JP6846798B2 - 倒立振子型車両 - Google Patents

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Description

この発明は、倒立振子型車両に関し、詳しくは、摩擦等によって機械的に車輪を制動する機械式のブレーキを備えた倒立振子型車両に関する。
近年、地球環境保全や高齢化社会への対応の観点などから、個人用の新たな移動手段が求められている。このような移動手段として、一人乗りの電動車であるパーソナルモビリティ・ビークル(Personal Mobility Vehicle、以下、PMV)が注目を集め、研究開発が進められている。
PMVは、自動車や自転車に比べてコンパクトで小回りが利くため、街路、歩道、施設内などの歩行者空間における利用が想定され、自動車や鉄道などの従来の交通手段を補完して交通の集中を緩和し、また、環境に優しい新たな移動手段として期待されている。
また、PMVは、足腰の衰えから長距離の歩行を負担に感じる高齢者用の移動手段としても期待されている。
このようなPMVとして、走行中に搭乗者が転倒しないよう、倒立振子の原理に基づくフィードバック制御を行い、搭乗者の姿勢の安定化を図る倒立振子型車両の研究開発が進められており、一般に、2輪型〜4輪型の倒立振子型車両が知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
倒立振子型車両の加速または減速は、車両の前方または後方への搭乗者の重心移動に応じて、車輪の回転駆動のトルクを制御することにより行う。具体的には、搭乗者の重心が車両の前方に移動したとき、倒立振子型車両を加速させるようにトルクを制御し、搭乗者の重心が車両の後方に移動したとき、倒立振子型車両を減速させるようにトルクを制御する。
それゆえ、車両を急停止させたい場合、搭乗者は短時間に重心を大きく後方に移動させる必要があるが、それでも減速が間に合わず、前方の歩行者や壁などに衝突してしまうおそれがある。また、重心を移動させる際に、搭乗者がバランスを崩して転倒してしまうおそれもある。このような問題は、特に、迅速な動作を行うことのできない高齢者に生じやすく、問題となる。
特開2012−126353号公報 特開2011−005991号公報 特開2009−214670号公報
ところで、搭乗者の重心移動によらず、倒立振子型車両に機械式のブレーキを設けることによって、車両を急停止させることも考えられる。
しかしながら、2輪型の倒立振子型車両に機械式のブレーキを設けた場合、車両に急ブレーキをかけて車輪の回転を止めると、姿勢安定化のためのフィードバック制御が行えなくなるため、搭乗者の姿勢が不安定になって前後に転倒してしまうおそれがある。
また、3輪以上の倒立振子型車両に機械式のブレーキを設けた場合、2輪型の倒立振小型車両のように急ブレーキをかけた際に搭乗者の姿勢が不安定になることはないが、急減速によって搭乗者が車両の前方に勢いよく飛びだしてしまうおそれがある。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、機械式のブレーキによって車輪を制動した際も、搭乗者の姿勢の安定化を図ることのできる倒立振子型車両を実現するものである。
この発明は、筐体と、前記筐体に設けられた車輪と、前記車輪の少なくとも一部の車輪を駆動輪として回転駆動する走行駆動部と、前記車輪を制動する制動部と、搭乗者を支持し、前後方向に傾斜可能かつ前記筐体に対して前後方向に相対変位可能に前記筐体上に設けられた可動板と、前記可動板を駆動する可動板駆動部と、前記可動板の水平方向からの傾斜角および傾斜角速度を計測する可動板傾斜センサと、前記走行駆動部および前記可動板駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体の走行中に前記制動部が動作していないとき、前記筐体に対して前記可動板を相対変位させず、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記走行駆動部をフィードバック制御し、一方、前記筐体の走行中に前記制動部が動作したとき、前記筐体に対して前記可動板を前後方向に相対変位させ、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記可動板駆動部をフィードバック制御することを特徴とする倒立振子型車両を提供するものである。
この発明によれば、機械式のブレーキによって車輪を制動した際も、搭乗者の姿勢の安定化を図ることのできる倒立振子型車両を実現することができる。
この発明の実施形態1に係る倒立振子型車両の概略構成を示す説明図である。図1(A)は、側方から見た倒立振子型車両の概略構成を示し、図1(B)は、前方から見た倒立振子型車両の概略構成を示し、図1(C)は、上方から見た倒立振子型車両の概略構成を示す。 図1に示す倒立振子型車両の電気的な構成を示すブロック図である。 図1に示す倒立振子型車両の走行動作処理の一例を示すフローチャートである。 図1に示す倒立振子型車両のモデルの一例を示す説明図である。図4(A)は、倒立振子型車両のモデルの通常走行時の動作を示す説明図であり、図4(B)は、倒立振子型車両のモデルのブレーキ動作時の動作を示す説明図である。 図4に示す倒立振子型車両のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図5(A)は、筐体の変位(m)の時間変化を表し、図5(B)は、可動板の筐体に対する相対変位(m)の時間変化を表し、図5(C)は、棒状体の垂直方向に対する角度(度)の時間変化を表す。 図4に示す倒立振子型車両のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図6(A)は、筐体の速度(m/秒)の時間変化を表し、図6(B)は、可動板の筐体に対する相対速度(m/秒)の時間変化を表し、図6(C)は、棒状体の垂直方向に対する角速度(度/秒)の時間変化を表す。 従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両のモデルの一例を示す説明図である。図7(A)は、倒立振子型車両の通常走行時の動作を示す説明図であり、図7(B)は、倒立振子型車両のブレーキ動作時の動作を示す説明図である。 図7に示す倒立振子型車両のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図8(A)は、筐体の変位(m)を表し、図8(B)は、可動板の筐体に対する相対変位(m)を表し、図8(C)は、筐体の速度(m/秒)を表し、図8(D)は、可動板の筐体に対する相対速度(m/秒)を表す。 従来の機械式ブレーキの倒立振子型車両のモデルの一例を示す説明図である。図9(A)は、倒立振子型車両のモデルの通常走行時の動作を示す説明図であり、図9(B)は、倒立振子型車両のモデルのブレーキ動作時の動作を示す説明図である。 図9に示す倒立振子型車両のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図10(A)は、筐体の変位(m)の時間変化を表し、図10(B)は、可動板の筐体に対する相対変位(m)の時間変化を表し、図10(C)は、筐体の速度(m/秒)の時間変化を表し、図10(D)は、可動板の筐体に対する相対速度(m/秒)の時間変化を表す。
以上に述べたように、
(i)この発明の倒立振子型車両は、筐体と、前記筐体に設けられた車輪と、前記車輪の少なくとも一部の車輪を駆動輪として回転駆動する走行駆動部と、前記車輪を制動する制動部と、搭乗者を支持し、前後方向に傾斜可能かつ前記筐体に対して前後方向に相対変位可能に前記筐体上に設けられた可動板と、前記可動板を駆動する可動板駆動部と、前記可動板の水平方向からの傾斜角および傾斜角速度を計測する可動板傾斜センサと、前記走行駆動部および前記可動板駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記筐体の走行中に前記制動部が動作していないとき、前記筐体に対して前記可動板を相対変位させず、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記走行駆動部をフィードバック制御し、一方、前記筐体の走行中に前記制動部が動作したとき、前記筐体に対して前記可動板を前後方向に相対変位させ、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記可動板駆動部をフィードバック制御することを特徴とする。
この発明の「走行駆動部」は、左前輪11L、右前輪11R、左後輪12L、右後輪12R、左側駆動モータ121L、右側駆動モータ121R、モータドライバ120の協働によって実現され、また、この発明の「制動部」は、ブレーキレバー16および機械式のブレーキ160の協働によって実現され、また、この発明の「可動板駆動部」は、可動板駆動モータ131およびモータドライバ130の協働によって実現され、また、この発明の「可動板傾斜センサ」は、傾斜角検出部14によって実現される。
「前記車輪を制動する制動部」について、制動部は、一部の車輪のみ(例えば、前輪または後輪等)を制動するものであってもよい。
(ii)この発明による倒立振子型車両において、前記筐体に対する前記可動板の相対変位および相対速度を計測する可動板変位センサをさらに備え、前記制御部は、前記筐体の走行中に前記制動部が動作したとき、前記可動板の傾斜角および傾斜角速度と、前記可動板の相対変位および相対速度とに基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持し、かつ、前記筐体に対する前記可動板の相対変位が前記制動部の動作開始時の相対変位に最終的に戻るように前記走行駆動部および前記可動板駆動部をフィードバック制御するものであってもよい。
このようにすれば、機械式のブレーキによって車輪を制動した際も搭乗者が安定した状態で停止するだけでなく、前記筐体に対して可動板の相対変位が機械式のブレーキをかける前の状態に戻る倒立振子型車両を実現することができる。
(iii)この発明による倒立振子型車両において、前記可動板の水平方向からの傾斜角およびその傾斜角速度をそれぞれθおよびdθ/dt、前記可動板の目標角度をθa、フィードバックゲインをkv1、kv2、k1pおよびk2pとしたとき、前記走行駆動部および前記可動板駆動部にそれぞれ与えられるフィードバック入力値fvおよびfpは、
v=k1v(θ−θa)+k2v(dθ/dt)
p=k1pθ+k2p(dθ/dt)
であってもよい。
このようにすれば、上記のフィードバック入力により、機械式のブレーキによって車輪を制動した際も搭乗者が安定した状態で停止する倒立振子型車両を実現することができる。
(iv)この発明による倒立振子型車両において、前記可動板の水平方向からの傾斜角およびその傾斜角速度をそれぞれθおよびdθ/dt、前記可動板の目標角度をθa、前記筐体に対する前記可動板の前後方向の相対変位および相対速度をそれぞれyおよびdy/dt、フィードバックゲインをkv1、kv2、k1p、k2p、k3pおよびk4pとしたとき、前記走行駆動部および前記可動板駆動部にそれぞれ与えられるフィードバック入力値fvおよびfpは、
v=k1v(θ−θa)+k2v(dθ/dt)
p=k1pθ+k2p(dθ/dt)+k3py+k4p(dy/dt)
であってもよい。
このようにすれば、上記のフィードバック入力により、機械式のブレーキによって車輪を制動した際も搭乗者が安定した状態で停止するだけでなく、前記筐体に対して可動板の相対変位がブレーキをかける前の状態に戻る倒立振子型車両を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の走行装置の一例としての倒立振子型車両1の実施形態について詳説する。なお、以下の実施例の記載によって、この発明が限定されるものではない。
(実施形態1)
<倒立振子型車両1の構成>
以下、図1および図2に基づき、この発明の実施形態1に係る倒立振子型車両1の概略構成を説明する。
図1は、この発明の実施形態1に係る倒立振子型車両1の概略構成を示す説明図である。図1(A)は、側方から見た倒立振子型車両1の概略構成を示し、図1(B)は、前方から見た倒立振子型車両1の概略構成を示し、図1(C)は、上方から見た倒立振子型車両1の概略構成を示す。
図2は、図1に示す倒立振子型車両1の電気的な構成を示すブロック図である。
図1(A)〜(C)に示すように、この発明の倒立振子型車両1は、筐体10、左前輪11L、右前輪11R、左後輪12L、右後輪12R、可動板13、傾斜角検出部14およびハンドル15を備える。
以下、実施形態1の倒立振子型車両1の各構成要素を説明する。
筐体10は、左前輪11L、右前輪11R、左後輪12L、右後輪12Rによって支持され、駆動輪としての左後輪12L、右後輪12Rにより、前進、後退、方向転換等の走行動作を行う。
左前輪11Lおよび右前輪11Rは、駆動輪としての左後輪12L、右後輪12Rによる筐体10の走行動作に応じて駆動される従動輪として機能する。
図2に示すように、左後輪12Lおよび右後輪12Rは、モータドライバ120によって駆動される左側駆動モータ121Lおよび右側駆動モータ121Rによって、適当なトルクでそれぞれ回転させられる。
なお、実施形態1では、左後輪12Lおよび右後輪12Rを駆動輪とし、左前輪11Lおよび右前輪11Rを従動輪としたが、4つの車輪のうち、任意の一部または全ての車輪を駆動輪としてもよい。例えば、左前輪11Lおよび右前輪11Rを駆動輪とし、左後輪12Lおよび右後輪12Rを従動輪としてもよい。
可動板13は、搭乗者を支持し、前後方向に傾斜可能かつ筐体10に対して前後方向に相対変位可能に筐体10上に設けられる。
具体的には、可動板13は、前後方向に傾斜する傾斜部13Aおよび筐体10に対して前後方向に相対変位する変位部13Bの2つの部分から構成される。
図1(A)において、可動板13が前方に角度θ傾斜した場合を例示したが、可動板13が後方に角度θ傾斜することもできる。
搭乗者は、身体を前後に傾けて重心を移動させることにより、可動板13の角度θを自由に調節する。そして、可動板13を前方に傾斜させたとき、筐体10が加速し、可動板13を後方に傾斜させたとき、筐体10が減速するようにフィードバック入力fvが与えられる。フィードバック入力fvの詳細については後述する。
また、可動板13は、筐体10に対し、前方または後方にy変位することもできる。
図2に示すように、可動板13は、モータドライバ130によって駆動される可動板駆動モータ131によって、前後方向に傾斜または筐体10に対して前後方向に変位させられる。また、可動板13の駆動はモータによるものに限定されず、例えば、油圧シリンダによって可動板13を駆動させるようにしてもよい。
傾斜角検出部14は、可動板13の前後方向の傾斜角を検出する部分である。
図2に示すように、傾斜角検出部14によって検出された可動板13の傾斜角は、制御部100に入力され、制御部100は、当該傾斜角に基づき、適切なトルクを駆動輪に与えるべく、モータドライバ120に制御信号を送る。
ハンドル15は、搭乗者によって把持され、可動板13と一体となって前後方向に傾斜する。
搭乗者は、ハンドル15に設けられたブレーキレバー16を動作させることにより、駆動輪にブレーキ160をかける。
ブレーキ160の動作方式はどのようなものであってもよい。摩擦によって車輪を制動するブレーキであってもよいし、無励磁ブレーキなどの電磁ブレーキであってもよい。
<倒立振子型車両1の走行動作>
次に、図3に基づき、この発明の実施形態1に係る倒立振子型車両1の走行動作について説明する。
図3は、図1に示す倒立振子型車両1の走行動作処理の一例を示すフローチャートである。
倒立振子型車両1が走行動作を開始したとき、図3のステップS1において、制御部100は、ブレーキ160が動作しているか否かを判定する(ステップS1)。
ブレーキ160が動作している場合(ステップS1の判定がYesの場合)、制御部100は、ステップS2において、ブレーキ動作時のフィードバック入力値を算出する(ステップS2)。
続いて、制御部100は、ステップS3において、算出されたフィードバック入力値に基づき、可動板13を駆動させ、倒立振子の原理によって搭乗者の姿勢を安定させる(ステップS3)。
その後、制御部100は、ステップS6の判定を行う(ステップS6)。
一方、ステップS1において、ブレーキ160が動作していない場合(ステップS1の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS4において、通常走行時のフィードバック入力値を算出する(ステップS3)。
続いて、制御部100は、ステップS5において、算出されたフィードバック入力値に基づき、駆動輪を駆動させ、倒立振子の原理によって搭乗者の姿勢を安定させる(ステップS5)。
なお、ブレーキ160が動作していないとき、可動板13は、筐体10に対して前後方向に相対変位しないよう、筐体10上に固定されるものとする。
その後、制御部100は、ステップS6の判定を行う(ステップS6)。
なお、ブレーキ動作時および通常走行時のフィードバック入力値の詳細については後述する。
最後に、ステップS6において、制御部100は、筐体10が停止したか否かを判定する(ステップS6)。
筐体10が停止した場合(ステップS6の判定がYesの場合)、制御部100は、倒立振子型車両1の走行動作処理を終了させる。
一方、筐体10が停止していない場合(ステップS6の判定がNoの場合)、制御部100は、ステップS1の判定を繰り返す(ステップS1)。
<倒立振子型車両1のモデル>
次に、図4に基づき、この発明の実施形態1の倒立振子型車両1のモデルについて説明する。
図4は、図1に示す倒立振子型車両1のモデルの一例を示す説明図である。図4(A)は、倒立振子型車両1のモデルの通常走行時の動作を示す説明図であり、図4(B)は、倒立振子型車両1のモデルのブレーキ動作時の動作を示す説明図である。
図4(A)に示すように、筐体10の質量をMvとし、床面上の基準位置からの筐体10の変位をx、また、筐体10に与えるフィードバック入力をfvとする。
なお、変位xおよびフィードバック入力fvの符号は、筐体10の前進方向(図4の右方向)をプラス、後退方向(図4の左方向)をマイナスとする。その他のパラメータについても同様である。
簡単のため、初期状態において、図4(A)に示すように、可動板13の中心部は、筐体10の中心部と一致し、筐体10に対して前後方向に変位可能に設けられているものとする。また、可動板13の質量をMpとする。
また、図4(B)に示すように、可動板13の筐体10の中心部を基準とした相対変位をyとする。また、可動板13に与えるフィードバック入力をfpとする。
図4のモデルにおいて、傾斜角検出部14、ハンドル15、ブレーキレバー16および搭乗者をまとめて、質量mの棒状体17で近似する。
なお、図1(A)に示すように、可動板13を傾斜部13Aおよび変位部13Bに分けて考える場合、傾斜部13Aも棒状体17に含まれ、変位部13Bのみが筐体10に対して前後方向に相対変位することになる。
しかし、ここでは簡単のため、筐体10に対して前後方向に相対変位する部分のみを可動板13とする。
棒状体17は、その下端が可動板13の中心部を基点として前後方向に回動可能に設けられるものとする。棒状体17は、図4(A)に示すように、垂直方向から角度θの傾きをなし、その慣性モーメントをJとする。また、棒状体17の下端から中心部までの距離をLとする。
図4の各パラメータを表1に示す。
Figure 0006846798
このとき、倒立振子型車両1のブレーキ160を動作させない通常走行時における筐体10の床面上の基準位置からの変位xに関する運動方程式、筐体10の中心部を基準とした可動板13の相対変位yに関する運動方程式、および棒状体17の垂直方向からの傾きの角度θに関する運動方程式は、次の表2のように表される。
Figure 0006846798
通常走行時において、可動板13は筐体10に固定され、可動板13と筐体10が一体となって運動するため、筐体10の中心部に対する可動板13の相対加速度は、表2の可動板13の運動方程式に示されるように、ゼロとなる。このとき、フィードバック入力は、筐体10に与えるフィードバック入力fvのみとなる。
また、通常走行時において、可動板13は筐体10と一体となって運動するため、表2の運動方程式には、筐体10と可動板13を合わせた質量(Mv+Mp)がセットで現れる。
一方、倒立振子型車両1のブレーキ動作時における筐体10の床面上の基準位置からの変位xに関する運動方程式、筐体10の中心部を基準とした可動板13の相対変位yに関する運動方程式、および棒状体17の垂直方向からの傾きの角度θに関する運動方程式は、次の表3のように表される。
Figure 0006846798
ブレーキ動作時において、筐体10は床面に対して急停止したとき、筐体10の床面に対する相対加速度は、表3の筐体10の運動方程式に示されるように、ゼロとなる。このとき、フィードバック入力は、可動板13に与えるフィードバック入力fpのみとなる。
また、ブレーキ動作時において、可動板13の筐体10への固定が解除されるため、可動板13は筐体10に対して前後方向の相対運動を開始する。このとき、床面上に停止した筐体10上を可動板13および棒状体17が運動するため、表3の運動方程式には、筐体10の質量Mvは現れない。
表2および表3の筐体10および可動板13に与えるフィードバック入力fvおよびfpは、次の表4のように与えられる。
Figure 0006846798
表4において、θaは棒状体17の目標角度を表し、ki(i=1v, 2v, 1p, 2p, 3p, 4p)は、フィードバックゲインを表す。
また、可動板13に与えるフィードバック入力fpの右辺4項のうち、可動板13の相対変位yおよびその時間微分に関する2つの項は、筐体10の停止後、可動板13を相対変位の開始前の位置に戻すための入力である。
(実施例1)
次に、実施例1として、図5および図6に基づき、この発明の実施形態1に係る倒立振子型車両1のモデルの数値シミュレーションの結果について説明する。
図5は、図4に示す倒立振子型車両1のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図5(A)は、筐体10の変位(m)の時間変化を表し、図5(B)は、可動板13の筐体10に対する相対変位(m)の時間変化を表し、図5(C)は、棒状体17の垂直方向に対する角度(度)の時間変化を表す。
図6は、図4に示す倒立振子型車両1のモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図6(A)は、筐体10の速度(m/秒)の時間変化を表し、図6(B)は、可動板13の筐体10に対する相対速度(m/秒)を表し、図6(C)は、棒状体17の垂直方向に対する角速度(度/秒)を表す。
実施例1では、停止状態から棒状体17の目標角度θaを5度に傾けて、倒立振子型車両1を2秒間加速させた後、急ブレーキをかけて車体速度が0(m/秒)になった場合を想定した数値シミュレーションを行った。
表5に、実施例1の数値シミュレーションで用いたパラメータの値を示す。
Figure 0006846798
図6(A)に示すように、筐体10を2秒間一定の加速度で加速した後、急停止させる。このとき、図5(A)に示すように、筐体10は、1.75m付近で停止することがわかる。
図5(B)および図6(B)に示すように、筐体10が急停止したとき、可動板13の筐体10に対する固定が解除されるため、可動板13は、筐体10に対し、前方への相対運動を開始する。
しかしながら、フィードバック入力fpを受けた可動板13はその後、急速に減速し、2.5秒付近で筐体10に対し、後方に相対運動し、相対運動開始前の位置に戻されることがわかる。
一方、図5(C)および図6(C)に示すように、筐体10が急停止したとき、棒状体17は、瞬間的に後方に約2度回転するが、その後すぐに前方に引き戻されて倒立状態(θ=0度)に戻ることがわかる。
このように、ブレーキ160の動作により、加速状態から筐体10が急停止したとしても、停止時に適切なフィードバック入力fpを与えられた可動板13が筐体10に対して相対運動することにより、棒状体17の倒立状態の安定化を図ることが可能となる。
特に、図5(B)に示すように、停止時の可動板13の移動距離は約0.35mとなるため、車両設計寸法として現実的な値で、搭乗者の姿勢の安定化を実現できることがわかる。
(比較例1)
次に、比較例1として、図7および図8に基づき、従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aのモデルの数値シミュレーションの結果について説明する。
図7は、従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aのモデルの一例を示す説明図である。図7(A)は、倒立振子型車両1Aのモデルの加速時の動作を示す説明図であり、図7(B)は、倒立振子型車両1Aのモデルの減速時の動作を示す説明図である。
図8は、図7に示す倒立振子型車両1Aのモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図8(A)は、筐体10の変位(m)の時間変化を表し、図8(B)は、棒状体17の垂直方向に対する角度(度)の時間変化を表し、図8(C)は、筐体10の速度(m/秒)の時間変化を表し、図8(D)は、棒状体17の垂直方向に対する角速度(度/秒)の時間変化を表す。
従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aは、ブレーキ160および可動板13を備えず、搭乗者が身体を前後に傾けて重心を移動させることによって、筐体10の速度を制御する。
このような人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aのモデルを図7に示す。
図7(A)に示すように、棒状体17を前方に角度θ1傾斜させて筐体10を加速させ、図7(B)に示すように、棒状体17を後方に角度θ2傾斜させて筐体10を減速させるものとする。
図7の各パラメータを表6に示す。
Figure 0006846798
このとき、倒立振子型車両1Aの加速時および減速時の筐体10および棒状体17の運動方程式は、次の表7のように表される。
Figure 0006846798
また、筐体10に与えるフィードバック入力fvは、次の表8のように与えられるものとする。
Figure 0006846798
表8において、θaは棒状体17の目標角度を表し、ki(i=1v, 2v)は、フィードバックゲインを表す。
比較例1では、停止状態から棒状体17の目標角度θaを5度に傾けて倒立振子型車両1Aを2秒間加速させる。その後、棒状体17の目標角度θaを−5度に傾けて倒立振子型車両1Aを減速させることにより、車体速度が0(m/秒)になった場合を想定した数値シミュレーションを行った。
表9に、比較例1の数値シミュレーションで用いたパラメータの値を示す。
Figure 0006846798
図8(A)に示すように、筐体10を2秒間一定の加速度で加速した後、棒状体17の目標角度θaを−5度に傾けて、倒立振子型車両1Aを減速させようとしても、筐体10はすぐに停止せず、その後も約2秒間、約3m前方に進んでしまうことがわかる。
このように、搭乗者が身体を後方に傾けて筐体10を停止させようとしても、筐体10はすぐに止まらず、前方に数m進んでしまう。
また、図8(D)に示すように、実施例1においては、約0.1秒もの短時間の間に棒状体17を後方に60度傾斜させている。このことから、特に、迅速な動作を行うことのできない高齢者がこのような人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aを利用すれば、筐体10の減速が間に合わずに、前方の歩行者や壁などに衝突してしまう問題が顕著に現れることが予想される。
(比較例2)
次に、比較例2として、図9および図10に基づき、従来の機械式ブレーキの倒立振子型車両1Bのモデルの数値シミュレーションの結果について説明する。
なお、ここでは、比較例1の搭乗者の重心移動によって筐体10を減速させる「人間式ブレーキ」に対し、摩擦等によって機械的に車輪を制動するブレーキを「機械式ブレーキ」として区別することにする。
図9は、従来の機械式ブレーキの倒立振子型車両1Bのモデルの一例を示す説明図である。図9(A)は、倒立振子型車両1Bのモデルの通常走行時の動作を示す説明図であり、図9(B)は、倒立振子型車両1Bのモデルのブレーキ動作時の動作を示す説明図である。
図10は、図9に示す倒立振子型車両1Bのモデルの数値シミュレーションの結果を示すグラフである。図10(A)は、筐体10の変位(m)の時間変化を表し、図10(B)は、棒状体17の垂直方向に対する角度(度)の時間変化を表し、図10(C)は、筐体10の速度(m/秒)の時間変化を表し、図10(D)は、棒状体17の垂直方向に対する角速度(度/秒)の時間変化を表す。
従来の機械式ブレーキの倒立振子型車両1Bは、可動板13を備えず、機械式のブレーキ160のみで車輪を制動する。
比較例2の倒立振子型車両1Bのモデルを図9に示す。
図9に示すように、棒状体17を前方に角度θ傾斜させて筐体10を加速させ、その後、機械式のブレーキ160により、筐体10を急停止させるものとする。
図9の各パラメータは、表6と同一のものを採用した。
このとき、倒立振子型車両1Bのブレーキ160を動作させない通常走行時における筐体10および棒状体17の運動方程式は、次の表10のように表される。これらの運動方程式は、表7の運動方程式と同じである。
Figure 0006846798
一方、倒立振子型車両1Bのブレーキ動作時における筐体10および棒状体17の運動方程式は、次の表11のように表される。
Figure 0006846798
ブレーキ動作時において、筐体10は床面に対して停止しているため、筐体10の床面に対する相対加速度は、表11の筐体10の運動方程式に示されるように、ゼロとなる。
また、筐体10に与えるフィードバック入力fvは、次の表12のように与えられるものとする。
Figure 0006846798
表12において、θaは棒状体17の目標角度を表し、ki(i=1v, 2v)は、フィードバックゲインを表す。
比較例2では、停止状態から棒状体17の目標角度θaを5度に傾けて、筐体10を2秒間加速させた後、ブレーキ160により車輪を制動して、車体速度が0(m/秒)になった場合を想定した数値シミュレーションを行った。
比較例2の数値シミュレーションで用いたパラメータの値は表9と同じである。
図10(C)に示すように、筐体10を2秒間一定の加速度で加速した後、ブレーキ160を動作させて急停止させる。このとき、図10(A)に示すように、筐体10は、1.75m付近で停止することがわかる。
しかしながら、図10(B)に示すように、棒状体17の角度は、急速に90度に達するため、急停止によって棒状体17が前方に転倒することがわかる。
このように、ブレーキ160の動作により、加速状態から筐体10を急停止させたとき、その反動で、棒状体17が前方に転倒してしまうため、安全性に問題がある。
一方、この発明では、筐体10の前後方向に傾斜可能であり、かつ、筐体10に対して前後方向に相対変位可能な可動板13を筐体10上に設け、可動板13に適切なフィードバック入力fpを与えることにより、従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両1Aおよび機械式ブレーキの1Bの倒立振子型車両1Bの問題点を解決する。
このような可動板13を筐体10上に設けることにより、ブレーキ160によって急停止した際も、搭乗者の姿勢の安定化を図ることのできる倒立振子型車両1が実現される。
この発明の好ましい態様は、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含む。
前述した実施形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味及び前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:倒立振子型車両、 1A:従来の人間式ブレーキの倒立振子型車両、 1B:従来の機械式ブレーキの倒立振子型車両、 10:筐体、 11L:左前輪、 11R:右前輪、 12L:左後輪、 12R:右後輪、 13:可動板、 13A:傾斜部、 13B:変位部、 14:傾斜角検出部、 15:ハンドル、 16:ブレーキレバー、 17:棒状体、 100:制御部、 120,130:モータドライバ、 121L:左側駆動モータ、 121R:右側駆動モータ、 131:可動板駆動モータ、 160:ブレーキ、 fp,fv:フィードバック入力、 m,Mp,Mv:質量、 x:変位、 y:相対変位

Claims (4)

  1. 筐体と、前記筐体に設けられた3輪以上の車輪と、前記車輪の少なくとも一部の車輪を駆動輪として回転駆動する走行駆動部と、前記車輪を制動する制動部と、搭乗者を支持し、前後方向に傾斜可能かつ前記筐体に対して前後方向に相対変位可能に前記筐体上に設けられた可動板と、前記可動板を駆動する可動板駆動部と、前記可動板の水平方向からの傾斜角および傾斜角速度を計測する可動板傾斜センサと、前記走行駆動部および前記可動板駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記筐体の走行中に前記制動部が動作していないとき、前記筐体に対して前記可動板を相対変位させず、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記走行駆動部をフィードバック制御し、
    一方、前記筐体の走行中に前記制動部が動作したとき、前記筐体に対して前記可動板を前方に相対変位させた後、後方に相対変位させ、前記可動板傾斜センサによって計測された前記可動板の傾斜角および傾斜角速度に基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持するように前記可動板駆動部をフィードバック制御することを特徴とする倒立振子型車両。
  2. 前記筐体に対する前記可動板の相対変位および相対速度を計測する可動板変位センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記筐体の走行中に前記制動部が動作したとき、前記可動板の傾斜角および傾斜角速度と、前記可動板の相対変位および相対速度とに基づき、倒立振子の原理によって搭乗者が安定した姿勢を保持し、かつ、前記筐体に対する前記可動板の相対変位が前記制動部の動作開始時の相対変位に最終的に戻るように前記走行駆動部および前記可動板駆動部をフィードバック制御する請求項1に記載の倒立振子型車両。
  3. 前記可動板の水平方向からの傾斜角をθ、前記可動板の傾斜角速度をdθ/dt、前記
    可動板の目標角度をθa、フィードバックゲインをkv1、kv2、k1pおよびk2pとしたと
    き、前記走行駆動部および前記可動板駆動部へのフィードバック入力値fvおよびfpが、
    v=k1v(θ−θa)+k2v(dθ/dt)
    p=k1pθ+k2p(dθ/dt)
    で与えられる請求項1に記載の倒立振子型車両。
  4. 前記可動板の水平方向からの傾斜角をθ、前記可動板の傾斜角速度をdθ/dt、前記
    可動板の目標角度をθa、前記筐体に対する前記可動板の前後方向の相対変位および相対
    速度をそれぞれyおよびdy/dt、フィードバックゲインをkv1、kv2、k1p、k2p、k3pおよびk4pとしたとき、前記走行駆動部および前記可動板駆動部へのフィードバック入力値fvおよびfpが、
    v=k1v(θ−θa)+k2v(dθ/dt)
    p=k1pθ+k2p(dθ/dt)+k3py+k4p(dy/dt)
    で与えられる請求項2に記載の倒立振子型車両。
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