JP6846874B2 - エレベーターの通話システム及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの乗客と外部施設のオペレータとの通話を可能とするエレベーターの通話システム及びエレベーターに関する。
エレベーターのかごには、非常時においてかご内からかご外に連絡することができる通話装置を設置することが法令で義務付けられている。この通話装置は、サービスセンタや遠隔監視センタなどの外部施設に設けられた通信端末と通話接続可能にされており、停電や地震等によってエレベーターに不測の事態が起こった場合に、かご内の乗客が外部施設のオペレータと連絡を取るのに使用される。
エレベーターの通話装置は一般的にインターホンであって、かごに設けられたマイクロホン、スピーカ、及び押しボタンを備えている(特許文献1及び特許文献2参照)。かご内の乗客が押しボタンを押すと外部施設に設けられた通信端末に対してインターホンから発呼がなされ、当該発呼に対して通信端末が応答することで(例えば、オペレータが通信端末の受話器を上げることで)、インターホンと通信端末の間で通話が可能となる。インターホンは、誤動作を防止するために、単純に押しボタンが押されただけでは発呼しないように構成されるのが一般的である。
特開2008−143673号公報 特開2010−137983号公報
近年の訪日外国人数の増加に伴い、外国人が日本国にてエレベーターに乗る機会は増えており、外国人乗客がエレベーターの非常停止等の不測の出来事に巻き込まれる事態が起こり得る。このため、外国人乗客がエレベーターの通話装置を使用するケースに対応するために、サービスセンタ等の外部施設に、外国語で応対可能なオペレータを常駐させることが行われている。現時点における訪日外国人の国籍等を踏まえると、外部施設で対応すべき外国語としては、英語の他に中国語と韓国語が考えられる。
外国人乗客に対応する必要があるとは言え、エレベーターの通話装置を使用する機会が多いのは圧倒的に日本人の乗客である。故に、エレベーターの通話装置からの発呼に対して、日本語が話せるオペレータが外部施設の通信端末を操作して応答して、かご内の乗客と通話をすることになる。そして、かご内の乗客が外国人であって外国語で話してきた場合、オペレータは、当該外国語が何語かを判断し(当該外国語で自身が応対できない場合には)例えば着信を転送するなどして当該外国語で応対可能なオペレータと交代することになる。このような事態は、特定のオペレータの負担を大きくさせると共に、通話装置の使用者が外国人である場合に非常時における対応を遅れさせる原因となる。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、エレベーターの通話装置の使用者が外国人である場合に、当該外国人が使用する外国語で応対可能な外部施設のオペレータが、通話装置からの発呼に対して迅速に対応することを可能とするエレベーターの通話システム及びエレベーターを提供する。
本発明のエレベーターの通話システムは、エレベーターのかごに設けられた通話装置と、前記通話装置を制御する制御部とを備えており、前記通話装置は、前記かご外に設けられた複数の通信端末と広域通信網を介して通話接続可能であり、前記通話装置が備える非常ボタンが操作されると、前記制御部は、前記複数の通信端末の何れかに対して発呼するエレベーターの通話システムであって、前記かご内には、発呼を行うための前記非常ボタンの操作又は操作手順が複数の言語で説明された案内手段が配置されており、前記案内手段が表示する前記非常ボタンの操作又は操作手順は、言語別で異なっており、前記制御部が発呼する通信端末は、言語別に異なる前記非常ボタンの操作又は操作手順によって区別されている。
本発明のエレベーターの通話システムでは、前記複数の言語と前記複数の通信端末とが一義的に対応付けられてよい。
本発明のエレベーターの通話システムでは、前記かご内には、複数の色で発光可能な発光部が配置されており、前記非常ボタンに対して第1の操作がなされると、前記制御部は、前記発光部の発光色が順番に変化するように前記発光部を発光させる制御を開始し、前記非常ボタンに対して第2の操作がなされた際における前記発光部の発光色に応じて、前記制御部が発呼する通信端末は区別されてよい。
本発明のエレベーターの通話システムでは、前記発光部は、前記非常ボタンの一部であってよい。
本発明のエレベーターの通話システムでは、前記非常ボタンは、十字キースイッチ式であり、前記非常ボタンの導通接点の違いに応じて、前記制御部が発呼する通信端末が異なってよい。
本発明のエレベーターは、かごに設けられており、前記かご外に設けられた複数の通信端末と広域通信網を介して通話接続可能な通装置と、前記通装置が備えている非常ボタンの操作又は操作手順を複数の言語で案内する案内手段と、を備えており、前記案内手段により案内される前記非常ボタンの操作又は操作手順は、言語別で異なっており、前記通装置と通話接続される通信端末は、言語別に異なる前記非常ボタンの操作又は操作手順によって区別されている。
本発明のエレベーターでは、前記複数の言語と前記複数の通信端末とが一義的に対応付けられてよい。
本発明のエレベーターは、前記かごに設けられ、複数の色で発光可能な発光部を備えており、前記非常ボタンに対して第1の操作がなされると、前記発光部は、前記発光部の発光色が順番に変化するように発光し、前記非常ボタンに対して第2の操作がなされた際における前記発光部の発光色に応じて、前記通装置と通話接続される通信端末は区別されてよい。
本発明によれば、非常時に通話装置を使用するかご内の乗客が外国人である場合、その外国人は、かご内に配置された案内手段を見て、自身の使用言語で記載又は案内された説明を読んで、かごの外部と連絡を取るために非常ボタンを操作する。案内手段に記載又は案内された非常ボタンの操作又は操作手順は言語別に異なっており、発呼される通信端末は、言語別、即ち、非常ボタンの操作又は操作手順別に応じて区別されている。各通信端末に当該通信端末に対応する言語で応対可能なオペレータを配置することで、非常時に外部施設と連絡を取るために外国人乗客が通話装置の非常ボタンを操作すると、当該乗客の使用言語で応対可能なオペレータが使用する通信端末に発呼されることになる。故に、本発明によれば、通話装置を使用するかご内の乗客が外国人である場合であっても、その外国人の使用言語で応対可能な外部施設のオペレータによって迅速な応対が可能となる。
本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システムの概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システムに係るエレベーターのかごの操作盤を示す正面図である。 図2に示す非常呼ボタンを示す縦断面図である。 図2に示す非常呼ボタンの状態変化を示す説明図である。 図2に示す案内板を示す正面図である。 本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システムの制御部を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システムに係る接続先管理テーブルの内容を示す説明図である。 本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システムの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 かごの操作盤の別の態様を示す正面図である。 図9に示す案内板を示す正面図である。 別の態様の接続先管理テーブルの内容を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるエレベーターの通話システム1の概要を示す図である。通話システム1は、エレベーターのかご3に設けられた通話装置5を備えており、当該エレベーターが設置された施設の外にある外部施設に設けられた複数の通信端末6a−dの何れかとの間で通話接続を可能とするものである。外部施設は、エレベーターに関する保守管理等を行うサービスセンタや遠隔監視センタである。
通話装置5は、上述したように法令でかご3への設置を義務付けられているものであり、エレベーターに不測の事態が起こった場合に、かご3内の乗客が外部施設のオペレータと連絡を取るのに使用される。本実施形態では、通話装置5は、インターホンであって、スピーカ51、マイクロホン52、及び、非常呼ボタン53を備えている。スピーカ51、マイクロホン52、及び非常呼ボタン53は、I/F部54を介して、がご3の外に設けられた制御部7に接続されている。
制御部7は、エレベーターが設置されている施設内に配置されており、例えば一般電話回線やデジタル電話回線などの公衆回線網である広域通信網9に接続されている。複数の通信端末6a−dも、広域通信網9に接続されており、通話装置5と複数の通信端末6a−dとは、広域通信網9を介して通信可能である。
本実施形態では、4つの通信端末6a−dが、広域通信網9に接続されている。第1の通信端末6aは、日本語で応対できるオペレータが使用する。第2の通信端末6b、6c、及び6dは夫々、英語、中国語、及び韓国語で応対できるオペレータが使用する。
図2は、かご3内に設けられた操作盤31の正面図である。図2に示すように、操作盤31には、複数のスリット32が縦横に開設されており、それらの背後に、通話装置5のスピーカ51及びマイクロホン52が配置されている。スリット32の上側には、かご3の運行状態を表示する表示装置33が設けられている。
スリット32の下側には、通話装置5の非常呼ボタン53が配置されている。非常呼ボタン53が操作されると、制御部7は、複数の通信端末6a−dの何れかに対して発呼する。非常呼ボタン53の下側には、非常呼ボタン53の操作に関する説明が記載又は案内された案内板34が配置されている。案内板34の下側には、かご3が着床する階床を指定するための行き先階登録ボタン35a−eと、かご3のドアを開閉するための開ボタン36及び閉ボタン37とが設けられている。
通話装置5の非常呼ボタン53は、押圧操作が行われる操作部55の周囲に発光部56が設けられており、発光部56は、複数の色の何れかの色で点灯可能なように構成されている。
図3は、非常呼ボタン53を鉛直方向に沿った平面で破断した断面図である。有底円筒状の操作部55は、操作盤31の盤面に開設された円形の開口38から露出するように配置されており、その周囲に円環状の発光部56が固定されている。発光部56は、透明であり且つ光拡散剤が混合された樹脂で形成されている。
操作部55の後方には基板57が配置されており、当該基板57には、スイッチ58が設けられている。操作部55が押圧されて、操作部55の後方に突出する部分に押されて、スイッチ58の作動子59が引っ込められると、スイッチ58は、OFF状態からON状態となる。スイッチ58は、I/F部54を介して、がご3の外に設けられた制御部7に接続されており、スイッチ58の状態は、制御部7で検知される。操作部55は、ばね部材61によって、操作盤31の前方に付勢されている。操作部55の肩部62が、発光部56に形成された肩部63と当接することで、操作部55は、さらなる前方への動きを規制されている。
基板57には、発光色が異なる発光ダイオード64a−dが配置されている。本実施形態では、赤色発光ダイオード64aと、緑色発光ダイオード64bと、青色発光ダイオード64cと、黄色発光ダイオード64dとが設けられており、これらの何れかが点灯することで、その光が発光部56に送られる。これによって、発光部56は、赤色、緑色、青色、及び黄色の何れかで発光する。なお、図3には、各色の発光ダイオード64a−dが1個のみ示されているが、各色について、複数個の発光ダイオードが使用されてよい。発光ダイオード64a−dは、I/F部54を介して制御部7に接続されており、制御部7は、発光ダイオード64a−dの点灯・消灯を制御する。
図4は、非常呼ボタン53の状態遷移を示す説明図である。操作部55が一回押されると(非常呼ボタン53のスイッチ58がON状態にされると)は、制御部7は、赤色発光ダイオード64a、緑色発光ダイオード64b、青色発光ダイオード64c、黄色発光ダイオード64dの順番で発光ダイオード64a−dを点灯させて、これによって、非常呼ボタン53の発光部56は、赤色、緑色、青色、黄色の順で発光する。各発光ダイオード64a−dbの点灯状態は、所定の時間、例えば2秒程度維持される。黄色発光ダイオード64dが所定の時間点灯した後、何れの発光ダイオード64a−dも点灯していない状態に戻り、再度操作部55が押されるまで、当該状態が維持される。
制御部7は、赤色発光ダイオード64a、緑色発光ダイオード64b、青色発光ダイオード64c、及び黄色発光ダイオード64dの何れかが点灯している状態下で、操作部55が押されてその状態が継続されている間、点灯している発光ダイオードの色、又は発光部56の発光色に対応した何れかの通信端末6a−dへの発呼を行う。本実施形態では、赤色発光ダイオード64a又は赤色に、日本語で応対可能な外部施設のオペレータが使用する通信端末6aが対応しており、緑色発光ダイオード64b又は緑色に、英語で応対可能な外部施設のオペレータが使用する通信端末6bが対応しており、青色発光ダイオード64c又は青色に、中国語で応対可能な外部施設のオペレータが使用する通信端末6cが対応しており、黄色発光ダイオード64d又は黄色に、韓国語で応対可能な外部施設のオペレータが使用する通信端末6dが対応している。
案内板34には、発呼を行うための非常呼ボタン53の操作又は操作手順が、日本語、英語、中国語、及び韓国語で説明されている。図5に示すように、案内板34には、非常呼ボタン53の名称「非常呼ボタン」と、非常呼ボタン53の操作手順の説明として「非常呼ボタンを1度押して下さい。その後、赤色に点灯した状態で非常呼ボタンを押し続けて下さい。」が(日本語で)記載されている。さらに、案内板34には、「非常呼ボタン」の英語表記41a、中国語表記41b,及び韓国語表記41cと、非常呼ボタン53の操作手順の説明として、「非常呼ボタンを1度押して下さい。その後、緑色に点灯した状態で非常呼ボタンを押し続けて下さい。」の英語表記42aと、「非常呼ボタンを1度押して下さい。その後、青色に点灯した状態で非常呼ボタンを押し続けて下さい。」の中国語表記42b(図5では、具体的に示されていない)と、「非常呼ボタンを1度押して下さい。その後、黄色に点灯した状態で非常呼ボタンを押し続けて下さい。」の韓国語表記42c(図5では、具体的に示されていない)とが記載されている。
図6は、制御部7の概要を示すブロック図である。図6に示すように、制御部7は、CPU71、揮発性記憶部72、不揮発性記憶部73、I/F部74、及びこれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス75を有する。制御部7は、I/F部74を介して、通話装置5及び回線終端装置11と接続されている。
CPU71は、不揮発性記憶部73に記録された制御プログラムを含む各種プログラムを実行し、通話装置5の統括的な制御を行う。揮発性記憶部72は、例えばRAMであって、プログラムを実行する際のワークエリアとしてCPU71によって使用される。不揮発性記憶部73は、例えばEEPROMであって、通話制御プログラム76と、接続先管理テーブル77とが格納されている。CPU71は、制御部7への電源投入等を契機として通話制御プログラム76を不揮発性記憶部73から揮発性記憶部72に読み出して、その実行を行う。
通話制御プログラム76は、かご3内の乗客によって通話装置5の非常呼ボタン53が操作されると、通話装置5と、その操作によって選択された何れかの通信端末6a−dとの間で通話接続処理を行うプログラムである。接続先管理テーブル77は、実行中において通話制御プログラム76に参照される。
外部施設の通信端末6a−dには、電話番号XX−XXXX−0001乃至0004が夫々設定されており、図7に示すように、接続先管理テーブル77には、非常呼ボタン53の発光部56の発光色を示す識別子であるColor(1)乃至(4)と、電話番号XX−XXXX−0001乃至0004とが一義的に関連付けられている。Color(1)乃至(4)は夫々、赤色、緑色、青色、黄色を示している。例えば、赤色を示す識別子であるColor(1)は、通信端末6aに割り当てられた電話番号XX−XXXX−0001と対応しており、青色を示す識別子であるColor(3)は、通信端末6cに割り当てられた電話番号XX−XXXX−0003と対応している。
図8は、エレベーターの通話システム1の制御部7が通話制御プログラム76を実行することで実現される通話接続処理を示すフローチャートである。CPU71は、非常呼ボタン53の押下の有無を常時監視しており、非常呼ボタン53の押下(本発明に係る第1の操作)を検出したことを契機として、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
非常呼ボタン53の押下が検出されると制御部7のCPU71は、カウンタcntに1をセットする(ステップS1)。ステップS1の後、CPU71は、発光色の識別子であるColor(cnt)に対応した非常呼ボタン53の発光ダイオード64a−dを点灯させる(ステップS2)。(最初の)ステップS2が実行されると、ステップS1にて、カウンタcntには1がセットされているので、Color(1)に対応した赤色の発光ダイオード64aが点灯する。
ステップS2の後、CPU71は、タイマをリセットして計時を開始する(ステップS3)。ステップS3の後、CPU71は、非常呼ボタン53が再度押下されたか(本発明に係る第2の操作がされたか)否かを判定する(ステップS4)。ステップS4にて、非常呼ボタン53が押下されていないと判定された場合、CPU71は、計時を開始してから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS5)。所定時間は、本実施形態では、2秒である。
ステップS5にて、計時を開始してから所定時間経過していないと判定された場合、CPU71は、ステップS4以降の処理を実行する。ステップS5にて、計時を開始してから所定時間経過したと判定された場合、CPU71は、計時を終了し、Color(cnt)に対応した発光ダイオード64a−dを消灯する(ステップS6)。
ステップS6の後、CPU71は、カウンタcntの値が所定の閾値Nよりも小さいか否かを判定する(ステップS7)。所定の閾値Nは、非常呼ボタン53の発光部56の発光色の数、外部施設の通信端末6a−dの数、又は電話番号XX−XXXX−0001乃至0004の数であって、本実施形態では、4となる。
ステップS7にて、カウンタcntの値が所定の閾値Nよりも小さいと判定された場合、CPU71は、カウンタcntに1を加算し(ステップS8)、その後、ステップS2以降の処理を実行する。ステップS6にて、カウンタcntの値が所定の閾値N以上と判定された場合、CPU71は、処理を終了する。
ステップS4にて、非常呼ボタン53が押下されたと判定された場合、CPU71は、接続先管理テーブル77を参照して、発光色の識別子であるColor(cnt)に対応した電話番号を特定し、当該電話番号が割り当てられている何れかの通信端末6a−dに発呼する(ステップS9)。
ステップS9が実行されることで、非常呼ボタン53の押下が継続している間、広域通信網9を介して、Color(cnt)に対応した電話番号が割り当てられている何れかの通信端末6a−dに発呼信号が送られる。CPU71は、非常呼ボタン53の押下が解除されたか否かを判定し(ステップS10)、非常呼ボタン53の押下が解除された場合には、通話接続処理を終了する。
ステップS10にて非常呼ボタン53の押下が解除されていないと判定された場合には、CPU71は、Color(cnt)に対応した電話番号が割り当てられている何れかの通信端末6a−dと通話装置5との間で通話接続が確立されたか否かを判定する(ステップS11)。例えば、発呼信号を受け取った通信端末6a−dのオペレータが所定の操作を行う(例えば、通信端末6a−dの受話器を取り上げる)ことで、当該通信端末6a−dと通話装置5との間で通話接続が確立される。通話接続が確立されていないと判定された場合には、CPU71は、ステップS10以降の処理を再度実行する。
ステップS11で通話接続が確立されたと判定された後、CPU71は、通話接続が終了した否かを判定する(ステップS12)。通話接続は、通信端末6a−dのオペレータが所定の操作を行う(例えば、通信端末6a−dの受話器を置く)ことで終了する。ステップS12にて通話接続が終了したと判断されると、CPU71は、Color(cnt)に対応した発光ダイオード64a−dを消灯し(ステップS13)、通話接続処理は終了する。
上記の処理では、非常呼ボタン53が押下されてステップS1が実行された後、非常呼ボタン53が一度も押下されなかった場合には、ステップS2乃至S8がループして実行される。その結果、図4に示したように、非常呼ボタン53の発光部56は、赤色で2秒間、緑色で2秒間、青色で2秒間、そして、黄色で2秒間点灯する。黄色の発光ダイオード64d、ひいては非常呼ボタン53の発光部56が2秒間点灯すると、ステップS6の後に実行されたステップS7にて、カウンタcntの値が所定の閾値N以上であると判定されて、処理は終了し、非常呼ボタン53の発光部56は無点灯状態に戻る。この時、非常呼ボタン53の発光部56は、赤色で2秒間、無点灯で0.5秒間、緑色で2秒間、無点灯で0.5秒間、青色で2秒間、無点灯で0.5秒間、そして、黄色で2秒間点灯するようにしても良い。
上記の処理では、非常呼ボタン53が押下されてステップS1が実行された後、非常呼ボタン53が再度押下されると、ステップS9が実行されて、制御部7は、その際の非常呼ボタン53の発光部56の発光色に対応した何れかの通信端末6a−dに発呼し、通話装置5と当該通信端末6a−dとの間で通話可能となる。上述したように、かご3の操作盤31の案内板34には、日本語、英語、中国語、及び韓国語で非常呼ボタン53の操作手順が説明されており、通話装置5を操作するかご3内の乗客が日本人であれば、案内板34の日本語の説明に基づいて、非常呼ボタン53の発光部56が赤色で発光している状態下で非常呼ボタン53が押し続けられる。その結果、赤色に対応した通信端末6aと通話装置5との間で通話可能となり、かご3内の乗客は、通信端末6aを使用する日本語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。
通話装置5を操作するかご3内の乗客が英語圏の外国人であれば、案内板34の英語の説明に基づいて、非常呼ボタン53の発光部56が緑色で発光している状態下で非常呼ボタン53が押し続けられて、その結果、かご3内の乗客は、緑色に対応した通信端末6bを使用する英語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。通話装置5を操作するかご3内の乗客が中国人であれば、案内板34の中国語の説明に基づいて、発光部56が青色で発光している状態下で非常呼ボタン53が押し続けられ、その結果、かご3内の乗客は、青色に対応した通信端末6cを使用する中国語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。通話装置5を操作するかご3内の乗客が韓国人であれば、案内板34の韓国語の説明に基づいて、発光部56が黄色で発光している状態下で非常呼ボタン53が押し続けられ、その結果、かご3内の乗客は、黄色に対応した通信端末6dを使用する韓国語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。
図9は、本発明の実施形態であるエレベーターの通話システム1に係るかご3内に設けられる別の態様の操作盤31’を示す正面図である。図9に示す操作盤31’では、通話装置5において、図2及び図3等に示した非常呼ボタン53ではなく、十字キースイッチ式の非常呼ボタン53’が使用されている。非常呼ボタン53’は、円形の操作部55’に形成された十字形の隆起部を備えており、当該隆起部の4つの先端部分の各々には、「1」、「2」、「3」及び「4」の数字が刻印されている。非常呼ボタン53’の操作部55’の裏側には、4つの先端部分の各々に応じた可動接点(図示せず)が設けられており、隆起部の4つの先端部分の何れかが押されると、押された先端部分の可動接点が、当該可動接点に対応する固定接点と接触することで、押されて導通した可動又は固定接点を特定する信号が制御部7に送られる。
非常呼ボタン53’は、操作部55’の周囲に環状の発光部56’を備えている。発光部56’は、非常呼ボタン53の発光部56と同様に透明で光拡散剤が混合された樹脂で形成されており、背面側に配置された発光ダイオード(図示せず)が点灯することで発光する。発光ダイオードの点灯・消灯は、制御部7によって制御される。
図10は、操作盤31’の案内板34’を示す正面図である。案内板34’には、非常呼ボタン53’の名称「非常呼ボタン」と、非常呼ボタン53’の操作の説明として「1番を押し続けて下さい。(点灯:呼び出し中 点滅:通話可能)」が(日本語で)記載されている。さらに、案内板34’には、「非常呼ボタン」の英語表記41a’、中国語表記41b’,及び韓国語表記41c’と、非常呼ボタン53’の操作の説明として「2番を押し続けて下さい。(点灯:呼び出し中 点滅:通話可能)」の英語表記42a’と、「3番を押し続けて下さい。(点灯:呼び出し中 点滅:通話可能)」の中国語表記42b’(図10では、具体的に示されていない)と、「4番を押し続けて下さい。(点灯:呼び出し中 点滅:通話可能)」の韓国語表記42c’(図10では、具体的に示されていない)とが記載されている。
図11は、通話装置5に十字キースイッチ式の非常呼ボタン53’が使用される場合において、通話接続処理にて制御部7が参照する接続先管理テーブル77’の内容を示す説明図である。接続先管理テーブル77’では、非常呼ボタン53’の操作部55’の先端部分に刻印された4つの数字と、通信端末6a−dの電話番号XX−XXXX−0001乃至0004とが一義的に対応付けられている。
エレベーターの通話システム1の通話装置5に十字キースイッチ式の非常呼ボタン53’が使用される場合、非常呼ボタン53’の操作部55’の先端部分の何れかが押し続けられると、制御部7は、押された先端部分又は数字に対応する電話番号が割り当てられている何れかの通信端末6a−dに向けて、図8に示すステップS9と同様な処理がなされる。そして、当該通信端末6a−dと通話装置5との間で通話接続が実現される。制御部7は、発呼中、つまりステップS9と同様な処理がなされている最中、発光ダイオードを点灯させて、非常呼ボタン53’の発光部56’を発光させる。そして、通説接続中、つまり、図9に示すステップS10と同様な処理がなされている間、発光ダイオードを点滅させて、非常呼ボタン53’の発光部56’を点滅させる。
通話装置5を操作するかご3内の乗客が日本人であれば、案内板34’の日本語の説明に基づいて、非常呼ボタン53’の操作部55’の1番が刻印された先端部分が押し続けられる。その結果、1番に対応した通信端末6aと通話装置5との間で通話可能となり、かご3内の乗客は、通信端末6aを使用する日本語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。
通話装置5を操作するかご3内の乗客が英語圏の外国人であれば、案内板34’の英語の説明に基づいて、非常呼ボタン53’の操作部55’の2番が刻印された先端部分が押し続けられ、その結果、かご3内の乗客は、2番に対応した通信端末6bを使用する英語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。通話装置5を操作するかご3内の乗客が中国人であれば、案内板34’の中国語の説明に基づいて、非常呼ボタン53’の操作部55’の3番が刻印された先端部分が押し続けられ、その結果、かご3内の乗客は、3番に対応した通信端末6cを使用する中国語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。通話装置5を操作するかご3内の乗客が韓国人であれば、案内板34’の韓国語の説明に基づいて、非常呼ボタン53’の操作部55’の4番が刻印された先端部分が押し続けられ、その結果、かご3内の乗客は、4番に対応した通信端末6dを使用する韓国語で応対可能なオペレータと会話をすることができる。
十字キースイッチ式の非常呼ボタン53’の使用に伴って、通話制御プログラム76が制御部7で実行されることで実現される通話接続処理は、図8のフローチャートに基づいて説明したものから変更されるが、通話接続処理を如何に変更すべきかについては、当業者であれば、上記の説明に基づいて容易に理解できるであろう。
上記の実施形態では、広域通信網9として、一般電話回線やデジタル電話回線などの公衆回線網が用いられているが、本発明は、これに限定されるものではない。通話装置5側にて、通信端末6a−dの何れかを特定して、当該通信端末に通話接続することが可能な通信網であれば、広域通信網9として公衆回線網以外の他の通信網を採用してもよい。このような通信網の例としては、VoIP(Voice over Internet Protocol)による情報伝送が可能なIP(Internet Protocol)ネットワークが挙げられる。
広域通信網9として、一般電話回線やデジタル電話回線が用いられている場合には、本発明において、当該電話回線に係る電気通信事業者が提供する代表取扱サービスが利用されてよい。代表取扱サービスは、複数の電話番号からなるグループと、それらの電話番号からグループを代表する代表電話番号とを設定することで、代表電話番号に係る通信端末が通話中である場合に、予め選択された方法に従って複数の電話番号から空き電話番号を選択して通話接続するサービスである。
上述の実施形態において代表取扱サービスが利用される場合、図7及び図11に例示した接続先管理テーブル77及び77’の電話番号XX−XXXX−0001乃至0004の各々又は少なくとも1つについて、その電話番号を代表電話番号とする複数の電話番号からなるグループが設定される。例えば、通信端末6aの電話番号XX−XXXX−0001を代表電話番号とする複数の電話番号からなるグループが設定されている場合、通信端末6aに発呼されたものの通信端末6aが通話中であると、代表取扱サービスに基づいて、選択された空き電話番号に係る通信端末に向けて発呼され、当該通信端末と通話装置5とが通話接続される。通信端末6aの電話番号XX−XXXX−0001を代表電話番号とするグループに含まれる電話番号が割り当てられた通信端末は、日本語で応対可能なオペレータが使用することとなる。また、例えば、通信端末6cの電話番号XX−XXXX−0003を代表電話番号とする複数の電話番号からなるグループが設定された場合には、これら電話番号が割り当てられた通信端末は、中国語で応対可能なオペレータが使用することとなる。
広域通信網9として、ISDN(Integrated Services Digital Network)が使用される場合には、図7及び図11に例示した接続先管理テーブル77又は77’の電話番号XX−XXXX−0001乃至0004は夫々、通信端末6a乃至dが設置されている外部施設の電話番号に付加されるサブアドレスとされてよく、通信端末6a乃至dは、各々に割り当てられたサブアドレスによって区別される。または、広域通信網9として、IPネットワークが使用される場合には、図7及び図11に例示した電話番号XX−XXXX−0001乃至0004は夫々、通信端末6a乃至dに割り当てられたIPアドレスとなる。上記の実施形態に対してこれらの変更がなされる場合において、上記の実施形態をどのように変更すべきかについては当業者であれば容易に理解できるであろう。
上述の実施形態では、接続先管理テーブル77又は77’を用いて、非常呼ボタン53の発光部56の4つの発光色又は非常呼ボタン53’に刻印された4つの番号と、電話番号XX−XXXX−0001乃至0004、つまり通信端末6a乃至dとが一義的に対応付けられている。しかしながら、本発明では、案内手段にて非常ボタンの操作又は操作手順を記述する複数の言語と、通話装置と広域通信網を介して通話接続可能である複数の通信端末との関係は一義的でなくともよく、複数の言語の各々又は少なくとも1つに対して、複数の通信端末が関連付けられてもよい。
上記の実施形態は、接続先管理テーブル77又は77’において、4つの発光色又は4つの番号の各々又は少なくとも1つに対して、複数の電話番号、即ち複数の通信端末が対応付けられて、且つ、当該数の通信端末から予め定められた方法で選択された通信端末に発呼がなされるように変更されてよい。例えば、図7に例示した接続先管理テーブル77において、発光色識別子Color(1)に対して、電話番号XX−XXXX−0001に加えてXX−XXXX−0005及びXX−XXXX−0006の電話番号を関連付けると共に、電話番号XX−XXXX−0001が割り当てられた通信端末6aに発呼し、通話中であった場合にはXX−XXXX−0005が割り当てられた通信端末に発呼し、さらに当該通信端末も通話中であった場合にはXX−XXXX−0006が割り当てられた通信端末に発呼する通話接続処理を実行するように制御部7が構成されてよい。
上記の実施形態では、非常呼ボタン53及び53’の一部として発光部56及び56’が夫々設けられているが、発光部56及び56’は、非常呼ボタン53及び53’とは別個の構成要素として操作盤31及び31’に夫々設けられてよい。例えば、非常呼ボタン53の発光部56は、操作盤31に設けられた多色LEDランプであってよい。
上記の実施形態では、非常呼ボタン53及び53’は機械的なボタンで構成されえているが、本発明において、非常呼ボタン53及び53’は他の手段、例えばタッチパネルに表示されたボタンの画像を表示することで実現されてもよい。また、上記の実施形態では、本発明の案内手段として案内板34及び案内板34’が使用されているが、案内板34及び案内板34の代わりに液晶表示装置等の表示装置が案内手段としてかご3に設置され、非常呼ボタン53及び53’の操作又は操作手順の説明が当該表示装置に表示されてよい。
上記の実施形態では、通話装置5と通話可能な外部施設の通信端末6a−dの数は4つであるが、本発明において、通話装置5と通話可能な通信端末の数は、複数である限り限定されない。例えば、通話装置5と通話可能な通信端末は、日本語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6aと、英語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6bだけであってもよく、スペイン語、ドイツ語、フランス語で応対可能なオペレータが使用する3つの通信端末が通信端末6a−dに加えられてもよい。通信端末6a−dに通信端末が追加される場合、当該通信端末に対応する非常呼ボタン53の発光部56の発光状態は、新たな色の発光ダイオードを非常呼ボタン53に追加することで、或いは、発光ダイオード64a−dのうちの複数色の発光ダイオードを同時に点灯させることで実現されてよい。
上記の実施形態では、通話装置5と通話可能な通信端末として、日本語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6aと、英語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6bと、中国語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6cと、韓国語で応対可能なオペレータが使用する通信端末6dとが例示されている。しかしながら、本発明においては、案内手段にて非常ボタンの操作又は操作手順を記述する複数の言語と、通話装置と広域通信網を介して通話接続可能である複数の通信端末との関係又は関連付けは、適宜変更されてよい。例えば、上記の実施形態は、あるオペレータが、自己のユーザIDとパスワードを通信端末6a−dの何れかに入力してエレベーターの通話システム1にログインすると、そのオペレータの情報に基づいて、言語とログインに使用した通信端末6a−dの電話番号とを関連付ける接続先管理テーブル77又は77’を構成するように変更されてよい。オペレータが通信端末6a−dの何れかを用いてログインすると、オペレータのユーザID及びパスワードとオペレータが応対可能な言語とが登録されたユーザーマスタが参照されて、制御部7は、オペレータが応対可能な言語に対応した何れかの発光色識別子Color(1)乃至(4)、或いは、非常呼ボタン53’の操作部55’の何れかの番号1乃至4に対して、ログインに使用した通信端末6a−dの電話番号を関連付けるように接続先管理テーブル77又は77’を構成する。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 通話システム
3 かご
31、31’ 制御盤
34、34’ 案内板
5 通話装置
53、53’ 非常呼ボタン
55、55’ 操作部
56、56’ 発光部
6a−d 通信端末
7 制御部
77、77’ 接続先管理テーブル
9 広域通信網

Claims (6)

  1. エレベーターのかごに設けられた通話装置と、前記通話装置を制御する制御部とを備えており、前記通話装置は、前記かご内に設けられた操作盤に配置された非常呼ボタンを備えており、前記かご外に設けられた複数の通信端末と広域通信網を介して通話接続可能であり、前記制御部は、前記非常呼ボタンが操作されると前記複数の通信端末の何れかに対して発呼するエレベーターの通話システムであって、
    前記かご内には、発呼を行うための前記非常呼ボタンの操作又は操作手順が複数の言語で説明された案内手段が配置されており、
    前記案内手段が表示する前記非常呼ボタンの操作又は操作手順は、言語別で異なっており、
    前記制御部が発呼する通信端末は、言語別に異なる前記非常呼ボタンの操作又は操作手順によって区別されており、
    前記非常呼ボタンは、複数の色で発光可能な発光部を備えており、前記非常呼ボタンに対して第1の操作がなされると、前記制御部は、前記発光部の発光色が順番に変化するように前記発光部を発光させる制御を開始し、
    前記非常呼ボタンに対して第2の操作がなされた際における前記発光部の発光色に応じて、前記制御部が発呼する通信端末は区別される、エレベーターの通話システム。
  2. 前記複数の言語と前記複数の通信端末とが一義的に対応付けられている、請求項1に記載のエレベーターの通話システム。
  3. 前記非常呼ボタンは、押圧操作が行われる操作部を備えており、前記発光部は、前記操作盤において前記操作部の周囲に配置されている、請求項1又は請求項2に記載のエレベーターの通話システム。
  4. かごに設けられており、前記かご外に設けられた複数の通信端末と広域通信網を介して通話接続可能な通話装置であって、前記かご内に設けられた操作盤に配置された非常呼ボタンを備えている通話装置と、
    前記非常呼ボタンの操作又は操作手順を複数の言語で案内する案内手段と、を備えており、
    前記案内手段により案内される前記非常呼ボタンの操作又は操作手順は、言語別で異なっており、
    前記通話装置と通話接続される通信端末は、言語別に異なる前記非常呼ボタンの操作又は操作手順によって区別されており、
    前記非常呼ボタンは、複数の色で発光可能な発光部を備えており、
    前記非常呼ボタンに対して第1の操作がなされると、前記発光部は、前記発光部の発光色が順番に変化するように発光し、
    前記非常呼ボタンに対して第2の操作がなされた際における前記発光部の発光色に応じて、前記通話装置と通話接続される通信端末は区別される、エレベーター。
  5. 前記複数の言語と前記複数の通信端末とが一義的に対応付けられている、請求項に記載のエレベーター。
  6. 前記非常呼ボタンは、押圧操作が行われる操作部を備えており、前記発光部は、前記操作盤において前記操作部の周囲に配置されている、請求項又は請求項に記載のエレベーター。
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