JP6847113B2 - 尿素またはその誘導体、ポリオールおよびアミノシリコーンを含んでなる組成物の適用を含んでなる、ケラチン繊維の処理方法 - Google Patents

尿素またはその誘導体、ポリオールおよびアミノシリコーンを含んでなる組成物の適用を含んでなる、ケラチン繊維の処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、尿素および/またはその誘導体、1種以上のポリオールならびに1種以上のアミノシリコーンを含んでなる組成物、特に化粧品組成物をケラチン繊維に適用するステップと、ケラチン繊維を熱処理するステップとを含んでなる、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトのケラチン繊維を処理する方法に関する。
また本発明は、尿素および/またはその誘導体、1種以上のポリオール、ならびに1種以上のアミノシリコーンを含んでなる組成物にも関する。
多くの人々は、毛髪の外観に不満があり、特に、カール状の毛髪を有する人々は、通常、ストレートの毛髪を得ることを望む。
毛髪をストレート化するか、または弛緩(relaxing)させるためのプロセスは、一般に、チオールをベースとする還元剤、または強アルカリ性剤を伴う。
これらの2つの技術は、ケラチンに存在するジスルフィド共有結合の開裂に基づく。
第1の技術は、最初の段階において、還元剤を含んでなる組成物を使用するジスルフィド結合の開裂、次いで、第2の段階において、一般に、毛髪をすすいだ後、あらかじめ張力下に置かれた毛髪に、「フィクサー」としても知られている酸化組成物を適用して、毛髪の頭部に所望の形状を与えることによって、上記ジスルフィド結合を再構成することからなる。
第2の技術は、水酸化物系統に属するベースを含有する組成物を使用してランチオニン化操作を実行することからなる。第1の技術とは対照的に、この第2の技術は、ランチオニン結合の形成が不可逆的であるため、定着ステップを必要としない。したがって、この技術は、優先性を伴わずに、毛髪のウェーブ化、弛緩、カール矯正またはストレート化を実行することを可能にする。特に、それは主に、生まれつきのカール状の毛髪の弛緩のために使用される。
しかしながら、これらの2つの技術は、多くの欠点を有する。特に、それらは、それらの使用の間の不快な臭い、特定のレベルの頭皮の不快感およびケラチン繊維の実質的な分解へと導く。
より最近では、熱処理ステップと、ホルムアルデヒトを含んでなる組成物を適用するステップとを組み合わせた別の技術が開発されている。この技術は、損傷した毛髪により良好な外観を与えることに関して、および/または長い毛髪およびカール状の毛髪を処理することに関して、特に効果的である。
例えば、アイロンによって200℃以上までであり得る温度を受けたホルムアルデヒドは、それらの求核性部位における反応によって、ケラチン繊維のタンパク質を架橋する。
しかしながら、刺激物またはさらに高度に毒性でさえあることが判明しうるホルムアルデヒトなどの物質の使用を避けることが求められている。
したがって、良好なカール弛緩および良好なボリュームコントロールを得ることを可能にし、かつ長続きし、非刺激物および無毒性である、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトのケラチン繊維をストレート化するための新規解決策を提供することが要求されている。
さらに、これらの新規解決策は、特にそれらの最後において、熱に対するケラチン繊維のケアおよびケラチン繊維の保護を提供しなければならない。
驚くべきことに、尿素および/またはその誘導体、1種以上のポリオールならびに1種以上のアミノシリコーンを含んでなる組成物をケラチン繊維に適用するステップと、ケラチン繊維を熱処理するステップとを含んでなる、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトのケラチン繊維を処理する方法が、上記の技術的問題を満たすことを可能にすることが発見された。
処理されていない(写真T)、比較方法によって処理された(写真D1およびD10)および本発明による方法によって処理された(写真E1およびE10)毛髪のふさの写真に対応する単一図形。
したがって、本発明の1つの対象は、
1)a)尿素および/または尿素誘導体から選択される1種以上の化合物、
b)1種以上のポリオール、
c)1種以上のアミノシリコーン
を含んでなる組成物をケラチン繊維に適用するステップと、
2)ケラチン繊維を熱処理するステップと
を含んでなり、熱処理ステップ2)が、好ましくは、ステップ1)の後である、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトのケラチン繊維を処理する方法に関する。
本発明による方法は、特に、毛髪をストレート化すること、および良好なカール弛緩およびより良好なボリュームコントロールを有する毛髪を得ることを可能にする。
さらに、本発明による方法は、特に、何回かのシャンプー洗浄に耐える、長続きするストレート化を得ることを可能にする。
最終的に、本発明による方法は、特にそれらの最後において、熱に対するケラチン繊維のケアおよびケラチン繊維の保護を提供する。
本発明の別の対象は、
a)好ましくは、組成物の全重量に対して、1重量%〜15重量%の範囲の含有量で存在する、尿素および/または尿素誘導体から選択される1種以上の化合物、
b)1種以上のポリオール、
c)好ましくは、組成物の全重量に対して、0.1重量%〜4重量%の範囲の含有量で存在する、1種以上のアミノシリコーン
を含んでなり、化合物b)/化合物a)の重量比が、好ましくは、0.5以上である組成物である。
本発明による組成物は、特に、本発明による方法で使用することが可能である。
本発明の他の特徴および利点は、明細およびそれに続く実施例を読むこと、ならびに処理されていない(写真T)、比較方法によって処理された(写真D1およびD10)および本発明による方法によって処理された(写真E1およびE10)毛髪のふさの写真に対応する単一図形を読むことによって、より明らかになるであろう。
好ましくは、本発明によるケラチン繊維を処理する方法は、特に毛髪などのヒトのケラチン繊維をストレート化する方法である。
上記の通り、本発明による方法は、
a)尿素および/または尿素誘導体から選択される1種以上の化合物、
b)1種以上のポリオール、
c)1種以上のアミノシリコーン
を含んでなる組成物をケラチン繊維に適用するステップを含んでなる。
本発明の目的に関して、「尿素誘導体」という用語は、その化学式において、2つの窒素原子に単純に結合したカルボニル基、すなわち、単位:
Figure 0006847113
を含んでなる、尿素CO(NH自体以外のいずれかの化合物を意味する。
好ましくは、上記化合物a)は、式(I)または(II):
Figure 0006847113
(式中、
− R1、R2、R3およびR4は、独立して、
(i)水素原子、または
(ii)次の基:ヒドロキシル、(C〜C)アルキル、(ジ)(C〜C)(アルキル)アミノ、好ましくは、ジメチルアミノ、カルボキシル、ハロゲン、C〜C18アリール、カルボキサミドおよびN−メチルカルボキサミドから選択される基によって任意選択により置換されていてもよい、直鎖もしくは分枝鎖、環式もしくは非環式C〜C低級アルキルまたはアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜C18アリール基、5〜8員複素環式基
を表すが、
− R1、R2およびR3が水素原子を表す場合、R4は、カルボキサミド、メトオキシ、エトキシ、1,2,4−トリアゾリル、シクロペンチル、(C〜C)アルキルカルボニル、例えば、アセチル、(C〜C)アルコキシカルボニル、例えば、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニル、CO−CH=CH−COOH、任意選択により塩素原子もしくはヒドロキシルで置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたは2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル基からの基を示し得ること、
− R1およびR3が水素原子を表す場合、R2は、水素原子またはメチルもしくはエチル基を表すことができ、かつR4は、アセチル基を表し得ること、
− R1=R2=Hである場合、R3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に、5または6員環、例えば、ピペリジン、3−メチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾールまたはマレイミド環を形成することが可能であること、
− R1およびR2ならびにまたR3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に、イミダゾール環を形成することが可能であること
が理解され、
− R5およびR6は、それぞれ互いに独立して、
(iii)水素原子、または
(iv)次の基:ヒドロキシル、アミノ、ジメチルアミノ、カルボキシル、ハロゲン、C〜C18アリール、カルボキサミドおよびN−メチルカルボキサミドから選択される基によって任意選択により置換されていてもよい、直鎖もしくは分枝鎖、環式もしくは非環式C〜C低級アルキル、アシルまたはアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜C18アリール基、5〜8員複素環式基
を示し、
− Aは、次の基:CH−CH、CH=CH、CH−CO、CO−NH、CH=N、CO−CO、CHOH−CHOH、(HOOC)CH−CH、CHOH−CO、CH−CH−CH、CH−NH−CO、CH=C(CH)−CO、NH−CO−NH、CH−CH−CO、CH−N(CH)−CH、NH−CH−NH、CO−CH(CH)−CH、CO−CH−CO、CO−NH−CO、CO−CH(COOH)−CH、CO−CH=C(COOH)、CO−CH=C(CH)、CO−C(NH)=CH、CO−C(CH)=N、CO−CH=CH、CO−CH=NおよびCO−N=CHから選択される基である)の化合物、その塩もしくはその水和物から選択される。
本発明の第1の特定の実施形態において、上記化合物a)は、式(I)のものであって、かつ
− 尿素
− メチル尿素
− エチル尿素
− プロピル尿素
− n−ブチル尿素
− sec−ブチル尿素
− イソブチル尿素
− tert−ブチル尿素
− シクロペンチル尿素
− エトキシ尿素
− ヒドロキシエチル尿素
− N−(2−ヒドロキシプロピル)尿素
− N−(3−ヒドロキシプロピル)尿素
− N−(2−ジメチルアミノプロピル)尿素
− N−(3−ジメチルアミノプロピル)尿素
− 1−(3−ヒドロキシフェニル)尿素
− ベンジル尿素
− N−カルバモイルマレアミド
− N−カルバモイルマレアミド酸
− ピペリジンカルボキサミド
− 1,2,4−トリアゾール−4−イル尿素
− ヒダントイン酸
− アロファン酸メチル
− アロファン酸エチル
− アセチル尿素
− ヒドロキシエチレン尿素
− 2−(ヒドロキシエチル)エチレン尿素
− ジアリル尿素
− クロロエチル尿素
− N,N−ジメチル尿素
− N,N−ジエチル尿素
− N,N−ジプロピル尿素
− シクロペンチル−1−メチル尿素
− 1,3−ジメチル尿素
− 1,3−ジエチル尿素
− 1,3−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素
− 1,3−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素
− 1,3−ビス(3−ヒドロキシプロピル)尿素
− 1,3−ジプロピル尿素
− エチル−3−プロピル尿素
− sec−ブチル−3−メチル尿素
− イソブチル3−メチル尿素
− シクロペンチル−3−メチル尿素
− N−アセチル−N’−メチル尿素
− トリメチル尿素
− ブチル−3,3−ジメチル尿素
− テトラメチル尿素、および
− これらの化合物の混合物
から選択される。
本発明の第2の特定の実施形態において、上記化合物a)は、式(II)のものであって、かつ
− パラバン酸
− 1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−2−オン
− バルビツール酸
− ウラシル
− 1−メチルウラシル
− 3−メチルウラシル
− 5−メチルウラシル
− 1,3−ジメチルウラシル
− 5−アザウラシル
− 6−アザウラシル
− 5−フルオロウラシル
− 6−フルオロウラシル
− 1,3−ジメチル−5−フルオロウラシル
− 5−アミノウラシル
− 6−アミノウラシル
− 6−アミノ−1−メチルウラシル
− 6−アミノ−1,3−ジメチルウラシル
− 4−クロロウラシル
− 5−クロロウラシル
− 5,6−ジヒドロウラシル
− 5,6−ジヒドロ−5−メチルウラシル
− 2−イミダゾリドン
− 1−メチル−2−イミダゾリジノン
− 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
− 4,5−ジヒドロキシイミダゾリジン−2−オン
− 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン
− 1−(2−ヒドロキシプロピル)−2−イミダゾリジノン
− 1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−イミダゾリジノン
− 4,5−ジヒドロキシ−1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン
− 1,3−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン
− 2−イミダゾリドン−4−カルボン酸
− 1−(2−アミノエチル)−2−イミダゾール
− 4−メチル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
− 2,4−ジヒドロキシ−6−メチルピリミジン
− 1−アミノ−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−5−オン
− ヒダントイン
− 1−メチルヒダントイン
− 5−メチルヒダントイン
− 5,5−ジメチルヒダントイン
− 5−エチルヒダントイン
− 5−N−プロピルヒダントイン
− 5−エチル−5−メチルヒダントイン
− 5−ヒドロキシ−5−メチルヒダントイン
− 5−ヒドロキシメチルヒダントイン
− 1−アリルヒダントイン
− 1−アミノヒダントイン
− ヒダントイン−5−酢酸
− 4−アミノ−1,2,4−トリアゾロン−3,5−ジオン
− ヘキサヒドロ−1,2,4,5−テトラジン−3,6−ジオン
− 5−メチル−1,3,5−トリアジノン−2−オン
− 1−メチルテトラヒドロピリミジン−2−オン
− 2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
− ウラゾール
− 4−メチルウラゾール
− オロト酸
− ジヒドロキシオロト酸
− 2,4,5−トリヒドロキシピリミジン
− 2−ヒドロキシ−4−メチルピリミジン
− 4,5−ジアミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジン
− 1,3−ジメチルバルビツール酸
− シアヌル酸
− 1−メチルヘキサヒドロピリミジン−2,4−ジオン
− 1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2−(1H)−ピリミジノン
− 5−(ヒドロキシメチル−2,4−(1H,3H)−ピリミジンジオン
− 2,4−ジヒドロキシピリミジン−5−カルボン酸
− 6−アザチミン
− 5−メチル−1,3,5−トリアジナン−2−オン
− N−カルバモイルマレアミド酸、および
− アロキサン一水和物 ならびに
− これらの化合物の混合物
から選択される。
最も特に好ましくは、上記化合物a)は、尿素、ヒドロキシエチル尿素およびこれらの化合物の混合物から選択される。
上記化合物a)は、好ましくは、組成物の全重量に対して、1重量%〜15重量%、より好ましくは、2重量%〜12重量%である。
本発明による方法において使用され得る組成物は、1種以上のポリオールも含んでなる。
本発明の目的に関して、「ポリオール」という用語は、異なる炭素原子が有する少なくとも2つのヒドロキシル基(−OH)を含んでなる、脂肪族、非環式、直鎖または分枝鎖であることが可能である有機化合物を意味する。
より特に、本発明に従って使用され得るポリオールは、2〜30個のヒドロキシル基、より好ましくは、2〜10個のヒドロキシル基、なおより好ましくは、2〜3個のヒドロキシル基を含んでなる。
一般に、本発明に従って使用され得るポリオールは、少なくとも3個の炭素原子を含んでなる。
好ましくは、本発明に従って使用され得る上記ポリオール(化合物b))は、少なくとも3個の炭素原子を含んでなるポリオール、およびエチレングリコールから選択され、好ましくは、上記化合物b)は、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ペンチレングリコール、グリセロール、エチレングリコールおよびこれらの化合物の混合物から選択され、より好ましくは、上記化合物b)は、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオールおよびこれらの化合物の混合物から選択される。
本発明に従って使用され得る組成物において、上記化合物b)は、好ましくは、組成物の全重量に対して、1重量%〜30重量%、より好ましくは、2重量%〜15重量%である。
好ましくは、本発明による方法において使用され得る組成物において、化合物b)/化合物a)の重量比は、0.5以上、より好ましくは、1以上である。
本発明による方法において使用され得る組成物は、1種以上のアミノシリコーン(化合物c))も含んでなる。
本発明の目的に関して、「アミノシリコーン」という用語は、少なくとも1つの第一、第二または第三アミン官能性または第四アンモニウム基を含んでなる任意のシリコーンを意味する。
好ましくは、本発明による方法において使用され得る組成物のアミノシリコーンは、それらの構造中に少なくとも4個のケイ素原子を含んでなる。
以下の文章を通して、「シリコーン」という用語は、一般に受け取られるものに従って、適切に官能化されたシランの重合および/または重縮合によって得られ、任意選択により置換されていてもよい炭化水素ベースの基が炭素原子を介してケイ素原子に直接連結する、酸素原子を介してケイ素原子が一緒に連結する主要単位(シロキサン結合−Si−O−Si−)の反復から本質的に構成される、様々な分子量の、直鎖または環式、分子鎖または架橋構造のいずれかの有機シリコンポリマーまたはオリゴマーを意味するように意図される。最も一般的な炭化水素ベースの基は、特に、C〜C10のアルキル基、特に、メチル、アルキル部分がC〜C10であるフルオロアルキル基、およびアリール基、特にフェニルである。
本発明による方法において使用され得る組成物のアミノシリコーンは、以下のシリコーン(a)〜(f)から選択され得る。
(a)以下の式(III):
(R(T)3−a−Si[OSi(T)−[OSi(T)(R2−b−OSi(T)3−a−(R (III)
(式(III)中、
− Tは、水素原子またはフェニル、ヒドロキシル(−OH)またはC〜Cアルキル基、好ましくは、メチル、またはC〜Cアルコキシ、好ましくは、メトキシを表し、
− aは、数0または1〜3の整数、好ましくは0を示し、
− bは、0または1、特に1を示し、
− mおよびnは、合計(n+m)が、特に1〜2000、とくに50〜150の範囲となることが可能であるような整数であり、nは、おそらく、0〜1999、特に49〜149の数を意味し、mは、おそらく、1〜2000、特に1〜10の数を意味し、
− Rは、qが、2〜8(両端を含む)の整数であり、かつLが、以下の群:
− N(R)−CH−CH−N(R
− N(R
− N(R
− N(R)(H)
− N(RHQ
− N(R)−CH−CH−N(R)(H)
から選択される任意選択により四級化されていてもよいアミノ基である、式−CqLの一価の基であり、
式中、Rは、水素原子、フェニル基、ベンジル基または飽和一価炭化水素ベース基、例えば、C〜C20アルキル基を示すことができ、Qは、ハロゲン化物イオン、例えば、フッ化物、塩化物、臭化物またはヨウ化物などのアニオン性対イオンを表す)に対応する化合物。
特に、式(III)の定義に対応するアミノシリコーンは、以下の式(IV):
Figure 0006847113
(式(IV)中、
− R、R’およびR’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、C〜Cアルキル基、好ましくは、メチル、C〜Cアルコキシ基、好ましくは、メトキシ、またはヒドロキシルを意味し、
− Aは、直鎖または分枝鎖C〜C、好ましくは、C〜Cアルキレン基を表し、
− mおよびnは、分子量に依存し、かつその合計が1〜2000(両端を含む)である整数である)に対応する化合物から選択される。
本発明の特定の実施形態によれば、アミノシリコーンは、同一であっても、または異なっていてもよいR、R’およびR’’が、それぞれ、C〜Cアルキルまたはヒドロキシル基を表し、AがCアルキレン基を表し、かつmおよびnが、化合物の重量平均分子量が5000〜500000(両端を含む)g/モルとなるようなものである、式(IV)のものである。この種類の化合物は、CTFA辞典において、「アモジメチコーン」と命名されている。
本発明の別の特定の実施形態によれば、アミノシリコーンは、同一であっても、または異なっていてもよいR、R’およびR’’が、それぞれ、C〜Cアルコキシまたはヒドロキシル基を表し、RまたはR’’の少なくとも1つがアルコキシ基であり、かつAがCアルキレン基である、式(IV)のものである。ヒドロキシル/アルコキシのモル比は、好ましくは0.2/1〜0.4/1(両端を含む)、有利には0.3/1に等しい。
さらに、mおよびnは、化合物の重量平均分子量が2000〜10(両端を含む)であるようなものである。より特に、nは、0〜999であり、mは、1〜1000(両端を含む)であり、nおよびmの合計は、1〜1000(両端を含む)である。
化合物のこの分類において、特に、Wacker社によって販売される製品Belsil(登録商標)ADM 652を挙げることができる。
本発明の別の特定の実施形態によれば、アミノシリコーンは、異なるRおよびR’’が、それぞれ、C〜Cアルコキシまたはヒドロキシル基を表し、RまたはR’’の少なくとも1つがアルコキシ基であり、R’がメチル基を表し、かつAがCアルキレン基を表す、式(IV)のものである。ヒドロキシル/アルコキシモル比は、好ましくは1/0.8〜1/1.1(両端を含む)、有利には1/0.95に等しい。さらに、mおよびnは、化合物の重量平均分子量が2000〜200000(両端を含む)であるようなものである。より特に、nは、0〜999であり、mは、1〜1000(両端を含む)であり、nおよびmの合計は、1〜1000(両端を含む)である。
より特に、Wacker社によって販売される製品Fluid WR(登録商標)1300が挙げられる。
同じく、Wackerからの製品Belsil AMD Log 1も挙げられる。
式(IV)のアミノシリコーンの中でも、Dow Corningからの製品Xiameter MEM−8299も挙げることができる。
これらのシリコーンの分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(室温、ポリスチレン標準、μスチラゲムカラム、溶出剤THF、1mm/分の流量、0.5重量%のシリコーンを含有する200μlのTHF溶液を注入し、検出は、屈折率測定およびUV−メトリーによって行なわれる)によって決定されることに注意されたい。
本発明の特に有利な実施形態によれば、アミノシリコーンは、式(III)のものであり、特に本発明による方法において使用され得る組成物のアミノシリコーンは、以下の式(V):
Figure 0006847113
(式(V)中、nおよびmは、式(III)に従って上で示した意味を有する)に対応する、CTFA辞典でトリメチルシリルアモジメチコーンとして知られているポリマーである。
そのような化合物は、例えば、欧州特許第95238号明細書に記載されている。式(III)の化合物は、例えば、OSI社によってQ2−8220という名称で販売されている。
(b)以下の式(VI):
Figure 0006847113
(式(VI)中、
− Rは、一価C〜C18炭化水素ベースの基、特にC〜C18アルキルまたはC〜C18アルケニル基、例えば、メチルを表し、
− Rは、二価炭化水素ベースの基、特にC〜C18アルキレン基、または二価C〜C18、例えば、C〜Cアルキレンオキシ基を表し、
− Qは、ハロゲン化物イオン、特に塩化物などのアニオン性対イオンを表し、
− rは、2〜20、特に2〜8の統計的平均値を表し、
− sは、20〜200(両端を含む)、特に20〜50(両端を含む)の統計上平均値を表す)に対応する化合物。
(c)特に、式(VII):
Figure 0006847113
(式(VII)中、
− Rは、SiC結合を介してSi原子に連結する、二価炭化水素ベースの基、特にC〜C18アルキレン基、または二価C〜C18、例えば、C〜Cアルキレンオキシ基を表し、
− Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、1〜18個の炭素原子を含有する一価炭化水素ベースの基、特にC〜C18アルキル基、C〜C18アルケニル基、または5個または6個の炭素原子を含んでなる環、例えば、メチルを表し、
− Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、1〜18個の炭素原子を含有する一価炭化水素ベースの基、特にC〜C18アルキル基、C〜C18アルケニル基、またはRおよびRは上で定義された通りである、−R−N(H)−C(O)−Rを表し、
− Xは、同一であっても、または異なっていてもよく、ハロゲン化物イオン、特に塩化物などのアニオン性対イオン、または(C〜C)アルキルカルボキシレートなどの有機酸から誘導されるアニオン性対イオンを表し、
− rは、2〜200(両端を含む)、特に5〜100(両端を含む)の統計的平均値を表す)の四級アンモニウムシリコーン。
(d)式(VIII):
Figure 0006847113
(式(VIII)中、
− R、R、RおよびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、それぞれ、C〜Cアルキル基またはアリール基、例えば、フェニルを意味し、
− Rは、C〜Cアルキル基またはヒドロキシル基を意味し、
− nおよびmは、同一であっても、または異なっていてもよく、1〜5(両端を含む)の整数を表し、かつ
− xは、アミン数が0.01〜1meq/gであるようなものである)のアミノシリコーン。
(e)式(IX):
Figure 0006847113
(式(IX)中、
− R、R、RおよびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、ヒドロキシル基または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、好ましくは、R、R、RおよびRは、(C〜C)アルキル基、特に直鎖基、例えば、メチルを表し、
− ALKおよびALK’は、同一であっても、または異なっていてもよく、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基、好ましくは、直鎖基、例えば、プロピレンを表し、
− AおよびBは、同一であっても、または異なっていてもよく、以下:
N−[ALK’’−O]−[ALK’’’−O]−ALK−N(R)−[ALK−O]
のアミノポリアルコキシ基を表し、
ここで、
は、ALKまたはALK’を介しての分子の残部への基の付加点を表し、
− R、RおよびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、好ましくは、R、RおよびRは、水素原子を表し、
− ALK’’およびALK’’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基、好ましくは、CまたはCアルキレン基を表し、より特に、ALK’’は二価基−CH−CH(CH)−を表し、かつALK’’’はエチレン基を表し、
− ALKおよびALKは、同一であっても、または異なっていてもよく、好ましくは、ヒドロキシル基によって任意選択により置換されていてもよい、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基、好ましくは、CまたはCアルキレン基を表し、より特に、ALKは、エチレンもしくはプロピレン基または二価基−CH−CH(CH)−を表し、かつALKは二価基−CH−CH(OH)−CH−を表し、
− qは、同一であっても、または異なっていてもよく、0または1、好ましくは、1を表し、
− wは、同一であっても、または異なっていてもよく、整数を表し、好ましくは、w値の合計(Aのw+Bのw)が、10〜100(両端を含む)、より特に、20〜60(両端を含む)、より好ましくは、30〜50、例えば、40〜41の平均値を有し;
− zは、同一であっても、または異なっていてもよく、整数を表し、好ましくは、z値の合計(Aのz+Bのz)が、1〜20(両端を含む)、より特に、1〜10(両端を含む)、より好ましくは、2〜5、例えば、3の平均値を有する)のポリアルコキシレン基を有するアミノシリコーン。
(f)少なくとも1つのアミン基を含んでなる、ポリシロキサンブロックおよびポリアルコキシレンブロックから構成されるポリアルコキシレン基を有するアミノシリコーン、特に、
− 式(X):
Figure 0006847113
(式(X)中、
− R、R、RおよびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、ヒドロキシル基または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、好ましくは、R、R、RおよびRは、(C〜C)アルキル基、特に直鎖基、例えば、メチルを表し、
− Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択によりヒドロキシル化されていてもよく、かつ任意選択により酸素原子によって中断されていてもよい、直鎖または分枝鎖C〜Cアルキレン基を表し、
− aおよびbは、同一であっても、または異なっていてもよく、0〜100の範囲の数を表し、
− R’は、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子またはC〜Cアルキル基、例えば、メチル基を表し、
− xは、1〜500の範囲の整数を示し、かつyは、1〜10の範囲の整数を示す)のもの、
− 式(XI):
Figure 0006847113
(式(XI)中、
− R〜Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、C〜Cアルキル基、好ましくは、メチル基を表し、
− RおよびR’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択によりヒドロキシル化されていてもよく、かつ任意選択により酸素原子によって中断されていてもよい、直鎖または分枝鎖C〜Cアルキレン基を表し、
− aおよびbは、同一であっても、または異なっていてもよく、0〜100の範囲の数を表し、
− R’およびR’’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子またはC〜Cアルキル基、例えば、メチルを表し、かつ
− xは、1〜500の範囲の整数を意味し、かつyは、1〜10の範囲の整数を意味する)の単位を含有するもの、
− 式(XII)または式(XIII):
Figure 0006847113
(式(XII)または(XIII)中、
− Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択により酸素などの1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、直鎖または分枝鎖二価C〜C12アルキル基を表し、好ましくはRは、同一であっても、または異なっていてもよく、エチレン基、直鎖または分枝鎖プロピレン基、直鎖または分枝鎖ブチレン基または基−CHCHCHOCH(OH)CH−を表し、より好ましくは、Rは、基−CHCHCHOCH(OH)CH−を表し、
− R’は、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択により酸素などの1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、直鎖または分枝鎖二価C〜C12アルキル基を表し、好ましくはR’は、同一であっても、または異なっていてもよく、エチレン基、直鎖または分枝鎖プロピレン基、直鎖または分枝鎖ブチレン基または基−CHCHCHOCH(OH)CH−を表し、より好ましくは、Rは、基−CH(CH)−CH−を表し、
− R’’は、水素原子またはメチル基を表し、
− xは、1〜10000の範囲、好ましくは、10〜5000の範囲の整数を意味し、
− aは、1以上の整数、好ましくは、5〜200の範囲、より好ましくは、10〜100の範囲の整数を表し、
− bは、0〜200の範囲、好ましくは、4〜100の範囲、好ましくは、5〜30の範囲の整数である)の単位を含有するもの。
好ましくは、アミノシリコーン(f)の群において、ポリシロキサンブロックは、アミノシリコーンの全重量に対して、50モル%〜95モル%、好ましくは、70モル%〜85モル%である。
好ましくは、アミノシリコーン(f)の群において、アミン含有量は、30重量%のコポリマーを含有するジプロピレングリコール溶液中のコポリマーの1グラムあたり、0.02〜0.5meq.、好ましくは、0.05〜0.2meq.の範囲である。
好ましくは、アミノシリコーン(f)の群において、アミノシリコーンの重量平均分子量(Mw)は、5000〜1000000g/モル、好ましくは、10000〜200000g/モルの範囲である。
アミノシリコーン(f)として、Momentive社によってSilsoft A−843またはSilsoft A+の名称で販売されるシリコーンが特に挙げられる。
好ましくは、本発明による方法において使用され得るアミノシリコーン(化合物c))は、式(IV)、(VIII)、(XI)、(XII)および(XIII)のシリコーンから選択される。
本発明に従って使用され得る組成物において、アミノシリコーンは、好ましくは、組成物の全重量に対して、0.1重量%〜4重量%、好ましくは、0.5重量%〜3重量%である。
本発明による方法において使用され得る組成物は、1種以上の増粘剤を含んでいてもよい。
本発明によれば、「増粘剤」という用語は、それらの存在によって、それらが導入された組成物の粘度を、25℃および1秒−1の剪断速度において、少なくとも20cps、好ましくは、少なくとも50cps大きくさせる化合物を意味する(粘度は、コーン/プレート粘度計、Haake R600流動計または同様のものを使用して測定することができる)。
これらの増粘剤は、一般に、非イオン性、カチオン性または両性のポリマーであり、かつ好ましくは、7のpHおよび室温(25℃)において水溶性または水分散性である。
「水溶性」および「水分散性」という用語は、水中、pH7、0.1%の重量濃度および室温(25℃)において、視覚的に均質の(1相)の媒体を形成するポリマーを意味する。
特に、好ましくは、増粘剤は、サッカライドベースの増粘剤から選択される。
本発明の目的に関して、「サッカライドベース」という用語は、置換によって、および/または酸化によって、および/または脱水によって任意選択により変性されていてもよい、式C(HO)n−1または(CHO)の炭水化物から誘導される単位から構成されるポリマーを意味する。
この単位は、特に次の炭水化物:グルコース、ガラクトース、アラビノース、ラムノース、マンノース、キシロース、フコース、アンヒドロガラクトース、ガラクツロン酸、グルクロン酸、マンヌロン酸、硫酸ガラクトース塩、硫酸アンヒドロガラクトース塩およびフルクトースから誘導され得る。
本発明に従って使用され得るサッカライドベースの増粘剤は、特に非イオン性またはカチオン性の会合性サッカライドベースの増粘ポリマーおよび非イオン性の非会合性サッカライドベースの増粘ポリマーから選択され得る。
「会合性ポリマー」(associative polymer)という用語は、水性媒体中、可逆的に互いに、または他の分子と結合することが可能であるポリマーを意味する。
会合性ポリマーは、より特に、少なくとも1つの親水性部分および少なくとも1つの疎水性部分を含んでなる。
したがって、特に、会合性ポリマーは、少なくとも1つの疎水性基を含んでなる。
「疎水性基」という用語は、少なくとも10個の炭素原子、好ましくは、10〜30個の炭素原子、特に、12〜30個の炭素原子、より好ましくは、18〜30個の炭素原子を含んでなる、飽和または不飽和、直鎖または分枝鎖の炭化水素ベースの鎖を有する基またはポリマーを意味する。
好ましくは、炭化水素ベースの鎖は、単官能性化合物から誘導される。
例として、疎水性基は、ステアリルアルコール、ドデシルアルコールまたはデシルアルコールなどの脂肪アルコールから誘導され得る。それはまた、炭化水素ベースのポリマー、例えば、ポリブタジエンを意味し得る。
本発明に従って使用され得る会合性サッカライドベースの増粘ポリマーは、特に、
(i)少なくとも1つの脂肪鎖と、少なくとも1つの親水性単位とを含んでなる、非イオン性両親媒性サッカライドベースのポリマー;
(ii)少なくとも1つの親水性単位と、10〜30個の炭素原子を含有する少なくとも1つの脂肪鎖単位とを含んでなる、カチオン性両親媒性サッカライドベースのポリマー
から選択される。
非イオン性会合性ポリマーは、好ましくは、
(1)少なくとも1つの脂肪鎖を含んでなる基によって変性されたセルロースであって、挙げることができる例として、
− アルキル、アリールアルキルもしくはアルキルアリール基またはそれらの混合物などの少なくとも1つの脂肪鎖を含んでなる基によって変性されるが、アルキル基が、好ましくは、C〜C22、例えば、Aqualon社によって販売される製品Natrosol Plus Grade 330 CS(C16アルキル)またはBerol Nobel社によって販売される製品Bermocoll EHM 100である、ヒドロキシエチルセルロース、
− Amerchol社によって販売される製品Amercell Polymer HM−1500(ノニルフェニルポリエチレングリコール(15)エーテル)などのアルキルフェニルポリアルキレングリコールエーテル基によって変性されたヒドロキシエチルセルロース
が挙げられるもの、
(2)Lamberti社によって販売される製品Esaflor HM 22(C22アルキル鎖)ならびにRhodia社によって販売される製品RE210−18(C14アルキル鎖)およびRE205−1(C20アルキル鎖)などの少なくとも1つの脂肪酸を含んでなる基によって変性されたヒドロキシプロピルグアー
から選択される。
カチオン性の会合性サッカライドベースのポリマーは、好ましくは、四級化セルロース誘導体から選択される。
四級化セルロース誘導体は、特に:
i)少なくとも8個の炭素原子を含んでなる、直鎖もしくは分枝鎖アルキル、直鎖もしくは分枝鎖アリールアルキルまたは直鎖もしくは分枝鎖アルキルアリール基またはそれらの混合物などの少なくとも1つの脂肪鎖によって変性された四級化セルロース、
ii)少なくとも8個の炭素原子を含んでなる、直鎖もしくは分枝鎖アルキル、直鎖もしくは分枝鎖アリールアルキルまたは直鎖もしくは分枝鎖アルキルアリール基またはそれらの混合物などの少なくとも1つの脂肪鎖によって変性された四級化ヒドロキシエチルセルロース、
iii)式(XIV):
Figure 0006847113
(式(XIV)中、
− RおよびR’は、同一であっても、または異なっていてもよく、R−,Qなどのアンモニウム基を表し、ここで、R、RおよびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子、または直鎖もしくは分枝鎖C〜C30、好ましくは、C〜C20アルキル基、例えば、メチルまたはドデシルを表し、
− Qは、ハロゲン化物、例えば、塩化物または臭化物などのアニオン性対イオンを表し、
− n、xおよびyは、同一であっても、または異なっていてもよく、1〜10000の整数を表す)
のヒドロキシエチルセルロースである。
上記の四級化セルロースi)またはヒドロキシエチルセルロースii)が有するアルキル基は、好ましくは、8〜30個の炭素原子を含んでなる。
アリール基は、基好ましくは、フェニル、ベンジル、ナフチルまたはアンスリル基を意味する。
示すことができるC〜C30脂肪鎖を含有する四級化アルキルヒドロキシエチルセルロースの例としては、Amerchol社によって販売される製品Quatrisoft LM 200(登録商標)、Quatrisoft LM−X 529−18−A(登録商標)、Quatrisoft LM−X 529−18B(登録商標)(C12アルキル)およびQuatrisoft LM−X 529−8(登録商標)(C18アルキル)、ならびにCroda社によって販売される製品Crodacel QM(登録商標)、Crodacel QL(登録商標)(C12アルキル)およびCrodacel QS(登録商標)(C18アルキル)が挙げられる。
Rがトリメチルアンモニウムハライドを表し、かつR’がジメチルドデシルアンモニウムハライドを表し、より好ましくは、Rがトリメチルアンモニウムクロリド(CHClを表し、かつR’がジメチルドデシルアンモニウムクロリド(CH(C1225)NClを表す、式(XIV)のヒドロキシエチルセルロースも挙げられる。この種類のポリマーは、SL−100およびSL−60などの、商品名softCAT Polymer SL(登録商標)で知られている。
より特に、式(XIV)のポリマーは、その粘度が2000〜3000(両端を含む)cpsであるものである。好ましくは、粘度は、2700〜2800(両端を含む)cpsである。
上記で説明されたように、サッカライドベースの増粘剤は、非イオン性の非会合性サッカライドベースの増粘ポリマーから選択されてもよい。
本発明に従って使用され得る非イオン性非会合性サッカライドベースの増粘ポリマーとして、より特に、
1)高木または低木浸出物、好ましくは、
− アラビアガム(ガラクトース、アラビノース、ラムノースおよびグルクロン酸の分枝ポリマー)、
− ガティガム(アラビノース、ガラクトース、マンノース、キシロースおよびグルクロン酸から誘導されるポリマー)、
− カラヤガム(ガラクツロン酸、ガラクトース、ラムノースおよびグルクロン酸から誘導されるポリマー)、
− トラガカントガム(ガラクツロン酸、ガラクトース、フコース、キシロースおよびアラビノースのポリマー)、
2)藻類から誘導されるゴム、好ましくは、
− アガー(ガラクトースおよびアンヒドロガラクトースから誘導されるポリマー)、
− アルギネート(マンヌロン酸およびグルクロン酸のポリマー)、
− カラギーナンおよびフルセレラン(硫酸ガラクトース塩および硫酸アンヒドロガラクトース塩のポリマー)、
3)種子または塊茎から誘導されるゴム、好ましくは、
− グアーガム(マンノースおよびガラクトースのポリマー)、
− ローカストビーンガム(マンノースおよびガラクトースのポリマー)、
− フェヌクリークガム(マンノースおよびガラクトースのポリマー)、
− タマリンドガム(ガラクトース、キシロースおよびグルコースのポリマー)、
− コンジャクガム(グルコースおよびマンノースのポリマー)、
4)以下を含む微生物ゴム、
− キサンタンガム(グルコース、酢酸マンノース、マンノース/ピルビン酸およびグルクロン酸のポリマー)、
− ゲランガム(部分的にアシル化されたグルコース、ラムノースおよびグルクロン酸のポリマー)、
− スクレログルカンガム(グルコースポリマー)、
5)植物抽出物、好ましくは、
− セルロース(グルコースポリマー)、
− でんぷん(グルコースポリマー)および
− イヌリン
などの天然ゴムから製造されたものが挙げられる。
これらの非イオン性非会合性サッカライドベースの増粘ポリマーは、物理的または化学的に変性されてもよい。
物理的処理として、特に温度が挙げられる。
挙げることができる化学的処理としては、エステル化、エーテル化、アミド化および酸化反応が含まれる。
これらの処理によって、特に、非イオン性、アニオン性または両性であり得るポリマーをもたらすことができる。
好ましくは、これらの化学的または物理的処理は、グアーガム、ローカスビーンガム、でんぷんおよびセルロースに適用される。
本発明に従って使用され得る非イオン性グアーガムは、C〜C(ポリ)ヒドロキシアルキル基で変性されてもよい。
〜C(ポリ)ヒドロキシアルキル基の中でも、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピルおよびヒドロキシブチル基が挙げられる。
これらの変性されたグアーガムは、従来技術において周知であり、例えば、対応するアルケンオキシド、例えば、プロピレンオキシドを、天然グアーガムと反応させて、ヒドロキシプロピル基によって変性されたグアーガムを得ることによって調製され得る。
ヒドロキシアルキル化度は、好ましくは、0.4〜1.2までの間で変わり、グアーガムに存在する遊離ヒドロキシ官能基の数によって消費されるアルキレンオキシド分子の数に対応する。
ヒドロキシアルキル基によって任意選択により変性されていてもよいそのような非イオン性グアーガムは、例えば、Rhodia Chimie社によって商品名Jaguar HP8、Jaguar HP60およびJaguar HP120で販売されている。
本発明に従って使用され得る非イオン性でんぷんは、特に次の反応:アルファ化、酸化、架橋、エステル化、エーテル化、アミド化、熱処理の1つ以上によって、化学的また物理的に変性されてもよい。
本発明に従って使用され得る変性デンプンとして、好ましくは、ジスターチホスフェート、またはジスターチホスフェートが豊富な化合物、例えば、Avebe社によってPrejel VA−70−T AGGL(ゼラチン化ヒドロキシプロピルキャッサバジスターチホスフェート)、Prejel TK1(ゼラチン化キャッサバジスターチホスフェート)およびPrejel 200(ゼラチン化アセチルキャッサバジスターチホスフェート)の名称で販売される製品、またはNational StarchからのStructure Zea(ゼラチン化コーンジスターチホスフェート)が挙げられる。
また、1つ以上のアニオン性基および1つ以上のカチオン性基を含んでなる両性でんぷんも挙げられる。アニオン性およびカチオン性基は、でんぷん分子の同一反応部位または異なる反応部位に連結し得るが、好ましくは、同一反応部位に連結する。アニオン性基は、カルボン酸、ホスフェートまたはスルフェート型であってよく、好ましくはカルボン酸である。カチオン性基は、第一、第二、第三または第四アミン型であることが可能である。
本発明において使用される天然でんぷん分子は、特に、コーン、ジャガイモ、オート、米、タピオカ、モロコシ、オオムギ、コムギ、キャッサバまたはエンドウなどの穀類または塊茎からの植物由来であり得る。
でんぷんは、好ましくは、ジャガイモから誘導される。
上記でんぷんの加水分解物を使用することも可能である。
本発明に従って使用され得るセルロースは、化学的または物理的に変性されてもよい。
言及されてよい変性セルロースとしては、より特に、それらの構造中にC10〜C30脂肪鎖を含まないセルロースポリマーが含まれる。
したがって、本発明に従って使用され得るセルロースポリマーは、微晶質形態のものを含む非置換セルロースおよびセルロースエーテルから選択されてよい。
本発明に従って使用され得る変性セルロースは、カチオン性、両性または非イオン性であってよい。
これらのセルロースベースのポリマーの中で、セルロースエーテル、セルロースエステルおよびセルロースエステルエーテルが区別される。
本発明に従って使用され得るセルロースエーテルは、より特に、非イオン性またはカチオン性であってよい。
10〜C30脂肪鎖を有さない、すなわち、「非会合性」非イオン性セルロースエーテルの中で、(C〜C)アルキルセルロース、例えば、メチルセルロースおよびエチルセルロース(例えば、Dow ChemicalからのEthocel standard 100 Premium);(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルキルセルロース、例えば、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース(例えば、Aqualonから提供されるNatrosol 250 HHR)およびヒドロキシプロピルセルロース(例えば、AqualonからのKlucel EF);混合(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルキル−(C〜C)アルキルセルロース、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、Dow ChemicalからのMethocel E4M)、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース(例えば、Akzo NobelからのBermocoll E 481 FQ)およびヒドロキシブチルメチルセルロースが挙げられる。
脂肪鎖のないカチオン性セルロースエーテルの中で、カチオン性セルロース誘導体、例えば、水溶性四級アンモニウムモノマーでグラフト化された、特に米国特許第4131576号明細書に記載されるセルロースコポリマーまたはセルロース誘導体、例えば、(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルキルセルロース、例えば、特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムまたはジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフト化されたヒドロキシメチル−、ヒドロキシエチル−またはヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。この定義に対応する市販製品は、より特に、National Starch社によって名称Celquat L 200(登録商標)およびCelquat H 100(登録商標)で販売される製品である。
セルロースエステル中で、セルロースの無機エステル(セルロースニトレート、スルフェート、ホスフェートなど)、有機セルロースエステル(セルロースモノアセタート、トリアセテート、アミドプロピオネート、アセテートブチレート、アセテートプロピオネートおよびアセテートトリメリテートなど)およびセルロースの混合有機/無機エステル、例えば、セルロースアセテートブチレートスルフェートおよびセルロールアセテートプロピオネートスルフェートがある。
セルロースエステルエーテルの中で、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートおよびエチルセルローススルフェートが挙げられる。
本発明による方法において使用され得る組成物は、好ましくは、非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性界面活性剤から選択される界面活性剤、固定化ポリマー(fixing polymer)、好ましくは、カチオン性ポリマーから選択されるコンディショニング剤、成分c)以外のシリコーン、上で述べたサッカライドベースの増粘剤以外のキトサン及びこれらの化合物の誘導体、UVスクリーニング剤、フィラー、例えば、真珠層(真珠光沢顔料)、二酸化チタン、樹脂および粘土、芳香剤、ペプタイザー(解膠剤)、ビタミン、保存剤、酸性化剤、アルカリ化剤、還元剤、酸化剤、直接染料、特にカチオン性および天然直接染料から選択されるもの、酸化染料、ならびにこれらの化合物の混合物から選択される1種以上の追加的化合物を含んでなってもよい。
上記の追加的化合物は、本発明に従って使用され得る組成物の全重量に対して、0重量%〜20重量%の範囲の量で存在してよい。
本発明による方法において使用され得る組成物は、特に親水性溶媒および疎水性溶媒から選択される1種以上の溶媒を含んでなってもよい。
挙げることができる親水性溶媒の例には、単独で、または混合物としての、2〜10個の炭素原子を含んでなる、直鎖または分枝鎖の、好ましくは飽和モノアルコール、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコールおよび芳香族アルコール、例えば、フェニルエチルアルコールが含まれる。
上記溶媒は、本発明に従って使用され得る組成物の全重量に対して、0.01重量%〜50重量%の範囲の量で存在してよい。
本発明による方法において使用され得る組成物は、有利には、組成物の全重量に対して、有利には、1重量%〜95重量%、好ましくは、20重量%〜90重量%、より好ましくは、40重量%〜85重量%の水を含んでなる。
本発明による方法において使用され得る組成物は、ワックス、ペースト、クリーム、ゲル、フォーム、スプレーまたはローションの形態であり得る。
本発明による方法は、好ましくは、組成物を適用するステップの後、ケラチン繊維の熱処理ステップを含んでなる。
ケラチン繊維の熱処理のステップは、一般に、40〜250℃の範囲、好ましくは、90℃〜250℃の範囲、より好ましくは、180℃〜230℃の範囲の温度で実施される。
好ましくは、熱処理ステップは、毛髪のふさあたり5秒〜1時間の範囲の期間、好ましくは、5秒〜1分間の範囲の期間を有する。
この熱処理ステップは、一般に、ストレート化アイロン、カール化アイロン、クリンプアイロン、ウェーブ化アイロン、フード、ヘアドライヤー、赤外線加熱システムまたは加熱ロールなどの加熱ツールを使用して実施される。
本発明の方法の第1の実施形態によれば、組成物は、毛髪の湿潤または乾燥頭部、好ましくは、乾燥毛髪に、放置時間の有無にかかわらず適用される。適用される配合物の浴比は、0.1〜10の範囲であってよく、より特に、0.2〜5の範囲であってよい。次いで、ケラチン繊維は、任意選択により場合によっては摩擦乾燥され、好ましくは、摩擦乾燥される。1つ以上の加熱手段は、40〜250℃、好ましくは、90〜250℃、より良好には、180〜230℃の範囲の温度で、毛髪のふさあたり5秒〜1時間、好ましくは、5秒〜1分の範囲の時間で、1回、または連続的にケラチン繊維に適用される。
次いで、好ましくは、フードまたはヘアドライヤーを使用して、毛髪に、1つ以上の次の操作:リンス−アウトヘアコンディショナーを用いて、リンス、シャンプーおよびトリートメントを任意選択によって実施してもよい。
一般に、かつ好ましくは、本発明による方法において、ケラチン繊維への適用のステップは、乾燥ケラチン繊維上で行なわれる。
好ましくは、放置時間を観察する場合、放置時間は、好ましくは5分〜1時間である。
本発明の目的に関して、「浴比」という用語は、適用された組成物の全重量および処理されるケラチン繊維の全重量の間の比を意味する。
第2の実施形態において、本発明による方法は、再生したか、またはカール性における変化を引き起こす傾向のある他の処理を受けた毛髪を処理して所望の形状または所望の形状強度を得るために、任意選択により場合によっては1回以上の美容処理によって間隔を置かれて、好ましくは、1回以上のシャンプー洗浄によって間隔を置かれて1回以上実施される。
好ましくは、本発明による方法は、本発明による方法において使用され得る組成物の適用の前または間または後の還元組成物の適用を含まない。
このことは、本発明に関連して、毛髪に対して侵襲性を抑えた方法を実施することを可能にするために特に有利である。
先に説明したように、本発明の別の対象は、
a)好ましくは、組成物の全重量に対して、1重量%〜15重量%の範囲の含有量で存在する、尿素および/または尿素誘導体から選択される1種以上の化合物、
b)1種以上のポリオール、
c)好ましくは、組成物の全重量に対して、0.1重量%〜4重量%の範囲の含有量で存在する、1種以上のアミノシリコーン
を含んでなり、化合物b)/化合物a)の重量比が、好ましくは、0.5以上である組成物である。
本発明による組成物は、上記された本発明による方法において使用される組成物の1つ以上の特徴を含み得る。
特に、本発明による組成物は、尿素および/または尿素誘導体、ポリオール、アミノシリコーン、任意の増粘剤および任意選択によって存在してもよい追加的な化合物に関する1つ以上の特徴を含み得る。
次の実施例は、本発明を説明するために有用であるが、全く限定されない。
実施例1
比較組成物1、ならびに本発明による方法において使用され得る本発明による組成物2および3を、以下の表1に示した配合に基づいて調製した。下の表1中、量は、組成物の全量に対する重量パーセントで表されている。
Figure 0006847113
本実施例において使用されるストレート化プロセスは、次の通りである:
− 試験される毛髪のふさをシャンプーし、次いで、乾燥させる、
− 表1に記載の組成物の1つを乾燥毛髪に適用する(浴比=1:1)、
− 放置時間:5分、
− ブロー乾燥:15パス(最大出力)、
− ストレート化アイロン:1〜1.5gのふさに対して、230℃において、1ふさあたり5回のゆっくりなパス(6秒/20cm)。
最初のふさ:天然カールIV型コーカサス。
ストレート化方法の経時的な持続性を評価するために、毛髪のふさに1回および5回のシャンプー洗浄を受けさせる。
カール弛緩品質およびボリュームコントロールは、1回のシャンプー洗浄後および5回のシャンプー洗浄後に視覚的に評価する。
本発明による方法(組成物2および3)は、アミノシリコーンを含んでなる組成物の適用を含まない比較方法よりも、良好なカール弛緩およびまた良好なボリュームコントロールをもたらす。特に、カール弛緩は、最初のシャンプー洗浄から完全であり、かつ次のシャンプー洗浄でも持続する。
さらに、本発明による方法によって、毛髪に良好な美容性(cosmeticity)を与えることが可能である。ふさは、末端部まで、より滑らかな感触である。
実施例2
比較組成物4、および本発明による方法において使用され得る本発明による組成物5は、以下の表2に示された配合に基づいて調製した。表2中、量は、組成物の全量に対する活性物質の重量パーセントで表されている。
Figure 0006847113
本実施例において使用されるストレート化プロセスは、次の通りである:
− 調査される毛髪のふさをシャンプーし、次いで、乾燥させる、
− 表2に記載の組成物の1つを乾燥毛髪に適用する(浴比=1:1)、
− 放置時間:30分、
− ブロー乾燥:ブラシを用いて15パス(ヘアドライヤーの最大出力で)、
− ストレート化アイロン:1〜1.5g(平均1.35g)のふさに対して、210℃において、1ふさあたり10回のゆっくりなパス(6秒/20cm)。
最初のふさ:天然カールIV型コーカサス。
ストレート化方法の経時的な持続性を評価するために、毛髪のふさに1回および10回のシャンプー洗浄を受けさせる。
カール弛緩品質およびボリュームコントロールは、1回のシャンプー洗浄後および10回のシャンプー洗浄後に比較写真によって視覚的に評価する。カールは、古典的なシャンプー(DOP Camomille)で洗浄し、リンスし、次いで、空気乾燥させる。
カールを垂直にぶらさげて、次いで、写真撮影する。
ストレート化係数は、次のように計算される:それは、毛髪のふさの長さ/幅の比率に対応する。
写真Tは、本方法前の毛髪のふさに対応する(天然カールIV型コーカサス)。
写真D1およびD10は、1回のシャンプー(D1)および10回のシャンプー(D10)後に組成物D(比較)によって処理された毛髪のふさに対応する。
写真E1およびE10は、1回のシャンプー(E1)および10回のシャンプー(E10)後に組成物E(本発明)によって処理された毛髪のふさに対応する。
長さ/幅測定およびストレート化係数を下の表3に示す。
Figure 0006847113
本発明による方法において使用することが可能である本発明による組成物Eは、比較組成物Dとの比較において、ストレート化の持続性を改善することが可能であった。
特に、組成物Eで処理された毛髪のふさは、直線状である(写真E参照)。組成物Dで処理された毛髪のふさは、うねりがある(写真D参照)。
このような改善は、1回のシャンプー後およびまた10回のシャンプー後に明らかである。

Claims (19)

  1. 1)a)組成物の全質量に対して、1重量%〜15重量%の範囲の含有量で存在する、尿素および/または尿素誘導体から選択される1種以上の化合物、
    b)1種以上のポリオール、
    c)1種以上のアミノシリコーン
    を含み、さらに、単独または混合物として、エチルアルコール、イソプロピルアルコールから選択される1種以上の親水性溶媒を含んでなり、
    前記化合物b)/化合物a)の重量比が、0.5以上である組成物をケラチン繊維に適用するステップと、
    2)前記ケラチン繊維を熱処理するステップと
    を含んでなり、前記熱処理ステップ2)が、ステップ1)の後であり、
    前記ケラチン繊維を熱処理するステップが90℃〜250℃の範囲の温度で実施される、ケラチン繊維を処理する方法。
  2. 前記ケラチン繊維の処理が、前記ケラチン繊維のストレート化であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記化合物a)が、式(I)または(II):
    Figure 0006847113
    (式中、
    − R1、R2、R3およびR4は、独立して、
    (i)水素原子、または
    (ii)次の基:ヒドロキシル、(C〜C)アルキル、(ジ)(C〜C)(アルキル)アミノカルボキシル、ハロゲン、C〜C18アリール、カルボキサミドおよびN−メチルカルボキサミドから選択される基によって任意選択により置換されていてもよい、直鎖もしくは分枝鎖、環式もしくは非環式C〜C低級アルキルまたはアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜C18アリール基、5〜8員複素環式基
    を表すが、
    − R1、R2およびR3が水素原子を表す場合、R4は、カルボキサミド、メトキシ、エトキシ、1,2,4−トリアゾリル、シクロペンチル、(C〜C)アルキルカルボニル、(〜C)アルコキシカルボニルCO−CH=CH−COOH、任意選択により塩素原子もしくはヒドロキシルで置換されていてもよいフェニル、ベンジルまたは2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル基からの基を示し得ること、
    − R1およびR3が水素原子を表す場合、R2は、水素原子またはメチルもしくはエチル基を表し得、かつR4は、アセチル基を表し得ること、
    − R1=R2=Hである場合、R3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に、5または6員環を形成することが可能であること、
    − R1およびR2ならびにまたR3およびR4は、それらを有する窒素原子と一緒に、イミダゾール環を形成することが可能であること
    が理解され、
    − R5およびR6は、それぞれ互いに独立して、
    (iii)水素原子、または
    (iv)次の基:ヒドロキシル、アミノ、ジメチルアミノ、カルボキシル、ハロゲン、C〜C18アリール、カルボキサミドおよびN−メチルカルボキサミドから選択される基によって任意選択により置換されていてもよい、直鎖もしくは分枝鎖、環式もしくは非環式C〜C低級アルキル、アシルまたはアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜C18アリール基、5〜8員複素環式基
    を示し、
    − Aは、次の基:CH−CH、CH=CH、CH−CO、CO−NH、CH=N、CO−CO、CHOH−CHOH、(HOOC)CH−CH、CHOH−CO、CH−CH−CH、CH−NH−CO、CH=C(CH)−CO、NH−CO−NH、CH−CH−CO、CH−N(CH)−CH、NH−CH−NH、CO−CH(CH)−CH、CO−CH−CO、CO−NH−CO、CO−CH(COOH)−CH、CO−CH=C(COOH)、CO−CH=C(CH)、CO−C(NH)=CH、CO−C(CH)=N、CO−CH=CH、CO−CH=NおよびCO−N=CHから選択される基である)の化合物、その塩、もしくはその水和物から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記化合物a)が、式(I)のものであって、かつ
    − 尿素
    − メチル尿素
    − エチル尿素
    − プロピル尿素
    − n−ブチル尿素
    − sec−ブチル尿素
    − イソブチル尿素
    − tert−ブチル尿素
    − シクロペンチル尿素
    − エトキシ尿素
    − ヒドロキシエチル尿素
    − N−(2−ヒドロキシプロピル)尿素
    − N−(3−ヒドロキシプロピル)尿素
    − N−(2−ジメチルアミノプロピル)尿素
    − N−(3−ジメチルアミノプロピル)尿素
    − 1−(3−ヒドロキシフェニル)尿素
    − ベンジル尿素
    − N−カルバモイルマレアミド
    − N−カルバモイルマレアミド酸
    − ピペリジンカルボキサミド
    − 1,2,4−トリアゾール−4−イル尿素
    − ヒダントイン酸
    − アロファン酸メチル
    − アロファン酸エチル
    − アセチル尿素
    − ヒドロキシエチレン尿素
    − 2−(ヒドロキシエチル)エチレン尿素
    − ジアリル尿素
    − クロロエチル尿素
    − N,N−ジメチル尿素
    − N,N−ジエチル尿素
    − N,N−ジプロピル尿素
    − シクロペンチル−1−メチル尿素
    − 1,3−ジメチル尿素
    − 1,3−ジエチル尿素
    − 1,3−ビス(2−ヒドロキシエチル)尿素
    − 1,3−ビス(2−ヒドロキシプロピル)尿素
    − 1,3−ビス(3−ヒドロキシプロピル)尿素
    − 1,3−ジプロピル尿素
    − エチル−3−プロピル尿素
    − sec−ブチル−3−メチル尿素
    − イソブチル3−メチル尿素
    − シクロペンチル−3−メチル尿素
    − N−アセチル−N’−メチル尿素
    − トリメチル尿素
    − ブチル−3,3−ジメチル尿素
    − テトラメチル尿素、および
    − これらの化合物の混合物
    から選択されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記化合物a)が、式(II)のものであって、かつ
    − パラバン酸
    − 1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−2−オン
    − バルビツール酸
    − ウラシル
    − 1−メチルウラシル
    − 3−メチルウラシル
    − 5−メチルウラシル
    − 1,3−ジメチルウラシル
    − 5−アザウラシル
    − 6−アザウラシル
    − 5−フルオロウラシル
    − 6−フルオロウラシル
    − 1,3−ジメチル−5−フルオロウラシル
    − 5−アミノウラシル
    − 6−アミノウラシル
    − 6−アミノ−1−メチルウラシル
    − 6−アミノ−1,3−ジメチルウラシル
    − 4−クロロウラシル
    − 5−クロロウラシル
    − 5,6−ジヒドロウラシル
    − 5,6−ジヒドロ−5−メチルウラシル
    − 2−イミダゾリドン
    − 1−メチル−2−イミダゾリジノン
    − 1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
    − 4,5−ジヒドロキシイミダゾリジン−2−オン
    − 1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン
    − 1−(2−ヒドロキシプロピル)−2−イミダゾリジノン
    − 1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−イミダゾリジノン
    − 4,5−ジヒドロキシ−1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン
    − 1,3−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリジノン
    − 2−イミダゾリドン−4−カルボン酸
    − 1−(2−アミノエチル)−2−イミダゾール
    − 4−メチル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン
    − 2,4−ジヒドロキシ−6−メチルピリミジン
    − 1−アミノ−4,5−ジヒドロ−1H−テトラゾール−5−オン
    − ヒダントイン
    − 1−メチルヒダントイン
    − 5−メチルヒダントイン
    − 5,5−ジメチルヒダントイン
    − 5−エチルヒダントイン
    − 5−N−プロピルヒダントイン
    − 5−エチル−5−メチルヒダントイン
    − 5−ヒドロキシ−5−メチルヒダントイン
    − 5−ヒドロキシメチルヒダントイン
    − 1−アリルヒダントイン
    − 1−アミノヒダントイン
    − ヒダントイン−5−酢酸
    − 4−アミノ−1,2,4−トリアゾロン−3,5−ジオン
    − ヘキサヒドロ−1,2,4,5−テトラジン−3,6−ジオン
    − 5−メチル−1,3,5−トリアジノン−2−オン
    − 1−メチルテトラヒドロピリミジン−2−オン
    − 2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン
    − ウラゾール
    − 4−メチルウラゾール
    − オロト酸
    − ジヒドロキシオロト酸
    − 2,4,5−トリヒドロキシピリミジン
    − 2−ヒドロキシ−4−メチルピリミジン
    − 4,5−ジアミノ−2,6−ジヒドロキシピリミジン
    − 1,3−ジメチルバルビツール酸
    − シアヌル酸
    − 1−メチルヘキサヒドロピリミジン−2,4−ジオン
    − 1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2−(1H)−ピリミジノン
    − 5−(ヒドロキシメチル−2,4−(1H,3H)−ピリミジンジオン
    − 2,4−ジヒドロキシピリミジン−5−カルボン酸
    − 6−アザチミン
    − 5−メチル−1,3,5−トリアジナン−2−オン
    − N−カルバモイルマレアミド酸、および
    − アロキサン一水和物、ならびに
    − これらの化合物の混合物
    から選択されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  6. 前記化合物a)が、尿素、ヒドロキシエチル尿素およびこれらの化合物の混合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記化合物a)が、前記組成物の全重量に対して、2重量%〜12重量%であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記化合物b)が、少なくとも3個の炭素原子を含んでなるポリオールおよびエチレングリコールから選択されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記化合物b)が、前記組成物の全重量に対して、1重量%〜30重量%であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記化合物b)/化合物a)の重量比が1以上であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記化合物c)が、少なくとも4個の炭素原子を含んでなるアミノシリコーンから選択されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記化合物c)が、以下のシリコーン(a)〜(f)から選択されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法:
    (a)以下の式(III):
    (R(T)3−a−Si[OSi(T)−[OSi(T)(R2−b−OSi(T)3−a−(R (III)
    (式(III)中、
    − Tは、水素原子またはフェニル、ヒドロキシル(−OH)またはC〜Cアルキル基、またはC〜Cアルコキシを表し、
    − aは、数0または1〜3の整数を示し、
    − bは、0または1を示し、
    − mおよびnは、合計(n+m)が1〜2000の範囲となることが可能である整数であり、nは0〜1999の数を意味し、mは、1〜2000の数を意味することができ、
    − Rは、qが、2〜8の整数(両端を含む)であり、かつLが、以下の群:
    − N(R)−CH−CH−N(R
    − N(R
    − N(R
    − N(R)(H)
    − N(RHQ
    − N(R)−CH−CH−N(R)(H)
    から選択される任意選択により四級化されていてもよいアミノ基である、式−C2qLの一価の基であり、
    式中、Rは、水素原子、フェニル基、ベンジル基または飽和一価炭化水素ベースの基を示しことができ、Qは、アニオン性対イオンを表す)に対応する化合物、
    (b)以下の式(VI):
    Figure 0006847113
    (式(VI)中、
    − Rは、一価C〜C18炭化水素ベースの基を表し、
    − Rは、二価炭化水素ベースの基を表し、
    − Qは、アニオン性対イオンを表し、
    − rは、2〜20の統計上平均値を表し、
    − sは、包括的に20〜200の統計的平均値を表す)に対応する化合物、
    (c)四級アンモニウムシリコーン、
    (d)式(VIII):
    Figure 0006847113
    (式(VIII)中、
    − R、R、R3、およびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、それぞれ、C〜Cアルキル基またはアリール基を示し、
    − Rは、C〜Cアルキル基またはヒドロキシル基を示し、
    − nおよびmは、同一であっても、または異なっていてもよく、1〜5(両端を含む)の整数を表し、かつ
    − xは、アミン数が0.01〜1meq/gとなる数である)のアミノシリコーン、
    (e)式(IX):
    Figure 0006847113
    (式(IX)中、
    − R、R、R、およびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、ヒドロキシル基または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、
    − ALKおよびALK’は、同一であっても、または異なっていてもよく、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基を表し、
    − AおよびBは、同一であっても、または異なっていてもよく、以下:
    N−[ALK’’−O]−[ALK’’’−O]−ALK−N(R)−[ALK−O]
    のアミノポリアルコキシ基を表し、
    ここで:
    は、ALKまたはALK’を介しての分子の残部への基の付加点を表し、
    − R、R、およびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、
    − ALK’’およびALK’’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基を表し、
    − ALKおよびALKは、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択により置換されていてもよい、直鎖または分枝鎖(C〜C10)アルキレン基を表し、
    − qは、同一であっても、または異なっていてもよく、0または1を表し、
    − wは、同一であっても、または異なっていてもよく、整数を表し;
    − zは、同一であっても、または異なっていてもよく、整数を表)のポリアルコキシレン基を有するアミノシリコーン、
    (f)少なくとも1つのアミン基を含んでなるポリアルコキシレンブロックおよびポリシロキサンブロックから構成される、ポリアルコキシレン基を有するアミノシリコーンであって、以下のものから選択されるアミノシリコーン:
    − 式(X):
    Figure 0006847113
    (式(X)中、
    − R、R、R、およびRは、同一であっても、または異なっていてもよく、ヒドロキシル基または直鎖もしくは分枝鎖(C〜C10)アルキル基を表し、
    − Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択によりヒドロキシル化されていてもよく、かつ任意選択により酸素原子によって中断されていてもよい、直鎖または分枝鎖C〜Cアルキレン基を表し、
    − aおよびbは、同一であっても、または異なっていてもよく、0〜100の範囲の数を表し、
    − R’は、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子またはC〜Cアルキル基を表し、
    − xは、1〜500の範囲の整数を示し、かつyは、1〜10の範囲の整数を示す)のもの、
    − 式(XI):
    Figure 0006847113
    (式(XI)中、
    − R〜Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、C〜Cアルキル基を表し、
    − RおよびR’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択によりヒドロキシル化されていてもよく、かつ任意選択により酸素原子によって中断されていてもよい、直鎖または分枝鎖C〜Cアルキレン基を表し、
    − aおよびbは、同一であっても、または異なっていてもよく、0〜100の範囲の数を表し、
    − R’およびR’’’は、同一であっても、または異なっていてもよく、水素原子またはC〜Cアルキル基を表し、かつ
    − xは、1〜500の範囲の数を示し、かつyは、1〜10の範囲の数を示す)の単位を含有するもの、
    − 式(XII)または式(XIII):
    Figure 0006847113
    (式(XII)または(XIII)中、
    − Rは、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択により1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、直鎖または分枝鎖二価C〜C12アルキル基を表し
    − R’は、同一であっても、または異なっていてもよく、任意選択により1種以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、直鎖または分枝鎖二価C〜C12アルキル基を表し
    − R’’は、水素原子またはメチル基を表し、
    − xは、1〜10000の範囲の整数を示し、
    − aは、1以上の整数を表し、
    − bは、0〜200の範囲の整数を表す)の単位を含有するもの。
  13. 前記アミノシリコーンが、式(IV)、(VIII)、(XI)、(XII)および(XIII)の前記シリコーンから選択されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記アミノシリコーンが、前記組成物の全重量に対して、0.1重量%〜4重量%であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記組成物が1種以上の増粘剤も含んでなることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記ケラチン繊維の熱処理のステップが、180℃〜230℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記熱処理ステップが、毛髪のふさあたり5秒〜1時間の範囲の期間を有することを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. a)尿素および/または尿素誘導体から選択され、組成物の全重量に対して1重量%〜15重量%の範囲の含有量で存在する、1種以上の化合物、
    b)1種以上のポリオール、
    c)1種以上のアミノシリコーン
    を含んでなり、前記化合物b)/化合物a)の重量比が0.5以上であり、単独または混合物として、エチルアルコール、イソプロピルアルコールから選択される1種以上の親水性溶媒をさらに含んでなる、組成物。
  19. 請求項3〜15のいずれか一項に記載の方法において使用される前記組成物の1つ以上の特徴を有することを特徴とする、請求項18に記載の組成物。
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