JP6847699B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

本発明は、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどにおいて商品を陳列するショーケースに関する。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、コーヒーショップなどの売り場には、商品を陳列するショーケースが配置されている。その中には、上下に複数陳列室を設け、少ないスペースで多種の商品を陳列可能としたショーケースや、同じショーケース内に温度帯の異なる陳列空間をそれぞれ設け、冷蔵・冷凍・加温・常温など、商品に応じた各陳列空間を用意し、商品を区分けして陳列を可能としたショーケースも知られている。
このような複数の陳列空間を備えるショーケースとして、例えば、特許文献1に示されるような低温ショーケースが存在する。この低温ショーケースは、クローズタイプの上部陳列室と、この上部陳列室の下側に配置されたオープンタイプの下部陳列室とからなり、上部冷却器で発生させた冷気を上部陳列室の冷却ケース内で循環させるとともに、下部冷却器で発生させた冷気を下部陳列室の冷却ケース内で循環させ、商品によって陳列室を異ならせることによって、様々な温度帯域の商品を展示できるようになっている。
特開平10−232080号公報(第1頁、第2図)
このような特許文献1の低温ショーケースにあっては、上部陳列室として利用される冷却ケースと下部陳列室と利用される冷却ケースに対して異なった幅広い温度帯域を提供できるため、陳列できる商品のバリエーションは広がるものの、上部陳列室として利用される冷却ケースと下部陳列室と利用される冷却ケースそれぞれを、個別の冷却器により冷却しており、1つのショーケース内に複数の冷却器を収納しなければならないことから、本来の陳列スペースを圧迫することになり、陳列室の空間を広く確保できなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、異なる温度帯域の商品を陳列できる上下に複数の陳列室を備えるショーケースにあって、その内部の陳列スペースを広く確保できるショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のショーケースは、
商品取出部としての開放部を有するオープンタイプの下部陳列室と、前記下部陳列室周りに配置された冷気用通風路と、前記冷気用通風路に送り出される冷気を生成する冷却器と、前記開放部の上方側に設けられる冷気吹出口及び下方側に設けられる冷気吸込口と、冷気を送り出す送風機と、を有する下部ケース体と、少なくとも前記下部陳列室と区画板により区画され、内部にファンを有するクローズタイプの上部陳列室を有する上部ケース体と、を備えたショーケースであって、
前記下部陳列室と前記上部陳列室とは、前記冷気用通風路の一部で連通路を介して連通しており、前記連通路の所定箇所には連通路の開口量を調節可能な開口調節装置が設けられており、前記区画板の前方には前記上部陳列室内の冷気を前記下部陳列室の開放部側に吹き出す開口が形成されており、
前記開口は、前記冷気吹出口よりも前側に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記下部陳列室と前記上部陳列室とを連通している連通路の開口量を開口調節装置で調整することにより、下部陳列室周りに配置された冷気用通風路内を流れる冷気を上部陳列室に一部引き込むことができるため、下部陳列室を冷やす一台の冷却器で上部陳列室を冷却することができることから、複数の冷却器を設置する必要が無く、異なる温度帯域の商品を陳列できる上下に複数の陳列室を備えるショーケース内部の陳列スペースを広く確保できることになる。
前記下部陳列室と前記上部陳列室とを連通している連通路が下部ケース体と上部ケース体の背面側に設けられるとともに、冷気を誘導する透明カバーと冷気を下部陳列室の開放部側に吹き出す前記開口が前記上部ケース体の正面側に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記上部陳列室には前記下部陳列室からの冷気が背面側から入るとともに、正面側の透明カバーを沿うように下部陳列室の開放部側に吹き出されるように流れるため、上部陳列室内を万遍なく冷却できることになる。
前記連通路に配置された開口調節装置は、開閉シャッターであり前記連通路の完全閉塞が可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、開閉シャッターによる連通路の完全閉塞時には、前記上部陳列室を常温に維持できることになる。
前記上部陳列室内には、背面側から正面側に向けて送風可能なファンが配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上部陳列室内に設けられたファンの吸引力により、下部陳列室近傍の連通路から流れる冷気を上部陳列室に引き込みやすくなるばかりか、上部陳列室の開口から冷気を吹き出す流れを作り出すことができるため下部陳列室の開放部におけるエアカーテンを確実なものにできる。
前記連通路に配置された開口調節装置は、その開口量の調整と連動して前記ファンの出力が変更可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、下部ケース体が備える送風機の冷気送り出し能力に依ることなく、開口量の調整により冷気の引き込み量を選択できることになる。
前記連通路に配置された開口調節装置は、その開口量の調整と連動して前記下部ケース体が備える送風機の冷気送り出し能力を変更制御可能としていることを特徴としている。
この特徴によれば、下部ケース体が備える送風機の冷気送り出し能力を、開口調節装置における開口量の調整と連動させるため、開口量の調整によりもたらされる下部陳列室の温度変化を少なくできる。
実施例におけるショーケースを示す斜視図である。 ショーケースの構造及び開閉シャッター閉状態における冷気の流れを示す側面視の断面図である。 ショーケースの構造及び開閉シャッター開状態における冷気の流れを示す側面視の断面図である。 開閉シャッター及び吹出し口カバーの拡大断面図である。 開閉シャッター及び開閉操作部を上面側から見た開閉を示す模式図である。 変形例における開閉シャッター及び開閉操作部を上面側から見た開閉を示す模式図である。
本発明に係るショーケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るショーケースにつき、図1から図4を参照して説明する。以下、図2の紙面左側をショーケースの正面側(前方側)とし、その正面側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
本実施例のショーケース1は、図1に示したように、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等において食品等の商品を保冷あるいは常温保管した状態で陳列するために設置される。ショーケース1は、上方に設けられ商品(図示略)を冷却あるいは常温保管等の異なる温度帯域で陳列可能なクローズタイプの上部陳列室20を備え、正面側に透明カバー21を備えた上部ケース体2と、該上部ケース体2の下方に設けられ、正面側が開放されたオープンタイプの下部陳列室30を備えた下部ケース体3と、から主に構成されている。図1に示したように、下部ケース体3の下方に設けられる基台4は、その内部に機械室40を備えている。冷気用通風路43内には冷却器41及び送風機42が収容され、機械室40内には図示しない圧縮機、凝縮器等で構成される冷凍機ユニットが配備されている。尚、冷凍機ユニットはショーケース外に配備されることとしてもよい。
図2に示されるように、ショーケース1は、前面側が開放された略コ字形を成す下部ケース体3と、その上方において前面側が透明カバー21により閉鎖され、背面扉22を開けることにより商品にアクセス可能とした上部ケース体2と、から構成されるケース本体10を備え、下部ケース体3と上部ケース体2とは区画板5によって上下段にそれぞれ隔てられている。
下部陳列室30には最下陳列部31と最下陳列部31よりも上方に陳列棚32を有し、正面側が開放されている。また、機械室40は正面側かつ開口部35の下方側に冷気吸入口45が形成され、送風機42により冷気吸入口45から導入されたエアは冷却器41で冷却され、下部ケース体3の背面側に冷気が導出される。冷却器41から導出された冷気は背面側通風路43Aとこの背面側通風路43Aに上方で連通される上方側通風路43Bとを有する冷気用通風路43を通って吹出口44から吹き出される。具体的には、冷気は、下部ケース体3の背面側の背面側通風路43A、区画板5の内面側の上方側通風路43Bの順に沿って流れるよう断面視略逆L字状の冷気案内板33が設けられ、この冷気案内板33の下部側は最下陳列部31と密封接続され、上部側の前方は開口部35の上方側に設けられ、区画板5の下部に設けた吹出口44とされている。
機械室40から導出された冷気は下部ケース体3の背面部と区画板5と冷気案内板33とで構成された冷気用通風路43内を流れ吹出口44から下部陳列室30内部へ吹き出される。吹出口44から下部陳列室30へ吹き出される冷気は吸入口45を介して機械室40に吸引され、下部ケース体3の前方にエアカーテンが形成される。ここで、下部ケース体3の正面側に設けた板状部材47により冷気は吸入口45に向けて効率よく機械室40に吸い込まれる。
区画板5の背面側には下部陳列室30に形成した冷気用通風路43内を流れる冷気を上部陳列室20へ導入するための連通路46が設けられ、この連通路46に開口量が路調節可能な開口調節装置としての開閉シャッター50が配設されている。開閉シャッター50の開口量の調節は開閉シャッター50の端部に設けられた開閉操作部57を操作することにより行われる。
背面側通風路43Aの上方には断面視略く字状の仕分けプレート48が配置されており、冷気を上方側通風路43Bと連通路46とに仕分けるようになっている。
区画板5の背面側端部には、上部陳列棚20の左右方向に亘り第二開口52が形成されており、第二開口52には吹出口カバー52aが取付けられている。吹出口カバー52aは、図4に示されるように、上向き略ハット形状に形成されており、その底面には貫通孔59が設けられている。なお、この図では詳述しないが、貫通孔59は底面の長手方向に亘って所定間隔に離間して複数設けられている。この吹出口カバー52aの上方側の凹部には開閉シャッター50が着脱自在に設置されている。
図4及び図5に示されるように、開閉シャッター50は、上シャッター部材55と、下シャッター部材56とから構成されている。上シャッター部材55は、第二開口52の左右方向に向けて延びる断面視略下向きコ字状に形成されており、下シャッター部材56も同様に、第二開口52の左右方向に向けて延びる断面視略下向きコ字状に形成されている。詳しくは、下シャッター部材56の両側面部56s,56sにおける下端部は、上方へ向けて折返されてレール部58,58をそれぞれ構成している。
上シャッター部材55が、下シャッター部材56に外嵌されており、この状態では、上シャッター部材55の側面部55s,55sの下端部がレール部58内にそれぞれ遊嵌されるようになっている。上シャッター部材55は下シャッター部材56に外嵌されて下シャッター部材56に対し、相対移動可能となっている。
上シャッター部材55と下シャッター部材56とは、上シャッター部材55の側面部55s,55sの下端部がレール部58の内側上面に当接し、上シャッター部材55の上面部55uと、下シャッター部材56の上面部56uとが離間するような高さ方向の寸法関係になっている。そのため、上シャッター部材55の下端部55dはレール部58内で摺動し水平方向へ移動可能となっていることから、少ない力で開閉操作できるようになっている。
上シャッター部材55の長手方向の一方端部には、開閉操作部57が上方に突出して設けられており、この開閉操作部57を把持操作することにより上シャッター部材55を下シャッター部材56に対して水平方向へ移動させることができる。
図5(a)に示されるように、上シャッター部材55が備える孔部55aと、下シャッター部材56が備える56aを重合させると開状態となり、連通路46を通った冷気は上部陳列室20に流入されるようになっている。また、図5(b)に示されるように、開閉操作部57を操作し上シャッター部材55が備える孔部55aと、下シャッター部材56の非貫通面に重合させると完全閉状態となり、連通路46からの冷気の流入を防ぐことができるようになっている。このように上シャッター部材55の水平方向への移動量を調整することで孔部56aの開口面積の増減し、連通路46から上部陳列室20への冷気の流入量が調整される。また、長手方向の一方端部には、図示しないストッパーが備えられており、一方向へ操作すると孔部55aと孔部56aが重合し開口したところでストッパーにより開閉操作部57の操作が規制されるようになっており、他方向へ操作すると閉口するようになっている。
図4に示されるように、上向き略ハット形状の吹出口カバー52aに、下向き略コ字状の開閉シャッター50が設置されると、下シャッター部材56の上面部56uと、両側面部56s,56sと、吹出口カバー52aの上面とにより空間Zが形成される。また、開閉シャッター50は吹出口カバー52aの凹部に収納されるため前後方向の位置ずれが規制されている。
連通路46から第二開口52近傍へ上昇した冷気は、吹出口カバー52aに形成された貫通孔59を通過して空間Z内へ流入される。空間Z内に流入された冷気は、空間Z内で滞留した後、開閉シャッター50の孔部55a,56aを通過し上部陳列室20へ流出されるようになっている。これによれば、冷気は一時的に空間Z内の長手方向に亘って滞留されるため、上部陳列室20に流入する風量バランスが均一になる。
また、第二開口52を通過する冷気は、吹出口カバー52aの底面部により、勢いが抑えられた状態で空間Z内へ流入されるため、空間Z内で滞留しやすくなっている。また、開閉シャッター50の孔部55a,56aの全開時の開口面積は、吹出口カバー52aの貫通孔59の開口面積より大きい略正方形に形成されている。これによれば、冷気を空間Z内に均一に滞留させることができる。
上部陳列室20は、背面側から正面側に向けて下り傾斜となっている棚面23aを有する陳列棚23と、背面側から商品へアクセス可能とする背面扉22と、開閉シャッター50から流れ込む冷気を上部陳列室20内において背面側から正面側に向けて送風可能な上部ファン24と、天板25の正面側端面から区画板5の正面側端面へ向けて断面視略く字状に形成され前方側を閉口する透明カバー21と、側板とを備えている。陳列棚23の棚面23aは正面側に向けて下り傾斜となっているため、上部陳列室20内の正面側から商品を見やすくなっている。
開閉シャッター50の開閉操作部57の上端は、陳列棚23の棚面23aの背面側端面より下方に位置し、かつ背面扉22を左右に開閉するための走行レール60の上面よりも上方に位置していることから、正面側から開閉操作部57が目立つことがなく、かつ上部陳列室20への商品の搬入および取出しの邪魔にならず、しかも切替操作が容易にできるようになっている。
また、上部ケース体2の背面には、展開式の作業台6が備えられており、作業台6を展開し略水平状態とすることで、上部陳列室20への商品の搬入及びを取り出し時の作業エリアとして利用できる。
図2に示されるように、連通路46の開閉シャッター50を完全閉塞状態にした場合、冷却器41から発生した冷気は、送風機42により冷気用通風路43を通り吹出口44から吹き出され、エアカーテンを形成しながら冷気吸入口45を介して機械室40に吸引されるのみで、連通路46から上部陳列室20への冷気の流入が無く、上部陳列室20を常温に維持できる。
図3に示されるように、連通路46の開閉シャッター50を全開状態にした場合、冷却器41から発生した冷気の一部は、連通路46から上部陳列室20内に流入する、上部陳列室20内に流入した冷気は、上部ファン24により吸引される。上部ファン24は上部陳列室20の背面側から正面側に向けて送風し、冷気用通風路43内を流れる冷気を上部陳列室20に引き込み易くなると共に、上部ファン24から吐出された冷気は上部ケース体2内の天板25から透明カバー21に向けて移動させることができる。
上部ケース体2内の透明カバー21は、天板25の正面側端部から区画板5の正面側端部に向けて、張り出すように正面側へ傾斜している形状をしているため、上部ファン24から吐出された冷気は透明カバー21の内面に沿うように移動して、円滑に冷気吹き出し用の第一開口51へ案内させることができる。
冷気吹き出し用の第一開口51は下部陳列室30の開放部側に吹き出すように上部ケース体2の正面側に形成されており、上部陳列室20を冷却した後、冷気吹き出し用の第一開口51から下部ケース体3へ送り出される冷気は下部陳列室30の開放部近傍にかけてエアカーテンを形成することができるので、下部陳列室30の温度上昇を防ぐことができると共に、下部陳列室30に形成されるエアカーテンと合流させることで、エアカーテンの外気を遮断する機能を確実なものにできる。また、第一開口51は、吹出口44の近傍に形成されているため、第一開口51から吹き出された冷気を吹出口44から吹き出される冷気に合流させやすくなっている。さらに、第一開口51は、吹出口44よりも正面側に位置しており、上部陳列室20を冷却し温度が上昇した冷気が吹出口44よりも正面側で吹き出されることから、下部陳列室30は、外気からの影響を受けにくく陳列された商品の温度上昇を防ぐようになっている。
下部陳列室30と上部陳列室20とを連通している連通路46の開口量を開閉シャッター50で調節した場合には、冷気用通風路43内を流れる冷気は開閉シャッター50の開口量に応じて上部陳列室20に一部引き込むことができるので、上部陳列室20は引き込み冷気量に応じた常温より低い温度に維持できる。
このように下部ケース体3が備える冷却器41で下部陳列室30内はもとより上部陳列室20内も冷却することができるだけでなく、上部陳列室20の温度を開閉シャッター50の開口量に応じて異なる温度帯域に維持できるので、上下の各陳列室20,30ごとにそれぞれ冷却器を設ける必要がなく、上部ケース体2における陳列室の陳列空間を広く確保できる。
連通路46に配置された開閉シャッター50は、その開口量の調整と連動して上部ファン24の出力が可変するようになっており、図3の様に開閉シャッター50が全開状態の場合は、その出力が強状態となり、開閉シャッター50が半分程度開口した場合は、中程度の出力となり、図2の様に閉状態の際は、稼働が停止する様になっている。この作用から、下部ケース体3が備える送風機42の冷気送り出し能力に依ることなく、開口量の調整により冷気の引き込み量を選択できることになる。
更に、加えて開閉シャッター50は、その開口量の調整と連動して下部ケース体3が備える送風機42の冷気送り出し能力を変更制御可能としてもよい。特に開閉シャッター50の開口量が大きい場合には、連通路46に配置された開閉シャッター50は、その開口量と連動して下部ケース体3が備える送風機42の冷気を送り出す出力が増大し、開閉シャッター50を半分程度開口した場合は、中程度の出力となり、図2の様に閉状態の際は、送風機42の冷気送り出し能力を弱くして、開口量の調整によりもたらされる下部陳列室30の温度変化を最小限に防止できる。
図6は、開閉操作部57の構成を変更し、上シャッター部材55の長手方向の端部もしくは両端部に、バーリング加工と折り返し(圧搾)により面取りされた貫通孔を開閉操作部57’とした変形例である。この変形例によると、開閉操作部57’が上方へ突出しないので上部陳列室20への物品の出し入れ時の邪魔にならず、孔の周縁が下方に突出するように延びていることから指への接触領域が広く操作しやすい。尚、他の構成については同一であることから説明は省略する。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ケース本体10が区画板5により上部ケース体2と下部ケース体3に隔てられていたが、個々のケースを上下に連結させ、連通路46及び第一開口51をそれぞれ連通させることにより構成したショーケースであってもよい。
また、透明カバー21は、透明性を有していなくてもよく、商品や店側の状況に応じてケース内を不可視とする有色カバー等を使用して構成してもよい。
また、透明カバー21は、平時は閉鎖されているが、正面側から商品が取り出すことができるように開閉自在に構成しておくこともできる。
また、開閉操作部57は、開閉シャッター50の端部に設けられると記載したがその限りではなく、長手方向のどの位置に設けてもよいし、複数設けてもよい。
1 ショーケース
2 上部ケース体
3 下部ケース体
4 基台
5 区画板
6 作業台
10 ケース本体
20 上部陳列室
21 透明カバー
22 背面扉
23 棚面
24 上部ファン
25 天板
30 下部陳列室
31 最下陳列部
32 陳列棚
33 冷気案内板
35 開口部
40 機械室
41 冷却器
42 送風機
43 冷気用通風路
44 吹出口
45 冷気吸入口
46 連通路
47 板状部材
48 仕分けプレート
50 開閉シャッター
51 第一開口
52 第二開口
52a 吹出口カバー
55 上シャッター部材
56 下シャッター部材
57 開閉操作部

Claims (6)

  1. 商品取出部としての開放部を有するオープンタイプの下部陳列室と、前記下部陳列室周りに配置された冷気用通風路と、前記冷気用通風路に送り出される冷気を生成する冷却器と、前記開放部の上方側に設けられる冷気吹出口及び下方側に設けられる冷気吸込口と、冷気を送り出す送風機と、を有する下部ケース体と、少なくとも前記下部陳列室と区画板により区画され、内部にファンを有するクローズタイプの上部陳列室を有する上部ケース体と、を備えたショーケースであって、
    前記下部陳列室と前記上部陳列室とは、前記冷気用通風路の一部で連通路を介して連通しており、前記連通路の所定箇所には連通路の開口量を調節可能な開口調節装置が設けられており、前記区画板の前方には前記上部陳列室内の冷気を前記下部陳列室の開放部側に吹き出す開口が形成されており、
    前記開口は、前記冷気吹出口よりも前側に形成されていることを特徴とするショーケース。
  2. 前記下部陳列室と前記上部陳列室とを連通している連通路が前記下部ケース体と前記上部ケース体の背面側に設けられるとともに、冷気を誘導する透明カバーと冷気を前記下部陳列室の開放部側に吹き出す前記開口が前記上部ケース体の正面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記連通路に配置された前記開口調節装置は、開閉シャッターであり前記連通路の完全閉塞が可能になっていることを特徴とする請求項1または2に記載のショーケース。
  4. 前記上部陳列室内には、背面側から正面側に向けて送風可能な前記ファンが配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のショーケース。
  5. 前記連通路に配置された前記開口調節装置は、その開口量の調整と連動して前記ファンの出力が変更可能になっていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のショーケース。
  6. 前記連通路に配置された前記開口調節装置は、その開口量の調整と連動して前記下部ケース体が備える送風機の冷気送り出し能力を変更制御可能としていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のショーケース。
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