JP6851735B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6851735B2
JP6851735B2 JP2016136198A JP2016136198A JP6851735B2 JP 6851735 B2 JP6851735 B2 JP 6851735B2 JP 2016136198 A JP2016136198 A JP 2016136198A JP 2016136198 A JP2016136198 A JP 2016136198A JP 6851735 B2 JP6851735 B2 JP 6851735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
phase
wire
coils
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016136198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018007527A (ja
Inventor
青山 清
清 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2016136198A priority Critical patent/JP6851735B2/ja
Priority to CN201710253142.2A priority patent/CN107591922B/zh
Priority to US15/582,902 priority patent/US10778057B2/en
Priority to DE102017114830.2A priority patent/DE102017114830A1/de
Publication of JP2018007527A publication Critical patent/JP2018007527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6851735B2 publication Critical patent/JP6851735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/22Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating around the armatures, e.g. flywheel magnetos
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • H02K7/145Hand-held machine tool

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、ブラシレスモータを駆動源とする電動工具に関する。
チェーンソー等の電動工具においては、駆動源として、整流子モータに比べて耐久性が高く、コンパクトなブラシレスモータがよく用いられる。このブラシレスモータは、例えば特許文献1に開示されるように、ステータに設けたティースにワイヤを順番に巻回して三相のコイルを形成してデルタ結線し、各相間のワイヤの端部をスイッチング素子からなるスイッチング回路へ接続する一方、ロータの回転位置をセンサ回路基板に設けた回転検出素子で検出し、検出信号を得た処理部が当該回転位置に応じてゲートドライバを介してスイッチング素子をスイッチング動作させてロータを回転させるものである。ここでのステータは、12個のティースに各相4つずつのコイルを直列に接続したものとなっている。
特開2016−93132号公報
このようなブラシレスモータにおいて、必要に応じて高出力化を図る場合は、ステータに巻回するワイヤの線径を太くしてコイルの巻数を減らすことが考えられる。しかし、線径の太いワイヤでは生産性が低下する上、スロット内での無駄な空間が増え、いわゆる占積率が低下してモータ性能の低下に繋がる。また、スロット数が多いステータを用いると、コイル間の渡り線の重なり部分が多くなり、振動による絶縁被覆の損傷のおそれが生じると共に、外方への膨らみによってコンパクト化も阻害されてしまう。
そこで、本発明は、ワイヤの線径を太くすることなくブラシレスモータの高出力化が達成できる電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、三相のコイルを巻回するステータと、ロータとを含んでなるブラシレスモータを駆動源とする電動工具であって、ステータのコイルの巻線方式が、一相当たりのスロット数をN、一相当たりのコイルの直列数をA、一相当たりのコイルの並列数をBとして、
N=A×Bの関係が成り立つように、スロット数Nが4、直列数Aが2、並列数Bが2となっていると共に、各相のコイルの端末線が60°間隔で交互に引き出されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、ブラシレスモータは、コイルが巻回される複数のティースを放射状に突設したステータの外周に、円筒状のロータを配設したアウタロータ型であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、各相のコイルの端末線は、ステータの周方向で隣接するティースの間からそれぞれ引き出されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、互いに並列となる同相同士の端末線は、180°間隔で引き出されることを特徴とする。
本発明によれば、各相のコイルをA直列B並列で形成したことで、各相の抵抗を小さくして高出力化を図ることができる。特に、ワイヤの線径を小さくしているので、各ティース間のスロット内での占積率を維持できる上、巻数を多くしても外方への膨らみが抑えられてコンパクト化が維持できる。
充電式チェーンソーの平面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図1のB−B線拡大断面図である。 ステータへの巻線方式を示す説明図で、(A)が結線側、(B)が反結線側をそれぞれ示す。 ブラシレスモータの制御系の回路図である。 巻線方式の変更例を示す説明図で、(A)が結線側、(B)が反結線側をそれぞれ示す。 巻線方式の変更例を示す説明図で、(A)が結線側、(B)が反結線側をそれぞれ示す。 スロット数、直列数、並列数の組み合わせを示す表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例である充電式チェーンソー(以下単に「チェーンソー」という。)を示す平面図、図2はA−A線拡大断面図、図3はB−B線拡大断面図である。このチェーンソー1は、左右の半割ハウジング2a,2bを複数のネジ3,3・・によって組み付けて形成されるハウジング2の前部に、ブラシレスモータ4を横向きに収容し、ハウジング2の後部左右に、一対のバッテリーパック5,5を着脱可能に備えている。ハウジング2の前部右側面には、前方へ突出するガイドバー6が設けられて、ブラシレスモータ4の回転軸22に設けられたスプロケット7との間に無端状のソーチェーン(図示略)が張設される。ガイドバー6の基端部とスプロケット7とはスプロケットカバー8に覆われている。9は、ハウジング2の前部上面に設けられたガード板、10はその後方に設けられた前ハンドルである。
ハウジング2の後部には、後方へループ状に形成される後ハンドル11が設けられており、後ハンドル11の内周上側には、スイッチ12と、押し込み操作によってスイッチ12をONさせるトリガ13とが設けられている。ハウジング2の中央部でバッテリーパック5,5の下方には、制御回路基板15を搭載したコントローラ14が設けられている。バッテリーパック5,5の前方でハウジング2の上面には、左右のバッテリーパック5,5の残容量を表示する表示部16が設けられている。
ブラシレスモータ4は、ハウジング2に固定されるステータ20の外側にロータ21を有するアウタロータ型で、ロータ21は、ハウジング2内で左右方向に配設される回転軸22と一体に回転可能となっている。
ステータ20は、ステータコア23と、インシュレータ24,24と、複数のコイル25,25・・とを備えている。ステータコア23は、磁性材料で形成され、二面幅の透孔27を有する円筒状の基部26と、基部26の外周から放射状に突設される複数(ここでは12個)のティース28,28・・とからなる。29は、基部26の透孔27に同形状で貫通してステータコア23を回転不能に支持する支持筒で、半割ハウジング2aに右側から組み付けられる有底筒状のカップ30の中心に保持されている。回転軸22は、半割ハウジング2aに設けた軸受31と、支持筒29に設けた軸受32とによって回転可能に支持されている。
インシュレータ24は、樹脂材料で形成され、図4にも示すように、ステータコア23の基部26の透孔27を除く端面を覆うリング状の中心部33と、中心部33に連設されて各ティース28の端面を覆うT字状の放射部34,34・・とを有してステータコア23の両端面に設けられる。各中心部33には、各放射部34の根元両側から突出する一対の突起35,35と、その内側に位置するリング状のリブ36とがそれぞれ突設されている。
コイル25は、U相(U1相、U2相)、V相(V1相、V2相)、W相(W1相、W2相)の各相が、それぞれステータコア23の4つのティース28,28・・にそれぞれワイヤを巻回することで形成されている。ここでの各相のコイル25の巻線方式を、各ティース28にT1〜T12の番号を付した図4のステータコア23及びステータ20を用いて模式的に説明する。ここで、同図(A)は結線側、同図(B)は反結線側をそれぞれ示し、丸内に+は紙面奥方向へのワイヤの巻方向、丸内に黒丸は紙面手前方向へのワイヤの巻方向をそれぞれ示している。
まず、結線側でワイヤをティースT1に巻回(例えば20ターン)した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT4まで実線で示す渡り線37(以下、相間での渡り線同士を区別するために「37V1」のように表す。他の相も同じ)を渡し、ティースT4に巻回して、二点鎖線で示すV1相の2つのコイルV1,V1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT4,T5間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT5に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT8まで点線で示す渡り線38W1を渡し、ティースT8に巻回して、二点鎖線で示すW1相の2つのコイルW1,W1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT8,T9間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT9に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT12まで一点鎖線で示す渡り線39U1を渡し、ティースT12に巻回して、二点鎖線で示すU1相の2つのコイルU1,U1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT12,T1間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT7に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT10まで実線で示す渡り線37V2を渡し、ティースT10に巻回して、二点鎖線で示すV2相の2つのコイルV2,V2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT10,T11間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT11に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT2まで点線で示す渡り線38W2を渡し、ティースT2に巻回して、二点鎖線で示すW2相の2つのコイルW2,W2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT2,T3間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT3に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT6まで一点鎖線で示す渡り線39U2を渡し、ティースT6に巻回して、二点鎖線で示すU2相の2つのコイルU2,U2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT6,T7間のスロットから引き出す。
そして、結線側では、ティースT1,T12間のスロットで、V1相のワイヤの始端とU1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV1U1線を形成する。
同様に、ティースT6,T7間のスロットで、V2相のワイヤの始端とU2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV2U2線を形成する。
同様に、ティースT4,T5間のスロットで、W1相のワイヤの始端とV1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてW1V1線を形成する。
同様に、ティースT10,T11間のスロットで、W2相のワイヤの始端とV2相のワイヤの端末とを組み合わせてW2V2線を形成する。
同様に、ティースT8,T9間のスロットで、U1相のワイヤの始端とW1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU1W1線を形成する。
同様に、ティースT2,T3間のスロットで、U2相のワイヤの始端とW2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU2W2線を形成する。
こうして形成される6つの端末線は、V1U1線がティースT1,T12の間から、V2U2線がティースT6,T7の間から、W1V1線がティースT4,T5の間から、W2V2線がティースT10,T11の間から、U1W1線がティースT8,T9の間から、U2W2線がティースT2,T3の間から、それぞれ60°間隔でステータ20から引き出され、同相同士の端末線は180°間隔で引き出されることになる。
図5は、制御回路基板15によるブラシレスモータ4の制御系の回路図で、ステータ20の端末線は、各相の電圧を切り替える6つのスイッチング素子からなるスイッチング回路に接続される。具体的には、U1W1線及びU2W2線は、スイッチング素子UとUとの間に接続され、V1U1線及びV2U2線は、スイッチング素子VとVとの間に接続され、W1V1線及びW2V2線は、スイッチング素子WとWとの間に接続される。
よって、この巻線方式によれば、各相4つずつのコイル25がそれぞれ2直列2並列となってデルタ結線されることになる。図5において、40は位置検出回路で、各相のコイル25の誘起電力に基づいてロータ21の回転位置を検出する。41はマイコン等からなる制御回路、42は各スイッチング素子U,U・・の駆動回路で、位置検出回路40からの回転位置検出信号を得た制御回路41が、駆動回路42を介して各スイッチング素子U,U・・をON/OFF動作させる。
そして、ロータ21は、回転軸22に同軸で固着されてステータ20を左側から覆う有底筒状で、コイル25の外側に位置する積層鋼板からなる筒状のロータコア43の内周には、N極とS極とが交互に表れるように着磁された円筒状のマグネット44が配置されている。
また、ロータ21の有底部には、軸流ファン45が一体に形成されて、ハウジング2の左側面に形成した吸気口46,46(図1)から吸引した空気を、ハウジング2の前面に形成した排気口47,47(図1)から排出することで、ステータ20とロータ21との間に空気を通過させてブラシレスモータ4を冷却可能となっている。
回転軸22の右端部は、右側の半割ハウジング2bを貫通してスプロケットカバー8内に突出し、先端にスプロケット7が同軸で固着されている。
以上の如く構成されたチェーンソー1においては、トリガ13を押し込み操作してスイッチ12をON動作させると、バッテリーパック5,5の電源がブラシレスモータ4のステータ20のコイル25,25・・へ供給されてロータ21が回転する。すなわち、コントローラ14の制御回路41が、位置検出回路40から得られるロータ21の回転位置に基づいて、駆動回路42を介してスイッチング素子U,U・・をスイッチング動作させて三相のコイル25へ順番に通電させることで、ロータ21を回転させる。
ロータ21が回転すると、回転軸22も一体に回転してスプロケット7を回転させるため、ソーチェーンはガイドバー6の外周に沿って回転し、被切断材の切断が可能となる。
このように、上記形態のチェーンソー1によれば、ステータ20のコイル25の巻線方式を、一相当たりのスロット数をN、一相当たりのコイル25の直列数をA、一相当たりのコイル25の並列数をBとして、N=A×Bの関係(但し、Nは3以上10以下の自然数、Aは1以上の自然数、Bは2以上の自然数)が成り立つように4スロットの各相を2直列2並列としているので、各相の抵抗を小さくして高出力化を図ることができる。特に、ワイヤの線径を小さく(例えば従来のφ1.3からφ0.8)しているので、各ティース28,28間のスロット内での占積率を維持できる上、巻数を多くしても外方への膨らみが抑えられてコンパクト化が維持できる。
なお、上記形態では、ステータ20の各相のコイル25,25間の渡り線37〜39を反結線側にのみ設けているため、渡り線37〜39が交差するものとなっているが、渡り線が交差しない巻線方式も採用できる。以下その巻線方式について、図6を用いて説明する。ここでも同図(A)が結線側、同図(B)が反結線側となっている。
まず、ワイヤをティースT1に巻回(例えば20ターン)した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT4まで実線で示す渡り線37V1を渡し、ティースT4に巻回して、二点鎖線で示すV1相の2つのコイルV1,V1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT4,T5間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT5に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT8まで点線で示す渡り線38W1を渡し、ティースT8に巻回して、二点鎖線で示すW1相の2つのコイルW1,W1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT8,T9間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT9に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT12まで一点鎖線で示す渡り線39U1を渡し、ティースT12に巻回して、二点鎖線で示すU1相の2つのコイルU1,U1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT12,T1間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT7に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT10まで実線で示す渡り線37V2を渡し、ティースT10に巻回して、二点鎖線で示すV2相の2つのコイルV2,V2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT10,T11間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT11に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT2まで点線で示す渡り線38W2を渡し、ティースT2に巻回して、二点鎖線で示すW2相の2つのコイルW2,W2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT2,T3間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤを隣接するティースT3に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT6まで一点鎖線で示す渡り線39U2を渡し、ティースT6に巻回して、二点鎖線で示すU2相の2つのコイルU2,U2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT6,T7間のスロットから引き出す。
そして、結線側では、ティースT1,T12間のスロットで、V1相のワイヤの始端とU1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV1U1線を形成する。
同様に、ティースT6,T7間のスロットで、V2相のワイヤの始端とU2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV2U2線を形成する。
同様に、ティースT4,T5間のスロットで、W1相のワイヤの始端とV1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてW1V1線を形成する。
同様に、ティースT10,T11間のスロットで、W2相のワイヤの始端とV2相のワイヤの端末とを組み合わせてW2V2線を形成する。
同様に、ティースT8,T9間のスロットで、U1相のワイヤの始端とW1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU1W1線を形成する。
同様に、ティースT2,T3間のスロットで、U2相のワイヤの始端とW2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU2W2線を形成する。
こうして形成される6つの端末線は、V1U1線がティースT1,T12の間から、V2U2線がティースT6,T7の間から、W1V1線がティースT4,T5の間から、W2V2線がティースT10,T11の間から、U1W1線がティースT8,T9の間から、U2W2線がティースT2,T3の間から、それぞれ60°間隔でステータ20から引き出され、同相同士の端末線は180°間隔で引き出される。
このように、各相ごとの2つのコイル25,25間の渡り線37〜39を、結線側と反結線側とに交互に配線することで、全ての渡り線37〜39が交差することなくコイル25,25・・を巻回することができる。よって、渡り線37〜39において、振動による絶縁被覆の損傷のおそれが激減することになる。
次に、渡り線が交差しない異なる巻線方式を図7を用いて説明する。
まず、ワイヤをティースT1に巻回(例えば20ターン)した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT10まで実線で示す渡り線37V1を渡し、ティースT10に巻回して、二点鎖線で示すV1相の2つのコイルV1,V1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT10,T11間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT5に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT2まで点線で示す渡り線38W1を渡し、ティースT2に巻回して、二点鎖線で示すW1相の2つのコイルW1,W1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT2,T3間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT9に巻回した後、反結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT6まで一点鎖線で示す渡り線39U1を渡し、ティースT6に巻回して、二点鎖線で示すU1相の2つのコイルU1,U1を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT6,T7間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT7に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT4まで実線で示す渡り線37V2を渡し、ティースT4に巻回して、二点鎖線で示すV2相の2つのコイルV2,V2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT4,T5間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT11に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT8まで点線で示す渡り線38W2を渡し、ティースT8に巻回して、二点鎖線で示すW2相の2つのコイルW2,W2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT8,T9間のスロットから引き出す。
次に、ワイヤをティースT3に巻回した後、結線側で突起35,35の間からリブ36の外側を通してティースT12まで一点鎖線で示す渡り線39U2を渡し、ティースT12に巻回して、二点鎖線で示すU2相の2つのコイルU2,U2を直列に形成する。ワイヤの端末はティースT12,T1間のスロットから引き出す。
そして、結線側では、ティースT1,T12間のスロットで、V1相のワイヤの始端とU2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV1U2線を形成する。
同様に、ティースT6,T7間のスロットで、V2相のワイヤの始端とU1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてV2U1線を形成する。
同様に、ティースT4,T5間のスロットで、W1相のワイヤの始端とV2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてW1V2線を形成する。
同様に、ティースT10,T11間のスロットで、W2相のワイヤの始端とV1相のワイヤの端末とを組み合わせてW2V1線を形成する。
同様に、ティースT8,T9間のスロットで、U1相のワイヤの始端とW2相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU1W2線を形成する。
同様に、ティースT2,T3間のスロットで、U2相のワイヤの始端とW1相のワイヤの端末とを組み合わせてポリオレフィンチューブ等で束ねてU2W1線を形成する。
こうして形成される6つの端末線は、V1U2線がティースT1,T12の間から、V2U1線がティースT6,T7の間から、W1V2線がティースT4,T5の間から、W2V1線がティースT10,T11の間から、U1W2線がティースT8,T9の間から、U2W1線がティースT2,T3の間から、それぞれ60°間隔でステータ20から引き出され、同相同士の端末線は180°間隔で引き出される。
この変更例においても、各相ごとの2つのコイル25,25間の渡り線37〜39を、結線側と反結線側とに交互に配線することで、全ての渡り線37〜39が交差することなくコイル25,25・・を巻回することができる。よって、渡り線37〜39において、振動による絶縁被覆の損傷のおそれが激減することになる。
一方、上記形態や変更例では、各相のスロット数を4、各相のコイルの直列数を2、並列数を2としているが、本発明はこれに限らず、前述のN(一相当たりのスロット数)=A(一相当たりのコイルの直列数)×B(一相当たりのコイルの並列数)が成り立つ関係は、図8に示す表に基づいて選択することができる。例えば上記形態のように一相当たりのスロット数Nが4のステータであれば、直列数2、並列数2の他、直列数1、並列数4も考えられることになる。
その他、上記形態ではステータにおける巻線方式をデルタ結線としているが、Y結線(スター結線)でも適用できる。また、ブラシレスモータはインナロータ型であっても差し支えない。さらに、ロータの回転位置の検出はセンサレスでなく、ホール素子等の回転検出素子を搭載したセンサ回路基板を用いて行ってもよい。
そして、電動工具もチェーンソーに限らず、刈払機やコーキングガン等の他の種類であっても本発明は適用可能である。
1・・充電式チェーンソー、2・・ハウジング、4・・ブラシレスモータ、5・・バッテリーパック、14・・コントローラ、15・・制御回路基板、20・・ステータ、21・・ロータ、22・・回転軸、23・・ステータコア、24・・インシュレータ、25・・コイル、28・・ティース、37〜39・・渡り線、40・・位置検出回路、41・・制御回路、42・・駆動回路、43・・ロータコア、44・・マグネット。

Claims (4)

  1. 三相のコイルを巻回するステータと、ロータとを含んでなるブラシレスモータを駆動源とする電動工具であって、
    前記ステータの前記コイルの巻線方式が、一相当たりのスロット数をN、一相当たりのコイルの直列数をA、一相当たりのコイルの並列数をBとして、
    N=A×Bの関係が成り立つように、前記スロット数Nが4、前記直列数Aが2、前記並列数Bが2となっていると共に、各相の前記コイルの端末線が60°間隔で交互に引き出されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記ブラシレスモータは、前記コイルが巻回される複数のティースを放射状に突設したステータの外周に、円筒状のロータを配設したアウタロータ型であることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  3. 各相の前記コイルの前記端末線は、前記ステータの周方向で隣接する前記ティースの間からそれぞれ引き出されることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
  4. 互いに並列となる同相同士の前記端末線は、180°間隔で引き出されることを特徴とする請求項に記載の電動工具。
JP2016136198A 2016-07-08 2016-07-08 電動工具 Active JP6851735B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136198A JP6851735B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 電動工具
CN201710253142.2A CN107591922B (zh) 2016-07-08 2017-04-18 电动工具
US15/582,902 US10778057B2 (en) 2016-07-08 2017-05-01 Electric power tool
DE102017114830.2A DE102017114830A1 (de) 2016-07-08 2017-07-04 Elektrisches Kraftwerkzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136198A JP6851735B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018007527A JP2018007527A (ja) 2018-01-11
JP6851735B2 true JP6851735B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=60676571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016136198A Active JP6851735B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 電動工具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10778057B2 (ja)
JP (1) JP6851735B2 (ja)
CN (1) CN107591922B (ja)
DE (1) DE102017114830A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014104225A1 (de) * 2014-03-26 2015-10-01 Feaam Gmbh Elektrische Maschine
US10814517B2 (en) * 2017-10-13 2020-10-27 Makita Corporation Chain saw
CN111264019B (zh) * 2017-10-25 2022-07-01 麦格纳动力系美国有限公司 具有六层发夹绕组布局的电机
US10862376B2 (en) 2018-08-07 2020-12-08 Makita Corporation Electric work machine
AU2019390482B2 (en) 2018-11-29 2023-05-18 Milwaukee Electric Tool Corporation Motor winding design for an electric motor
US11670977B2 (en) 2019-04-24 2023-06-06 Black & Decker Inc. Outer rotor brushless motor stator mount
EP4245449A1 (en) * 2019-10-18 2023-09-20 Globe (Jiangsu) Co., Ltd. Chain saw
WO2022195554A1 (en) * 2021-03-18 2022-09-22 Caleb Innovations Inc. Reducible parallel conversion
JP2023006092A (ja) * 2021-06-30 2023-01-18 株式会社マキタ 電動作業機

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001268833A (ja) * 2000-03-22 2001-09-28 Kokusan Denki Co Ltd コントローラ一体型ブラシレスモータ
JP4916730B2 (ja) * 2006-02-07 2012-04-18 アスモ株式会社 ステータの製造方法及びステータ
JP2009148020A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Mitsuba Corp 永久磁石式の交流発電機
JP5570837B2 (ja) * 2010-02-08 2014-08-13 シナノケンシ株式会社 電動機
JP5597259B2 (ja) * 2010-09-22 2014-10-01 三菱電機株式会社 回転電機の製造方法
JP2013111734A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP6068953B2 (ja) * 2012-11-28 2017-01-25 株式会社ミツバ 電動モータ
CN105099041A (zh) * 2014-04-22 2015-11-25 德昌电机(深圳)有限公司 无刷电机、无刷电机的外转子及其制造方法
JP6441648B2 (ja) * 2014-11-14 2018-12-19 株式会社マキタ 電動作業機
JP2016093132A (ja) 2014-11-14 2016-05-26 株式会社マキタ 電動作業機
KR101674080B1 (ko) * 2014-12-04 2016-11-08 뉴모텍(주) 버스바 어셈블리를 갖는 모터
EP3261248A4 (en) * 2015-02-17 2018-10-24 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet three-phase duplex motor and electric power steering device
TWI551006B (zh) * 2015-10-13 2016-09-21 財團法人工業技術研究院 混合式雙轉子馬達結構
US10404124B2 (en) * 2015-10-28 2019-09-03 Mitsubishi Electric Corporation Rotary electric machine

Also Published As

Publication number Publication date
US10778057B2 (en) 2020-09-15
US20180013329A1 (en) 2018-01-11
CN107591922A (zh) 2018-01-16
JP2018007527A (ja) 2018-01-11
CN107591922B (zh) 2021-03-19
DE102017114830A1 (de) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6851735B2 (ja) 電動工具
JP5656436B2 (ja) 固定子コイル、回転電機および自動車
KR100677280B1 (ko) 부등슬롯형 스테이터 및 이를 구비한 하이브리드 인덕션모터
US20090134735A1 (en) Motor having twin-rotor and apparatus having the same
JP4735210B2 (ja) モータ
US20040145268A1 (en) Motor
WO2010137642A1 (ja) モータ
JP2004304928A (ja) ブラシレスモータ
JP2008312276A (ja) 電動機
CN102801227A (zh) 电动工具
JP5063956B2 (ja) スロットレスモータ
JP2001275327A (ja) ブラシ付き直流モータ
JP2019047605A (ja) 電気機器
JP2018511298A (ja) ロータ及びこのロータを有するモータ
US20190006925A1 (en) Low profile axial flux permanent magnet synchronous motor
WO2019151395A1 (ja) ブラシレスモータ及びそれを用いた電気機器
KR101232883B1 (ko) 직류 모터의 회전자의 권선 방법
JP2017121158A (ja) モータ及び電動工具
JP2009213257A (ja) 回転電機
JP6428129B2 (ja) 直流モータ
WO2022091964A1 (ja) 作業機
JP4770434B2 (ja) モータ
JP5668181B1 (ja) 磁石式発電機
JP5747672B2 (ja) 回転電機
JP2018019511A (ja) バスバーユニット及びスイッチドリラクタンスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6851735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250