JP6842846B2 - アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材 - Google Patents

アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材 Download PDF

Info

Publication number
JP6842846B2
JP6842846B2 JP2016127432A JP2016127432A JP6842846B2 JP 6842846 B2 JP6842846 B2 JP 6842846B2 JP 2016127432 A JP2016127432 A JP 2016127432A JP 2016127432 A JP2016127432 A JP 2016127432A JP 6842846 B2 JP6842846 B2 JP 6842846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
anchor
anchor bolt
fixing member
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016127432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018003304A (ja
Inventor
田中 秀宣
秀宣 田中
克哉 稲葉
克哉 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kozo Keikaku Engineering Inc
Senqcia Corp
Original Assignee
Kozo Keikaku Engineering Inc
Senqcia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kozo Keikaku Engineering Inc, Senqcia Corp filed Critical Kozo Keikaku Engineering Inc
Priority to JP2016127432A priority Critical patent/JP6842846B2/ja
Publication of JP2018003304A publication Critical patent/JP2018003304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6842846B2 publication Critical patent/JP6842846B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

本発明は、例えば、柱脚のベースプレート等を固定するアンカーボルトに対する、アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材に関するものである。
地震による構造体の倒壊等を防ぐため、柱等の構造体に対しては、所定以上の耐震強度が要求されている。しかし、現在の耐震基準となる前に建設された構造体には、現在のような厳しい耐震強度が要求されていなかったため、古い構造体は、現在の耐震基準を満たしていない場合がある。しかし、柱等の構造体のすべてを新たに再構築するのは時間もコストもかかる。
このような、構造体の補強方法として、例えば、既存柱の柱脚部の周囲にコンクリートを打設して、鉄筋コンクリート根巻き部を構築する方法がある。しかし、柱周りにコンクリートを施工するため、鉄筋、型枠工事といった施工手間が多く発生し、かつコンクリートの分だけ柱の寸法が大きくなるため、建物の利便性を阻害する。
一方、柱脚等の構造体は、通常、基礎や地盤に対してアンカーボルトによって固定されている(例えば特許文献1)。
特開2006−104780号公報
アンカーボルトの強度や変形能力が十分でないと、早期にアンカーボルトの破断等によって構造体の転倒などのおそれがある。このため、構造体の補強には、アンカーボルトの補強が必要な場合がある。特に、古い年代の鉄骨造りの露出柱脚に使われているアンカーボルトは、アンカーボルトの軸部が十分に塑性変形する前に、ねじ部が破断を起こすものが多く、柱脚の変形能力が乏しいものが多い。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、効率よくアンカーボルトの補強が可能なアンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、アンカーボルトの破断により既設の構造体の変形能力が乏しくなることを防止することが可能なアンカーの補強構造であって、アンカーボルトと、前記アンカーボルトの上部に取り付けられた補強部材と、を具備し、前記補強部材は、ねじ部材と、前記ねじ部材を内部に収容可能な固定部材と、を具備し、前記ねじ部材は、一方の端部に形成される雌ねじ部と、他方の端部に形成される雄ねじ部と、前記雌ねじ部と前記雄ねじ部の間の軸部と、を有し、前記固定部材は、一方の端部に、前記雄ねじ部および前記軸部を挿通可能な孔を有し、前記軸部は、前記アンカーボルトのねじ部が塑性変形を開始する荷重よりも大きく前記アンカーボルトのねじ部が破断する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始し、前記ねじ部材と前記固定部材の固定面との間に隙間を空けて前記雌ねじ部が前記アンカーボルトと接続され、前記ねじ部材に前記固定部材を被せた状態で、前記固定部材の上部で前記雄ねじ部がナットで固定されることを特徴とするアンカー補強構造である。
前記構造体はベースプレートを有する柱脚であり、前記固定部材は、柱には接合されず、前記アンカーボルトは、前記ベースプレートを固定するものであってもよい。
前記ねじ部材は、前記雌ねじ部と、前記軸部および前記雄ねじ部と、が別体で構成され、前記軸部と前記雌ねじ部とが接合されてもよい。
第1の発明によれば、アンカーボルトの上部に補強部材が取り付けられ、補強部材のねじ部材の軸部の径が、ねじ部材の雄ねじ部の径よりも小さく、軸部が、アンカーボルトのねじ部が破断する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始するため、地震等の際に、ねじ部が破断を起こす前に十分な変形量を確保することができる。
このような補強部材は、柱脚のベースプレートを固定するアンカーボルトを補強するのに対して特に有効である。
また、ねじ部材が、雌ねじ部の部材と、軸部および雄ねじ部の部材と、が別体で構成されて接合されれば、ねじ部材の製造が容易である。
なお、軸部が塑性変形を開始する荷重が、アンカーボルトのねじ部が塑性変形を開始する荷重よりも大きく、ねじ部が破断する荷重よりも小さければ、高い強度とアンカーの破断防止の効果を両立することができる。
第2の発明は、アンカーボルトの破断により既設の構造体の変形能力が乏しくなることを防止することが可能な既設アンカーの補強方法であって、ねじ部材と、前記ねじ部材を内部に収容可能な固定部材と、を具備するアンカー補強部材を用い、アンカーボルトのナットを外す工程と、前記ねじ部材の一方の端部に形成された雌ねじ部を、前記アンカーボルトに取り付ける工程と、前記固定部材を、前記ねじ部材に被せて、前記ねじ部材の他方の端部に形成される雄ねじ部と、前記雌ねじ部と前記雄ねじ部の間の軸部とを前記固定部材に設けられた孔に挿通する工程と、前記ねじ部材に前記固定部材を被せた状態で、前記固定部材の上部で前記雄ねじ部をナットで固定する工程と、を具備し、前記ねじ部材と前記固定部材の固定面との間には隙間が空いており、前記軸部は、前記アンカーボルトのねじ部が塑性変形を開始する荷重よりも大きく前記アンカーボルトのねじ部が破断する荷重よりも小さい荷重で塑性変形を開始することを特徴とするアンカー補強方法である。
第2の発明によれば、既設のアンカーボルトを容易に補強することができる。
本発明によれば、効率よくアンカーボルトの補強が可能なアンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材を提供することができる。
アンカー補強構造1を示す側面図。 アンカー補強構造1の拡大断面図。 補強部材11の分解図。 他のねじ部材13を示す図。 既設の柱脚3を示す図。 ナット27を外した状態を示す図。 ねじ部材13を取り付けた状態を示す図。 固定部材15を配置して、ナット17を取り付ける状態を示す図。 柱脚3が変位した状態を示す図。 図9のF部の拡大断面図。 荷重と変形量の関係を示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかるアンカー補強構造1について説明する。図1は、アンカー補強構造1を示す側面図である。なお、以下の説明では、アンカー補強構造1は、柱脚3のベースプレート7を固定するアンカーボルト9に対する補強構造を示すが、本発明はこれに限られず、アンカーで固定される構造体であれば適用可能である。
柱脚3は、床5(例えば基礎)上に構築される。床5上には、ベースプレート7がアンカーボルト9で固定される。アンカーボルト9の上部には、補強部材11が固定される。
図2は、図1のA部拡大断面図であり、図3は、補強部材11の分解断面図である。補強部材11は、ねじ部材13と固定部材15とからなる。図3に示すように、ねじ部材13は、一方の端部に雌ねじ部19が設けられ、他方の端部に雄ねじ部21が設けられる。雌ねじ部19と雄ねじ部21との間が軸部23となる。なお、軸部23の径は、雄ねじ部21の谷部の径よりも小さい。
なお、ねじ部材13は、雌ねじ部19、雄ねじ部21、および軸部23が一体で形成されてもよいが、別体であってもよい。例えば、図4(a)に示すように、雌ねじ部19を具備する部材と、雄ねじ部21および軸部23を具備する部材とが別体であってもよい。
この場合には、雌ねじ部19の逆側に雌ねじ部19aが形成され、雄ねじ部21の逆側に雄ねじ部21aが形成される。図4(b)に示すように、雄ねじ部21aと雌ねじ部19aとを接合することで、ねじ部材13が形成される。
固定部材15は、内部にねじ部材13を収容可能である。固定部材15の一方の端部には、雄ねじ部21および軸部23を挿通可能な孔25が形成される。
図2に示すように、雌ねじ部19は、アンカーボルト9のねじ部9aと接続される。この状態で、ねじ部材13を覆うように固定部材15が配置され、固定部材15の孔25から、雄ねじ部21が上方に突出する。さらに、雄ねじ部21にはナット17が設けられ、固定部材15の上部に固定される。
この際、ねじ部材13(雌ねじ部19)の先端と、固定部材15の固定面であるベースプレート7の上面との間には隙間が形成される。すなわち、ねじ部材13は、固定部材15の固定面とは接触しない。
なお、ねじ部材13および固定部材15は、例えば鋼製である。ねじ部材13は、棒状の素材の端部にタップ加工によって雄ねじ部21が形成され、軸部23は、例えば、棒状の素材に対して切削等によって径を細くすればよい。
次に、補強部材11を用いた、既設の柱脚の補強方法について説明する。図5は、既設の柱脚3を示す図である。前述したように、柱脚3は、床5上に設置される。柱脚3のベースプレート7は、床5に対してアンカーボルト9およびナット27によって固定される。
この状態から、図6に示すように、ナット27をアンカーボルト9から取り外す(図中矢印C)。したがって、アンカーボルト9のねじ部9aがベースプレート7上に突出した状態となる。
次に、図7に示すように、ベースプレート7から突出するアンカーボルト9にねじ部材13を取り付ける。すなわち、アンカーボルト9のねじ部9aとねじ部材13の雌ねじ部19とを接合する。この際、前述したように、ねじ部材13(雌ねじ部19)の下端とベースプレート7の上面との間には隙間が形成される。
次に、図8に示すように、ねじ部材13に固定部材15を被せる。この際、ねじ部材13の雄ねじ部21が、固定部材15の孔25に挿通され、固定部材15の上方に突出する。さらに、固定部材15の上方から、雄ねじ部21にナット17を取り付けて固定することで(図中矢印D)、アンカー補強構造1が構築される。
なお、複数のアンカーボルト9が隣接する場合には、それぞれのアンカーボルト9に対してねじ部材13を取り付けた後、複数の孔25が設けられた一つの固定部材15を、複数のねじ部材13に一括して被せて、それぞれのねじ部材13をナット17で固定してもよい。
次に、アンカー補強構造1の機能について説明する。図9は、地震の際に、柱脚3が傾いた状態(図中矢印E)を示す図であり、図10は、図9のF部の拡大断面図である。地震によってベースプレート7が浮き上がろうとすると、アンカーボルト9および補強部材11のねじ部材13には引張応力が付与される。
この際、ねじ部材13の軸部23の径は、雄ねじ部21の谷部の径よりも小さいため、雄ねじ部21が塑性変形を開始するよりも小さな荷重で軸部23が塑性変形(伸び変形)する(図10の矢印H)。
また、軸部23は、アンカーボルト9のねじ部9aが破断する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始する。図11は、各部の荷重と変形量との関係を示す図である。図中Iはアンカーボルト9(ねじ部9a)の挙動を示す図である。ねじ部9aは、所定の荷重(図中L)で塑性変形を開始する。しかし、アンカーボルトの強度や変形能力が十分でないため、アンカーボルトの軸部が十分に塑性変形する前に、ねじ部が破断を起こす(図中M)。
これに対し、ねじ部材13の軸部23は、例えば図中Kのような挙動を示す。すなわち、軸部23は、アンカーボルト9のねじ部9aの破断する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始する。このため、軸部23が塑性変形可能な変形量範囲であれば、ねじ部9aには、ねじ部9aが破断するのに必要な荷重が付与されることがない。
このように、本実施形態では、軸部23が優先的に塑性変形することで、アンカーボルト9が破断することを防止することができる。また、軸部23が塑性変形を開始する荷重が、ねじ部9aの破断する荷重よりもわずかに小さいのみであるため、小さな荷重で軸部23が容易に塑性変形してしまうことを抑制することができる。このように、軸部23が塑性変形を開始する荷重は、アンカーボルト9のねじ部9aが塑性変形を開始する荷重よりも大きく、ねじ部9aが破断する荷重よりも小さいことが望ましい。
ここで、柱脚3に許容される傾きは、1/30rad程度である。このため、ベースプレート7のサイズと、この傾きとから、必要な伸び量があらかじめ設定される。また、この際、ねじ部材13とベースプレート7との隙間を、必要な伸び量以上としておくことで、確実に、軸部23の伸びを許容することができる。
なお、ねじ部材13の軸部23は、例えば図中Jのような挙動であってもよい。すなわち、軸部23は、アンカーボルト9のねじ部9aが塑性変形を開始する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始させてもよい。このようにしても、軸部23が塑性変形可能な変形量範囲において、ねじ部9aには、ねじ部9aが破断するのに必要な荷重が付与されることがない。また、アンカーボルト9のねじ部9aが塑性変形を開始する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始させるための軸部23の強度設計が容易である。
この場合には、前述した例と比較して、より小さ荷重で軸部23が塑性変形を開始することとなるが、アンカーボルト9のねじ部9aの塑性変形を防止することができるため、地震後に、ねじ部材13を交換するのみで補修を完了することができる。
以上、本実施の形態によれば、簡易な作業でアンカー補強構造1を得ることができる。したがって、既設の柱脚3の補強も容易である。また、アンカー補強構造1は、柱脚3を固定するアンカーボルト9の破断を防止することができるため、柱脚3の転倒などを防止することができる。
また、地震後には、ねじ部材13を交換することで、容易に補修を行うことができる。
また、ねじ部材13の軸部23を塑性変形させるため、ねじ部の塑性変形を制御する場合と比較して設計が容易である。
また、ねじ部材13を雄ねじ部側と雌ねじ部側の二つの部材を接合して形成することで、それぞれの部材の製造が容易である。
また、軸部23の塑性変形開始荷重が、アンカーボルト9のねじ部9aが塑性変形を開始する荷重よりも大きく、ねじ部9aが破断する荷重よりも小さければ、アンカーボルト9の破断の防止と、高い強度とを両立することができる。
軸部23の塑性変形開始荷重が、アンカーボルト9のねじ部9aが塑性変形を開始する荷重よりも小さければ、地震後にアンカーボルト9のねじ部9aが変形することを防止することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………アンカー補強構造
3………柱脚
5………床
7………ベースプレート
9………アンカーボルト
9a………ねじ部
11………補強部材
13………ねじ部材
15………固定部材
17………ナット
19、19a………雌ねじ部
21、21a………雄ねじ部
23………軸部
25………孔
27………ナット

Claims (4)

  1. アンカーボルトの破断により既設の構造体の変形能力が乏しくなることを防止することが可能なアンカーの補強構造であって、
    アンカーボルトと、
    前記アンカーボルトの上部に取り付けられた補強部材と、
    を具備し、
    前記補強部材は、ねじ部材と、前記ねじ部材を内部に収容可能な固定部材と、を具備し、
    前記ねじ部材は、一方の端部に形成される雌ねじ部と、他方の端部に形成される雄ねじ部と、前記雌ねじ部と前記雄ねじ部の間の軸部と、を有し、
    前記固定部材は、一方の端部に、前記雄ねじ部および前記軸部を挿通可能な孔を有し、
    前記軸部は、前記アンカーボルトのねじ部が塑性変形を開始する荷重よりも大きく前記アンカーボルトのねじ部が破断する荷重よりも小さな荷重で塑性変形を開始し、
    前記ねじ部材と前記固定部材の固定面との間に隙間を空けて前記雌ねじ部が前記アンカーボルトと接続され、前記ねじ部材に前記固定部材を被せた状態で、前記固定部材の上部で前記雄ねじ部がナットで固定されることを特徴とするアンカー補強構造。
  2. 前記構造体はベースプレートを有する柱脚であり、
    前記固定部材は、柱には接合されず、
    前記アンカーボルトは、前記ベースプレートを固定するものであることを特徴とする請求項1記載のアンカー補強構造。
  3. 前記ねじ部材は、前記雌ねじ部と、前記軸部および前記雄ねじ部と、が別体で構成され、前記軸部と前記雌ねじ部とが接合されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンカー補強構造。
  4. アンカーボルトの破断により既設の構造体の変形能力が乏しくなることを防止することが可能な既設アンカーの補強方法であって、
    ねじ部材と、前記ねじ部材を内部に収容可能な固定部材と、を具備するアンカー補強部材を用い、
    アンカーボルトのナットを外す工程と、
    前記ねじ部材の一方の端部に形成された雌ねじ部を、前記アンカーボルトに取り付ける工程と、
    前記固定部材を、前記ねじ部材に被せて、前記ねじ部材の他方の端部に形成される雄ねじ部と、前記雌ねじ部と前記雄ねじ部の間の軸部とを前記固定部材に設けられた孔に挿通する工程と、
    前記ねじ部材に前記固定部材を被せた状態で、前記固定部材の上部で前記雄ねじ部をナットで固定する工程と、
    を具備し、
    前記ねじ部材と前記固定部材の固定面との間には隙間が空いており、前記軸部は、前記アンカーボルトのねじ部が塑性変形を開始する荷重よりも大きく前記アンカーボルトのねじ部が破断する荷重よりも小さい荷重で塑性変形を開始することを特徴とするアンカー補強方法。
JP2016127432A 2016-06-28 2016-06-28 アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材 Active JP6842846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127432A JP6842846B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016127432A JP6842846B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018003304A JP2018003304A (ja) 2018-01-11
JP6842846B2 true JP6842846B2 (ja) 2021-03-17

Family

ID=60948726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016127432A Active JP6842846B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6842846B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7082463B2 (ja) * 2017-08-17 2022-06-08 センクシア株式会社 アンカー補強構造およびアンカー補強方法
JP7082462B2 (ja) * 2017-08-17 2022-06-08 センクシア株式会社 アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材
CN112482430B (zh) * 2020-11-16 2022-02-01 中国空气动力研究与发展中心设备设计及测试技术研究所 一种可更换的二次灌浆锚栓基础及更换安装方法
CN112482428B (zh) * 2020-11-16 2022-02-08 中国空气动力研究与发展中心设备设计及测试技术研究所 一种用于混凝土基础的可更换锚栓组合件
KR102423557B1 (ko) * 2021-06-16 2022-07-20 한양대학교 산학협력단 앵커 늘림을 통한 정착부의 보강구조

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07317080A (ja) * 1991-08-28 1995-12-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 塔状構造物のアンカーボルト
JPH09132919A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Sekisui House Ltd 繋ぎアンカーボルト
JP3619229B2 (ja) * 2002-12-02 2005-02-09 那須電機鉄工株式会社 構造物用基礎の補修方法及びその方法に使用する装置
JP2004225411A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Topy Ind Ltd 橋脚などのアンカーボルト装置
JP4975543B2 (ja) * 2007-07-18 2012-07-11 新日本製鐵株式会社 鉄骨柱の柱脚固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018003304A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6842846B2 (ja) アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材
JP6886664B2 (ja) Rc柱状構造物の塑性ヒンジ構造及びrc柱状構造物の塑性ヒンジ部補修方法
KR100922386B1 (ko) 조적벽체 보강공법
JP5408595B1 (ja) 鉄骨ピンを用いた柱・梁のpc耐震接合構造とpc耐震接合方法
JP5456947B1 (ja) 複合杭
JP5607892B2 (ja) 鉄筋コンクリート造の柱梁仕口部の補強工法
JP7082462B2 (ja) アンカー補強構造、アンカー補強方法およびアンカー補強部材
JP6948754B2 (ja) 柱脚部接合構造
JP2012057443A (ja) 鋼管・鉄筋コンクリート複合杭及びその製造方法
JP5342312B2 (ja) プレキャスト部材の架設方法
JP7266470B2 (ja) 柱脚部接合構造
JP7082463B2 (ja) アンカー補強構造およびアンカー補強方法
JP6728552B2 (ja) ベースモルタル構築方法
JP2005307676A (ja) 基礎杭頭部と上部基礎との接合構造
JP6352167B2 (ja) 露出型柱脚構造
JP5601787B2 (ja) 柱構造及び柱構造の施工方法
JP7126828B2 (ja) 露出型柱脚構造
CN210238488U (zh) 一种混凝土桩体结构
JP2006112189A (ja) 緊張材定着具
JP5562660B2 (ja) プレストレストコンクリート構造物
JP2008069519A (ja) プレキャストコンクリート部材、プレキャストコンクリート部材の作成方法
JP6974005B2 (ja) 柱脚構造
JP2004011209A (ja) ねじ鉄筋の降伏予定領域包囲構造、および鉄筋コンクリート建造物における構成材の材端固定構造
JP6351355B2 (ja) 既存建物の免震化工法
JP6378566B2 (ja) 偏心プレストレストコンクリート柱

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6842846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250