JP6851856B2 - 協調設計支援装置、協調設計支援方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。説明は下記の順序で行う。添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
協調設計支援システム1は、完成車メーカーワークステーション10、サプライヤーAワークステーション20、サプライヤーBワークステーション30、及び共有サーバー40を有する。図1の例では、共有サーバー40(協調設計支援装置の一例)に接続するワークステーションは2台であるが、実際には3台以上のワークステーションが接続されてもよいことは勿論である。なお、第1の実施形態では自動車業界を想定しているが、本発明は自動車業界に限らず、複数のサプライヤー(パートナー企業)から部品の提供を受けて製品(完成品等)を生産する設計主管企業への適用が可能である。
図2は、共有サーバー40及びワークステーション10,20,30が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示す。ここでは、上述した協調設計支援システム1に示された共有サーバー40及びワークステーション10,20,30を構成するコンピューター50のハードウェア構成を説明する。なお、各装置の機能、使用目的に合わせてコンピューター50の各部は取捨選択される。
次に、情報提供相手評価部47について詳細に説明する。
図3は、開示レベル設定テーブル47Dの構成例を示す。図3に示すように、開示レベル設定テーブル47Dは、「開示レベル」、及び「取引実績」の項目を有する。
開示レベル2:取引実績がある相手(5年未満)
開示レベル3:取引実績がある相手(5年以上)
開示レベル4:長年取引実績がある相手(10年以上)
開示レベル5:長年取引実績がある相手(10年以上)、且つ、完成車メーカーのグループ企業
サプライヤーA:初めて取引する
サプライヤーB:取引実績があり(3年)
サプライヤーC:取引実績あり(7年)
サプライヤーD:長年取引実績あり(20年)
サプライヤーE:長年取引実績(15年)があるグループ企業
情報提供相手評価部47によるサプライヤーの評価結果としての開示レベルの一例である。情報提供相手評価部47は、図3の開示レベル設定テーブル47Dを元に、図4の各サプライヤーA〜Eを評価し、開示レベルを設定する。図6に示すように、サプライヤーAは開示レベル1、サプライヤーBは開示レベル2、サプライヤーCは開示レベル3、サプライヤーDは開示レベル4、サプライヤーEは開示レベル5に分類される。この開示レベルは、ユーザーが操作部56により手動で選択し、設定することも可能である。
次に、情報提供相手評価部47の評価結果の開示レベルにより、開示範囲情報を定める方法(開示情報分類)の一例を説明する。
図8は、解析情報抽出部48による解析情報抽出処理例を示すフローチャートである。
解析情報抽出部48は、情報提供相手評価部47により評価されたサプライヤーの開示レベルに応じた開示範囲内で提供する情報を取得する。CPU51がROM52又は不揮発性ストレージ57に格納されたプログラムをRAM53に読み出して実行することにより、図8のフローチャートの処理が実現される。
解析情報抽出部48は、情報提供相手評価部47により評価された結果を読み込む。評価結果は、図7で示すように、対象サプライヤーの開示レベル61、又は境界条件62、接続形状63、接続部品64、解析データ65、CADデータ66の開示可否情報を含む。情報は、例えばASCIIコードの文字列、又はその他のコードの文字列で表示可能とする。ここで、解析情報抽出部48は、図7の開示可能な項目のみを読み込む。例えば、図7の開示レベル61が‘1’の場合、「境界条件」のみを読み込む。開示レベル‘5’の場合、「境界条件」から「CADデータ」までを読み込む。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体のCADデータが提供可能であるか否かを判定する。解析情報抽出部48は、ステップS1の処理で読み込んだ開示範囲の文字列から「CADデータ」をキーワードとして検索し、そのキーワードと文字列が一致した場合には、抽出が必要と判定してステップS3へ進み、一致しない場合には、ステップS4へ進む。
完成車メーカーのCADデータは、CADデータデータベース41に格納されている。CADデータデータベース41は、CADデータを案件(完成品)ごとに用意したフォルダに保存する。解析情報抽出部48は、CADデータデータベース41からサプライヤー製品と対応する案件のフォルダを検索し、格納しているCADデータを抽出結果データベース45に保存し、又は、サプライヤーへ送信する。また、第1の実施形態において自動化された解析情報抽出機能を備えているが、自動的な抽出方法に限らず、完成車メーカーの設計者が操作部56を介して手作業で該当案件のCADデータを送信することが可能である。ステップS3が終了後、ステップS4へ進む。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体の解析データが提供可能であるか否かを判定する。ステップS1で読み込んだ開示範囲の文字列から、「解析データ」をキーワードとして検索し、キーワードと文字列が一致した場合には、抽出が必要と判定してステップS5へ進み、一致しない場合には、ステップS6へ進む。
解析データは、CADデータと一体化管理と個別管理の2種類の状況に対応する。一体化管理では、CADデータと解析データがリンクしており、そのリンク情報を用いて互いに検索することが可能となる。個別管理では、CADデータと解析データとのリンク情報がなく、ユーザーの意思で解析プリデータデータベース43又は解析結果データデータベース44の特定の記録エリアに格納する。ステップS5が終了後、ステップS6へ進む。
解析情報抽出部48は、CADデータと解析データとのリンクを維持したままで、解析データを抽出する。ステップS3で抽出したCADデータに存在する解析データのリンク情報を用いて解析データの格納箇所(ディレクトリ)を検索し、目的の解析データを抽出する。抽出結果データベース45には、それぞれのサプライヤーが専用するスペースが設けられており、抽出したCADデータと解析データは該当サプライヤーの専用記録エリアへ格納される。サプライヤーは、ネットワークを介してリモートで目的の情報を確認することができるし、サプライヤー側ワークステーションへ目的の情報をダウンロードすることが可能である。
解析情報抽出部48は、例えばユーザーに対し格納箇所(ディレクトリ)の入力を促す入力画面を表示部55に提示し、ユーザーの入力内容に基づいて解析データを検索する。この場合、抽出結果データベース45に該当サプライヤーの専用記録エリアに対象案件用のフォルダを作成し、個別管理しているCADデータと解析データの両方を格納する。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体のCADデータから接続部品を抽出するか否かを判定する。解析情報抽出部48は、ステップS1の処理で読み込んだ開示範囲の文字列から「接続部品」をキーワードとして検索し、そのキーワードと文字列が一致した場合には、抽出が必要と判定してステップS7へ進み、一致しない場合には、ステップS8へ進む。
解析情報抽出部48は、完成品全体のCADデータと解析データから、サプライヤー製品と接続する接続部品を抽出する。接続部品を抽出後に境界条件も抽出するが、境界条件の抽出処理については後述の図9において説明する。接続部品の抽出は、下記2つの方法で実施可能である。解析情報抽出部48は、抽出した接続部品の情報を、抽出結果データベース45の該当サプライヤーの専用記録エリアにある対象案件用フォルダに保存する。
完成品全体のCADデータは、全部の部品の締結関係を包含している。解析情報抽出部48は、その締結関係を用いて、サプライヤー製品と締結する部品(接続部品)のCADデータを検索して抽出する。なお、解析情報抽出部48は、ステップS2のYESの場合には、ステップS3で抽出結果データベース45に抽出したCADデータ内を検索し、ステップS2のNOの場合には、CADデータデータベース41に保存されたCADデータ内を検索する。
方法2では、方法1で抽出した接続部品のCADデータを用いて接続部品のメッシュデータを抽出する。CADデータとメッシュデータが関連づけられている場合、解析情報抽出部48は、その関連情報を用いて解析データから接続部品の外形を表示するメッシュデータを抽出する。そして、STL(Standard Template Library)又はUNVなど汎用なメッシュデータフォーマットを用いて、解析データからエクスポート(出力)する。CADデータとメッシュデータの関連づけがない場合、解析データのメッシュデータから、CADデータの表面との距離がユーザー指定する閾値より小さいメッシュパッチ(メッシュデータ)を検索し、接続部品として抽出する。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体のCADデータからサプライヤー製品と接続する接続部品(周囲部品)の接続形状を抽出するか否かを判定する。解析情報抽出部48は、ステップS1の処理で読み込んだ開示範囲の文字列から「接続形状」をキーワードとして検索し、そのキーワードと文字列が一致した場合には、抽出が必要と判定してステップS9へ進み、一致しない場合には、ステップS10へ進む。
解析情報抽出部48は、完成品全体のCADデータと解析データから、サプライヤー製品と接続する接続部品の接続形状を抽出する。接続形状を抽出後に境界条件も抽出するが、境界条件の抽出処理については後述の図9において説明する。接続部品の接続形状の抽出は、下記2つの方法で実施可能である。解析情報抽出部48は、抽出した接続形状の情報を、抽出結果データベース45の該当サプライヤーの専用記録エリアにある対象案件用フォルダに保存する。
解析情報抽出部48は、ステップS7の方法1により接続部品のCADデータを抽出し、接続部品のCADデータのすべての面を対象として、サプライヤー製品と接続する面(サプライヤー製品との距離は0)を探索する処理を行う。そして、距離がゼロの面のみを接続形状として抽出し、IGES又はSTEPなどの汎用のCADフォーマットでエクスポートする。
解析情報抽出部48は、ステップS7の方法2により接続部品の解析データのメッシュデータを抽出する。そして、ステップS9の方法1により抽出した接続形状のCADデータとの距離を測り、その解析データのメッシュデータから、CADデータの表面との距離がユーザー指定する閾値より小さいメッシュパッチを検索し、接続形状として抽出する。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体のCADデータからサプライヤー製品の境界条件を抽出するかを判定する。解析情報抽出部48は、ステップS1の処理で読み込んだ開示範囲の文字列から「境界条件」をキーワードとして検索し、そのキーワードと文字列が一致した場合には、抽出が必要と判定してステップS11へ進み、一致しない場合には、抽出内容なしと判定して処理を終了する。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体のCADデータと解析データから、サプライヤー製品の境界条件を抽出する。境界条件の抽出については後述の図9を参照して説明する。解析情報抽出部48は、抽出した境界条件の情報を、抽出結果データベース45の該当サプライヤーの専用記録エリアにある対象案件用フォルダに保存する。
ここで、図8の境界条件抽出ステップ(S11)のサブルーチン処理を図9〜図11を参照して説明する。本実施形態では、境界条件を、構造解析の応力を例として説明するが、応力に限らず、温度解析の発熱効率、又は振動解析の加振源波形などにも対応する。
図10は、有限要素法の説明図である。
図11は、境界条件抽出結果の一例を示す説明図である。
解析情報抽出部48は、ステップS10のYESの場合には、完成車メーカーの完成品全体のCADデータから、サプライヤー製品と締結する他部品の接続面(締結面)を抽出する。抽出方法は、図8のステップS9における接続形状抽出の方法1と同じである。ステップS9において既に接続形状を抽出した場合には、その抽出結果を流用してもよい。
解析情報抽出部48は、完成車メーカーの完成品全体の解析データから、サプライヤー製品と他部品との締結面のメッシュを抽出する。抽出方法は、図8のステップS9における接続形状抽出の方法2と同じである。ステップS9において既に接続形状を抽出した場合には、その抽出結果を流用してもよい。例えば、図11に示す完成車メーカーCAD及び解析データには、解析データ72のメッシュ73が包含されており、このメッシュ73から締結面84の締結面メッシュ77を抽出した。
完成車メーカーの完成品全体の解析データには、メッシュの全部の節点における解析結果の物理量が保存されている。節点の順番を示す番号がわかれば、解析データの解析結果からその節点の物理量を調査できる。解析情報抽出部48は、ステップS22で抽出した締結面メッシュ77に属する全部の節点の番号を用いて、完成車メーカーの解析データ72の解析結果74から締結面84の節点の応力(大きさ、方向)を取得する。解析情報抽出部48は、締結面84に属する各節点の座標情報、及び、締結面84の全ての節点の物理量(ここでは応力)の一覧を、締結面応力78として抽出結果データベース45へ保存する。締結面メッシュ77及び締結面応力78は、解析データ76を構成する。
ここで、完成車メーカー側で閲覧可能な開示情報表示画面について説明する。
図12は、完成車メーカーワークステーション10の表示装置12に表示される開示情報表示画面の一例を示す。
開示情報表示画面100は、リモートで共有サーバー40を操作できるように実装されており、ユーザーはネットワークN1を通じて共有サーバー40のデータベースと処理部に対して操作することが可能である。なお、本機能をローカルの完成車メーカーワークステーション10に設置し、完成車メーカーワークステーション10においてCADデータと解析データの一部を秘匿しながら必要な情報のみを抽出することも可能である。
上述した第1の実施形態は、主として解析に関する情報の秘匿と抽出を例として説明したが、解析データを除き、CADデータのみにおいて一部の情報を秘匿することもできる。第2の実施形態では、CADデータについて一部の情報を秘匿する手段を提供する。
図14は、図13のCADデータ情報秘匿設定画面に基づくCADデータ情報秘匿表示の一例を示す。
図15は、図13のCADデータ情報秘匿設定画面に基づくCADデータ情報秘匿表示の他の例を示す。
CADデータを秘匿処理せずに、CADデータ全部の情報を開示する。例えば、図14の組み立て製品80のCADデータにおいて、組み立て製品80の中にホイール81、軸部82、ホイール83がある。開示率が100%の場合、このCADデータに含まれる全部の線、面、ボリューム(中身)を含む幾何情報をサプライヤーに開示する。
ワイヤーフレーム表示とは、部品の面とボリュームの情報を秘匿し、エッジに相当する線で接続部品の輪郭を表示する手法である。例えば軸部82とホイール83の開示率が50%以上かつ100%未満である場合には、図14の表示1に示すように、ホイール81のCADデータを全部表示し、軸部82とホイール83をワイヤーフレーム表示する。ワイヤーフレーム表示した場合、ワイヤーフレーム表示された部品は内部が透明のような状態で表示される。
モザイク表示とは、ユーザーが決めた大きさの多面体(一般に正六面体)の集合で部品外形を近似する手法である。例えばホイール83の開示率が20%以上かつ50%未満である場合には、図14の表示2に示すように、ホイール81のCADデータを全部表示し、軸部82をワイヤーフレーム表示し、さらにホイール83をモザイク表示する。モザイク表示(モザイク状ホイール83m)は破線で表したホイール83の外形の輪郭を説明するためであり、この破線は実際には情報として開示しない。モザイク表示の場合、正六面体の寸法を調整することで、情報開示の量をさらに制御することができる。正六面体が小さくなると、部品外形に対する近似精度が高くなり、大きくなると近似精度が低くなる。
バウンダリボックス表示とは、接続部品を包含できる最小の六面体(直方体、立方体)を表示する手法である。バウンダリボックス表示は、包含矩形表示とも言われる。例えばホイール83の開示率が20%未満である場合には、図14の表示3に示すように、ホイール81のCADデータを全部表示し、軸部82をワイヤーフレーム表示し、さらにホイール83をバウンダリボックス表示する。バウンダリボックス表示では、ホイール83を包含する最小の六面体83bが表示される。
第3の実施形態として、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせることが可能である。例えば、部品形状のCADデータの開示率を第2の実施形態を用いて設定し、少なくとも境界条件を含む解析データの開示範囲を設定する場合には、第1の実施形態を用いて設定する。
Claims (10)
- 情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価部と、
前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、前記情報提供相手評価部において決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出部と、を備え、
前記対象部品の解析に必要な情報は、前記対象部品と該対象部品に接続する他部品との境界条件であり、
前記解析情報抽出部は、前記製品の前記形状情報から前記対象部品と前記他部品との接続部分である接続面を抽出した後、前記解析情報から当該接続面のメッシュデータを抽出し、前記接続面のメッシュデータに属する全ての節点に付与された解析結果の物理量を用いて前記境界条件を算出する
協調設計支援装置。 - 前記解析情報抽出部は、前記情報提供相手評価部において決定された前記情報開示範囲に基づいて、前記形状情報及び前記解析情報から前記境界条件を抽出するとともに前記対象部品と前記他部品との接続形状を抽出する
請求項1に記載の協調設計支援装置。 - 前記解析情報抽出部は、前記情報提供相手評価部において決定された前記情報開示範囲に基づいて、前記形状情報及び前記解析情報から前記境界条件を抽出するとともに前記他部品の形状を表す情報を抽出する
請求項1に記載の協調設計支援装置。 - 前記対象部品が組み込まれる前記製品の前記形状情報から取得される、前記対象部品と該対象部品の周囲にある他部品との距離情報を用いて、前記製品の前記形状情報の開示率を設定する開示率設定部と、
前記解析情報抽出部は、前記開示率設定部において設定された前記開示率に応じて、前記製品の前記形状情報から前記対象部品及び前記他部品の形状情報を抽出する
請求項1に記載の協調設計支援装置。 - 前記解析情報抽出部は、前記開示率設定部において設定された前記開示率に応じて、前記製品の前記形状情報の完全表示、ワイヤーフレーム表示、モザイク表示、包含矩形表示、外表面表示、及び完全非表示のうち、少なくとも一つの表示形態を選択する
請求項4に記載の協調設計支援装置。 - 情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価部と、
前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、前記情報提供相手評価部において決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出部と、を備え、
前記解析情報は、解析に用いられる解析プリデータと前記解析の結果を表す解析結果データとから構成される
協調設計支援装置。 - 協調設計支援装置が備える情報提供相手評価部が、情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価ステップと、
前記協調設計支援装置が備える解析情報抽出部が、前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、前記情報提供相手評価ステップにおいて決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出ステップと、を含み、
前記対象部品の解析に必要な情報は、前記対象部品と該対象部品に接続する他部品との境界条件であり、
前記解析情報抽出ステップにおいて、前記製品の前記形状情報から前記対象部品と前記他部品との接続部分である接続面を抽出した後、前記解析情報から当該接続面のメッシュデータを抽出し、前記接続面のメッシュデータに属する全ての節点に付与された解析結果の物理量を用いて前記境界条件を算出する
協調設計支援方法。 - 協調設計支援装置が備える情報提供相手評価部が、情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価ステップと、
前記協調設計支援装置が備える解析情報抽出部が、前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、前記情報提供相手評価ステップにおいて決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出ステップと、を含み、
前記解析情報は、解析に用いられる解析プリデータと前記解析の結果を表す解析結果データとから構成される
協調設計支援方法。 - 情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価処理と、
前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出処理と、をコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
前記対象部品の解析に必要な情報は、前記対象部品と該対象部品に接続する他部品との境界条件であり、
前記解析情報抽出処理において、前記製品の前記形状情報から前記対象部品と前記他部品との接続部分である接続面を抽出した後、前記解析情報から当該接続面のメッシュデータを抽出し、前記接続面のメッシュデータに属する全ての節点に付与された解析結果の物理量を用いて前記境界条件を算出する
プログラム。 - 情報提供相手についての評価結果に基づき、少なくとも前記情報提供相手が提供する対象部品の性能検証のための解析に必要な情報が含まれる情報開示範囲を決定する情報提供相手評価処理と、
前記対象部品が組み込まれる製品についての形状情報及び解析情報から、決定された前記情報開示範囲に対応する、少なくとも前記対象部品の解析に必要な情報を含む情報を抽出する解析情報抽出処理と、をコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
前記解析情報は、解析に用いられる解析プリデータと前記解析の結果を表す解析結果データとから構成される
プログラム。
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