JP2004276727A - 人用移動機器とその制動方法 - Google Patents

人用移動機器とその制動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004276727A
JP2004276727A JP2003070651A JP2003070651A JP2004276727A JP 2004276727 A JP2004276727 A JP 2004276727A JP 2003070651 A JP2003070651 A JP 2003070651A JP 2003070651 A JP2003070651 A JP 2003070651A JP 2004276727 A JP2004276727 A JP 2004276727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
speed
control unit
output
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003070651A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ishikawa
武志 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2003070651A priority Critical patent/JP2004276727A/ja
Publication of JP2004276727A publication Critical patent/JP2004276727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/007Automatic balancing machines with single main ground engaging wheel or coaxial wheels supporting a rider

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

【課題】不慣れな搭乗者においても急停止を安全に且つ確実に行うことができるものとする。
【解決手段】左右の駆動輪2,2を姿勢感知センサー8の出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えた人用移動機器である。制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与える制動制御部13を備える。制動指示入力があれば、駆動トルクをいったん大きくすることで復元モーメントを大きくして前傾モーメントを強制的に小さくすることで急減速を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は人用移動機器とその制動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
動力付きの人用移動機器として、電動車椅子や電動スクーターといった移動機器があるが、最近、米国特許第6,302,230号明細書や特開昭63−35082号公報などに示された同軸二輪車、すなわち同軸に配した2つの駆動輪を有して、これら左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて駆動制御するもの、つまり人体の前後方向の重心移動に応じて前後の走行を行うとともに前後のバランスを左右の駆動輪の回転で動的にとるものが注目を浴びている。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第6,302,230号明細書
【特許文献2】
特開昭63−35082号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のものでは、車体の前傾モーメント(簡易的には前後の傾斜角)に応じて車体の傾きを復元するモーメントが発生するような駆動トルクを駆動輪に与え、同時に復元モーメントとバランスする傾斜を車体に与えることで走行するものであり、前傾モーメントを大きくすれば駆動トルクが増大して走行速度が増大し、前傾モーメントを小さくすれば駆動トルクが小さくなって走行速度が低下する。
【0005】
従って、走行状態から停止への移行は、搭乗者が前傾モーメントを小さくする動きを行うことによってなされる。この時、前傾モーメントを徐々に小さくすればゆっくりと減速され、前傾モーメントを急激に小さくすれば急減速されることになるが、前傾モーメントを急激に小さくする動作は搭乗者が熟練していなくては難しく、殊に障害物を発見した場合のような急停止が求められる時に上記動作を搭乗者が行えるとは限らない。
【0006】
もちろん、制動手段を組み込み、制動をかけることによって急停止できるようにすればよいわけであるが、前後バランスを取りながら走行を行う人用移動機器に対して通常の車両の制動に一般に用いられている制動手段、つまり駆動輪に対して制動トルクを印加するものを用いた場合、制動をかけた時、前傾モーメントが復元モーメントよりも大きくなって搭乗者が転倒するという問題を有している。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは不慣れな搭乗者においても急停止を安全に且つ確実に行うことができる人用移動機器及びその制動方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明に係る人用移動機器は、左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器において、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与える制動制御部を備えていることに第1の特徴を有しており、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えていることに第2の特徴を有しており、更には左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う人用移動機器において、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えるとともに上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えていることに第3の特徴を有している。
【0009】
制動指示入力があれば、駆動トルクをいったん大きくすることで復元モーメントを大きくして前傾モーメントを強制的に小さくしたり、錘を移動させて重心位置を変更することで前傾モーメントを強制的に小さくすることによって、急減速がなされるようにしたものである。
【0010】
上記錘を用いるものでは、その錘を駆動輪から離れた上方位置に配置することが、錘の質量を軽くすることができる点で好ましい。
【0011】
そして制動指示入力には、走行方向にある障害物を検知する障害物検知手段から出力される障害物検知出力を好適に用いることができ、この時、制動制御部が障害物検知手段から出力される障害物検知距離に応じて制動量を変更するものであると、さらに好ましい結果を得ることができる。また、走行速度を検出する速度検出手段で検出された速度と障害物検知手段から出力される障害物検知距離とに応じて制動量を変更するものであってもよい。
【0012】
制動指示入力には、搭乗者によって操作される入力装置の出力を用いてもよく、この場合においても、入力装置の入力量に応じて変化する出力量に応じて制動量を変更するものや、走行速度を検出する速度検出手段を備えて入力装置からの出力量と検出された速度とに応じて制動量を変更するものを好適に用いることができる。
【0013】
走行速度を検出する速度検出手段を備えて、速度検出手段から出力される速度と姿勢感知センサーから得られる車体の傾斜角との関係を逐次繰り返し演算するとともに、上記速度と傾斜角との関係式より制動後の傾斜角を決定してこの傾斜角と現在の傾斜角との差を制御目標とするものが好ましく、特に制動制御部は速度と傾斜角との逐次演算によって求めた関係式を記憶する記憶部を備えていることが好ましい。
【0014】
制動制御部は速度検出手段から出力される速度が予め定められた速度上限値を超えることを制動指示入力としているものであってもよい。
【0015】
そして本発明に係る人用移動機器の制動方法は、左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器の制動方法であって、制動指示入力がある時、姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えて前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うことに特徴を有しており、制動指示入力がある時、錘を進行方向の反対側に移動させて重心位置を変更することで前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うことに他の特徴を有している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施の形態の一例に基づいて詳述すると、この人用移動機器は、図2に示すように、人が立って乗ることができるプラットフォーム1の左右両端に夫々駆動輪2,2を配置するとともに、プラットフォーム1の前端中央より上方に立ち上がる支持ポスト4の上端に表示パネル5とハンドル4とが設けられている。なお、搭乗者が腰掛けることができるサドルを備えたものであってもよい。
【0017】
そして、指示ポスト3の前面には超音波センサやレーザレーダなどからなる障害物検知センサー6が配設されており、ハンドル4のグリップ部分近傍には制動指示入力用のレバー型の入力装置7が配設されている。
【0018】
同軸上に位置する上記2つの駆動輪2,2は夫々駆動モータ20,20及び減速機構部21を内蔵して、各駆動モータ20による駆動で独立回転するものであり、駆動モータ20には夫々速度検知手段としてのエンコーダ22が付設されている。
【0019】
またプラットフォーム1内にはバッテリー(図示せず)のほか、駆動モータ20の走行用制御をモータ制御部12を介して行う走行制御演算部11と、ジャイロセンサ8と、制動制御のための制動制御演算部13とが配設されている。この制動制御演算部13の出力は上記走行制御演算部11に入力され、走行制御演算部11内における走行用制御のための演算結果より優先する状態で駆動モータ20の駆動制御が行われる。なお、制動制御演算部13と走行制御演算部11とが単一の演算処理回路で構成されていてもよいのはもちろんである。
【0020】
上記ジャイロセンサ8は、本来的には搭乗者と車体との姿勢で定まる前傾モーメントM1を求めるためのものであるが、前傾モーメントM1を測定することはできないことから、ここでは車体の前後傾斜角θを検出してこの傾斜角θを前傾モーメントの代用値としている。
【0021】
次に上記演算部11,13による動作について説明すると、障害物検知センサー6や入力装置7からの制動指示入力が無い場合、図5に示すように、走行制御演算部11は、ジャイロセンサ8から取り込む車体の前後傾斜角θ(前傾モーメントM1)に応じた復元モーメントT1を発生させることになる駆動トルクを駆動輪2に加える制御を逐次行う。図中Gは車体と搭乗者との合成重心を示しており、図4はこの通常走行姿勢制御モード時の動作フローを示している。
【0022】
従ってプラットフォーム1上に搭乗してハンドル4を握っている搭乗者がその体重移動によって重心Gを駆動輪2の車軸よりも前方側に移すことで前傾モーメントM1を発生させたならば、走行制御演算部11は傾斜角θから上記前傾モーメントM1を推定し、この前傾モーメントM1を打ち消すことになる復元モーメントT1が駆動輪2に発生することになる駆動トルクを演算し、この駆動トルクを駆動輪2に与える。前傾モーメントM1を大きくすれば駆動トルクも大きくなって速度が増大し、前傾モーメントM1を小さくすれば駆動トルクも小さくなって速度が低下する。
【0023】
ここにおいて、障害物が前方に急に現れた場合など、体重移動によって前傾モーメントM1(傾斜角θ)を急激に小さくして走行速度を急に小さくすることは熟練を要するものであり、誰にでもできる動作ではない。
【0024】
しかし、この人用移動機器においては、障害物検知センサー6が障害物を検知した場合、障害物検知出力が制動制御演算部13に制動指示入力として与えられるものであり、この制動指示入力を受けた制動制御演算部13は、図6に示すように前傾モーメントM1に釣り合う復元モーメントT1よりも大きな復元モーメントT2を発生させることになる駆動トルクを駆動輪2に一時的に与える。このために一時的に速度は増大するものの、復元モーメントT2が前傾モーメントM1よりも大きいために前傾モーメントM1が急に小さくなり、前傾モーメントM1が小さく(傾斜角θが小さく)なったことが確認されれば、前傾モーメントM1に釣り合う復元モーメントT1を発生させる制御に戻る。図1にこの動作フローを示す。
【0025】
この結果、図7に示すように、搭乗者が自身の体重移動で図中イで示す速度変化及びロで示す傾斜角θ変化でしか減速することができない場合においても、図中ハで示す速度変化及びニで示す傾斜角θ変化で急減速して短い制動距離で停止することができる。もちろん、従来の制動トルクを印加する場合の減速のように、走行時の慣性で前傾モーメントM1が復元モーメントT1より大きくなってしまう事態が生じることがないので、転倒を招いたりすることがない。また、復元モーメントの増大による慣性力を搭乗者が感ずることになるが、これは危険の回避動作に入ったことを搭乗者に伝達することになる。
【0026】
図8に示すように、障害物の有無に加えて、障害物までの距離情報を参照し、この距離が短いほど発生させる復元モーメントT2を大きくする(制動量を大とする)ようにしておけば、より安全なものとすることができる。
【0027】
また、図示例の人用移動機器では、搭乗者がレバー型の制動用入力装置7を操作した場合にも、該入力装置7からの出力を制動制御演算部13は制動指示入力として取り込んで、障害物検知センサー6から制動指示入力があった場合と同じ動作を行う。この時、図9に示すように、入力装置7として入力量(レバーの握り量もしくはレバー操作速度)を検出することができるものを用いるとともに、入力量が大きいほど一時的に発生させる復元モーメントT2を大きくする(制動量を大とする)ことで、より安全なものとすることができる。なお、入力装置7としては上記のレバー型のもののほか、プラットフォーム1上に配設したペダル型のものなどであってもよい。
【0028】
また、障害物検知や搭乗者による入力装置7の入力で制動指示入力があった時、前記エンコーダ22から得られる速度情報も参照して制動量(制動力)を決定するようにしてもよい。つまり、速度が速い時ほど制動量を大きくするのである。検出された障害物までの距離や入力装置7からの入力量に加えて、速度も制動量の決定のパラメータとすることで、さらに安全なものとすることができる。
【0029】
ところで、バランス制御による人用移動機器では、車体及び搭乗者の合計(系)のモーメントが0になるように、つまり重心Gが駆動輪2の車軸上にくるように制御を行うのが基本である。しかし、系の重心位置は搭乗者ごと(さらには同じ搭乗者でも搭乗するたび)に異なるので、重心Gを上記車軸上に制御することは困難である。また、系の重心Gを直接求めることはできないことから、前述のようにジャイロセンサ8によって前後の傾斜角θを実際の利用値とし、車体の傾斜角θと並進速度の関係を逐次求めることで近似的に搭乗毎のモーメントが0となるような傾斜角θと並進速度の関係を求めることで、精度が良く且つ安定した制動を行うことができるようにしている。
【0030】
図10はこの点を示したもので、制動制御演算部13において逐次得られる速度v情報と傾斜角θ情報とから両者の関係式θ=f(v)を近似的に求めるとともに、この関係式を逐次繰り返し演算して更新する。この関係式の演算には最小二乗法を好適に用いることができるが、この方法に限定されるものではない。
【0031】
そして制動指示入力があれば、その入力量uに応じて制動後の目標速度Vrefを算出する。なお、入力量u=0の時(制動の必要がない時)、目標速度が現在速度となるように規定することが望ましい。そして、逐次計算により求められている速度vと傾斜角θとの関係式θ=f(v)から制動後の車体の傾斜角θrefを求めることができるが、この傾斜角θrefを目標車体傾斜角とし、目標車体傾斜角θrefと現在の車体の傾斜角θとの差θref−θを目標値として走行制御演算部(制御器)11に出力する。
【0032】
この時、図11に示すように、速度vと車体の傾斜角θとからの逐次演算によって求めた上記関係式θ=f(v)を記憶する記憶部(不揮発性メモリで構成したものが好ましい)を制動制御演算部13に設けて、上記演算毎に記憶した関係式を逐次更新するようにしておけば、走行を開始した直後のように車体の速度vと傾斜角θとのデータが少ない場合でも、記憶している上記関係式を用いることで補うことができ、また搭乗者による運転の癖も制動制御に反映させることができる。
【0033】
上記の制動指示入力のほか、図12に示すように、検出された速度が所定の上限値を超える時、制動指示入力があったとして上述の制動動作に入るようにしてもよい。
【0034】
図13〜図18に他の実施の形態の一例を示す。これはプラットフォーム1内やサドル9内にモータ25駆動で前後に移動する錘27を配したもので、ここではモータ25によって軸回りに回転駆動されるねじ軸26に前後にスライド自在に配されている錘27を螺合させることで、錘27の前後移動を行えるようにしている。
【0035】
そして上記錘27は常時進行方向前方側に位置させているが、障害物検知センサー6や入力装置7や速度検知手段(エンコーダ22)などから制動指示入力があった時、制動制御演算部13は上記モータ25を駆動して錘27を高速で進行方向の反対側に移動させる。錘27の重心GM位置が図17に示すように後方に移動するために、搭乗者と車体との合成重心Gに錘の重心GMを加えた合計重心Gcも後方に移動し、この結果前傾モーメントM1も小さくなるものであり、この前傾モーメントM1の減少に応じて駆動トルクも小さくされることから、急減速がなされる。
【0036】
搭乗者自身が急減速のための体重移動を行うことができなくても、前後に駆動される錘27がこの体重移動を補助するものであり、搭乗者が自身の体重移動で図18中イで示す速度変化及びロで示す傾斜角θ変化でしか減速することができない場合においても、図中ホで示す速度変化及びヘで示す傾斜角θ変化で急減速して短い制動距離で停止することができる。なお、錘27を前方位置に戻す動作は、図16に示すように、車体傾斜角θ(前傾モーメント)が小さくなった時点で行ってもよいが、この錘27の復帰動作で車体傾斜角θが大きくなってしまう場合が考えられることから、障害物が一定時間検知されなくなった時点や、入力装置7からの入力が無くなった時に前方位置に戻すようにすることが好ましく、更には復元ボタンの操作のような別途復帰操作を行うまでは錘27が後方位置に保持されるようにしてもよい。
【0037】
なお、前述の前傾モーメントM1よりも大きな復元モーメントT2を一時的に発生させるものに関して述べた前述の各制御は、この錘27を移動させるものにおいても適用することができ、さらには前傾モーメントM1よりも大きな復元モーメントT2を一時的に発生させることと錘27を駆動して重心位置をずらすこととを併用するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器において、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与える制動制御部を備えているために、搭乗者が体重移動で急減速を行うことができない場合においても、前傾モーメントを強制的に小さくして急制動をかけた状態と同等の状態を得ることができるものであり、しかもこの制動では従来例のような転倒という事態を招くことがないものである。
【0039】
また、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えているものにおいては、搭乗者が体重移動で急減速を行うことができない場合においても、錘の移動で前傾モーメントを強制的に小さくして急制動をかけた状態と同等の状態を得ることができるものであり、この制動でも従来例のような転倒という事態を招くことがないものである。
【0040】
そして、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えるとともに上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えているものにおいても、上記と同様の作用効果を得ることができるのはもちろんである。
【0041】
上記錘を用いるものでは、駆動輪から離れた上方位置に錘を配しておくと、錘の質量が軽くても錘移動による重心移動を効果的に発揮させることができるために、錘による重量増を抑制することができる。
【0042】
制動指示入力には、走行方向にある障害物を検知する障害物検知手段から出力される障害物検知出力を好適に用いることができる。障害物が検知されたならば転倒の虞のない制動が即座になされるためにきわめて安全なものとなる。
【0043】
この時、制動制御部が障害物検知手段から出力される障害物検知距離に応じて制動量を変更するものであったり、走行速度を検出する速度検出手段で検出された速度と障害物検知手段から出力される障害物検知距離とに応じて制動量を変更するものであれば、さらに高い安全性を持つものとすることができる。
【0044】
制動指示入力には、搭乗者によって操作される入力装置の出力を用いてもよく、この場合、転倒の虞がない制動を搭乗者の意志に応じて行うことができ、この時、入力装置の入力量に応じて変化する出力量に応じて制動量を変更するものや、走行速度を検出する速度検出手段を備えて入力装置からの出力量と検出された速度とに応じて制動量を変更するものであれば、危険性に応じて制動量が調節されることになるために安全性を高めることができる。
【0045】
走行速度を検出する速度検出手段を備えて、速度検出手段から出力される速度と姿勢感知センサーから得られる車体の傾斜角との関係を逐次繰り返し演算する制動制御部は、上記制動後の傾斜角を決定してこの傾斜角と現在の傾斜角との差を制御目標とするものであれば、安定した制動を精度良く行うことができる。
【0046】
また、制動制御部が速度と傾斜角との逐次演算によって求めた関係式を記憶する記憶部を備えていると、走行開始直後のように車体の速度と傾斜角とのデータが少ない時にもこれを補うことができるとともに、搭乗者の癖による制動制御を反映することができる。
【0047】
制動制御部は速度検出手段から出力される速度が予め定められた速度上限値を超えることを制動指示入力としているものであってもよい。誤って前傾モーメントを過大に大きくしてしまっても、制動によって速度を抑制することができるとともに、制動減速を搭乗者に感じさせることができるために、搭乗者に速度が上限値に達したことを知らせることができる。
【0048】
そして本発明に係る人用移動機器の制動方法は、左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器の制動方法であって、制動指示入力がある時、姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えて前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うために、あるいは制動指示入力がある時、錘を進行方向の反対側に移動させて重心位置を変更することで前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うために、搭乗者が素早い体重移動で減速を行うことができない場合においても、急減速させる制動を転倒の虞を招くことなく確実に行うことができるものであり、この種の人用移動機器の使用上の安全性を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のフローチャートである。
【図2】(a)(b)は同上の斜視図と背面図である。
【図3】同上のブロック図である。
【図4】同上の通常走行姿勢制御モードのフローチャートである。
【図5】同上の通常走行姿勢制御モードの動作説明図である。
【図6】同上の制動時の動作説明図である。
【図7】同上の説明図である。
【図8】他例のフローチャートである。
【図9】別の例のフローチャートである。
【図10】他の例の動作制御についてのブロック図である。
【図11】同上の他例のブロック図である。
【図12】更に他の例のフローチャートである。
【図13】他の実施の形態の一例を示しており、(a)(b)は斜視図と概略断面図である。
【図14】同上の他例を示しており、(a)は斜視図、(b)はサドルの概略断面図である。
【図15】同上のブロック図である。
【図16】同上のフローチャートである。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】同上の説明図である。
【符号の説明】
1 プラットフォーム
2 駆動輪
8 ジャイロセンサ
13 制動制御演算部

Claims (15)

  1. 左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器において、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与える制動制御部を備えていることを特徴とする人用移動機器。
  2. 左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う人用移動機器において、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えていることを特徴とする人用移動機器。
  3. 左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う人用移動機器において、前後方向に錘を移動させて重心位置を変更する錘駆動部と、制動指示入力を受けて姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えるとともに上記錘駆動部を作動させて重心位置を進行方向の反対側に移動させる制動制御部とを備えていることを特徴とする人用移動機器。
  4. 駆動輪から離れた上方位置に錘が配設されていることを特徴とする請求項2または3記載の人用移動機器。
  5. 走行方向にある障害物を検知する障害物検知手段を備えて、制動制御部は障害物検知手段から出力される障害物検知出力を制動指示入力としているものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の人用移動機器。
  6. 制動制御部は障害物検知手段から出力される障害物検知距離に応じて制動量を変更するものであることを特徴とする請求項5記載の人用移動機器。
  7. 走行速度を検出する速度検出手段を備えており、制動制御部は障害物検知手段から出力される障害物検知距離と検出された速度とに応じて制動量を変更するものであることを特徴とする請求項5または6記載の人用移動機器。
  8. 制動制御部は、搭乗者によって操作される入力装置の出力を制動指示入力としているものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の人用移動機器。
  9. 入力装置は入力量に応じて出力を変化させるものであるとともに制動制御部は入力装置から出力される出力量に応じて制動量を変更するものであることを特徴とする請求項8記載の人用移動機器。
  10. 走行速度を検出する速度検出手段を備えるとともに入力装置は入力量に応じて出力を変化させるものであり、制動制御部は入力装置からの出力量と検出された速度とに応じて制動量を変更するものであることを特徴とする請求項8または9記載の人用移動機器。
  11. 走行速度を検出する速度検出手段を備えて、制動制御部は速度検出手段から出力される速度と姿勢感知センサーから得られる車体の傾斜角との関係を逐次繰り返し演算するとともに、上記速度と傾斜角との関係式より制動後の傾斜角を決定してこの傾斜角と現在の傾斜角との差を制御目標とするものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載の人用移動機器。
  12. 制動制御部は速度と傾斜角との逐次演算によって求めた関係式を記憶する記憶部を備えていることを特徴とする請求項11記載の人用移動機器。
  13. 走行速度を検出する速度検出手段を備えており、制動制御部は速度検出手段から出力される速度が予め定められた速度上限値を超えることを制動指示入力としていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかの項に記載の人用移動機器。
  14. 左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器の制動方法であって、制動指示入力がある時、姿勢感知センサーで検出される車体の前後方向傾斜角から推定した前傾モーメントよりも大きな復元モーメントを発生させる駆動トルクを駆動輪に与えて前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うことを特徴とする人用移動機器の制動方法。
  15. 左右の駆動輪を姿勢感知センサーの出力に応じて制御駆動することで前後方向のバランスの保持のための姿勢制御と走行制御とを行う走行制御部を備えている人用移動機器の制動方法であって、制動指示入力がある時、錘を進行方向の反対側に移動させて重心位置を変更することで前傾モーメントを強制的に小さくすることで制動を行うことを特徴とする人用移動機器の制動方法。
JP2003070651A 2003-03-14 2003-03-14 人用移動機器とその制動方法 Pending JP2004276727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003070651A JP2004276727A (ja) 2003-03-14 2003-03-14 人用移動機器とその制動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003070651A JP2004276727A (ja) 2003-03-14 2003-03-14 人用移動機器とその制動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004276727A true JP2004276727A (ja) 2004-10-07

Family

ID=33287343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003070651A Pending JP2004276727A (ja) 2003-03-14 2003-03-14 人用移動機器とその制動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004276727A (ja)

Cited By (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131115A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Sony Corp 平行2輪車及びその制御方法
WO2006095823A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Equos Research Co., Ltd. 車両
WO2006137545A1 (ja) 2005-06-24 2006-12-28 Equos Research Co., Ltd. 車両
WO2007001083A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 移動台車の制御方法及び移動台車
JP2007038962A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Equos Research Co Ltd 車両
JP2007045331A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Sony Corp 走行装置及びその制御方法
JP2007069688A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Toyota Motor Corp 走行体および走行体の動作調節方法
WO2007088944A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 平行二輪倒立振子型の走行体
WO2007129505A1 (ja) 2006-05-09 2007-11-15 Equos Research Co., Ltd. 車両、特性量推定装置及び搭載物判定装置
JP2007302061A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Equos Research Co Ltd 車両
WO2008013165A1 (fr) 2006-07-24 2008-01-31 Equos Research Co., Ltd. Véhicule
JP2008037210A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Toyota Motor Corp 走行装置及び走行装置の制動制御方法
WO2008026511A1 (fr) 2006-08-29 2008-03-06 Equos Research Co., Ltd. Véhicule de déplacement
WO2008032587A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Equos Research Co., Ltd. Vehicule
JP2008081019A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Equos Research Co Ltd 走行車両
WO2008065853A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Equos Research Co., Ltd. Véhicule
JP2008137468A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Equos Research Co Ltd 車両
JP2008189017A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Equos Research Co Ltd 車両
EP1967409A1 (en) * 2005-12-28 2008-09-10 Equos Research Co., Ltd. Traveling vehicle
JP2008247149A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Equos Research Co Ltd 車両
JP2008253565A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Toyota Motor Corp 走行装置
CN100431906C (zh) * 2005-04-14 2008-11-12 丰田自动车株式会社 共轴两轮车辆
WO2009020184A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Equos Research Co., Ltd. 車両
JP2009136057A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Equos Research Co Ltd 車輌制御装置
EP2128012A1 (en) * 2007-03-27 2009-12-02 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
JP2009286323A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Utsunomiya Univ 倒立振子型移動体及び教育教材
WO2010029669A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 トヨタ自動車株式会社 移動体、及びその制御方法
JP2010068679A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Toyota Motor Corp 移動体、及びその制御方法
WO2010032493A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社村田製作所 転倒防止制御装置及びコンピュータプログラム
JP2010076488A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Equos Research Co Ltd 車両
JP2010132108A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Toyota Motor Corp 移動体
US20100305840A1 (en) * 2007-12-27 2010-12-02 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
JP2011005991A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nissan Motor Co Ltd 乗用移動体の駆動制御装置及び駆動制御方法、乗用移動体
JP2011051557A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Toyota Motor Corp 移動体、移動体の制御方法、及びプログラム
JP2011063160A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 倒立振子型移動体
JP2011162191A (ja) * 2011-04-20 2011-08-25 Equos Research Co Ltd 走行車両
CN102341298A (zh) * 2010-03-05 2012-02-01 丰田自动车株式会社 倒立二轮装置及其控制方法以及控制程序
JP2012507448A (ja) * 2008-11-06 2012-03-29 セグウェイ・インコーポレイテッド 動的自己平衡車両を制御する装置および方法
US8165771B2 (en) 2006-08-31 2012-04-24 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
US20120158208A1 (en) * 2010-12-17 2012-06-21 Bosch Corporation Inverted pendulum type moving body
US8285474B2 (en) 2006-06-29 2012-10-09 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
JP2014156183A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Toyota Motor Corp 移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラム
KR101811550B1 (ko) * 2015-07-29 2017-12-26 시아오미 아이엔씨. 밸런싱 스쿠터의 주차 방법 및 장치
US10144478B2 (en) 2016-11-25 2018-12-04 Hangzhou Chic Intelligent Technology Co., Ltd. Pressure control steering
JP2020091272A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 ナインボット(ベイジン)テック カンパニー リミテッドNinebot(Beijing)Tech.Co.,Ltd 電動スクーターの走行方法、電動スクーター及び記憶媒体
US11260905B2 (en) 2015-10-10 2022-03-01 Hangzhou Chic Intelligent Technology Co., Ltd. Human-machine interaction vehicle
US20220185421A1 (en) * 2020-12-11 2022-06-16 Hyundai Motor Company Personal mobility and control method thereof

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130453A (ja) * 1986-11-20 1988-06-02 Tokico Ltd 車両ブレ−キ装置
JPS63305082A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Ckd Corp 同軸二輪車における姿勢制御方法
JPH0268285U (ja) * 1988-11-12 1990-05-23
JP2979705B2 (ja) * 1991-03-06 1999-11-15 トヨタ自動車株式会社 制動力制御装置
JP2000346936A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Nissan Motor Co Ltd 障害物検出装置
WO2002030730A2 (en) * 2000-10-13 2002-04-18 Deka Products Limited Partnership Control of a personal transporter
JP2003502002A (ja) * 1999-06-04 2003-01-14 デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ 個人用移動車両及び方法
JP2004074814A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Matsushita Electric Works Ltd 人用移動機器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130453A (ja) * 1986-11-20 1988-06-02 Tokico Ltd 車両ブレ−キ装置
JPS63305082A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Ckd Corp 同軸二輪車における姿勢制御方法
JPH0268285U (ja) * 1988-11-12 1990-05-23
JP2979705B2 (ja) * 1991-03-06 1999-11-15 トヨタ自動車株式会社 制動力制御装置
JP2003502002A (ja) * 1999-06-04 2003-01-14 デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ 個人用移動車両及び方法
JP2000346936A (ja) * 1999-06-07 2000-12-15 Nissan Motor Co Ltd 障害物検出装置
WO2002030730A2 (en) * 2000-10-13 2002-04-18 Deka Products Limited Partnership Control of a personal transporter
JP2004510637A (ja) * 2000-10-13 2004-04-08 デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ 個人用輸送車の制御
JP2004074814A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Matsushita Electric Works Ltd 人用移動機器

Cited By (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4701681B2 (ja) * 2004-11-05 2011-06-15 トヨタ自動車株式会社 平行2輪車及びその制御方法
JP2006131115A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Sony Corp 平行2輪車及びその制御方法
WO2006095823A1 (ja) * 2005-03-11 2006-09-14 Equos Research Co., Ltd. 車両
US8016060B2 (en) 2005-03-11 2011-09-13 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
CN100431906C (zh) * 2005-04-14 2008-11-12 丰田自动车株式会社 共轴两轮车辆
WO2006137545A1 (ja) 2005-06-24 2006-12-28 Equos Research Co., Ltd. 車両
WO2007001083A1 (ja) * 2005-06-29 2007-01-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 移動台車の制御方法及び移動台車
EP1788469A1 (en) * 2005-06-29 2007-05-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control method for moving carriage
US8155828B2 (en) 2005-06-29 2012-04-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control method of traveling dolly
EP1788469A4 (en) * 2005-06-29 2011-11-30 Toyota Motor Co Ltd CONTROL METHOD FOR LOAD MOVEMENT
KR100950952B1 (ko) 2005-06-29 2010-04-01 도요타 지도샤(주) 이동돌리의 제어방법 및 이동돌리
JP2007038962A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Equos Research Co Ltd 車両
JP2007045331A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Sony Corp 走行装置及びその制御方法
JP2007069688A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Toyota Motor Corp 走行体および走行体の動作調節方法
EP1967409A4 (en) * 2005-12-28 2009-03-18 Equos Res Co Ltd MOVING VEHICLE
US8346441B2 (en) 2005-12-28 2013-01-01 Kabushikikaisha Equos Research Motor vehicle with dynamic balancing occupant riding portion
EP1967409A1 (en) * 2005-12-28 2008-09-10 Equos Research Co., Ltd. Traveling vehicle
JP2007203965A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Toyota Motor Corp 倒立車輪型の走行体
WO2007088944A1 (ja) * 2006-02-03 2007-08-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 平行二輪倒立振子型の走行体
US7823676B2 (en) 2006-02-03 2010-11-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Coaxial two-wheeled inverted pendulum type moving vehicle
EP1980479A4 (en) * 2006-02-03 2014-05-28 Toyota Motor Co Ltd TWO-WHEEL PARALLEL REVERSED PENDULUM VEHICLE
EP1980479A1 (en) * 2006-02-03 2008-10-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle of parallel two-wheeled inversion pendulum type
JP2007302061A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Equos Research Co Ltd 車両
WO2007129505A1 (ja) 2006-05-09 2007-11-15 Equos Research Co., Ltd. 車両、特性量推定装置及び搭載物判定装置
US8285474B2 (en) 2006-06-29 2012-10-09 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
WO2008013165A1 (fr) 2006-07-24 2008-01-31 Equos Research Co., Ltd. Véhicule
JP2008037210A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Toyota Motor Corp 走行装置及び走行装置の制動制御方法
US8500221B2 (en) 2006-08-03 2013-08-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traveling apparatus and braking control method for the traveling apparatus
WO2008026511A1 (fr) 2006-08-29 2008-03-06 Equos Research Co., Ltd. Véhicule de déplacement
JP2008055951A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Equos Research Co Ltd 走行車両
US8165771B2 (en) 2006-08-31 2012-04-24 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
JP2008068801A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Equos Research Co Ltd 車両
WO2008032587A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Equos Research Co., Ltd. Vehicule
US8301354B2 (en) 2006-09-15 2012-10-30 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
JP2008081019A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Equos Research Co Ltd 走行車両
US8271185B2 (en) 2006-11-30 2012-09-18 Kabushikikaisha Equos Research Vehicle
JPWO2008065853A1 (ja) * 2006-11-30 2010-03-04 株式会社エクォス・リサーチ 車両
WO2008065853A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Equos Research Co., Ltd. Véhicule
JP2008137468A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Equos Research Co Ltd 車両
JP2008189017A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Equos Research Co Ltd 車両
EP2128012A4 (en) * 2007-03-27 2012-04-11 Equos Res Co Ltd VEHICLE
US8423274B2 (en) 2007-03-27 2013-04-16 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
EP2128012A1 (en) * 2007-03-27 2009-12-02 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
JP2008247149A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Equos Research Co Ltd 車両
JP4506776B2 (ja) * 2007-04-05 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 走行装置
US7866429B2 (en) 2007-04-05 2011-01-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Traveling apparatus
JP2008253565A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Toyota Motor Corp 走行装置
WO2009020184A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Equos Research Co., Ltd. 車両
JP2009044828A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Equos Research Co Ltd 車両
JP2009136057A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Equos Research Co Ltd 車輌制御装置
US20100305840A1 (en) * 2007-12-27 2010-12-02 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
US8374774B2 (en) * 2007-12-27 2013-02-12 Equos Research Co., Ltd. Vehicle
JP2009286323A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Utsunomiya Univ 倒立振子型移動体及び教育教材
WO2010029669A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 トヨタ自動車株式会社 移動体、及びその制御方法
US8504248B2 (en) 2008-09-11 2013-08-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and its control method
JP2010068679A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Toyota Motor Corp 移動体、及びその制御方法
WO2010032493A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社村田製作所 転倒防止制御装置及びコンピュータプログラム
CN102160008A (zh) * 2008-09-17 2011-08-17 株式会社村田制作所 防摔倒控制装置及计算机程序
US8335612B2 (en) 2008-09-17 2012-12-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. Falling prevention controlling device and computer program
JP4743347B2 (ja) * 2008-09-17 2011-08-10 株式会社村田製作所 転倒防止制御装置及びコンピュータプログラム
JP2010076488A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Equos Research Co Ltd 車両
US9477228B2 (en) 2008-11-06 2016-10-25 Segway, Inc. Apparatus and method for control of a vehicle
JP2012507448A (ja) * 2008-11-06 2012-03-29 セグウェイ・インコーポレイテッド 動的自己平衡車両を制御する装置および方法
JP2015134613A (ja) * 2008-11-06 2015-07-27 セグウェイ・インコーポレイテッド 動的自己平衡車両を制御する装置および方法
JP2010132108A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Toyota Motor Corp 移動体
JP2011005991A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nissan Motor Co Ltd 乗用移動体の駆動制御装置及び駆動制御方法、乗用移動体
US8577577B2 (en) 2009-09-04 2013-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Moving body, method of controlling the same, and program
JP2011051557A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Toyota Motor Corp 移動体、移動体の制御方法、及びプログラム
JP2011063160A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Honda Motor Co Ltd 倒立振子型移動体
CN102341298A (zh) * 2010-03-05 2012-02-01 丰田自动车株式会社 倒立二轮装置及其控制方法以及控制程序
US8666575B2 (en) 2010-03-05 2014-03-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Inverted two-wheel apparatus, and control method and control program thereof
US20120158208A1 (en) * 2010-12-17 2012-06-21 Bosch Corporation Inverted pendulum type moving body
JP2011162191A (ja) * 2011-04-20 2011-08-25 Equos Research Co Ltd 走行車両
JP2014156183A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Toyota Motor Corp 移動制御装置、移動体制御方法、及び制御プログラム
KR101811550B1 (ko) * 2015-07-29 2017-12-26 시아오미 아이엔씨. 밸런싱 스쿠터의 주차 방법 및 장치
US11260905B2 (en) 2015-10-10 2022-03-01 Hangzhou Chic Intelligent Technology Co., Ltd. Human-machine interaction vehicle
US10144478B2 (en) 2016-11-25 2018-12-04 Hangzhou Chic Intelligent Technology Co., Ltd. Pressure control steering
JP2020091272A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 ナインボット(ベイジン)テック カンパニー リミテッドNinebot(Beijing)Tech.Co.,Ltd 電動スクーターの走行方法、電動スクーター及び記憶媒体
US20220185421A1 (en) * 2020-12-11 2022-06-16 Hyundai Motor Company Personal mobility and control method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004276727A (ja) 人用移動機器とその制動方法
JP6199380B2 (ja) 電動歩行補助装置、電動歩行補助装置の制御プログラムおよび電動歩行補助装置の制御方法
JP4957769B2 (ja) 走行装置及びその制御方法
JP6901276B2 (ja) 電動車両
JP4576825B2 (ja) 電動スク−タの駆動制御装置およびそれを備えた電動スクータ
JP4577442B2 (ja) 走行装置及びその制御方法
JP6933885B2 (ja) 電動補助車両および補助出力制御システム
JP4635692B2 (ja) 車両装置及びその制御方法
JP4155311B2 (ja) 走行装置及び平行二輪車の車両制御方法
JP6812189B2 (ja) 電動車両およびその制御方法
JP2005022631A5 (ja)
JP2007336785A (ja) 走行装置及びその制御方法
US20160083024A1 (en) Inverted vehicle and control method thereof
JP2019033873A (ja) 電動車両、電動車両の制御方法、コンピュータプログラム及び電動補助歩行車
JP2007221843A (ja) 路面傾斜角演算装置およびそれを備えた車両
JP2007168603A (ja) 同軸二輪移動台車
JP3922554B2 (ja) パワーアシスト付運搬車
JP4894589B2 (ja) 車両
US11175678B2 (en) Method and device for lateral stabilization for a single-tracked motor vehicle at a standstill
JP5182401B2 (ja) 走行装置及びその制御方法
CN108135765A (zh) 操作手柄
JP2010247741A (ja) 同軸二輪車
JP2010030440A (ja) 同軸二輪車及びその制御方法
JP5157722B2 (ja) 同軸二輪車及びその制御方法
JP2010119199A (ja) 移動体、及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617