JP6845577B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、二つの固定材を、互いに押圧するようにして固定するクランプ装置に関するものである。
従来、二つの部材、つまりベース(第1固定材)とプレート(第2固定材)とを互いに押圧するようにして固定するクランプ装置があった(例えば、非特許文献1参照)。図17に示すように、このクランプ装置910は、ベース901に固定されるカムケース920と、プレート902に固定されるクランパー930とからなっていた。カムケース920は、上下に貫通する孔921と、その孔921を取り囲むとともに下方を向くカム面922とを備えていた。一方、クランパー930は、プレート902に固定されるクランパー本体940と、シャフト950と、ピン960と、ノブ970と、スプリング980とを備えていた。ここで、シャフト950は、クランパー本体940にあけられた孔941を貫通するように配され、シャフト950の下端部分に、ピン960が固定され、シャフト950の上端部分に、ノブ970が固定された。そして、スプリング980が、クランパー本体940の孔941の下端部に設けられた内側に突出する底壁942と、シャフト950の上端部に設けられた鍔部951との間に挿入された。そこで、シャフト950の下端部分を、カムケース920の孔921に挿入し、ノブ970を手で回すことで、ピン960がカム面922上をスライドして、シャフト950が下方に引き込まれた(図17(b)参照)。そして、そのシャフト950の引き込みにより、圧縮されたスプリング980の弾性力を、クランパー本体940を介してプレート902が受け、その弾性力を受けたプレート902がベース901を押圧することで、プレート902がベース901に固定された。
株式会社イマオコーポレーションのカタログ「標準機械部品&標準冶具 2017▽2019」,2017年6月,p.82−85,90−91
ところで、前記従来のクランプ装置910にあっては、カム面922上を、スプリング980の弾性力を受けたピン960が滑ることから、その摩擦が大きかった。そして、このように、カム面922とピン960との間に大きな摩擦があり、また、ノブ970を回す力にも限界があることから、スプリング980の弾性力を受けたプレート902と、ベース901との間のクランプ力をそれほど大きくすることができなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、二つの固定材間のクランプ力を高めることができるクランプ装置を提供することにある。
この発明に係るクランプ装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
クランプ装置は、第1固定材と第2固定材とを、互いに押圧するようにして固定するクランプ装置であって、前記第1固定材側に配される第1構成体と、前記第2固定材側に配される第2構成体とを備える。前記第1構成体は、第1構成体本体と、筒と、ボールとを備える。前記筒は、ボール用孔を有し、前記ボールは、前記ボール用孔に回動可能に挿入されて、前記筒の内側に一部が突出する。一方、前記第2構成体は、第2構成体本体と、前記筒に挿入されるシャフトとを備える。前記シャフトは、そのシャフトの外周面に、前記ボールが当接するカム面を有する。ここで、前記筒と前記シャフトとのいずれか一方は、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体によって、自身の軸回りに回動可能に支持される。そして、前記筒と前記シャフトとのいずれか一方または他方は、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体によって、自身の軸方向に移動可能に支持される。また、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体は、その筒またはシャフトを回動するために回動操作される操作部材を備える。そして、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体は、弾性部材を備え、その弾性部材は、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトに対して、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体を、もう一方の第2構成体本体側または第1構成体本体側へと付勢するように配備される。ここにおいて、前記カム面は、前記シャフトの周方向に対して傾斜する傾斜カム面を備えており、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを一方の回動方向に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面上を前記ボールが上るように移動することで、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトが、相対的に筒へのシャフトの進入が進む側に移動するとともに、前記弾性部材が圧縮されてその弾性力が増加し、その弾性力を受けて、少なくとも前記シャフトと前記ボールと前記筒を介して、前記第1構成体本体と前記第2構成体本体とが互いに近づく側に付勢されて、前記第1固定材と前記第2固定材とが互いに接する側に付勢される。
このクランプ装置によると、第1固定材と第2固定材とを合わせるようにして、第1固定材側に配される第1構成体の筒に、第2固定材に配される第2構成体のシャフトを挿入する。そして、操作部材を回動操作して、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを一方の回動方向に回動する。これにより、筒のボール用孔に挿入されたボールが、シャフトに設けられた傾斜カム面上を転がって、そのボールが相対的に傾斜カム面上を上るように移動する。そして、このボールと傾斜カム面とのカム機構により、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトが、相対的に筒へのシャフトの進入が進む側に移動するとともに、弾性部材が圧縮されて、その弾性部材の弾性力により、第1構成体本体と第2構成体本体とが互いに近づく側に付勢され、ひいては、第1固定材と第2固定材とが互いに接する側に付勢される。そして、この付勢により、第1固定材と第2固定材とが、互いに押圧するようにして固定される。ここで、操作部材を回動操作したとき、ボールが傾斜カム面上を転がってそのボールが相対的に傾斜カム面上を移動することから、その移動の際の摩擦が小さい。このため、操作部材を回動操作する操作力をそれほど高くすることもなく、弾性力の大きな弾性部材を用いて、第1固定材と第2固定材との互いの押圧によるクランプ力を高めることができる。
また、前記カム面は、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを前記一方の回動方向に回動した終端において、相対的に前記ボールが下るように移動するよう、前記シャフトの周方向に対して、前記傾斜カム面とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面とつながった他の傾斜カム面を備える。これにより、一方の回動方向に回動した終端にある、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトが、自ら戻ることはなく、その位置に保持される。
また、前記シャフトは、前記第2構成体本体によって、自身の軸回りに回動可能に支持されてもよい。さらに、前記シャフトは、前記第2構成体本体によって、自身の軸方向に移動可能に支持されてもよい。このとき、前記第2構成体は、前記シャフトを回動するための前記操作部材を備える。そして、前記第2構成体は、前記弾性部材を備え、その弾性部材は、前記シャフトに対して、前記第2構成体本体を、前記第1構成体本体側へと付勢するように配備される。そこで、前記シャフトを前記一方の回動方向に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面上を前記ボールが上るように移動することで、前記シャフトが、前記筒への進入が進む側に移動する。そして、前記カム面は、前記シャフトを前記一方の回動方向に回動した終端において、相対的に前記ボールが下るように移動するよう、前記シャフトの周方向に対して、前記傾斜カム面とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面とつながった他の傾斜カム面を備える。
詳細には、前記第2構成体本体は、互いに連通する第1孔と第2孔とを備える。前記第1孔は、相対的に小径であって、前記第1構成体本体に近い側に位置し、前記第2孔は、相対的に大径であって、前記第1構成体本体から離れた側に位置する。一方、前記シャフトは、互いに連続する第1軸部と第2軸部とを備える。前記第1軸部は、相対的に大径で、前記第2軸部は、相対的に小径であって、それら第1軸部と第2軸部との間に段部が設けられる。そこで、前記第1軸部は、前記第1孔に挿入され、前記第2軸部は、前記第2孔に挿入される。そして、前記シャフトは、前記第1軸部が挿入される前記第1孔によって、自身の軸回りに回動可能に支持されるとともに、自身の軸方向に移動可能に支持される。このシャフトは、前記筒に挿入される一方端側に、前記カム面が形成され、他方端側に、前記操作部材が取り付け固定される。また、前記第2構成体は、スプリング受けを備え、そのスプリング受けは、前記第2孔内にあって前記第2軸部の外周に嵌まり、前記第2孔の底面と前記段部とに当接可能である。そこで、前記弾性部材は、前記スプリング受けと前記操作部材との間に配備されて、その弾性部材の弾性力が、前記スプリング受けと前記操作部材との間隔を広げる側に作用する。
より詳細には、前記第2構成体は、前記弾性部材とは別の他の弾性部材と、抜け止めとを備える。前記抜け止めは、前記第2孔の内周面に設けられる。そして、前記他の弾性部材は、前記スプリング受けと前記抜け止めとの間に配備されて、この他の弾性部材の弾性力が、前記スプリング受けと前記抜け止めとの間隔を広げる側に作用する。他の弾性部材を設けることで、この他の弾性部材の弾性力が、第2構成体本体とシャフトとの間に作用するため、第1構成体と第2構成体とが互いに分離した状態のとき、安易にシャフトが回動することがない。
この発明に係るクランプ装置によれば、ボールがカム面上を転がることから、操作部材を回動操作する操作力をそれほど高くすることもなく、弾性力の大きな弾性部材を用いて、二つの固定材の互いの押圧によるクランプ力を高めることができる。
この発明の一実施の形態の、クランプ装置の斜視図である。 同じく、第1構成体の分解斜視図である。 同じく、第2構成体の分解斜視図である。 同じく、カム溝および縦溝の拡大展開図である。 同じく、ボールが傾斜カム面を上り始める前の解除状態を示し、(a)は、正面図、(b)は、右側面図である。 同じく、ボールが傾斜カム面を上る途中の状態を示し、(a)は、正面図、(b)は、右側面図である。 同じく、ボールが頂点に達し水平カム面上にある状態を示し、(a)は、正面図、(b)は、右側面図である。 同じく、ボールが他の傾斜カム面を下ったクランプ状態を示し、(a)は、正面図、(b)は、右側面図である。 同じく、第2構成体本体の底面図である。 同じく、第2構成体のシャフトを、第1構成体の筒に挿入する前の状態を示す縦断面図である。 同じく、第2構成体のシャフトを、第1構成体の筒に挿入した状態であって、解除状態を示し、(a)は、平面図、(b)は、縦断面図である。 同じく、第2構成体のシャフトを、第1構成体の筒に挿入し、操作部材、つまりはシャフトを、一方の方向に回動した終端の状態であって、クランプ状態を示し、(a)は、平面図、(b)は、縦断面図である。 同じく、クランプ装置の使用例を示す斜視図である。 同じく、クランプ装置の他の使用例を示す斜視図である。 この発明の他の実施の形態の、カム溝および縦溝の拡大展開図である。 この発明のさらに他の実施の形態の、カム溝および縦溝の拡大展開図である。 従来のクランプ装置を示し、(a)は、クランパーのシャフトをカムケースに挿入する前の状態を示す縦断面図であり、(b)は、クランパーのシャフトをカムケースに挿入し、ノブ、つまりはシャフトを回動したクランプ状態を示す縦断面図である。
以下、この発明に係るクランプ装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図14は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号100は、第1固定材を示し、200は、第2固定材を示す。3は、前記第1固定材100と前記第2固定材200とを、互いに押圧するようにして固定するクランプ装置を示す。
クランプ装置3は、第1固定材100側に配される第1構成体400と、第2固定材200側に配される第2構成体500とを備える。ここにおいて、第1構成体400は、第1構成体本体410と、筒420と、ボール430(詳しくは、鋼球)とを備える。筒420は、ボール用孔421を有し、ボール430は、ボール用孔421に回動可能に挿入されて、筒420の内側に一部が突出する。
第2構成体500は、第2構成体本体510と、前記筒420に挿入されるシャフト520とを備える。シャフト520は、そのシャフト520の外周面に、ボール430が当接するカム面530を有する。そこで、これらボール430とカム面530とで、カム機構が構成される。
筒420とシャフト520のいずれか一方は、その筒420またはシャフト520を備える第1構成体400または第2構成体500の、第1構成体本体410または第2構成体本体510によって、自身の軸回りに回動可能に支持される。そして、筒420とシャフト520とのいずれか一方または他方は、その筒420またはシャフト520を備える第1構成体400または第2構成体500の、第1構成体本体410または第2構成体本体510によって、自身の軸方向に移動可能に支持される。
また、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520を備える第1構成体400または第2構成体500は、その筒420またはシャフト520を回動するために回動操作される、ノブとかレバー等の持ち手としての操作部材610を備える。そして、自身の軸方向に移動可能な筒420またはシャフト520を備える第1構成体400または第2構成体500は、弾性部材710(図示実施の形態においては、コイルスプリング)を備える。この弾性部材710は、自身の軸方向に移動可能な筒420またはシャフト520に対して、その筒420またはシャフト520を備える第1構成体400または第2構成体500の、第1構成体本体410または第2構成体本体510を、もう一方の第2構成体本体510側または第1構成体本体410側へと付勢するように配備される。
ここで、カム面530は、シャフト520の周方向に対して傾斜する傾斜カム面531を備えて、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520を一方の回動方向301に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面531上をボール430が上るように移動することで、自身の軸方向に移動可能な筒420またはシャフト520が、相対的に筒420へのシャフト520の進入が進む側に移動するとともに、前記弾性部材710が圧縮されてその弾性力が増加する。そして、その弾性力を受けて、少なくともシャフト520とボール430と筒420を介して(図示実施の形態においては、シャフト520とボール430と筒420と操作部材610と後述するスプリング受け720を介して)、第1構成体本体410と第2構成体本体510とが互いに近づく側に付勢されて、第1固定材100と第2固定材200とが互いに接する側に付勢される。なお、前記弾性力の増加は、傾斜カム面531によるものであって、その弾性力の増加は、初期には、所定の弾性力を有し、その所定の弾性力から増加する場合の他、初期には、弾性力が零であって、その零から弾性力が増加する場合を含む。
また、前記カム面530は、前記傾斜カム面531のほかに、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520を前記一方の回動方向301に回動した終端において、相対的にボール430が下るように移動するよう、シャフト520の周方向に対して、前記傾斜カム面531とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面531とつながった他の傾斜カム面532を備える。
図示実施の形態においては、シャフト520は、第2構成体本体510によって、自身の軸回りに回動可能に支持される。さらに、シャフト520は、第2構成体本体510によって、自身の軸方向に移動可能に支持される。また、第2構成体500は、シャフト520を回動するための前記操作部材610を備える。そして、第2構成体500は、前記弾性部材710を備え、その弾性部材710は、シャフト520に対して、第2構成体本体510を、第1構成体本体410側へと付勢するように配備される。そこで、シャフト520を前記一方の回動方向301に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面531上をボール430が上るように移動することで、シャフト520が、筒420への進入が進む側に移動する。そして、カム面530は、シャフト520を前記一方の回動方向301に回動した終端において、相対的にボール430が下るように移動するよう、シャフト520の周方向に対して、前記傾斜カム面531とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面531とつながった他の傾斜カム面532を備える。
具体的には、第1固定材100は、例えば平板状に形成され、その第1固定材100には、第1構成体400が収容される収容孔101があけられている。この収容孔101は、第2固定材200と対向する側にある大径孔102と、第2固定材200とは反対側にある小径孔103とから構成される。さらに、第1固定材100には、第1構成体本体410、ひいては第1構成体400を取り付け固定するための被取付孔104、104があけられている。図示実施の形態においては、この被取付孔104は、ねじ孔からなり、大径孔102の底面から第1固定材100を貫通するように設けられる。
第2固定材200は、例えば平板状に形成され、その第2固定材200には、第2構成体本体510の後述する突出部512が挿入される挿入孔201があけられている。さらに、第2固定材200には、第2構成体本体510、ひいては第2構成体500を取り付け固定するための被取付孔202、202があけられている。そして、この被取付孔202には、第1固定材100と対向する側に、座ぐり孔203が設けられる。
第1構成体400においては、第1構成体本体410は、その第1構成体本体410を第1固定材100に取り付け固定するためのねじ部材110が挿入される取付孔411、411を備える。そして、この取付孔411には、第2固定材200と対向する側に、座ぐり孔412が設けられる。第1構成体本体410は、筒420の上部から鍔状に突出するようにして形成され、この第1構成体本体410と筒420とが、一体となっている。そこで、第1構成体本体410が、第1固定材100の大径孔102に挿入され、筒420が第1固定材100の小径孔103に挿入されるようにして、一体となった第1構成体本体410と筒420が、収容孔101に収容される。そして、ねじ部材110が、第1構成体本体410の取付孔411に座ぐり孔412側から挿入され、第1固定材100の被取付孔104にねじ込まれることで、第1構成体本体410、ひいては第1構成体400が、第1固定材100に取り付け固定される。
筒420にあけられたボール用孔421は、対向位置するように二つ設けられ、それぞれのボール用孔421にボール430が挿入される。そして、第1構成体400は、ボール用孔421、421を筒420の外側から覆うリング440と、そのリング440を保持する止め輪450を備える。
第2構成体500においては、第2構成体本体510は、その第2構成体本体510を第2固定材200に取り付け固定するためのねじ部材210が挿入される取付孔511、511を備える。図示実施の形態においては、その取付孔511は、ねじ孔からなる。そして、第2構成体本体510には、第1構成体本体410側に突出する、横断面円形状の突出部512が設けられており、その突出部512が、第2固定材200の挿入孔201に挿入される。そこで、ねじ部材210が、第2固定材200の被取付孔202に座ぐり孔203側から挿入され、第2構成体本体510の取付孔511にねじ込まれることで、第2構成体本体510、ひいては第2構成体500が、第2固定材200に取り付け固定される。
また、第2構成体本体510は、互いに連通する第1孔513と第2孔514とを備える。第1孔513は、相対的に小径であって、第1構成体本体410に近い側に位置し、第2孔514は、相対的に大径であって、第1構成体本体410から離れた側に位置する。また、第2構成体本体510は、突出部512に、窪み515を備える。この窪み515は、第1孔513から扇状に広がるように形成されている(図9参照)。
シャフト520は、互いに連続する第1軸部521と第2軸部522とを備える。第1軸部521は、相対的に大径で、第2軸部522は、相対的に小径であって、それら第1軸部521と第2軸部522との間に段部523が設けられる。そこで、第1軸部521は、第2構成体本体510の第1孔513に挿入され、第2軸部522は、第2構成体本体510の第2孔514に挿入される。そして、シャフト520は、第1軸部521が挿入される第1孔513によって、自身の軸回りに回動可能に支持されるとともに、自身の軸方向に移動可能に支持される。
また、シャフト520は、筒420に挿入される一方端側(先端側)に、前記カム面530が形成され、他方端側(基端側)に、前記操作部材610が取り付け固定(図示実施の形態においては、ねじ620を用いて取り付け固定)される。詳細には、シャフト520には、断面V字状のカム溝524が、シャフト520の周方向に180°ずれて二つ設けられ、それぞれのカム溝524における、シャフト520の先端側に位置する面が、前記カム面530となる。このカム面530は、前述したように、シャフト520の周方向に対して傾斜する傾斜カム面531と、シャフト520の周方向に対して、傾斜カム面531とは反対側に傾斜する他の傾斜カム面532とを備えるが、そのほかに、傾斜カム面531と他の傾斜カム面532との間に設けられて、シャフト520の周方向を向く水平カム面533を備える。つまり、傾斜カム面531と他の傾斜カム面532とは、直接つながるのではなく、水平カム面533を介してつながっている。そこで、シャフト520を前記一方の回動方向301に回動すると、ボール430は、順に、傾斜カム面531、水平カム面533、他の傾斜カム面532と進む。このとき、シャフト520を前記一方の方向に回動する始端において、第1固定材100と第2固定材200との互いの固定が解除された解除状態にあり、終端において、第1固定材100と第2固定材200とが互いに固定されたクランプ状態にある。そして、解除状態のき、操作部材610は、OFF位置を示し(図11参照)、クランプ状態のとき、操作部材610は、ON位置を示す(図12参照)。
図5から図8は、カム面530(カム溝524)とボール430との位置関係を示す。図5は、シャフト520を前記一方の方向に回動する始端にあって、ボール430が傾斜カム面531を上り始める前の状態を示し、この状態が、前記解除状態となる。図6は、シャフト520の回動により、ボール430が傾斜カム面531を上る途中の状態を示す。図7は、シャフト520の回動により、ボール430が、頂点に達し水平カム面533上にある状態を示す。そして、図8は、シャフト520を前記一方の方向に回動した終端にあって、ボール430が他の傾斜カム面532を下った状態を示し、この状態が、前記クランプ状態となる。
このシャフト520には、カム溝524のほかに、縦溝525が形成されている。この縦溝525は、シャフト520の先端からカム溝524に至るように、シャフト520の軸方向に沿って設けられる。そこで、シャフト520を筒420に挿入する過程で、ボール430は、この縦溝525を通って、カム溝524に入ることになる。
また、シャフト520(詳しくは、第1軸部521)の周面には、横孔526があけられ、その横孔526に、先端部分が突出するようにピン540が挿入されている。そこで、このピン540の先端部分が、第2構成体本体510の扇状の窪み515内にあって、シャフト520の回動範囲を規制する(図9参照)。
また、第2構成体500は、スプリング受け720を備える。このスプリング受け720は、第2構成体本体510の第2孔514内にあってシャフト520の第2軸部522の外周に嵌まり、第2孔514の底面とシャフト520の段部523とに当接可能となっている。そこで、前記弾性部材710は、スプリング受け720と操作部材610との間に配備されて、その弾性部材710の弾性力が、スプリング受け720と操作部材610との間隔を広げる側に作用する。すなわち、弾性部材710の弾性力は、スプリング受け720を介して、第2構成体本体510に作用するとともに、操作部材610を介して、シャフト520に作用し、これによって、弾性部材710は、シャフト520に対して、第2構成体本体510を、第1構成体本体410側へと付勢することとなる(図12参照)。
また、第2構成体500は、前記弾性部材710とは別の他の弾性部材730(図示実施の形態においては、コイルスプリング)と、抜け止め740(図示実施の形態においては、前記シャフト520の前記第2軸部522が挿通する止め輪)と、シムリング750とを備える。ここで、抜け止め740は、第2構成体本体510の第2孔514の内周面に設けられる(詳しくは、その第2孔514の軸方向に移動不能に取り付けられる)。シムリング750は、抜け止め740の内側に配備される。他の弾性部材730は、そのばね定数が、前記弾性部材710のそれよりも小となっており、また、他の弾性部材730の弾性力は、前記弾性部材710の弾性力よりも小となっている。そして、他の弾性部材730は、スプリング受け720とシムリング750(ひいては、抜け止め740)との間に配備されて、この他の弾性部材730の弾性力が、スプリング受け720とシムリング750(ひいては、抜け止め740)との間隔を広げる側に作用する。こうして、スプリング受け720を設け、そのスプリング受け720に弾性部材710の弾性力と他の弾性部材730の弾性力が作用することで、解除状態にあるときには、シャフト520の段部523と第2構成体本体510の第2孔514の底面とが揃う(図10、図11参照)。
この状態から、操作部材610を回動操作(詳しくは、手で回動操作)して、シャフト520を前記一方の回動方向301に回動すると、ボール430が傾斜カム面531を上り、シャフト520が第1固定材100側に移動(つまり、筒420への進入が進む側に移動)する。このとき、第1固定材100と第2固定材200との間の隙間がなくなるまでは、前記段部523と前記第2孔514の底面とが揃ったまま、シャフト520と第2構成体本体510と第2固定材200とが、第1固定材100側に移動する。そして、第1固定材100と第2固定材200との間の隙間がなくなると、第2構成体本体510および第2固定材200の移動が止まり、シャフト520のみが移動する。これにより、前記段部523と前記第2孔514の底面とがずれて、段部523とスプリング受け720との間に隙間が生じるとともに、弾性部材710が圧縮されてその弾性力が増加し、その弾性力により、第1構成体本体410と第2構成体本体510とが互いに近づく側に付勢され、さらには、第1固定材100と第2固定材200とが互いに接する側に付勢される。ここにおいて、ボール430は、傾斜カム面531から、水平カム面533を経て、他の傾斜カム面532へと移るが、他の傾斜カム面532による弾性部材710の弾性力の減少は僅かであり、第1固定材100と第2固定材200との互いの付勢(つまり、互いの押圧)は保たれる(図12参照)。
次に、以上の構成からなるクランプ装置3の作用効果について説明する。このクランプ装置3によると、第1固定材100と第2固定材200とを合わせるようにして、第1固定材100側に配される第1構成体400の筒420に、第2固定材200に配される第2構成体500のシャフト520を挿入する。そして、操作部材610を回動操作して、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520(図示実施の形態においては、シャフト520)を一方の回動方向301に回動する。これにより、筒420のボール用孔421に挿入されたボール430が、シャフト520に設けられた傾斜カム面531上を転がって、そのボール430が相対的に傾斜カム面531上を上るように移動する。そして、このボール430と傾斜カム面531(カム面530)とのカム機構により、自身の軸方向に移動可能な筒420またはシャフト520(図示実施の形態においては、シャフト520)が、相対的に筒420へのシャフト520の進入が進む側に移動するとともに、弾性部材710が圧縮されて、その弾性部材710の弾性力により、第1構成体本体410と第2構成体本体510とが互いに近づく側に付勢され、ひいては、第1固定材100と第2固定材200とが互いに接する側に付勢される。そして、この付勢により、第1固定材100と第2固定材200とが、互いに押圧するようにして固定される。
ここで、操作部材610を回動操作したとき、ボール430が傾斜カム面531(カム面530)上を転がってそのボール430が相対的に傾斜カム面531(カム面530)上を移動することから、その移動の際の摩擦が小さい。このため、操作部材610を回動操作する操作力をそれほど高くすることもなく、弾性力の大きな弾性部材710を用いて、第1固定材100と第2固定材200との互いの押圧によるクランプ力を高めることができる。すなわち、ボール430を設けて、そのボール430がカム面530上を転がることから、操作部材610を回動操作する操作力をそれほど高くすることもなく、弾性力の大きな弾性部材710を用いて、二つの固定材100、200の互いの押圧によるクランプ力を高めることができる。
また、前記カム面530は、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520(図示実施の形態においては、シャフト520)を前記一方の回動方向301に回動した終端において、傾斜カム面531とは反対側に傾斜する他の傾斜カム面532を備えている。このため、一方の回動方向301に回動した終端にある、自身の軸回りに回動可能な筒420またはシャフト520(図示実施の形態においては、シャフト520)が、自ら戻ることはなく、その位置に保持(つまり、クランプ状態が保持)される。
また、他の弾性部材730を設けることで、この他の弾性部材730の弾性力が、第2構成体本体510とシャフト520との間に作用する。このため、第1構成体400と第2構成体500とが互いに分離した状態のとき、安易にシャフト520(つまりは、操作部材610)が回動することがない。
図13および図14は、このクランプ装置3の使用例を示す。図13においては、コンベア811を備えた機械810に、他のコンベア820を連結するために、このクランプ装置3が用いられる。ここで、機械810には、第1構成体400が取り付けられ、他のコンベア820には、第2構成体500が取り付けられている。また、図14においては、プレス機械830に、金型を固定するために、このクランプ装置3が用いられる。ここで、プレス機械830の下型用ベース831に、金型を構成する下型840を固定するにあたって、下型用ベース831には、第1構成体(図示せず)が取り付けられ、下型840には、第2構成体500が取り付けられている。そして、プレス機械830の上型用ベース832に、金型を構成する上型850を固定するにあたって、上型用ベース832には、第2構成体500が取り付けられ、上型850には、第1構成体400が取り付けられている。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第1構成体400において、第1構成体本体410は、ねじ部材110、110によって、第1固定材100に固定されるが、他の手段によって固定されてもよく、また、第1構成体本体410を、第1固定材100の底面側に当てるようにすれば、第1構成体本体410は、第1固定材100に固定されなくてもよい。また、第2構成体500においても、第2構成体本体510は、ねじ部材210、210によって、第2固定材200に固定されるが、他の手段によって固定されてもよく、また、固定されなくてもよい。
また、第1構成体410において、第1構成体本体410と筒420とは、一体となっているが、それらを別々に設け、一体化するように組み付けてもよい。
また、第1構成体本体410は、筒420から鍔状に突出して形成されているが、筒420から、その筒420の軸方向に延出するように形成されてもよく、また、筒420が、第1構成体本体410を兼ねてもよい。
また、第2構成体500は、スプリング受け720を備えるが、このスプリング受け720を第2構成体本体510と一体となるように設けてもよく、この場合には、他の弾性部材730はなくてもよい。
また、第2構成体500は、他の弾性部材730を備えるが、この他の弾性部材730は、必要でなければ、なくてもよい。
また、カム面530は、水平カム面533を備えるが、この水平カム面533を備えず、傾斜カム面531と他の傾斜カム面532とが直接つながっても構わない(図15参照)。
また、カム面530は、他の傾斜カム面532を備えるが、クランプ状態を保持する他の手段(例えば、操作部材610を第2構成体本体510と係合させる構成等)を設けるのであれば、この他の傾斜カム面532はなくてもよい。
また、傾斜カム面531の傾きの程度(つまり、傾斜角度)は、クランプ装置3の仕様に応じて決定されるものであり、図15に示すように、傾きが急(つまり、傾斜角度が大)となっていてもよい。こうして傾斜カム面531の傾きを急とすることで、シャフト520の軸方向の移動量(ストローク)を大きくすることができる。
また、傾斜カム面531は、傾きが一定のカム面からなるが、この傾きは、一定でなくてもよい。例えば、図16に示すように、傾きが急な(つまり、傾斜角度が大である)第1傾斜カム面534と、傾きが緩やかな(つまり、傾斜角度が小である)第2傾斜カム面535とから構成されてもよい。これにより、シャフト520の軸方向の移動量(ストローク)を稼ぎつつ、クランプ状態に至るまでの操作部材610を回動する操作力を抑えることができる。
また、シャフト520は、第2構成体本体510によって、自身の軸回りに回動可能に支持されるが、シャフト520が回動可能に支持されるのではなく、筒420が、第1構成体本体410によって、自身の軸回りに回動可能に支持されてもよい。そして、この場合、第1構成体400は、筒420を回動するための操作部材610を備えることになる。
また、シャフト520は、第2構成体本体510によって、自身の軸方向に移動可能に支持されるが、シャフト520が移動可能に支持されるのではなく、筒420が、第1構成体本体410によって、自身の軸方向に移動可能に支持されてもよい。そして、この場合、第1構成体400は、弾性部材710(さらには、スプリング受け720、他の弾性部材730、抜け止め740およびシムリング750)を備えることになり、その弾性部材710は、筒420に対して、第1構成体本体410を、第2構成体本体510側へと付勢するように配備される。
また、筒420が、第1構成体本体410によって、自身の軸回りに回動可能に支持され、かつ、筒420が、第1構成体本体410によって、自身の軸方向に移動可能に支持される場合には、第2構成体本体510とシャフト520とは、一体であったり、一体化するよう組み付けられてもよい。また、この場合、シャフト520が第2構成体本体510を兼ねてもよい。
100 第1固定材
200 第2固定材
3 クランプ装置
301 一方の回動方向
400 第1構成体
410 第1構成体本体
420 筒
421 ボール用孔
430 ボール
500 第2構成体
510 第2構成体本体
513 第1孔
514 第2孔
520 シャフト
521 第1軸部
522 第2軸部
523 段部
530 カム面
531 傾斜カム面
532 他の傾斜カム面
610 操作部材
710 弾性部材
720スプリング受け
730 他の弾性部材
740 抜け止め

Claims (6)

  1. 第1固定材と第2固定材とを、互いに押圧するようにして固定するクランプ装置であって、
    前記第1固定材側に配される第1構成体と、前記第2固定材側に配される第2構成体とを備え、
    前記第1構成体は、第1構成体本体と、筒と、ボールとを備え、
    前記筒は、ボール用孔を有し、前記ボールは、前記ボール用孔に回動可能に挿入されて、前記筒の内側に一部が突出し、
    前記第2構成体は、第2構成体本体と、前記筒に挿入されるシャフトとを備え、
    前記シャフトは、そのシャフトの外周面に、前記ボールが当接するカム面を有し、
    前記筒と前記シャフトとのいずれか一方は、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体によって、自身の軸回りに回動可能に支持され、
    前記筒と前記シャフトとのいずれか一方または他方は、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体によって、自身の軸方向に移動可能に支持され、
    自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体は、その筒またはシャフトを回動するために回動操作される操作部材を備え、
    自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体は、弾性部材を備え、その弾性部材は、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトに対して、その筒またはシャフトを備える第1構成体または第2構成体の、第1構成体本体または第2構成体本体を、もう一方の第2構成体本体側または第1構成体本体側へと付勢するように配備され、
    前記カム面は、前記シャフトの周方向に対して傾斜する傾斜カム面を備えており、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを一方の回動方向に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面上を前記ボールが上るように移動することで、自身の軸方向に移動可能な筒またはシャフトが、相対的に筒へのシャフトの進入が進む側に移動するとともに、前記弾性部材が圧縮されてその弾性力が増加し、その弾性力を受けて、少なくとも前記シャフトと前記ボールと前記筒を介して、前記第1構成体本体と前記第2構成体本体とが互いに近づく側に付勢されて、前記第1固定材と前記第2固定材とが互いに接する側に付勢される、クランプ装置。
  2. 前記カム面は、自身の軸回りに回動可能な筒またはシャフトを前記一方の回動方向に回動した終端において、相対的に前記ボールが下るように移動するよう、前記シャフトの周方向に対して、前記傾斜カム面とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面とつながった他の傾斜カム面を備える、請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記シャフトは、前記第2構成体本体によって、自身の軸回りに回動可能に支持され、また、
    前記シャフトは、前記第2構成体本体によって、自身の軸方向に移動可能に支持され、
    前記第2構成体は、前記シャフトを回動するための前記操作部材を備え、
    前記第2構成体は、前記弾性部材を備え、その弾性部材は、前記シャフトに対して、前記第2構成体本体を、前記第1構成体本体側へと付勢するように配備され、
    前記シャフトを前記一方の回動方向に回動したとき、相対的に前記傾斜カム面上を前記ボールが上るように移動することで、前記シャフトが、前記筒への進入が進む側に移動する、請求項1に記載のクランプ装置。
  4. 前記カム面は、前記シャフトを前記一方の回動方向に回動した終端において、相対的に前記ボールが下るように移動するよう、前記シャフトの周方向に対して、前記傾斜カム面とは反対側に傾斜する、前記傾斜カム面とつながった他の傾斜カム面を備える、請求項3に記載のクランプ装置。
  5. 前記第2構成体本体は、互いに連通する第1孔と第2孔とを備え、
    前記第1孔は、相対的に小径であって、前記第1構成体本体に近い側に位置し、前記第2孔は、相対的に大径であって、前記第1構成体本体から離れた側に位置し、
    前記シャフトは、互いに連続する第1軸部と第2軸部とを備え、
    前記第1軸部は、相対的に大径で、前記第2軸部は、相対的に小径であって、それら第1軸部と第2軸部との間に段部が設けられ、
    前記第1軸部は、前記第1孔に挿入され、前記第2軸部は、前記第2孔に挿入され、
    前記シャフトは、前記第1軸部が挿入される前記第1孔によって、自身の軸回りに回動可能に支持されるとともに、自身の軸方向に移動可能に支持され、
    前記シャフトは、前記筒に挿入される一方端側に、前記カム面が形成され、他方端側に、前記操作部材が取り付け固定され、
    前記第2構成体は、スプリング受けを備え、そのスプリング受けは、前記第2孔内にあって前記第2軸部の外周に嵌まり、前記第2孔の底面と前記段部とに当接可能であり、
    前記弾性部材は、前記スプリング受けと前記操作部材との間に配備されて、その弾性部材の弾性力が、前記スプリング受けと前記操作部材との間隔を広げる側に作用する、請求項3または4に記載のクランプ装置。
  6. 前記第2構成体は、前記弾性部材とは別の他の弾性部材と、抜け止めとを備え、
    前記抜け止めは、前記第2孔の内周面に設けられ、
    前記他の弾性部材は、前記スプリング受けと前記抜け止めとの間に配備されて、この他の弾性部材の弾性力が、前記スプリング受けと前記抜け止めとの間隔を広げる側に作用する、請求項5に記載のクランプ装置。
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