JP6849175B2 - 健康管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、健康管理システムに関する。
ストレス社会と呼ばれる現在、職場環境におけるメンタルヘルス不調が社会問題となり深刻化している。例えば、社員は、仕事でストレスを強く感じていることを上司に伝える機会を逃してしまい、結果的に、うつ病など、メンタルヘルスの不調に陥ってしまうことがある。
近年は、厚生労働省から、企業に対しストレスチェックの実施を義務付けるようになった。また、企業側も、メンタルヘルス不調で社員が離職する事態を防止することを望んでいる。
なお、従来技術として、従業員の健康を管理する管理装置が存在する(特許文献1の0068〜0069段落参照)。
特開2013−130944号公報
職場におけるストレス度合いは日々変化することが多く、ユーザ(社員)の日々のストレスチェックが重要となる。そして、企業は、ストレスが高い状態にあるユーザを早期に見つけ出し、当該ユーザのストレスが軽減できるような労働の改善を図ることが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑みたものであり、その目的は、ユーザが負担なく継続的にストレスチェックを自己申告することが可能な健康管理システムを提供することにある。
(1)本発明は、
自動販売機に取り付け可能な制御装置と管理サーバとがネットワークを介して接続された健康管理システムであって、
前記制御装置は、
ユーザの識別情報を取得する取得部と、
精神的な健康度合いを示す複数のメンタル値の中から、前記ユーザの入力に基づきメンタル値を受け付ける受け付け部と、
前記受け付け部によって前記メンタル値を受け付けた場合に、前記自動販売機で商品を無料で提供可能に制御し、前記受け付け部によって前記メンタル値を受け付けなかった場合に、前記自動販売機で商品を無料で提供不能に制御する商品提供制御部と、
前記取得部によって取得された前記ユーザの識別情報と、前記受け付け部によって受け付けた前記メンタル値とを前記管理サーバに送信する送信部とを含み、
前記管理サーバは、
前記制御装置から前記ユーザの識別情報と、前記メンタル値とを受信する受信部と、
前記ユーザの識別情報に対応付けて前記メンタル値を蓄積して管理する管理部と、
前記ユーザ毎に、ユーザのメンタル値に基づき注意条件を満たすか否かを判断する判断部と、
前記判断部によって前記注意条件を満たすと判断されたユーザがいる場合に、監督者に前記注意条件を満たすと判断されたユーザの情報を含む注意情報を通知する処理を行う通知部とを含む健康管理システムに関する。
本発明によれば、ユーザは、自身のメンタル値を入力することによって、自動販売機の商品(例えば、飲料商品、食券等)を無料で取得することができるので、積極的にメンタル値の入力を行うことをユーザに働きかけることができる。例えば、ユーザは、自動販売機で通常ならば代金を払って商品を購入するところを、メンタル値を入力することによって無料で即時に飲料商品を取得することができる。つまり、本発明によれば、ユーザに商品を無料で即時に提供するというインセンティブを与え、ユーザが積極的にメンタル値を入力できるようにすることができる。
そして、管理サーバは、ユーザのメンタル値に基づき、注意条件を満たすと判断されたユーザがいる場合に、監督者(例えば、人事部の担当者)に注意条件を満たすと判断されたユーザの情報を含む注意情報を通知するので、本発明は、早期にメンタルヘルスの不調である社員を見つけ出すことができ、当該ユーザにストレスを軽減できるような対策を講じることができる。
本実施形態の健康管理システムのネットワーク図。 本実施形態の自動販売機30及び制御装置10の外観図の例。 本実施形態の制御装置10の機能ブロックの例。 本実施形態の管理サーバ20の機能ブロックの例。 本実施形態のメンタルチェック画面の一例。 本実施形態のメンタル情報の一例。 本実施形態の通知メールの一例。 制御装置10及び管理サーバ20のメンタル値に関する処理の流れを示すフローチャート。 管理サーバ20の通知処理の流れを示すフローチャート。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.健康管理システムの説明
図1は、本実施形態の健康管理システム1のネットワーク図を示す。本実施形態の健康管理システム1は、少なくとも制御装置10と管理サーバ20とを含む。
図1に示すように、制御装置10は、まず、ユーザの識別情報を取得する。そして、制御装置10は、精神的な健康度合いを示す複数のメンタル値(1〜5の数値(自然数))の中から、ユーザAの入力(例えば、タッチ入力)に基づきメンタル値を受け付ける。制御装置10は、ユーザAのメンタル値を受け付けた場合に、自動販売機から無料で商品を提供可能に制御する。また、制御装置10は、ユーザAのメンタル値を受け付けた場合に、ユーザAの識別情報とメンタル値とを管理サーバ20に送信し、管理サーバ20は、ユーザAの識別情報に対応付けて、メンタル値を蓄積して記憶する。
そして、管理サーバ20は、注意条件を満たすユーザの情報(例えば、氏名等)を含む
注意情報を監督者(例えば、人事部のユーザ)に電子メール等で通知する。
2.自動販売機30及び制御装置10の外観の説明
図2は、自動販売機30及び制御装置10の外観図の一例を示す。例えば、図2に示すように、制御装置10は、自動販売機30に取り付けることができる。自動販売機30は、商品31が陳列され、商品31の直下のボタン32を押下すると、商品31を排出口34に排出する。なお、商品31は、飲料商品(ペットボトル飲料、缶ジュース、缶コーヒー等)、食券(社食の食券)、チケット等でもよい。
通常の自動販売機30は、硬貨投入口33から代金の硬貨が投入されることを条件に、商品31を排出口34に排出するが、本実施形態の自動販売機30は、予め商品を無料で提供する設定にする。つまり、本実施形態の自動販売機30は、予め無料提供の設定状態にしているので、ユーザがボタン31を押下すると無料で商品31を排出口34に排出され、ユーザは無料で商品31を取得することができる。
本実施形態の制御装置10は、入力部160と表示部190との機能を有するタッチパネルディスプレイと、読取装置161、施錠のオン、オフ機能を有するボックス5を備える。
ボックス5は、ボタン32全体を覆うように設置されており、制御装置10からの命令で施錠をオン、オフの切り替えを行うことができる。例えば、制御装置10は、初期状態で施錠をオンに設定する。そして、制御装置10は、ユーザAの識別情報を取得し、かつ、ユーザAのメンタル値を受け付けた場合に、ボックス5に対し、施錠をオフに切り替える命令を行う。例えば、ボックス5の施錠がオフになると、ユーザAは、自身でボックス5を開けることができ、希望の商品31のボタン32を押下して商品を取得することができる。そして、制御装置10は、希望の商品31のボタン32が押下された後、ボックス5が閉じられると自動的に施錠をオンに設定する。
3.構成
3.1 制御装置の構成
図3は、本実施形態の制御装置10の機能ブロック図の一例である。なお本実施形態の制御装置10は、図3の各部を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
入力部160は、ユーザからの入力情報を入力するための機器であり、ユーザの入力情報を処理部に出力する。本実施形態の入力部160は、タッチパネルを採用している。つまり、タッチパネルへタッチ入力(接触操作)で操作するものであるが、入力部160は、例えば、ボタン、レバー、マイク等であってもよい。
読取装置161は、ビーコン(Beacon)から発せられた信号に基づきユーザの識別情報を読み取る装置や、ICカード(非接触型ICチップ)のユーザの識別情報を読み取る機器等である。
記憶部170は、処理部100の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するとともに、処理部100の記憶領域として機能する。
記憶部170は、一時的な記憶領域や、ストレージを含む。ストレージとは、ハードディスク、光学ディスク、フラッシュメモリ、磁気テープ等であり、データを永続的に記憶する装置のことをいう。また、記憶部170は、情報記憶媒体180に格納されているプログラムやデータを記憶してもよい。
そして、本実施形態の記憶部170は、ワーク領域として使用される主記憶部171と、ユーザ情報記憶部172、メンタル情報記憶部173を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
主記憶部171は、RAMなどにより実現できる。主記憶部171は、本実施形態の処理において使用される記憶領域である。
ユーザ情報記憶部172は、ユーザ情報(ユーザの識別情報、メールアドレス等)が記憶される。ユーザ情報記憶部172は、DB(DBはデータベースの略、以下同様。)によって構成されていてもよい。
メンタル情報記憶部173は、ユーザ毎に、ユーザの識別情報に対応付けてメンタル情報(例えば、メンタル値)を記憶する。メンタル情報記憶部173は、DBによって構成されていてもよい。
情報記憶媒体180(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。なお、情報記憶媒体180はストレージである。
また、情報記憶媒体180には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。
表示部190は、CRT、LCD、タッチパネルディスプレイ、或いはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
なお、本実施形態の表示部190は、タッチパネルディスプレイを採用し、ユーザが操作を行う入力部160としても機能する。
処理部100は、記憶部170や情報記憶媒体180に格納されるプログラムやデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
処理部100は、取得部111、受け付け部112、商品提供制御部113、送信部114と、を含む。
取得部111は、ユーザの識別情報を取得する。
受け付け部112は、精神的な健康度合いを示す複数のメンタル値の中から、ユーザの入力に基づきメンタル値を受け付ける。
商品提供制御部113は、受け付け部112によってメンタル値を受け付けた場合に、自動販売機30で商品を無料で提供可能に制御し、受け付け部112によってメンタル値を受け付けなかった場合に、自動販売機30で商品を無料で提供不能に制御する。例えば、商品提供制御部113は、受け付け部112によってメンタル値を受け付けた場合に、ボックス5に対し、施錠をオフに切り替える命令を行い、受け付け部112によってメンタル値を受け付けなかった場合に、ボックス5に対し、施錠のオンを維持する処理を行う。
送信部114は、取得部111によって取得されたユーザの識別情報と、受け付け部112によって受け付けたメンタル値とを管理サーバ20に送信する。
3.2 管理サーバの構成
図4は、本実施形態の管理サーバ20の機能ブロック図の一例である。なお本実施形態の制御装置10は、図4の各部を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
記憶部270は、処理部200の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するとともに、処理部200の記憶領域として機能する。
記憶部270は、一時的な記憶領域や、ストレージを含む。また、記憶部270は、情報記憶媒体280に格納されているプログラムやデータを記憶してもよい。
そして、本実施形態の記憶部270は、ワーク領域として使用される主記憶部271と、ユーザ情報記憶部272、メンタル情報記憶部273を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
主記憶部271は、RAMなどにより実現できる。主記憶部271は、本実施形態の処理において使用される記憶領域である。
ユーザ情報記憶部272は、ユーザ情報(ユーザの識別情報、メールアドレス等)が記憶される。ユーザ情報記憶部272は、DB(DBはデータベースの略、以下同様。)によって構成されていてもよい。
メンタル情報記憶部273は、ユーザ毎に、ユーザの識別情報に対応付けてメンタル情報(例えば、メンタル値)を蓄積して記憶する。メンタル情報記憶部173は、DBによって構成されていてもよい。
情報記憶媒体280(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。なお、情報記憶媒体280はストレージである。
また、情報記憶媒体280には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)を記憶することができる。
処理部200は、記憶部270や情報記憶媒体280に格納されるプログラムやデータに基づいて本実施形態の種々の処理を行う。
処理部200は、受信部211、管理部212、判断部213、通知部214と、を含む。
受信部211は、制御装置10からユーザの識別情報と、メンタル値とを受信する。
管理部212は、ユーザの識別情報に対応付けて、メンタル値を蓄積して管理する。例えば、管理部212は、制御装置10からユーザの識別情報とメンタル値とを受信すると、当該ユーザの識別情報に対応付けてメンタル値をメンタル情報記憶部273に蓄積して記憶する。
判断部213は、ユーザ毎に、ユーザのメンタル値に基づき注意条件を満たすか否かを判断する。
通知部214は、判断部213によって注意条件を満たすと判断されたユーザがいる場合に、監督者に注意条件を満たすと判断されたユーザの情報を含む注意情報を通知する処理を行う。
4.制御装置10の制御の説明
4.1 ユーザの識別情報を取得する処理の説明
本実施形態の制御装置10は、ユーザの識別情報を取得する読取装置161を備え、読取装置161によってユーザの識別情報を取得する。
4.1.1 ビーコンを使用する例
ビーコン(Beacon)とは、信号の発信機である。例えば、ユーザの端末に備えられたビーコンから、ユーザの識別情報の信号を発生する。つまり、読取装置161によって、ビーコンから信号を受信し、当該信号に基づきユーザの識別情報を読み取ることによって、制御装置10は、ユーザの識別情報を取得することができる。
4.1.2 ICカードを使用する例
また、ユーザAは、ユーザの識別情報(ユーザID)が記録されたカード(例えば、ICカード)CAを、読取装置161にタッチすることによって、制御装置10は、読取装置161からユーザの識別情報を読み取ることによって、ユーザの識別情報を取得するようにしてもよい。
なお、カードCAは、ユーザの識別情報を記憶している電子マネーを供える非接触型ICカード(例えば、鉄道の乗車カード等)であってもよい。
4.2 メンタル値を受け付ける処理の説明
本実施形態の制御装置10は、ユーザの識別情報を受信すると、表示部190にメンタルチェック画面を表示する。
図5は、メンタルチェック画面の一例である。例えば、ユーザAが、1〜5の数値(自然数)の中から自分が最も現在適していると思われるメンタル値を1つ選択する。例えば、数値が低いほど、メンタルの状態が悪いことを意味し、数値が高いほど、メンタルの状態が良いことを意味する。
例えば、ユーザAが多忙で睡眠不足で不調と考えており「1」をタッチ入力すると、制御装置10は、ユーザAの入力に基づきメンタル値「1」を受け付ける。そして、制御装置10は、ユーザAの識別情報に対応付けて、日時、メンタル値=1を、管理サーバ20に送信する。
なお、制御装置10は、ユーザAの識別情報に対応付けて、日時、メンタル値=1を、メンタル情報記憶部173に記憶してもよい。
5.管理サーバ20の制御
5.1 メンタル値の管理
本実施形態の管理サーバ20は、制御装置10からユーザの識別情報と、メンタル値とを受信する。そして、管理サーバ20は、ユーザの識別情報に対応付けて、メンタル値を蓄積して管理する。例えば、管理サーバ20は、制御装置10から、ユーザAの識別情報
に対応付けられた、日時、メンタル値=1を受信すると、ユーザAの識別情報に対応付けて、日時、メンタル値=1をメンタル情報記憶部273に記憶する。
図6は、管理サーバ20が管理するユーザ毎に、ユーザ識別情報に対応付けて記憶されるメンタル情報の一例を示す。なお、メンタル情報とは、メンタル値が入力された日時、メンタル値である。管理サーバ20は、制御装置10から、ユーザ識別情報に対応付けられたメンタル情報を受信する度に、当該メンタル情報をメンタル情報記憶部273に蓄積して記憶する。
5.2 注意条件を満たすか否かの判断処理
そして、管理サーバ20は、ユーザ毎に、ユーザのメンタル状態を定期的にチェックする。例えば、管理サーバ20は、毎日午前0時に、ユーザ毎に、ユーザのメンタル値に基づき、注意条件を満たすか否かを判断する。つまり、管理サーバ20は、メンタル情報記憶部273に記憶されたユーザのメンタル値を参照し、当該メンタル値の推移や変化に基づいて、注意条件を満たすか否かを判断する。なお、注意条件は、管理サーバ20側で予め定義する。例えば、注意条件は下記の例が考えられる。
(1)メンタル値の変化度合いが大きい場合
本実施形態では、ユーザのメンタル値の変化度合いが大きい場合、注意条件を満たすと判断する。
例えば、本実施形態の管理サーバ20は、毎日午前0時に、ユーザ毎に、ユーザの最新の2つのメンタル値の変化度合いを判断する。そして、2つのメンタル値の変化度合いが大きい場合に、注意条件を満たすユーザであると判断する。
例えば、管理サーバ20は、メンタル値の変化値が3以上である場合に、注意条件を満たすと判定する。具体的に説明すると、ユーザAの、前回(例えば、2016年6月11日)のメンタル値が「4」であり、2016年6月12日のメンタル値が「1」である場合、メンタル値が3下がっている。ゆえに、管理サーバ20は、ユーザAは注意条件を満たすと判断する。
(2)メンタル値が下がってきている場合
また、管理サーバ20は、例えば、前回のメンタル値の入力時から所定期間(1ヶ月以内)においてメンタル値を「3」〜「5」で維持しているユーザが、今回においてメンタル値「1」又は「2」に下がった場合、注意条件を満たすユーザであると判断する。
具体的に説明すると、ユーザBが、例えば、2016年5月12日〜2016年6月11日の期間においてメンタル値を「3」〜「5」で維持しており、2016年6月12日に、メンタル値「1」又は「2」に下がった場合、管理サーバ20は、ユーザBを、注意条件を満たすユーザであると判断する。
(3)メンタルヘルス不調の危険推移パターンである場合
また、管理サーバ20は、メンタル値の危険推移パターン(危険推移類型)を予め記憶部270に記憶し、ユーザ毎に、ユーザのメンタル値の推移が当該危険推移パターンに該当するか否かを判断する。つまり、管理サーバ20は、ユーザのメンタル値の推移が危険推移パターンに該当すると判断した場合、当該ユーザは注意条件を満たすと判断する。
具体的に説明すると、ユーザCが、例えば、躁うつ病特有の危険推移パターンで推移していると判断した場合、管理サーバ20は、ユーザCを、注意条件を満たすユーザであると判断する。
5.3 通知処理
管理サーバ20は、注意条件を満たすと判断されるユーザがいる場合に、監督者に、当該注意条件を満たすと判断されたユーザの情報を含む注意情報を通知する処理を行う。このようにすれば、監督者は、早めにメンタルヘルス不調のあるユーザを知ることができ、当該ユーザの労働環境の改善を図ることができる。
なお、「監督者」は、注意条件を満たすと判断されるユーザの上長、人事部の担当者等である。なお、管理サーバ20は、管理者に入力に基づき、予めユーザ毎に、当該ユーザの監督者を設定し、記憶部270に記憶する。
また、「通知」とは、管理サーバ20が、監督者のログイン認証が許可された端末(パーソナルコンピュータ、その他の携帯端末など)に注意情報を送信することを意味する。電子メールで通知してもよいし、所与のプロトコルを通じて通知してもよい。また、「通知」には、監督者のログイン認証が許可された端末から注意情報を閲覧可能に制御すること(例えば、監督者のログイン認証が許可された端末からの閲覧要求に応じて、管理サーバ20が当該端末に注意情報を送信すること)を含む。
例えば、管理サーバ20は、注意条件を満たすと判断されるユーザがいる場合、図7に示すように、通知メールMを生成する。つまり、通知メールMの宛先を監督者のメールアドレス(例えば、HR@XXX.com)に指定する。また、通知メールMの差出元を、健康管理システムの管理者(例えば、kanri@XXX.com)に指定する。また、管理サーバ20は、日時、件名(例えば、「メンタルヘルス注意情報」)を記載する。
そして、管理サーバ20は、通知メールMの本文を生成する。例えば、管理サーバ20は、通知メールMの本文に、注意条件を満たすと判断されたユーザの情報(例えば、氏名等)と、当該ユーザの注意内容(例えば、「メンタル値の変化度合いが大きい」という内容)とが記載される。なお、通知メールMに、過去1ヶ月以内のメンタル値の情報を記録する。管理サーバ20は、通知メールMを生成すると、宛先(監督者のメールアドレス)に通知メールMを送信する。なお、通知メールMに記載するユーザの情報には、氏名の他に、部署名や仕事内容を記載してもよい。
なお、管理サーバ20は、同一の監督者に対して、注意条件を満たす複数のユーザの情報を含む注意情報を通知する場合には、注意条件を満たす複数のユーザの情報や注意内容をまとめた1つの通知メールMを生成し、送信してもよいし、注意条件を満たすユーザ毎に通知メールMを生成し、送信してもよい。
また、管理サーバ20は、注意条件を満たす複数のユーザそれぞれの監督者が異なる場合には、監督者毎に通知メールMを生成する。
6.フローチャート
(1)制御装置10及び管理サーバ20のメンタル値に関する処理の流れ
図8Aを用いて、制御装置10及び管理サーバ20のメンタル値に関する処理の流れについて説明する。
まず、制御装置10は、商品の無料提供を不能に制御する(ステップS1)。例えば、ボックス5の施錠をオンに設定する。
次に、ユーザの識別情報を取得したか否かを判断する(ステップS2)。例えば、読取装置161がユーザの識別情報を読み込んだか否かを判断する。
ユーザの識別情報を取得した場合に(ステップS2のY)、メンタル値を受け付けたか否かを判断する(ステップS3)。例えば、ユーザが入力部160からメンタル値の入力を行うことによって、メンタル値を受け付けたか否かを判断する。
メンタル値を受け付けた場合に(ステップS3のY)、商品の無料提供を可能に制御する(ステップS4)。例えば、ボックス5の施錠をオフに設定する。そして、ユーザの識別情報とメンタル値とを送信する(ステップS5)。
また、管理サーバ20は、ユーザの識別情報とメンタル値とを受信し(ステップS11)、ユーザの識別情報に対応付けて、メンタル値を蓄積して記憶する(ステップS12)。以上で処理が終了する。
(2)管理サーバ20の通知処理の流れ
図8Bを用いて、管理サーバ20の通知処理の流れについて説明する。
まず、所定時刻になったか否かを判断する(ステップS21)。例えば、0時になったか否かを判断する。そして、所定時刻になった場合、注意条件を満たすユーザがいるか否かを判断する(ステップS22)。注意条件を満たすユーザがいない場合(ステップS22のN)、処理を終了する。
一方、注意条件を満たすユーザがいる場合(ステップS22のY)、監督者に注意条件を満たすユーザの情報を通知する(ステップS23)。以上で処理が終了する。
7.応用例
7.1 ビーコンの応用例
制御装置10の読取装置161に予めビーコンを備える手法を採用してもよい。つまり、制御装置10側が、所定の信号を発することによって、ユーザAの端末が当該所定の信号を受信した場合、当該ユーザAの端末にインストールされた所与のプログラム(アプリケーションプログラム)を起動させる。そして、当該ユーザAの端末から管理サーバ20に、ユーザAの識別情報を送信する。管理サーバ20は、ユーザAの端末からユーザAの識別情報を受信すると、制御装置10にユーザAの識別情報を受信したことを通知する情報を送信する。
制御装置10は、管理サーバ20からユーザAの識別情報を受信したことを通知する情報を受信した場合に、メンタル値を受け付け可能に制御する。そして、制御装置10は、受け付けたメンタル値をユーザAと対応付けて、管理サーバ20に送信する。
7.2 心拍数を蓄積して管理する例
制御装置10は、心拍読取装置を備えていてもよい。例えば、制御装置10は、ユーザの識別情報を取得すると、心拍読取装置によってユーザの静脈から心拍を読み取り、ユーザの識別情報に対応付けて、メンタル値と共に心拍情報を管理サーバ20に送信する。管理サーバ20は、ユーザの識別情報に対応付けて、メンタル値、心拍情報を記憶部270に蓄積して管理(記憶)する処理を行う。なお、制御装置10は静脈認証によってユーザの識別情報を取得するようにしてもよい。
7.3 ユーザ自身がメンタル値を確認する例
本実施形態では、ユーザのログイン認証が許可された端末が、管理サーバ20にアクセスし、当該ユーザのメンタル情報を閲覧できるようにしてもよい。つまり、管理サーバ20は、Web機能を有し、ログインを許可したユーザに自分自身のメンタル情報をWeb
ページで閲覧できるようにしてもよい。
7.4 無料提供の制限
制御装置10は、同一ユーザに連続して、商品を無料で提供する場合に制限を設けても良い。例えば、1日あたり1回のみ無料で商品を提供可能に制御してもよいし、3時間おきに1つの商品を無料で提供可能に制御してもよい。
例えば、制御装置10は、ユーザの識別情報を取得した場合に、メンタル情報記憶部173から当該ユーザの前回のメンタル値の入力日時を参照する。そして、前回のメンタル値の入力日時が所定期間内(例えば、3時間以内)である場合に、ユーザのメンタル値の受け付けを可能に制御するようにする。
なお、制御装置10は、無料提供の制限を設けないようにし、ユーザの識別情報を取得し、当該ユーザからメンタル値の入力があれば、いつでも商品を無料提供できるようにしてもよい。
7.5 商品の無料提供を可能・不能の制御について
本実施形態では、自動販売機30に、制御装置10から施錠のオン、オフを命令可能なボックス5を取り付け、商品の無料提供を可能に制御する場合に、ボックス5の施錠をオフに設定する処理を行い、商品の無料提供を不能に制御する場合、ボックス5の施錠をオンに設定する処理を行う例について説明した。
応用例として、自動販売機30に、各ボタンに、制御装置10からの動作命令可能なモーターを取り付け、商品の無料提供を可能に制御する場合に、制御装置10からモーターに対して動作命令を行い、モーターによって商品のボタンを押下するように制御してもよい。なお、制御装置10は、ユーザの入力に基づき、メンタル値と共に、商品の識別情報を受け付け、当該商品の識別情報に関するモーターに対して動作命令を行い、当該モーターによって当該商品のボタンを押下するように制御してもよい。
10 制御装置、20 管理サーバ、30 自動販売機、
100 処理部、111 取得部、112 受け付け部、113 商品提供制御部、114 送信部、160 入力部、161 読取装置、170 記憶部、171 主記憶部、172 ユーザ情報記憶部、173 メンタル情報記憶部、180 情報記憶媒体、190 表示部、
200 処理部、211 受信部、212 管理部、213 判断部、214 通知部、270 記憶部、271 主記憶部、272 ユーザ情報記憶部、273 メンタル情報記憶部、280 情報記憶媒体

Claims (1)

  1. 自動販売機に取り付け可能な制御装置と管理サーバとがネットワークを介して接続された健康管理システムであって、
    前記制御装置は、
    前記管理サーバで管理されているユーザの識別情報を取得する取得部と、
    精神的な健康度合いを示す複数のメンタル値の中から、前記ユーザの入力に基づきメンタル値を受け付ける受け付け部と、
    前記受け付け部によって前記メンタル値を受け付けた場合に、前記自動販売機で商品を無料で提供可能に制御し、前記受け付け部によって前記メンタル値を受け付けなかった場合に、前記自動販売機で商品を無料で提供不能に制御する商品提供制御部と、
    前記取得部によって取得された前記ユーザの識別情報と、前記受け付け部によって受け付けた前記メンタル値とを前記管理サーバに送信する送信部とを含み、
    前記管理サーバは、
    前記制御装置から前記ユーザの識別情報と、前記メンタル値とを受信する受信部と、
    前記ユーザの識別情報に対応付けて前記メンタル値を蓄積して管理する管理部と、
    前記ユーザ毎に、ユーザのメンタル値に基づき注意条件を満たすか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記注意条件を満たすと判断されたユーザがいる場合に、当該ユーザの監督者に前記注意条件を満たすと判断されたユーザの情報を含む注意情報を通知する処理を行う通知部とを含み、
    前記管理サーバの前記判断部は、
    ユーザのメンタル値の推移が、予め定義されたメンタル値の危険推移パターンに該当する場合に、前記注意条件を満たすと判断することを特徴とする健康管理システム。
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