入力情報を取得する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、ユーザが用いた所定の対象に関連するクエリを基に事象が生じた前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、ユーザが所定のソーシャルネットワーキングサービスにおいて投稿した投稿情報を含む入力情報を取得する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、ユーザが所定のソーシャルネットワーキングサービスにおいて投稿した投稿情報を基に事象が生じた前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の対象に関連する施策が行われた基準時点を示す時点情報を取得する。推定部133は、所定の対象に対する施策の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象に関連する施策が行われた時点を基準時点として基準時点前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する施策の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の対象に関連するイベントが開催された基準時点を示す時点情報を取得する。推定部133は、所定の対象に対するイベントの影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象に関連するイベントが行われた時点を基準時点として基準時点前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対するイベントの影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の対象に関連する出版物の販売が開始された基準時点を示す時点情報を取得する。推定部133は、所定の対象に対する出版物の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象に関連する出版物の販売が開始された時点を基準時点として基準時点前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する出版物の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の対象に関連する記事の配信が開始された基準時点を示す時点情報を取得する。推定部133は、所定の対象に対する記事の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象に関連する記事の配信が開始された時点を基準時点として基準時点前後での所定の対象に関する変化を観測することができるため、所定の対象に対する記事の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の期間における一の色に関する入力情報を取得する。推定部133は、一の色に対する事象の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、一の色に対する事象の影響を推定し、ユーザが検索やSNSで入力した情報を基に事象が生じた前後での一の色に関する変化を観測することができるため、一の色に対する事象の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の期間における一のスタイルに関する入力情報を取得する。推定部133は、一のスタイルに対する事象の影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、一のスタイルに対する事象の影響を推定し、ユーザが検索やSNSで入力した情報を基に事象が生じた前後での一のスタイルに関する変化を観測することができるため、一のスタイルに対する事象の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、取得部131は、所定の対象に関連する他の対象に関するユーザの入力情報を取得する。推定部133は、基準時点前における入力情報に所定の対象が占める第1割合と、基準時点後における入力情報に所定の対象が占める第2割合とに基づいて、事象が入力情報の変化に与えた影響を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、基準時点前における入力情報と、基準時点後における入力情報とに基づいて、ユーザが検索やSNSで入力した情報を基に事象が生じた前後での各対象の割合の変化を観測することができるため所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。したがって、推定装置100は、所定の対象に対する事象の影響を適切に推定することができる。
また、実施形態に係る推定装置100は、提供部134を有する。提供部134は、推定部133により推定された事象が入力情報の変化に与えた影響に関する情報提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、推定された事象が入力情報の変化に与えた影響に関する情報提供サービスを提供することにより、所定の対象に対する事象の影響に基づくサービスを適切に提供することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、提供部134は、所定の対象を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供することにより、所定の対象に対する事象の影響に基づくサービスを適切に提供することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、提供部134は、流行色を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、流行色を決定する所定の機関に情報提供サービスを提供することにより、所定の対象に対する事象の影響に基づくサービスを適切に提供することができる。
また、実施形態に係る推定装置100において、提供部134は、所定の対象に関する事業を行う事業者に情報提供サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の対象に関する事業を行う事業者に情報提供サービスを提供することにより、所定の対象に対する事象の影響に基づくサービスを適切に提供することができる。
〔6.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る推定装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、推定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ提供する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る推定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に生成することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 推定システム
100 推定装置
121 施策情報記憶部
122 ユーザ情報記憶部
123 行動情報記憶部
124 キーワード情報記憶部
125 影響情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 抽出部
133 推定部
134 提供部
10 端末装置
20 提供先装置
N ネットワーク

Claims (18)

  1. 所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが用いた前記一の色に関連するクエリを含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定部と、
    を備えることを特徴とする推定装置。
  2. 所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが所定の検索画面において絞り込み条件として選択した情報を含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定部と、
    を備えることを特徴とする推定装置。
  3. 前記取得部は、
    前記ユーザが用いた前記一の色に関連するクエリを含む前記入力情報を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記推定部は、
    前記基準時点前における前記入力情報と、前記基準時点後における前記入力情報との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の推定装置。
  5. 前記取得部は、
    前記ユーザが所定のソーシャルネットワーキングサービスにおいて投稿した投稿情報を含む前記入力情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の推定装置。
  6. 前記取得部は、
    前記一の色に関連するイベントが開催された前記基準時点を示す前記時点情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記一の色に対する前記イベントの影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の推定装置。
  7. 前記取得部は、
    前記一の色に関連する出版物の販売が開始された前記基準時点を示す前記時点情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記一の色に対する前記出版物の影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の推定装置。
  8. 前記取得部は、
    前記一の色に関連する記事の配信が開始された前記基準時点を示す前記時点情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記一の色に対する前記記事の影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の推定装置。
  9. 前記取得部は、
    前記所定の期間における前記一の色に関する前記入力情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の推定装置。
  10. 前記取得部は、
    前記所定の期間における一のスタイルに関する前記入力情報を取得し、
    前記推定部は、
    前記一のスタイルに対する前記ファッションイベントの影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の推定装置。
  11. 前記推定部により推定された前記ファッションイベントが前記入力情報の変化に与えた影響に関する情報提供サービスを提供する提供部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の推定装置。
  12. 前記提供部は、
    前記一の色を決定する所定の機関に前記情報提供サービスを提供する
    ことを特徴とする請求項11に記載の推定装置。
  13. 前記提供部は、
    流行色を決定する前記所定の機関に前記情報提供サービスを提供する
    ことを特徴とする請求項12に記載の推定装置。
  14. 前記提供部は、
    前記一の色に関する事業を行う事業者に前記情報提供サービスを提供する
    ことを特徴とする請求項13に記載の推定装置。
  15. コンピュータが実行する推定方法であって、
    所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが用いた前記一の色に関連するクエリを含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定工程と、
    を含むことを特徴とする推定方法。
  16. 所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが用いた前記一の色に関連するクエリを含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする推定プログラム。
  17. コンピュータが実行する推定方法であって、
    所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが所定の検索画面において絞り込み条件として選択した情報を含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定工程と、
    を含むことを特徴とする推定方法。
  18. 所定の期間における衣料品の一の色に関するユーザの入力情報であって、前記ユーザが所定の検索画面において絞り込み条件として選択した情報を含む入力情報と、前記一の色を対象として事業者が実施するファッションイベントが行われた時点である基準時点を示す時点情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得された前記時点情報が示す前記基準時点前における前記入力情報の第1頻度又は前記第1頻度に基づく第1割合であって、前記基準時点前におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第1割合と、前記基準時点後における前記入力情報の第2頻度又は前記第2頻度に基づく第2割合であって、前記基準時点後におけるユーザによる入力情報に含まれる色のうち前記一の色が占める第2割合との比較に基づいて、前記一の色に対する前記ファッションイベントの影響を推定する推定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする推定プログラム。
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