JP6851101B1 - スロープ機構 - Google Patents
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Abstract
Description
車体の後部に回動可能に連結された主スロープ部分と前記主スロープ部分に連結された補助スロープ部分とから成る折り畳み式のスロープ部と、
複数の支点で前記スロープ部に回動可能に接続された主リンク部と、
前記主リンク部を介して前記主スロープ部分の開閉を操作する開閉操作部と、
前記主スロープ部分と前記補助スロープ部分とに接続され、地表面に着地する着地部が設けられた補助リンク部と
を備え、
前記開閉操作部により前記主スロープ部分のみが展開された半展開状態においてさらに前記補助スロープ部分を開くことにより、前記補助リンク部の前記着地部が前記地表面に着地し、かつ前記スロープ部が地表面と前記車体の後方との間に斜めに架け渡された展開状態となるように構成されていることを特徴とする。
前記補助リンク部は、前記補助スロープ部分の開閉過程において地表面に一時的に接地する補助車輪を備えることを特徴とする。
これにより、補助スロープ部分の展開過程において着地部が地表面に着地した際に、着地部と地表面との間に働く抵抗を軽減することができる。
前記補助スロープ部分の裏面には、前記スロープ部の両サイドに配置される手摺を収納するための凹状空間が形成されていることを特徴とする。
これにより、手摺を効率よくコンパクトに収納することができる。
前記主スロープ部分は、その裏面に吊り下げられ、前記展開状態において地表面に着地する下端着地部を下端に有する支持棒を備えることを特徴とする。
このように、スロープ部が展開された状態において支持棒の下端着地部が着地することで、主スロープ部分が撓まないようにすることができる。
前記スロープ部の収納状態における総厚が300mm以下であることを特徴とする。
このように、収納状態におけるスロープ部の総厚を薄くすることで、車体内部の荷室のスペースを広く利用することができる。
前記車体の後部の両サイドの内側に形成されたガイド部と、
前記主リンク部に設けられ、前記ガイド部に沿って上下する可動端部と、
前記開閉操作部に含まれ、前記可動端部を上下させるための昇降部と
を備えることを特徴とする。
これにより、主リンク部を介して無理なく主スロープ部分を開閉することができる。
前記スロープ部において、前記主スロープ部分は、第1スロープ部材と第2スロープ部材から成り、前記補助スロープ部分は、第3スロープ部材から成ることを特徴とする。
このように、全長の長くすることにより、展開状態におけるスロープ部の傾斜角度を緩やかにすることができる。
前記展開状態における前記補助スロープ部分と地表面との間の角度が14°以下であることを特徴とする。
このように、展開状態におけるスロープ機構の傾斜角度が14°以下であれば、介助者が車椅子を容易に押し上げられるようになり、好ましい。
なお、スロープ部12を展開状態から収納状態に変化させる場合は、ハンドルで回転軸38を時計回りに回動させ、図3〜12を参照して説明したのと逆の操作を行う。
また、補助リンク部16に補助車輪33を備え、第3スロープ部材12cの展開過程において補助車輪33を地表面に接地させることで、着地角度が徐々に変わる着地部31と地表面との間に発生する抵抗を軽減することができる。
また、半展開状態、展開状態において支持棒25の下端着地部25aが着地することで、第1スロープ部材12aと第2スロープ部材12bが撓まないようにすることができる。
なお、上述の実施の形態においては、ハンドルで回転軸38を時計回りに回動させた場合に、ワイヤロープ34cが巻き上げられて昇降部34bが上方に移動し、回転軸38を反時計回りに回動させた場合に、ワイヤロープ34cが緩んで昇降部34bが下方に移動する場合を例に説明しているが、回転軸38の回動方向とワイヤロープ34c、昇降部34bの挙動は上述の例と逆であっても構わない。
4 車体
4a 拡幅部
6 後部出入口
8 外折れ式ドア
10 スロープ機構
12 スロープ部
12a 第1スロープ部材(主スロープ部分)
12b 第2スロープ部材(主スロープ部分)
12c 第3スロープ部材(補助スロープ部分)
14 主リンク部
14a 第1主リンク部材
14b 第2主リンク部材
16 補助リンク部
16a 補助リンク部材
16b 屈折リンク部材
18 開閉機構
20 手摺
20a 手摺部分
20b 手摺子部分
20c 脚部分
21 側板
22 基端部
24a 第1スロープ連結部
24b 第2スロープ連結部
25 支持棒
25a 下端着地部
28 可動端部
30a 主リンク連結部
30b 第1支点
30c 第2支点
30d 補助リンク連結部
30e 第3支点
30f 第4支点
31 着地部
32 ガイド部
33 補助車輪
34 開閉操作部
34a 定滑車
34b 昇降部
34c ワイヤロープ
38 回転軸
40 第1取付部材
42 第2取付部材
42a サイド部
44 凹状空間
44a 縦長部分
44b 繋ぎ部分
46 スライド錠
46a スライド部
102 特装車両
106 スロープ部
Claims (8)
- 車体の後部に回動可能に連結された主スロープ部分と前記主スロープ部分に連結された補助スロープ部分とから成る折り畳み式のスロープ部と、
複数の支点で前記スロープ部に回動可能に接続された主リンク部と、
前記主リンク部を介して前記主スロープ部分の開閉を操作する開閉操作部と、
前記主スロープ部分と前記補助スロープ部分とに接続され、地表面に着地する着地部が設けられた補助リンク部と
を備え、
前記開閉操作部により前記主スロープ部分のみが展開された半展開状態においてさらに前記補助スロープ部分を開くことにより、前記補助リンク部の前記着地部が前記地表面に着地し、かつ前記スロープ部が地表面と前記車体の後方との間に斜めに架け渡された展開状態となるように構成されていることを特徴とするスロープ機構。 - 前記補助リンク部は、前記補助スロープ部分の開閉過程において地表面に一時的に接地する補助車輪を備えることを特徴とする請求項1記載のスロープ機構。
- 前記補助スロープ部分の裏面には、前記スロープ部の両サイドに配置される手摺を収納するための凹状空間が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスロープ機構。
- 前記主スロープ部分は、その裏面に吊り下げられ、前記展開状態において地表面に着地する下端着地部を下端に有する支持棒を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のスロープ機構。
- 前記スロープ部の収納状態における総厚は300mm以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のスロープ機構。
- 前記車体の後部の両サイドの内側に形成されたガイド部と、
前記主リンク部に設けられ、前記ガイド部に沿って上下する可動端部と、
前記開閉操作部に含まれ、前記可動端部を上下させるための昇降部とを備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のスロープ機構。 - 前記スロープ部において、前記主スロープ部分は、第1スロープ部材と第2スロープ部材から成り、前記補助スロープ部分は、第3スロープ部材から成ることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のスロープ機構。
- 前記展開状態における前記補助スロープ部分と地表面との間の角度が14°以下であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のスロープ機構。
Priority Applications (1)
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JP2020091488A JP6851101B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | スロープ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020091488A JP6851101B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | スロープ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6851101B1 true JP6851101B1 (ja) | 2021-03-31 |
JP2021187204A JP2021187204A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=75154675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020091488A Active JP6851101B1 (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | スロープ機構 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6851101B1 (ja) |
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JP2007306997A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Autech Japan Inc | 折り畳みスロープ |
JP2008230268A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Autech Japan Inc | 折り畳みスロープ |
JP5533635B2 (ja) * | 2010-12-21 | 2014-06-25 | トヨタ車体株式会社 | 車両用スロープ装置 |
JP5444286B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2014-03-19 | 日本フルハーフ株式会社 | 折り畳み式リヤゲート装置 |
JP6527983B1 (ja) * | 2018-04-10 | 2019-06-12 | 株式会社ヨコハマ・モーターセールス | スロープ機構 |
-
2020
- 2020-05-26 JP JP2020091488A patent/JP6851101B1/ja active Active
Also Published As
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JP2021187204A (ja) | 2021-12-13 |
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