JPH10301743A - 公共設備装置及び公共設備装置を操作するユーザ端末並びに公共設備装置の操作装置 - Google Patents

公共設備装置及び公共設備装置を操作するユーザ端末並びに公共設備装置の操作装置

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JPH10301743A
JPH10301743A JP10592097A JP10592097A JPH10301743A JP H10301743 A JPH10301743 A JP H10301743A JP 10592097 A JP10592097 A JP 10592097A JP 10592097 A JP10592097 A JP 10592097A JP H10301743 A JPH10301743 A JP H10301743A
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JP10592097A
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Katsuhiro Yamanaka
克弘 山中
Yoshihiko Okada
世志彦 岡田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健常者も含むすべての利用者が、常に同じユ
ーザインタフェースで、かつ利用者に最適なユーザイン
タフェースで、すべての公共設備を操作できるようにす
る。 【解決手段】 公共設備装置100をユーザ端末90で
操作するという形態を採る。公共設備90では、対話情
報生成部104が公共設備の対話構造と対話要素の属性
を論理的に記述した対話情報を生成しユーザ端末90側
に出力する。一方、ユーザ端末90では、端末側ユーザ
インタフェース変換部93が、公共設備装置100から
受け取った対話情報を、端末が装備している入出力装置
や利用者に最適な構造および表現に変換する。ユーザ端
末90で行われた操作は、操作情報変換部106で、公
共設備側の入出力装置を用いた行う操作に変換されて処
理実行部103に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、街中でよく見られ
る自動販売機や、銀行などにあるATM(Automatic Tel
ler Machine)や、一般家庭などで用いられる家電製品な
ど、コンピュータシステムを利用したシステムを、主と
して障害者が操作できるようにした公共設備装置と、公
共設備装置を操作するユーザ端末、公共設備の操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のところ、街中でよく見られる自動
販売機や、銀行にあるATMや、一般家庭に普及してい
る家電製品などのコンピュータを利用したシステム(以
下、本発明では、上記システムを公共設備装置と呼称す
る。)の操作に最も困難を伴うのが、視覚障害者と肢体
障害者である。視覚障害者は入力装置などに書かれた説
明が読めないだけでなく、入力装置自身の位置も分らな
いため、適当な対応がなされていないと全く操作不可能
となる。一方、肢体障害者は、入力装置の説明もその位
置も理解できるが、それを正確に操作することが難し
い。聴覚障害者や言語障害者は、現在の視覚による情報
提示と、ボタン入力またはタッチパネル入力が中心の操
作体系では、それほど問題なく公共設備の操作が行え
る。
【0003】このような状況から、公共設備を視覚障害
者へ対応させる従来の技術は、入力装置の付近に点字の
シールやプレートを張り付けるという比較的簡単なもの
から、音声や点字ディスプレイによる情報入出力を可能
としているものまで数多く存在している。例えば、
『「バリアフリー」の商品開発 日本経済新聞社刊 1
37〜142ページ』には、プッシュボタン式の電話機
を装備し、受話器から流れる音声ガイドに従ってプッシ
ュボタンを押すことで預金の出し入れができるATMが
記載されている。また、『「バリアフリー」の商品開発
日本経済新聞社刊143〜148ページ』には、点字
応答および音声応答が可能な装置を追加できるように配
慮した証明書自動交付システムが記載されている。
【0004】逆に、肢体障害者は、公共設備装置の操作
に困っているにも係わらず、あまり従来技術の対応例が
見あたらない。これは、肢体障害の場合、例えば、片手
のみ動く、片足のみ動く、首のみ動くといった具合に体
の動かせる部位が人によって様々で、それらすべてに対
応できないことが原因である。強いて、例を挙げるな
ら、特開平04−247512号公報に、取引金額など
のデータ入力のために足踏みスイッチを設けたATMが
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術による
と、障害者が全く公共設備装置を利用できないという事
態は回避されている。しかしながら、従来技術による公
共設備装置の障害者対応方法では、以下のような課題が
ある。
【0006】第一に、公共設備装置を操作するために、
健常者用のユーザインタフェースが基礎となっており、
障害者に最適なユーザインタフェースが実現されている
わけではない。例えば、上述の電話機付きのATMの説
明の中に、最初の取引を選ぶ部分の対話例があり、それ
によると、「支払いは1を、預け入れは2を選んでくだ
さい」といったガイダンスがありそれを聞いて希望する
数字のボタンを押すとなっている。確かにこれは一例で
あり、他の対話方法も考えられるが、メニューが音声で
提示されてその中からプッシュボタンを用いて選ぶとい
うスタイルが基本となる。これは、健常者用の一覧の中
から希望するものを選択するという操作スタイルの域を
脱しておらず、もっと複雑な対話構造の設備になるとか
なり操作が困難となる。すなわち、ユーザインタフェー
スの構造までは障害者に適したものになっていないとい
う課題がある。
【0007】第二に、障害の種類が多く、また、同じ障
害でも個人によってその程度などに差があるため、すべ
ての障害者に対応した公共設備装置を用意するのことは
困難である。例えば、上述の電話機付きATMや証明書
自動交付システムは視覚障害者にのみ対応したものであ
り、足踏みスイッチ付きATMは肢体障害者のうち上肢
障害の利用者のみに対応したものである。すなわち、公
共設備装置はすべての障害者に対応していないという課
題が残っている。
【0008】第三に、同じ障害への対応でも、公共設備
装置によってその方法は様々で、公共設備装置ごとに操
作方法などを覚える必要がある。視覚障害者への対応を
例に採っても、点字ディスプレイでの対応、音声での対
応、点字シールを貼っただけの対応など様々である。し
かも、上述した通り、障害の程度が多岐に渡ることや、
公共設備装置に操作の簡単なものから複雑なものまで様
々な種類があるように、標準化などは難しいという現状
である。すなわち、常に統一されたユーザインタフェー
スで、すべての公共設備装置を操作できないという課題
も残っている。
【0009】本発明は上記課題を解決することを目的と
し、さらに詳しくは、障害者だけではなく、健常者も含
むすべての利用者が、常に同じユーザインタフェース
で、かつ利用者に最適なユーザインタフェースで、すべ
ての公共設備装置を操作できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、公共設備装
置をユーザ端末で操作するという形態を採っている。そ
のため、ユーザ端末を個人専用に用意することで、公共
設備をすべての障害者に対応させることが出来る。
【0011】また、上記の公共設備側に、公共設備装置
の操作に必要な情報を論理的に記述した対話情報を生成
する対話情報生成部と、対話情報を外部のユーザ端末に
出力する対話情報出力部と、外部のユーザ端末で行われ
た操作内容を記述した操作情報を前記外部のユーザ端末
から受け取り、その種類に応じた変換を行う操作情報変
換部を備えた。公共設備の操作に必要な情報が論理的に
記述された対話情報を生成するため、この情報を基にユ
ーザインタフェースの構造が任意に変換可能となる。
【0012】さらに、上記のユーザ端末に、利用者の障
害に応じた入出力装置と、ユーザ端末自身の入出力装置
の装備状況と利用者の情報を記述した端末情報が記録さ
れた端末情報記録部と、対話情報を公共設備から受け取
る対話情報入力部と、端末情報を参照して、対話情報
を、ユーザ端末の入出力装置および操作者に最適な対話
構造と表現に変換するユーザインタフェース変換部と、
ユーザ端末で行われた操作内容を記述した操作情報を公
共設備へ出力する操作情報出力部を備えた。公共設備か
ら受け取った対話情報をもとに、ユーザインタフェース
の構造を変換するため、このユーザ端末を使用する限
り、相手がどのような対話構造を持った公共設備装置で
も常に同じユーザインタフェースで操作できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、請求項1に記載した
発明の公共設備装置を請求項2に記載した公共設備装置
を操作するユーザ端末によって操作する場合に相当す
る。また、請求項3に記載した公共設備装置の操作装置
にも対応している。
【0014】図1は実施の形態1の構成を示すブロック
図である。公共設備装置100は、健常者用の公共設備
側入力装置101と公共設備側出力装置102、公共設
備全体の動作を制御する処理実行部103、公共設備装
置100の操作に必要な情報を論理的に記述した対話情
報を生成する対話情報生成部104、対話情報をユーザ
端末90に出力する対話情報出力部105、および操作
情報変換部106を備えている。操作情報変換部106
は、ユーザ端末90で行われた操作の内容を記述した操
作情報を受け取り、それが公共設備側入力装置101の
操作に相当するものであれば、実際に公共設備側入力装
置101を操作した時に送られるのと同じ操作情報に変
換し処理実行部103に送る。
【0015】一方、ユーザ端末90側は、利用者の障害
や特性に応じた端末側入力装置91と端末側出力装置9
2、ユーザ端末90自身の装備や利用者の情報を記述し
た端末情報を記録しておく端末情報記憶部96、公共設
備装置100から対話情報を受け取る対話情報入力部9
5、端末情報を参照して、受け取った対話情報をユーザ
端末90とその利用者に最適な対話構造と表現に変換す
る端末側ユーザインタフェース変換部93、利用者が行
った操作内容を記述した操作情報を公共設備装置100
へ送る操作情報出力部94で構成される。
【0016】また、公共設備装置100とユーザ端末9
0の間は、対話情報や操作情報のやり取りを行うために
データ通信手段80で結ばれている。このデータ通信手
段80は、物理的なケーブル接続や赤外線などの無線通
信などのどのような手段でも良く、特に限定するもので
はない。
【0017】次に、図2(a)に示すエレベータの操作
パネル10を図3の肢体障害者用端末20で操作する場
合を例に挙げ、図1のシステムの動作を説明する。
【0018】図2(a)は、エレベータの操作パネル1
0の一例である。ドア開ボタン11とドア閉ボタン1
2、停止階指定ボタン(1階指定ボタン13〜5階指定
ボタン17)は公共設備側入力装置101に相当し、進
行方向や現在の階を表示する状態表示部18は公共設備
側出力装置102に相当する。また、停止階指定ボタン
は、押されると内蔵されたランプが点灯する仕組みにな
っているとすると、公共設備側出力装置102も兼ねた
ものと言える(厳密には、ボタンに内蔵されたランプが
公共設備側出力装置102に相当)。これ以外の構成要
素は、エレベータ内部のプログラム制御が可能なデータ
処理装置内に実現されているものとする。
【0019】以下の説明では、停止階指定ボタンのよう
に実際に操作することで動作が起こるものや、情報表示
部18のように操作に必要な情報を提供する部分を対話
要素と呼ぶ。なお、2階指定ボタン14はすでに選択状
態になっていることにする。
【0020】一方、図3の肢体障害者用端末20は、端
末側入力装置91に相当するスキャン開始および選択ボ
タン21と、端末側出力装置92に相当する液晶ディス
プレイを備えている。端末情報記憶部96は端末に装備
される記憶装置として実現されているものとする。この
記憶装置は、端末内部の主記憶装置(メモリ)でも、磁
気ディスクや使用時に装着するメモリカードのような補
助記憶装置であっても良い。この他の構成要素は、端末
内部のプログラム制御可能なデータ処理装置内に実現さ
れているものとする。なお、ここで肢体障害者とは、身
体の一部分しか動かすことのできない重度の肢体障害者
のことを指している。また、スキャン開始および選択ボ
タン21は、図3のようなタクトスイッチに限らず、呼
気センサなどを利用したスイッチなどオン/オフが入力
できるものであれば良い。同様に、端末側出力装置92
もディスプレイであれば液晶式とは限らない。
【0021】処理の流れを説明する前に、対話情報と端
末情報についてもう少し詳しく説明を行う。対話情報に
は公共設備装置の対話構造と対話要素が持つ属性が記述
されており、これらを同時に記述するために、ツリー型
のデータ構造で対話構造を表現し、そのノードに各対話
要素の属性を納めた構造となっている。属性とは、対話
要素の形や色、種類、対話要素上に記されたラベルなど
対話要素がもつ情報のことであり、ひとつの対話要素に
対して数多くの属性が存在するが、説明を簡単にするた
めに、ここでは、対話要素の種類、対話要素に書かれた
ラベル、対話要素の状態の三つの属性のみを扱う。図2
(b)には、図2(a)のエレベータの操作パネル30
に対応する対話情報の構成を示す概念図を記した。図2
(b)のツリーを見ると、操作パネルが八つの対話要素
を含むという対話構造が表現されていることが理解され
るであろう。幾つかのノードには、そのノードに格納さ
れる属性をふきだしで示した。属性が空欄のところはそ
の属性を持っていないことを示している。
【0022】一方、端末情報には、ユーザ端末90が装
備している入出力装置の種類あるいは入出力装置の有無
と、利用者の情報が記録されている。利用者の情報と
は、障害の種類や、必要とするユーザインタフェース、
そのときの要件などを指す。図3のユーザ端末の場合、
例えば、「入力装置としてオン/オフ入力用のボタン、
出力装置として液晶ディスプレイ、利用者は肢体障害者
で1秒間隔のスキャン入力が必要」という情報が記録さ
れているとする。なお、ユーザ端末や利用者に関する上
記以外の情報を、端末情報として追加することは本発明
の範囲内であることは、当業者であれば容易に理解でき
る範囲内である。
【0023】さて、本システムの動作であるが、健常者
がエレベータを操作する場合、操作パネル10上のボタ
ンを押すと、エレベータ内部の処理実行部103が、押
されたボタンに内蔵されたランプを点灯させて選択状態
であることを示す。これに対して、操作パネル10上の
ボタンを自由に操作できない肢体障害者が、図3の端末
を用いてエレベータを操作する場合、次のような処理が
行われる。
【0024】最初に、エレベータ側では、対話情報生成
部104によりその時点での操作パネル30の状況に対
応した対話情報が生成され、対話情報出力部105を通
して肢体障害者用端末10に送られる。当然、この対話
情報は常に操作パネル30の状況を正しく反映していな
ければならないので、他の乗客が未選択のボタンを押し
て選択状態にしたとき(属性の中の状態が変化したこと
になる)など、少しでも操作パネル30に変化が起こる
たびに、対話情報生成部104は新しい対話情報を生成
して肢体障害者用端末20に送る。以下では、操作パネ
ルは図2(a)の状態になっているとして説明をする。
【0025】肢体障害者用端末20側では、端末側ユー
ザインタフェース変換部93が対話情報入力部95を通
して対話情報を受け取ると、図2(b)に示したツリー
の二階層目を構成する対話要素のラベルを枠で囲んだも
の(以下ソフトウェア部品と呼ぶ)を液晶ディスプレイ
22に表示し、利用者からの入力を待つ。この状態で操
作者がスキャン開始および選択ボタン21を押すと、図
4に示すとおり、端末側ユーザインタフェース変換部9
3は、種類がボタンである対話要素に対応するソフトウ
ェア部品の表示を1秒間隔(端末情報に記述されてい
る)で順次変化させていく(情報表示部18に対応する
ソフトウェア部品の表示は変化させない)。利用者は、
希望のソフトウェア部品の表示色が変わったところで、
再びスキャン開始および選択ボタン21を押す。ここで
は、図4(c)の状態でスキャン開始および選択ボタン
21が押されたと仮定する。つまり、利用者は4階指定
ボタン16を選択したことになる。端末側ユーザインタ
フェース変換部93は、対話情報を参照して、4階指定
ボタン16に対応するノードの下に階層がないことを確
認した上で、4階指定ボタン16が選択されたという操
作情報を、操作情報出力部94を通してエレベータ側に
送る。
【0026】ところで、図4において、2階指定ボタン
14に対応するソフトウェア部品の表示が変化していな
いが、これは2階指定ボタン14がすでに選択状態にあ
るためである。図2(b)に示したとおり、対話情報の
中に各ボタンの状態が記録されており、これを見て端末
側ユーザインタフェース変換部93が、このような表示
制御を行っている。
【0027】さて、エレベータ側では、操作情報変換部
106が、受け取った操作情報が4階指定ボタン16の
操作であることを認識し、操作パネル10上で4階指定
ボタン16が押されたときと同じ操作情報を処理実行部
103に送る。処理実行部103は、実際には4階指定
ボタン16が押された訳ではないが、同じ操作情報が送
られてくるので、4階指定ボタン16が押された場合と
同様の制御を行う。
【0028】このようにして、ボタン選択型のユーザイ
ンタフェースが、ボタンひとつで操作するスキャン入力
型のユーザインタフェースに変換されたことで、肢体障
害者がエレベータの操作を行えるようになる。
【0029】次に、別の例として図5の視覚障害者用端
末30で、図2(a)の操作パネル10を備えたエレベ
ータを操作する場合を取り上げる。
【0030】視覚障害者用端末30は、端末側入力装置
91に相当する決定ボタン31、前項目ボタン32、戻
りボタン33、次項目ボタン34と、端末側出力装置9
2に相当するイヤホン35を備えている。端末情報記憶
部96は端末内部の記憶装置に、これら以外の構成要素
は端末内部のプログラム制御可能なデータ処理装置内に
実現されているものとする。また、スピーカをイヤホン
25の代わりに利用できることは当業者が容易に理解で
きる事項であり、特に説明はしない。
【0031】この視覚障害者用端末30によるインタフ
ェース変換の例を図6に示す。端末側ユーザインタフェ
ース変換部93は、対話情報を受け取ると、エレベータ
の時とは異なり、すぐには情報提示を行わず利用者から
の入力操作を待つ。ここで、利用者が次項目ボタン34
を押すと、その度に、図2(b)のツリーの二階層目を
構成する対話要素のラベルを順番に読み上げていく。前
項目ボタン32を押すと読み上げの順序は逆になる。図
6において、図6(a)と図6(b)の間は1階指定ボ
タン13が選択状態になっているので、ここで決定ボタ
ン31を押すと、端末側ユーザインタフェース変換部9
3は、対話情報を参照して、1階指定ボタン13に対応
するノードの下に階層がないことを確認した上で、1階
指定ボタン13が選択されたという操作情報をエレベー
タ側に送る。以降のエレベータ側の処理は、上記の例と
全く同じである。
【0032】この例から、公共設備の操作における対話
構造と対話要素の属性を論理的に記述した対話情報が生
成され、それを参照することで、自由にユーザインタフ
ェースの変換が可能となり、様々な障害に対応できるこ
とが理解されるであろう。
【0033】最後に、対話構造が複雑な例として、エア
コン操作の例を取り上げる。図7(a)はエアコンを操
作するリモコン40の一例である。図7(b)にリモコ
ン40の対話構造を示したが、モード選択と温度調節の
部分には更に深い階層が存在する。図3の肢体障害者用
端末20でこのエアコンを操作する場合、図8に示すと
おり、最初は液晶ディスプレイ22上に図7(b)のツ
リーの二階層目を構成する操作要素のソフトウェア部品
が表示される。ここで、利用者がスキャン開始および決
定ボタン21でいずれかの項目を選択すると、端末側ユ
ーザインタフェース変換部93は、対話情報を参照し
て、選択された対話要素の下に更に階層が存在するか否
かを調査し、存在する場合には、下の階層を構成する対
話要素のソフトウェア部品を表示する。例えば、図8で
モード選択が選択された場合、液晶ディスプレイ21の
表示は図9の様になる。上記の場合のように、さらに下
位の階層が存在するときは、エレベータ側への操作情報
の出力は行われない。
【0034】この例から、上位の項目が選択されるとそ
の下の階層が表示され選択可能となるため、どれだけ深
い階層の対話構造にも対応できること、すなわち様々な
対話構造を持つ公共設備に本発明が適用できることが理
解されるであろう。
【0035】ところで、ユーザ端末90は、健常者用に
備えられている公共設備側入力装置101および公共設
備側出力装置102と並列に操作可能である。なぜな
ら、上述の通り、ユーザ端末90での操作は、公共設備
側入力装置101が操作されたのと同じ操作情報に置き
換えられて処理実行部103に送られ(すなわち、処理
実行部103からみるとどちらで操作されても同じ)、
かつ、対話情報生成部はどちらで操作しても状況が変化
すれば対話情報を更新するからである。そのため、障害
者が単独で使用可能となるだけでなく、ATMなどの操
作の例では、メニュー選択などは介助者が行い、パスワ
ード入力は障害者本人が行うといった協調作業も可能で
ある。
【0036】(実施の形態2)実施の形態2は、請求項
4に記載した公共設備装置の操作装置の発明に相当す
る。
【0037】図10は実施の形態2の構成を示すブロッ
ク図である。公共設備装置100側は、実施の形態1の
構成に、障害者用入力装置110と障害者用出力装置1
11、ユーザ端末90から端末情報を受け取る端末情報
入力部108、ユーザ端末90と操作情報のやり取りを
行うための公共設備側操作情報通信部107、公共設備
側ユーザインタフェース変換部109が追加されてい
る。公共設備側ユーザインタフェース変換部109は、
端末情報入力部108を通して受け取る端末情報を参照
して、必要であれば、対話情報生成部104で生成され
た対話情報を、障害者用入力装置117と障害者用出力
装置111、およびユーザ端末の利用者に適した対話構
造と表現に変換する機能と、操作情報を必要に応じて変
換し処理実行部103に送る機能(すなわち、操作情報
変換部106の機能)を持っている。一方、ユーザ端末
90側は、端末情報を公共設備装置100側に伝える端
末情報出力部97と、公共設備装置100と操作情報の
やり取りを行う端末側操作情報通信部98が追加されて
いる。操作情報出力部94の機能は端末側操作情報通信
部98に含まれる。
【0038】図11に、実施の形態2を適用した肢体障
害者用端末50と、エレベータの操作パネル60の図を
示した。
【0039】肢体障害者用ユーザ端末50は、図11
(a)に示す通り、端末側入力装置91に相当するスキ
ャン開始および選択ボタン51のみ備え、端末側出力装
置92に相当する部分は備えていない。また、端末情報
記憶部96は端末内部の記憶装置内に、その他の構成要
素は端末内部のプログラム制御が可能なデータ処理装置
内に実現されているものとする。以下の説明では、端末
情報として、「入力装置のみ装備、利用者は上肢障害者
で1秒間隔のスキャン入力を必要」という情報が記録さ
れているとする。
【0040】エレベータ側は、図11(b)に示す通
り、障害者用出力装置111として各操作ボタンの周囲
にスキャン位置を示すためのスキャン位置表示部69が
付いた操作パネル60を備えている。
【0041】肢体障害者用端末50で、操作パネル60
を有するエレベータを操作する場合の処理は以下の通り
である。
【0042】最初に、対話情報が対話情報生成部104
により生成され、端末側ユーザインタフェース変換部9
3に送られる。この過程は、実施の形態1と同様の処理
で実現される。しかしながら、肢体障害者用端末50側
は、端末情報記憶部96に記録された端末情報により端
末側出力装置92に相当するものを備えていないことを
知るので、表示の処理は行わず利用者の入力操作を待
つ。
【0043】逆に、ユーザ端末90側は、端末情報出力
部97が、端末情報記憶部96に記録された端末情報を
取り出しエレベータ側に出力する。エレベータの公共設
備側ユーザインタフェース変換部109は、端末情報入
力部108より端末情報を受け取る。
【0044】ここで、利用者が操作パネル60上の操作
ボタンを押したいと思えば、スキャン開始および選択ボ
タン51を押す。端末側ユーザインタフェース変換部9
3は、スキャン開始および選択ボタン51を操作したこ
とを示す操作情報を、端末側操作情報通信部98を通し
てエレベータ側へ出力する。
【0045】公共設備側操作情報通信部107を通して
操作情報を受け取った公共設備側ユーザインタフェース
変換部109は、端末情報入力部108から送られてき
た端末情報により、肢体障害者用端末50に端末側出力
装置92が装備されていないことを認識しているので、
エレベータが備える障害者用出力装置111を利用した
情報提示を行う。すなわち、図12に示すように、スキ
ャン位置表示部69を1秒間隔で順番に点灯させて行
く。この時の一連の操作は、操作パネル60上のボタン
を押したことに相当するものではないため、処理実行部
103に対しては操作情報を送らない。希望のボタンに
対応するスキャン位置表示部69が点灯したときに、ユ
ーザが再びスキャン開始および選択ボタン51を押す
と、その旨はスキャンを開始したときと同様の経路で公
共設備側ユーザインタフェース変換部109に伝えられ
る。公共設備側ユーザインタフェース変換部109は、
肢体障害者用端末50から受け取ったスキャン開始およ
び選択ボタン51が押されたという操作情報を、そのと
き点灯しているスキャン位置表示部69に対応する停止
階指定ボタンが押された時と同じ操作情報に変換して処
理実行部103に送る。
【0046】操作イベントを受け取った処理実行部10
3は、操作パネル60上のボタンが押されたときと同様
の処理を行う。
【0047】ところで、このエレベータを、入出力装置
両方を備えた端末(例えば図3に示した端末)で操作す
る場合、公共設備側ユーザインタフェース変換部109
は、端末情報入力部108を通して受け取った端末情報
により、端末側に入出力装置とも備えていることを認識
するので、特にスキャン位置表示部69を用いた情報提
示を行わない(ユーザ端末側の動作は実施の形態1と同
様)ように設計してもよい。
【0048】以上説明したように、障害者用の入出力装
置を一部公共設備側に持たせる構成とすることで、ユー
ザ端末側の装備が少なくて済むため、より小型で携帯性
が高いユーザ端末を実現できる。さらに、視覚障害者用
端末における点字ディスプレイなど高価な入出力装置を
公共設備側に装備すれば、コスト的にも有利なユーザ端
末が実現できる。
【0049】(実施の形態3)実施の形態3は実施の形
態2の変形であり、請求項5に記載した発明に相当す
る。図13によると、健常者用に備えている入出力装置
を活用できる場合への対応として、公共設備側ユーザイ
ンタフェース変換部109と公共設備側入力装置101
および公共設備側出力装置102が接続された構成とな
っている。
【0050】この形態は、図14に示すようなATM7
0に適用可能である。ATM70は、公共設備側出力装
置102としてCRT76を持っており、操作要素はC
RT76上にソフトウェア的に生成されている。
【0051】このATM70を図10の肢体障害者用端
末50で操作する場合、ATM70と肢体障害者用端末
50の間で行われる対話情報と端末情報のやり取り、ユ
ーザがスキャン開始および選択ボタン51を操作し、そ
れがATM端末70内の公共設備側ユーザインタフェー
ス変換部109に伝えられるまでの過程は、実施の形態
1および実施の形態2で説明したのと同様の処理によっ
て実現される。この実施の形態中でポイントとなるの
は、ATM70にも肢体障害者用端末50にも肢体障害
者用の出力装置が装備されていないため、公共設備側ユ
ーザインタフェース変換部109が、スキャン入力型イ
ンタフェースに利用できる出力装置として、健常者用の
出力装置であるCRT76を用いて情報提示を行う点で
ある。具体的には、図15に示すように、CRT76上
に表示されているソフトウェアボタン71〜ソフトウェ
アボタン75の表示を順次変化させていくといった方法
を採る。なお、公共設備側ユーザインタフェース変換部
109が如何にしてCRT76上のソフトウェアボタン
の表示位置を知り得るかということであるが、画面上で
の位置という対話要素の属性を対話情報に記述しておけ
ばよい。
【0052】操作者は、実施の形態1や実施の形態2と
同様に、希望するソフトウェアボタンの表示が変化した
ところで、再びスキャン開始および選択ボタン51を押
すことで、希望するサービスが選択できる。
【0053】このような構成にすることで、公共設備側
の障害者用の装備を最小限で済ませることが可能とな
り、コストダウンにつながる。
【0054】(実施の形態4)実施の形態4は、請求項
6〜8に記載した発明に相当する公共端末装置の例であ
り、主な障害者用入出力装置が公共設備に組み込まれた
形態となっている。
【0055】本実施の形態の構成の一例を示した図16
によると、本システムは、システムの動作を制御する処
理実行部103と、対話情報を生成する対話情報生成部
104と、健常者も含め様々な障害者に対応した複数の
入出力装置(第1の入力装置114〜第mの入力装置1
15(mは正の整数)および、第1の出力装置116〜
第nの出力装置116(nは正の整数))と、利用者が
使用した入力装置を認識してユーザインタフェース変換
部112に知らせる入力装置認識部113、およびユー
ザインタフェース変換部112を備えている。ユーザイ
ンタフェース変換部112は、利用者が用いた入力装置
により利用者の特性(どのような障害を持つかなど)を
判断して最も適した出力装置を選び、かつ、対話情報
を、利用者が使用した入力装置と選んだ出力装置に最も
適した表現に変換する処理を行う部分である。
【0056】また、対話情報を出力する対話情報出力部
105と、ユーザ端末と操作情報のやり取りを行う公共
設備側操作情報通信部107と、ユーザ端末から端末情
報を受け取る端末情報入力部108は、公共設備で備え
ていない入出力装置を利用しなければならない障害者が
ユーザ端末を利用する場合に備えている。
【0057】次に、図を用いて本システムの動作を説明
する。図17は、入力装置として、スキャン開始および
選択ボタン81、タッチパネル83、前項目ボタン8
5、決定ボタン86、次項目ボタン87、タッチカーソ
ル88を備え、出力装置としてCRT82、点字ディス
プレイ87、スピーカ89を備えた障害者対応ATM8
0の例である。
【0058】ここで、操作者がスキャン開始および選択
ボタン81を押したとすると、入力装置認識部112
は、その旨をユーザインタフェース変換部111に知ら
せる。ユーザインタフェース変換部111は、スキャン
開始および選択ボタン81が操作されたということから
操作者が肢体障害者であると判断し、スキャン入力型の
ユーザインタフェースに対応できるCRT82を選択
し、図18に記したとおり、CRT82上のソフトウェ
アボタンの表示を順次変化させていく。
【0059】もし、操作者が前項目ボタン85、決定ボ
タン86、次項目ボタン87のいずれかを押したとする
と、ユーザインタフェース変換部111は、視覚障害者
が操作を行ったと判断し、スピーカ89を用いた情報提
示に切り換える。すなわち、ソフトウェアボタンの最初
の項目を読み上げる。
【0060】このような構成を採ることで、公共設備に
備えた入出力装置で済む場合には、特にユーザ端末を持
ち歩く必要が無くなる。より細かなユーザ適応を必要と
する場合でも、利用者の情報のみを記録したカードなど
の記憶媒体、あるいは、端末情報記憶部と端末情報出力
部だけで構成されるユーザ端末を携帯するだけで良い。
例えば、上記の肢体障害者による操作例において、スキ
ャンの速度などを記憶媒体、または端末情報記憶部に記
録しておき、ユーザインタフェース変換部がその情報を
読み込むことで、ソフトウェアボタンの表示が変化する
速度を利用者に合わせて変更することが可能となる。
【0061】また、様々な障害に対応した公共設備であ
りながら、利用者は現在どのような障害者用のユーザイ
ンタフェースになっているかということを意識すること
なく、自分に適した入力装置で操作するだけで、最適な
ユーザインタフェースに切り替わるという効果もある。
さらに、ひとつの障害に対して複数の入出力装置を装備
すれば、目的によって都合の良い入出力装置の組を使い
分けることができるという効果もある。例えば、図17
のATM80を視覚障害者が操作する場合、通常は前項
目ボタン85、決定ボタン86、次項目ボタン87およ
びスピーカ89という組み合わせで操作を行い、暗証番
号の入力のように周りに聞こえると困る操作を点字ディ
スプレイ87およびタッチカーソル88で操作すれば、
特にスピーカの出力を切ったり、イヤホンを差し込んだ
りといったことが不要になり、操作の煩わしさが軽減さ
れる。
【0062】
【発明の効果】第一に、公共設備をユーザ端末で操作す
るという形態をとっているため、ユーザ端末を個人専用
に用意することで、公共設備をすべての障害者に対応さ
せることが出来る。
【0063】第二に、公共設備側は、公共設備の操作に
必要な情報を論理的に記述した対話情報を生成する部分
を有しているため、公共設備のユーザインタフェース構
造を任意に変換することが可能であり、さまざまな障害
者に最適なユーザインタフェースが提供できる。
【0064】第三に、ユーザ端末側に、利用者の障害に
応じた入出力装置と、ユーザインタフェースの構造を変
換する部分を有しているため、この端末を使用する限
り、公共設備がどのようなものでも、常に同じユーザイ
ンタフェースで操作できる。
【0065】第四に、実施の形態1でも述べた通り、す
べての入力装置は並列に操作可能であるため、障害者と
介助者が共同で公共設備を操作することができる。この
効果は、実施の形態1だけでなく、すべての実施の形態
に共通するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の一構成例を示すブロッ
ク図
【図2】(a)エレベータの操作パネルの一例を示す平
面図と(b)エレベータの操作パネルに対する対話情報
の構成を示す概念図
【図3】実施の形態1を適用した肢体障害者用端末の一
例を示す斜視図
【図4】図3の肢体障害者用端末を用いたエレベータの
操作例を説明する図
【図5】実施の形態1を適用した視覚障害者用端末の一
例を示す斜視図
【図6】図5の視覚障害者用端末を用いたエレベータの
操作例を説明する図
【図7】(a)エアコンのリモコンの一例を示す平面図
と(b)エアコンのリモコンに対する対話情報の構成を
示す概念図
【図8】図3の肢体障害者用端末を用いたエアコンの操
作例を説明する図
【図9】図8から更に操作が進んだ場合の操作例を説明
する図
【図10】本発明の実施の形態2の構成例の一例を示す
ブロック図
【図11】(a)実施の形態2を適用した肢体障害者用
端末の一例を示す斜視図と(b)実施の形態2を適用し
たエレベータの操作パネルの一例を示す平面図
【図12】図11の肢体障害者用端末を用いたエレベー
タの操作例を説明する図
【図13】本発明の実施の形態3の構成例の一例を示す
ブロック図
【図14】ATMの画面例を示す平面図
【図15】図11の肢体障害者用端末を用いたATMの
操作例を説明する図
【図16】本発明の実施の形態4の構成例の一例を示す
ブロック図
【図17】実施の形態4に対応したATMの一例を示す
平面図
【図18】図17のATMの動作例を説明する図
【符号の説明】
10 操作パネル 11 ドア開ボタン 12 ドア閉ボタン 13 1階指定ボタン 14 2階指定ボタン 15 3階指定ボタン 16 4階指定ボタン 17 5階指定ボタン 18 情報表示部 20 肢体障害者用端末 21 スキャン開始および選択ボタン 22 液晶ディスプレイ 30 視覚障害者用端末 31 決定ボタン 32 前項目ボタン 33 戻りボタン 34 次項目ボタン 35 イヤホン 40 エアコン操作用リモコン 41 情報表示部 50 肢体障害者用端末 51 スキャン開始および選択ボタン 60 操作パネル 61 ドア開ボタン 62 ドア閉ボタン 63 1階指定ボタン 64 2階指定ボタン 65 3階指定ボタン 66 4階指定ボタン 67 5階指定ボタン 68 情報表示部 69 スキャン位置表示部 70 ATM 71 ソフトウェアボタン 72 ソフトウェアボタン 73 ソフトウェアボタン 74 ソフトウェアボタン 75 ソフトウェアボタン 76 CRT 80 障害者対応ATM 81 スキャン開始および選択ボタン 82 CRT 83 タッチパネル 84 次項目ボタン 85 前項目ボタン 86 決定ボタン 87 点字ディスプレイ 88 タッチカーソル 89 スピーカ 90 ユーザ端末 91 端末側入力装置 92 端末側出力装置 93 端末側ユーザインタフェース変換部 94 操作情報出力部 95 対話情報入力部 96 端末情報記憶部 97 端末情報出力部 98 端末側操作情報通信部 100 公共設備 101 公共設備側入力装置 102 公共設備側出力装置 103 処理実行部 104 対話情報生成部 105 対話情報出力部 106 操作情報変換部 107 公共設備側操作情報通信部 108 端末情報入力部 109 公共設備側ユーザインタフェース変換部 110 障害者用入力装置 111 障害者用出力装置 112 ユーザインタフェース変換部 113 入力装置認識部 114 第1の入力装置 115 第mの入力装置 116 第1の出力装置 117 第mの出力装置 200 データ通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/00 510 G06F 15/30 A 320

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部を少
    なくとも備える公共設備装置において、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を生成する対話情報生成部と、 前記対話情報を入力して利用者に適合した前記公共端末
    設備を操作するためのユーザインタフェースを作成する
    外部のユーザ端末に対して、データ通信手段を介して前
    記対話情報を出力する対話情報出力部と、 前記外部のユーザ端末で行われた操作内容を記述した操
    作情報を、前記データ通信手段を介して受け取り、前記
    操作情報を前記処理実行部が読み取り可能な情報に変換
    する操作情報変換部とを有することを特徴とする公共設
    備装置。
  2. 【請求項2】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部を少
    なくとも備える公共設備装置を操作する入力装置を前記
    公共設備装置とは別に備える公共設備装置を操作するユ
    ーザ端末において、 前記ユーザ端末の利用者に応じて装備された端末側入力
    装置と、 前記ユーザ端末の利用者に応じて装備された端末側出力
    装置と、 前記端末側入力装置と前記端末側出力装置の装備情報
    と、前記ユーザ端末の利用者固有の情報とを記述した端
    末情報を保持する端末情報記録部と、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を前記公共設備装置からデータ通信手段を介して受け
    取る対話情報入力部と、 前記対話情報を参照して、前記公共設備装置を操作する
    のに必要なユーザインタフェースを作成すると共に、前
    記端末情報も参照することによって、利用者に適合した
    ユーザインタフェースを作成し、作成された前記ユーザ
    インタフェースを前記端末側出力装置が提供するための
    情報を出力する端末側ユーザインタフェース変換部と、 前記端末側出力装置は、前記端末側ユーザインタフェー
    ス変換部から出力された情報により、前記利用者に適合
    したユーザインタフェースを提供し、利用者は、前記端
    末側入力装置を介して前記公共設備装置の操作を行い、 前記端末側入力装置から得た利用者の操作内容を操作情
    報として前記データ通信手段を介して前記公共設備装置
    に出力する操作情報出力部とを備えることを特徴とする
    公共設備装置を操作するユーザ端末。
  3. 【請求項3】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部を少
    なくとも備える公共設備装置と、前記公共設備装置を操
    作するために、前記公共設備装置とは別に入力装置を少
    なくとも備えるユーザ端末とからなる公共設備装置の操
    作装置において、 前記公共設備装置側には、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を生成する対話情報生成部と、 前記ユーザ端末に対して、データ通信手段を介して前記
    対話情報を出力する対話情報出力部と、を備え、 前記ユーザ端末側には、 前記ユーザ端末の利用者に応じて装備された端末側入力
    装置と、 前記ユーザ端末の利用者に応じて装備された端末側出力
    装置と、 前記端末側入力装置と前記端末側出力装置の装備情報
    と、前記ユーザ端末の利用者固有の情報とを記述した端
    末情報を保持する端末情報記録部と、 前記対話情報を前記公共設備装置側の対話情報出力部か
    らデータ通信手段を介して受け取る対話情報入力部と、 前記対話情報を参照して、前記公共設備装置を操作する
    のに必要なユーザインタフェースを作成すると共に、前
    記端末情報も参照することによって、利用者に適合した
    ユーザインタフェースを作成し、作成された前記ユーザ
    インタフェースを前記端末側出力装置が提供するための
    情報を出力する端末側ユーザインタフェース変換部と、 前記端末側出力装置は、前記端末側ユーザインタフェー
    ス変換部から出力された情報により、前記利用者に適合
    したユーザインタフェースを提供し、利用者は、前記端
    末側入力装置を介して前記公共設備装置の操作を行い、 前記端末側入力装置から得た利用者の操作内容を操作情
    報として前記データ通信手段を介して前記公共設備装置
    に出力する操作情報出力部と、を備え、 さらに、前記公共設備装置側において、 前記操作情報を前記データ通信手段を介して受け取り、
    前記操作情報を前記処理実行部が読み取り可能な情報に
    変換する操作情報変換部と、 を有することを特徴とする公共設備装置の操作装置。
  4. 【請求項4】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部を少
    なくとも備える公共設備装置と、前記公共設備装置を操
    作するために、前記公共設備装置とは別に入力装置を少
    なくとも備えるユーザ端末とからなる公共設備装置の操
    作装置において、 前記公共設備装置側には、 主に障害者が前記公共設備装置を操作するために必要な
    情報を出力する障害者用出力装置と、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を生成する対話情報生成部と、 前記ユーザ端末に対して、データ通信手段を介して前記
    対話情報を出力する対話情報出力部と、を備え、 前記ユーザ端末側には、 前記ユーザ端末の利用者に応じて装備された端末側入力
    装置と、 前記ユーザ端末の利用者に応じて任意に装備された端末
    側出力装置と、 前記端末側入力装置と前記端末側出力装置の装備情報
    と、前記ユーザ端末の利用者固有の情報とを記述した端
    末情報を保持する端末情報記録部と、 前記対話情報を前記公共設備装置側の対話情報出力部か
    らデータ通信手段を介して受け取る対話情報入力部と、 前記対話情報を参照して、前記公共設備装置を操作する
    のに必要なユーザインタフェースを作成すると共に、前
    記端末情報も参照することによって、前記端末側出力装
    置が装備されている場合には、利用者に適合したユーザ
    インタフェースを作成し、作成された前記ユーザインタ
    フェースを前記端末側出力装置が提供するための情報を
    出力する端末側ユーザインタフェース変換部と、 前記端末情報をデータ通信手段を介して前記公共設備装
    置側に送信する端末情報出力部と、を備え、 前記公共設備装置側では、さらに、 前記端末情報出力部から前記端末情報を入力する端末情
    報入力部と、 前記対話情報を参照して、前記公共設備装置を操作する
    のに必要なユーザインタフェースを作成すると共に、前
    記端末情報入力部からの前記端末情報を参照することに
    よって、前記端末情報に適合した前記公共設備装置を操
    作するための公共設備側のユーザインタフェースを作成
    し、作成された前記公共設備側のユーザインタフェース
    を前記障害者用出力装置が提供するための情報を出力す
    る公共設備側ユーザインタフェース変換部と、 前記公共設備側ユーザインタフェース変換部はさらに、
    前記ユーザ端末から公共設備側操作情報通信部を介して
    操作情報を受け取り、前記操作情報を前記処理実行部が
    読み取り可能な情報に変換して前記処理実行部に出力
    し、 前記ユーザ端末側では、さらに、 利用者は、前記端末側出力装置が装備されている場合に
    は、前記端末側出力装置に出力された前記端末側のユー
    ザインタフェースに応じて前記端末側入力装置を介して
    前記公共設備装置の操作を行い、前記端末側出力装置が
    装備されていない場合には、前記障害用出力装置に出力
    された前記公共設備側のユーザインタフェースに応じて
    前記端末側入力装置を介して前記公用設備装置の操作を
    行い、 前記操作の内容を操作情報として前記データ通信手段を
    介して公共設備装置側に送信する端末側送信情報通信部
    と、 を有することを特徴とする公共設備装置の操作装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の公共設備装置の操作装置
    であって、 前記公共設備装置側に、前記公共設備装置を操作するの
    に必要な出力を利用者に対して行うための公共設備側出
    力装置を備え、 前記障害者用出力装置が、前記公共設備側出力装置と兼
    用であることを特徴とする公共設備装置の操作装置。
  6. 【請求項6】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部と、
    前記利用者に対して操作状況を知らせる出力装置とを少
    なくとも備える公共設備装置において、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を生成する対話情報生成部と、 様々な利用者に適合するため、前記入力装置をm個(m
    は正の整数)備えると共に、前記出力装置をn個(nは
    正の整数)備え、 利用者がm個ある入力装置の中からどの入力装置を使用
    したかの情報を認識してその情報を出力する入力装置認
    識部と、 前記入力装置認識部から情報を受け取り、その情報から
    利用者の特性を判断してn個ある出力装置の中から最も
    適した出力装置を選ぶと共に、前記対話情報生成部で生
    成された対話情報を、選んだ前記出力装置に適した対話
    構造と表現に変換するユーザインタフェース変換部とを
    有することを特徴とする公共設備装置。
  7. 【請求項7】入力装置を介して利用者からの入力を受け
    付け、前記入力に応じた処理を実行する処理実行部と、
    前記利用者に対して操作状況を知らせる出力装置とを少
    なくとも備える公共設備装置において、 前記公共設備装置の操作に必要な情報を記述した対話情
    報を生成する対話情報生成部と、 様々な利用者に適合するため、前記入力装置をm個(m
    は正の整数)備えると共に、前記出力装置をn個(nは
    正の整数)備え、 利用者がm個ある入力装置の中からどの入力装置を使用
    したかの情報を認識してその情報を出力する入力装置認
    識部と、 利用者は、各利用者個人の利用者情報を記録した記録媒
    体を持ち、 前記入力装置認識部から情報を受け取り、その情報から
    利用者の特性を判断してn個ある出力装置の中から最も
    適した出力装置を選ぶと共に、前記利用者情報を参照し
    て、前記対話情報生成部で生成された対話情報を、選ん
    だ前記出力装置および利用者の特性に適した対話構造と
    表現に変換するユーザインタフェース変換部とを有する
    ことを特徴とする公共設備装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の公共設備装置であって、 請求項2に記載したユーザ端末からも前記公共設備装置
    に対する操作を行うために、 前記ユーザ端末に対して前記対話情報を出力する対話情
    報出力部と、 前記ユーザ端末から前記端末情報を入力する端末情報入
    力部と、 前記ユーザ端末から前記操作情報を入力する公共設備側
    操作情報通信部と、を備え、 前記公共設備装置側にm個備えた入力装置からではな
    く、前記ユーザ端末より入力があったものと認識した場
    合には、 前記対話情報出力部を用いて前記対話情報を前記ユーザ
    端末に送信すると共に、 前記ユーザインタフェース変換部において、 前記対話情報を参照して、前記公共設備装置を操作する
    のに必要なユーザインタフェースを作成すると共に、前
    記端末情報入力部より入力される前記端末情報も参照す
    ることによって、利用者に適合したユーザインタフェー
    スを作成し、作成された前記ユーザインタフェースを前
    記ユーザ端末側の前記端末側出力装置に出力し、かつ、
    前記公共設備側操作情報通信部を介して入力された操作
    情報を入力し、前記操作情報を前記処理実行部が読み取
    り可能な情報に変換して前記処理実行部に出力すること
    を特徴とする公共設備装置。
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