JP6849236B2 - 伝送装置、通信方法、プログラム、および通信システム - Google Patents

伝送装置、通信方法、プログラム、および通信システム Download PDF

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Description

本発明は、伝送装置、通信方法、プログラム、および通信システムに関する。
装置内または装置間のデータ転送を伝送線路または伝送媒体で行う際、伝送速度が高くなるにつれて信号波形が劣化することがあるため、受信側の伝送装置において、等化処理等によって信号波形の補償を行う。当該等化処理の1つとして、DFE(Decision feedback equalizer) がある。DFEでは、サンプリングした信号に遅延と重みづけ(タップ係数)を与える。
また、伝送線路または伝送媒体の両端はコネクタにより装置に嵌合される。コネクタは、完全な嵌合状態にある場合にインピーダンスが整合して、所望の伝送特性を得ることができる。不完全な嵌合状態では、インピーダンスの不整合が生じることがあり、そのようなインピーダンスの不整合は高周波数領域において顕著となる。
特開2017−216568号公報
不完全な嵌合状態を容易かつ確実に検出するための関連する技術として、DFEのタップ係数を監視することによってコネクタの嵌合異常を検出することは可能であった。しかしながら、タップ係数は一時的な温度の変化や電圧の変化等でも変化する場合があるため、タップ係数のみを用いる場合は、誤って嵌合異常を検出する場合があった。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する伝送装置、通信方法、プログラム、および通信システムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、伝送装置は、伝送媒体を受信部に接続する接続部と、前記接続部を介して前記受信部に入力される受信信号に対して等化処理を行う第1等化部と、前記受信部が取り付けられた基板の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得する取得部と、前記第1等化部の動作を制御する第1の係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部における前記伝送媒体の嵌合状態を検出して報告する検出部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、通信方法は、伝送媒体を受信部に接続するステップと、受信部に入力される受信信号に対して等化処理を行うステップと、前記受信部が取り付けられた基板の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得するステップと、前記等化処理を行うステップを制御する係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部における前記伝送媒体の嵌合状態を検出して報告するステップとを備える。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、伝送媒体を受信部に接続するステップと、受信部に入力される受信信号に対して等化処理を行うステップと、前記受信部が取り付けられた基板の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得するステップと、前記等化処理を行うステップを制御する係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部における前記伝送媒体の嵌合状態を検出して報告するステップとを実行させる。
本発明の第4の態様によれば、通信は、第4の態様に記載の伝送装置を2つ備え、当該2つの伝送装置が互いに前記伝送媒体で接続されることによって双方向通信を行う。
本発明の伝送装置、通信方法、プログラム、および通信システムによれば、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずに嵌合異常を正確に検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る検出部がコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る検出部がコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る検出部がコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る検出部がコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。 本発明の第4実施形態の変形例に係る伝送装置の機能構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る通信システム構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る制御部構成例を示す概略ブロック図である。 本発明に係る伝送装置の最小構成を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態による伝送装置を、図面を参照して説明する。図1は同実施形態による伝送装置10の構成を示すブロック図である。この図において、伝送装置10は、コネクタ110−1、受信部120、第1等化部130、受信処理部140、取得部150、および検出部160を備える。伝送媒体M1−1はコネクタ110−1に接続される。
コネクタ110−1、受信部120、第1等化部130、受信処理部140、取得部150、検出部160、および出力部12は伝送装置10内で基板11−1に取り付けられていても良い。伝送媒体M1−1は、同軸ケーブルであっても良いし、ストリップラインやマイクロストリップライン等の伝送線路でも良い。また、伝送媒体M1−1はシングルモード光ファイバであっても良いしマルチモード光ファイバであっても良い。
第1等化部130は遅延器131、遅延器132、遅延器133、タップ係数更新器134等を備えても良い。本実施形態では、第1等化部130は3つの遅延器を備えるが遅延器の数は3個に限られない。取得部150は入力信号振幅取得部151、基板温度取得部152、基板電圧取得部153、タップ係数取得部154を備える。
次に、伝送装置10が備える各構成要素の動作を説明する。受信部120は、伝送媒体M1−1から伝送される入力信号を、コネクタ110−1を介して受信する。受信部120は、減衰した当該入力信号を増幅して後段の第1等化部130に出力する。第1等化部130は、例えば判定帰還型等化器であっても良い。判定帰還型等化器は、遅延器131、遅延器132、遅延器133を用いて入力信号に対して所定の遅延を与え、過去シンボルに対する判定値を用いて遅延波成分の除去を行う。
遅延器131、遅延器132、遅延器133は、デジタルのベースバンド信号の入力を受けて、当該ベースバンド信号を1ビット(1単位時間)ずつ遅延させても良い。例えば、遅延器131の出力は、ベースバンド信号を1ビット遅延させた信号であっても良い。遅延器132の出力は、ベースバンド信号を2ビット遅延させた信号であっても良い。同様に、遅延器133の出力は、ベースバンド信号を3ビット遅延させた信号であっても良い。
判定帰還型等化器においては、遅延器131、遅延器132、遅延器133各々の出力に対して所定のタップ係数によって乗算処理が行われる。タップ係数更新器134は当該所定のタップ係数を算出する。判定帰還型等化器においては各遅延段階に応じて入力信号シンボル間干渉を相殺することで等化処理が行われる。
第1等化部130は入力信号を等化処理し、後段の受信処理部140に出力する。受信処理部140は、入力されたシリアル信号をパラレル化して出力しても良い。受信処理部140は、入力信号のビット誤り率を測定しても良い。
次に、取得部150の動作について説明する。入力信号振幅取得部151は、例えば受信部120の出力段に接続されている。入力信号振幅取得部151は、伝送装置10に対する入力信号振幅を受信部120の出力段で取得し、取得部150が内蔵する記憶素子に保存しても良い。基板温度取得部152は、基板11−1の温度を取得し、取得部150が内蔵する記憶素子に保存しても良い。
基板電圧取得部153は、例えば基板11−1上の特定の電源電圧端子に接続されている。基板電圧取得部153は、例えば基板11−1に搭載された受信部120の電源電圧を取得し、当該電源電圧を基板電源電圧として取得部150が内蔵する記憶素子に保存しても良い。基板電圧取得部153は、例えば基板11−1に搭載された第1等化部130の電源電圧を取得し、当該電源電圧を基板電源電圧として取得部150が内蔵する記憶素子に保存しても良い。タップ係数取得部154は、タップ係数更新器134からタップ係数を取得し、取得部150が内蔵する記憶素子に保存しても良い。
検出部160は、入力信号振幅取得部151が取得した入力信号振幅を読み出し、所定の閾値と比較する。また、検出部160は、基板温度取得部152が取得した基板11−1の温度を読み出し、所定の閾値と比較する。また、検出部160は、基板電圧取得部153が取得した電源電圧を読み出し、所定の閾値と比較する。また、検出部160は、タップ係数取得部154が取得したタップ係数を取得し、所定の閾値と比較する。
図2は、本実施形態に係る検出部160がコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。伝送装置10は、伝送路の状況を推定するためにトレーニングという処理を行う。伝送装置10は、トレーニングを電源投入時に行っても良いし、定期的に行っても良い。伝送装置10は、外部に設置された伝送装置10の制御部によって指示されることによりトレーニングを行っても良い。
ステップS100においてトレーニングが開始されると、伝送装置10はシリアル信号を伝送媒体M1−1経由で受信する。受信部120は当該シリアル信号を受信し、第1等化部130に出力する。受信部120はこのとき、前置増幅してもよい。第1等化部130は当該シリアル信号を受信し、等化処理を行い、タップ係数更新器134は受信タップ係数を計算し、保持する。
ステップS102において、検出部160は、当該受信タップ係数をタップ係数取得部154から読み出し、予め設定しておいた基準範囲内であるか否かを評価する。ここで当該基準範囲内はCr_minからCr_maxの範囲とし、Cr_min<Cr_maxとする。当該受信タップ係数がCr_min以上Cr_max以下である場合、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態が正常であると判定し、トレーニングを終了する。当該受信タップ係数がCr_min以上Cr_max以下を満たさない場合、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態に異常があり得ると判定し、ステップS104に遷移する。
ステップS104において、検出部160は入力信号振幅を取得部150から読み出す。検出部160は、当該入力信号振幅が、予め設定しておいた基準範囲内であるか否かを評価する。ここで、当該基準範囲はVpp_minからVpp_maxの範囲とし、Vpp_min<Vpp_maxである。
ステップS104において、当該入力信号振幅がVpp_min以上Vpp_max以下である場合、検出部160はステップS106に遷移する。一方、当該入力信号振幅がVpp_min以上Vpp_max以下を満たさない場合、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態は正常であると判定し、トレーニングを終了する。
ステップS106において、検出部160は基板電源電圧を取得部150から読み出す。検出部160は、当該基板電源電圧が、予め設定しておいた基準範囲内であるか否かを評価する。ここで、当該基準範囲はVb_minからVb_maxの範囲とし、Vb_min<Vb_maxである。
ステップS106において、当該基板電源電圧がVb_min以上Vb_max以下である場合、検出部160はステップS108に遷移する。一方、当該基板電源電圧がVb_min以上Vb_max以下を満たさない場合、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態は正常であると判定し、トレーニングを終了する。
ステップS108において、検出部160は基板温度を取得部150から読み出す。検出部160は、当該基板温度が、予め設定しておいた基準範囲内であるか否かを評価する。ここで、当該基準範囲はT_minからT_maxの範囲とし、T_min<T_maxである。
ステップS108において、当該基板温度がT_min以上T_max以下である場合、検出部160はステップS110に遷移する。一方、当該基板温度がT_min以上T_max以下を満たさない場合、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態は正常であると判定し、トレーニングを終了する。
ステップS110において、検出部160はコネクタ110−1の嵌合状態について異常を検出し、外部の制御部などにその旨を出力して報告する。ここで、入力信号振幅、基板電源電圧、および基板温度がいずれも基準範囲内にあることから基板は正常な動作環境にあるといえる。したがって、受信タップ係数がCr_min以上Cr_maxを満たさない状態であって、入力信号振幅、基板電源電圧、および基板温度がいずれも基準範囲内にあることから、検出部160は、受信タップ係数が基準範囲内にないことはコネクタ110−1の嵌合状態の異常に起因すると判定する。
Vpp_min、Vpp_maxの決定に際しては、所定の電圧振幅を基準に所定の割合のマージンを設けることによっても良い。例えば、400mVppを中心に+/−5%のマージンを設けることにより、Vpp_minを380mVppとし、Vpp_maxを420mVppとしても良いし、これらに限られない。
同様に、Vb_min、Vb_maxの決定に際しても、所定の電源電圧を基準に所定の割合のマージンを設けることによっても良い。例えば、3.3Vを中心に+/−5%のマージンを設けることにより、Vpp_minを3.13Vとし、Vpp_maxを3.47Vとしても良いし、これらに限られない。
T_min、T_maxの決定に際しては、例えばT_minを20度とし、T_maxを85度としても良いし、装置の動作環境に関する何らかの標準規格に基づいて定めても良い。
以上説明した第1実施形態の伝送装置10によれば、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1の嵌合異常を正確に検出することができる。伝送装置10において、これにより、コネクタ110−1の嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における処理について、第1実施形態との相違点を中心として説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る伝送装置10aの機能構成例を示す概略ブロック図である。第1実施形態に係る伝送装置10との差異は、受信処理部140aが検出部160aに接続されている点である。
受信処理部140aは入力信号のビット誤り率を計算する。検出部160aは、当該ビット誤り率を受信処理部140aから取得および評価し、コネクタ110−1の嵌合状態や伝送装置10aの通信品質を検出および報告する。
図4は、本実施形態に係る検出部160aがコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。ステップS1100からステップS1110までの動作については、ステップS1104、ステップS1106、およびステップS1108における評価結果がNoであった場合の動作を除き、第1実施形態におけるステップS100からステップS108までの動作と同様である。
ステップS1104において、入力信号振幅がVpp_min以上Vpp_max以下の条件を満たさない場合、検出部160aはステップS1112に遷移する。ステップS1106において、基板電源電圧がVb_min以上Vb_max以下の条件を満たさない場合、検出部160aはステップS1112に遷移する。ステップS1108において、入力信号振幅がVpp_min以上Vpp_max以下を満たさない場合、検出部160aはステップS1112に遷移する。
ステップS1112において、検出部160aは、受信処理部140aから取得したビット誤り率を評価する。当該ビット誤り率が所定の閾値Th_e以下の場合、検出部160aは、ステップS1114に遷移する。当該ビット誤り率が所定の閾値Th_e以下の条件を満たさない場合、検出部160aは、ステップS1116に遷移する。
ステップS1114において検出部160aは、コネクタ110−1の嵌合状態について異常を検出しないものの、警告を報告し、トレーニングを終了する。この場合、伝送装置10aが受信する信号の品質に問題はないものの、検出部160aはステップS1112に遷移したことから受信タップ係数は基準範囲内ではない。また、入力信号振幅、基板電源電圧、基板温度の少なくとも1つは基準範囲内にない。したがって、受信タップ係数が基準範囲内にないことの原因は、基板の動作環境に問題がある可能性と、コネクタ110−1の嵌合状態に問題がある可能性と、伝送媒体M1−1が経時劣化等により性能が低下している可能性とがありうる。
ステップS1116において、検出部160aは通信エラーを検出し、外部の制御部等に報告しても良い。そして、検出部160aはトレーニングを終了する。ここで、ビット誤り率の閾値Th_eは伝送装置10aが受信する信号の伝送インターフェイスに基づいて定めても良いし、特定のビット誤り率を個別に定めても良い。例えばTh_eは10−12であっても良いし、10−3であっても良い。
以上説明した第2実施形態の伝送装置10aによれば、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1の嵌合異常を正確に検出することができる。これにより、伝送装置10aにおいて、コネクタ110−1の嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
さらに、伝送装置10aが受信する信号のビット誤り率に基づいて、コネクタ110−1の嵌合状態についての警告や伝送装置10aが受信する信号の通信品質が劣化した際に外部にその旨を知らせることができる。これにより、伝送装置10aにおいて、コネクタ110−1の嵌合異常や伝送媒体M1−1の劣化に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
(第2実施形態の変形例)
次に、第2実施形態の変形例における処理について、第2実施形態との相違点を中心として説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る伝送装置10bの機能構成例を示す概略ブロック図である。第1実施形態に係る伝送装置10と異なり、伝送媒体M1−1bは光ファイバであり、伝送装置10bが受信する光信号は波長分割多重技術によって波長領域で多重されている。
コネクタ110−1bは光ファイバ用のコネクタである。伝送装置10bは、波長フィルタ13−1を備えている。基板11−1bは受信部120bを備えている。受信部120bは光電変換素子を備えている点が図1の受信部120、図2の120aと異なる。基板11−1bの他の構成は第2実施形態と同様である。
本実施形態では、互いに異なる4波長が1本の光ファイバM1−1bに多重されているものとする。当該波長分割多重された光信号は、波長フィルタ13−1によって波長ごとにそれぞれ4枚の基板11−1b各々に振り分けられる。ここで、当該4枚の基板は分離されているが、同一基板上に構成されていても良い。各基板の構成は同様である。
受信部120bは光信号を受信すると、内蔵する光電変換素子によって光信号を電気信号に変換し、第1等化部130に出力する。受信部120bは前置増幅器をさらに備えて伝送によって減衰した信号強度を増幅しても良い。以降の第1等化部130、受信処理部140a、および取得部150の動作は第2実施形態と同様である。また、図4の記載のフローチャートに基づいて、コネクタ110−1bの嵌合状態および通信品質の状態を検出および報告する。
以上説明した第2実施形態の変形例の伝送装置10bによれば、光ファイバ伝送においても、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1bの嵌合異常を正確に検出することができる。これにより、伝送装置10bにおいて、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
さらに、伝送装置10bが受信する信号のビット誤り率に基づいて、検出部160aはコネクタ110−1bの嵌合状態についての警告を外部に知らせることができる。また、伝送装置10bが受信する信号の通信品質が劣化した際に、検出部160aは外部にその旨を知らせることができる。これにより、伝送装置10bにおいて、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
また、基板11−1bを構成する受信部120b、第1等化部130、受信処理部140a、および取得部150について、当該部品を構成する半導体素子等のばらつきにより、当該部品の性能が製造時に完全な均一性を保てない場合も想定される。そこで、4枚の基板11−1bに含まれる検出部160aは、コネクタ110−1bの嵌合状態や受信信号の品質について、基板ごとに、伝送装置10b外部の制御部等に報告しても良い。そして、当該制御部がコネクタ110−1bの嵌合状態や受信信号の品質について判定をしても良い。
これにより、コネクタ110−1bの嵌合状態ではなく、各基板のいずれかの動作に問題があった場合は、当該制御部は当該問題のあった基板についてのみ異常を検出することができる。これにより、コネクタ110−1bの嵌合異常を正確に検出することができる。また、伝送装置10bにおいて、コネクタ110−1の嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
また、4枚の基板11−1bそれぞれは互いに異なる波長の信号を受信することから、伝送装置10bが受信する光信号は波長ごとに異なる波長分散の影響を受ける。したがって、各基板11−1bに含まれる第1等化部130は、波長ごとに異なるタップ係数を設定しても良い。そこで、各基板に含まれる検出部160aは、ステップS1102において受信タップ係数を評価する際は、基準値として基板ごとに異なるCr_min、Cr_maxを設定しても良い。
これにより、トレーニング時に受信タップ係数をより高精度に評価することが可能となることから、コネクタ110−1bの嵌合状態をより高精度に検出することができる。以上より、伝送装置10bにおいて、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態における処理について、第1実施形態との相違点を中心として説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る伝送装置10cの機能構成例を示す概略ブロック図である。第1実施形態に係る伝送装置10との差異は、伝送装置10cが送信機能をも備えることにより双方向通信を行う点である。
第1実施形態に加えて、伝送装置10cは伝送媒体M1−2c、コネクタ110−2c、送信タップ係数受信回路170、送信部180、第2等化部190、および送信処理部200を備える。送信タップ係数受信回路170は、受信処理部140、タップ係数取得部154、および第2等化部190に接続されている。
送信タップ係数受信回路170は、受信処理部140のからの信号を基に、送信タップ係数を計算し、第2等化部190に対して出力する。第2等化部190は、送信処理部200から入力される送信信号に対して、送信タップ係数受信回路170から入力された送信タップ係数を用いて等化処理を行い、送信部180に対して出力する。
送信部180は駆動処理を行う。送信部180は、コネクタ110−2cを介して伝送媒体M1−2cに対して送信信号を出力する。タップ係数取得部154は、送信タップ係数受信回路170から送信タップ係数を取得し、取得部150に内蔵される記憶素子に保存する。
図7は、本実施形態に係る検出部160cがコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。第1実施形態に係る図2に示すフローチャートとは、ステップS2104が挿入されている点が異なる。第1実施形態に加えて、ステップS2104において、検出部160cは送信タップ係数が基準範囲内であるか否かを評価する。
ステップS2104において、検出部160cは、当該送信タップ係数をタップ係数取得部154から読み出し、予め設定しておいた基準範囲内であるか否かを評価する。ここで当該基準範囲内はCt_minからCt_maxの範囲とし、Ct_min<Ct_maxとする。当該送信タップ係数がCt_min以上Ct_max以下である場合、検出部160cはコネクタ110−1cの嵌合状態が正常であると判定し、トレーニングを終了する。当該受信タップ係数がCr_min以上Cr_max以下を満たさない場合、検出部160cはコネクタ110−1の嵌合状態に異常があり得ると判定し、ステップS2106に遷移する。
ステップS2106、ステップS2108、ステップS2110、およびステップS2112の動作はそれぞれ、第1実施形態におけるステップS104、ステップS106、ステップS108、およびステップS110の動作に対応する。
以上説明した第3実施形態の伝送装置10cによれば、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1の嵌合異常を正確に検出することができる。これにより、コネクタ110−1の嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。さらに、伝送装置10cは受信タップ係数に基づいて送信タップ係数を求めた上で双方向通信を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態における処理について、第2実施形態との相違点を中心として説明する。図8は、本発明の第4実施形態に係る伝送装置10dの機能構成例を示す概略ブロック図である。第2実施形態に係る伝送装置10aとの差異は、伝送装置10dが送信機能をも備えることにより双方向通信を行う点である。
図9は、本実施形態に係る検出部160dがコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順の例を示す図である。第2実施形態に係る図4に示すフローチャートとは、ステップS3104が挿入されている点が異なる。第2実施形態に加えて、ステップS3104において、検出部160dは送信タップ係数が基準範囲内であるか否かを評価する。
ステップS3104の動作は、第3実施形態におけるステップS2104と同様である。ステップS3106以降の動作は、第2実施形態におけるステップS1104以降の動作と同様である。
以上説明した第4実施形態の伝送装置10dによれば、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1の嵌合異常や伝送媒体M1−1の伝送性能劣化を正確に検出することができる。これにより、伝送装置10dにおいて、コネクタ110−1の嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
さらに、伝送装置10dが受信する信号のビット誤り率に基づいて、検出部160dは、コネクタ110−1の嵌合状態についての警告と、伝送媒体M1−1の伝送性能劣化とを知らせることができる。また、検出部160dは、伝送装置10dが受信する信号の通信品質が劣化した際に外部にその旨を知らせることができる。加えて、伝送装置10dは双方向通信を行うことができる。これにより、伝送装置10dにおいて、コネクタ110−1の嵌合異常や伝送媒体M1−1の劣化に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態における処理について、第2実施形態の変形例との相違点を中心として説明する。図10は、本発明の第5実施形態に係る伝送装置10eの機能構成例を示す概略ブロック図である。第2実施形態の変形例に係る伝送装置10bとの差異は、伝送装置10eが光信号の送信機能をも備えることにより双方向通信を行う点である。
第2実施形態の変形例に係る伝送装置10bに加え、伝送装置10eは光ファイバM1−2eに対して、互いに異なる4波長を用いて波長分割多重により光信号を送信する。伝送装置10eは、波長ごとに4枚の基板11−1eを備える。ここで、当該4枚の基板は分離されているが、同一基板上に構成されていても良い。各基板の構成は同様である。
コネクタ110−2eは光ファイバ用のコネクタである。伝送装置10eは、波長フィルタ13−2eをさらに備えている。基板11−1eは送信部180eを備えている。送信部180eは、電気信号を光信号にする素子を備え、当該素子を駆動して光信号を送信する。4枚の基板11−1e各々から送信される互いに異なる4波長の光信号は、波長フィルタ13−2eによって1心の光ファイバに多重されて伝送される。
本実施形態に係る検出部160aがコネクタの嵌合状態を検出する際の検出部の処理手順は、第4実施形態同様に図8に示すフローチャートに基づき行われる。
以上説明した第5実施形態の変形例の伝送装置10eによれば、光ファイバ伝送においても、一時的な温度の変化や電圧の変化によらずにコネクタ110−1bの嵌合異常を正確に検出することができる。これにより、伝送装置10eは、双方向の光通信を行いつつ、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
さらに、伝送装置10eが受信する信号のビット誤り率に基づいて、検出部160aはコネクタ110−1bの嵌合状態についての警告を外部に知らせることができる。また、伝送装置10bが受信する信号の通信品質が劣化した際に、検出部160aは外部にその旨を知らせることができる。これにより、伝送装置10eにおいて、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態における処理について、第2実施形態の変形例および第5実施形態との相違点を中心として説明する。図11は、本発明の第6実施形態に係る通信システム1の構成例を示す概略ブロック図である。第5実施形態に係る通信システム1は、2つの装置筐体C1および装置筐体C2から構成される。
装置筐体C1および装置筐体C2は、2心の光ファイバ伝送媒体M1−1bおよび伝送媒体M1−1eによって互いに接続され、双方向通信を行う。伝送媒体M1−1bおよび伝送媒体M1−1eにおいて、互いに異なる4波長の光を用いて波長分割多重伝送が行われる。装置筐体C1および装置筐体C2はそれぞれ、制御部20および伝送装置10eを内蔵している。伝送装置10eは第5実施形態に係る伝送装置10eである。制御部20は、伝送装置10eの状態監視等を行う。
図12は、本発明の第6実施形態に係る制御部20の構成例を示す概略ブロック図である。制御部20は、受信リンク層回路210、送信リンク層回路220、トランザクション層回路230、および状態監視部240を備える。受信リンク層回路210は、受信処理部140aからの出力されるデータ信号を受信し、トランザクション層回路230に対して出力する。
送信リンク層回路220は、データ信号等を伝送装置10eに含まれる送信処理部200に対して出力する。状態監視部240は、伝送装置10eに含まれる検出部160aから、コネクタ110−1bの嵌合状態が正常か否かの情報と、2つの伝送装置10e間における通信エラーとを受信しても良い。
状態監視部240は、コネクタ110−1bの嵌合状態が異常である旨の情報と、2つの伝送装置10e間における通信エラーとの少なくともいずれかを受信したら、装置筐体C1または装置筐体C2の外部に取り付けられたLEDなどを発光させて、当該嵌合異常や通信エラーを知らせても良い。
第2実施形態の変形例において説明したように、状態監視部240は、4枚の基板11−1bに含まれる検出部160aから、コネクタ110−1bの嵌合状態や受信信号の品質について、基板ごとに取得しても良い。そして、状態監視部240がコネクタ110−1bの嵌合状態や受信信号の品質について判定をしても良い。なお、図11に記載した通信システム1は、1つの装置筐体内において装置内通信を構成しても良いし、光ファイバ長は数mから数km以上の距離であっても良い。
これにより、コネクタ110−1bの嵌合状態だけではなく、各基板のいずれかの動作や通信品質に問題があった場合、状態監視部240は当該問題のあった基板についてのみ異常を検出することができる。これにより、検出部160aはコネクタ110−1bの嵌合異常を正確に検出することができる。また、伝送装置10eにおいて、コネクタ110−1bの嵌合異常に起因する装置の平均復旧時間を短くすると同時に平均故障間隔を長くすることが可能となる。
なお、検出部160の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりコネクタ110−1の嵌合状態の検出を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
図13は、本発明に係る伝送装置10の最小構成を示す図である。伝送装置10は、伝送媒体を受信部120に接続する接続部110−1と、前記接続部110−1を介して前記受信部120に入力される受信信号に対して等化処理を行う第1等化部130と、前記受信部120が取り付けられた基板の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得する取得部150と、前記第1等化部の動作を制御する第1の係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部110−1における前記伝送媒体の嵌合状態を検出して報告する検出部160とを備える伝送装置10である。
本発明は、低故障発生率を要求される装置内や数メートル以内の装置間での高速シリアル通信に関する分野において利用することができる。
110−1 コネクタ
10 伝送装置
20 制御部
120 受信部
130 第1等化部
140 受信処理部
150 取得部
151 入力信号振幅取得部
152 基板温度取得部
153 基板電圧取得部
154 タップ係数取得部
160 検出部
180 送信部
190 第2等化部
200 送信処理部
240 状態監視部

Claims (9)

  1. 複数の異なる波長を用いて多重された信号を搬送する光ファイバを受信部に接続する接続部と、複数の基板と、を備え、
    前記複数の基板の各々は、前記複数の異なる波長の各々に対応し、
    前記複数の基板の各々は、前記接続部を介して前記受信部に入力される前記複数の異なる波長の各々に対応する受信信号に対して等化処理を行う第1等化部と、前記複数の基板の各々の状態を示す状態情報または前記受信信号に関する情報を取得する取得部と、
    前記第1等化部の動作を制御する第1の係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部と前記受信部との嵌合状態を検出し、前記嵌合状態を示す情報及び前記受信信号に関する情報を出力する検出部と、を備え、
    前記第1の係数は、前記複数の異なる波長のいずれかに対応する波長分散を補償するための係数であり、
    前記検出部は、前記嵌合状態を示す情報及び前記受信信号に関する情報に基づいて、前記接続部と前記受信部との嵌合状態を検出および出力する
    伝送装置。
  2. 前記第1の係数が、基準となる第1の範囲外の値を示す場合であって、前記状態情報が示す値が、基準となる第2の範囲内であり、前記受信信号に関する情報が示す値が、基準となる第3の範囲内の場合、前記検出部は前記接続部と前記受信部との嵌合状態の異常を検出して報告する
    請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記第1の係数が前記第1の範囲外の値を示す場合であって、前記状態情報が示す値が前記第2の範囲外の場合または前記受信信号に関する情報が示す値が前記第3の範囲外の場合、前記取得部は前記受信信号の品質を示す第1の値を取得し、
    前記第1の値が第の閾値を超えた場合、前記検出部は前記接続部と前記受信部との嵌合状態の異常を検出せずに通信エラーを報告し、
    前記第1の値が前記第1の閾値以下の場合、前記検出部は前記接続部前記受信部との嵌合状態の異常を検出せずに警告を報告する
    請求項2に記載の伝送装置。
  4. 送信部と、
    前記送信部から前記接続部を介して前記光ファイバに出力される送信信号に対して等化処理を行う第2等化部と、を備え、
    前記検出部は、前記第1の係数と、前記第2等化部の動作を制御する第2の係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、に基づき、前記接続部前記受信部との嵌合状態を検出して報告する
    請求項1に記載の伝送装置。
  5. 前記第1の係数が基準となる第1の範囲外の値を示し、前記第2の係数が、基準となる範囲外の値を示す場合であって、前記状態情報が示す値が基準となる第2の範囲内であり、前記受信信号に関する情報が示す値が基準となる第3の範囲内の場合、前記検出部は前記接続部と前記受信部との嵌合状態の異常を検出して報告する
    請求項4に記載の伝送装置。
  6. 前記第1の係数が前記第1の範囲外の値を示し、前記第2の係数が前記第4の範囲外の値を示す場合であって、前記状態情報が示す値が前記第2の範囲外の場合または前記受信信号に関する情報が示す値が前記第3の範囲外の場合、前記取得部は前記受信信号の品質を示す第1の値を取得し、
    前記第1の値が第の閾値を超えた場合、前記検出部は前記接続部と前記受信部との嵌合状態の異常を検出せずに通信エラーを報告し、
    前記第1の値が前記第の閾値以下の場合、前記検出部は前記接続部と前記受信部との嵌合状態の異常を検出せずに警告を報告する
    請求項5に記載の伝送装置。
  7. 複数の異なる波長を用いて多重された信号を搬送する光ファイバから、接続部を介して受信部に入力される受信信号について、前記複数の異なる波長の各々に対応する受信信号に対して等化処理を行うステップと、
    前記受信部が各々に取り付けられた複数の基板であって、各々が前記複数の異なる波長の各々に対応する複数の基板各々の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得するステップと、
    前記等化処理を行うステップを制御する係数と、前記状態情報または前記受信信号に関
    する情報と、を出力するステップと、 前記複数の基板各々から出力された前記係数及び前記受信信号に関する情報に基づいて、前記接続部と前記受信部との嵌合状態を検出し、前記嵌合状態を示す情報及び前記受信信号に関する情報を出力するステップと、を備え
    前記係数は、前記複数の異なる波長のいずれかに対応する波長分散を補償するための係数であ
    通信方法。
  8. コンピュータに、
    複数の異なる波長を用いて多重された信号を搬送する光ファイバから、接続部を介して受信部に入力される受信信号について、前記複数の異なる波長の各々に対応する受信信号に対して等化処理を行うステップと、
    前記受信部が各々に取り付けられた複数の基板であって、各々が前記複数の異なる波長の各々に対応する複数の基板各々の状態情報または前記受信信号に関する情報を取得するステップと、
    前記等化処理を行うステップを制御する係数と、前記状態情報または前記受信信号に関する情報と、を出力するステップと
    前記複数の基板各々から出力された前記係数及び前記受信信号に関する情報に基づいて、前記接続部と前記受信部との嵌合状態を検出し、前記嵌合状態を示す情報及び前記受信信号に関する情報を出力するステップと、を実行させるためのプログラムであって、
    前記係数は、前記複数の異なる波長のいずれかに対応する波長分散を補償するための係数である
    プログラム
  9. 請求項4に記載の伝送装置を2つ備え、当該2つの伝送装置が互いに前記光ファイバで接続されることにより双方向通信を行う
    通信システム。
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