JP6848073B2 - 主回路配線部材および電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュールが搭載される主回路配線部材および電力変換装置に関するものである。
電力変換装置においては、半導体モジュールと接続する主回路配線部材として、ブスバーが使用されている。ブスバーの一つであるラミネートブスバーは、絶縁物を介して複数の導体が積層された積層ブスバーの表面をラミネート材で被覆することによって構成される。
特許文献1には、ラミネートブスバーの端部に凹状の端子引出し窓が形成されること、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュールの主回路端子の配列に合わせて、前記端子引出し窓に複数の接続端子部が引出されることが開示されている。各接続端子部には、前記IGBTモジュールの各主回路端子とネジ締結するための通し穴が形成されている。
特開2012−5300号公報
特許文献1では、同じ電位レベルの端子電極に対し、1つの締結点しか設けられていない。しかし、大電流用途のパワー半導体モジュールでは、同じ電位レベルの端子電極にラミネートブスバーと接続するための複数の締結点が設けられている。複数の締結点によってラミネートブスバーと接続する場合、各締結点に流れる電流量が異なると、電流が多く流れる締結点において局所的に発熱が集中する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の締結点を流れる電流の分流バランスを平準化できる主回路配線部材および電力変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、穴が形成された複数の第1締結点を有する第1モジュール端子および穴が形成された複数の第2締結点を有する第2モジュール端子を有する第1半導体モジュールが搭載される第1主面と、前記第1主面の反対側の面である第2主面と、絶縁体を介して積層された複数の平板導体とを有する主回路配線部材において、第1の層に配置され、第1電位が印加される第1平板導体と、第2の層に配置され、第2電位が印加される第2平板導体と、前記第1主面と前記第2主面との間で貫通される第1開口と、第1端子と、第2端子とを備える。前記第1端子は、前記第1開口の一辺である第1辺に沿って前記第1平板導体から曲げられる段曲げ形状の第1端子片と、前記第1端子片に形成されて前記第1辺に平行な方向に並べられる複数の第1孔部とを有する。前記第2端子は、前記第1開口の前記第1辺に対向する一辺である第2辺に沿って前記第2平板導体から曲げられる段曲げ形状の第2端子片と、前記第2端子片に形成されて前記第2辺に平行な方向に並べられる複数の第2孔部とを有する。前記第1孔部および前記第1締結点の前記穴に第1締結具が挿入されて前記第1端子が前記第1半導体モジュールの前記第1モジュール端子に締結され、前記第2孔部および前記第2締結点の前記穴に第2締結具が挿入されて前記第2端子が前記第1半導体モジュールの前記第2モジュール端子に締結される。
本発明によれば、複数の締結点を流れる電流の分流バランスを平準化できるという効果を奏する。
鉄道車両に搭載される電力変換装置の一構成例を示す図 電力変換装置の一部を示す図 インバータ回路の具体構成例を示す回路図 半導体モジュールが収容されるパッケージの外観を示す斜視図 本実施の形態のラミネートブスバーの外観を示す斜視図 本実施の形態のラミネートブスバーに対する複数の半導体モジュールの配置例を示す平面図 図5をA−A´線に沿って切断した断面図 本実施の形態の半導体モジュールとラミネートブスバーとの連結状態を示す図 本実施の形態のラミネートブスバーの導体端子の配置を示す斜視図 比較例の導体端子の配置を示す斜視図 本実施の形態のラミネートブスバーの導体端子の配置を示す斜視図 比較例の導体端子の配置を示す斜視図 比較例の端子構造を採用した場合のスイッチング素子を流れる電流を示す図 本実施の形態の端子構造を採用した場合のスイッチング素子を流れる電流を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる主回路配線部材および電力変換装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る電力変換装置の機能構成例を示す図であり、鉄道車両100に搭載される電力変換装置90の一構成例を示している。図1に示すように、鉄道車両100は、架線101に接続される集電装置91と、レール102に接続される車輪92と、電力変換装置90の入力側に配置されてコンバータ回路80に接続される変圧器93と、コンバータ回路80、直流電圧回路70およびインバータ回路60を有する電力変換装置90と、電力変換装置90からの電力供給を受け鉄道車両100を駆動するモータ85とを備える。モータ85としては、誘導電動機や同期電動機が好適である。
変圧器93の一次巻線の一端は集電装置91を介して架線101に接続され、他端は車輪92を介して大地電位であるレール102に接続されている。架線101から供給される電力は、集電装置91を介して変圧器93の一次巻線に入力されるとともに、変圧器93の二次巻線に生じた電力がコンバータ回路80に入力される。
コンバータ回路80は、U相およびV相を含む二組のレグを有するブリッジ回路によって構成されている。コンバータ回路80は、複数のスイッチング素子を有する。前記複数のスイッチング素子がPWM制御されることで、コンバータ回路80は、入力された交流電圧を直流電圧に変換して直流電圧回路70に出力する。
直流電圧回路70は、一または複数のコンデンサを有し、コンバータ回路80から入力された直流電力を蓄電する。
インバータ回路60は、直流電圧回路70の直流電圧を或る周波数のU相、V相およびW相を含む三相の交流電圧に変換し、変換された三相の交流電圧をモータ85に出力する。直流電圧回路70およびインバータ回路60の具体例については後述する。
図2は、図1に示した電力変換装置90の一部を鉄道車両100の上部側からレール102側に向けて視認したときの一構成例を示す平面図である。図2に示すように、電力変換装置90は、放熱器94、ゲート制御ユニット95と、断流器・インタフェースユニット96と、前記直流電圧回路70を構成するコンデンサ71,72と、ゲート駆動回路基板97と、インバータ回路60と、主回路配線部材としてのラミネートブスバー(以下、ブスバーと略す場合もある)30と、導体バー75と、出力コア76を備えている。放熱器94は筐体110の外部に取り付けられている。放熱器94以外の構成要素は、筐体110の内部に収容されている。
インバータ回路60は、複数の半導体モジュールを有し、コンデンサ71,72に蓄積された直流電力を三相の交流電力に変換する。ゲート駆動回路基板97は、インバータ回路60に含まれる複数の半導体モジュールをPWM(Pulse Width Modulation)駆動するのに必要な駆動信号を生成するゲート駆動回路97aを搭載している。ゲート制御ユニット95は、ゲート駆動回路97aを制御する。断流器・I/Fユニット96は、インバータ回路60に流れる電流を遮断する機能、及びゲート制御ユニット95とゲート駆動回路97aとの間の信号授受を行う機能を有する。
コンデンサ71,72と、インバータ回路60に含まれる複数の半導体モジュールとは、L字形状に形成されたラミネートブスバー30によって電気的および機械的に連結されている。ラミネートブスバー30は、複数層の平板導体と複数層の絶縁物とがラミネート材で被覆されている。なお、ラミネートブスバー30に代えて、ラミネート材で被覆されていない積層ブスバーを用いてもよい。導体バー75は、インバータ回路60とモータ85とを接続する。出力コア76は、モータ85とインバータ回路60とを接続するための端子部である。
図3は、インバータ回路60の具体的構成の一例を示す回路図である。図3は、3つの電圧レベルで動作する3レベル電力変換装置を示している。直流電圧回路70は、直列に接続されるコンデンサ71,72を有する。コンデンサ71,72の各一端と、コンデンサ71と72との接続点とにより、上位側直流端子P、下位側直流端子N、および中間電位端子Cを含む3つの電位端が形成される。以下、上位側直流端子P、下位側直流端子N、中間電位端子Cを夫々、P端子、N端子、C端子と略す。図3の場合、直流電圧回路70およびインバータ回路60は、3レベル電力変換装置として動作する。なお、インバータ回路60として、2つの電圧レベルで動作する2レベル電力変換装置を採用してもよい。インバータ回路60は、モータ85を駆動するU相の駆動信号を出力するU相回路3と、モータ85を駆動するV相の駆動信号を出力するV相回路4と、モータ85を駆動するW相の駆動信号を出力するW相回路5とを備える。
U相回路3は、並列に接続された、U相第1レグ31およびU相第2レグ32を有する。U相第1レグ31は、U相上モジュール31a、U相中モジュール31bおよびU相下モジュール31cを有する。例えば、U相上モジュールはU相上半導体モジュールの略語である。U相第2レグ32は、U相上モジュール32a、U相中モジュール32bおよびU相下モジュール32cを有する。なお、U相回路3を、U相第1レグ31のみによって構成してもよいし、3つ以上のレグによって構成してもよい。V相回路4、W相回路5についても同様である。
U相上モジュール31aは、直列接続される、スイッチング素子31asおよびクランプダイオード31adを有する。U相中モジュール31bは、直列接続される、スイッチング素子31bs1およびスイッチング素子31bs2を有する。U相下モジュール31cは、直列接続される、クランプダイオード31cdおよびスイッチング素子31csを有する。U相上モジュール32aは、直列接続される、スイッチング素子32asおよびクランプダイオード32adを有する。U相中モジュール32bは、直列接続される、スイッチング素子32bs1およびスイッチング素子32bs2を有する。U相下モジュール32cは、直列接続される、クランプダイオード32cdおよびスイッチング素子32csを有する。クランプダイオード31ad,32adは、上位電位側の中性点クランプダイオードとして機能する。クランプダイオード31cd,32cdは、下位電位側の中性点クランプダイオードとして機能する。
スイッチング素子31as,32asの一端は、配線L1を介してP端子に接続されている。スイッチング素子31asとクランプダイオード31adとの接続点、スイッチング素子32asとクランプダイオード32adとの接続点、スイッチング素子31bs1の一端、およびスイッチング素子32bs1の一端が配線L2によって接続されている。クランプダイオード31adとクランプダイオード31cdとの接続点と、クランプダイオード32adとクランプダイオード32cdとの接続点とは、配線L3を介してC端子に接続されている。スイッチング素子31bs1とスイッチング素子31bs2との接続点と、スイッチング素子32bs1とスイッチング素子32bs2との接続点とは、配線L4を介して交流出力端子ACに接続されている。交流出力端子ACは、モータ85のU相駆動端子に接続される。スイッチング素子31csとクランプダイオード31cdとの接続点、スイッチング素子32csとクランプダイオード32cdとの接続点、スイッチング素子31bs2の一端、およびスイッチング素子32bs2の一端が配線L5によって接続されている。スイッチング素子31cs,32csの一端は、配線L6を介してN端子に接続されている。
各スイッチング素子31as,31bs1,31bs2,31cs,32as,32bs1,32bs2,32csは、例えば、SiCをベースとするSiC−MOSFET33と、SiCをベースとするSiC−FWD(Fly Wheel Diode)34とによって構成される。SiC−MOSFET33とSiC−FWD34とは、逆並列に接続されている。各スイッチング素子として、逆並列ダイオードが内蔵されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いても良い。また、クランプダイオード31ad,31cd,32ad,32cdは、例えば、SiCベースで形成されたダイオード(SiC−D)である。
V相回路4およびW相回路5も同様に構成されている。このようにして、インバータ回路60は、各相における第1レグ及び第2レグが並列に接続された3相インバータ回路を構成する。なお、図3の回路構成は、一例を示したに過ぎず、適宜の変更が可能である。
図3に示したインバータ回路60は、U相上モジュール31aと同じ回路構成を有する半導体モジュールを6個使用し、U相中モジュール31bと同じ回路構成を有する半導体モジュールを6個使用し、U相下モジュール31cと同じ回路構成を有する半導体モジュールを6個使用し、ラミネートブスバー30によって図3に示した配線接続を行うことで、実現される。三種類の半導体モジュールは、同一形状、同一寸法、および同一端子位置を有するパッケージに収容されている。
図4は、前記三種類の半導体モジュールが収容されるパッケージ20の外観を示す斜視図である。パッケージ20は、横長の直方体状に形成されている。パッケージ20の一方の主面側には、第1モジュール端子である第1入力端子M1、第2モジュール端子である第2入力端子M2及び第3モジュール端子である出力端子M3が設けられている。第1入力端子M1には2つの締結点22M1が設けられ、第2入力端子M2には2つの締結点22M2が設けられ、出力端子M3には3つの締結点22M3が設けられている。各締結点22M1、22M2、22M3には、ボルト、ネジ、ピンなどの導電性の締結具が挿入される穴23が形成されている。第1入力端子M1、第2入力端子M2及び出力端子M3には、複数の締結点を夫々有するので、半導体モジュール内でのチップ間での分流バランスが改善され、半導体モジュール内での発熱の偏りを小さくできる。
なお、図4では、第1入力端子M1の締結点の数、及び第2入力端子M2の締結点の数を2とし、出力端子M3の締結点の数を3としているが、これらの締結点の数は電流容量に応じて変更してもよい。すなわち、第1入力端子M1の締結点及び第2入力端子M2の締結点の数は、それぞれが3以上であってもよい。また、出力端子M3の締結点の数は、2であってもよいし、4以上であってもよい。
第1入力端子M1における2つの締結点22M1は、パッケージ20の一方側の短辺部に配置されている。2つの締結点22M1は、パッケージ20の短辺方向に沿って配列されている。第2入力端子M2の2つの締結点22M2は、第1入力端子M1の2つの締結点22M1の並びと平行で、且つ第1入力端子M1よりもパッケージ20の中央部側に配列されている。出力端子M3の3つの締結点22M3は、パッケージ20の他方側の短辺部に配置されている。3つの締結点22M3は、パッケージ20の短辺方向に沿って配列されている。第1入力端子M1、第2入力端子M2及び出力端子M3における各締結点は、パッケージ20の長手方向に平行な中心線に対して、線対称の位置に配置される。
図5は、本実施の形態のラミネートブスバー30の外観構成例を示す斜視図である。図6は、ブスバー30に対する18個の半導体モジュールの配置例を概念的に示す平面図である。図7は、図5をA−A´線に沿って切断した断面図である。図8は、ブスバー30と半導体モジュールとの連結状態を示す図である。
図5に示すように、ラミネートブスバー30は、L字形状を呈している。すなわち、ラミネートブスバー30は、18個の半導体モジュールが3行6列に搭載される第1ブスバー30aと、コンデンサ71,72が搭載される第2ブスバー30bとを有する。第2ブスバー30bは、2つのP端子3Pと、2つのN端子3Nと、4つのC端子3Cとを有する。第1ブスバー30aは、18個の半導体モジュールが搭載される第1主面30a1(図2,図8参照)と、前記第1主面の反対側の面であって、半導体モジュールが搭載されない第2主面30a2とを有する。図5では、第1ブスバー30aの第2主面30a2を示している。
図6にしたがって、ブスバー30の第1ブスバー30aに対する18個の半導体モジュールの配置を説明する。図6では、第1ブスバー30aの第2主面30a2側から見た半導体モジュールの配置を示している。第1ブスバー30aの一端側に位置する第1列部に、U相第1レグ31を構成する3個の半導体モジュール31a,31b,31cが搭載される。第1列部に隣接する第2列部に、U相第2レグ32を構成する3個の半導体モジュール32a,32b,32cが搭載される。第1ブスバー30aの中央部に位置する第3列部に、V相回路4の第1レグを構成する3個の半導体モジュールが搭載される。第3列部に隣接する第4列部に、V相回路4の第2レグを構成する3個の半導体モジュールが搭載される。第4列部に隣接する第5列部に、W相回路5の第1レグを構成する3個の半導体モジュールが搭載される。第1ブスバー30aの他端側に位置する第6列部に、W相回路5の第2レグを構成する3個の半導体モジュールが搭載される。
つぎに、図3に示したインバータ回路60における6つの配線L1〜L6と、U相回路3に含まれる6個の半導体モジュール31a,31b,31c,32a,32b,および32cの第1入力端子M1,第2入力端子M2および出力端子M3との対応関係について説明する。
U相上モジュール31a,32aの第1入力端子M1は、P端子3Pに接続される配線L1に接続される。U相上モジュール31a,32aの第2入力端子M2は、C端子3Cに接続される配線L3に接続される。U相上モジュール31a,32aの出力端子M3は、配線L2に接続される。
U相中モジュール31b,32bの第1入力端子M1は、配線L2に接続される。U相中モジュール31b,32bの第2入力端子M2は、配線L5に接続される。U相中モジュール31b,32bの出力端子M3は、交流出力端子ACに接続される配線L4に接続される。U相下モジュール31c,32cの第1入力端子M1は、C端子3Cに接続される配線L3に接続される。U相下モジュール31c,32cの第2入力端子M2は、N端子3Nに接続される配線L6に接続される。U相下モジュール31c,32cの出力端子M3は、配線L5に接続される。V相回路4およびW相回路5についても、接続形態はU相回路3と同様である。
第2ブスバー30bは、P端子3Pに接続されて前記配線L1を構成する平板導体LL1と、N端子3Nに接続されて前記配線L6を構成する平板導体LL6と、C端子3Cに接続されて前記配線L3を構成する平板導体LL3とを有する。第1ブスバー30aは、前記平板導体LL1と、前記配線L2を構成する平板導体LL2と、前記平板導体LL3と、交流出力端子ACに接続されて前記配線L4を構成する平板導体LL4と、前記配線L5を構成する平板導体LL5と、前記平板導体LL6とを有する。平板導体LL1〜LL6に関しては、図7にその一部である平板導体LL1,LL3,LL5,LL6が示されている。以下、平板導体LL1〜LL6を導体LL1〜LL6と略す。
前記導体LL1〜導体LL6は、第1ブスバー30aの複数の導体層のうちの任意の層に配置される。図7では、導体LL1、導体LL3、導体LL5および導体LL6の層配置が示されているが、この配置に限るわけではない。
図5に示すように、第1ブスバー30aは、導体LL1から延びる複数の導体端子K1と、導体LL2から延びる複数の導体端子K2と、導体LL3から延びる複数の導体端子K3と、導体LL4から延びる複数の導体端子K4と、導体LL5から延びる複数の導体端子K5と、導体LL6から延びる複数の導体端子K6とを有する。
図5に示すように、第2ブスバー30bから見て第1行目に複数の導体端子K1が配列される。第2列目に複数の導体端子K3が配列される。第3列目に複数の導体端子K2が配列される。第4列目に複数の導体端子K2が配列される。第5列目に複数の導体端子K5が配列される。第6列目に複数の導体端子K4が配列される。第7列目に複数の導体端子K3が配列される。第8列目に複数の導体端子K6が配列される。第9列目に複数の導体端子K5が配列される。
第1ブスバー30aは、四角形状または長方形状の貫通孔である第1タイプの複数の開口10と、長方形状の貫通孔である第2タイプの複数の開口11を有する。開口10が第1開口に対応し、開口11が第2開口に対応する。開口10は、開口11より開口面積が大きい。第1タイプの開口10は、対向配置される一対の導体端子を外部に露出する。第1タイプの開口10は、前記導体端子K1〜導体端子K6のうち、各半導体モジュールの第1入力端子M1および第2入力端子M2に接続される一対の導体端子を露出する。第2タイプの開口11は、1つの導体端子を外部に露出する。第2タイプの開口11は、前記導体端子K1〜導体端子K6のうち、各半導体モジュールの出力端子M3に接続される導体端子を露出する。図5においては、第9列目に配列される導体端子K5を第1ブスバー30aの端縁部から露出させたが、第9列目に配列される導体端子K5を第2タイプの開口11によって露出させてもよい。
第1タイプの開口10に配置される一対の導体端子について説明する。図7は導体端子K3と導体端子K6との配置関係を示している。第1端子としての導体端子K3は、第1平板導体としての導体LL3から延びるL字状の曲げ形状を有する端子片K30を有する。端子片K30が第1端子片に対応する。前記第1平板導体は、或る第1の層に配置され、第1電位が印加される。導体端子K3の端子片K30は、第1段差部としての段差部14と第1接点部としての接点部15とを有する。段差部14は、導体LL3に対し曲げラインE1に沿ってほぼ直角に曲げられ、第1端縁壁10aに沿って第1ブスバー30aの第1主面30a1に達するまで延びる。前記曲げラインE1は、開口10の一辺である第1辺に沿っており、第1端縁壁10aによって前記第1辺が構成される。接点部15は、段差部14に対しほぼ直角に曲げられ、第1ブスバー30aの第1主面30a1に平行に延びる。接点部15は、U相下モジュール31cの第1入力端子M1の2つの締結点22M1に対面して当接される2つの孔部15a,15aを有する。孔部15a,15aは、第1孔部に対応する。2つの孔部15a,15aを結ぶ線分が、導体LL3に対する曲げラインE1と平行になるように、別言すれば前記第1辺と平行になるように、2つの孔部15a,15aが並べられている。接点部15は長方形の板状であり、曲げラインE1に平行な方向の長さは、曲げラインE1に垂直な方向の長さより長い。
第2端子としての導体端子K6は、第2平板導体としての導体LL6から延びるL字状の曲げ形状を有する端子片K60を有する。端子片K60が第2端子片に対応する。前記第2平板導体は、前記第1の層と異なる第2の層に配置され、前記第1電位と異なる第2電位が印加される。導体端子K6の端子片K60は、第2段差部としての段差部16と第2接点部としての接点部17とを有する。段差部16は、導体LL6に対し曲げラインE2に沿ってほぼ直角に曲げられ、第2端縁壁10bに沿って第1ブスバー30aの第1主面30a1に達するまで延びる。前記曲げラインE2は、前記第1辺に対向する一辺である第2辺に沿っており、第2端縁壁10bによって前記第2辺が構成される。接点部17は、段差部16に対しほぼ直角に曲げられ、第1ブスバー30aの第1主面30a1に平行に延びる。接点部17は、U相下モジュール31cの第2入力端子M2の2つの締結点22M2に対面して当接される2つの孔部17a,17aを有する。孔部17a,17aは、第2孔部に対応する。2つの孔部17a,17aを結ぶ線分が、導体LL6に対する曲げラインE2と平行になるように、2つの孔部17a,17aが並べられている。接点部17は長方形の板状であり、曲げラインE2に平行な方向の長さは、曲げラインE2に垂直な方向の長さより長い。
別電位が供給される接点部15と接点部17との間隔dは、鉄道国際規格によって決められた空間絶縁距離を満足するように、前記空間絶縁距離以上の長さに設定する。なお、接点部15と接点部17との間は、空間ギャップとなるため沿面絶縁距離に対する考慮は不要となる。
図7に示された導体端子K5を例にとって、第2タイプの開口11に配置される導体端子について説明する。第3端子としての導体端子K5は、第3平板導体としての導体LL5から延びるL字状の曲げ形状を有する端子片K50を有する。端子片K50が第3端子片に対応する。前記第3平板導体は、前記第1の層および前記第2の層と異なる第3の層に配置され、前記第1電位および第2電位と異なる第3電位が印加される。導体端子K5の端子片K50は、第3段差部としての段差部18と第3接点部としての接点部19とを有する。段差部18は、導体LL5に対し曲げラインE3に沿ってほぼ直角に曲げられ、端縁壁11aに沿って第1ブスバー30aの第1主面30a1に達するまで延びる。前記曲げラインE3は、開口11の一辺である第3辺に沿っており、端縁壁11aによって前記第3辺が構成される。図7では、端縁壁11aは、第1ブスバー30aの端部の端縁壁となっている。接点部19は、段差部18に対しほぼ直角に曲げられ、第1ブスバー30aの第1主面30a1に沿って延びる。接点部19は、U相下モジュール31cの出力端子M3の3つの締結点22M3に対面して当接される3つの孔部19aを有する。孔部19aが第3孔部に対応する。3つの孔部19a,19a,19aを結ぶ線分が、導体LL5に対する曲げラインE3と平行になるように、3つの孔部19a,19a,19aが配置されている。接点部19は長方形の板状であり、曲げラインE3に平行な方向の長さは、曲げラインE3に垂直な方向の長さより長い。
図8は、第1半導体モジュールとしてのU相下モジュール31cと第1ブスバー30aとの連結状態を示す概念図である。第1ブスバー30aの第1主面30a1とU相下モジュール31cの端子配置面21とが対向した状態で、導体端子K3および導体端子K6の接点部15,17と、U相下モジュール31cの第1入力端子M1、第2入力端子M2とが夫々位置合わせされ、導体端子K3および導体端子K6の接点部15,17とU相下モジュール31cの第1入力端子M1、第2入力端子M2とが、図7に示した孔部15a,17aを介してボルト、ネジ、ピンなどの導電性の締結具40によって締結される。
図9は、図7に示したブスバー30から表面のラミネート層および内部の絶縁層を削除した状態を示す図である。図9に示すように、本実施の形態の一対の導体端子K3,K6には、対向型の曲げ形状が採用されている。また、導体端子K3の複数の締結点を構成する2つの孔部15a,15aは、曲げラインE1に対し平行となるように並設されている。このため、2つの孔部15a,15aは、曲げラインE1からの距離が均等になる。導体端子K6についても同様であり、導体端子K6の複数の締結点を構成する2つの孔部17a,17aは、曲げラインE2に対し平行となるように並設されており、曲げラインE2からの距離が均等になる。このため、コンデンサ71,72から供給される直流電流が導体端子K3を流れるとき、2つの孔部15a,15aのうちの一方に電流が集中することが防止される。導体端子K6についても同様である。したがって、半導体モジュール内でのチップ間での分流バランスが改善され、半導体モジュール内での発熱の偏りを小さくすることができる。
図10は、比較例の導体端子の配置を示している。この比較例では、2つの導体端子J1,J2は、開口10の同じ端縁壁から延在されている。導体端子J1の2つの孔部J1a,J1bは、曲げラインE1と直角になるように並べられており、曲げラインE1からの距離が異なる。導体端子J2の2つの孔部J2a,J2bは、曲げラインE2と直角になるように並べられており、曲げラインE2からの距離が異なる。このため、比較例の場合は、コンデンサ71,72から供給される直流電流が導体端子J1を流れるとき、2つの孔部J1a,J1bのうちの一方の孔部J1aに電流が集中する。したがって、比較例の場合、半導体モジュール内でのチップ間で大きな発熱の偏りが発生する可能性がある。
また、本実施の形態の曲げによる導体端子構造によれば、並列に接続された第1レグのスイッチング素子と第2レグのスイッチング素子との間に流れる振動電流を抑制することができる。例えば、図3に示したU相回路3の第1レグのU相中モジュール31bと第2レグのU相中モジュール32bを例にとると、符号G1,G2,G3またはG4で示した経路に振動電流が流れることがある。U相中モジュール31bが第1半導体モジュールに対応し、U相中モジュール32bが第2半導体モジュールに対応する。図11は、図3に示した配線L2を構成する導体LL2と、4つの導体端子K2−1,K2−2,K2−3,およびK2−4を示している。導体端子K2−1は、U相第1レグ31のU相中モジュール31bの第1入力端子M1に連結され、導体端子K2−2は、U相第2レグ32のU相中モジュール32bの第1入力端子M1に連結される。導体端子K2−1の一方の連結点を構成する孔部h1と、導体端子K2−2の一方の連結点を構成する孔部h2とを結ぶ両方向矢印G1は、図3に示した経路G1に対応する。経路G1の長さは、孔部h1と孔部h2とを最短で結ぶ場合に比べ、導体端子K2−1,K2−2が曲げされている分だけ長く確保することができる。なお、図6に示した半導体モジュールの配置に従えば、導体端子K2−3は、U相第1レグ31のU相上モジュール31aの出力端子M3に連結され、導体端子K2−4は、U相第2レグ32のU相上モジュール32aの出力端子M3に連結される。
図12は、比較例の導体端子を示している。比較例の導体端子120,121は、円柱状のボス構造を呈している。導体端子120は、図11に示した導体端子K2−1に対応し、導体端子121は、図11に示した導体端子K2−2に対応する。比較例の場合は、G1´で示す経路に振動電流が流れる。経路G1´の長さは、導体端子120の一方の連結点b1と、導体端子121の一方の連結点b2とを最短で結んだ長さに対応する。
図11に示した本実施の形態にかかる曲げの端子構造によれば、図12に示したボス構造の端子構造に比べ、第1レグの導体端子と第2レグの導体端子との間の距離を長く確保することが可能となる。このため、第1レグのスイッチング素子と第2レグのスイッチング素子との間に流れる振動電流を、比較例の構造に比べ、抑制することが可能となる。なお、図11に示した本実施の形態の導体端子構造は、図12の平板導体130における連結点b1と連結点b2との間にスリット(図示せず)を形成して、連結点b1と連結点b2との間の導体距離を長くしたのと同等の機能を有することになる。
図13は、図12に示した比較例の端子構造を採用した場合のスイッチング素子を流れる電流を示している。図13は、例えば、U相第1レグ31のU相中モジュール31bに含まれるスイッチング素子31bs1がターンオンしたときのスイッチング素子31bs1を流れる電流Idを示している。比較例の端子構造が採用された場合、Q1で示すように、高周波の大きな振動波形が発生している。
図14は、本実施の形態にかかる曲げの端子構造を採用した場合のスイッチング素子を流れる電流を示している。図14は、例えば、U相第1レグ31のU相中モジュール31bに含まれるスイッチング素子31bs1がターンオンしたときのスイッチング素子31bs1を流れる電流Idを示している。本実施の形態の端子構造が採用された場合、Q2で示すように、比較例に比べ振動が抑制されている。
また、本実施の形態にかかる曲げの端子構造によれば、図12に示したボス構造の導体端子に比べ、端子の通電面積を多く確保でき、端子部の発熱が減少し、より多くの電流を流すことが可能となる。図11の導体端子K2−2に付したハッチング部が導体端子K2−2の通電面積を示している。図12の導体端子121に付したハッチング部が導体端子121の通電面積を示している。
以上説明したようにこの実施の形態のブスバーによれば、半導体モジュールと締結される導体端子構造に対向配置型の曲げを採用し、導体端子の複数の締結点を構成する複数の孔部を、曲げラインに対し平行となるように配置した。このため、複数の締結点を流れる電流が均等化され、これにより半導体モジュール内でのチップ間での分流バランスが改善され、半導体モジュール内での発熱の偏りを小さくすることができる。
なお、本実施の形態にかかる曲げの導体端子構造を、コンバータ回路80の半導体モジュールに適用してもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10 開口、11 開口、14,16,18 段差部、15,17,19 接点部、15a,17a,19a 孔部、20 パッケージ、30 ラミネートブスバー、40 締結具、60 インバータ回路、70 直流電圧回路、71,72 コンデンサ、75 導体バー、76 出力コア、80 コンバータ回路、85 モータ、90 電力変換装置、100 鉄道車両、K1〜K6 導体端子、LL1〜LL6 平板導体。

Claims (10)

  1. 穴が形成された複数の第1締結点を有する第1モジュール端子および穴が形成された複数の第2締結点を有する第2モジュール端子を有する第1半導体モジュールが搭載される第1主面と、前記第1主面の反対側の面である第2主面と、絶縁体を介して積層された複数の平板導体とを有する主回路配線部材において、
    第1の層に配置され、第1電位が印加される第1平板導体と、
    第2の層に配置され、第2電位が印加される第2平板導体と、
    前記第1主面と前記第2主面との間で貫通される第1開口と、
    前記第1開口の一辺である第1辺に沿って前記第1平板導体から曲げられる段曲げ形状の第1端子片と、前記第1端子片に形成されて前記第1辺に平行な方向に並べられる複数の第1孔部とを有する第1端子と、
    前記第1開口の前記第1辺に対向する一辺である第2辺に沿って前記第2平板導体から曲げられる段曲げ形状の第2端子片と、前記第2端子片に形成されて前記第2辺に平行な方向に並べられる複数の第2孔部とを有する第2端子と、
    を備え、前記第1孔部および前記第1締結点の前記穴に第1締結具が挿入されて前記第1端子が前記第1半導体モジュールの前記第1モジュール端子に締結され、前記第2孔部および前記第2締結点の前記穴に第2締結具が挿入されて前記第2端子が前記第1半導体モジュールの前記第2モジュール端子に締結されることを特徴とする主回路配線部材。
  2. 前記第1端子片は、前記第1辺に沿って前記第1平板導体に対し曲げられる第1段差部と、前記第1段差部に対し曲げられて前記第1主面に平行に延びる第1接点部とを有し、前記第1孔部は前記第1接点部に形成され、
    前記第2端子片は、前記第2辺に沿って前記第2平板導体に対し曲げられる第2段差部と、前記第2段差部に対し曲げられて前記第1主面に平行に延びる第2接点部とを有し、前記第2孔部は前記第2接点部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の主回路配線部材。
  3. 前記第1段差部は、前記第1開口の前記第1辺を構成する第1端縁壁に沿って前記第1主面まで延び、
    前記第2段差部は、前記第1開口の前記第2辺を構成する第2端縁壁に沿って前記第1主面まで延びることを特徴とする請求項2に記載の主回路配線部材。
  4. 前記第1接点部と前記第2接点部との間隔は、決められた空間絶縁距離に対応する長さ以上であることを特徴とする請求項2に記載の主回路配線部材。
  5. 前記第1孔部および前記第1締結点の前記穴に前記第1締結具が挿入されて前記第1接点部が前記第1半導体モジュールの前記第1モジュール端子に締結され、前記第2孔部および前記第2締結点の前記穴に前記第2締結具が挿入されて前記第2接点部が前記第1半導体モジュールの前記第2モジュール端子に締結されることを特徴とする請求項2に記載の主回路配線部材。
  6. 前記第1接点部は長方形の板状であり、前記第1辺に平行な方向の前記第1接点部の長さは、前記第1辺に垂直な方向の前記第1接点部の長さより長く、
    前記第2接点部は長方形の板状であり、前記第2辺に平行な方向の前記第2接点部の長さは、前記第2辺に垂直な方向の前記第2接点部の長さより長いことを特徴とする請求項2に記載の主回路配線部材。
  7. 前記第1半導体モジュールは、穴が形成された複数の第3締結点を有する第3モジュール端子を更に備え、
    第3の層に配置され、第3電位が印加される第3平板導体と、
    前記第1主面と前記第2主面との間で貫通される第2開口と、
    前記第2開口の一辺である第3辺に沿って前記第3平板導体から曲げられる段曲げ形状の第3端子片と、前記第3端子片に形成されて前記第3辺に平行な方向に並べられる複数の第3孔部とを有する第3端子と、
    を備え、前記第3孔部および前記第3締結点の前記穴に第3締結具が挿入されて前記第3端子が前記第1半導体モジュールの前記第3モジュール端子に締結されることを特徴とする請求項1に記載の主回路配線部材。
  8. 前記第3端子片は、前記第3辺に沿って前記第3平板導体に対し曲げられる第3段差部と、前記第3段差部に対し曲げられて前記第1主面に平行に延びる第3接点部とを有し、前記第3孔部は前記第3接点部に形成されることを特徴とする請求項7に記載の主回路配線部材。
  9. 前記第1主面は第2半導体モジュールを搭載し、前記第1半導体モジュールおよび前記第2半導体モジュールは、並列接続される第1レグおよび第2レグを構成し、
    前記第2半導体モジュールは、穴が形成された複数の第4締結点を有する第4モジュール端子および穴が形成された複数の第5締結点を有する第5モジュール端子を有し、
    前記第1開口に並設され、前記第1主面と前記第2主面との間で貫通される第3開口と、
    前記第3開口の一辺である第4辺に沿って前記第1平板導体から曲げられる段曲げ形状の第4端子片と、前記第4端子片に形成されて前記第4辺に平行な方向に並べられる複数の第4孔部とを有する第4端子と、
    前記第3開口の前記第4辺に対向する一辺である第5辺に沿って前記第2平板導体から曲げられる段曲げ形状の第5端子片と、前記第5端子片に形成されて前記第5辺に平行な方向に並べられる複数の第5孔部とを有する第5端子と、
    を備え、
    前記第4孔部および前記第4締結点の前記穴に第4締結具が挿入されて前記第4端子が前記第2半導体モジュールの前記第4モジュール端子に締結され、前記第5孔部および前記第5締結点の前記穴に第5締結具が挿入されて前記第5端子が前記第2半導体モジュールの前記第5モジュール端子に締結されることを特徴とする請求項1に記載の主回路配線部材。
  10. 請求項1に記載の主回路配線部材と、前記第1半導体モジュールと、前記主回路配線部材に搭載されるコンデンサとを備えることを特徴とする電力変換装置。
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