JP6848954B2 - 原料生成装置、燃料製造装置、および原料生成方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、吸着材に供給される流体としての気体に水蒸気が含まれていても、吸着材に供給される前に、凝縮器により水蒸気が除去される。これにより、吸着材が水蒸気を吸着しなくても済むため、吸着材に吸着させる二酸化炭素の濃度が高くなる。
この構成によれば、二酸化炭素および水素を含む混合ガスが減圧されることにより、混合ガス中の二酸化炭素と水素とが占める分圧の比率が変化する。これにより、混合ガス中の二酸化炭素と水素との割合を、混合ガスに対して後に行われる処理に適した割合に調整できる。
この構成によれば、原料生成装置によって生成された二酸化炭素と水素との混合ガスは、炭素と水素とを含む燃料として製造される。これにより、吸着材に吸着された二酸化炭素の脱離から燃料製造までのエネルギー効率を向上させることができる。
この構成によれば、分離器に収容される吸着材は、メタン化反応によって発生した熱により加熱される。温度調整部によって、二酸化炭素の吸着時と脱離時との少なくとも一方の温度が調整されることにより、吸着材における吸着時と脱離時との温度差を小さくできる。これにより、吸着材の加熱にメタン化反応の熱が利用されているため、吸着材を加熱するための熱源を備える必要がなく、系全体のエネルギー効率をさらに向上できる。さらに、吸着材における吸着時と脱離時との温度差が小さくなることにより、温度調整のための顕熱が小さくて済む。
この構成によれば、二酸化炭素の吸着時の温度が100℃未満であるため、PSA法により二酸化炭素を吸着材に吸着させる場合に、吸着材は、より多くの二酸化炭素を吸着できる。これにより、吸着材の小型化および燃料の製造速度の高速化を実行できる。
この構成によれば、水の電気分解により、水素と共に発生してしまう水蒸気は、除湿されるのではなく、吸着材から二酸化炭素を脱離するためのパージガスとして利用されている。そのため、この原料生成方法では、水蒸気を除湿するためにエネルギーが不要になり、吸着材に吸着された二酸化炭素を脱離させるための他の処理も必要ない。これにより、吸着材から脱離した二酸化炭素と、水素との混合ガスを得るための系全体のエネルギー効率を向上させることができる。
図1は、第1実施形態における原料生成装置10を備える二酸化炭素循環システム(CO2循環システム)100のブロック図である。本実施形態のCO2循環システム100は、燃料を燃焼させることによって動力を得ると共に二酸化炭素を含む排出ガス(以降、単に「排ガス」とも言う)を排出する工場FAと、工場FAから排ガスが供給される燃料製造装置50とを備えている。工場FAから排出される排ガスには、二酸化炭素、酸素、窒素、および水蒸気などの気体が含まれている。本実施形態の燃料製造装置50は、排ガスに含まれる二酸化炭素を用いて、水素と炭素とを含む燃料を製造する。
図3は、第2実施形態における原料生成装置10aを備える二酸化炭素循環システム(CO2循環システム)100aのブロック図である。第2実施形態のCO2循環システム100aは、第1実施形態のCO2循環システム100に対して、原料生成装置10aが真空ポンプ6を備える点が異なる。そのため、第2実施形態では、真空ポンプ6について説明し、第1実施形態のCO2循環システム100と同じ構成についての説明を省略する。
図4は、比較例1におけるCO2循環システム101のブロック図である。比較例1のCO2循環システム101は、第1実施形態のCO2循環システム100に対して、除湿器7および真空ポンプ6bを備える点と、分離器2bにおける吸着材21bの二酸化炭素の着脱方法とが異なる。そのため、比較例1では、第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態のCO2循環システム100と同じ構成についての説明を省略する。
図5は、比較例2におけるCO2循環システム101cのブロック図である。比較例2のCO2循環システム101cは、第2実施形態のCO2循環システム100aに対して、水タンク8および除湿器7を備える点が異なる。比較例2の除湿器7は、比較例1の除湿器7と同じであるため、比較例2では、水タンク8の構成について説明し、第2実施形態のCO2循環システム100aと同じ構成および除湿器7についての説明を省略する。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記第1実施形態および第2実施形態は、二酸化炭素および水素の原料生成装置、原料生成装置を含む燃料製造装置の一例であり、種々変形可能である。例えば、燃料製造装置50は、凝縮器1、熱供給部4、および温度調整部9を備えていなくてもよい。原料生成装置10は、二酸化炭素を吸着している吸着材21と、水の電気分解によって水素および水蒸気を吸着材21に供給する水素供給部3とを備えていればよく、この他の構成を備えていなくてもよい。温度調整部9は、熱供給部4を流れる熱媒体の流量を用いずに、ヒータなどによって分離器2の温度を調整してもよい。
上記第1実施形態におけるCO2循環処理のフローチャート(図2)で示された各工程は、一例であり、必ずしも全ての工程を含んでいなくてもよいし、他の工程が含まれていても良い。例えば、CO2循環処理に含まれる原料生成処理は、排出ガス内の水蒸気を除去する工程(S12)や燃料の製造工程(S17)を備えてなくてもよいし、例えば、吸着材21から脱離した二酸化炭素の濃度を調整する工程を備えていてもよい。原料生成処理は、水の電気分解工程(S14)、脱離工程(S15)、および混合ガスの供給工程(S16)を備えていればよい。
2,2b…分離器
3…水素供給部
4…熱供給部
5…反応器
6,6b…真空ポンプ
7…除湿器
8…水タンク
9…温度調整部
10,10a,10b,10c…原料生成装置
21,21b…吸着材
30…供給流路
31…上流側流路
32…下流側流路
50…燃料製造装置
100,100a,101,101c…二酸化炭素循環システム(CO2循環システム)
FA…工場
Claims (7)
- 原料生成装置であって、
二酸化炭素を吸着する吸着材を収容する分離器と、
水の電気分解により水素を発生させる水素供給部と、を備え、
前記水素供給部は、前記電気分解に伴って発生する水蒸気を前記吸着材へ供給することで、前記吸着材からの二酸化炭素の脱離を促し、
前記分離器は、前記水素供給部により発生した水素と前記吸着材から脱離した二酸化炭素との混合ガスを生成する、原料生成装置。 - 請求項1に記載の原料生成装置であって、さらに、
前記吸着材に対して、二酸化炭素を含む流体を供給する供給流路と、
前記供給流路に配置され、前記流体中の水を除去する凝縮器と、を備える、原料生成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の原料生成装置であって、さらに、
前記吸着材から脱離した二酸化炭素と、前記電気分解に伴い発生した水蒸気との混合ガスを減圧する真空ポンプを備える、原料生成装置。 - 燃料製造装置であって、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の原料生成装置と、
前記原料生成装置により生成された前記混合ガスを反応させて炭素および水素を含む燃料を製造する反応器と、を備える、燃料製造装置。 - 請求項4に記載の燃料製造装置であって、さらに、
前記反応器で発生した熱を前記分離器に供給する熱供給部と、
前記熱供給部により供給される熱を制御することによって、前記吸着材が二酸化炭素を吸着する際の前記吸着材の温度と、前記吸着材が二酸化炭素を脱離する際の前記吸着材の温度との少なくとも一方を調整する温度調整部と、を備え、
前記反応器は、前記混合ガス中の二酸化炭素および水素に対してメタン化反応を生じさせる、燃料製造装置。 - 請求項5に記載の燃料製造装置であって、
前記温度調整部は、前記吸着材が二酸化炭素を吸着する際の前記吸着材の温度を摂氏100度未満に調整する、燃料製造装置。 - 二酸化炭素を吸着する吸着材を収容する分離器と、水を電気分解する水素供給部と、を備える装置における原料生成方法であって、
水の電気分解により水素を発生させる工程と、
前記電気分解に伴って発生した水蒸気を前記吸着材へ供給することで、前記吸着材からの二酸化炭素の脱離を促す工程と、
前記分離器によって、前記水素供給部により発生した水素と前記吸着材から脱離した二酸化炭素との混合ガスを生成する工程と、を備える、原料生成方法。
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