JP6842458B2 - 治療化合物としてのn−(ピリジン−2−イル)−4−(チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン誘導体 - Google Patents

治療化合物としてのn−(ピリジン−2−イル)−4−(チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、癌を含む増殖性細胞疾患及び状態の治療に有用な新規クラスのプロテインキナーゼの阻害剤に関する。
優先権文書
本出願は、2015年8月4日に出願された豪州仮特許出願第2015/903106号、標題「Novel kinase inhibitors II」からの優先権を主張するものであり、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
参照による組み込み
以下の刊行物は本明細書において言及され、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
Changzhou Le Sun Pharmaceuticals Limited名義の国際特許出願番号PCT/GB2013/050982(WO2013/156780)、標題「Therapeutic compounds」
癌を含む増殖性疾患及び状態を治療するための新しい化合物を同定及び開発する継続的な必要性が存在する。治験中の潜在的な抗増殖性化合物に対する多数の「標的」は、プロテインキナーゼとして知られる酵素のグループである。
サイクリン依存性キナーゼ(CDK)は、一種のプロテインキナーゼである。それらは種々のサイクリンサブユニットと関連しており、細胞周期制御、アポトーシス、神経生理学、分化、及び転写を含む、細胞における様々な重要な制御経路の調節において極めて重要な役割を果たすことが分かっている。20種を超えるCDKが存在し、それらの機能を反映する2つの主要グループに分類することができる:すなわち、細胞周期調節因子CDK及び転写調節因子CDKである。細胞周期調節因子CDKのクラスは、CDK1、CDK2、CDK3、CDK4、及びCDK6を含み、これらはサイクリンパートナー(例えば、サイクリンA、B、D1、D2、D3、E、及びF)とともに細胞周期の進行を調節するように機能する。転写調節因子CDKのクラスは、CDK7、CDK8、CDK9、及びCDK11を含み、これらはサイクリンC、H、K、L1、L2、T1、及びT2とともに作用し、転写調節において役割を果たす傾向がある。これら2つのCDKクラスの機能を考慮すると、CDKが細胞増殖疾患及び状態、特に癌に関与していることは、驚くべきことではないかもしれない。細胞増殖は、細胞分裂周期の直接的または間接的な調節解除の結果であり、CDKは、この周期の種々の段階の調節において極めて重要な役割を果たす。したがって、CDK及びそれらの関連サイクリンの阻害剤は、癌治療のための有用な標的であると考えられる。
ある特定のピリミジン系化合物、例えば、4−チアゾール−2−ピリジンイルアミノ−ピリミジン及び5−置換−4−チアゾール−ピリミジンが、癌を含む増殖性細胞疾患及び状態の治療における使用について以前に調査されている(それぞれ国際特許公開第WO2005/012298号及び第WO2013/156780号を参照のこと)。これらの化合物は、CDK1/サイクリンB、CDK2/サイクリンE、CDK2/サイクリンA、CDK4/サイクリンD1、CDK7/サイクリンH、及びCDK9/サイクリンT1を含む複数のプロテインキナーゼ、特にCDKを阻害する。
本発明の出願者は、今回、癌を含む増殖性疾患及び状態の予防及び/または治療に使用するための新しいクラスのチアゾール−ピリミジン化合物を同定した。理論によって拘束されることを望むものではないが、これらの新規化合物は、CDK4及び/またはCDK6の活性を阻害することによって細胞増殖を阻害することができると考えられる。
本発明の第1の態様によれば、以下に示す式Iの化合物

(式中、
zは、Nと隣接する炭素原子との結合が単結合または二重結合であり得るように、任意選択的な結合を表し、
、R、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル−R10、アリール、アリール−R10、アラルキル、アラルキル−R11、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O−アルキル、COR10、COOR10、O−アリール、O−R10、NH、NH−アルキル、NH−アリール、N−(アルキル)、N−(アリール)、N−(アルキル)(アリール)、NH−R10、N−(R10)(R11)、N−(アルキル)(R10)、N−(アリール)(R10)、SH−アルキル、SH−アリール、S−(アルキル)、S−(アリール)、S−(アルキル)(アリール)、SH−R10、S−(R10)(R11)、S−(アルキル)(R10)、S−(アリール)(R10)、COOH、CONH、CONH−アルキル、CONH−アリール、CON−(アルキル)(R10)、CON(アリール)(R10)、CONH−R10、CON−(R10)(R11)、SOH、SO−アルキル、SO−アルキル−R10、SO−アリール、SO−アリール−R10、SONH、SONH−R10、SON−(R10)(R11)、CF、CO−アルキル、CO−アルキル−R10、CO−アリール、CO−アリール−R10、及びR12からなる群から選択され、前記アルキル、アリール、及びアラルキル基は、ハロゲン、CN、OH、O−メチル、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されてもよく、結合zが存在しない場合、Rは、Rと一緒になって=Oまたは=Sであり、
は、結合zが存在しない場合、Rと一緒になって=Oもしくは=Sであるか、または結合zが存在する場合は存在せず、
は、結合zが存在しない場合、H、アルキル、アリール、もしくは複素環基であるか、または結合zが存在する場合は存在せず、
10、R11、及びR12は、独立して、水可溶化基から選択される)、
あるいは、その薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグが提供される。
第2の態様において、本発明は、癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための、第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを提供する。
第3の態様において、本発明は、対象における癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療する方法を提供し、該方法は、前記対象に、治療有効量の第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを、任意選択的に、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第4の態様において、本発明は、癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬物の製造における、第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグの使用を提供する。
第5の態様において、本発明は、第1の態様において定義される化合物と、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と、を含む、薬学的組成物または薬物を提供する。
第6の態様において、本発明は、細胞におけるプロテインキナーゼ活性を調節するための方法であって、前記細胞に、有効量の第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを導入するかまたは接触させることを含む、方法を提供する。
本発明の代表的な化合物(すなわち、本明細書に記載される化合物60)に関する細胞周期分析の結果をグラフによって提供しており、急性骨髄性白血病細胞株MV4−11の細胞を、図示される濃度の60で24時間処理した。 本発明の代表的な化合物(すなわち、本明細書に記載される化合物47)を用いたアポトーシスアッセイから得られた結果をグラフによって提供しており、MV4−11細胞を、0.25μM、1.25μM、及び2.50μMの濃度の47で24時間処理した。
本発明の出願者は、今回、所望の生物学的活性を有する、癌を含む増殖性疾患及び状態の予防及び/または治療に使用するのに好適な、新しいクラスの4−チアゾール−N−(ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン誘導体を同定した(例えば、化合物は、CDK4及び/またはCDK6の活性を阻害することによって細胞増殖を阻害することができる)。
第1の態様において、本発明は、以下に示される式Iの化合物


(式中、
zは、Nと隣接する炭素原子との結合が単結合または二重結合であり得るように、任意選択的な結合を表し、
、R、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル−R10、アリール、アリール−R10、アラルキル、アラルキル−R11、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O−アルキル、COR10、COOR10、O−アリール、O−R10、NH、NH−アルキル、NH−アリール、N−(アルキル)、N−(アリール)、N−(アルキル)(アリール)、NH−R10、N−(R10)(R11)、N−(アルキル)(R10)、N−(アリール)(R10)、SH−アルキル、SH−アリール、S−(アルキル)、S−(アリール)、S−(アルキル)(アリール)、SH−R10、S−(R10)(R11)、S−(アルキル)(R10)、S−(アリール)(R10)、COOH、CONH、CONH−アルキル、CONH−アリール、CON−(アルキル)(R10)、CON(アリール)(R10)、CONH−R10、CON−(R10)(R11)、SOH、SO−アルキル、SO−アルキル−R10、SO−アリール、SO−アリール−R10、SONH、SONH−R10、SON−(R10)(R11)、CF、CO−アルキル、CO−アルキル−R10、CO−アリール、CO−アリール−R10及びR12からなる群から選択され、前記アルキル、アリール、及びアラルキル基は、ハロゲン、CN、OH、O−メチル、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されてもよく、
結合zが存在しない場合、Rは、Rと一緒になって=Oまたは=Sであり、
は、結合zが存在しない場合、Rと一緒になって=Oもしくは=Sであるか、または結合zが存在する場合は存在せず、
は、結合zが存在しない場合、H、アルキル、アリール、もしくは複素環基であるか、または結合zが存在する場合は存在せず、
10、R11、及びR12は、独立して、水可溶化基から選択される)
あるいはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグを提供する。
いくつかの実施形態において、式Iの化合物は、好ましくは、少なくとも1つの水可溶化基R10、R11、またはR12を含み得る。すなわち、そのような実施形態において、化合物は段落[0018]において上で定義した通りであるが、但し、前記化合物は、前記R10、R11、及びR12基のうちの少なくとも1つを含むものとする。本発明の出願者は、そのような可溶化基(複数可)の添加にもかかわらず、化合物は、(例えば、CDK4及び/またはCDK6の活性を阻害することによって)所望の生物学的活性を有することを発見した。少なくとも1つの水可溶化基の存在は、in vivo吸収及び経口バイオアベイラビリティを高めることができる。
式Iの化合物は、抗増殖性活性を有することが発見され、したがって、癌、白血病、リンパ腫等の増殖性細胞疾患及び状態、ならびに制御されない細胞増殖に関連する(または、換言すれば、細胞周期の制御を必要とする)他の疾患及び状態、例えば、再狭窄及び心筋症等の特定の心臓疾患または状態、糸球体腎炎及び関節リウマチ等の特定の自己免疫疾患、乾癬及び真菌性または寄生虫疾患等の皮膚科的状態等の治療において有用であると考えられる。本明細書で使用される場合、本発明の範囲内の抗増殖性効果は、全細胞アッセイにおいて細胞増殖を阻害する能力によって証明することができる。実行方法を含むこれらのアッセイは、後に提供される実施例においてより詳細に記載される。
式Iの化合物は、細胞周期のステップまたは段階のいずれか、例えば、核膜の形成、細胞周期の静止期(G0)からの脱出、G1進行、染色体脱凝縮、核膜破壊、START、DNA複製の開始、DNA複製の進行、DNA複製の停止、中心体複製、G2進行、有糸分裂または減数分裂機能の活性化、染色体凝縮、中心体分離、微小管核形成、紡錘体の形成及び機能、微小管モータータンパク質との相互作用、染色分体の分離及び分配、有糸分裂機能の不活性化、収縮環の形成、ならびに細胞質分裂機能を阻害することができる。特に、式Iの化合物は、ある特定の遺伝子機能、例えば、クロマチン結合、複製複合体の形成、複製ライセンシング、リン酸化または他の二次的修飾活性、タンパク質分解、微小管結合、アクチン結合、セプチン結合、微小管形成中心核形成、ならびに細胞周期シグナル伝達経路の成分への結合に影響を及ぼすことができる。
よって、第2の態様において、本発明は、癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための、第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを提供する。
第3の態様において、本発明は、対象における癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療する方法を提供し、該方法は、前記対象に、治療有効量の第1の態様において定義される化合物またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを、任意選択的に、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と組み合わせて投与することを含む。
第4の態様において、本発明は、癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬物の製造における、第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグの使用を提供する。
第5の態様において、本発明は、第1の態様において定義される化合物と、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と、を含む、薬学的組成物または薬物を提供する。
第6の態様において、本発明は、細胞におけるプロテインキナーゼ活性を調節するための方法であって、前記細胞に、有効量の第1の態様において定義される化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを導入するかまたは接触させることを含む、方法を提供する。
本明細書において、当業者に周知の多数の用語が用いられる。それにもかかわらず、明確にする目的で、これ以降、多数のこれらの用語を定義する。
本明細書で使用される場合、「治療する」という用語は、予防及びある状態の確立された症状の緩和を含む。したがって、疾患または状態を「治療する」という行為自体は、(1)疾患または状態に罹患した対象において発生する疾患または状態の臨床症状の出現を予防することまたは遅らせること;(2)疾患または状態を抑制すること(すなわち、疾患もしくは状態の発生またはその再発(維持療法の場合)、あるいはその少なくとも1つの臨床症状または微症状を停止する、軽減する、または遅らせること、ならびに(3)疾患または状態を緩和または軽減すること(すなわち、疾患もしくは状態またはその臨床症状もしくは微症状のうちの少なくとも1つの退行を引き起こすこと)を含む。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の両方のアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)を含む。
本明細書で使用される場合、「アリール」という用語は、置換(単置換もしくは多置換)または非置換の単環芳香族基または多環芳香族基を指し、前記多環芳香族基は、縮合または非縮合であり得る。この用語は、したがって、6〜10個の炭素原子を有する基(例えば、フェニル、ナフチル等)を含む。また、「アリール」という用語は、「芳香族」という用語と同義であることも理解されたい。
本明細書で使用される場合、「アラルキル」という用語は、上で定義したアルキル及びアリールという用語の組み合わせとして使用される。
本明細書で使用される場合、「脂環式」という用語は、環式脂肪族基を指す。
「脂肪族」は、当該技術分野における通常の意味を有し、アルカン、アルケン、及びアルキン等の非芳香族基、ならびにその置換された誘導体を含む。
「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモ、及びヨードを指す。
本明細書で使用される場合、「複素環」という用語は、環内に1つ以上のヘテロ原子を含む飽和または不飽和の環式基を指す。
「誘導体」という用語は、本明細書で使用される場合、ある物質の任意の化学修飾を含む。そのような化学修飾の例は、ハロゲン基、アルキル基、アシル基、またはアミノ基によるハロゲンの置き換えである。
本明細書で使用される場合、「薬物の製造」という表現は、薬物として直接的に、または式Iの化合物の1つ以上を含む薬物の製造の任意の段階において、式Iの化合物の1つ以上を使用することを含む。
式Iの化合物のいくつかは、単一の立体異性体、ラセミ体、ならびに/またはエナンチオマー及び/もしくはジアステレオマーの混合物として存在し得る。そのような全ての単一の立体異性体、ラセミ体、及びそれらの混合物は、本発明の範囲内に包含される。ジアステレオマー、エナンチオマー、及び幾何異性体等の異性体形態は、当業者に既知の物理的方法及び/または化学的方法によって分離することができる。
「薬学的に許容される塩」という用語は、本明細書で使用される場合、式Iの化合物の所望の生物学的活性を保持する塩を指し、薬学的に許容される酸付加塩及び塩基付加塩を含む。式Iの化合物の好適な薬学的に許容される酸付加塩は、無機酸からまたは有機酸から調製されてもよい。そのような無機酸の例は、塩酸、硫酸、及びリン酸である。適切な有機酸は、有機酸の脂肪族クラス、脂環式クラス、芳香族クラス、複素環クラス、カルボン酸クラス、及びスルホン酸クラスから選択されてもよく、その例は、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、アルキルスルホン酸、及びアリールスルホン酸である。薬学的に許容される塩に関するさらなる情報は、Remington’s Pharmaceutical Sciences,19th Edition,Mack Publishing Co.,Easton,PA 1995に見出すことができる。
式Iの化合物が固体である場合、化合物(またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグ)は、異なる結晶形態または多形形態で存在し得ることは当業者に理解されるところであり、それらは全て本発明の範囲内に包含される。
「プロドラッグ」という用語は、通常、代謝手段によって(例えば加水分解、還元、または酸化によって)、生物系内で式Iの化合物への変換を受ける化合物を意味する。例えば、ヒドロキシル基を含有する式Iの化合物のエステルプロドラッグは、in vivo加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。ヒドロキシル基を含有する式Iの化合物の好適なエステルは、例えば、アセテート、シトレート、ラクテート、タートレート、マロネート、オキサレート、サリチレート、プロピオネート、スクシネート、フマレート、マレエート、メチレン−ビス−P−ヒドロキシナフトエート、ゲンチセート、イセチオネート、ジ−p−トルオイルタートレート、メタンスルホネート、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、p−トルエンスルホネート、シクロヘキシルスルファメート、及びキネートであり得る。別の例として、カルボキシ基を含有する式Iの化合物のエステルプロドラッグは、in vivo加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。エステルプロドラッグの例は、Leinweber FJ,Drug Metab Rev 18:379−439(1987)に記載されているものを含む。同様に、アミノ基を含有する式Iの化合物のアシルプロドラッグも、in vivo加水分解によって式Iの化合物に変換可能であり得る。アミンを含むこれら及び他の官能基のプロドラッグの例は、Prodrugs:challenges and rewards,Valentino J Stella(ed),Springer,2007に提供されている。
「治療有効量」または「有効量」という用語は、有益なまたは所望の臨床結果をもたらすのに充分な量である。治療有効量は、1回以上の投与において投与され得る。典型的には、治療有効量は、例えば、癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態等の疾患または状態の進行を緩和するか、改善するか、安定させるか、逆転させるか、速度を落とすか、または遅らせるのに充分である。例としてのみであるが、治療有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグは、約0.1〜約250mg/kg体重/1日、より好ましくは約0.1〜約100mg/kg体重/1日、さらにより好ましくは約0.1〜約25mg/kg体重/1日を含んでもよい。しかしながら、上記にもかかわらず、治療有効量は、異なってもよく、特定の化合物(またはその塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグ)の活性、特定の化合物(またはその塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグ)の代謝安定性及び活性の長さ、年齢、体重、性別、健康、投与の経路及び期間、特定の化合物(またはその塩、溶媒和化合物、またはプロドラッグ)の排泄率、ならびに、例えば、治療される癌または他の増殖性細胞疾患もしくは状態の重症度を含む、様々な要因に依存することを当業者は理解するであろう。
式Iの化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、及びプロドラッグは、プロテインキナーゼ、特にCDKを阻害することができ、他のプロテインキナーゼよりもCDK4及び/またはCDK6(を阻害する)より高い選択性を示し得る。上で述べたように、CDK4及びCDK6は、癌細胞増殖を促進する。そのため、CDK4及び/またはCDK6を阻害すると考えられる式Iの化合物、ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、及びプロドラッグは、in vitro及びin vivoの両方の用途(例えば、in vitro細胞アッセイ)において、また、対象における癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療する治療方法の基盤として、有用性を有する。
式Iの化合物は、環炭素原子の1つ(特に、4位の炭素)を通してピリミジン環に付着したチアゾール基を担持する。
式Iの化合物は、少なくとも1つの水可溶化基(例えば、R10、R11、及び/またはR12によって提供される)を担持し得る。「水可溶化基」という用語は、化合物の水溶性を高めるために(すなわち、水可溶化基を欠いた対応する化合物の水溶性と比較して)、イオン化するかまたは水分子との水素結合を形成することができる任意の極性官能基を指すものとして当業者に充分に理解されるであろう。好適な水可溶化基の例、ならびにそれらの導入するための方法及び考察は、例えば、Fundamentals of Medicinal Chemistry by Gareth Thomas(編集:John Wiley&Sons)に記載されている。
好ましくは、存在する場合、R10及びR11は、独立して、以下からなる群の水可溶化基から選択される:
(i)モノ−、ジ−、及びポリ−ヒドロキシル化脂環式基、ジ−またはポリ−ヒドロキシル化脂肪族基またはアリール基、1つ以上のヒドロキシル基またはアミノ基で置換されたN−、O−、及び/またはS−含有複素環基、1つ以上のカルボキサミド、スルホキシド、スルホン、またはスルホンアミド基を含む脂肪族基及びアリール基、ならびにハロゲン化アルキルカルボニル基、
(ii)COOH、SOH、OSOH、PO、及びOPO
好ましくは、存在する場合、R12は、以下からなる群の水可溶化基から選択される:
(i)モノ−、ジ−、及びポリ−ヒドロキシル化脂環式基、ジ−またはポリ−ヒドロキシル化脂肪族基またはアリール基、1つ以上のヒドロキシル基またはアミノ基で置換されたN−、O−、及び/またはS−含有複素環基、1つ以上のカルボキサミド、スルホキシド、スルホン、またはスルホンアミド基を含む脂肪族基及びアリール基、ならびにハロゲン化アルキルカルボニル基
(ii)COOH、SOH、OSOH、PO、及びOPO
(iii)NHCO(CH[NHCO(CHm’[NHCO(CHm’’Y及びNHCO(CHNH(CHt’Y(式中、p及びqは、各々独立して、整数0または1から選択され、m、m’、m’’、t、及び’は、各々独立して、整数1〜10から選択され、Yは、
(a)アルキル架橋(例えば、−CH−または−CHCH−架橋)をさらに含み得る、1つ以上のO−、S−、またはN−ヘテロ原子を含む、脂環式、アリール、及び複素環基、
(b)−O−、NH、−NH−、=N−、四級アミン塩、及びアミジンのうちの1つ以上を含む脂環式基、ならびに
(c)モルホリン、ピペラジン、または1,4−ジアゼパン基(各々が、SO−アルキル、1つ以上のOH基によって任意選択的に置換されたアルキル、CO−アルキル、アラルキル、COO−アルキル、1つ以上のOH基によって任意選択的に置換されたエーテル基から選択される1つ以上の置換基によって任意選択的に置換され得る)から選択される)
(iv)(CHNR13COR14、(CHn’NR13SO14、及びSO15(R13は、H及びアルキルから選択され、R14及びR15は、各々独立して、1つ以上のヘテロ原子を任意選択的に含む、及び/またはOH、NH、ハロゲン、及びNOから独立して選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されたアルキル基から選択され、n及びn’は、各々独立して、整数0、1、2、及び3から選択される)
(v)1つ以上のOH基または1つ以上のY基で任意選択的に置換されたエーテル基及びポリエーテル基(Yは、(iii)で定義される通りである)
(vi)(CHNH(rは、0、1、2、及び3から選択される)
(vii)(CHr’OH,(r’は、整数0、1、2、及び3から選択される)
(viii)(CHn’’NR16COR17(R16は、Hまたはアルキルであり、n’’は、整数0、1、2、及び3から選択され、R17は、ハロゲン、NO、OH,アルコキシ、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換されたアリール基である)
(ix)SONR1819(R18及びR19は、各々独立して、H、アルキル、及びアリールから選択されるが、但し、R18及びR19の少なくとも一方はHではないものとし、R18及びR19は、一緒になって、N、O、及びSから選択される1つ以上のヘテロ原子を任意選択的に含む環式基を形成し、前記アルキル、アリール、または環式基は、ハロゲン、NO、OH,アルコキシ、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の置換基によって任意選択的に置換される)。
いくつかの実施形態において、化合物は、以下に示す式IIの化合物であり、

式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、式Iについて上で定義した通りである。
いくつかの実施形態において、化合物は、以下に示す式IIIの化合物であり、

式中、R、R、R、R、R、及びRは、式Iについて上で定義した通りであり、Rは、Rと一緒になって=Oまたは=Sであり、Rは、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、または好ましくはC1−3アルキル、例えば、メチル、エチル、及びシクロペンチル)、アリール、または複素環基である。
いくつかの実施形態において、Rは、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、または好ましくはC1−3アルキル、例えば、メチル、エチル、及びC(CH)、アリール、NH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、例えば、NH(C)(すなわち、NH−シクロペンチル)、または好ましくはNH−C1−3アルキル、例えば、NH−CH)、N(アルキル)(例えば、N(C1−6アルキル)、例えば、N(C、またはN(C1−3アルキル)、例えば、N(CH)、NH−アリール、N−(アルキル)(アリール)、SH−アルキル(例えば、SH−C1−6アルキル、または好ましくはSH−C1−3アルキル、例えば、SHCH及びSHC(CH))、またはR12である。RはR12であり、好ましくは、R12は、モノ−、ジ−、もしくはポリ−ヒドロキシル化脂環式基、または1つ以上のヒドロキシルもしくはアミノ基で置換されたN−、O−、及び/もしくはS−含有複素環基である。
いくつかの実施形態において、Rは、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、または好ましくはC1−3アルキル、例えば、メチルもしくはエチル)、アリール、CN、CF、NH、NH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、例えば、NH(C)、または好ましくはNH−C1−3アルキル、例えば、NH−CH)、N−(アルキル)2−(例えば、N(C1−6アルキル)、例えば、N(CまたはN(C1−3アルキル)、例えば、N(CH)、N−(アルキル)(アリール)、またはR12である。RがR12である場合、好ましくは、R12は、モノ−、ジ−、もしくはポリ−ヒドロキシル化脂環式基、または1つ以上のヒドロキシル基もしくはアミノ基で置換されたN−、O−、及び/もしくはS−含有複素環基である。
いくつかの実施形態において、Rは、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、または好ましくはC1−3アルキル、例えば、メチルもしくはエチル)、CN、またはハロゲン(好ましくはF)である。
いくつかの実施形態において、Rは、H、O−アルキル(好ましくはC1−6アルコキシ、またはより好ましくは、C1−3アルコキシ、例えば、メトキシもしくはエトキシ)、またはハロゲン(好ましくはF)である。
いくつかの実施形態において、R及びRの少なくとも一方、好ましくはRがR12であり、R12は、好ましくは、1つ以上のヒドロキシル、アミノ、またはアルコキシ(例えば、−COCH)基で置換されたN−、O−、及び/またはS−含有複素環基である。好ましくは、ヘテロ原子(単数/複数可)はNである。
いくつかの実施形態において、R及びRの少なくとも一方がR12である場合、R12は、好ましくは以下から選択される。
任意選択的に、前の段落[0055]に示したR12置換基は、ピリジン/フェニル環の4/5位に炭素原子へのアルキル架橋(例えば、−CH−または−CHCH−架橋)をさらに含み得る。
がR12である場合、Rは、好ましくはHである。逆もまた真であり、RがR12である場合、Rは、好ましくはHである。
いくつかの実施形態において、RはHである。
いくつかの実施形態において、RはR12であり、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、または好ましくはC1−3アルキル)、アリール、脂環式、複素環、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくはC1−3アルコキシ、例えば、メトキシもしくはエトキシ)、NH、NH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、例えば、NH(C)、または好ましくはNH−C1−3アルキル、例えば、NH−CH)、及びN−(アルキル)−(例えば、N(C1−6アルキル)、例えば、N(C、またはN(C1−3アルキル)、例えば、N(CH)から選択される。
いくつかの実施形態において、化合物は、式IIの化合物であり、RはR12であり、Rは、アルキル(例えば、シクロペンチル等のC1−6アルキル、またはメチル及びエチル等のC1−3アルキル)、NH(アルキル)(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましくはNH−C1−3アルキル)、N(アルキル)(例えば、N(C等のN(C1−6アルキル)、またはN(CH等のN(C1−3アルキル))、NH(アリール)、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくはC1−3アルコキシ)、S−アルキル(例えば、S−C1−6アルキルまたはS−C1−3アルキル)、及びNHであり、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、シクロペンチル等のC1−6アルキル、またはC1−3アルキル)、ハロゲン、CN、CF、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくはC1−3アルコキシ)、NH、及びNH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましくはNH−C1−3アルキル)から選択される。
いくつかの実施形態において、化合物は、式IIの化合物であり、RはR12であり、Rは、アルキル(例えば、シクロペンチル等のC1−6アルキル、またはメチル及びエチル等のC1−3アルキル)、NH(アルキル)(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましくはNH−C1−3アルキル)、N(アルキル)(例えば、N(C1−6アルキル)、またはより好ましくはN(C1−3アルキル))、NH(アリール)、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくは、C1−3アルコキシ)、S−アルキル(例えば、S−C1−6アルキルまたはS−C1−3アルキル)、及びNHであり、Rは、H、アルキル、ハロゲン、及びCNから選択され、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、シクロペンチル等のC1−6アルキル、またはC1−3アルキル)、ハロゲン、CN、CF、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくはC1−3アルコキシ)、NH、及びNH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましくはNH−C1−3アルキル)から選択される。
いくつかの実施形態において、化合物は式IIIの化合物であり、RはR12であり、R、R、R、R、及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、例えば、シクロペンチルまたはC1−3アルキル)、ハロゲン、CN、CF、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またはより好ましくはC1−3アルコキシ)、NH、及びNH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましくはNH−C1−3アルキル)から選択される。
いくつかの実施形態において、化合物は式IIIの化合物であり、RはR12であり、Rは、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、例えば、シクロペンチルまたはC1−3アルキル)、ハロゲン、及びCNから選択され、R、R、R及びRは、各々独立して、H、アルキル(例えば、C1−6アルキル、例えば、シクロペンチルまたはC1−3アルキル)、ハロゲン、CN、CF、O−アルキル(例えば、C1−6アルコキシ、またより好ましくはC1−3アルコキシ)、NH、及びNH−アルキル(例えば、NH−C1−6アルキル、または好ましきはNH−C1−3アルキル)から選択される。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明の化合物は、標準的な細胞毒性アッセイによって測定した場合、ヒト細胞株において抗増殖性活性を示す。好ましくは、化合物は、後述の実施例2に記載される細胞生存(MTT増殖)アッセイによって測定した場合、5μM未満、さらにより好ましくは1μM未満のIC50値を示す。さらにより好ましくは、化合物は、0.5μM未満のIC50値を示す。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明の化合物は、当業者に周知の任意の標準的なアッセイによって測定した場合、1つ以上のプロテインキナーゼを示す。好ましくは、化合物は、後述の実施例2に記載されるキナーゼアッセイによって測定した場合、1μM未満または0.5μM未満、さらにより好ましくは0.1μM未満のIC50値を示す。
第1の態様による化合物の特定の例を、下の表1に示す。
化合物(ならびにその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、及びプロドラッグ)は、癌または別の増殖性疾患もしくは状態の治療のために、1つ以上の追加の薬剤(複数可)と組み合わせて投与されてもよい。例えば、1つより多くの癌シグナル伝達経路を同時に阻害し、抗癌療法(例えば、他の抗癌剤、化学療法、放射線療法、またはそれらの組み合わせを用いた治療)に対する癌細胞の感受性をより高めるために、化合物は、他の抗癌剤と組み合わせて使用されてもよい。そのため、式Iの化合物は、以下のカテゴリーの抗癌剤のうちの1つ以上と組み合わせて使用されてもよい。
●腫瘍内科学において使用される他の抗増殖性/抗悪性腫瘍薬及びそれらの組み合わせ、例えば、アルキル化剤(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾロミド、及びニトロソウレア);抗代謝剤(例えば、ゲムシタビン及び抗葉酸剤、例えば、5−フルオロウラシル及びテガフール等のフルオロピリミジン、ラルチトレキセド、メトトレキセート、シトシンアラビノシド、フルダラビン、及びヒドロキシウレア);抗腫瘍抗生物質(例えば、アントラサイクリン、例えば、アドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシンC、ダクチノマイシン、及びミトラマイシン);抗有糸分裂剤(例えば、ビンカアルカロイド、例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、及びビノレルビン、ならびにタキソイド、例えば、タキソール及びタキソテール、ならびにポロキナーゼ阻害剤);及びトポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド及びテニポシド等のエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカン、及びカンプトテシン);
●細胞分裂阻害剤、例えば、抗エストロゲン剤(例えば、タモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、及びヨードキシフェン)、抗アンドロゲン剤(例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド、及び酢酸シプロテロン)、LHRH遮断薬またはLHRH作動薬(例えば、ゴセレリン、ロイプロレリン、及びブセレリン)、プロゲストゲン(例えば、酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えば、アナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール、及びエキセメスタン)、及びフィナステリド等の5α−レダクターゼの阻害剤;
●抗浸潤剤(例えば、c−Srcキナーゼファミリー阻害剤、例えば、4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許公開第WO01/94341号)、N−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキサミド(ダサチニブ)及びボスチニブ(SKI−606))、ならびにメタロプロテイナーゼ阻害剤、例えば、マリマスタット、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤、またはヘパラナーゼに対する抗体;
●増殖因子機能の阻害剤(例えば、増殖因子抗体及び増殖因子受容体抗体、例えば、抗erbB2抗体トラスツズマブ(Herceptin(商標))、抗EGFR抗体パニツムマブ、抗erbB1抗体セツキシマブ(Erbitux、C225)、ならびにStern et al.Critical reviews in oncology/haematology,2005,Vol.54,pp11−29によって開示されている任意の増殖因子抗体または増殖因子受容体抗体)。そのような阻害剤はまた、チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、表皮増殖因子ファミリーの阻害剤(例えば、EGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)、及び6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)−キナゾリン−4−アミン(CI 1033)、erbB2チロシンキナーゼ阻害剤、例えばラパチニブ);肝細胞増殖因子ファミリーの阻害剤;インスリン増殖因子ファミリーの阻害剤;血小板由来増殖因子ファミリーの阻害剤、例えば、イマチニブ及び/またはニロチニブ(AMN107);セリン/スレオニンキナーゼの阻害剤(例えばRas/Rafシグナル伝達阻害剤、例えば、ソラフェニブ(BAY 43−9006)、ティピファニブ(R115777)、及びロナファーニブ(SCH66336)を含むファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤)、MEK及び/またはAKTキナーゼを介した細胞シグナル伝達の阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤、Plt3キナーゼ阻害剤、CSF−1Rキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インスリン様増殖因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えば、AZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528、及びAX39459)、ならびにCDK2及び/またはCDK9阻害剤等のサイクリン依存性キナーゼ阻害剤を含む。
●血管新生抑制剤、例えば、血管内皮増殖因子の効果を阻害する薬剤等(例えば、抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ(Avastin(商標)及びVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、例えば、バンデタニブ(ZD6474)、バタラニブ(PTK787)、スニチニブ(SU11248)、アキシチニブ(AG−013736)、パゾパニブ(GW 786034)、及び4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;国際特許公開第WO00/47212号の実施例240)、国際特許公開第WO97/22596号、同第WO97/30035号、同第WO97/32856号、及び同第WO98/13354号に開示されているもの等の化合物、他の機構によって作用する化合物(例えば、リノマイド、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、及びアンジオスタチン);
●血管損傷剤、例えば、コンブレタスタチンA4、ならびに国際特許公開第WO99/02166号、同第WO00/40529号、同第WO00/41669号、同第WO01/92224号、同第WO02/04434号、及び同第WO02/08213に開示されている化合物;
●エンドセリン受容体遮断薬、例えば、ジボテンタン(ZD4054)またはアトラセンタン;
●アンチセンス療法、例えば、上に列挙した標的を対象とするもの、例えば、ISIS 2503、抗rasアンチセンス;
●遺伝子治療手法、例えば、異常なp53または異常なBRCA1もしくはBRCA2等の異常な遺伝子を置き換えるための手法、GDEPT(遺伝子指向性酵素プロドラッグ療法)手法、例えば、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼ、または細菌性ニトロレダクターゼ酵素を用いるもの、及び化学療法または放射線療法に対する患者の忍容性を高めるための手法、例えば、多剤耐性遺伝子療法等;
●免疫療法手法、例えば、患者の腫瘍細胞の免疫原性を高めるためのex vivo及びin vivo手法、例えば、インターロイキン2、インターロイキン4、または顆粒球マクロファージコロニー刺激因子等のサイトカインを用いたトランスフェクション、T細胞アネルギーを減少させる手法、サイトカインでトランスフェクトされた樹状細胞等のトランスフェクトされた免疫細胞を用いる手法、トランスフェクトされた腫瘍細胞株を用いる手法、ならびに抗イディオタイプ抗体を用いる手法。
他の抗癌剤と組み合わせて使用される場合、本発明の化合物及び他の抗癌剤は、同じ薬学的組成物中または別の薬学的組成物中で投与することができる。別の薬学的組成物中で投与される場合、化合物及び他の抗癌剤は、任意の順序で同時にまたは経時的に(例えば、数秒または数分またはさらには数時間(例えば、2〜48時間)以内に)投与されてもよい。
本発明は、典型的には、ヒト対象における癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態の治療に適用される。しかしながら、対象はまた、例えば、家畜(例えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、及びヤギ)、コンパニオンアニマル((例えば、イヌ及びネコ)、及びエキゾチックアニマル((例えば、非ヒト霊長類、トラ、ゾウ等)から選択されてもよい。
本発明に従って治療することができる癌ならびに他の増殖性細胞疾患及び状態は、胆道癌、脳癌(神経膠芽腫及び髄芽腫を含む)、乳癌、子宮頸癌;絨毛癌、結腸癌、子宮内膜癌、食道癌、胃癌、血液腫瘍(急性リンパ性白血病(ALL)を含む)、慢性リンパ性白血病(CLL)及び慢性骨髄性白血病(CML)、急性骨髄性白血病(AML)、多発性骨髄腫、AIDS関連白血病及び成人T細胞白血病リンパ腫、上皮内腫瘍(ボーエン病及びパジェット病を含む)、肝臓癌、肺癌、リンパ腫(ホジキン病及びリンパ球性リンパ腫を含む)、神経芽細胞腫、口腔癌(扁平上皮癌を含む)、卵巣癌(上皮細胞、間質細胞、生殖細胞、及び間葉系細胞から生じるものを含む)、膵癌、前立腺癌、結腸直腸癌、肉腫(平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、脂肪肉腫、線維肉腫,及び骨肉腫を含む)、皮膚癌(黒色腫、カポジ肉腫、基底細胞癌、及び扁平上皮癌を含む)、精巣癌(胚腫瘍、例えば、精上皮腫、非精上皮腫テラトーマ、及び絨毛癌を含む)、間質腫瘍、胚細胞性腫瘍、甲状腺の癌(甲状腺癌及び髄様癌を含む)、ならびに腎臓癌(腺癌及びウィルムス腫瘍を含む)を含む。
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、例えば、肺癌(Wu et al.,J Transl Med 9:38(2011))、乳癌(An et al.,Am J Pathol 154(1):113−118(1999))、中枢神経系(CNS)の癌、及び結腸直腸癌(Ikeda et al.,Jap J Clin Med 54(4):1054−1059(1996))を含む、CDK4及び/またはサイクリンDの過剰発現によって特徴付けられる癌を治療するために使用される。CDK4及び/またはサイクリンDの過剰発現は、例えば、当業者に周知の技術のいずれか(例えば、qPCR等の定量的増幅技術)を用いて、好適な試料中のCDK4及び/またはサイクリンDをコードするmRNAの量を評価することによって判定されてもよい。
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、例えば、T細胞急性リンパ性白血病(ALL)、結腸直腸癌、及び髄芽腫(Tadesse et al.,Cell Cycle.14(20):3220−30,2015に考察される)を含む、CDK6及び/またはサイクリンDの過剰発現によって特徴付けられる癌を治療するために使用される。CDK6及び/またはサイクリンDの過剰発現は、例えば、当業者に周知の技術のいずれか(例えば、qPCR等の定量的増幅技術)を用いて、好適な試料中のCDK6及び/またはサイクリンDをコードするmRNAの量を評価することによって判定されてもよい。
本発明の化合物は、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤を用いて薬学的組成物に製剤化することができる。好適な担体及び希釈剤の例は、当業者に周知であり、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,PA 1995に記載されている。本明細書に記載される種々の異なる形態の薬学的組成物に好適な賦形剤の例は、Handbook of Pharmaceutical Excipients,2nd Edition,(1994)(A Wade and PJ Weller編集)に見出すことができる。好適な担体の例として、ラクトース、デンプン、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトール等が挙げられる。好適な希釈剤の例として、エタノール、グリセロール、及び水が挙げられる。担体、希釈剤、及び/または賦形剤の選択は、意図する投与経路及び標準的な薬務に関して行われ得る。
本発明の化合物を含む薬学的組成物は、任意の好適な結合剤、滑沢剤、懸濁化剤、コーティング剤、及び可溶化剤をさらに含んでもよい。好適な結合剤の例として、デンプン、ゼラチン、天然の糖、例えば、グルコース、無水ラクトース、流動性ラクトース、β−ラクトース、トウモロコシ甘味料、天然及び合成のガム、例えば、アカシア、トラガカント、またはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、及びポリエチレングリコールが挙げられる。好適な滑沢剤の例として、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。保存剤、安定化剤、色素、及びさらには香味剤が薬学的組成物中に提供されてもよい。保存剤の例として、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、及びp−ヒドロキシ安息香酸のエステルが挙げられる。抗酸化剤及び懸濁化剤が用いられてもよい。
本発明の化合物を含む薬学的組成物は、経口、直腸、腟、非経口、筋肉内、腹腔内、動脈内、髄腔内、気管支内、皮下、皮内、静脈内、鼻内、頬側、または舌下の投与経路に適応させることができる。経口投与の場合、特定の使用は、圧縮錠剤、丸剤、錠剤、ゲルカプセル剤、ドロップ剤、及びカプセル剤から構成され得る。他の投与形態として、薬学的組成物は、静脈内、動脈内、髄腔内、皮下、皮内、腹腔内、または筋肉内に注射することができ、滅菌溶液または滅菌可能な溶液から調製される、溶剤または乳剤を含み得る。本発明の化合物を含む薬学的組成物はまた、坐剤、腟坐剤、懸濁剤、乳剤、ローション剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、スプレー剤、液剤、または散粉剤の形態であってもよい。薬学的組成物は、単位剤形(すなわち、単位用量、または複数もしくは副次的単位の単位用量を含有する個別部分の形態)で製剤化することができる。
本発明の化合物は、その薬学的に許容される塩として、例えば、好適な酸付加塩または塩基塩として提供されてもよい。好適な薬学的な塩に関する考察は、Berge et al.,J Pharm Sci 66:1−19(1977)に見出すことができる。塩は、例えば、強い無機酸、例えば、鉱酸(例えば、硫酸、リン酸、またはハロゲン化水素酸)を用いて、強い有機カルボン酸、例えば、無置換のまたは(例えば、ハロゲンによって)置換された1〜4炭素原子のアルカンカルボン酸、例えば、酢酸を用いて、飽和または不飽和ジカルボン酸(例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、またはテレフタル酸)を用いて、ヒドロキシカルボン酸(例えば、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、またはクエン酸)を用いて、アミノ酸(例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸)を用いて、安息香酸を用いて、または有機スルホン酸(例えば、無置換のまたは例えばハロゲンによって置換された(C−C)−アルキルスルホン酸またはアリールスルホン酸、例えば、メタンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸)によって形成される。
本発明の化合物は、それらの種々の結晶形態、多形形態、及び(無)水形態で提供され得る。これに関連して、化学化合物は、精製及び/または単離方法を、そのような化合物の化学合成において使用される溶媒とは若干変化させることにより、そのような形態のいずれかとして単離され得ることは、当業者に周知である。
本発明はさらに、本発明による化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを合成する方法を提供する。
以下に記載する合成方法の説明に関して、及び出発材料を調製するために使用される参照合成法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験の期間、及びワークアップ手順を含む全ての提案される反応条件は容易に選択され得ることが、当業者によって理解されるであろう。さらに、分子の種々の部分に存在する官能基は用いられる試薬及び反応条件に適合しなければならないことが、当業者によって理解されるであろう。
必要な出発材料は、有機化学の標準的な手順によって得ることができる。そのような出発材料の調製は、下記の代表的なプロセスの変形例と併せて、かつ後述の実施例内に記載される。代替として、必要な出発材料は、当業者の通常の技能の範囲内である、例示されるものと類似の手順によって得ることができる。さらに、以下に記載するプロセスにおいて、化合物の合成の間、またはある特定の出発材料の合成の間、それらの望ましくない反応を防止するために、ある特定の置換基を保護することが望ましい場合があることを理解されたい。当業者は、そのような保護がいつ必要とされるか、また、そのような保護基をどのようにして導入し、後に除去することができるかを容易に理解するであろう。保護基の例は、例えば、Protective Groups in Organic Synthesis by Theodora Green (編集:John Wiley&Sons)に記載されている。保護基は、当該保護基の除去に適していると当業者に周知である任意の都合のよい方法によって除去することができ、そのような方法は、分子内の他の場所にある基への妨害を最小限に抑えて保護基の除去を達成するように選択される。よって、反応物が、例えば、アミノ、カルボキシ、またはヒドロキシ等の基を含む場合、本明細書において言及される反応のいくつかにおいて該基を保護することが望ましい場合がある。
本発明の化合物は、国際特許公開第WO2013/156780号に記載される一般的な合成方法によって調製されてもよく、それは参照により本明細書に組み込まれる。
さらに、本発明において、本発明の化合物(またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグ)を合成する方法が提供され、該方法は、
a)式IVの化合物

(式中、
zは、Nと隣接する炭素原子との結合が単結合または二重結合であり得るように、任意選択的な結合を表し、
、R、R、R、及びRは、第1の態様に記載される通りである)を
式Vの化合物

(式中、R、R、R、及びRは、第1の態様に記載される通りである)と反応させること、また必要であれば、
b)存在するあらゆる保護基、及び/またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグを除去すること、を含む。
式IVの化合物と式Vの化合物とのカップリング反応は、好適な溶媒または溶媒混合物の存在下で起こり得る。当業者は、この発明に使用するための好適な溶媒または溶媒混合物を用意に選択することができるであろう。好適な溶媒の例として、アルコール、アセトニトリル、ハロゲン化溶媒等が挙げられる。
さらに、当業者は、式IVの化合物と式Vの化合物とのカップリング反応に用いるための適切な反応条件を選択することができるであろう。しかしながら、典型的には、反応は、無水条件において、かつアルゴンまたは窒素等の不活性雰囲気下で行われるであろう。反応はまた、高温で、例えば、80〜180℃の範囲内で、適切な期間、例えば、20分〜48時間行われてもよい。好適には、反応は、マイクロ波加熱下で、例えば、80〜180℃で20分〜1.5時間行われる。
得られた化合物は、当業者に周知の技術を用いて単離及び精製することができる。
本発明の化合物(またはその薬学的に許容される塩、溶媒和化合物、もしくはプロドラッグ)を合成する方法は、
c)(特に、化合物が異なる塩形態の混合物として形成される状況において)式Iの化合物を塩交換に供することをさらに含んでもよい。
塩交換は、好適な固体支持体または樹脂上に化合物を固定化し、適切な酸で化合物を溶出して式I(II、またはIII)の化合物の塩を得ることを含み得る。
本発明の化合物を合成するための特に好適な方法の一例を、下のスキームとして示す。
スキーム1

一般的な反応条件は、(a)DMF−DMAまたはBredereck試薬、還流、(b)Select Fluor、MeOH、(c)EtN、HgCl、DCM、(d)TFA/DCM(1:1)、還流、(e)A、B、NaOH、2−メトキシエタノール、マイクロ波、及び(f)Pddba、キサントホス、t−BuONa、ジオキサン、マイクロ波である。
これ以降、以下の非限定的な実施例及び添付の図面を参照して本発明を説明する。
実施例1.合成
概論
H及び13CのNMRスペクトルは、Bruker AVANCE III 500スペクトロメーター上で300Kで記録した(Hは500MHz、13CのNMRは125MHz)。H及び13CのNMRスペクトルは、残りの非重水素化溶媒(またはテトラメチルシラン)のHシグナル、及び重水素化溶媒の13Cシグナルをそれぞれ標準とした。AB SCIEX TripleTOF(登録商標)5600質量分析計上で高分解能質量スペクトルを記録し、ESIを用いて全ての試料のイオン化を行った。化合物の純度を分析HPLCによって決定したところ、95%を上回っていた。CBM−20A通信バスモジュール、DGU−20A5R脱気ユニット、LC−20AD液体クロマトグラフポンプ、SIL−20AHTオートサンプラー、SPD−M20A光ダイオードアレイ検出器、CTO−20Aカラムオーブン、及びPhenomenex Kinetex 5u C18 100A 250mm×4.60mmカラムを装備したShimadzu Prominence UFLC(UltraFast Liquid Chromatograph)システム上で、方法A(7分にわたって0.1%FAを含有する5〜95%のMeOH勾配、続いて、1mL/分の流速で13分間にわたって0.1%FAを含有する95%のMeOH)、方法B(7分間にわたって0.1%FAを含有する5〜95%のMeCN勾配、続いて、1mL/分の流速で13分間にわたって0.1%FAを含有する95%のMeCN)を用いて、分析HPLCを行った。
1−(4−(6−((4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(1)
DMSO(10mL)中のアセチルピペラジン(5.00g、39.0mmol)及び5−ブロモ−2−ニトロピリジン(5.00g、24.6mmol)の溶液に、トリエチルアミン(10.2mL、73.9mmol)を加えた。反応混合物を120℃で16時間加熱し、室温まで冷却し、EtOAcで研和した。形成された固体を濾過し、EtOAc(10mL)及びHO(30mL)で洗浄し、1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの第1の部分を黄色固体として得た。濾液と洗浄液を併せ、DCMで抽出した(3×100mL)。有機抽出物を併せ、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの第2の部分を得た。H NMR(CDCl) δ 2.16(s,3H)、3.47(t,2H,J 5.5)、3.52(t,2H,J 5.5)、3.71(t,2H,J 5.5)、3.83(t,2H,J 5.5)、7.23(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.14(d,1H,J 3.0)、8.20(d,1H,J 9.0)。HRMS(ESI) 251.1130([M+H]);C1115 ([M+H])に対する計算値251.1139。
MeOH(200mL)中の1−(4−(6−ニトロピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンの懸濁液(2.51g、10.0mmol)に、10%Pd/C(107mg、0.100mmol、1mol%)を加えた。室温で、反応混合物をHで5時間バブリングし、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。固体をMeOH(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下かつ真空で濃縮し、1−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンを褐色がかった固体として得(2.20g、100%)、精製せずに次のステップに使用した。HRMS(ESI):m/z 221.1390[M+H];C1117[M+H]に対する計算値221.1397。
氷浴上のDCM(100mL)中の1−(4−(6−アミノピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(2.21g、10.0mmol)、N,N′−ビス−Boc−S−メチルイソチオウレア(3.50g、12.0mmol)、及びトリエチルアミンの溶液(4.90mL、35.1mmol)に、HgCl(5.45g、20.1mmol)を加えた。氷浴上で0.5時間撹拌した後、反応混合物を室温まで加温し、12時間撹拌し、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。固体をDCM(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5から90:10への勾配)、1−アセチル−4−(6−(2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)ピリジン−3−イル)ピペラジンを淡黄色固体として得た(3.82g、82%)。H NMR(CDCl) δ 1.53(s,18 H)、2.14(s,3H)、3.13(t,2H,J 5.5)、3.18(t,2H,J 5.5)、3.63(t,2H,J 5.5)、3.78(t,2H,J 5.5)、7.29(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(d,1H,J 7.5)、7.99(d,1H,J 2.5)、10.90(br s,1H)、11.58(br s,1H)。HRMS(ESI):m/z 463.2668[M+H];C2235 [M+H]に対する計算値463.2663。
DCM(5mL)中の1−アセチル−4−(6−(2,3−ビス(tert−ブトキシカルボニル)グアニジノ)ピリジン−3−イル)ピペラジンの溶液(724mg、1.56mmol)に、TFA(5mL)を加えた。反応混合物を16時間還流加熱し、減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(50mL)に再溶解し、MeOH(50mL)中の過剰なAmbersep(登録商標)900樹脂の懸濁液(HOで30分間、及びMeOHで30分間、予め膨潤させた水酸化物形態)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌して濾過し、固体をMeOH(50mL)で洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、減圧下で濃縮し、1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンをベージュ色の固体として得(410mg、100%)、さらに精製せずに次のステップに直接使用した。MS(ESI):m/z 263.2[M−TFA+H]
2−メトキシエタノール(6mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(1.08g、4.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(420mg、2.00mmol)の混合物に、NaOH(160mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、化合物1を黄色固体として得た(100mg、12%)。H NMR(CDCl) δ 2.09(s,3H)、2.64(s,3H)、2.65(s,3H)、3.20(m,4H)、3.58(t,2H,J 5.0)、3.74(t,2H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 2.5)、8.14(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.42(s,1H,J 5.5)。13C NMR(CDCl δ 18.3,19.6,21.5,41.4,46.3,50.2,50.5,109.4,113.2,127.4,131.4,137.5,142.5,146.9,152.6,158.7,159.0,159.1,167.1,169.1。HRMS(ESI):m/z 410.1763[M+H];C2024OS[M+H]に対する計算値410.1758。分析RP−HPLC 方法A:t8.22分、純度>99%、方法B:t2.81分、純度>99%。
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(2)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1の懸濁液(71.0mg、0.17mmol)に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、2を黄色固体として得た(49mg、77%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.63(s,3H)、2.65(s,3H)、3.11(t,4H,J 5.5)、3.26(t,4H,J 4.5)、7.11(d,1H,J 5.0)、7.49(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.53(d,1H,J 5.5)、9.70(br,1H)。HRMS(ESI):m/z 368.1653[M+H];C1822[M+H]に対する計算値368.1652。分析RP−HPLC 方法A:t8.00分、純度>98%、方法B:t2.88分、純度>96%。
以下の化合物は、類似の経路によって合成した。
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(3)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(210mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、2を黄色固体として得た(119mg、31%)。融点183〜184℃。H NMR(CDCl) δ 2.36(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、2.70(s,3H)、2.71(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 2.5)、8.23(br,1H)、8.27(d,1H,J 9.0)、8.48(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 382.1788[M+H];C1924[M+H]に対する計算値382.1808。分析RP−HPLC 方法A:t8.54分、純度>99%、方法B:t3.23分、純度>99%。
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(4)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、4を黄色固体として得た(90mg、23%)。融点110〜113℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.91(s,4H,チアゾール−CH& ピペラジン−NH )、3.11(s,3H)、3.27(t,4H,J 4.5)、3.48(t,4H,J 4.0)、7.84(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.48(d,1H,J 2.0)、9.33(s,1H)、11.13(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 393.1597[M+H];C1921[M+H]に対する計算値393.1604。分析RP−HPLC 方法A:t9.18分、純度>95%;方法B:t7.68分、純度>96%。
4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(5)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、5を褐色固体として得た(114mg、28%)。融点112〜114℃。H NMR(CDCl) δ 2.37(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、2.63(s,3H)、2.76(s,3H)、3.21(t,4H,J 5.0)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.13(s,1H)、8.20(d,1H,J 9.0)、8.76(s,1H)、8.76(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 407.1772[M+H];C1921[M+H]に対する計算値407.1761。分析RP−HPLC 方法A:t9.58分、純度100%;方法B:t8.18分、純度100%。
2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(6)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−(2,4−ジメチルチアゾール−5−カルボニル)アクリロニトリル(235mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、DCM及びヘキサンで再結晶化し、6を黄色固体として得た(150mg、34%)。融点99〜101℃。H NMR(DMSO−d) δ 1.79(s,3H)、2.25(s,3H)、2.45(s,3H)、2.85(d,2H,J 4.0)、2.92(s,2H)、3.33(d,4H,J 4.0)、7.22(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.67(d,1H,J 9.0)、7.85(d,1H,J 2.5)、8.68(s,1H)、10.47(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 435.1700[M+H];C2229[M+H]に対する計算値435.1710。分析RP−HPLC 方法A:tR10.92分、純度>97%;方法B:t8.69分、純度>96%。
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(7)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、7を黄色固体として得た(35mg、9%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.32(t,3H,J 7.5)、2.65(s,3H)、2.98(q,2H,J 7.5)、3.26(t,4H,J 2.5)、3.34(app s,4H)、7.13(d,1H,J 5.0)、7.52(dd,1H,J 9.5 & 3.5)、8.07(d,1H,J 3.0)、)、8.11(d,1H,J 9.0)、8.53(d,1H,J 5.5)、8.66(s,1H)、9.65(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 382.1810[M+H];C1924[M+H]に対する計算値382.1808。分析RP−HPLC 方法A:tR12.55分、純度>99%;方法B:t3.71分、純度>98%。
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(8)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、8を黄色固体として得た(50mg、13%)。H NMR(CDCl) δ 1.41(t,3H,J 7.5)、2.34(s,3H)、2.58(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、3.00(q,2H,J 7.5)、3.18(t,4H,J 5.0)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.12(d,1H,J 3.0)、)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.52(d,1H,J 5.5)、8.97(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 396.1980[M+H];C1924[M+H]に対する計算値396.1965。分析RP−HPLC 方法A:tR12.58分、純度>99%;方法B:tR3.86分、純度>96%。
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(9)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(497mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、9を黄色固体として得た(51mg、13%)。H NMR(CDCl) δ 1.13(t,3H,J 7.5) 1.42(t,3H,J 7.5)、2.49(q,2H,J 7.0)、2.63(t,4H,J 5.0)、2.70(s,3H)、3.02(q,2H,J 8.0)、3.20(t,4H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.07(d,1H,J 3.0)、)、8.28(d,1H,J 9.5)、8.40(s,1H)、8.49(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 410.2129[M+H];C2128[M+H]に対する計算値410.2121。分析RP−HPLC 方法A:tR12.61分、純度>99%;方法B:tR3.82分、純度>94%。
1−(4−(6−((4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(10)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、10を黄色固体として得た(175mg、41%)。H NMR(CDCl) δ 1.43(t,3H,J 7.5)、2.15(s,3H)、2.71(d,3H,J 2.5)、3.03(q,2H,J 8.0)、3.12(t,2H,J 5.0)、3.15(t,2H,J 5.0)、3.65(s,6H)、3.80(t,2H,J 5.0)、3.78(t,2H,J 5.0)、6.98(d,J 5.5,1H)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.05(s,1H)、8.32(d,1H,J 9.0)、8.48(d,J 5.5,1H)。HRMS(ESI):m/z 424.1932[M+H];C2126OS[M+H]に対する計算値424.1914。方法A: tR14.52分、純度100%;方法B:tR10.33分、純度100%。
1−(4−(6−((5−クロロ−4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(11)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−2−クロロ−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(259mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、11を黄色固体として得た(30mg、7%)。H NMR(CDCl) δ 1.44(t,3H,J 7.5)、2.15(s,3H)、2.54(s,3H)、3.05(q,2H,J 7.5)、3.10(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.64(t,2H,J 4.5)、3.79(t,2H,J 5.0)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 2.5)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.31(d,J 5.5,1H)、8.49(s,1H,NH)。HRMS(ESI):m/z 458.1525[M+H];C2125ClNOS[M+H]に対する計算値458.1524。分析RP−HPLC 方法A:tR11.26分、純度>99%;方法B:tR8.76分、純度>98%。
4−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(12)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−エチル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(224mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、12を黄色固体として得た(61mg、16%)。H NMR(CDCl) δ 1.43(t,3H,J 7.5)、2.71(d,3H,J 2.5)、3.03(q,2H,J 7.5)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.89(t,4H,J 5.0)、6.97(d,J 5.0,1H)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(s,1H)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.30(d,1H,J 9.0)、8.47(d,J 5.5,1H)。HRMS(ESI):m/z 383.1656[M+H];C1923OS[M+H]に対する計算値383.1649。分析RP−HPLC 方法A:tR14.71分、純度>98%;方法B:tR10.48分、純度>97%。
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(13)
メタノールHCl(32%、3mL)中のN−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(150mg、0.34mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩顆粒した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、13を黄色固体として得た(108mg、80%)。R(DCM:MeOH=9:1+10滴の32%アンモニア水)0.10。H NMR(CDCl) δ 1.43(d,6H,J 7.0)、1.65(br,1H)、2.71(s,3H)、3.07(t,4H,J 2.0)、3.11(t,4H,J 3.0)、3.30(m,1H)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(s,1H)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 396.1961[M+H];C2026[M+H]に対する計算値396.1965。分析RP−HPLC 方法A:tR9.08分、純度>98%;方法B:tR7.44分、純度100%。
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(14)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、14を黄色固体として得た(200mg、48.9)。H NMR(DMSO−d) δ 1.34(d,6H,J 7)、2.21(s,1H)、2.45(t,4H,J 5)、2.63(s,3H)、3.11(t,4H,J 4.5)、3.25(m,1H)、7.09(d,1H,J 5.5)、7.44(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.07(d,1H,J 9.5)、8.52(d,1H,J 5.5)、9.66(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 410.121[M+H];C2128[M+H]に対する計算値410.2121。分析RP−HPLC 方法A:tR9.14分、純度>97%;方法B:tR7.53分、純度100%。
N−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(15)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496.6mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、15を淡黄色固体として得た(178mg、42%)。H NMR(CDCl) δ 1.14(t,3H,J 7.0)、1.43(d,6H,J 7.0)、2.50(q,3H,J 7.0)、2.64(t,4H,J 5.0)、2.71(s,3H)、3.20(t,4H,J 5.0)、3.30(m,1H)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.05(d,1H,J 2.5)、8.17(s,1H)、8.33(d,1H,J 9.5)、8.47(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 424.2298[M+H];C2230[M+H]に対する計算値424.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR9.18分、純度>99%;方法B:tR7.15分、純度>98%。
1−(4−(6−((4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(16)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、16を黄色固体として得た(360mg、42%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.41(d,6H,J 7)、2.13(s,1H)、2.9(s,3H)、3.11(app m,4H)、3.28(m,1H)、3.62(t,2H,J 5.0)、3.78(t,2H,J 5.0)、6.96(d,1H,J 5.5)、7.35(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、8.14(d,1H,J 2.5)、8.33(d,1H,J 9.5)、8.55(d,1H,J 5.0)、9.24(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 438.2088[M+H];C2228OS[M+H]に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR10.50分、純度>98%;方法B:tR8.45分、純度>98%。
4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(17)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(331.7mg、1.50mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(238mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(60.0mg、1.50mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、17を白色固体として得た(238mg、60%)。H NMR(CDCl) δ 1.43(d,6H,J 7.0)、2.71(s,3H)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.32(m,1H)、3.89(t,4H,J 5.0)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.09(d,1H,J 3.0)、8.10(s,1H)、8.31(d,1H,J 9)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 397.1797[M+H];C2025OS[M+H]に対する計算値397.1805。分析RP−HPLC 方法A:tR10.97分、純度>99%;方法B:tR8.68分、純度100%。
N−(5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)−4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(18)
ジオキサン(3mL)中の1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(341mg、1.20mmol)及び4−(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−アミン(234.3mg、1.00mmol)の混合物に、Pddba(45.8mg、0.05mmol)、キサントホス(57.9mg、0.1mmol)、及びt−BuONa(144.2mg、1.50mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間150℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=98:2までのDCM勾配、18を白色固体として得た(210mg、48%)。H NMR(DMSO−d) δ 0.97(t,3H,J 7.5)、1.36(d,6H,J 7.0)、2.28(q,2H,,J 7.5)、2.36(s br,8H)、2.67(s,3H)、3.24−3.30(m,1H)、3.42(s,1H)、7.17(d,1H,J 5.5)、7.70(dd,1H,J 8.5 & 2.0)、8.20(d,1H,J 2.0)、8.22(d,1H,J 8.5)、8.58(d,2H,J 5.5)、9.92(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 438.2435[M+H];C2332[M+H]に対する計算値438.2434。分析RP−HPLC 方法A:tR9.43分、純度>97%;方法B:tR8.66分、純度>98%。
4−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(19)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(374mg、1.60mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(183mg、0.80mmol)の混合物に、NaOH(64.0mg、1.60mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、19を黄色固体として得た(52mg、13%)。融点190〜192℃。H NMR(CDCl) 2.37(s,3H)、2.58(s,3H)、2.60(t,4H,J 5.0)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.37(s,3H)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(s,1H)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.21(d,1H,J 9.0)、9.40(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 398.1779[M+H];C1924OS[M+H]に対する計算値398.1758。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(20)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.23mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、20を黄色固体として得た(77mg、85%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.64(s,3H)、2.74(s,3H)、3.23(t,2H,J 5.5)、3.36(app s,4H)、7.12(d,1H,J 5.5)、7.54(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.06(d,1H,J 3.0)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.53(s,1H,J 5.5)、8.82(s,1H)、9.69(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 400.1390[M+H];C1822 [M+H]に対する計算値400.1373。分析RP−HPLC 方法A:tR8.85分、純度>98%,方法B:tR7.44分、純度>99%。
4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(21)
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(242mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、21を黄色固体として得た(200mg、48%)。融点206〜207℃。H NMR(CDCl) 2.37(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、2.73(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.20(s,1H)、8.24(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 414.1552[M+H];C1924 [M+H]に対する計算値414.1529。分析RP−HPLC 方法A:tR9.36分、純度>99%;方法B:tR7.83分、純度>99%。
1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(22)
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(242mg、1.00mmol)の混合物に混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、22を黄色固体として得た(141mg、32%)。H NMR(CDCl) δ 2.15(s,3H)、2.69(s,3H)、2.73(s,3H)、3.13(app m,4H)、3.64(t,2H,J 5.0)、3.80(t,2H,J 5.0)、6.95(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(d,1H,J 3.0)、8.29(d,1H,J 9.0)、8.49(s,1H,J 5.0)、8.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 442.1478[M+H];C2024OS [M+H]に対する計算値442.1486。分析RP−HPLC 方法A:tR8.23分、純度>97%,方法B:tR2.81分、純度100%。
4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(23)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.21mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、23を黄色固体として得た(82mg、90%)。H NMR(CDCl) 1.47(s,3H)、1.48(s,3H)、2. 7(s,3H)、3.06(t,4H,J 4.5)、3.13(t,4H,J 5.0)、3.89(m,1H)、6.94(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.04(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.46(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 428.1696[M+H];C2026 [M+H]に対する計算値428.1686。分析RP−HPLC 方法A:tR9.86分、純度>93%;方法B:tR7.96分、純度>96%。
4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミン(24)
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.0mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(270mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、24を黄色固体として得た(97mg、22%)。融点198〜200℃。H NMR(CDCl) 1.46(s,3H)、1.47(s,3H)、2.37(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、2.69(s,3H)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.88(m,1H)、6.93(d,1H,J 5.0)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(s,1H)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.49(d,1H,J 5.0)、8.62(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 442.1865[M+H];C2128 [M+H]に対する計算値442.1842。分析RP−HPLC 方法A:tR10.34分、純度>96%;方法B:tR8.36分、純度>98%。
1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(25)
アセトニトリル(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルチオ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(270mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、25を黄色固体として得た(193mg、41%)。H NMR(CDCl) δ 1.47(s,3H)、1.48(s,3H)、2.15(s,3H)、2.70(s,3H)、,3.13(app m,4H)、3.65(t,2H,J 5.0)、3.80(t,2H,J 5.0)、3.89(m,1H)、6.95(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.29(app br d,2H)、8.48(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 470.1787[M+H];C2228OS [M+H]に対する計算値470.1791。分析RP−HPLC 方法A:tR8.23分、純度>93%,方法B:tR2.81分、純度>95%。
N,4−ジメチル−5−(2−((5−ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(26)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(264mg、1.20mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、クロロホルム:MeOH=91:9までのクロロホルム勾配、32%アンモニア水を最大10%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、26を淡黄色固体として得た(94.0mg、24%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.47(s,3H)、2.83(t,4H,J 5.0)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.01(t,4H,J,5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.04−8.07(m,2H)、8.33(d,1H,J 4.0)、9.25(s,1H)。MS(ESI):m/z 383.1674[M+H];C1823[M+H]に対する計算値383.1761。分析RP−HPLC 方法A:tR8.37分、純度>99%;方法B:tR7.10分、純度>99%。
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(27)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(264mg、1.20mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、クロロホルム:MeOH=91:9までのクロロホルム勾配、32%アンモニア水を最大3mLまで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、27を淡黄色固体として得た(131mg、32%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.41(s,3H)、2.88−2.89(m,7H)、3.07(t,4H,J 5.5)、7.41(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.88(d,1H,J 9.0)、8.03(d,1H,J 3.0)、8.26(q,1H,J 4.5)、8.75(s,1H)、10.30(s,1H)。MS(ESI):m/z 408.1660[M+H];C1922[M+H]に対する計算値408.1713。
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(28)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((5−フルオロ−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(200mg、0.45mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、EtOAc:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、28を黄色固体として得た(140mg、77%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.47(d,3H,J 2.0)、2.83(t,4H,J 4.5)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.00(t,4H,J 5.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.94(d,1H,J 9.0)、7.96(d,1H,J 3.0)、8.11(app d,1H,J 4.5)、8.41(d,1H,J 3.0)、9.48(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 401.1678[M+H];C1822FN[M+H]に対する計算値401.1667。分析RP−HPLC 方法A:tR8.14分、純度>95%;方法B:tR2.80分、純度100%。
N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(29)
2−メトキシエタノール(4.0mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(200mg、0.854mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン及びNaOH(58.1mg、1.71mmol)を加えた。反応混合物を30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、29を淡黄色固体として得た(91.0mg、27%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.22(s,3H)、2.45−2.47(m,7H)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.11(t,4H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.06−8.08(m,2H)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.24(s,1H)。MS(ESI):m/z 397.1958[M+H];C2025[M+H]に対する計算値397.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR8.27分、純度>90%;方法B:tR7.09分、純度>94%。
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(30)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(136mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=91:9までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、30を淡黄色固体として得た(363mg、43%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.43(s,3H)、2.74(s,3H)、2.89(d,4H,J 5.0),3.17(d,4H,J 5.0),7.50(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、8.11(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 4.5)、8.77(s,1H)、10.39(s,1H)。MS(ESI):m/z 422.1808[M+H];C2024[M+H]に対する計算値422.1870。分析RP−HPLC 方法A:tR8.72分、純度>99%;方法B:tR7.36分、純度>99%。
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(31)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=92:8:1までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、31を赤褐色固体として得た(124mg、30%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.22(s,3H)、2.45(t,4H,J 4.5)、2.47(app d,3H,J 2)、2.87(d,3H,J 5)、3.10(t,4H,J 5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.95(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.11(q,1H,J 4.5)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 415.1846[M+H];C1924FN[M+H]に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR8.09分、純度>95%;方法B:tR2.83分、純度99%。
5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(32)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496.6mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物を60分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、32を黄色固体として得た(146mg、34%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.03(t,3H,J 7.0)、2.36(q,3H,J 7.0)、2.48(app d,3H,J 2.0)、2.50(br,4H)、2.87(d,3H,J 5.0)、3.10(t,4H,J 5.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,J 9.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.13(q,1H,J 4.5)、8.43(d,1H,J 3.5)、9.55(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 429.1982[M+H];C2026FN[M+H]に対する計算値429.1980。分析RP−HPLC 方法A:tR8.30分、純度100%;方法B:tR2.80分、純度100%。
1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(33)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配+0.5mLの32%アンモニア)、33を黄色固体として得た(100mg、24%)。H NMR(CDCl) δ 2.15(s,3H)、2.56(s,3H)、3.05(s,3H)、3.10(t,2H,J 4.5)、3.14(t,2H,J 4.5)、3.64(t,2H,J 4.5)、3.79(t,2H,J 4.5)、5.73(s,1H)、6.88(d,1H,J 5.5)、7.35(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.89(s,1H)、8.01(d,1H,J 2.0)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.35(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 425.1878[M+H];C2025OS[M+H]に対する計算値425.1867。分析RP−HPLC 方法A:tR9.92分、純度100%;方法B:tR8.00分、純度100%。
2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(34)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(315mg、1.20mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、32%アンモニア水を最大3%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、34を淡黄色固体として得た(157mg、35%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.04(s,3H)、2.40(s,3H)、2.87(s,3H)、3.10(t,2H,J 5.0)、3.16(t,2H,J 5.0)、3.58(t,4H,J 5.0)、7.46(dd,1H,J 9.5 & 3.0)、7.90(d,1H,J 9.0)、8.06(d,1H,J 3.0)、8.26(q,1H,J 3.0)、8.75(s,1H)、10.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 450.1844[M+H];C2124OS[M+H]に対する計算値450.1819。分析RP−HPLC 方法A:tR10.34分、純度>97%;方法B:tR8.769分、純度>98%。
1−(4−(6−((5−フルオロ−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(35)
2−メトキシエタノール(6mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(1.08g、2.06mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(500mg、2.06mmol)及びNaOH(164.4mg、4.11mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で150分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、32%アンモニア水を最大1%まで連続添加)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、35を赤褐色固体として得た(400mg、44%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.04(s,3H,)、2.47(d,3H,J 2.5)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.05(t,2H,J 5.0)、3.11(t,2H,J 5.0)、3.58(app q,4H,J 6.0)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.12(q,1H,J 4.5)、8.43(d,1H,J 3.5)、9.59(s,1H)。HRMS(ESI) m/z 443.1800[M+H];C2024FNOS[M+H]に対する計算値443.1772。分析RP−HPLC 方法A:tR9.75分、純度>95%;方法B:tR7.77分、純度>95%。
N,4−ジメチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(36)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(266mg、1.20mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(225mg、1.00mmol)及びNaOH(82.0mg、2.40mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製した(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)。固体をDCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、36を淡黄色固体として得た(69.0mg、18%)。H NMR ,DMSO−d) δ2 .47(s,3H)、2.86(d,2H,J 5.0)、3.08(t,4H,J 5.0)、3.74(t,4H,J 5.0)、6.92(d,1H,J 5.0)、7.41(dd,1H,J 9.0 &3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.06(q,1H,J 5.0 & 4.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.0)、9.26(s,1H)。MS(ESI):m/z 384.1674[M+H];C1821OS[M+H]に対する計算値384.1601。分析RP−HPLC 方法A:tR10.08分、純度>99%;方法B:tR7.98分、純度>99%。
4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−5−カルボニトリル(37)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(222mg、1.00mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、1.00mmol)及びNaOH(68.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで洗浄し、次いで濾過し、37を黄色固体として得た(126mg、31%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.42(s,3H)、2.89(d,3H,J 4.5)、3.12(t,4H,J 5.0)、3.75(t,4H,J 5.0)、7.42(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.23(dd,1H,J 9.0 & 4.5)、8.73(s,1H)、10.28(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 409.1549[M+H];C1920OS[M+H]に対する計算値409.1554。分析RP−HPLC 方法A:tR10.88分、純度>98%;方法B:tR8.60分、純度>97%。
5−(5−フルオロ−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(38)
2−メトキシエタノール(4mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(332mg、1.5mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(60.0mg、1.5mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で90分間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、38を紫色の固体として得た(138mg、34%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.48(d,3H,J 2.0)、2.87(d,3H,J 4.5)、3.08(t,4H,J 5)、3.75(t,4H,J 5.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.97(d,1H,J 9.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.12(q,1H,J 4.5)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.52(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 402.1524[M+H];C1821FNOS[M+H]に対する計算値402.1507。分析RP−HPLC 方法A:tR9.95分、純度100%;方法B:tR7.97分、純度100%。
5−(2−((5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(39)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテートトリフルオロアセテート(640mg、≦0.999mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(390mg、1.20mmol)及びNaOH(80.0mg、2.03mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で45分間140℃で加熱した。室温まで冷却し、濾過した。固体をMeOH(15mL)及びDCM(30mL)で洗浄し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、39を黄色固体として得た(64.0mg、14%、2段階での全収率)。融点275〜276℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.46(s,3H)、2.52(t,4H,J 4.0)、2.86(d,3H,J 4.0)、3.12(t,4H,J 3.6)、3.53(s,2H)、6.91(d,1H,J 4.4)、7.24−7.28(m,1H)、7.33−7.36(m,4H)、7.38(dd,1H,J 7.2 & 2.4)、7.96(d,1H,J 2.4)、8.03(q,1H,J 4.0)、8.06(d,1H,J 7.6)、8.32(d,1H,J 4.4)、9.18(s,1H)。HRMS(ESI):473.2252([M+H]);C2529([M+H])に対する計算値473.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR7.51分、純度>99%;方法B:tR6.26分、純度>99%。
2−((5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(40)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(640mg、≦0.999mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(350mg、0.999mmol)及びNaOH(80.0mg、2.03mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下45分間140℃で加熱した。室温まで冷却し、濾過した。固体をMeOH(15mL)及びDCM(30mL)で洗浄し、クロマトグラフィーにより濾過し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、40を黄色固体として得た(177mg、36%、2段階での全収率であり、6に基づいて算出した)。融点255〜256℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.40(s,3H)、2.51(t,4H,J 3.6)、2.87(d,3H,J 3.2)、3.14(t,4H,J 3.6)、3.51(s,2H)、7.23−7.28(m,1H)、7.32−7.35(m,4H)、7.40(dd,1H,J 7.2 & 2.4)、7.87(d,1H,J 7.2)、8.03(d,1H,J 2.4)、8.23(q,1H,J 3.2)、8.73(s,1H)、10.29(s,1H)。HRMS(ESI):498.2188[M+H];C2628[M+H]に対する計算値498.2183。分析RP−HPLC 方法A:tR8.38分、純度>95%;方法B:tR6.75分、純度>96%。
5−(2−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(41)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)グアニジントリフルオロアセテート(530mg、≦1.71mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(200mg、0.888mmol)及びNaOH(73.0mg、1.82mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、41を黄色固体として得た(60.0mg、14%)。融点212〜213℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.44(s,3H)、2.50(t,4H,J 4.0)、2.85(d,3H,J 3.6)、3.05(t,4H,J 4.0)、3.51(s,2H)、6.81(d,1H,J 4.4)、6.85(d,2H,J 7.6)、7.23−7.29(m,1H)、7.31−7.35(m,4H)、7.57(d,2H,J 7.2)、7.98(q,1H,J 4.0)、8.26(d,1H,J 4.4)、9.13(s,1H)。HRMS(ESI):472.2295[M+H];C2630[M+H]に対する計算値472.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR8.11分、純度>99%;方法B:tR6.62分、純度>99%。
2−((4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−4−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−5−カルボニトリル(42)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)フェニル)グアニジントリフルオロアセテート(353mg、≦1.14mmol)の溶液に、tert−ブチル(E)−(5−(2−シアノ−3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−4−メチルチアゾール−2−イル)(メチル)カルバメート(200mg、0.571mmol)及びNaOH(45.7mg、1.14mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で30分間160℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:EtOAc=1:3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、42を黄色固体として得た(80.0mg、28%)。融点220〜221℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.34(s,3H)、2.50(t,4H,J 4.0)、2.86(d,3H,J 3.6)、3.08(t,4H,J 4.0)、3.51(s,2H)、6.89(d,2H,J 7.2)、7.23−7.29(m,1H)、7.31−7.35(m,4H)、7.48(d,2H,J 6.4)、8.17(q,1H,J 3.6)、8.67(d,1H,J 4.0)、10.03(s,1H)。HRMS(ESI):497.2206[M+H];C2729[M+H]に対する計算値497.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>96%;方法B:tR10.18分、純度>95%。
N,N,4−トリメチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(43)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.23mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、EtOAc:MeOH:NHOH)=90:10:1までのDCM勾配)、43を黄色固体として得た(83mg、92%)。融点210〜211℃。H NMR(DMSO−d) δ 1.74(br,1H)、2.57(s,3H)、3.06(t,4H,J 5.5)、3.11(t,4H,J 3.5)、3.18(s,6H)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.79(s,1H)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.5)、8.31(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 397.1925[M+H];C1925[M+H]に対する計算値397.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR8.39分、純度>95%;方法B:tR7.42分、純度100%。
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(44)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(100mg、0.22mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=90:10:1までのDCM勾配)、44を黄色固体として得た(45.4mg、50%)。H NMR(CDCl) δ 2.58(d,3H,J 2.0,)、3.05(t,4H,J 6.0)、3.09(t,4H,J 6.0)、3.17(s,6H)、7.30(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(br s,1H)、8.00(s,1H)、8.19(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 1.5)。HRMS(ESI):m/z 415.1821[M+H];C1924FN[M+H]に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR9.00分、純度>98%;方法B:tR7.30分、純度>99%。
N,N,4−トリメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(45)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(239mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、45を黄色固体として得た(40.0mg、10%)。H NMR(CDCl) δ 2.36(s,3H)、2.57(s,3H)、2.59(t,4H,J 5.0)、3.17(br s,10H)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(s,1H)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 411.2048[M+H];C2027[M+H]に対する計算値411.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR8.77分、純度>99%;方法B:tR3.24分、純度>95%。
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(46)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、46を赤褐色固体として得た(61.0mg、14%)。H NMR(CDCl) δ 2.36(s,3H)、2.57(d,3H,J 2.5)、2.59(t,4H,J 5.0)、3.17(s,10H)、7.30(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.33(d,1H,J 2.0)、8.18(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 429.1981[M+H];C2026FN[M+H]に対する計算値429.1980。分析RP−HPLC 方法A:tR8.99分、純度>96%;方法B:tR7.30分、純度>98%。
5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(47)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、47を褐色固体として得た(76mg、17.2%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.50(q,2H,J 11.0)、1.84(d,3H,J 11.0)、2.21(s,7H)、2.47(s,3H,チアゾール−CH)、2.64(t,2H,J 11.0)、2.86(t,3H,J 3.5)、3.63(d,1H,J 11.0)、7.39(app d,1H,J 7.0)、7.92(d,1H,J 9.0)、7.98(s,1H)、8.10( 1H,J 4.0)、8.41(s,1H)、9.43(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 443.2136[M+H];C2128FN[M+H]に対する計算値443.2133。分析RP−HPLC 方法A:tR9.12分、純度>95%;方法B:tR2.84分、>99%。
1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(48)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(239mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、PE:EtOAc=100%までのEtOAc勾配)、48を黄色固体として得た(100mg、10%)。融点234〜235℃。H NMR(CDCl) δ 2.12(s,3H)、2.55(s,3H)、3.08(t,2H,J 5.0)、3.11(t,2H,J 5.0)、3.15(s,6H)、3.61(t,2H,J 5.0)、3.77(t,2H,J 4.5)、6.83(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.08(d,1H,J 3.0)、8.32(d,1H,J 9.0)、8.37(d,1H,J 5.5)、8.73(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 439.2040[M+H];C2127OS[M+H]に対する計算値439.2023。分析RP−HPLC 方法A:tR10.06分、純度>97%;方法B:tR8.62分、純度>96%。
1−(4−(6−((4−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(49)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、49を赤褐色固体として得た(148mg、32%)。H NMR(CDCl) δ 2.14(s,3H)、2.57(d,3H,J 2.5)、3.08(t,2H,J 10.0)、3.11(t,2H,J 10.0)、3.17(s,6H)、3.63(t,2H,J 10.0)、3.78(t,2H,J 10.0)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.23(d,1H,J 9.0)、8.25(app d,J 3.0,1H)、8.31(s,1H,NH)。HRMS(ESI):m/z 457.1925[M+H];C2126FNOS[M+H]に対する計算値457.1929。分析RP−HPLC 方法A:tR10.43分、純度>95%;方法B:tR8.29分、純度>95%。
5−(5−フルオロ−2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン(50)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテートトリフルオロアセテート(443mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(ジメチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(257mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配、0.5mLの32%アンモニアを絶え間なく添加)、50を赤褐色固体として得た(166mg、40%)。H NMR(CDCl) δ 2.58(s,3H)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.17(s,6H)、3.89(t,4H,J 4.5)、7.29(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.05(s,1H)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 416.1665[M+H];C1923FNOS[M+H]に対する計算値416.1663。分析RP−HPLC 方法A:tR10.60分、純度>95%;方法B:tR8.52分、純度>97%。
5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(51)
、2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(439mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、51を赤褐色固体として得た(66mg、17%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.52(m,2H)、1.63(m,4H)、2.47(s,3H)、2.87(d,3H,J 5.0)、3.07(t,4H,J 5.0)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.93(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 2.5)、8.10(d,1H,J 5.0)、8.41(d,1H,J 3.5)、9.45(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 400.1710[M+H];C1923FN[M+H]に対する計算値400.1714。分析RP−HPLC 方法A:tR12.08分、純度>95%;方法B:tR8.70分、>98%。
5−(5−フルオロ−2−((5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(52)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(596mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、52を赤褐色固体として得た(29mg、6%)。H NMR(DMSO−d) δ 2.88(d,3H,J 4.5)、2.94(s,3H)、3.23(t,4H,J 5.0)、3.27(t,4H,J 5.5)、3.33(s,3H)、7.52(app d,1H,J 8.0)、7.6(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.15(d,1H,J 4.5)、8.44(d,1H,J 3.5)、9.69(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 479.1441[M+H];C1924FN[M+H]に対する計算値479.1442。分析RP−HPLC 方法A:tR10.60分、純度>94%;方法B:tR8.08分、>97%。
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(53)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(243mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、53を橙色固体として得た(40mg、10%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.75−1.80(m,2H)、2.45(d,3H,J 2.0)、2.62(t,2H,J 6.0)、2.85(t,2H,J 5.5)、3.45(t,2H,J 5.0)、3.53(t,2H,J 6.0)、7.13(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.78(s,1H)、7.79(d,1H,J 4.5)、8.08(q,1H,J 4.5)、8.37(d,1H,J 3.5)、9.21(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 415.1821[M+H];C1924FN[M+H]に対する計算値415.1823。分析RP−HPLC 方法A:tR8.72分、純度>98%;方法B:tR2.84分、100%。
5−(5−フルオロ−2−(ピリジン−2−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン(54)
2−メトキシエタノール(8mL)中の粗1−(ピリジン−2−イル)グアニジン2,2,2−トリフルオロアセテート(409mg、3.00mmol)の溶液に、((E)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−(4−メチル−2−(メチルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(487mg、2.00mmol)及びNaOH(160mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=98:2までのDCM勾配)、54を橙色固体として得た(70mg、22%)。H NMR(DMSO−d) 2.89(d,3H,J 4.5)、3.34(s,1H)、6.99(m,2H)、7.75(t,1H,J 7.5)、8.14(m,2H)、8.29(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 3.0)、9.79(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 317.0989[M+H];C1414FN[M+H]に対する計算値317.0979。分析RP−HPLC 方法A:tR10.45分、純度>97%;方法B:tR9.24分、純度>98%。
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(55)
メタノールHCl(32%、3mL)中の1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(143mg、0.32mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=90:10:1までのDCM勾配)、55を黄色固体として得た(120mg、92%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.19(d,6H,J 6.5,CH(CH)、2.46(s,3H)、2.87(t,4H,J 5.0)、3.03(t,4H,J 5.5)、3.80−3.87(m,1H,CH)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.05(d,2H,J 7.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.29(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 411.2072[M+H];C2027[M+H]に対する計算値411.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR8.43分、純度>96%;方法B:tR7.61分、純度99%。
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(56)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、56を黄色固体として得た(131mg、31%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.19(d,6H,J 6.5,)、2.22(s,3H)、2.46(s br,7H)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.81−3.85(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.38(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.04(d,2H,J 7.5)、8.08(d,1H,J 9.0)、8.34(d,1H,J 5.5)、9.32(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 425.2235[M+H];C2129[M+H]に対する計算値425.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.563分、純度100%;方法B:tR7.73分、純度100%。
1−(4−(6−((4−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(57)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、57を橙色固体として得た(80mg、18%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.05(s,3H)、2.46(s,3H)、3.06(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.59(q,4H,J 5.5)、3.81−3.85(m,1H)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.40(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.05(m,2H,J 7.5)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.31(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 453.2187[M+H];C2229OS[M+H]に対する計算値453.2180。分析RP−HPLC 方法A:tR10.03分、純度100%;方法B:tR8.85分、純度>99%。
N−イソプロピル−4−メチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(58)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(443mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、58を黄色固体として得た(200mg、48%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.45(s,3H)、3.09(t,4H,J 4.0)、3.76(t,4H,J 4.0)、3.81−3.85(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.01(d,1H,J 2.5)、8.05(d,2H,J 7.5)、8.10(d,1H,J 9.0)、8.34(d,1H,J 5.5)、9.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 412.1912[M+H];C2026OS[M+H]に対する計算値412.1914。分析RP−HPLC 方法A:tR10.21分、純度100%;方法B:tR9.08分、純度>99%。
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−イソプロピル−4−メチルチアゾール−2−アミン(59)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)の溶液に、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(253mg、1.00mmol)及びNaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、59を橙色固体として得た(114mg、34%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.19(d,6H,J 6.5)、2.04−2.09(m,2H)、2.47(s,3H)、3.16(s,1H,J 5.5)、3.27(s,2H,J 5.0)、3.50(d,2H,J 6.0)、3.70(t,2H,J 5.0)、3.80−3.86(m,1H)、6.87(d,1H,J 5.5)、7.24(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.89(d,1H,J 3.0)、8.03(d,2H,J 5.5)、8.05(d,1H,J 4.0)、8.31(d,1H,J 5.5)、8.75(s,1H)。9.15(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 425.2231[M+H];C2129[M+H]に対する計算値425.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR8.48分、純度>95%;方法B:tR7.69分、>98%。
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(60)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、60を暗黄色固体として得た(70.0mg、16%)。融点210〜213℃。H NMR(DMSO−d) 1.49−1.68(m,7H)、1.89−1.94(m,2H)、2.46(s,3H)、2.85(t,4H,J 4.5)、3.02(t,4H,J 5.0)、3.98(m,1H)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.07(d,1H,J 9.0)、8.18(d,1H,J 7.0)、8.33(d,1H,J 5.5)、9.33(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 437.2222[M+H];C2229[M+H]に対する計算値437.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR10.10分、純度>99%;方法B:tR7.78分、純度>99%。
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(61)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び((E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=90:10:1までのDCM勾配)、61を黄色固体として得た(101mg、22%)。H NMR(DMSO−d) 1.54−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.47(s,3H)、3.26(t,4H,J 2.5)、3.31(t,4H,J 2.5)、3.95(m,1H,cyclopentane−CH)、7.46(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,J 9.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、8.84(d,1H,J 3.5)、9.57(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 455.2139[M+H];C2228FN[M+H]に対する計算値455.2136。分析RP−HPLC 方法A:tR9.55分、純度100%;方法B:tR7.86分、純度100%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(62)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=90:10:1までのDCM勾配)、62を橙色固体として得た(260mg、53%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.50−1.59(m,4H)、1.65−1.70(m,2H)、1.92−1.97(m,2H)、2.26(s,1H)、2.84(t,4H,J 5.0)、3.02(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、6.96(d,1H,J 6.0)、7.37(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,,J 4.0)、7.99(d,1H,J 1.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.59(s,1H,)。HRMS(ESI):m/z 491.1952[M+H];C2226[M+H]に対する計算値491.1948。分析RP−HPLC 方法A:tR10.31分、純度100%;方法B:tR8.30分、>98%。
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(63)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、63を黄色固体として得た(100mg、22%)。融点202〜205℃。H NMR(CDCl) δ 1.51−1.71(m,6H)、1.99−2.05(m,2H)、2.35(s,3H)、2.48(s,3H)、2.62(t,4H,J 5.0)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.79(br,1H)、)、6.03(br,1H)、6.78(d,1H,J 5.0)、7.27(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,J 3.0)、8.10(s,1H)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.29(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 451.2396[M+H];C2331[M+H]に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR9.56分、純度>99%;方法B:tR9.50分、純度>98%。
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(64)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(234mg、1.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(148mg、0.50mmol)の混合物に、NaOH(40.0mg、1.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=94:6:0.5までのDCM勾配)、EtOで再結晶化し、64を暗褐色固体として得た(100mg、5%)。融点207〜209℃。H NMR(CDCl) δ 1.52−1.79(m,6H)、1.06−2.12(m,2H)、2.38(s,3H)、2.55(s,3H)、2.63(t,4H,J 5.0)、3.18(t,4H,J 5.0)、3.84(m,1H)、5.56(d,J 6.0,1H)、7.31(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.82(s,1H)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.18(d,1H,J 9.0)、8.23(d,1H,J 3.5)。HRMS(ESI):m/z 469.2287[M+H];C2330FN[M+H]に対する計算値469.2293。分析RP−HPLC 方法A:tR10.37分、純度>97%;方法B:tR8.42分、純度>98%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(65)
2−メトキシエタノール(3mL)の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(148mg、0.50mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、65を褐色固体として得た(30mg、6%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.56−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H)、1.93−1.97(m,2H)、2.21(s,1H)、2.46(t,4H,J 5.0)、3.12(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、6.96(d,1H,J 6.0)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.00(d,1H,,J 9.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 7.0)、9.62(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 505.2103[M+H];C2328[M+H]に対する計算値505.2104。分析RP−HPLC 方法A:tR10.49分、純度96%;方法B:tR9.46分、>97%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(66)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(496mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、MeOHから再結晶化し、66を黄色固体として得た(117mg、25%)。H NMR(CDCl) δ 1.14(t,3H,J 7.0)、1.56−1.76(m,6H)、2.06−2.12(m,2H)、2.49(q,2H,J 7.5)、2.54(s,3H)、2.64(s,3H)、3.19(t,4H,J 4.5)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.86(app s,1H)、5.77(s,1H)、6.84(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.94(d,1H,J 3.0)、7.94(s,1H)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.26(d,1H,J 9.0)、8.33(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 465.2541[M+H];C2433[M+H]に対する計算値465.2543。分析RP−HPLC 方法A:tR13.24分、純度>98%;方法B:tR8.96分、純度100%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(67)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−エチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(497mg、2.00mmol)及び((E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=95:5までのDCM勾配)、67を黄色固体として得た(74mg、15%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.03(t,3H,J 7.0)、1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.90−1.95(m,2H)、2.37(q,2H,J 7.0)、2.46(d,3H,J 2.5)、3.11(t,4H,J 5.0)、3.32(s,4H)、3.96(app s,1H)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.94(d,1H,J 9.0)、7.97(d,1H,J 3.0)、8.23(d,1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.5)、9.44(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 483.2442[M+H];C2432FN[M+H]に対する計算値483.2449。分析RP−HPLC 方法A:tR9.78分、純度>98%;方法B:tR7.88分、純度100%。
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(68)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、68を淡黄色固体として得た(153mg、32%)。融点207〜210℃。H NMR(CDCl) δ 1.57−1.75(m,6H)、2.05−2.11(m,2H)、2.14(s,3H)、2.54(s,3H)、3.08−3.14(m,4H)、3.63(t,2H,J 5.0)、3.79(t,2H,J 5.0)、3.87(m,1H)、5.70(s,1H)、6.86(d,1H,J 5.0)、7.33(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,J 2.0)、8.19(br s,1H,)、8.31(d,1H,J 9.0)、8.35(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 479.2340[M+H];C2431OS[M+H]に対する計算値479.2336。分析RP−HPLC 方法A:tR10.86分、純度>99%.;方法B:tR8.51分、純度>98%。
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−5−フルオロピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(69)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、69を淡黄色固体として得た(153mg、32%)。黄色固体(53mg、11%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.51−1.75(m,4H)、1.66−1.68(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.04(s,3H)、2.47(d,3H,J 2.0)、3.06(t,2H,J 5.0)、3.12(t,2H,J 5.0)、3.58(t,4H,J 5.0)、3.96(t,1H)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.51(br s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2245[M+H];C2430FNOS[M+H]に対する計算値497.2242。分析RP−HPLC 方法A:tR11.02分、純度>97%.;方法B:tR9.91分、純度>96%。
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(70)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィーを用いることにより残渣を精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、70を褐色固体として得た(50mg、9%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.53−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H,)、1.94−1.97(m,2H)、2.05(s,3H)、3.08(t,2H,J 4.5)、3.14(t,2H,J 4.5)、3.59(app d,4H,J 4.5)、3.95(m,1H)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.43(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(s,1H)、8.04(d,1H,J 3.0)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.66(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 533.2053[M+H];C2427OS[M+H]に対する計算値533.2058。分析RP−HPLC 方法A: tR12.56分、純度>97%;方法B:tR9.39分、>95%。
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(71)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、EtOで再結晶化し、71を暗褐色固体として得た(130mg、30%)。融点262〜263℃。H NMR(CDCl) δ 1.57−1.74(m,6H)、2.06−2.12(m,2H)、2.55(s,3H)、3.13(t,4H,J 4.5)、3.88(t,4H,J 4.5)、5.67(d,J 4.5,1H)、6.85(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.16(s,1H)、8.30(d,1H,J 9.5)、8.35(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 438.2088[M+H];C2228OS[M+H]に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR10.92分、純度100%;方法B:tR9.51分、純度>99%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(72)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、72を褐色固体として得た(120mg、26%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.90−1.95(m,2H)、2.47(d,1H,J 2.5)、3.09(t,4H,J 5.0)、3.75(t,4H,J 5.0)、3.96(m,1H)、7.42(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.96(d,1H,,J 9.0)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.41(d,1H,J 7.0)、9.52(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 456.1976[M+H];C2225OS[M+H]に対する計算値456.1967。分析RP−HPLC 方法A:tR11.28分、純度96%;方法B:tR8.93分、100%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−モルホリノピリミジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミン(73)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−モルホリノピリミジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(442mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(333mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、PE:EtOAc=60:40までのPE勾配)、73を橙色固体として得た(200mg、41%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.52−1.59(m,4H)、1.64−1.69(m,2H)、1.92−1.99(m,2H)、3.09(t,4H,J 4.5)、3.75(t,4H,J 4.5)、3.95(m,1H)、6.97(d,1H,J 5.0)、7.41(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.01(s,1H)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.51(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 6.5)、9.64(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 492.1786[M+H];C2224OS[M+H]に対する計算値498.1788。分析RP−HPLC 方法A:tR12.90分、純度>97%;方法B:tR9.69分、>99%。
5−(2−((5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(74)
2−メトキシエタノール(5mL)中の粗1−(5−(4−アミノピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(702mg、3.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(558mg、2.00mmol)の混合物に、NaOH(160.0mg、4.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で2時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:MHOH=90:10:1までのDCM勾配)、n−ヘキサン及びDCMで再結晶化し、74を暗黄色固体として得た(90mg、10%)。融点185〜186℃。H NMR(CDCl) δ 1.50−1.77(m,10H)、1.95(d,2H,J 10.5)、2.07−2.13(m,2H)、2.54(s,3H)、2.75−2.85(m,3H)、3.53−3.56(m,2H)、3.85−3.91(m,1H)、5.43(d,J 5.0,1H)、6.84(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.75(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 451.2415[M+H];C2331[M+H]に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR9.34分、純度>95%;方法B:tR8.06分、純度>95%。
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(75)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(439mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、75を黄色固体として得た(250mg、57%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.53(s br,6H)、1.64(s br,6H)、1.93(s br,2H)、2.46(s,3H)、3.07(t,4H,J 10.0)、3.98(s br,H)、6.89(d,1H,J 5.0)、7.37(app d,1H,J 9.0)、7.99(s,1H)、8.06(d,1H,J 9.0)、8.18(s,1H)、8.33(d,1H,J 5.0)、9.26(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 436.2280[M+H];C2330[M+H]に対する計算値436.2278。分析RP−HPLC 方法A:tR12.08分、純度>99%;方法B:tR9.36分、>99%。
N−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−(ピリジン−2−イルアミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(78)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(ピリジン−2−イル)グアニジン2,2,2−トリフルオロアセテート(272mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(279mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=97:3までのDCM勾配)、78を橙色固体として得た(150mg、43%)。H NMR(DMSO−d) 1.50−1.57(m,4H)、1.66−1.69(m,2H)、1.91−1.95(m,2H)、2.48(s,3H)、3.98(m,1H)、6.99(m,2H)、7.74(m,1H)、8.23(d,1H,J 7.0)、8.26(d,1H,J 8.5)、8.29(m,1H)、8.39(d,1H,J 5.5)、9.59(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 353.1555[M+H];C1821[M+H]に対する計算値353.1543。分析RP−HPLC 方法A:tR10.45分、純度>97%;方法B:tR9.24分、純度>98%。
4−(6−((4−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−カルバルデヒド(79)
化合物79を、N−シクロペンチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)チアゾール−2−アミンを合成及び精製するプロセスにおけるベージュ色の固体副産物として得た(25mg、7%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.53−1.59(m,4H)、1.67−1.69(m,2H)、1.94−1.97(m,2H)、3.08(t,2H,J 5.0)、3.14(t,2H,J 5.0)、3.59(m,4H)、3.96(m,1H)、6.97(d,1H,J 4.5)、7.45(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(d,1H,,J 9.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.09(s,1H)、8.50(d,1H,J 5.5)、8.59(d,1H,J 7.0)、9.67(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 519.1897[M+H];C2326OS[M+H]に対する計算値519.1906。分析RP−HPLC 方法A:tR11.57分、純度>91%;方法B:tR9.39分、>95%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(80)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(524mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NH4OH=90:10:1までのDCM勾配)、80を黄色固体として得た(134mg、27%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.49−1.56(m,6H)、1.64−1.70(m,2H)、1.84(d,3H,J 11.5)、1.90−1.96(m,2H)、2.20(s,7H)、2.46(s,3H)、2.65(t,2H,J 11.0)、3.63(d,1H,J 12.0)、3.92−3.99(m,1H)、7.39(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(d,1H,J 9.0)、7.98(d,1H,J 2.5)、8.23( 1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.0)、9.41(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2608[M+H];C2534FN[M+H]に対する計算値97.2606。分析RP−HPLC 方法A:tR9.81分、純度>95%;方法B:tR8.75分、>99%。
5−(2−((5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(81)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(1,4−ジアゼパン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジンジ(2,2,2−トリフルオロアセテート)(469mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、81を黄色固体として得た(100mg、21%)。H NMR(DMSO−d) δ 1.49−1.59(m,4H)、1.64−1.72(m,2H)、1.92−1.95(m,2H)、2.05−2.09(m,2H)、2.47(d,3H,J 2.0)、2.55(s,1H)、3.16(s br,2H)、3.27(d,2H,J 4.0)、3.70(t,2H,J 5.0)、3.94−3.98(m,1H)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(d,1H,J 2.5)、7.89(d,1H,J 3.0)、8.27(d,1H,J 7.0)、8.40(d,1H,J 3.5)、8.9(s br,1H)、9.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 469.2297[M+H];C2330FN[M+H]に対する計算値469.2293。分析RP−HPLC 方法A:tR9.53分、純度>97%;方法B:tR8.53分、100%。
N−シクロペンチル−5−(5−フルオロ−2−((5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(82)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジン(596mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロプロプ−2−エン−1−オン(297mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、82を黄色固体として得た(53mg、10%)。H NMR(DMSO−d) 1.51−1.57(m,4H)、1.66−1.68(m,2H)、1.91−1.95(m,2H)、2.47(s,3H)、2.94(s,3H)、3.22(t,4H,J 5.0)、3.26(t,4H,J 5.0)、3.95−3.97(m,1H)、7.46(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.98(d,1H,J 9.0)、8.02(d,1H,J 2.5)、8.24(d,1H,J 7.0)、8.42(d,1H,J 3.5)、9.57(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 533.1916[M+H];C2330FN [M+H]に対する計算値533.1912。分析RP−HPLC 方法A:tR10.96分、純度>99%;方法B:tR10.25分、純度>98%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(83)
ジオキサン(3mL)中の5−(2−アミノピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(275mg、1.00mmol)の溶液に、1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(341mg、1.2mmol)、Pddba(45.8mg、0.05mmol)、キサントホス(58mg、0.1mmol)、及びt−BuONa(144mg、1.5mmol)を加え、マイクロ波照射下で1時間150℃で加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=9:1:0.3までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、83を白色固体として得た(200mg、42%)。H NMR(CDCl) δ 1.09(t,3H,J 7.0)、1.58−1.76(m,6H)、2.08−2.14(m,2H)、2.43(q,2H,J 7.0,CHCH)、2.55(s br,11H)、3.48(s,2H)、3.86−3.92(m,1H)、5.42(d,2H,J 7.0)、6.90(d,1H,J 5.5)、7.68(dd,1H,J 9.0 & 2.5)、7.89(s,1H)、8.19(d,1H,J 2.0)、8.35−8.38(m,2H)。HRMS(ESI):m/z 479.2703[M+H];C2535[M+H]に対する計算値479.2700。分析RP−HPLC 方法A:tR9.89分、純度>96%;方法B:tR8.66分、純度>96%。
N−シクロペンチル−5−(2−((5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン(84)
ジオキサン(3mL)中の5−(2−アミノ−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2−アミン(200mg、0.68mmol)の溶液に、1−((6−ブロモピリジン−3−イル)メチル)−4−エチルピペラジン(233.mg、0.82mmol)、Pd2dba3(31mg、0.034mmol)、キサントホス(41mg、0.07mmol)、及びt−BuONa(98mg、1.02mmol)を加え、マイクロ波照射下で1時間150℃で加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、84を橙色固体として得た(100mg、29%)。H NMR(DMSO−d) δ 0.99(t,3H,J 7.0)、1.49−1.59(m,4H)、1.64−1.72(m,2H)、1.90−1.97(m,2H)、2.38(s br,10H)、2.48(d,3H,J 2.5)、3.42(s,2H)、3.95−3.98(m,1H)、7.64(dd,1H,J 8.5 & 2.0)、8.10(d,1H,J 8.5)、8.16(d,1H,J 2.0)、8.27(d,1H,J 7.0)、8.46(d,1H,J 3.5)、9.77(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 497.2601[M+H];C2534FN[M+H]に対する計算値497.2606。分析RP−HPLC 方法A:tR9.89分、純度>96%;方法B:tR8.66分、純度>96%。
N−シクロペンチル−N,4−ジメチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(85)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(319mg、1.45mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(250mg、0.85mmol)の混合物に、NaOH(68.0mg、1.70mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=93:7までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、85を赤褐色固体として得た(113mg、25%)。融点166〜169℃。H NMR(CDCl) δ 1.58−1.79(m,6H)、1.96−2.02(m,2H)、2.11(br,1H)、2.56(s,3H)、3.01(s,3H)、3.06(t,4H,J 6.)、3.10(t,4H,J 6.0)、4.55(m,1H)、6.82(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.13(br,1H)、8.28(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 451.2387[M+H];C2331[M+H]に対する計算値451.2387。分析RP−HPLC 方法A:tR10.28分、純度>95%;方法B:tR8.69分、純度>95%。
N−シクロペンチル−N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(86)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(293mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=93:7:0.5までのDCM勾配)、MeOHで再結晶化し、86を黄色固体として得た(149mg、32%)。融点169〜170℃、 H NMR(CDCl) δ 1.65−1.76(m,6H)、1.99−2.02(m,2H)、2.56(s,3H)、2.75(s,3H)、2.75(s,3H)、3.16(br,4H)、3.47(t,4H,J 5.0)、4.58(m,1H)、6.86(d,1H,J 5.5)、7.36(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.05(d,1H,J 3.0)、8.07(s,1H)、8.32(d,1H,J 5.5)、8.35(d,1H,J 9.0)。HRMS(ESI):m/z 465.2530[M+H];C2433[M+H]に対する計算値465.2543。分析RP−HPLC 方法A:tR10.15分、純度>96%;方法B:tR8.47分、純度>96%。
1−(4−(6−((4−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(87)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(525mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(シクロペンチル(メチル)アミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(293mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=96:4までのDCM勾配)、EtOで再結晶化し、87を黄色固体として得た(300mg、61%)。融点153〜154℃。H NMR(CDCl) δ 1.61−1.76(m,6H)、1.97−2.02(m,2H)、2.15(s,3H)、2.57(s,3H)、3.01(s,3H)、3.09(t,2H,J 5.0)、3.13(t,2H,J 5.0)、3.63(t,2H,J 5.0)、3.79(t,2H,J 5.0)、4.56(m,1H)、6.85(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.93(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.31(s,1H)、8.32(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 493.2482[M+H];C2533OS[M+H]に対する計算値493.2493。分析RP−HPLC 方法A:tR11.55分、純度>96%;方法B:tR9.57分、純度>96%。
N,N−ジシクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(88)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(441mg、2.00mmol)及び(E)−1−(2−(ジシクロペンチルアミノ)−4−メチルチアゾール−5−イル)−3−(ジメチルアミノ)プロプ−2−エン−1−オン(200mg、0.58mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で2時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:10までのDCM勾配)、DCM及びMeOHで再結晶化し、88を黄色固体として得た(60mg、21%)。H NMR(CDCl) 1.53−1.59(m,8H)、1.74−1.76(m,4H)、1.85−1.89(m,2H)、1.91−1.98(m,2H)、2.42−2.47(m,1H)、2.58(s,3H)、3.05(t,4H,J 3.0)、3.10(t,4H,J 3.0)、3.41−3.44(m,1H)、4.47−4.54(m,1H)、6.61(d,1H,J 5.5)、7.32(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.70(s,1H)、7.98(d,1H,J 3.0)、8.25(d,1H,J 9.0)、8.28(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 505.2873[M+H];C2737[M+H]に対する計算値505.2856。分析RP−HPLC 方法A:tR8.57分、純度>98%;方法B:tR7.33分、純度>96%。
4−メチル−N−フェニル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2−アミン(89)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(フェニルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(287mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=90:10:0.5までのDCM勾配)、89を淡黄色固体として得た(178mg、40%)。融点228〜230℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.58(s,4H )、2.86(t,4H,J 4.5)、3.03(t,4H,J 4)、7.00(m,2H)、7.35(m,3H)、7.65(d,2H,J 8.0)、8.00(d,1H,J 2.5)、8.06(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.46(s,1H)、10.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 445.1918[M+H];C2325[M+H]に対する計算値445.1917。分析RP−HPLC 方法A:tR10.01分、純度100%;方法B:tR8.17分、純度100%.
4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−フェニルチアゾール−2−アミン(90)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(フェニルアミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(287mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=90:8までのDCM勾配)、DCMで再結晶化し90を淡黄色として得た(220mg、48%)。融点210〜211℃。H NMR(DMSO−d) δ 2.23(s,3H)、2.58(s,3H)、3.12(br,4H)、3.38(t,4H)、7.00(m,2H)、7.37(m,3H)、7.65(d,2H,J 8.0)、8.01(d,1H,J 2.0)、8.07(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.46(s,1H)、10.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 459.2063[M+H];C2427[M+H]に対する計算値459.2074。分析RP−HPLC 方法A:tR9.93分、純度100%;方法B:tR9.17分、純度100%。
N,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N−フェニルチアゾール−2−アミン(91)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−(4−メチル−2−(メチル(フェニル)アミノ)チアゾール−5−イル)プロプ−2−エン−1−オン(301mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=92:8までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、91を赤褐色固体として得た(184mg、39%)。融点212〜215℃。H NMR(CDCl) δ 2.36(s,3H)、2.59(app br,7H)、3.14(t,4H,J 5.0)、3.57(s,3H)、6.80(d,1H,J 5.5)、7.19(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.32(m,1H)、7.44(m,4H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.04(s,1H)、8.16(d,1H,J 9.0)、8.32(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 473.2220[M+H];C2529[M+H]に対する計算値473.2230。分析RP−HPLC 方法A:tR9.57分、純度>98%;方法B:tR7.90分、純度>98%。
4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(92)
化合物92を、4−(2−メトキシ−4−メチルチアゾール−5−イル)−N−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)ピリミジン−2−アミンを合成及び精製するプロセスにおいて灰色の固体副産物として得た(31mg、10%)。融点228〜230℃。H NMR(DMSO−d) 2.23(s,3H)、2.42(s,3H)、2.47(t,4H,J 4.5)、3.12(t,4H,J 4.5)、6.90(d,1H,J 5.0)、7.45(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.99(d,1H,J 3.0)、8.02(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.0)、9.53(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 384.1596[M+H];C1822OS[M+H]に対する計算値384.1601。分析RP−HPLC 方法A:tR8.59分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
3,4−ジメチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(93)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−5−(3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−3,4−ジメチルチアゾール−2(3H)−オン(226mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH:NHOH=94:6:0.5までのDCM勾配)、ヘキサンで再結晶化し、93を黄色固体として得た(72mg、18%)。融点243〜244℃。H NMR(CDCl) 2.37(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61(t,4H,J 4.0)、3.19(t,4H,J 4.0)、3.37(s,3H)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.87(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.21(d,1H,J 9.0)、8.406(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 398.1769[M+H];C1924OS[M+H]に対する計算値398.1758。分析RP−HPLC 方法A:tR8.25分、純度100%;方法B:tR3.31分、純度100%。
3−エチル−4−メチル−5−(2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(94)
2−メトキシエタノール(3mL)中の粗1−(5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)グアニジントリフルオロアセテート(468mg、2.00mmol)及び(E)−5−(3−(ジメチルアミノ)アクリロイル)−3−エチル−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(240mg、1.00mmol)の混合物に、NaOH(80.0mg、2.00mmol)を加えた。反応混合物をマイクロ波照射下で1時間180℃で加熱し、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH=94:6までのDCM勾配)、94を黄色固体として得た(108mg、26%)。融点181〜182℃。H NMR(CDCl) 1.31(t,3H,J 7.0)、2.37(s,3H)、2.59(s,3H)、2.61(t,4H,J 5.0)、3.19(t,4H,J 5.0)、3.87(q,3H,J 7.0)、6.73(d,1H,J 5.0)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.03(s,1H)、8.22(s,1H)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.40(d,1H,J 5.0)。HRMS(ESI):m/z 412.1888[M+H];C2026OS[M+H]に対する計算値412.1914。分析RP−HPLC 方法A:tR8.36分、純度>99%;方法B:tR3.23分、純度>95%。
5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(95)
化合物95を、1−(4−(6−((4−(4−メチル−2−(メチルチオ)チアゾール−5−イル)ピリミジン−2−イル)アミノ)ピリジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−オンを合成及び精製するプロセスにおいて、褐色の固体副産物として得た(30mg、7%)。H NMR(DMSO−d) 2.04(s,3H)、2.42(s,3H)、3.07(t,2H,J 5.0)、3.14(t,2H,J 5.0)、3.58(app m,4H)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.50(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.02(d,1H,J 3.0)、8.05(d,1H,J 9.0)、8.42(d,1H,J 5.0)、9.56(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 412.1560[M+H];C1922[M+H]に対する計算値412.1550。分析RP−HPLC 方法A:tR9.03分、純度>99%;方法B:tR7.58分、純度100%。
3−シクロペンチル−4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(96)
メタノールHCl(32%、3mL)中の5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−3−シクロペンチル−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(100mg、0.21mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、FlashMaster Personalクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH)=9:1までのDCM勾配)、96を黄色固体として得た(73mg、80%)。H NMR(CDCl) δ 1.61−1.64(m,2H)、1.90−1.99(m,4H)、2.26−2.30(m,2H)、2.58(s,3H)、3.07(t,4H,J 2.5)、3.11(t,4H,J 3.0)、4.43(m,1H)、6.70(d,1H,J 5.5)、7.34(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、7.90(s,1H)、8.00(d,1H,J 3.0)、8.22(d,1H,J 9.0)、8.39(d,1H,J 5.5)。HRMS(ESI):m/z 438.2073[M+H];C2228OS[M+H]に対する計算値438.2071。分析RP−HPLC 方法A:tR13.52分、純度>94%,方法B:tR10.0分、純度>99%。
4−メチル−5−(2−((5−(ピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)チアゾール−2(3H)−オン(97)
メタノールHCl(32%、3mL)中の5−(2−((5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2(3H)−オン(50mg、0.13mmol)の懸濁液に、***を加え、一晩還流した。反応混合物を濃縮し、FlashMaster Personalクロマトグラフィーにより精製し(シリカゲル、DCM:MeOH: NHOH)=9:1:1までのDCM勾配)、97を灰色固体として得た(41mg、91%)。H NMR(DMSO−d) 2.42(s,3H)、3.00(t,4H,J 5.0)、3.16(t,4H,J 5.0)、6.91(d,1H,J 5.5)、7.47(dd,1H,J 9.0 & 3.0)、8.01(d,1H,J 3.0)、8.04(d,1H,J 9.0)、8.41(d,1H,J 5.5)、9.54(s,1H)。HRMS(ESI):m/z 370.1433[M+H];C1720OS[M+H]に対する計算値370.1445。分析RP−HPLC 方法A:tR7.42分、純度>97%;方法B:tR3.59分、純度>99%。
実施例2.生物学的活性
キナーゼアッセイ
Eurofins Pharma Discovery or Reaction Biology Corporation Kinase Profilerのサービスを使用して、放射測定アッセイによりCDK及び他のキナーゼの阻害を測定した。CDK4/D1、CDK6/D3、及びCDK9/T1の阻害は、ADP Glo Kinase Assays(Promega Corporation,Madison,USA)を使用して社内でも判定した。端的に述べると、キナーゼ反応緩衝液(40nM Trisベース、pH7.5、20mM mgCl2、0.4mM DTT)、0.1mg/mlのBSA、及びRB−CTF基質(網膜芽細胞腫結合タンパク質1のC末端画分)を用いて、CDK4/D1及びCDK6/D3に対するキナーゼ反応を行った。CDK9/サイクリンT1の場合、標準アッセイ緩衝液、ならびにKinase Dilution Buffer、及びRBER−IRStide基質を用いてキナーゼ反応を行った。10種類の濃度の試験化合物(10μM〜0.5nM)のために1:3の段階希釈液を調製した。キナーゼ反応をATPの添加により開始し、37℃で40分間インキュベートし、次いで10μLのADP Glo試薬を加えることにより停止した。暗所において室温で40分間インキュベーションした後、ウェル当たり20μLのキナーゼ検出試薬を加え、40分間インキュベートした。EnVision Multilabelプレートリーダー(PerkinElmer,Buckinghamshire,UK)を使用して発光を測定した。陽性対照及び陰性対照を、それぞれCDKキナーゼの存在下及び非存在下で行った。半数阻害濃度(IC50)値は、Graphpad prism(Version 6.0)を用いて、4パラメータロジスティック非線形回帰モデルを使用して算出した。見かけの阻害定数(K)値は、それぞれのキナーゼのK(ATP)及びIC50値から算出した。その結果を表2に示す。
細胞生存アッセイ
実施例1からの化合物を、以前に記載されたように(Wang S et al.,J Med Chem 47:1662−1675,2004及びDiab S.et al.CheMedChem 9:962−972,2014)、固形腫瘍細胞株及び白血病細胞株の標準MTTアッセイ(3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド)及びレサズリンアッセイにそれぞれ供した。細胞成長の50%を阻害するために必要な化合物濃度(GI50)を、非線形回帰分析を用いて算出した。その結果を表3及び4に示す。
細胞周期分析及びアポトーシス
細胞周期分析及びアポトーシス試験を、以前に記載されたように行った(Diab S.et al.CheMedChem 9:962−972,2014;Teo T.,et al.Cancer Letters,357(2):612−623,2015)。端的に述べると、ヒト急性骨髄性白血病MV4−11細胞(1×10)を播種し、37℃及び5%COで一晩インキュベートした。阻害剤を用いて処理してから、細胞を300×gで5分間遠心分離した。細胞ペレットを回収し、氷上の70%エタノールで15分間固定し、続いて300×gで5分間遠心分離した。回収したペレットを染色溶液(50μg/mL PI、0.1mg/mLリボヌクレアーゼA、0.05%Triton X−100)とともに37℃で1時間インキュベートし、Galliosフローサイトメーターで分析した。1×10の残りの細胞を、次いでAnnexin V−FITC Apoptosis Detection Kitを用いたアポトーシスアッセイに使用した。染色の1時間以内にFACSにより試料を分析した。データはKaluza v1.2を使用して分析した。
図1に示す例では、示される濃度の化合物60でMV4−11細胞を24時間処理した。化合物60は、細胞周期のG1期で細胞を用量依存的様式で停止させたことが明らかとなり、細胞のCDK4/6に対するその阻害活性が確認された。化合物を用いた癌細胞の処理は、初期(アネクシン−V+/PI−)及び後期(アネクシン−V+/PI+)アポトーシスの合計によって表されるように、アポトーシスを引き起こした。代表的な例を図2に示す。
実施例3.薬物動態
薬物動態測定のために、健康な成獣Balb/C雄マウス(体重20〜25g)またはWistarラット(体重250〜350g)を、群当たり3匹の体重をマッチさせた群に分割した。尾静脈を介したIV(マウスの場合は2mg/kg、ラットの場合は5mg/kg)によって、または強制経口投与(20mg/kg)によって、化合物を投与した。血液試料は、ゼロ時に、及び24時間まで間隔を置いて、頸静脈カニューレによって(ラット)、または麻酔下で心穿刺によって(マウス)動物から採取した。採取した血液を7000×Gで2分間遠心分離し、血漿を吸引し、分析まで−20℃で凍結させた。血漿中の化合物の定量分析は、LC−MS/MS法を用いて行った。薬物動態データは、Phoenix WinNonlin 6.4(登録商標)ノンコンパートメント分析を用いて得た。経口バイオアベイラビリティ(%F)は、経口からの用量正規化AUC値対非経口(IV)投与の比を用いて算出した。例示的化合物の薬物動態プロファイルを表5に示す。
本明細書及びそれに続く特許請求の範囲全体を通して、文脈上別段の必要性がない限り、「含む(comprise)」及び「含有する(include)」という語句ならびに「含んでいる(comprising)」及び「含み(including)」等の変形は、記載される整数または整数の群を包含するが、いかなる他の整数または整数の群も排除しないことを意味するものと理解されたい。
本明細書における任意の従来技術への言及は、そのような従来技術が共通の一般的知識の一部を形成するという何らかの形態の示唆を承認するものではなく、またそのように解釈されるべきではない。
本発明が記載される特定の用途に対するその使用に限定されないことは、当業者によって理解されよう。また本発明も、本明細書に記載されるまたは示される特定の要素及び/または特徴に関して、その好ましい実施形態に限定されるものではない。本発明は、開示される単数または複数の実施形態に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲によって記載及び定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多数の再構成、変更、及び代替が可能であることを理解されたい。
以下の特許請求の範囲は、暫定的な請求に過ぎず、考えられる請求項の例として提供されるのであって、本出願に基づく任意の将来の特許出願において請求され得る範囲を限定することを意図するものではないことに留意されたい。本発明をさらに定義または再定義するように、後日、例示的な請求項に整数が加えられてもよいか、またはそこから削除されてもよい。

Claims (19)

  1. 以下に示す式Iの化合物、
    (式中、
    zは、Nと隣接する炭素原子との結合が単結合または二重結合であり得るように、任意選択的な結合を表し、
    、R 、R 、及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルキル−R10、アリール、アリール−R10、アラルキル、アラルキル−R11、ハロゲン、NO、CN、CF、OH、O−アルキル、COR10、COOR10、O−アリール、O−R10、NH、NH−アルキル、NH−アリール、N−(アルキル)、N−(アリール)、N−(アルキル)(アリール)、NH−R10、N−(R10)(R11)、N−(アルキル)(R10)、N−(アリール)(R10)、SH−アルキル、SH−アリール、S−(アルキル)、S−(アリール)、S−(アルキル)(アリール)、SH−R10、S−(R10)(R11)、S−(アルキル)(R10)、S−(アリール)(R10)、COOH、CONH、CONH−アルキル、CONH−アリール、CON−(アルキル)(R10)、CON(アリール)(R10)、CONH−R10、CON−(R10)(R11)、SOH、SO−アルキル、SO−アルキル−R10、SO−アリール、SO−アリール−R10、SONH、SONH−R10、SON−(R10(R 11 )、CO−アルキル、CO−アルキル−R10、CO−アリール、CO−アリール−R10、及びR12からなる群から選択され、前記アルキル、アリール、及びアラルキル基は、ハロゲン、CN、OH、O−メチル、NH、COOH、CONH、及びCFから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されてもよく、結合zが存在しない場合、Rは、Rと一緒になって=Sであり、
    はC 1−6 アルキルであり;
    はH、C 1−6 アルキル、CNまたはハロゲンであり;
    はアルキル、アルキル−R 10 、アリール、アリール−R 10 、アラルキル、アラルキル−R 11 、ハロゲン、NO 、CN、CF 、OH、O−アルキル、COR 10 、COOR 10 、O−アリール、O−R 10 、NH 、NH−アルキル、NH−アリール、N−(アルキル) 、N−(アリール) 、N−(アルキル)(アリール)、NH−R 10 、N−(R 10 )(R 11 )、N−(アルキル)(R 10 )、N−(アリール)(R 10 )、SH−アルキル、SH−アリール、S−(アルキル) 、S−(アリール) 、S−(アルキル)(アリール)、SH−R 10 、S−(R 10 )(R 11 )、S−(アルキル)(R 10 )、S−(アリール)(R 10 )、COOH、CONH 、CONH−アルキル、CONH−アリール、CON−(アルキル)(R 10 )、CON(アリール)(R 10 )、CONH−R 10 、CON−(R 10 )(R 11 )、SO H、SO −アルキル、SO −アルキル−R 10 、SO −アリール、SO −アリール−R 10 、SO NH 、SO NH−R 10 、SO N−(R 10 )(R 11 )、CO−アルキル、CO−アルキル−R 10 、CO−アリール、CO−アリール−R 10 及びR 12 から選択され、前記アルキル、アリール、及びアラルキル基は、ハロゲン、CN、OH、O−メチル、NH 、COOH、CONH 及びCF から選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されてもよく;
    は、結合zが存在しない場合、Rと一緒になって=Sであるか、または結合zが存在する場合は存在せず、Rは、結合zが存在しない場合、H、アルキル、アリール、もしくは複素環基であるか、または結合zが存在する場合は存在せず、
    10、R11、及びR12は、独立して:モノ−、ジ−、及びポリ−ヒドロキシル化脂環式基、ジ−もしくはポリ−ヒドロキシル化脂肪族基またはアリール基、1つ以上のヒドロキシル基またはアミノ基で置換されたN、O、及び/もしくはSヘテロ原子を含む複素環基、1つ以上のカルボキサミド、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基を含む脂肪族基及びアリール基、ならびにハロゲン化アルキルカルボニル基;ならびにCOOH、SO H、OSO H、PO 、及びOPO からなる水可溶化基の群から選択され、ただしR 及び/またはR がR 12 である場合を除き、その場合R 12 は:モノ−、ジ−、及びポリ−ヒドロキシル化脂環式基、ジ−もしくはポリ−ヒドロキシル化脂肪族基またはアリール基、1つ以上のヒドロキシル基またはアミノ基で置換されたN、O、及び/もしくはSヘテロ原子を含む複素環基、1つ以上のカルボキサミド、スルホキシド、スルホンもしくはスルホンアミド基を含む脂肪族基及びアリール基、ならびにハロゲン化アルキルカルボニル基;COOH、SO H、OSO H、PO 、及びOPO ;ならびに以下の基からなる水可溶化基の群から選択される:

    あるいは、その薬学的に許容される塩、または溶媒和化合
  2. 前記化合物は、式IIの化合

    式中、 、R 、R 、及びRは、各々独立して、
    H、アルキル、アリール、アラルキル、ハロゲン、NO 、CN、CF 、OH、O−アルキル、O−アリール、NH 、NH−アルキル、NH−アリール、N−(アルキル) 、N−(アリール) 、N−(アルキル)(アリール)、NH−R 10 、N−(R 10 )(R 11 )、N−(アルキル)(R 10 )及びN−(アリール)(R 10 )、SH−アルキル、SH−アリール、S−(アルキル) 、S−(アリール) 、S−(アルキル)(アリール)、COOH、CONH 、CONH−アルキル、CONH−アリール、SO H、SO −アルキル、SO −アリール、SO NH 、CF 、CO−アルキル、及びCO−アリールからなる群から選択され、前記アルキル、アリール及びアラルキル基は、ハロゲン、CN、OH、O−メチル、NH 、COOH、CONH 及びCF から選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されてもよく;
    はC 1−3 アルキルであり;
    はH、C 1−6 アルキル、CNまたはハロゲンであり;かつ
    はR 12 である)、
    あるいは、その薬学的に許容される塩、または溶媒和化合物
    である、請求項1に記載の化合物。
  3. は、H、C1−6アルキル、アリール、NH−C1−6アルキル、N(C1−6アルキル)、NH−アリール、N−(C1−6アルキル)(アリール)、またはSH−C1−6アルキルである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. は、NH−CH 、N(CH 、NHCH(CH 、NH(C )、N(C 、NH−アリールまたはN−(アルキル)(アリール)である、請求項1または2に記載の化合物。
  5. 前記化合物は、式IIIの化合物であり、
    、R、R、R、R、及びRは、請求項1に定義される通りであり、Rは、Rと一緒になって=Sであり、Rは、H、アルキル、アリール、または複素環基である、請求項1に記載の化合物。
  6. 、C 1−6アルキルである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 、C 1− アルキル、CN、またはハロゲンである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  8. は、H、O−C1−6アルキル、またはハロゲンである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  9. はR12である、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  10. はR12であり、RはHである、請求項1〜のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 12は以下から選択される、請求項9または10に記載の化合物。
  12. 12は以下から選択される、請求項9または10に記載の化合物。
  13. はHである、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 前記化合物が、5−(5−フルオロ−2−((5−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)ピリミジン−4−イル)−N,N,4−トリメチルチアゾール−2−アミン、5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−N,4−ジメチルチアゾール−2−アミン、N−シクロペンチル−5−(2−((5−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)ピリジン−2−イル)アミノ)―5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミン、またはN−シクロペンチル−5−(2−((5−((4−エチルピペラジン−1−イル)メチル)ピリジン−2−イル)アミノ)−5−フルオロピリミジン−4−イル)−4−メチルチアゾール−2−アミンである、請求項2に記載の化合物。
  15. 癌または別の増殖性細胞疾患もしくは状態を治療するための薬物の製造における、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物、あるいはその薬学的に許容される塩、または溶媒和化合物の使用。
  16. 前記治療される増殖性細胞疾患または状態は、CDK4及び/またはCDK6の過剰発現によって特徴付けられるものから選択される、請求項15に記載の使用
  17. 前記治療される増殖性細胞疾患または状態は、肺、乳房、脳、中枢神経系の癌及び結腸直腸癌からなる群から選択される、請求項16に記載の使用
  18. 前記治療される増殖性細胞疾患または状態は、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、及び慢性リンパ性白血病(CLL)からなる群から選択される、請求項16に記載の使用
  19. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体、希釈剤、及び/または賦形剤と、を含む、薬学的組成物または薬物。
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