JP6842156B2 - 防爆恒温槽 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1、2に記載されているような内圧防爆構造では、容器内にヒータを備えるためヒータ周辺が特に高温となり、温度のむらがヒータ付近に生じる。また、ヒータを配設するための場所が容器内に必要となる。更に、特許文献2に記載されている内圧防爆型恒温槽では、容器内にファンが備えられているため、ファンの接触部分等から発火が生じないように対策を講じる必要がある。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、容器内にファンやヒータ等を設けることなく、容器内の温度の偏りを少なくすることができる防爆型恒温槽を提供することを目的とする。
1.外形が六面体状であってその1面に開口を有する容器部、及び前記容器部の開口を塞ぐことが可能な扉部を備える防爆恒温槽であって、前記容器部の側面、天面及び底面を構成する各壁部、並びに前記扉部は、前記容器部の内側となる内壁板と外側となる外壁板とが所定の隙間を隔てて対向しており、前記外壁板の外側の表層に断熱材を備え、前記各壁部及び前記扉部のそれぞれの前記内壁板と前記外壁板との隙間が熱媒体の流通路を構成することを特徴とする防爆恒温槽。
2.前記各壁部及び前記扉部は、それぞれ前記流通路に接続される前記熱媒体の供給口及び排出口を備え、1つのタンクに貯留される前記熱媒体が前記各壁部及び前記扉部それぞれの前記流通路を通して循環供給される前記1.記載の防爆恒温槽。
3.前記各壁部及び前記扉部内のそれぞれの前記内壁板と前記外壁板との間に仕切板を備え、前記仕切板により蛇行又は並行する前記流通路が形成されている前記1.又は2.に記載の防爆恒温槽。
4.前記仕切板は、前記内壁板と前記外壁板に交互に立設されている前記3.記載の防爆恒温槽。
5.容器部内に設けられる温度センサ、圧力センサ及び酸素センサと、容器部に設けられ、所定のガスを容器部内に導入するガス流入口と、を備える前記1.乃至4.のいずれかに記載の防爆恒温槽。
前記各壁部及び前記扉部は、それぞれ前記流通路に接続される前記熱媒体の供給口及び排出口を備え、1つのタンクに貯留される前記熱媒体が前記各壁部及び前記扉部それぞれの前記流通路を通して循環供給される場合は、外部に設けられたタンク内の熱媒体の温度制御が容易であり、タンクと各壁部及び扉部それぞれとの間で熱媒体の循環を容易に行うことができる。
前記各壁部及び前記扉部内のそれぞれの前記内壁板と前記外壁板との間に仕切板を備え、前記仕切板により蛇行又は並行する前記流通路が形成されている場合は、各壁部及び扉部内の面全体を熱媒体が流通するため、面全体により熱交換を効率的に行うことができ、容器内を一定の温度に保つことが容易になる。
前記仕切板は、前記内壁板と前記外壁板に交互に立設されている場合は、面全体による熱交換を行うことができ、各壁部及び扉部の構造を簡素にすることができる。
容器部内に設けられる温度センサ、圧力センサ及び酸素センサと、容器部に設けられ、所定のガスを容器部内に導入するガス流入口と、を備える場合は、容器部内の防爆性能を保つことができるようにフィードバック制御を行うことができる。
1.外形が六面体状であってその1面に開口を有する容器部、及び前記容器部の開口を塞ぐことが可能な扉部を備える防爆恒温槽であって、
前記容器部の側面、天面及び底面を構成する各壁部、並びに前記扉部は、前記容器部の内側となる内壁板と外側となる外壁板とが所定の隙間を隔てて対向し、それぞれ分離された内部空間が形成されており、
前記外壁板の外側の表層に断熱材を備え、
前記各壁部及び前記扉部の各前記内部空間は、それぞれ別個の熱媒体の流通路を構成しており、
前記各壁部及び前記扉部は、それぞれ前記流通路に接続される前記熱媒体の供給口及び排出口を備え、前記熱媒体は前記各壁部及び前記扉部のそれぞれに供給されることを特徴とする防爆恒温槽。
2.1つのタンクに貯留される前記熱媒体が前記各壁部及び前記扉部それぞれの前記流通路を通して循環供給される前記1.記載の防爆恒温槽。
3.前記各壁部及び前記扉部内のそれぞれの前記内壁板と前記外壁板との間に仕切板を備え、前記仕切板により蛇行又は並行する前記流通路が形成されている前記1.又は2.に記載の防爆恒温槽。
4.前記仕切板は、前記内壁板と前記外壁板に交互に立設されている前記3.記載の防爆恒温槽。
5.容器部内に設けられる温度センサ、圧力センサ及び酸素センサと、容器部に設けられ、所定のガスを容器部内に導入するガス流入口と、を備える前記1.乃至4.のいずれかに記載の防爆恒温槽。
容器部2は、防爆構造の恒温槽として用いることができるものであればよく、その材質を特に問わない。また、開口部21を有する形状であればよく、図1に示す六面体状の箱形形状の他、円筒形状等を例示することができる。また、開口部21の配設位置は図1においては容器部2の側面であるが、これに限られず天井面等に設けてもよい。
仕切板41の数や配設方法は問わず、例えば、内壁板46に立設された仕切板41と、外壁板47に立設された仕切板41とが交互となるように配設することができる。また、内壁板46又は外壁板47の一方から仕切板41が立設されていてもよい。
各供給口43には、それぞれ熱媒体の供給管63が接続されている。また、各排出口45には、それぞれ熱媒体の排出管65が接続されている。供給管63及び排出管65の他端側は、タンク81に接続される。
供給管63及び排出管65によって供給・排出される熱媒体の種類は、恒温槽として使用する条件によって適宜選択することができ、水、油等を例示することができる。熱媒体は、任意の手段によって必要な温度に加温又は冷却される。
本実施例の防爆型恒温槽1は、窒素ガスを充填する防爆構造の恒温槽として用いることができ、ガソリンや水素等の可燃性流体を含む装置・機器・部品の耐久試験等に適用することができる。防爆型恒温槽1は、容器内にヒータやファンを有しないため、発火等のおそれがなく、可燃性流体を含む装置等をそのまま容器内に収容することができる。また、防爆型恒温槽1は、図1に示すように、容器部2と扉部3とからなり、各種センサ(温度センサ51、圧力センサ52、酸素センサ53)、ガス流入口71、ガス排出口72を備えている。
防爆型恒温槽1は、熱媒体として水を用い、容器部2内を−60〜200℃の温度に保つことができる。
流通路4は、図2に例示するように、熱媒体供給口43から供給される熱媒体を、各壁部24〜28及び扉部3のそれぞれの全体(全面)を通過させて、熱媒体排出口45から排出させる流路となっている。また、流通路4は、壁部24〜28及び扉部3内の容器部内側の内壁板46と容器部外側の外壁板47とに交互に立設された仕切板41によって、容器部内側と容器部外側とを蛇行する流路が形成されている。
圧力センサ52は、容器部2内の気圧を計測するためのセンサである。圧力センサ52は、容器部2内に充填される窒素ガスが一定圧力を保つように弁74、76を制御し、防爆性能を維持するために用いられる。
酸素センサ53は、容器部2内の酸素濃度を計測するためのセンサである。酸素センサ53は、容器部2内に酸素濃度が一定以下であるかを計測して、弁74、76を制御して窒素ガスを循環させて酸素濃度を低下させたり、警報を発したりすることにより、防爆性能を維持するために用いられる。
51;温度センサ、52;圧力センサ、53;酸素センサ、63;熱媒体供給管、65;熱媒体排出管、
71;ガス流入口、72;ガス排出口、74、76;弁、81;タンク、83;ヒータ、85;熱交換器、87;冷却器。
Claims (5)
- 外形が六面体状であってその1面に開口を有する容器部、及び前記容器部の開口を塞ぐことが可能な扉部を備える防爆恒温槽であって、
前記容器部の側面、天面及び底面を構成する各壁部、並びに前記扉部は、前記容器部の内側となる内壁板と外側となる外壁板とが所定の隙間を隔てて対向し、それぞれ分離された内部空間が形成されており、
前記外壁板の外側の表層に断熱材を備え、
前記各壁部及び前記扉部の各前記内部空間は、それぞれ別個の熱媒体の流通路を構成しており、
前記各壁部及び前記扉部は、それぞれ前記流通路に接続される前記熱媒体の供給口及び排出口を備え、前記熱媒体は前記各壁部及び前記扉部のそれぞれに供給されることを特徴とする防爆恒温槽。 - 1つのタンクに貯留される前記熱媒体が前記各壁部及び前記扉部それぞれの前記流通路を通して循環供給される請求項1記載の防爆恒温槽。
- 前記各壁部及び前記扉部内のそれぞれの前記内壁板と前記外壁板との間に仕切板を備え、前記仕切板により蛇行又は並行する前記流通路が形成されている請求項1又は2に記載の防爆恒温槽。
- 前記仕切板は、前記内壁板と前記外壁板に交互に立設されている請求項3記載の防爆恒温槽。
- 容器部内に設けられる温度センサ、圧力センサ及び酸素センサと、
容器部に設けられ、所定のガスを容器部内に導入するガス流入口と、を備える請求項1乃至4のいずれかに記載の防爆恒温槽。
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