JP6850628B2 - 遠心ポンプ - Google Patents

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本発明は遠心ポンプに係り、特に羽根車を収容するためのケーシングに関するものである。
遠心ポンプは、一般に、主軸に固定された羽根車と、羽根車を内部に収容したケーシングとを備える。主軸はモータなどの原動機に連結されており、原動機の駆動によって主軸及び羽根車を回転させることで、ケーシングの内部に流入した液体を昇圧させてケーシングの外部に流出させるよう構成されている。
図7は、遠心ポンプの一例である従来の多段ポンプの断面を示す部分拡大図である。図7に示すように、遠心ポンプは、主軸100と、主軸100に固定された複数の羽根車101と、羽根車101を収容するケーシング102とを備えている。ケーシング102は、複数の羽根車101をそれぞれ挟むように配置された複数の主板側ケーシング102a及び複数の側板側ケーシング102bを備えている。複数の側板側ケーシング102bは重なりあってボルト104で互いに締め付けられている。主板側ケーシング102aと側板側ケーシング102bとの間には液体の流路が形成されている。
各羽根車101は、各主板側ケーシング102aと各側板側ケーシング102bの間に配置されている。羽根車101は、主板101aと、側板101bと、主板101aと側板101bとの間に配置された複数の翼101cとを有している。羽根車101の吐出側には複数のガイドベーン103が配置されており、主板側ケーシング102aは、ガイドベーン103によって側板側ケーシング102bに連結されている。
ケーシング102は鋳造されており、ケーシング102の肉厚は均一に形成されている。これは、ケーシング102を鋳造する際に肉厚の異なる部分が存在すると、鋳型に材料を流し込んだ後に冷却する段階で、不均一な肉厚に起因した冷却速度の差異が生じ、冷却速度が遅い部分から、冷却速度が速い部分に引っ張り応力が発生し、ケーシング102、特にガイドベーン103が変形することがあるためである。
上述のように主板側ケーシング102a、側板側ケーシング102bを均一な肉厚で形成するために、羽根車101の主板101aと対向する主板側ケーシング102aの内面には、環状の主板側切り欠き部105aが形成されている。同様に、羽根車101の側板101bと対向する側板側ケーシング102bの内面には、環状の側板側切り欠き部105bが形成されている。このような切り欠き部105a,105bを形成することで、主板側ケーシング102a、側板側ケーシング102bの肉厚を均一にできる。
特開昭60−190695号公報 特許第3864149号公報 特開平7−332275号公報
しかしながら、このような切り欠き部105a,105b内では羽根車101の回転に伴って液体の旋回流が発生する。この旋回流は、切り欠き部105a,105bの内部を浸食するだけでなく、羽根車101の回転エネルギーの損失を大きくし、ポンプ効率低下の一因となっていた。そこで、旋回流の発生を防止するために、主板側切り欠き部105a内には、放射状に延びるバッフル106aが設けられている。同様に、側板側切り欠き部105b内には、放射状に延びるバッフル106bが設けられている。
しかしながら、バッフル106a,106bが羽根車101の回転の抵抗となって、主軸100の軸動力が大きくなり、ポンプ効率が低下するという問題があった。
本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになされたもので、ポンプ効率を向上させることができるケーシングを備えた遠心ポンプを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、主軸と、前記主軸に固定された羽根車と、内部に前記羽根車を収容するケーシングとを備え、前記ケーシングは、前記羽根車の主板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する主板側ケーシングを備え、前記主板側ケーシングは、前記主板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の主板側切り欠き部を有しており、前記主板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の主板側鍔部が設けられていることを特徴とする遠心ポンプである。
本発明の好ましい態様は、前記主板側ケーシング及び前記主板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記主板側鍔部の前記主板と対向する面は、前記主板の外面と平行であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記ケーシングは、前記羽根車の側板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する側板側ケーシングをさらに備え、前記側板側ケーシングは、前記側板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の側板側切り欠き部を有しており、前記側板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の側板側鍔部が設けられていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記側板側ケーシング及び前記側板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記側板側鍔部の前記側板と対向する面は、前記側板の外面と平行であることを特徴とする。
本発明の一態様は、主軸と、前記主軸に固定された羽根車と、内部に前記羽根車を収容するケーシングとを備え、前記ケーシングは、前記羽根車の主板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する主板側ケーシングと、前記羽根車の側板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する側板側ケーシングとを備え、前記側板側ケーシングは、前記側板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の側板側切り欠き部を有しており、前記側板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の側板側鍔部が設けられていることを特徴とする遠心ポンプである。
本発明の好ましい態様は、前記側板側ケーシング及び前記側板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記側板側鍔部の前記側板と対向する面は、前記側板の外面と平行であることを特徴とする。
本発明によれば、ケーシングの切り欠き部の入口部に設けられた鍔部は、切り欠き部の入口部を小さくし、切り欠き部内の旋回流を抑制することができる。その結果、主軸の軸動力を小さくし、ポンプ効率を向上させることができる。また、ケーシングの肉厚を略均一にすることができるので、鋳型工程における冷却時に、大きな引っ張り応力がケーシングに発生しない。その結果、信頼性の高いケーシングを鋳造することができる。
本発明の一実施形態に係る遠心ポンプを示す断面図である。 図1に示す主板側ケーシング、側板側ケーシング、及び羽根車を示す部分拡大図である。 図2の主板側切り欠き部を示す部分拡大図である。 図2の側板側切り欠き部を示す部分拡大図である。 本発明の遠心ポンプの一実施形態に係る単段ポンプを示す断面図である。 本発明の遠心ポンプの一実施形態に係る多段ポンプを示す断面図である。 遠心ポンプの一例である従来の多段ポンプの断面を示す部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る遠心ポンプを示す断面図である。図1に示す遠心ポンプは、複数の羽根車を備えた多段ポンプである。図1に示すように、本実施形態の遠心ポンプは、主軸1と、主軸1に固定された複数の片吸込羽根車2(以下、単に羽根車2という)及び両吸込羽根車7と、羽根車2と両吸込羽根車7をそれぞれ収容するケーシング3及びケーシング5を備えている。主軸1は、軸受26a,26b,26c,26dによって回転可能に支持されている。ケーシング3は、複数の羽根車2をそれぞれ挟むように配置された複数の主板側ケーシング3a及び複数の側板側ケーシング3bと、最終段の側板側ケーシング3bに接続された中間ケーシング17とを備えている。複数の側板側ケーシング3bは重なりあってボルト6で互いに締め付けられている。主板側ケーシング3aと側板側ケーシング3bとの間には液体の流路が形成されている。
羽根車2は、主板側ケーシング3aと側板側ケーシング3bの間に配置されている。羽根車2の吐出側には複数のガイドベーン16が配置されており、主板側ケーシング3aは、ガイドベーン16によって側板側ケーシング3bに連結されている。ケーシング3は鋳造されており、ケーシング3の肉厚は均一に形成されている。ケーシング5には2つの吸込口13が形成され、ケーシング3には吐出口10が形成されている。さらに、ケーシング3及びケーシング5を囲むように外側ケーシング8が配置されており、ケーシング3及びケーシング5と外側ケーシング8の間には環状流路12が形成されている。さらに、外側ケーシング8には液体の導入口9、及びバランス配管11が設けられている。導入口9は、環状流路12を通じて2つの吸込口13に連通している。
主軸1は、図示しない原動機(例えばモータ)に連結され、この原動機により羽根車2と両吸込羽根車7が回転するように構成されている。羽根車2と両吸込羽根車7が回転すると、液体は、導入口9を通って外側ケーシング8内に流入し、さらに環状流路12を通って、吸込口13に導かれる。吸込口13に導かれた液体は、両吸込羽根車7の回転に伴って昇圧され、昇圧された液体は、連絡流路14を通って羽根車2の液体入口15に導かれる。
液体入口15に導かれた液体は、羽根車2の回転により増速され、ガイドベーン16を通ることで速度が圧力に変換され、さらに、液体は、次段の羽根車2の液体入口15に導かれる。このようにして液体は、各段の羽根車2及びガイドベーン16で順次昇圧される。最終段の側板側ケーシング3bは、中間ケーシング17にボルト18により接続されている。中間ケーシング17と主軸1の間の流路は昇圧された液体で満たされ、吐出口10から液体が排出される。
図1に示される遠心ポンプは、3段の羽根車2を有する多段ポンプである。上述のように液体は各羽根車2及びガイドベーン16で順次昇圧されるため、羽根車2及びガイドベーン16の数が増えるほど吐出圧力を高めることができる。上述した実施形態では、3段の羽根車2を有する多段ポンプについて述べたが、本発明はこれに限定されるものでなく、さらに多くの羽根車2を備えた多段ポンプにも適用できる。また、本実施形態の遠心ポンプは、両吸込羽根車7と多段の羽根車2との組み合わせを備えるが、一実施形態では、遠心ポンプは両吸込羽根車7を備えずに多段の羽根車2のみを備えてもよい。
図2は、図1に示す主板側ケーシング3a、側板側ケーシング3b、及び羽根車2を示す部分拡大図である。図2に示すように、羽根車2は、主板2aと、側板2bと、翼2cとを備えている。翼2cは、主板2aと側板2bの間に配置されている。側板2bは、主板2aよりも上流側に配置され、液体入口15は、側板2bに形成されている。主板2aは、主軸1に固定されており、側板2bは、翼2cによって主板2aに接続されている。主板側ケーシング3aは、羽根車2の主板2aに対向する内面を有しており、さらにこの内面に形成された環状の主板側切り欠き部4aを有している。主板側切り欠き部4aの入口部には、環状の主板側鍔部19が設けられている。主板側鍔部19は、鋳造により主板側ケーシング3aと一体に形成されており、主板側鍔部19は、主板側切り欠き部4aの入口部の外周側から内周側に向けて突出している。
同様に、側板側ケーシング3bは、羽根車2の側板2bに対向する内面を有しており、さらにこの内面に形成された環状の側板側切り欠き部4bを有している。側板側切り欠き部4bの入口部には、環状の側板側鍔部20が設けられている。側板側鍔部20は、鋳造により側板側ケーシング3bと一体に形成されており、側板側鍔部20は、側板側切り欠き部4bの入口部の外周側から内周側に向けて突出している。切り欠き部4a,4b、及び鍔部19,20は、主軸1の周りを延びる環状であり、かつ羽根車2と同心状である。主板側鍔部19は、羽根車2の主板2aに近接しており、側板側鍔部20は、羽根車2の側板2bに近接している。これら鍔部19,20の存在により、切り欠き部4a,4bの入口部が狭くなっている。
羽根車2が回転すると、主板側ケーシング3aと主板2aの間、及び側板側ケーシング3bと側板2bの間に液体の旋回流が発生する。本実施形態によれば、切り欠き部4a,4bの入口部に鍔部19,20が設けられているため、切り欠き部4a,4bの入口部の開口面積が小さく、切り欠き部4a,4b内の旋回流を抑制することができる。また、切り欠き部4a,4bの入口部を小さくしつつ、切り欠き部4a,4bの奥は広くすることができるので、ケーシング3の肉厚を略均一にすることができる。その結果、鋳型工程における冷却時にケーシング3に発生する引っ張り応力を小さくすることができる。
これにより、信頼性の高いケーシング3を鋳造することができ、かつ、このように製造したケーシング3を遠心ポンプに設けることで、主軸1の軸動力を小さくし、ポンプ効率を向上させることができる。
次に、上述のように構成された鍔部19,20の詳細について説明する。図3は、図2の主板側切り欠き部4aを示す部分拡大図である。図3に示すように、主板側鍔部19の主板2aと対向する面19aは、主板2aの外面と平行である。主板側切り欠き部4aの内径(内側の直径)をD1と表し、主板側鍔部19の内径(内側の直径)をD2と表すと、主板側鍔部19と主板側切り欠き部4aの内周面40aとの間には、(D2−D1)/2(単位:mm)で与えられる大きさの隙間が存在する。この隙間の大きさは、D2=1.15×D1(但し、20mm≦(D2−D1)/2)という関係を満たすことが好ましい。
また、図4は、図2の側板側切り欠き部4bを示す部分拡大図である。図4に示すように、側板側鍔部20の側板2bと対向する面20aは、側板2bの外面と平行である。側板側切り欠き部4bの内径(内側の直径)をD3と表し、側板側鍔部20の内径(内側の直径)をD4と表すと、側板側鍔部20と側板側切り欠き部4bの内周面40bとの間には、(D4−D3)/2(単位:mm)で与えられる大きさの隙間が存在する。この隙間の大きさは、D4=1.15×D3(但し、20mm≦(D4−D3)/2)という関係を満たすことが好ましい。
主板側ケーシング3aの鋳型に砂型を利用した場合は、鋳造後に主板側切り欠き部4aから砂を掻き出すためには、主板側切り欠き部4aの内径D1と主板側鍔部19の内径D2との差をある程度の大きさにする必要がある。本実施形態では、20mm≦(D2−D1)/2という関係を満たすとき、問題なく砂を掻き出すことが可能である。側板側ケーシング3bでも同様に、20mm≦(D4−D3)/2という関係を満たすことが好ましい。
鍔部19,20は、切り欠き部4a,4bの入口部を狭くするので、切り欠き部4a,4b内での液体の旋回流を防止することができる。このような構成を有するケーシング3を備えた遠心ポンプは、従来の遠心ポンプよりもポンプ効率が数%向上することが実験で確認できた。
また、旋回流の周速は、内周側より外周側のほうが速くなるため、内周側より外周側の旋回流を抑制することがポンプ効率の向上により効果がある。そのため、鍔部19,20を切り欠き部4a,4bの入口部の外周側に設け、内周側に向かって突出する構造とした。
図5は、本発明の遠心ポンプの一実施形態に係る単段ポンプを示す断面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。側板側ケーシング3bは、羽根車2の側板2bに対向する内面を有した端壁3cを備えている。本実施形態では、主板側ケーシング3aは主板側切り欠き部4aを有しているが、側板側ケーシング3bは上述した切り欠き部4bを有さない。そのため、本発明のケーシングの構造は主板側ケーシング3aにのみ適用される。すなわち、羽根車2の主板2aに対向する主板側ケーシング3aの内面は、主板側切り欠き部4aを有しており、該主板側切り欠き部4aの入口部には主板側鍔部19が形成される。本実施形態においても、従来構造の主板側ケーシングを用いた単段ポンプよりポンプ効率が向上する。
図示はしないが、遠心ポンプは、側板が省略されたセミオープン型の羽根車(すなわち、主板と該主板に固定される翼とからなる羽根車)を有していてもよい。図5に示される実施形態は、セミオープン型の羽根車を有する遠心ポンプにも適用することができる。この場合、羽根車の主板に対向する主板側ケーシングの内面は、上述した主板側切り欠き部4aを有しており、該主板側切り欠き部4aの入口部には上述した主板側鍔部19が形成される。
図6は、本発明の遠心ポンプの一実施形態に係る多段ポンプを示す断面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、側板側ケーシング3bは側板側切り欠き部4bを有しているが、主板側ケーシング3aは概ね均一な厚さを有しているので、切り欠き部を有さない。そのため、本発明のケーシングの構造は側板側ケーシング3bにのみ適用される。主板側ケーシング3aは、羽根車2の主板2aに対向する内面3dを有している。この内面3dの全体は平坦面であり、主板2aの外面に平行である。羽根車2の側板2bに対向する側板側ケーシング3bの内面は、側板側切り欠き部4bを有しており、該側板側切り欠き部4bの入口部には側板側鍔部20が形成される。本実施形態においても、従来構造の側板側ケーシングを用いた多段ポンプよりポンプ効率が向上する。図6に示される遠心ポンプは、複数の羽根車2を有する多段ポンプであるが、本実施形態はこれに限定されるものでなく、一つの羽根車2を有する単段ポンプにも適用できる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
1 主軸
2 羽根車(片吸込羽根車)
2a 主板
2b 側板
2c 翼
3 ケーシング
3a 主板側ケーシング
3b 側板側ケーシング
3c 端壁
3d 内面
4a 主板側切り欠き部
4b 側板側切り欠き部
5 ケーシング
6 ボルト
7 両吸込羽根車
8 外側ケーシング
9 導入口
10 吐出口
11 バランス配管
12 環状流路
13 吸込口
14 連絡流路
15 液体入口
16 ガイドベーン
17 中間ケーシング
18 ボルト
19 主板側鍔部
20 側板側鍔部
26a,26b,26c,26d 軸受
100 主軸
101 羽根車
101a 主板
101b 側板
101c 翼
102 ケーシング
102a 主板側ケーシング
102b 側板側ケーシング
103 ガイドベーン
104 ボルト
105a 主板側切り欠き部
105b 側板側切り欠き部
106a,106b バッフル

Claims (9)

  1. 主軸と、
    前記主軸に固定された羽根車と、
    内部に前記羽根車を収容するケーシングとを備え、
    前記ケーシングは、前記羽根車の主板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する主板側ケーシングを備え、
    前記主板側ケーシングは、前記主板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の主板側切り欠き部を有しており、前記主板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の主板側鍔部が設けられていることを特徴とする遠心ポンプ。
  2. 前記主板側ケーシング及び前記主板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする請求項1に記載の遠心ポンプ。
  3. 前記主板側鍔部の前記主板と対向する面は、前記主板の外面と平行であることを特徴とする請求項1または2に記載の遠心ポンプ。
  4. 前記ケーシングは、前記羽根車の側板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する側板側ケーシングをさらに備え、
    前記側板側ケーシングは、前記側板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の側板側切り欠き部を有しており、前記側板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の側板側鍔部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遠心ポンプ。
  5. 前記側板側ケーシング及び前記側板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする請求項4に記載の遠心ポンプ。
  6. 前記側板側鍔部の前記側板と対向する面は、前記側板の外面と平行であることを特徴とする請求項4または5に記載の遠心ポンプ。
  7. 主軸と、
    前記主軸に固定された羽根車と、
    内部に前記羽根車を収容するケーシングとを備え、
    前記ケーシングは、前記羽根車の主板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する主板側ケーシングと、前記羽根車の側板に、前記主軸の軸方向で対向する内面を有する側板側ケーシングとを備え、
    前記側板側ケーシングは、前記側板に対向する前記内面の、前記羽根車の液体入口の外縁よりも外周側に形成された環状の側板側切り欠き部を有しており、前記側板側切り欠き部の入口部には、前記入口部の外周側から内周側に向けて突出した環状の側板側鍔部が設けられていることを特徴とする遠心ポンプ。
  8. 前記側板側ケーシング及び前記側板側鍔部は、鋳造によって形成された一体成形品であることを特徴とする請求項7に記載の遠心ポンプ。
  9. 前記側板側鍔部の前記側板と対向する面は、前記側板の外面と平行であることを特徴とする請求項7または8に記載の遠心ポンプ。
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