JP6846889B2 - 施設管理システム、および、スケジュール表示方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、ネットワークを介して設備機器の制御装置と通信可能に設置され、所定期間分の設備機器の運転スケジュールを作成し、当該運転スケジュールに応じた設備機器の制御データを作成する設備機器管理装置が開示されている。
施設管理システムでは、一斉操作等を目的に、例えば、熱源機器、空調機器、照明機器等の施設内の機器に対して、運転スケジュールの設定を行う機能があるが、オープンプロトコルである当該BACnetに対応したシステムとすることで、複数のベンダに跨ってスケジュール設定情報を共有することが可能となる。
BACnetにおいては、スケジュール設定は、1日を単位として行われ、例えば、日付を跨いだ制御状態とするスケジュールが設定されている場合、日付が変わると、前日からの機器の制御状態によらず、予め設定されていた初期値で機器が制御される。
実施の形態1.
まず、この発明の施設管理システムの前提となるBACnet、および、当該BACnetに対応する施設管理システムにおける課題について説明する。
施設管理システムは、中央監視装置と、サーバと、コントローラと、熱源機器、空調機器、照明機器等、施設内の機器を備え、中央監視装置において各機器の運転スケジュールを設定すると、サーバが、当該運転スケジュールに基づく制御データを作成し、コントローラへ送信する。そして、コントローラは、施設内の機器を制御しており、サーバから送信された制御データに基づき、各機器を制御する。
この発明において、施設管理システムは、BACnetに対応していることを前提とする。
施設管理システムでは、当該施設管理システムを構成する中央監視装置が、施設内の機器を制御するための制御スケジュールを設定すると、当該設定された制御スケジュールに基づきサーバで制御スケジュールデータが作成され、当該制御スケジュールデータに基づき、施設管理システム内の機器が制御される。具体的には、ユーザが、中央監視装置より、制御スケジュールとして、例えば、施設内の機器の一斉操作等を目的に、当該機器の運転スケジュールの設定を行う。なお、ここでは、運転スケジュールとは、例えば、機器の運転の発停の内容、すなわち、機器の運転状態と、当該発停の指令を出す日時とを含むものとする。
以下、ここでは、一例として、中央監視装置で、施設管理システムにおいて管理される機器の運転の発停、すなわち、運転状態を制御するための運転スケジュールを設定するものとして説明するが、これに限らず、中央監視装置では、例えば、空調機器の設定温度、あるいは、弁開度等、施設管理システムにおいて管理されるあらゆる機器のあらゆる制御状態を制御するための制御スケジュールを設定することができる。
例えば、図1に示すように、施設管理者等のユーザが、中央監視装置101から、A社製のサーバ102上に、施設内のC社製の熱源機器104を制御するための運転スケジュールを設定し、当該サーバ102は、設定された内容に基づき作成した運転スケジュールの情報をB社製の熱源機器コントローラ103に書き込むと、当該熱源機器コントローラ103は、熱源機器104を制御する、という運用が可能となる。
このように、施設管理システムにおいて、中央監視装置101と、サーバ102と、熱源機器コントローラ103と、熱源機器104との間の通信プロトコルとしてBACnetを用いることで、施設管理システム内の装置等について、ベンダを問わず制御機器として用いることができ、コスト、規模、機能などの種々の目的に応じてマルチベンダによる柔軟なシステム構築が可能となる。
図2は、BACnetに対応する施設管理システムにおいて、中央監視装置101が、ある1日について、午前9時に機器を起動(ON)し、午後5時に機器を停止(OFF)する運転スケジュールを設定した場合の、サーバ102で作成される運転スケジュールデータのイメージの一例である。
図2に示すように、サーバ102において、運転スケジュールデータとして、例えば、「9:00 ON」、「17:00 OFF」というデータが作成され、記憶される。
しかし、BACnetでは、上述のとおり、1日を単位としてデータを保有するため、前日の最後に設定されていた運転状態を引き継ぐことができない。すなわち、図2に示すように、作成される運転スケジュールデータ上、当日の0:00〜9:00の間は、運転状態が設定されていない状態となる。
さらに、BACnetでは、当該設定された運転状態がない時間帯は、熱源機器コントローラ103等のコントローラは、別途設定される「制御状態の初期値」に従った運転状態にて熱源機器104等の機器を制御することと決められている。なお、「制御状態の初期値」は、予め、中央監視装置101から、施設管理者等のユーザによって設定されている。
従って、図2の場合、前日の最後に設定されていた運転状態によらず、サーバ102からは0:00〜9:00の運転状態が設定されていない制御データがコントローラに送信され、コントローラにおいて、予め設定された「制御状態の初期値」に従った運転状態で、0:00〜9:00の間、機器を制御する。
図3では、前日を1日目、当日を2日目とし、例えば、1日目の運転スケジュールとして、ユーザによって、午前9時に機器の運転状態を「ON」とする、すなわち、機器を起動する運転スケジュールが設定されたものとする。また、「制御状態の初期値」は「OFF」と設定されているものとする。
この場合、1日目の9:00になると、運転スケジュールに従って機器が起動し、2日目の0:00になると、「制御状態の初期値」に従い、機器は起動されない状態となる。
例えば、ユーザは、1日目の9:00に機器を起動させ、2日目になっても起動させたままとし、2日目の17:00になったら機器を停止させることを所望の運転スケジュールとして2日目の運転スケジュールに「17:00 OFF」を設定していた場合であっても、すなわち、2日間にわたって機器を運転させたい場合であっても、2日目には1日目の最後に設定されていた運転状態は引き継がれず、また、「制御状態の初期値」が「OFF」に設定されているため、2日目の0:00には機器が停止されてしまう。
個別の対応とは、具体的には、例えば、ユーザは、中央監視装置101から、「制御状態の初期値」を、2日目の0:00になるよりも前に、「OFF」から「ON」に変更しておく。そして、2日目の0:00を過ぎたら、変更した「制御状態の初期値」を「OFF」に戻す等の対応があげられる。
しかしながら、当該対応では、設定ミス、あるいは、設定のし忘れ等が生じ得、その場合、他の日の機器の運転スケジュールにも影響してしまうという問題がある。
しかしながら、当該対応においても、ユーザは、わざわざ、2日目の0:00の運転状態を設定する必要があり、労力がかかる。また、設定のし忘れも生じ得るという問題がある。
これにより、2日目の0:00になっても機器は停止せず、2日間にわたって、機器を起動させた状態とすることができる。
また、ユーザは、BACnet同様、アデンダムaに関する知識も必要とされ、大きな負担となり得るという問題がある。
施設管理システムは、図4に示すように、施設管理装置1と、サーバ2と、施設内に設置された1つ以上の機器41,42,43,・・・と、当該機器41,42,43,・・・が接続された1台以上のコントローラ31,32,33,・・・とから構成されている。以下、1台以上のコントローラ31,32,33,・・・を、コントローラ3nと表わすものとする。また、1つ以上の機器41,42,43,・・・を、機器4nと表わすものとする。
施設管理装置1と、サーバ2と、コントローラ3nとは、ネットワークを介して接続される。また、コントローラ3nと機器4nとは、ネットワークを介して接続される。なお、施設管理装置1、サーバ2、コントローラ3nは、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。なお、図4においては省略しているが、サーバ2は、スケジュール制御装置21を搭載する。スケジュール制御装置21の詳細については後述する。
また、図4に示すような施設管理システムにおいて、施設管理装置1と、サーバ2と、コントローラ3nと、機器4nとの間の通信プロトコルは、BACnetが適用される。
施設管理装置1は、施設管理者等のユーザから、施設内の各機器4nを制御するための制御スケジュールの作成指示を受け付ける。施設管理装置1は、受け付けた制御スケジュールの作成指示に関する制御スケジュール作成指示情報を、サーバ2が搭載するスケジュール制御装置21に送信する。この実施の形態1では、制御スケジュールの一例として、施設管理装置1は、各機器4nの運転スケジュールの設定指示を行うものとする。
また、サーバ2は、作成した運転スケジュールデータに基づき、機器4nを制御するための制御データを作成し、当該制御データをコントローラ3nに送信する。すなわち、ここでは、制御データとは、例えば、機器4nの発停、すなわち、機器4nを運転、あるいは、停止させる制御を行うためのデータである。
以上のサーバ2の動作は、具体的には、サーバ2に搭載されたスケジュール制御装置21が行う。
つまり、サーバ2のスケジュール制御装置21が、運転スケジュールデータを作成し、当該運転スケジュールデータに基づく制御データをコントローラ3nに送信する。コントローラ3nでは、制御データに基づき、運転、あるいは、停止等の、機器4nを制御すべきタイミングになると、該当の機器4nに対して、制御データに従った制御を行う。
図5に示すように、施設管理装置1は、入力受付部11と指示情報送信部12と、表示制御部13と、表示部14とを備える。
この実施の形態1において、ユーザは、例えば、運転スケジュール設定画面を立ち上げ、表示部14に表示された入力部に、施設内の各機器4nを制御するための所望の運転スケジュールを入力する等により、施設内の各機器4nの運転スケジュールの設定指示を行う。
入力受付部11は、運転スケジュールの設定指示を受け付けた場合、受け付けた運転スケジュールの設定指示に基づく運転スケジュール設定指示情報を、指示情報送信部12に出力する。
入力受付部11は、運転スケジュールの表示指示を受け付けた場合、受け付けた運転スケジュールの表示指示に基づく運転スケジュール表示指示情報を、表示制御部13に出力する。
運転スケジュール設定指示情報は、少なくとも、機器4nと、指定された日付と、指定された日付においてユーザが指定した時間の運転状態の情報が紐付けられた情報である。
運転スケジュール設定指示情報に含まれる、指定された日付の情報とは、具体的には、例えば、「2016年7月10日」などの年月日が指定された日付の情報があげられる。なお、これは一例に過ぎず、ここでは、運転スケジュール設定指示情報に含まれる指定された日付の情報とは、例えば、「曜日」が指定された情報であってもよいし、「2016年7月10日〜2016年7月30日」などの「期間」が指定された情報であってもよいし、「偶数月の第3木曜日」のように、特定月の特定曜日が指定された情報であってもよい。また、例えば、予め設定、記憶されているカレンダーに基づく「祝日」、「休日」などが指定された情報であってもよい。指定された日付とは、スケジュール制御装置21において、前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定すべき該当の日が特定できる情報であればよい。すなわち、ユーザは、上述したような情報を指定された日付として指定した、運転スケジュールの設定指示を行うことができる。
スケジュール制御装置21の構成、および、スケジュール制御装置21において、前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定する動作については、後述する。
表示部14は、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ等であり、表示制御部13が作成した画像を表示する。
図6に示すように、スケジュール制御装置21は、指示情報受信部201と、スケジュールデータ作成制御部202と、スケジュール記憶部203と、制御データ作成部204と、送信部205とを備える。スケジュールデータ作成制御部202は、状態設定部2021と、スケジュールデータ作成部2022とを備える。
スケジュールデータ作成制御部202の状態設定部2021は、指示情報受信部201から出力された運転スケジュール設定指示情報に基づき、運転スケジュールの設定指示情報で指定されている機器4nの、指定された日付当日の、当該日付当日への日付変更時の運転状態を設定する。
具体的には、状態設定部2021は、運転スケジュール設定指示情報で指定されている機器4nの、運転スケジュール設定指示情報で指定されている日付の0:00時点の運転状態に、前日の最後に設定されていた運転状態と同じ運転状態を設定する。
スケジュールデータ作成部2022は、作成した運転スケジュールデータを、制御データ作成部204に出力する。また、スケジュールデータ作成部2022は、作成した運転スケジュールデータを、スケジュール記憶部203に記憶させる。
制御データ作成部204は、作成した制御データを、送信部205に出力する。
データ収集部は、コントローラ3nから収集した監視ポイントデータを、監視ポイントデータ記憶部(図示省略)に記憶させる。なお、このとき、データ収集部は、収集した監視ポイントデータを、監視ポイントの情報および監視ポイントデータ収集時刻と紐付けて、監視ポイントデータ記憶部に記憶させるようにする。
ユーザは、監視ポイントデータ記憶部に記憶された監視ポイントデータの内容を参照することで、施設内の各機器4nの管理を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1は、「運転スケジュール設定指示機能」と、「運転スケジュール表示機能」を有する。
まず、施設管理装置1の「運転スケジュール設定指示機能」に関する動作について説明する。
図7は、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1における「運転スケジュール設定指示機能」に関する動作を説明するフローチャートである。まず、図7に沿って、施設管理装置1の、運転スケジュール作成指示の動作について説明する。
施設管理者等のユーザは、例えば、マウス、キーボード等の入力装置を操作し、運転スケジュール設定画面立ち上げ指示を行う。入力受付部11は、当該運転スケジュール設定画面立ち上げ指示を受け付けると当該受け付けた運転スケジュール設定画面立ち上げ指示情報を表示制御部13に出力し、表示制御部13は、当該入力受付部11が受け付けた運転スケジュール設定画面立ち上げ指示に基づき、運転スケジュール設定画面を表示部14に表示させる。
ユーザは、例えば、表示部14に表示された運転スケジュール設定画面に表示された入力部に、制御する施設内の機器4n、制御する日時、運転状態を含む、所望の運転スケジュールを入力する等により、施設内の各機器4nの運転スケジュールの設定指示を行う。
そして、入力受付部11は、受け付けた機器4n、日時、機器4nの運転状態を含む情報とが紐付けられた情報を、運転スケジュール設定指示情報とする。
ここでは、例えば、ユーザが、機器Aについて、2016年7月10日の運転スケジュールとして、17:00に運転を「OFF」にする運転スケジュールを設定したとすると、入力受付部11は、機器Aの情報と、2016年7月10日の情報と、17:00に運転を「OFF」にする情報とが紐付けられた情報を、運転スケジュール設定指示情報として指示情報送信部12に出力する。
なお、例えば、17:00に運転を「OFF」にすると、その後、新たに運転状態が指定された運転スケジュールが設定されるまで、同一日において、運転が「OFF」の状態が継続されることとなる。
また、ここでは、ユーザが、1日分の運転スケジュールを設定させるための指示を行うものとするが、これは一例に過ぎず、ユーザは、複数日分の運転スケジュールを設定させるための指示を行うこともできる。
指示情報受信部201は、施設管理装置1の指示情報送信部12から運転スケジュール設定指示情報を受信するまで待機し(ステップST801の“NO”の場合)、運転スケジュール設定指示情報を受信すると(ステップST801の“YES”の場合)、受信した運転スケジュール設定指示情報をスケジュールデータ作成制御部202に出力する。
スケジュール記憶部203には、図9に示すように、機器4n毎に、日付と、運転スケジュールに関する情報とが紐付けられて記憶されている。図9では、一例として、スケジュール記憶部203に記憶された機器Aの運転スケジュールを示している。
状態設定部2021は、スケジュール記憶部203に記憶された情報から、機器Aについて、2016年7月9日の最後に設定されている運転状態を特定することができる。
なお、スケジュール制御装置21の設置時等、スケジュール記憶部203に、該当の日付の該当の機器4nに関する運転スケジュールが記憶されていない場合は、状態設定部2021は、初期値を、0:00時点の運転状態に設定するようにすればよい。「制御状態の初期値」は、ユーザによって、予め適宜設定され、スケジュール制御装置21内部の、スケジュールデータ作成制御部202が参照可能な場所に記憶されているものとする。
状態設定部2021は、設定した、該当の日付の0:00時点の運転スケジュールの情報、すなわち、2016年7月10日の0:00時点の機器Aの運転状態「ON」の情報を、スケジュールデータ作成制御部202のスケジュールデータ作成部2022に出力する。
この時、スケジュールデータ作成部2022は、ステップST802で状態設定部2021が設定した0:00時点の運転状態の情報には、自動設定フラグ=1の情報を付与する。なお、ここでは、自動設定フラグの初期値は0とする。
また、スケジュールデータ作成部2022は、作成した運転スケジュールデータをスケジュール記憶部203に記憶させる(ステップST805)。その結果、図9で示すようなスケジュール記憶部203の内容は、図10に示すように、2016年7月10日の機器Aの「0:00 ON」、「17:00 OFF」の運転スケジュールが、自動設定フラグの情報が付与されて追加された内容となる。
スケジュール制御装置21は、例えば、制御データ作成部204が参照可能な場所に、予め、コントローラ3nと、当該コントローラ3nが制御する機器4nとが紐付けられた対応表を記憶しているものとする。制御データ作成部204は、当該対応表を参照して、機器4nを制御するコントローラ3nを特定するようにすればよい。
ここでは、対応表において、機器Aを制御するコントローラ3nはコントローラBが定義されていたとすると、制御データ作成部22は、コントローラBに対して、機器Aについて、「0:00 ON」、「17:00 OFF」とする制御データを作成する。
制御データ作成部204は、作成した制御データを、送信部205に出力する。
スケジュール制御装置21では、ユーザから指定された機器4nの指定された日付の0:00時点の運転状態を自動設定する際には、前日の最後に設定されていた運転状態と同じ運転状態を設定するようにしたので、日付を跨いで継続的に同一の運転状態で機器4nを稼動させたい場合に、例えば、「制御状態の初期値」を書き換えたり、2日目の0:00時点の運転状態を設定しておく等、ユーザは個別の対応を行わなくても、日付を跨いだ継続的な運転スケジュールの設定が可能となる。すなわち、ユーザによる手動での個別の運転状態の設定を省略することができる。また、ユーザは、「制御状態の初期値」を気にしながら運転スケジュールの設定を行わなくてよくなる。
制御データは、1日単位の運転スケジュールを設定しているものであるため、当該制御データは、BACnetの規定に従っており、0:00の制御データの内容、すなわち、運転状態の内容が無効なものとして、従来のように「制御状態の初期値」に書き換えられることなく、制御データに従った内容で機器4nが制御される。
そして、コントローラ3nがアデンダムaに対応している場合も、非対応である場合も関係なく、制御スケジュールに従った内容で機器4nが制御される。
当該動作に加え、スケジュール制御装置21においては、制御データ作成部204は、予め設定された周期でスケジュール記憶部203を参照し、制御データの作成を行い、該当のコントローラ3nへ当該作成した制御データを送信する動作を行う。
コントローラ3nでは、機器4nの制御を行うために、スケジュール記憶部203で記憶されている内容と同様の運転スケジュールに基づく制御データを保有しておく必要があるが、コントローラ3nで保有しておくことができる情報の容量は、スケジュール記憶部203に比べて小さい。つまり、コントローラ3nでは、ある一定期間の制御スケジュールしか保有できない。
そこで、制御データ作成部204は、上記のとおり、予め設定された周期でスケジュール記憶部203に記憶された運転スケジュールデータに基づき制御データを作成し、該当のコントローラ3nへ送信することで、該当のコントローラ3nにおいて、常に、コントローラ3nが機器4nを制御するための直近の制御データを保有することができるようにする。
図12は、この発明の実施の形態1に係る施設管理装置1における「運転スケジュール表示機能」に関する動作を説明するフローチャートである。
施設管理装置1の入力受付部11は、運転スケジュール表示指示を受け付けるまで待機し(ステップST1201の“NO”の場合)、運転スケジュール表示指示を受け付けると(ステップST1201の“YES”の場合)、受け付けた運転スケジュール表示指示に基づく運転スケジュール表示指示情報を、表示制御部13に出力する。
施設管理者等のユーザは、例えば、マウス、キーボード等の入力装置を操作し、運転スケジュール表示画面立ち上げ指示を行う。入力受付部11は、当該運転スケジュール表示画面立ち上げ指示を受け付け、当該受け付けた運転スケジュール表示画面立ち上げ指示情報を表示制御部13に出力し、表示制御部13は、当該運転スケジュール表示画面立ち上げ指示情報に基づき、運転スケジュール表示画面を表示部14に表示させる。
ユーザは、例えば、表示部14に表示された運転スケジュール表示画面に表示された入力部に、運転スケジュールを表示させたい施設内の機器4n、および、日付を入力する等により、施設内の各機器4nのある日の運転スケジュールの表示指示を行う。
そして、入力受付部11は、受け付けた機器4nの情報と、日付の情報とが紐付けられた情報を、運転スケジュール表示指示情報とする。
ここでは、例えば、ユーザが、機器Aの、2016年7月10日の運転スケジュールを表示させる指示を入力したとすると、入力受付部11は、機器Aの情報と、2016年7月10日の情報とが紐付けられた情報を、運転スケジュール表示指示情報として表示制御部13に出力する。
なお、ここでは、ユーザが、1日分の運転スケジュールの表示指示を行うものとするが、これは一例に過ぎず、ユーザは、複数日分の運転スケジュールの表示指示を行うこともできる。
ここでは、スケジュール記憶部203には、図10で示した内容の情報が記憶されているとすると、表示制御部13は、機器Aの、2016年7月10日の運転スケジュールとして、「0:00 ON」、「17:00 OFF」のデータを取得する。このとき、表示制御部13は、自動設定フラグの情報もあわせて取得する。
そして、表示制御部13は、機器4nと、日付と、自動設定フラグの情報が付与された運転スケジュールとが対応付けられたデータを、映像として表示させる表示用データを作成する。
ここで、図13は、この実施の形態1において、表示制御部13が表示部14に映像として表示させる運転スケジュールの表示画面の一例を示す図である。
図13に示すように、表示部14には、機器4nの情報と、日付の情報と、運転スケジュールとが、対応付けられて表示される。
運転スケジュールは、時間によって、どのような運転状態が設定されているかがわかるように表示される。図13では、機器Aの指定された日、すなわち、2016年7月10日について、時間帯と運転状態とを横棒グラフで表示させる例を示している。
また、表示制御部13は、自動設定フラグに1が設定されている運転状態については、当該自動設定フラグが設定されていることがわかる表示を運転状態とあわせて表示させるようにする。図13においては、0:00〜17:00の運転状態「ON」に、自動設定フラグが設定されていることがわかる表示として、「*」が付記されるようにしている。
表示制御部13は、自動設定フラグに0、すなわち、初期値が設定されている運転状態については、「*」のような表示はさせない。このように、「*」が付記されているかどうかによって、ユーザは、自動設定された運転状態であるか否かを把握することができる。
また、自動設定フラグが設定されていることがわかる表示は「*」に限らず、例えば、表示制御部13は、「*」以外の表示を付記するものであってもよいし、該当の運転状態を表示させているグラフの色を薄く、あるいは、濃く表示させるようにしてもよいし、グラフ上の「ON」の文字を点滅させるようにしてもよい。表示制御部13は、自動設定フラグが設定された、すなわち、スケジュール制御装置21で自動設定した運転状態がわかるように、当該運転状態を表示させるようになっていればよい。
従って、一般的な、従来の施設管理装置1において、ユーザが、運転スケジュールを表示させた場合、記憶されていない運転状態については、表示させることができなかった(図14参照)。
これに対し、この実施の形態1に係る施設管理システムでは、サーバ2が搭載するスケジュール制御装置21において、上述のとおり、0:00の時点の、すなわち、日付変更時の運転状態を自動設定するようにした。これにより、図13に示すように、日付変更時の運転状態が表示されるようになり、ユーザは、運転状態が表示されず運転状態を把握できないということがなくなる。
また、スケジュール制御装置21において自動設定した運転状態については、自動設定したことがわかる情報を付与して、スケジュール記憶部203に記憶させておくようにし、施設管理装置1では、「運転スケジュール表示機能」において、当該自動設定した運転状態があることがわかる表示を付記するようにしたので、ユーザは、当該表示が付記された運転状態については、前日の最終の運転状態が引き続き設定されたものであることを容易に把握することができる。
従って、一見、施設管理システム内の全ての機器4n、コントローラ3n等がアデンダムaに対応している場合には、従来の技術によっても、日付を跨ぐ制御スケジュールを設定し、機器4nの制御を行うことが可能のようにも見える。
例えば、1日目、2日目の2日間で、日付を跨いだ運転スケジュールを設定したい場合に、ユーザは、施設管理装置1から、1日目も2日目も、「9:00 ON」、「17:00 OFF」とする運転スケジュールを設定したとする。
この場合、サーバ2において、すなわち、スケジュール制御装置21において、2日目の0:00時点には、運転状態は設定されていないものとされ、「制御状態の初期値」に書き換えられるが、書き換えられる「制御状態の初期値」は、直近、すなわち、1日目の最後に設定されていた「OFF」となるため、ユーザが「制御状態の初期値」を書き換えたり、改めて2日目の0:00に「OFF」とする運転スケジュールを設定し直す等の個別対応を行わなくても、結果として、1日目の17:00から2日目の9:00まで「OFF」とする日付を跨いだ運転スケジュールが設定できることにはなる。
例えば、上述した例において、2日目の9:00を過ぎると、その後17:00までは、設定されていた運転状態に基づき「ON」の制御がなされ、2日目の0:00〜9:00までの、運転状態がクリアされ設定されていない時間帯については、「制御状態の初期値」として、その時点で直近となる「ON」の運転状態に書き換えられる(図15参照)。
すなわち、仮に、現在、2日目の12:00であるとすると、2日目の0:00〜9:00の運転状態は「ON」に書き換わってしまっている。
このとき、施設管理システム上で時刻の変更がなされ、2日目の6:00に戻されたとする。
その場合、2日目の0:00〜9:00の運転状態は「ON」に書き換わっているため、2日目の6:00の運転状態は「ON」として、施設管理システム上の時刻および制御スケジュールが戻されることになる。
しかしながら、本来の運転スケジュールどおりに遡及された時刻での状態を再現するという観点からは、2日目の6:00の運転状態は、1日目の最後の運転状態「OFF」とされるべきである。
このように、アデンダムaにおいては、例えば、施設管理システム上で時刻の変更がなされた場合、本来の制御スケジュールどおりの再現ができないことが起こり得るという課題がある。
実施の形態1では、スケジュール制御装置21において、当日の日付変更時点での制御状態がクリアされ設定されない状態となっていることを前提として、前日の最後に設定されていた制御状態を自動設定し、日付を跨ぐ制御スケジュールの設定を可能としていた。
しかし、ユーザは、前日の最後に設定されていた制御状態とは異なる制御状態で、翌日0:00に機器4nを制御したい場合もある。
この実施の形態2では、0:00時点の制御状態がユーザによって設定されている場合には、前日の最後に設定されていた制御状態を自動設定しないようにする実施の形態について説明する。
また、この発明の実施の形態2に係る施設管理装置1の構成については、実施の形態1において図5を用いて説明したものと同様であるため、重複した説明を省略する。
また、この実施の形態2の施設管理装置1の動作は、実施の形態1において図7、図12を用いて説明したものと同様であるため、重複した説明を省略する。
この実施の形態2においても、一例として、中央監視装置としての施設管理装置1からの運転スケジュール設定指示情報に基づき、スケジュール制御装置21aで、施設管理システムにおいて管理される機器4nの運転の発停、すなわち、運転状態を制御するための運転スケジュールを設定するものとして説明するが、これに限らず、施設管理装置1では、例えば、空調機器の設定温度、あるいは、弁開度等、施設管理システムにおいて管理されるあらゆる機器のあらゆる制御状態を制御するための制御スケジュールの設定指示を行い、スケジュール制御装置21aでは、あらゆる制御状態を制御するための制御スケジュールデータを作成することができる。
図16において、実施の形態1で図6を用いて説明したスケジュール制御装置21と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
この実施の形態2に係るスケジュール制御装置21aは、実施の形態1に係るスケジュール制御装置21とは、スケジュールデータ作成制御部202aが、判定部2023をさらに備えた点が異なるのみである。
スケジュールデータ作成制御部202aの判定部2023は、指示情報受信部201から出力された運転スケジュール設定指示情報に関し、0:00時点の運転状態が設定されているかどうかを判定する。
判定部2023は、0:00時点の運転状態が設定されているかどうかの判定結果の情報を、状態設定部2021に出力する。
図17は、この発明の実施の形態2に係るスケジュール制御装置21aの動作を説明するフローチャートである。
指示情報受信部201は、施設管理装置1の指示情報送信部12から運転スケジュール設定指示情報を受信するまで待機し(ステップST1701の“NO”の場合)、運転スケジュール設定指示情報を受信すると(ステップST1701の“YES”の場合)、受信した運転スケジュール設定指示情報をスケジュールデータ作成制御部202の判定部2023に出力する。当該ステップST1701の具体的な動作は、実施の形態1で説明した図8のステップST801と同様であり、運転スケジュール設定指示情報の出力先が、図8のステップST801ではスケジュールデータ作成制御部202の状態設定部2021であったのに対し、このステップST1701では判定部2023となる点が異なるのみであるため、詳細な説明は省略する。
ここでは、例えば、ユーザが、機器Aについて、2016年7月10日の運転スケジュールとして、0:00に運転を「ON」、17:00に運転を「OFF」にする運転状態を設定したとすると、指示情報受信部201は、機器Aの情報と、2016年7月10日の情報と、0:00に運転を「ON」、17:00に運転を「OFF」にする情報とが紐付けられた情報を、運転スケジュール設定指示情報として受信し、判定部2023に出力する。
また、ここでは、ユーザが、1日分の運転スケジュールを設定させるための指示を行うものとするが、これは一例に過ぎず、ユーザは、複数日分の運転スケジュールを設定させるための指示を行うようにすることもできる。
ステップST1702において、0:00時点の運転状態が設定されていないと判定した場合(ステップST1702の“NO”の場合)、スケジュールデータ作成制御部202の状態設定部2021は、指示情報受信部201から運転スケジュール設定指示情報を取得し、スケジュール記憶部203を参照して、運転スケジュール設定指示情報で指定された機器4nの指定された日付当日の日付変更時の運転状態、すなわち、該当の日付の0:00時点の運転状態として、前日の最後に設定されていた運転状態と同じ運転状態を設定する(ステップST1703)。すなわち、状態設定部2021は、2016年7月10日の機器Aの0:00時点の運転状態として、2016年7月9日の最後に設定されていた運転状態と同じ運転状態を設定する。例えば、2016年7月9日の機器Aの運転スケジュールが、「0:00 OFF」、「9:00 ON」、「17:00 OFF」であった場合、最後に設定されている運転状態は「OFF」なので、状態設定部2021は、2016年7月10日の機器Aの0:00時点の運転状態として「OFF」を設定する。
状態設定部2021は、設定した、該当の日付の0:00時点の運転状態の情報を、スケジュールデータ作成制御部202のスケジュールデータ作成部2022に出力する。当該ステップST1703の動作は、実施の形態1で説明した図8のステップST802と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ここでは、2016年7月10日の運転スケジュールとして、0:00に運転を「ON」にする運転スケジュールが設定されているので、ステップST1703はスキップする。すなわち、2016年7月10日の日付変更時の運転状態が、前日の最後に設定されていた運転状態に書き換えられることはない。
また、このステップST1703において、スケジュールデータ作成部2022は、運転状態に、ステップST1703で状態設定部2021が0:00時点の運転状態を設定した場合には、当該運転状態の情報に自動設定フラグ=1の情報を付与する。なお、自動設定フラグの初期値は0とする。
上述のとおり、ここでは、0:00時点の運転状態には、ユーザが設定した、すなわち、運転スケジュール設定指示情報に従った「ON」の運転状態を設定するので、スケジュールデータ作成部2022は、自動設定フラグは初期値のままとする。
また、スケジュールデータ作成部2022は、作成した運転スケジュールデータをスケジュール記憶部203に記憶させる(ステップST1706)。その結果、図18で示すように、スケジュール記憶部203に、機器Aについて、2016年7月10日の「0:00 ON」、「17:00 OFF」の運転スケジュールが記憶される。0:00に「ON」とする運転状態は、ユーザから指定された運転状態であって、スケジュール制御装置21aにおいて自動的に設定した運転状態ではないため、自動設定フラグは初期値、すなわち、0が設定される。
ステップST1707、ステップST1708の具体的な動作は、それぞれ、実施の形態1において説明した図8のステップST806、ステップST807と同様であるため、重複した説明を省略する。
0:00時点の運転状態が設定されていれば、当該運転状態については、自動設定された運転状態で書き換えられないようにしたので、ユーザが所望の運転スケジュールを設定した場合に、知らない間に日付を跨いで自動的に継続する運転スケジュールに上書きされてしまうことを防ぐことができる。
当該表示画面を表示させる動作は、実施の形態1において、施設管理装置1の「運転スケジュール表示機能」の動作として説明したとおりであるので、詳細な説明は省略する。
2,102 サーバ
11 入力受付部
12 指示情報送信部
13 表示制御部
14 表示部
21,21a スケジュール制御装置
31,32,33,3n,103 コントローラ
41,42,43,4n,104 機器
101 中央監視装置
201 指示情報受信部
202,202a スケジュールデータ作成制御部
203 スケジュール記憶部
204 制御データ作成部
205 送信部
2021 状態設定部
2022 スケジュールデータ作成部
2023 判定部
Claims (7)
- 日付変更時に機器の制御状態を引き継ぐことができず、前記機器について日付を跨いだ制御状態とするスケジュールが設定されている場合は、日付が変わると、前日からの前記機器の制御状態によらず当該制御状態の初期値にて前記機器が制御される通信プロトコルが適用される施設管理システムであって、
日単位で、指定された日付の情報と、指定された時刻における前記機器の制御状態が設定された情報とを含む、前記機器の制御スケジュールを設定させるための制御スケジュール設定指示情報を受け付ける指示情報受信部と、
前記制御スケジュール設定指示情報において、前記指定された日付当日の日付変更時における制御状態が設定された情報が含まれているかどうかを判定する判定部と、
前記判定部が前記制御スケジュール設定指示情報において前記日付変更時における制御状態が設定された情報が含まれていないと判定した場合に、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定する状態設定部と、
前記制御スケジュール設定指示情報で設定されている日付の制御スケジュールについて、前記状態設定部が設定した日付変更時の制御状態を反映して、指定された日付当日の制御スケジュールデータを作成するスケジュールデータ作成部と、
を備えたスケジュール制御装置と、
前記機器の制御スケジュールを表示させる制御スケジュール表示指示を受け付ける入力受付部と、
前記制御スケジュール表示指示に関する情報に基づき、前記スケジュールデータ作成部で作成された前記制御スケジュールデータを映像として表示させる表示制御部と、
を備えた施設管理装置と、を備え、
前記表示制御部は、
前記状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前記前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定した場合には、前記状態設定部によって当該日付変更時の制御状態が設定されたことがわかるように前記制御スケジュールデータを表示させる
ことを特徴とする施設管理システム。 - 前記表示制御部は、
前記状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前記前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定した場合には、前記状態設定部によって設定された制御状態に記号を付記して前記制御スケジュールデータを表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の施設管理システム。 - 前記表示制御部は、
前記状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前記前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定した場合には、前記状態設定部によって設定された制御状態の表示濃度を変更して前記制御スケジュールデータを表示させる
ことを特徴する請求項1記載の施設管理システム。 - 前記表示制御部は、
前記状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前記前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定した場合には、前記状態設定部によって設定された制御状態を点滅表示させて前記制御スケジュールデータを表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の施設管理システム。 - 前記スケジュール制御装置において、
前記状態設定部は、前記判定部が、前記日付変更時における制御状態が設定された情報が含まれていると判定した場合には、当該日付変更時の制御状態の設定を行わない
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の施設管理システム。 - 前記スケジュール制御装置は、
前記スケジュールデータ作成部が作成した前記制御スケジュールデータに基づき、前記機器を制御させるための制御データを作成する制御データ作成部と、
前記制御データ作成部が作成した制御データを、前記機器を制御するコントローラへ送信する送信部とをさらに備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項記載の施設管理システム。 - 日付変更時に機器の制御状態を引き継ぐことができず、前記機器について日付を跨いだ制御状態とするスケジュールが設定されている場合は、日付が変わると、前日からの前記機器の制御状態によらず当該制御状態の初期値にて前記機器が制御される通信プロトコルが適用される施設管理システムを構成する、施設管理装置およびスケジュール制御装置によるスケジュール表示方法であって、
前記スケジュール制御装置の指示情報受信部が、日単位で、指定された日付の情報と、指定された時刻における前記機器の制御状態が設定された情報とを含む、前記機器の制御スケジュールを設定させるための制御スケジュール設定指示情報を受け付けるステップと、
判定部が、前記制御スケジュール設定指示情報において、前記指定された日付当日の日付変更時における制御状態が設定された情報が含まれているかどうかを判定するステップと、
前記判定部が前記制御スケジュール設定指示情報において前記日付変更時における制御状態が設定された情報が含まれていないと判定した場合に、前記スケジュール制御装置の状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定するステップと、
前記スケジュール制御装置のスケジュールデータ作成部が、前記制御スケジュール設定指示情報で設定されている日付の制御スケジュールについて、前記状態設定部が設定した日付変更時の制御状態を反映して、指定された日付当日の制御スケジュールデータを作成するステップと、
前記施設管理装置の入力受付部が、前記機器の制御スケジュールを表示させる制御スケジュール表示指示を受け付けるステップと、
前記施設管理装置の表示制御部が、前記制御スケジュール表示指示に関する情報に基づき、前記スケジュールデータ作成部で作成された前記制御スケジュールデータを映像として表示させるステップと、を有し、
前記表示制御部は、
前記状態設定部が、前記制御スケジュール設定指示情報で指定された日付当日の日付変更時の前記機器の制御状態に、前記前日の最後に設定された制御状態と同じ制御状態を設定した場合には、前記状態設定部によって当該日付変更時の制御状態が設定されたことがわかるように前記制御スケジュールデータを表示させる
ことを特徴とするスケジュール表示方法。
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