JP6848649B2 - 押出ゴムの製造装置及び押出ゴムの搬送方法 - Google Patents

押出ゴムの製造装置及び押出ゴムの搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、押出ゴムの製造装置及び押出ゴムの搬送方法に関する。
従来から、押出ゴムを製造するための製造装置として、例えば、ゴム押出機とコンベヤとを含んだものが知られている(下記特許文献1参照)。前記ゴム押出機は、前記押出ゴムを押し出すための口金を具えている。前記口金から押し出された前記押出ゴムは、前記コンベヤに引き取られ、次の工程へと送られる。
下記特許文献では、このような製造装置において、押出し初期に生じるゴムスクラップに対して、押出し初期に押出された前記押出ゴムの吐出速度を検出し、この検出結果に基づいて前記コンベヤの速度を設定することで、押出される前記押出ゴムに引張力または圧縮力を与えて前記押出ゴムの単位長さ当たりの質量を制御することが記載されている。
しかしながら、上述の製造装置では、前記コンベヤでの搬送過程で生じる前記押出ゴムのシュリンク(縮み)に対しては、十分な効果を発揮するものではなかった。即ち、前記ゴム押出機から押出された前記押出ゴムには、例えば、空気との接触によって冷却され、徐々にシュリンクが生じるという問題があった。
特開2014−233965号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、押出ゴムを搬送するためのローラコンベヤを改善することを基本として、押出ゴムの搬送工程において、押出ゴムのシュリンクを促進し、その形状を早期に安定させることができる押出ゴムの製造装置及び押出ゴムの搬送方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、口金を有するゴム押出機と、前記ゴム押出機の前記口金から押出しされた直後の前記押出ゴムを押出方向の下流側に搬送するための第1ローラコンベヤとを含む押出ゴムの製造装置であって、前記第1ローラコンベヤは、前記ゴム押出機側に配された第1駆動ローラと、それよりも前記下流側に配された第2駆動ローラとを含み、前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとは、それらの上に同時に前記押出ゴムが跨ることができるような間隔で配置されており、前記第2駆動ローラの周速度が、前記第1駆動ローラの周速度よりも低くなるように構成されている。
本発明に係る製造装置は、前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節するための制御手段と、前記押出しされた直後の前記押出ゴムの幅を測定するための幅測定手段とをさらに含み、前記制御手段は、前記幅測定手段で測定された測定値に基づいて、前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節するのが望ましい。
本発明に係る製造装置は、前記第1ローラコンベヤの前記下流側に、前記押出ゴムの質量を測定する秤量器が配置されており、前記制御手段は、前記秤量器で測定された前記押出ゴムの単位長さ当たりの質量に基づいて、前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節するのが望ましい。
本発明に係る製造装置は、前記第1駆動ローラの回転数が、前記第2駆動ローラの回転数と同じであり、前記第1駆動ローラのローラ径は、前記第2駆動ローラのローラ径よりも大きいのが望ましい。
本発明に係る製造装置は、前記第2駆動ローラが、前記下流側に向かって複数配置されており、かつ、それらのローラ径が前記下流側に向かって小さくなっているのが望ましい。
本発明に係る製造装置は、前記ゴム押出機が、ゴム押出用のスクリューを有し、前記スクリューは、一定の回転数で駆動されるのが望ましい。
本発明は、ゴム押出機の口金から押し出された押出ゴムを搬送するための押出ゴムの搬送方法であって、前記口金から押し出された直後の押出ゴムを、第1駆動ローラ及び第2駆動ローラを少なくとも含むローラコンベヤを用いて押出方向の下流側に搬送する搬送工程を含み、前記搬送工程は、前記押出ゴムを、相対的に大きい周速度で回転する前記第1駆動ローラと、前記第1駆動ローラよりも相対的に小さい周速度で回転する前記第2駆動ローラとに同時に跨らせて搬送する工程を含む。
本発明に係る搬送方法は、前記押し出しされた直後の押出ゴムの幅を測定する幅測定工程を含み、前記搬送工程において、前記第1駆動ローラの周速度及び前記第2駆動ローラの周速度は、前記幅測定工程で測定された前記押出ゴムの幅に基づいて調節されるのが望ましい。
本発明に係る搬送方法は、前記搬送工程において、前記第1駆動ローラの周速度及び前記第2駆動ローラの周速度は、前記幅測定工程で測定された前記押出ゴムの幅と、予め定められた前記押出ゴムの幅の設定値との偏差に基いて調節されるのが望ましい。
本発明に係る搬送方法は、前記搬送工程において、前記第1駆動ローラの周速度及び前記第2駆動ローラの周速度は、前記幅測定工程で測定された前記押出ゴムの幅と、予め定められた前記押出ゴムの幅の設定値との偏差に基いて、予め定められた複数の補正値から選択されて調節されるのが望ましい。
本発明に係る搬送方法は、前記幅測定工程が、6〜12秒継続するのが望ましい。
本発明に係る搬送方法は、前記押出ゴムの単位長さ当たりの質量を測定する質量測定工程を含み、前記搬送工程は、前記質量測定工程で測定された測定値に基いて前記ローラコンベヤの周速度を調節するのが望ましい。
本発明の押出ゴムの製造装置では、搬送中の押出ゴムが、第1ローラコンベヤに含まれる第1駆動ローラと第2駆動ローラとの上に同時に跨ると、圧縮力が作用するので、前記押出ゴムは、徐々にシュリンクが促進される。従って、本発明の製造装置では、前記押出ゴムの形状を早期に安定し得る。
本発明の一実施形態の押出ゴムの製造装置の模式的な側面図である。 押出ゴムの搬送方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の押出ゴムの製造装置(以下、単に「装置」という場合がある)1の模式的な側面図である。図1に示されるように、本実施形態の装置1は、ゴム押出機2と、ローラコンベヤ3と、幅測定手段4と、秤量器5と、制御手段6とを含んでいる。
本実施形態のゴム押出機2は、投入された押出ゴムGのゴム材料(図示省略)を吐出口に向かって混練しながら押し出すスクリュー2Aと、押出ゴムGを予成形して吐出する口金2Bとを含んでいる。スクリュー2Aは、例えば、電動機Mに接続されて駆動する。口金2Bから押出しされた押出ゴムGは、例えば、その断面視、横長矩形状に形成される。このようなゴム押出機2としては、例えば、周知のピッカーバック方式のものが好適に採用される。
本実施形態のローラコンベヤ3は、ゴム押出機2から押出しされた押出ゴムGを押出方向の下流側に搬送する。ローラコンベヤ3の下流側には、例えば、トレッドゴムやサイドウォールゴム等のタイヤ用のゴム部材を形成するためのゴム部材形成装置(図示省略)が具えられている。ローラコンベヤ3で搬送された押出ゴムGは、本実施形態では、タイヤ用ゴム部材として形成される。本明細書では、「押出方向」とは、押出ゴムGを搬送するローラコンベヤ3の搬送方向である。図1には、下流方向が矢印で示されている。
ローラコンベヤ3は、本実施形態では、ゴム押出機2の口金2Bから押出しされた直後の押出ゴムGを搬送し得る第1ローラコンベヤ3Aと、第1ローラコンベヤ3Aよりも下流側に配された第2ローラコンベヤ3Bとを含んでいる。なお、装置1は、例えば、第2ローラコンベヤ3Bの下流側に1以上のローラコンベヤやベルト式のコンベヤ(図示省略)を有する態様でも良い。
第1ローラコンベヤ3A及び第2ローラコンベヤ3Bは、本実施形態では、複数の駆動ローラ7が搬送方向に並べられて形成されている。
駆動ローラ7は、本実施形態では、円柱状をなし、周方向に延びる周方向面7aと回転軸(図示省略)とを有している。本実施形態の周方向面7aは、押出ゴムGを受けて、駆動回転により押出ゴムGを搬送し得る。周方向面7aは、押出ゴムGとの滑りを抑制し得る、例えばゴム弾性材で形成されているのが望ましい。
本実施形態の第1ローラコンベヤ3Aは、駆動ローラ7として、ゴム押出機2側に配された第1駆動ローラ10と、第1駆動ローラ10よりも下流側に配された第2駆動ローラ11とを含んでいる。
第1駆動ローラ10と第2駆動ローラ11とは、これらの上に同時に1枚の押出ゴムGが跨ることができるような間隔で配置されている。本実施形態では、さらに、第1ローラコンベヤ3Aと第2ローラコンベヤ3Bとの上に1枚の押出ゴムGが同時に跨り可能に配されている。
本実施形態では、第1駆動ローラ10のローラ径dは、第2駆動ローラ11のローラ径Dよりも大きく形成されている。なお、各駆動ローラ7のローラ径は、このような態様に限定されるものではなく、種々の大きさを採用しうる。
第2駆動ローラ11は、本実施形態では、複数の駆動ローラ7が搬送方向に並んで配置されている。これら第2駆動ローラ11の駆動ローラ7は、本実施形態では、そのローラ径が下流側に向かって徐々に小さくなっている。第2駆動ローラ11は、例えば、搬送方向の上流側から順に、第1ローラ11aと、第2ローラ11bと、第3ローラ11cとを含んで構成されている。なお、第2駆動ローラ11は、このような態様に限定されるものではなく、第1駆動ローラ10よりもローラ径が小さく、かつ、少なくとも1種類のローラ径で構成されていれば良い。
このように、本実施形態の第1ローラコンベヤ3Aでは、下流側に向かって、第1駆動ローラ10及び第2駆動ローラ11のローラ径が小さくなっている。これにより、例えば、第1駆動ローラ10及び第2駆動ローラ11の回転数が同じとされた場合、第1駆動ローラ10の周速度v及び第2駆動ローラ11の周速度Vは、下流側に向かって小さくなる。特に、限定されるものではないが、第1ローラコンベヤ3Aの駆動ローラ7は、下流側に向かってそのローラ径の差が一定の割合、例えば、等差級数的又は等比級数的に小さくなる態様でも良い。
第1駆動ローラ10及び第2駆動ローラ11は、例えば、これらの前記回転軸に半径が同じスプロケットを取り付け、これらスプロケットがローラチェーンやベルトによって回転自在に巻掛けされた周知の構造で駆動される。なお、第1駆動ローラ10及び第2駆動ローラ11は、このような構造で駆動されるものに限定されるものではなく、例えば、駆動ローラ7毎、又は、複数の駆動ローラ毎に電動機が接続されていても良い。
第2ローラコンベヤ3Bは、本実施形態では、各駆動ローラ7のローラ径が同じ大きさである。第2ローラコンベヤ3Bは、このような態様に限定されるものではなく、例えば、ローラ径が下流側に向かって徐々に小さくなるように形成されていても良い。
本実施形態の幅測定手段4は、ゴム押出機2から押出しされた直後の押出ゴムGの幅を測定し得る。幅測定手段4は、例えば、投光器(光源)と受光器(図示省略)とを含む周知構造のレーザー式のものが望ましい。幅測定手段4は、本実施形態では、測定結果に対応した電気的信号を出力し得る。前記「押出しされた直後」とは、ゴム押出機2の口金2Bから第1ローラコンベヤ3Aの第1駆動ローラ上までをいうものとする。
本実施形態の秤量器5は、押出ゴムGの質量、本実施形態では、押出ゴムGの単位長さ当たりの質量を測定し得る。秤量器5は、本実施形態では、第1ローラコンベヤ3Aの下流側かつ第2ローラコンベヤ3Bの上流側に配置されている。秤量器5は、例えば、押出ゴムGの単位長さ当たりの質量の測定結果に対応した電気的信号を出力し得る周知構造のものが望ましい。
本実施形態の制御手段6は、幅測定手段4及び秤量器5から出力された電気的信号に基づいて、第1駆動ローラ10、第2駆動ローラ11の各周速度を調節し得る。制御手段6は、本実施形態では、秤量器5から出力された電気的信号に基づいて、第2ローラコンベヤ3Bの駆動ローラ7の周速度も調節し得る。また、制御手段6は、押出ゴムGの材料や形状に基づいて、ゴム押出機2のスクリュー2Aの回転数を調節するのが望ましい。制御手段6として、例えば、プログラマブルシーケンサ、マイコン、パーソナルコンピュータ、その他の周知の制御デバイスが好適に用いられる。
次に、このような装置1を用いて、ゴム押出機2の口金2Bから押し出された押出ゴムGを搬送する搬送方法が説明される。
先ず、ゴム押出機2から押出ゴムGを押し出す工程S1が行われる。ゴム押出機2は、押出ゴムGの材料や予め設定される形状に基づいて、そのスクリュー2Aの回転数が設定される。スクリュー2Aは、本実施形態では、前記設定された一定の回転数で駆動される。
次に、口金2Bから押し出された直後の押出ゴムGを、第1ローラコンベヤ3Aを用いて押出方向の下流側に搬送する搬送工程が行われる。この搬送工程では、例えば、先ず、第1ローラコンベヤ3A及び第2ローラコンベヤ3Bの駆動ローラ7を駆動回転する工程S2が行われる。このとき、各駆動ローラ7の周速度は、予め定められた設定値によって調節されている。本実施形態では、相対的に大きい周速度vで第1駆動ローラ10を回転させるとともに、第1駆動ローラ10よりも相対的に小さい周速度Vで第2駆動ローラ11を回転させるよう設定されている。これにより、押出ゴムGが第1駆動ローラ10及び第2駆動ローラ11に同時に跨ると、圧縮力が作用して、徐々に押出ゴムGのシュリンクが促進される。従って、押出ゴムGは、形状が早期に安定する。なお、第2ローラコンベヤ3Bの駆動ローラ7は、後述の幅測定工程の後に駆動回転されても良い。
なお、第2駆動ローラ11の周速度Vが第1駆動ローラ10の周速度vよりも小さいほど、押出ゴムGに大きな圧縮力が作用するので、押出ゴムGのシュリンクをより促進させることができる。しかしながら、第2駆動ローラ11の周速度Vが過度に小さい場合、押出ゴムGに作用する圧縮力が大きくなり、押出ゴムGが捻れ変形するので、かえって形状が不安定となるおそれがある。このため、第1駆動ローラ10の周速度vと第2駆動ローラ11の周速度Vとの比(v/V)は、一定の範囲内にあるのが望ましく、例えば、1.02〜1.10程度であるのが望ましい。
次に、本実施形態では、押し出しされた直後の押出ゴムGの幅を、幅測定手段4で測定する幅測定工程S3が行われる。本実施形態の幅測定工程S3では、押出ゴムGの幅の測定値P1が、これに対応した電気的信号に変換されて制御手段6に出力される。
次に、本実施形態では、幅測定工程S3で測定された押出ゴムGの幅の測定値P1と、例えば、制御手段6に入力されている予め定められた押出ゴムGの幅の設定値P2とが対比される工程S4が行われる。この工程S4において、測定値P1が設定値P2の所定の範囲内にあると判断される場合、例えば、第1ローラコンベヤ3A内で、押出ゴムGのシュリンクが強制的に終了できるか、これに近い状態にできるとみなされる。測定値P1が設定値P2の所定の範囲内にないと判断される場合、例えば、第1ローラコンベヤ3A内で、押出ゴムGのシュリンクが促進していないとみなされる。
押出ゴムGの幅の測定値P1が、押出ゴムGの幅の設定値P2の所定の範囲内にないと判断される場合(S4でN)、測定値P1に基づいて、第1駆動ローラ10の周速度vと第2駆動ローラ11の周速度Vとが調節される工程S5が行われる。第1駆動ローラ10の周速度v、及び、第2駆動ローラ11の周速度Vは、押出ゴムGを効果的にシュリンクさせて、早期の形状安定を図ることを目的とした値に調節される。
本実施形態では、第1駆動ローラ10の周速度v及び第2駆動ローラ11の周速度Vの調節は、測定値P1と設定値P2との偏差D1に基づいて、予め定められた複数の補正値A1から選択されて行われる。具体的には、偏差D1は、押出ゴムGの幅の測定値P1と、押出ゴムGの幅の設定値P2との比(P2/P1(%))の大きさに対応して複数に区分される。また、補正値A1は、偏差D1の前記複数の区分に対応して予め定められた値が用いられる。偏差D1と補正値A1との関係を示す一実施例が表1に示される。
Figure 0006848649
なお、表1に記載されたa〜d、及び、A〜Eは、予め定められた係数である。また、これら係数は、a>b、c<d、A>B、C<D<Eを充足する。係数a〜d、及び、A〜Eは、20以下が望ましい。
表1に示されるように、この実施形態では、偏差D1は、比(P2/P1(%))の大きさに基づいて、5つに区分され、この比(P2/P1(%))に基づいた5種類の補正値A1が予め定められている。
本実施形態では、第1駆動ローラ10の周速度v及び第2駆動ローラ11の周速度Vが、ともに補正値A1で補正される。このような補正によって、例えば、押出ゴムGは、第1ローラコンベヤ3A内で強制的にシュリンクを終了されるか、これに近い状態とされる。なお、第1駆動ローラ10の周速度v又は第2駆動ローラ11の周速度Vのいずれかを、補正値A1で補正する態様でも良い。
次に、再び、幅測定工程S3が行われ、幅測定工程S3で測定された押出ゴムGの幅の測定値P1と、制御手段6に入力されている予め定められた押出ゴムGの幅の設定値P2とが対比される(S4)。
このような幅測定工程S3は、例えば、6〜12秒間継続する。本実施形態の装置1を使用して、周速度v及びVを調節することにより、このような短時間で、例えば、第1ローラコンベヤ3A内において、押出ゴムGのシュリンクを強制的に終了させ得るか、これに近い状態とすることができる。
押出ゴムGの測定値P1が、押出ゴムGの設定値P2の所定の範囲内にあると判断される(S4でY)場合、次に、押出ゴムGの単位長さ当たりの質量を秤量器5で測定する質量測定工程S6が行われる。
次に、質量測定工程S6で測定された押出ゴムGの単位長さ当たりの質量の測定値M1と予め定められた押出ゴムGの単位長さ当たりの質量の設定値M2とを対比する工程S7が行われる。この工程S7において、測定値M1が設定値M2の所定の範囲内にあると判断される場合、例えば、第2ローラコンベヤ3B上の押出ゴムGの単位長さ当たりの質量が、設計値の範囲内にあるとみなさる。測定値M1が設定値M2の所定の範囲内にないと判断される場合、例えば、第2ローラコンベヤ3B上の押出ゴムGの単位長さ当たりの質量が、設計値の範囲内にないとみなさる。
そして、測定値M1が設定値M2の予め定められた範囲内にないと判断された場合(S7でN)は、測定値M1に基づいて、第2ローラコンベヤ3Bの駆動ローラ7の周速度v1が調節される(S8)。なお、このとき、第1ローラコンベヤ3A内で押出ゴムGのシュリンクを終了させるため、第1ローラコンベヤ3Aの第1駆動ローラ10の周速度v及び第2駆動ローラ11の周速度Vは、調節されないのが望ましい。
次に、再び、質量測定工程S6、及び、対比する工程S7が行われる。
測定値M1が設定値M2の予め定められた範囲内にあると判断された場合(S7でY)は、第2ローラコンベヤ3Bの駆動ローラ7は、引き続き、現状の周速度で駆動される。
このように、本実施形態の装置1を用いることにより、第1ローラコンベヤ3A内において、例えば、押出ゴムGのシュリンクが強制的に終了され、その形状が早期に安定する。このため、第2ローラコンベヤ3B上の押出ゴムGは、シュリンクが生じないか生じても小さいので、秤量器5での測定によって、設計値通りの単位長さ当たりの質量へ効果的に調節できる。
なお、本実施形態では、第1駆動ローラ10の回転数と第2駆動ローラ11の回転数とを同じとしているので、回転数を変更させた場合でも、第1駆動ローラ10の周速度vと第2駆動ローラ11の周速度Vとの比(v/V)が一定となる。このため、本実施形態では、シュリンクのスピードを大きく変えることは難しい。シュリンクのスピードの大きく変えるために、例えば、前記比(v/V)を可変となるよう、第1駆動ローラ10と第2駆動ローラ11とを異なる回転数の電動機で駆動させても構わない。
以上、本発明の特に好ましい形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 製造装置
2 ゴム押出機
2B 口金
3A 第1ローラコンベヤ
10 第1駆動ローラ
11 第2駆動ローラ
G 押出ゴム

Claims (5)

  1. 口金を有するゴム押出機と、前記ゴム押出機の前記口金から押出しされた直後の前記押出ゴムを押出方向の下流側に搬送するための第1ローラコンベヤとを含む押出ゴムの製造装置であって、
    前記第1ローラコンベヤは、前記ゴム押出機側に配された第1駆動ローラと、それよりも前記下流側に配された第2駆動ローラとを含み、
    前記第1駆動ローラと前記第2駆動ローラとは、それらの上に同時に前記押出ゴムが跨ることができるような間隔で配置されており、
    前記第2駆動ローラの周速度が、前記第1駆動ローラの周速度よりも低くなるように構成されており、
    前記第1駆動ローラの回転数は、前記第2駆動ローラの回転数と同じであり、前記第1駆動ローラのローラ径は、前記第2駆動ローラのローラ径よりも大きい
    押出ゴムの製造装置。
  2. 前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節するための制御手段と、前記押出しされた直後の前記押出ゴムの幅を測定するための幅測定手段とをさらに含み、
    前記制御手段は、前記幅測定手段で測定された測定値に基づいて、前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節する請求項1記載の押出ゴムの製造装置。
  3. 前記第1ローラコンベヤの前記下流側に、前記押出ゴムの質量を測定する秤量器が配置されており、
    前記制御手段は、前記秤量器で測定された前記押出ゴムの単位長さ当たりの質量に基づいて、前記第1駆動ローラ及び前記第2駆動ローラの周速度を調節する請求項2記載の押出ゴムの製造装置。
  4. 前記第2駆動ローラは、前記下流側に向かって複数配置されており、かつ、それらのローラ径が前記下流側に向かって小さくなっている請求項1乃至3のいずれかに記載の押出ゴムの製造装置。
  5. 前記ゴム押出機は、ゴム押出用のスクリューを有し、
    前記スクリューは、一定の回転数で駆動される請求項1乃至4のいずれかに記載の押出ゴムの製造装置。
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