JP3137700U - コミュニケーションシステム - Google Patents

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健三 大澤
俊之 戸田
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Abstract

【課題】他者と対面しなくとも他者とのコミュニケーションの容易化を図る。
【解決手段】複数の客室側端末1、…とフロント側端末2がLANを介して接続されたコミュニケーションシステム100であって、客室側端末1は、利用客によるタッチパネル12aの所定操作に基づいて手書きや選択入力により問い合わせ内容を入力して、当該問い合わせ内容情報を通信制御部によりフロント側端末2に送信する一方で、フロント側端末2から送信された返答内容情報を通信制御部により受信して、CPUの制御下にて、当該返答内容を表示部の表示画面11aに表示させる。
【選択図】図1

Description

本考案は、社会生活における情報バリアフリー化を図るコミュニケーションシステムに関する。
従来、聴覚障害や発語障害のない健常者は、会話により他者とコミュニケーション(意思疎通)することができ、遠く離れている場合であっても、電話機などを用いることによりコミュニケーションを図ることができる。一方、聴覚障害者や発語障害者も、筆談や手話等によりコミュニケーションを図ることができる。
また、近年では日本語の会話が堪能な外国人も増加してきており、これらの人々は健常者と略同等に他者とのコミュニケーションを図ることができる。加えて、英語を理解する日本人の割合は比較的多くなっているため、英語圏からの外国人にとっては、他者とのコミュニケーションは比較的容易になってきている。
しかしながら、聴覚障害者や発語障害者と健常者とのコミュニケーションは、手話ができる健常者が少ない上、対面によるしかないため筆談であっても容易ではない。
特に、ホテル等の宿泊施設の利用に際して当該施設に関する質問をする場合に、健常者であれば客室内に設置されている電話を利用してフロントに連絡することで比較的簡単に質問を解消することができるが、聴覚障害者や発語障害者の場合、筆談のためにわざわざフロントまで出向いたり、従業員等を探さなければならないといった問題がある。このため、聴覚障害者や発語障害者は、宿泊施設の利用に対して不安を抱くことがある。
また、外国人の場合も同様に、日本語での会話が堪能ではない人は、健常者とのコミュニケーションが容易でないといった問題がある。特に、近年では、欧米諸国だけでなくアジアやアフリカの国々からも日本国を訪問し、生活する人々も増加してきているが、英語以外の言語を理解する日本人が比較的少ないことから、日本語での会話が堪能ではない外国人にとっては、他者とのコミュニケーションが問題となる状況もある。
このように、近年の情報バリアフリー化の推進を図る上では、聴覚障害者や発語障害者だけでなく誰もが必要な情報を取得して他者とのコミュニケーションを図ることができる技術が切望されている。
そこで、本考案の課題は、他者と対面しなくとも他者とのコミュニケーションの容易化を図ることができるコミュニケーションシステムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の考案のコミュニケーションシステムは、
所定の通信回線を介して接続された第1の情報通信端末と第2の情報通信端末を備え、前記第1の情報通信端末と前記第2の情報通信端末との間で双方向に情報通信を行うコミュニケーションシステムであって、
前記第1の情報通信端末は、
各種情報を表示する表示画面を有する第1の表示手段と、
前記表示画面に配設され、ユーザによる接触位置を検出するタッチパネルを有し、当該タッチパネルの所定操作に基づいて前記第2の情報通信端末に対する第1の伝達内容を入力する第1の伝達内容入力手段と、
前記第1の伝達内容入力手段により入力された前記第1の伝達内容を前記第2の情報通信端末に送信する第1の伝達内容送信手段と、
前記第2の情報通信端末から送信された当該第1の情報通信端末に対する第2の伝達内容を受信する第1の伝達内容受信手段と、
前記第1の伝達内容受信手段により受信した前記第2の伝達内容を前記第1の表示手段の表示画面に表示させる受信内容表示制御手段と、を備え、
前記第2の情報通信端末は、
各種情報を出力する情報出力手段と、
前記第1の伝達内容送信手段から送信された前記第1の伝達内容を受信する第2の伝達内容受信手段と、
前記第2の伝達内容受信手段により受信した前記第1の伝達内容を前記情報出力手段から出力させる受信内容出力制御手段と、
前記第2の伝達内容を入力する第2の伝達内容入力手段と、
前記第2の伝達内容入力手段により入力された前記第2の伝達内容を前記第1の情報通信端末に送信する第2の伝達内容送信手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記第1の伝達内容入力手段は、前記第1の伝達内容を手書きにより入力する手書き入力手段を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記第1の情報通信端末は、
前記第1の伝達内容として複数の質問内容を記憶する第1の伝達内容記憶手段と、
前記第1の伝達内容記憶手段に記憶されている前記複数の質問内容を前記第1の表示手段の表示画面に表示させる質問内容表示制御手段と、を備え、
前記第1の伝達内容入力手段は、前記第1の伝達内容として、前記表示画面に表示される前記複数の質問内容の中から何れかの質問内容を選択して入力する第1の選択入力手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の考案は、請求項3に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記質問内容は、日本語以外の特定の外国語で記載され、
前記第1の情報通信端末は、
前記第1の選択入力手段により入力された前記特定の外国語での質問内容を日本語に翻訳する外国語翻訳手段と、
前記第1の伝達内容受信手段により受信した日本語での前記第2の伝達内容を前記特定の外国語に翻訳する日本語翻訳手段とを備えることを特徴としている。
請求項5に記載の考案は、請求項3又は4に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記情報出力手段は、各種情報を表示する表示画面を有する第2の表示手段を備え、
前記第2の情報通信端末は、
前記第2の伝達内容として、前記複数の質問内容の各々に対応する返答内容を記憶する第2の伝達内容記憶手段と、
前記第2の伝達内容記憶手段に記憶されている前記複数の返答内容を前記第2の表示手段の表示画面に表示させる返答内容表示制御手段と、
前記第2の伝達内容入力手段は、前記第2の伝達内容として、前記表示画面に表示される前記複数の返答内容の中から何れかの返答内容を選択して入力する第2の選択入力手段を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の考案は、請求項1〜5の何れか一項に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記第1の情報通信端末は、
前記第1の伝達内容受信手段による前記第2の伝達内容の受信に基づいて、当該第2の伝達内容の受信を音声以外の他の手段で報知する受信報知手段を備えることを特徴としている。
請求項7に記載の考案は、請求項1〜6の何れか一項に記載のコミュニケーションシステムにおいて、
前記第1の情報通信端末は、複数設けられ、
前記第2の情報通信端末は、
前記複数の第1の情報通信端末に対して前記第2の伝達内容を前記第2の伝達内容送信手段により一斉に送信させる一斉送信制御手段を備えることを特徴としている。
本考案によれば、第1の情報通信端末のユーザがタッチパネルの所定操作に基づいて第1の伝達内容を入力して、当該第1の伝達内容を第2の情報通信端末に送信することができる。また、第2の情報通信端末から送信された第2の伝達内容を受信して、当該第2の伝達内容を表示画面に表示させることができる。これにより、聴覚障害者や発語障害者だけでなく外国人等の日本語での会話が堪能でない人の誰もが、他者と対面しなくとも必要な情報を取得して他者とのコミュニケーションの容易化を図ることができる。
以下に、本考案について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、考案の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本考案を適用した好適な一実施形態として例示するコミュニケーションシステム100を模式的に示した図である。
本実施形態のコミュニケーションシステム100は、例えば、ホテル等の宿泊施設にて、聴覚障害や発語障害のある利用客とフロントスタッフとのコミュニケーションに用いられるものであり、具体的には、図1に示すように、各客室に設置される複数の客室側端末1、…と、これら客室側端末1、…とLAN(通信回線)を介して接続され、フロントに設置されるフロント側端末2とを備えている。
なお、LANは、有線方式であっても無線方式であっても良いし、その通信方式も如何なるものであっても良い。
先ず、客室側端末1について図2〜図5を参照して説明する。
客室側端末1は、例えば、タッチパネル12aを有し、表示画面11a上の所定の表示項目を押さえることで操作することができるコンピュータ等から構成され、具体的には、図2に示すように、表示部11と、操作入力部12と、通信制御部13と、受信報知部14と、記憶部15と、RAM16と、CPU17等を備えている。
表示部(第1の表示手段)11は、例えば、液晶表示装置(図示略)等から構成され、CPU17から入力される表示信号に従って所定の表示処理を行う。
具体的には、表示部11は、記憶部15に記憶されている画面データ15dに基づいて所定の問い合わせ画面G1(図3等参照)を表示画面11aに表示する。
ここで、問い合わせ画面G1は、例えば、図3に示すように、向かって左側に、フロントスタッフを呼び出すためのフロント呼び出しボタンB1、問い合わせ内容を手書き入力するための手書き入力ボタンB2、選択入力される複数の質問内容が予め登録されている複数の質問ボタンB3、…、問い合わせを終了するための問い合わせ終了ボタンB4が上から下に配置され、それらの右側に、利用客による操作入力部12の所定の押圧操作に基づいて入力された問い合わせ内容(例えば、「テレビが映りません」等;図4参照)を表示するお問い合わせ内容表示部A1、フロントスタッフからの返答(例えば、「お待たせしました!ご用件をどうぞ」等;図4参照)を表示するフロントからの返答表示部A2、選択入力される複数の質問内容を項目毎に表示する質問内容項目表示部A3が配置されている。
質問ボタンB3は、質問内容を大きく分ける大分類に対応する複数種類のボタンが配設され、具体的には、「チェックイン時」、「チェックアウト時」、「施設問い合わせ時」、「景勝地の問い合わせ時」等に利用客から比較的高い頻度で寄せられる質問内容を表示するためのボタンである。そして、利用客による質問ボタンB3の選択操作が行われると、表示部11は、各々のボタンB3の下位階層に登録されている具体的な質問内容が質問内容項目表示部A3の各ボタンB5と対応付けて表示される。なお、図3にあっては、未だ質問ボタンB3が操作されずに、表記内容が空白状態のボタンB5が表されている。
お問い合わせ内容表示部A1は、略中央部に、手書き及び項目の選択により入力された問い合わせ内容を表示する部分A11が設けられ、その右側に、入力した内容を削除するための削除ボタンB6、問い合わせ内容をフロントに送信するための送信ボタンB7が上下に設けられている。また、利用客による手書き入力ボタンB2の選択操作が行われると、表示部11は、削除ボタンB6と送信ボタンB7の間に、黒色で手書き入力するための黒手書きボタンB8と、文章にアクセントをつけるために所定の色(例えば、赤色)で手書き入力するための色手書きボタンB9と、手書きされた内容を消すための消しゴムボタンB10を表示するとともに、「質問内容表示部11」の表示を終了する。
フロントからの返答表示部A2は、略中央部に、フロントスタッフからの返答を表示する部分A21が設けられ、その右下に、利用客による内容確認が行われたことを応答するためのOKボタンB11が設けられている。
質問内容項目表示部A3は、具体的な質問内容と対応付けられる複数のボタンB5、…の下側に、当該複数の質問内容を一画面内に表示できない場合に、頁送りや頁戻し操作を行うための頁切換ボタンB12が設けられている。
さらに、表示部11は、フロント側端末2による緊急時の一斉呼出処理にて、CPU17の制御下にて、記憶部15に記憶されている画面情報に基づいて、問い合わせ画面G1に重畳させて一斉急報画面G2(図5参照)を表示する。
一斉急報画面G2は、略中央部に感嘆符(エクスクラメーションマーク)が模式的に表された略三角形状のマークMと、その下側に、緊急の伝達内容(例えば、「緊急事態です。フロントの指示に従ってください」等)を表示する伝達内容表示部A4が配置されている。
なお、問い合わせ画面G1のデザインや色彩等は、適宜任意に変更することができる。これにより、部屋の内装や家具等と調和させることができ、当該客室側端末1の商品価値をより向上させることができる。
操作入力部12は、利用客による所定操作に基づいて当該客室側端末1の各種操作の実行指示を入力するためのタッチパネル12aを備えている。
タッチパネル12aは、表示部11と一体となって表示画面11aに配設され、表示画面11aに対する接触の有無及び接触する利用客の手やペン等の接触位置を検出する。具体的には、タッチパネル12aは、例えば、表示画面11a上或いは表示画面11aよりも内側に設けられ、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、静電容量方式等の方式により、表示画面11a上における接触位置のXY座標を検出する。そして、タッチパネル12aは、接触位置のXY座標に係る位置信号をCPU17に出力する。
即ち、表示部11に表示されている問い合わせ画面G1の所定のボタンが利用客により選択操作されたり、お問い合わせ内容表示部A1にて利用客により手書き入力されると、操作入力部12は、タッチパネル12aにより検出された利用客の指等の接触位置のXY座標に係る位置信号をCPU17に出力する。ここで、操作入力部12と表示部11は、タッチパネル12aの所定操作に基づいてフロント側端末2に対する問い合わせ内容(第1の伝達内容)を入力する第1の伝達内容入力手段を構成している。また、操作入力部12と表示部11は、表示部11に表示されている複数の質問内容と対応付けられているボタンB5の中から何れかの質問内容と対応付けられているボタンB5を選択して入力する第1の選択入力手段を構成するとともに、問い合わせ内容を手書きにより入力する手書き入力手段を構成している。
通信制御部13は、例えば、ネットワークインターフェースカード(図示略)等を備え、LANを介して接続されたフロント側端末2との間で情報通信を行うためのものである。
即ち、通信制御部13は、第1の伝達内容送信手段として、利用客による操作入力部12の所定操作に基づいて入力された問い合わせ内容に係る情報をLANを介してフロント側端末2に送信する。
また、通信制御部13は、第1の伝達内容受信手段として、フロント側端末2の通信制御部23(後述)からLANを介して送信された問い合わせ内容に対する返答内容に係る情報(当該第1の情報通信端末に対する第2の伝達内容)を受信する。
受信報知部14は、フロント側端末2から送信された返答内容情報や一斉呼出信号の受信に基づいて、当該返答内容情報や一斉呼出信号の受信を発光(音声以外の他の手段)により報知するものである。具体的には、受信報知部14は、例えば、色の異なる複数の発光部14a、…を有し、通常時の情報通信処理にてフロント側端末2から送信された返答内容情報を受信した場合には所定色(例えば、緑色)の発光部14aを発光させ、緊急時の一斉呼出処理にてフロント側端末2から送信された一斉呼出信号を受信した場合には通常時とは異なる他の色(例えば、赤色)の発光部14aを発光させるようになっている。
ここで、受信報知部14は、フロント側端末2から送信された返答の内容の受信に基づいて、当該返答内容情報の受信を音声以外の他の手段で報知する受信報知手段を構成している。
なお、受信報知部14は、当該客室側端末1本体に対して着脱自在に構成されており、図1にあっては、3つの客室側端末1、…のうちの一の客室側端末1にのみ搭載されている。
CPU17は、当該客室側端末1の各部を統括的に制御するものであり、記憶部15に記憶された各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM16は、例えば、CPU17により実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部15は、例えば、客室側端末1で実行可能なシステムプログラム15a、当該システムプログラム15aで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。具体的には、記憶部15は、質問内容表示制御プログラム15b、受信内容表示制御プログラム15c、画面データ15d、質問内容データ15e等を記憶している。
質問内容表示制御プログラム15bは、CPU17を質問内容表示制御手段として機能させるものである。即ち、質問内容表示制御プログラム15bは、画面データ15d及び質問内容データ15eに基づいて、複数の質問内容を表示部11の表示画面11aに表示させる処理に係る機能をCPU17に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU17による質問内容表示制御プログラム15bの実行に基づいて、利用客による質問ボタンB3の選択操作が行われると、各々のボタンB3の下位階層に登録されている具体的な質問内容を質問内容項目表示部A3の各ボタンB5と対応付けて表示部11に表示させる。
受信内容表示制御プログラム15cは、CPU17を受信内容表示制御手段として機能させるものである。即ち、受信内容表示制御プログラム15cは、通信制御部13により受信した返答内容を表示部11の表示画面11aに表示させる処理に係る機能をCPU17に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU17による受信内容表示制御プログラム15cの実行に基づいて、通信制御部13により受信したフロント側端末2からの返答内容を表示部11に表示されているフロントからの返答表示部A2内に表示させる。
質問内容データ15eは、通信制御部13によりフロント側端末2に送信可能な複数の質問内容(第1の伝達内容)に関するデータである。ここで、記憶部15は、質問内容を記憶する第1の伝達内容記憶手段を構成している。
なお、質問内容は、例えば、フロント側端末2や客室側端末1の所定操作に基づいて適宜任意に変更することができる。
なお、客室側端末1は、例えば、客室に常設するようにしても良いし、聴覚障害者や発語障害者が利用する客室のみに貸し出して設置するようにしても良い。
また、客室側端末1は、通信制御部13を介してインターネットに接続可能に構成されても良い。
次に、フロント側端末2について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、フロント側端末2の要部構成を示すブロック図である。
フロント側端末2は、例えば、パーソナル・コンピュータ等から構成され、具体的には、図6に示すように、表示部21と、操作入力部22と、通信制御部23と、記憶部24と、RAM25と、CPU26等を備えている。
表示部(第2の表示手段)21は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイから構成され、CPU26の制御下にて各種情報を表示画面21aに表示(出力)する。ここで、表示部21は、各種情報を出力する情報出力手段を構成している。
具体的には、表示部21は、記憶部24に記憶されている画面データ24eに基づいて所定の応答画面G3(図7(a)及び図7(b)等参照)を表示画面21aに表示する。
ここで、応答画面G3は、例えば、図7(a)及び図7(b)に示すように、利用客の情報を表示するお客様情報表示部A5と、客室側端末1から送信されたメッセージを表示するお客様メッセージ表示部A6と、操作入力部22の所定操作に基づいて入力された利用客に対する応答内容を表示する返事表示部A7が上から下に配置されている。
お客様情報表示部A5は、利用客が利用している「部屋番号」と、利用客の「ご氏名」等を表示する。なお、図示は省略するが、お客様情報表示部A5は、氏名以外の利用客に関する各種情報を表示するようにしても良い。例えば、利用客が当該宿泊施設を利用する所定の団体の一員である場合には、その団体名、団体の代表者名及び代表者の部屋番号等を表示するようにしても良い。
お客様メッセージ表示部A6は、客室側端末1から送信された質問(問い合わせ)内容(例えば、「クリーニングは出来ますか?」や「テレビが映りません」等)を表示する。
返事表示部A7は、略中央部に、入力された返答内容(例えば、「すぐに伺います」等)を表示する部分A71が設けられ、その右側に、返答内容を客室側端末1に送信するための送信ボタンB13が設けられている。
また、返事表示部A7の最下部には、返答内容データ24fに基づいて、複数の質問内容に対応して予め記憶されている複数の返答内容をプルダウン表示するプルダウン表示部A72が設けられている。具体的には、プルダウン表示部A72は、利用客による操作入力部12の所定操作に基づいて質問内容が選択入力された場合には、操作された質問ボタンB3に係る項目(例えば、「チェックイン時」等)を分類項目としてまとめて記憶されている所定数の返答内容(後述)をプルダウン表示させるようになっている。
操作入力部22は、例えば、数値、文字等を入力するためのデータ入力キーや、データの選択、送り操作等を行うための上下左右移動キーや各種機能キー等によって構成されるキーボードやマウス等を備え、ユーザにより押下されたキーの押下信号をCPU26に出力するようになっている。
具体的には、操作入力部22は、第2の伝達内容入力手段として、フロントスタッフによる所定操作に基づいて返答内容(第2の伝達内容)を入力する。返答内容の入力方法としては、キーボードのキー操作に基づいて任意の文章を入力するようにしても良い。また、CPU26の制御下にて、記憶部24に記憶されている返答内容データ24f(後述)に基づいて複数の返答内容を表示部21の表示画面21aにプルダウン表示させて、これら複数の返答内容の中から何れかの返答内容を選択して入力するようにしても良い。
ここで、操作入力部22は、表示部21の表示画面21aに表示されている複数の返答内容の中から何れかの返答内容を選択して入力する第2の選択入力手段を構成している。
通信制御部23は、例えば、ネットワークインターフェースカード(図示略)等を備え、LANを介して接続された客室側端末1との間で情報通信を行うためのものである。
即ち、通信制御部23は、第2の伝達内容受信手段として、客室側端末1の通信制御部13からLANを介して送信された問い合わせ内容に係る情報を受信する。
また、通信制御部23は、第2の伝達内容送信手段として、フロントスタッフによる操作入力部22の所定操作に基づいて入力された返答内容に係る情報をLANを介して客室側端末1に送信する。
CPU26は、当該フロント側端末2の各部を統括的に制御するものであり、記憶部24に記憶された各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM25は、例えば、CPU26により実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
記憶部24は、例えば、フロント側端末2で実行可能なシステムプログラム24a、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。
具体的には、記憶部24は、受信内容表示制御プログラム24b、返答内容表示制御プログラム24c、一斉送信制御プログラム24d、画面データ24e、返答内容データ24f等を記憶している。
受信内容表示制御プログラム24bは、CPU26を受信内容出力制御手段として機能させるものである。即ち、受信内容表示制御プログラム24bは、通信制御部23により受信した問い合わせ内容に係る情報を表示部11に表示させる処理に係る機能をCPU17に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU26による受信内容表示制御プログラム24bの実行に基づいて、通信制御部23により受信した客室側端末1からの問い合わせ内容情報を表示部21に表示されているお客様メッセージ表示部A6内に表示させる。
返答内容表示制御プログラム24cは、CPU26を返答内容表示制御手段として機能させるものである。即ち、返答内容表示制御プログラム24cは、画面データ24e及び返答内容データ24fに基づいて、複数の問い合わせ内容に対応する複数の返答内容を表示部21の表示画面21aに表示させる処理に係る機能をCPU26に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU26による返答内容表示制御プログラム24cの実行に基づいて、フロントスタッフによる操作入力部22の所定操作が行われると、複数の返答内容を表示部21の返事表示部A7内に表示させる。
一斉送信制御プログラム24dは、CPU26を一斉送信制御手段として機能させるものである。即ち、一斉送信制御プログラム24dは、複数の客室側端末1、…に対してフロントからの緊急の伝達内容を通信制御部23により一斉に送信させる処理に係る機能をCPU26に実現させるためのプログラムである。
具体的には、緊急時の一斉呼出処理にて、CPU26が一斉送信制御プログラム24dを実行することで、複数の客室側端末1、…に対して一斉呼出信号及びフロントからの緊急の伝達内容を通信制御部23から送信させる。
返答内容データ24fは、通信制御部23により客室側端末1に送信可能な複数の返答内容(第2の伝達内容)に関するデータである。返答内容データ24fは、例えば、質問ボタンB3の質問内容項目に対応させて所定数の返答内容を項目を分けて複数記憶している。即ち、例えば、主としてチェックイン時に利用客から質問されるであろうと想定される質問内容に対する返答内容は、「チェックイン時」を分類項目として所定数をまとめて記憶している。また、例えば、チェックアウト時、施設問い合わせ時、景勝地の問い合わせの場合も同様にして所定数の返答内容をまとめて記憶している。
ここで、記憶部24は、返答内容を記憶する第2の伝達内容記憶手段を構成している。
なお、返答内容は、例えば、フロント側端末2の所定操作に基づいて適宜任意に変更することができる。
次に、本実施形態のコミュニケーションシステム100による情報通信処理について図8を参照して説明する。
ここで、図8は、情報通信処理に係る動作の一例を示す図である。
図8に示すように、利用客がフロントに質問等の問い合わせを行う場合、先ず、利用客は、客室側端末1の表示部11に表示されている問い合わせ画面G1(図3等参照)のフロント呼び出しボタンB1を押圧操作する(ステップS1)。すると、客室側端末1の通信制御部13は、フロント呼出信号をフロント側端末2に送信する(ステップS2)。
フロント側端末2にあっては、客室側端末1から送信されたフロント呼出信号を通信制御部23により受信すると、CPU26は、受信内容表示制御プログラム24bを実行して、表示部21の応答画面G3(図7(a)及び図7(b)等参照)にフロント呼出画像(図示略)及び当該フロント呼出に係る利用客(お客様)の情報を表示させる(ステップS3)。
そして、フロントスタッフによる操作入力部22の所定操作に基づいて、返答内容(例えば、「お待たせしました!ご用件をどうぞ」等)が入力され(ステップS4)、その後、送信ボタンB13が操作入力されると、通信制御部23は、入力された返答内容に係る情報を客室側端末1に送信する(ステップS5)。
客室側端末1にあっては、フロント側端末2から送信された返答内容情報を通信制御部13により受信すると、CPU17は、受信内容表示制御プログラム15cを実行して、表示部11の問い合わせ画面G1のフロントからの返答表示部A2に返答内容を表示するとともに、受信報知部14の所定の発光部14aを発光させる(ステップS6)。これにより、客室側端末1は、利用客による問い合わせ内容の入力を受け付け可能状態となる。
そして、利用客による操作入力部12の所定操作に基づいて、問い合わせ内容(例えば、「テレビが映りません」等;図4参照)が入力されると、CPU17は、質問内容表示制御プログラム15bを実行して、お問い合わせ内容表示部A1に問い合わせ内容を表示させる(ステップS7)。具体的には、利用客が手書きにより問い合わせる場合には、先ず、手書き入力ボタンB2を押圧操作後、お問い合わせ内容表示部A1に所望の質問事項等を書き込むようにして入力する。また、利用客が質問内容項目の選択により問い合わせる場合には、先ず、所定の質問ボタンB3を押圧操作後、質問内容項目表示部A3の各ボタンB5と対応付けて表示される所定の質問内容を押圧操作するようにして入力する。
その後、利用客により送信ボタンB7が押圧操作されると、通信制御部13は、入力された問い合わせ内容に係る情報をフロント側端末2に送信する(ステップS8)。
フロント側端末2にあっては、客室側端末1から送信された問い合わせ内容情報を通信制御部23により受信すると、CPU26は、受信内容表示制御プログラム24bを実行して、表示部21の応答画面G3のお客様メッセージ表示部A6に問い合わせ内容を表示する(ステップS9)。そして、フロントスタッフによる操作入力部22の所定操作に基づいて、返答内容が入力されると、CPU26は、返答内容表示制御プログラム24cを実行して、入力された返答内容を表示部21の所定位置に表示させる(ステップS10)。その後、送信ボタンB13が操作入力されると、通信制御部23は、入力された返答内容に係る情報を客室側端末1に送信する(ステップS11)。
客室側端末1にあっては、フロント側端末2から送信された返答内容情報を通信制御部13により受信すると、CPU17は、受信内容表示制御プログラム15cを実行して、表示部11の問い合わせ画面G1のフロントからの返答表示部A2に返答内容を表示するとともに、受信報知部14の所定の発光部14aを発光させる(ステップS12)。これにより、利用客は、問い合わせに対するフロントスタッフからの返答を知ることができる。
なお、利用客とフロントスタッフとの間で複数回の問い合わせ及びその返答を行う場合には、ステップS7〜ステップS12の各処理を所定回数繰り返すことにより実現することができる。
以上のように、本実施形態のコミュニケーションシステム100によれば、客室側端末1の利用客がタッチパネル12aの所定操作に基づいて問い合わせ内容を入力して、当該問い合わせ内容情報をフロント側端末2に送信することができる。また、フロント側端末2から送信された返答内容情報を受信して、当該返答内容を表示部11の表示画面11aに表示させることができる。
具体的には、問い合わせ内容をタッチパネル12aの所定操作に基づいて手書きにより入力したり、表示画面11aに表示されている複数の質問内容の中から何れかの質問内容を選択して入力することができ、紙媒体への書き込み等が必用となるファクシミリ等に比べて問い合わせ内容の入力を簡便に行うことができる。
また、フロント側端末2から問い合わせに対する返答として返答内容情報が送信され通信制御部13により受信すると、当該返答内容情報の受信を受信報知部14の発光部14aを発光させることで報知するので、聴覚障害者であっても返答内容の受信を視覚により認識することができ、フロントスタッフとのコミュニケーションのさらなる容易化を図ることができる。
このようにして、聴覚障害者や発語障害者等は他者と対面しなくとも必要な情報を取得することができ、他者とのコミュニケーションを容易なものとすることができる。
さらに、フロント側端末2にあっては、複数の質問内容の各々に対応する返答内容が予め記憶されているため、フロントスタッフは複数の返答内容の中から何れかの返答内容を選択して入力するだけで利用客からの問い合わせに対して返答することができ、フロントスタッフによるフロント側端末2の操作負担を軽減することができる。
また、フロント側端末2にあっては、複数の客室側端末1、…に対して一斉呼出信号を送信することができ、緊急時等の複数の利用客の呼出しを簡便に行うことができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されることなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
以下に、コミュニケーションシステム100の変形例について説明する。
<変形例1>
変形例1のコミュニケーションシステムは、外国語での問い合わせを受け付ける客室側端末201を備えている。
即ち、客室側端末201の記憶部15は、図9に示すように、システムプログラム15a、質問内容表示制御プログラム15b、受信内容表示制御プログラム15c、画面データ15d、質問内容データ15eに加えて、翻訳プログラム15fを記憶している。
翻訳プログラム15fは、利用客による操作入力部12の所定操作に基づいて入力された例えば、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語等の特定の外国語での質問内容を日本語に翻訳したり、フロント側端末2から送信され通信制御部13により受信した日本語での返答内容を特定の外国語に翻訳する処理に係る機能をCPU17に実現させるためのプログラムである。
具体的には、CPU17による翻訳プログラム15fの実行に基づいて、例えば、問い合わせ画面G1内の表示項目(図示略)や質問内容や返答内容を特定の外国語で表示画面11aに表示するようになっている。なお、問い合わせ画面G1や質問内容項目の外国語での表示は、例えば、問い合わせ画面G1に設けられた所定の外国語変換ボタン(図示略)の所定操作に基づいて、日本語から外国語へ切り換えることができるようになっている。
ここで、外国語としては、例えば、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語等が挙げられるが、これに限られるものではなく、世界各国の如何なる言語であっても良い。
次に、外国人の利用客が客室側端末201を利用する場合について説明する。
先ず、外国人の利用客が客室側端末201を利用する場合には、利用客による問い合わせ画面G1に設けられた所定の外国語変換ボタン(図示略)の所定操作に基づいて、CPU17は、翻訳プログラム15fを実行して、問い合わせ画面G1内の各ボタンの表示を日本語から特定の外国語へ切り換える表示処理を行う。
そして、外国人の利用客がフロントスタッフに質問する場合には、利用客による「フロント呼び出しボタン;特定の外国語表記」の押圧操作に基づいて、フロント側端末2との通信回線を開いた後、利用客による「質問ボタン;特定の外国語表記」の選択操作が行われると、CPU17が質問内容表示制御プログラム15b及び翻訳プログラム15fを実行して、画面データ15d及び質問内容データ15eに基づいて、各々のボタンの下位階層に登録されている具体的な質問内容を特定の外国語で表記したものを質問内容項目表示部A3の各ボタンB5と対応付けて表示させる。
その後、利用客による「送信ボタン;特定の外国語表記」の押圧操作に基づいて、通信制御部13は、入力された問い合わせ内容に係る情報をフロント側端末2に送信する。
また、フロント側端末2から送信された返答内容情報が通信制御部13により受信されると、CPU17が受信内容表示制御プログラム15c及び翻訳プログラム15fを実行して、問い合わせ画面G1のフロントからの返答表示部A2に返答内容を特定の外国語で表記したものを表示させる。
このように、CPU17は、操作入力部12により入力された特定の外国語での質問内容を日本語に翻訳する外国語翻訳手段として、また、通信制御部13により受信した日本語での返答内容を特定の外国語に翻訳する日本語翻訳手段として機能する。
これにより、利用客が外国人であっても、当該コミュニケーションシステムを利用することができ、他者と対面しなくとも必要な情報を取得して他者とのコミュニケーションを容易なものとすることができる。
なお、変形例1にあっては、翻訳機能を客室側端末1に搭載するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、フロント側端末2に搭載するようにしても良い。
即ち、フロント側端末2の記憶部24に所定の翻訳プログラムが記憶され、CPU26による翻訳プログラムの実行に基づいて、客室側端末1から送信され通信制御部23により受信した特定の外国語での問い合わせ内容を日本語に翻訳する一方で、フロントスタッフによる操作入力部22の所定操作に基づいて入力された日本語での返答内容を特定の外国語に翻訳するようになっている。
これにより、上記変形例1のコミュニケーションシステムと同様に、利用客が外国人であっても、当該コミュニケーションシステムを利用することができる。
なお、上記実施形態にあっては、例えば、客室側端末1は、手書き入力方式及び質問内容の選択入力方式の両方を採用したが、これに限られるものではなく、少なくとも何れか一方を搭載していれば良い。
また、客室側端末1(201)は、フロント側端末2からの返答内容等の受信を報知する受信報知部14を備えるようにしたが、これに限られるものではなく、受信報知部14を備えるか否かは適宜任意に変更することができる。加えて、受信報知部14として発光により受信を報知するものを例示したが、音声以外の手段であればこれに限られるものではなく、振動等であっても良い。
さらに、上記実施形態にあっては、フロント側端末2は、キーボードやマウス等のキー操作による任意の文章の入力方式及び返答内容の選択入力方式の両方を採用したが、これに限られるものではなく、少なくとも何れか一方を搭載していれば良い。
加えて、上記実施形態では、返答内容データ24fとして、質問内容項目に対応させて所定数の返答内容が項目を分けて複数記憶されたものを例示したが、これに限られるものではなく、項目毎に分けずに全ての質問内容に対応する返答内容が所定の順序で記憶されたものであっても良い。この場合、フロントスタッフにより返答内容が入力される際には、応答画面G3の返事表示部A7のプルダウン表示部A72に、全ての返答内容が所定の順序でプルダウン表示される。
また、上記実施形態にあっては、フロント側端末2は、複数の客室側端末1、…に対する伝達内容の一斉送信機能を具備するようにしたが、これに限られるものではなく、一斉送信機能を備えるか否かは適宜任意に変更することができる。
さらに、フロント側端末2は、当該フロント側端末2と客室側端末1間の回線のモニタリング機能を搭載するようにしても良い。これにより、回線が繋がっているか否かや通信内容の把握を簡便に行うことができる。
また、コミュニケーションシステム100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。
加えて、上記実施形態では、質問内容表示制御手段及び受信内容表示制御手段としての機能を、客室側端末1のCPU17によって所定のプログラム等が実行されることにより、また、受信内容出力制御手段、返答内容表示制御手段及び一斉送信制御手段としての機能を、フロント側端末2のCPU26によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路等から構成しても良い。
本考案を適用した好適な一実施形態として例示するコミュニケーションシステムを模式的に示す図である。 図1のコミュニケーションシステムを構成する客室側端末の要部構成を示すブロック図である。 図1のコミュニケーションシステムによる情報通信処理における客室側端末の表示例を示す図である。 図1のコミュニケーションシステムによる情報通信処理における客室側端末の表示例を示す図である。 図1のコミュニケーションシステムによる情報通信処理における客室側端末の表示例を示す図である。 図1のコミュニケーションシステムを構成するフロント側端末の要部構成を示すブロック図である。 図1のコミュニケーションシステムによる情報通信処理におけるフロント側端末の表示例を示す図である。 図1のコミュニケーションシステムによる情報通信処理に係る動作の一例を示す図である。 変形例1のコミュニケーションシステムを構成する客室側端末の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 コミュニケーションシステム
1、201 客室側端末(第1の情報通信端末)
11 表示部(第1の表示手段、第1の伝達内容入力手段、第1の選択入力手段、手書き入力手段)
12 操作入力部(第1の伝達内容入力手段、第1の選択入力手段、手書き入力手段)
12a タッチパネル
13 通信制御部(第1の伝達内容送信手段、第1の伝達内容受信手段)
14 受信報知部(受信報知手段)
15 記憶部(第1の伝達内容記憶手段)
17 CPU(質問内容表示制御手段、受信内容表示制御手段)
2 フロント側端末(第2の情報通信端末)
21 表示部(情報出力手段、第2の表示手段)
22 操作入力部(第2の伝達内容入力手段、第2の選択入力手段)
23 通信制御部(第2の伝達内容受信手段、第2の伝達内容送信手段)
24 記憶部(第2の伝達内容記憶手段)
26 CPU(受信内容出力制御手段、返答内容表示制御手段、一斉送信制御手段)

Claims (7)

  1. 所定の通信回線を介して接続された第1の情報通信端末と第2の情報通信端末を備え、前記第1の情報通信端末と前記第2の情報通信端末との間で双方向に情報通信を行うコミュニケーションシステムであって、
    前記第1の情報通信端末は、
    各種情報を表示する表示画面を有する第1の表示手段と、
    前記表示画面に配設され、ユーザによる接触位置を検出するタッチパネルを有し、当該タッチパネルの所定操作に基づいて前記第2の情報通信端末に対する第1の伝達内容を入力する第1の伝達内容入力手段と、
    前記第1の伝達内容入力手段により入力された前記第1の伝達内容を前記第2の情報通信端末に送信する第1の伝達内容送信手段と、
    前記第2の情報通信端末から送信された当該第1の情報通信端末に対する第2の伝達内容を受信する第1の伝達内容受信手段と、
    前記第1の伝達内容受信手段により受信した前記第2の伝達内容を前記第1の表示手段の表示画面に表示させる受信内容表示制御手段と、を備え、
    前記第2の情報通信端末は、
    各種情報を出力する情報出力手段と、
    前記第1の伝達内容送信手段から送信された前記第1の伝達内容を受信する第2の伝達内容受信手段と、
    前記第2の伝達内容受信手段により受信した前記第1の伝達内容を前記情報出力手段から出力させる受信内容出力制御手段と、
    前記第2の伝達内容を入力する第2の伝達内容入力手段と、
    前記第2の伝達内容入力手段により入力された前記第2の伝達内容を前記第1の情報通信端末に送信する第2の伝達内容送信手段と、を備えることを特徴とするコミュニケーションシステム。
  2. 前記第1の伝達内容入力手段は、前記第1の伝達内容を手書きにより入力する手書き入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
  3. 前記第1の情報通信端末は、
    前記第1の伝達内容として複数の質問内容を記憶する第1の伝達内容記憶手段と、
    前記第1の伝達内容記憶手段に記憶されている前記複数の質問内容を前記第1の表示手段の表示画面に表示させる質問内容表示制御手段と、を備え、
    前記第1の伝達内容入力手段は、前記第1の伝達内容として、前記表示画面に表示される前記複数の質問内容の中から何れかの質問内容を選択して入力する第1の選択入力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコミュニケーションシステム。
  4. 前記質問内容は、日本語以外の特定の外国語で記載され、
    前記第1の情報通信端末は、
    前記第1の選択入力手段により入力された前記特定の外国語での質問内容を日本語に翻訳する外国語翻訳手段と、
    前記第1の伝達内容受信手段により受信した日本語での前記第2の伝達内容を前記特定の外国語に翻訳する日本語翻訳手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載のコミュニケーションシステム。
  5. 前記情報出力手段は、各種情報を表示する表示画面を有する第2の表示手段を備え、
    前記第2の情報通信端末は、
    前記第2の伝達内容として、前記複数の質問内容の各々に対応する返答内容を記憶する第2の伝達内容記憶手段と、
    前記第2の伝達内容記憶手段に記憶されている前記複数の返答内容を前記第2の表示手段の表示画面に表示させる返答内容表示制御手段と、
    前記第2の伝達内容入力手段は、前記第2の伝達内容として、前記表示画面に表示される前記複数の返答内容の中から何れかの返答内容を選択して入力する第2の選択入力手段を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のコミュニケーションシステム。
  6. 前記第1の情報通信端末は、
    前記第1の伝達内容受信手段による前記第2の伝達内容の受信に基づいて、当該第2の伝達内容の受信を音声以外の他の手段で報知する受信報知手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のコミュニケーションシステム。
  7. 前記第1の情報通信端末は、複数設けられ、
    前記第2の情報通信端末は、
    前記複数の第1の情報通信端末に対して前記第2の伝達内容を前記第2の伝達内容送信手段により一斉に送信させる一斉送信制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のコミュニケーションシステム。
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