JP6841916B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液等のサンプルを分析する自動分析装置に関する。
従来の自動分析装置では、性能を一定レベルに保持するため、使用者に試料や試薬を分注するノズルやプローブ、試薬を撹拌する撹拌子の清掃を要求している。また、試薬ボトルを搭載するため、使用者によって自動分析装置内部の試薬保管部へ試薬ボトルの出し入れを要求する場合もある。
しかし、自動分析装置内のユニット配置や検査室等の自動分析装置が設置される環境によって使用者が装置前面から背面に配置されたユニット(例えばB/F分離ユニット)へアクセスしなければならない場合がある。その場合、使用者は装置前面のユニット(例えば、試薬分注機構)に接触しないように配慮し、障害となるユニットを手動で退避させる必要がある。使用者がユニット接触した場合、ユニットの破損のリスクがあり、装置前面のユニットへ接触しない様に注意を払いつつ、作業を実施する必要があった。
そこで、特許文献1に記載の技術では、試薬ボトルの交換時に使用者の作業の障害となる分注プローブを試薬ボトルの交換エリアから退避させ、使用者による試薬ボトルの交換が円滑に実施出来るよう構成されている。
つまり、特許文献1に記載の技術は、試薬を用いて検体を測定する検体分析装置であって、検体の吸引および吐出を行うための分注管を備えた分注機構と、上方に開放された開口部が設けられ、分注管を開口部から収容して洗浄するための洗浄部と、容器取出領域において試薬容器を着脱可能な試薬容器保持部と、試薬の交換指示を受け付ける受付手段と、この受付手段が交換指示を受け付けると、操作者による容器取出領域からの試薬容器の交換に干渉しない退避位置に分注管を退避させる退避手段と、を備えている。そして、分注機構は、検体を吸引する吸引位置、検体を吐出する吐出位置、および洗浄部により分注管を洗浄する洗浄位置に分注管を移動させることが可能に構成され、退避手段は、吸引位置、吐出位置、および洗浄位置間の分注機構の駆動経路とは異なる退避位置に分注管を退避させている。
特許第5553554号公報
上述した特許文献1の記載の技術では、試薬ボトルの交換時に試薬容器取出領域から分注プローブが吸引位置、吐出位置、および洗浄位置間の分注機構の駆動経路とは異なる退避位置に退避することで分注プローブの移動軌道上に存在する試薬取出し領域へのアクセス性を向上させている。
しかし、特許文献1に記載された構成では、分注プローブが移動された退避位置においても、使用者が分注プローブに接触する可能性があり、その場合のプローブ破損のリスクについては考慮されていない。
本特許の目的は、使用者による自動分析装置へのアクセス時に装置前面から装置背面側へのアクセスが容易であるとともに、アクセス時の分注プローブ等の棒状部材への接触による棒状部材の破損リスクを低減することが可能な自動分析装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成される。
自動分析装置において、液体に関する分注又は攪拌を行う棒状部材と、使用者の位置から、前記棒状部材よりも後方に配置され、前記液体に関する処理を行う処理ユニットと、前記棒状部材を移動させる移動部と、前記棒状部材を退避させる退避位置と、前記移動部を制御する制御部と、を備え、前記退避位置は、前記棒状部材を鉛直方向下方に降ろすことが可能な孔を形成しており、前記制御部は、前記棒状部材の退避要求を受け付けると、前記移動部が該棒状部材を前記退避位置へ移動させ、前記孔に降ろすように制御し、前記移動部は、水平方向に延びるアームと、該アームの先端の下面に形成されるガイドと、を有し、前記孔は、前記ガイドを収納するガイド収納部と、該ガイド収納部の下方開口部と連通し、前記棒状部材を収納する棒状部材収納部と、を有し、前記棒状部材が前記棒状部材収納部に収納された状態において、前記ガイドの側面と前記ガイド収納部の内壁面とのクリアランスよりも、前記棒状部材の側面と前記棒状部材収納部の内壁面とのクリアランスの方が大きい。
また、自動分析装置において、液体に関する分注又は攪拌を行う棒状部材と、 使用者の位置から、前記棒状部材よりも後方に配置され、前記液体に関する処理を行う処理ユニットと、前記棒状部材を移動させる移動部と、前記棒状部材を退避させる退避位置と、前記移動部を制御する制御部と、を備え、前記退避位置は、前記棒状部材を鉛直方向下方に降ろすことが可能な孔を形成しており、前記制御部は、前記棒状部材の退避要求を受け付けると、該棒状部材を前記退避位置へ移動させ、前記孔に降ろすように制御し、前記移動部は、水平方向に延びるアームと、該アームの先端の下面に形成されるガイドと、を有し、前記孔は、前記ガイドを収納するガイド収納部と、該ガイド収納部の下方開口部と連通し、前記棒状部材を収納する棒状部材収納部と、を有し、前記ガイドの底面の径は、前記ガイド収納部の上方開口部の径よりも小さく、前記ガイド収納部の下方開口部の径よりも大きい。
自動分析装置において、試薬容器を保持する試薬容器保持機構と、試薬と検体とを反応容器内で反応させる反応機構と、上記反応容器内の検体を分析する分析部と、検体を検体容器から吸引し、上記反応容器内に吐出する検体分注ノズルを有する検体分注機構と、試薬を上記試薬容器から吸引し、上記反応容器内に吐出する試薬分注ノズルを有する試薬分注機構と、上記試薬容器内の試薬を攪拌する攪拌子を有する試薬攪拌機構と、上記試薬容器保持機構、上記反応機構、上記分析部、上記検体分注機構、上記試薬分注機構、および上記試薬攪拌機構が配置される面に位置する上面カバーと、上記上面カバーの下方に位置し、上記検体分注機構、上記試薬分注機構及び上記試薬攪拌機構は棒状部材移動機構であり、この棒状部材移動機構の棒状部材を収納する収納部を有する棒状部材退避部と、上記試薬容器保持機構、上記反応機構、上記分析部、上記検体分注機構、上記試薬分注機構、および上記試薬攪拌機構の動作を制御する制御部とを備え、上記退避部の上記収納部の垂直方向寸法は、上記棒状部材の垂直方向寸法より大である。
本発明によれば、使用者による自動分析装置へのアクセス時に装置前面から装置背面側へのアクセスが容易であるとともに、アクセス時の分注プローブ等の棒状部材への接触による棒状部材の破損リスクを低減することが可能な自動分析装置を実現することができる。
本発明の実施例1による分注機構退避方式を適用した自動分析装置の概略構成図である。 本発明の実施例1による自動分析装置の概略外観斜視図である。 試薬分注機構の模式図である。 本発明の実施例1における、試薬分注機構の軌道と軌道上に設置されるユニットの模式図である。 実施例1における、試薬分注機構退避部の正面図と、上面図とを示す図である。 実施例1における試薬分注機構が試薬分注機構退避部に退避した状態およびノズルガイド収納部の拡大図を示す図である。 実施例1における、試薬分注機構の退避動作のフローチャートである。 試薬分注機構退避部のノズル収納部の下部にドレイン管を接続する例を示す図である。 本発明の実施例2における試薬分注機構退避部の概略構成図である。 本発明の実施例2における退避時の試薬分注機構と試薬分注機構退避部の動作フローチャートである。 本発明の実施例2における退避時の試薬分注機構と試薬分注機構退避部の動作フローチャートである。 本発明の実施例2における特別洗浄実施時の操作部の表示画面ン例を示す図である。 本発明の実施例3における複数の試薬分注機構を備えた自動分析装置の概略構成図である。 本発明の実施例3における複数の試薬分注機構が試薬分注退避位置を共用する場合の試薬分注機構退避部の構造説明図である。 本発明の実施例3における複数の試薬分注機構が試薬分注退避位置を共用する場合の試薬分注機構退避部の構造説明図である。 本発明の実施例3における試薬分注機構が試薬分注機構退避部に退避した状態を示す図である。 本発明の実施例4における自動分析装置の装置側面から見た概略断面図である。 本発明の実施例5における試薬保冷ユニットの概略上面図である。 四角柱状の試薬容器を規則的に配置する例を示す図である。 本発明の実施例5における、試薬保冷ユニットに対して試薬分注機構退避部を設ける場合の概略構成図である。 本発明の実施例5における試薬分注機構が試薬分注機構退避部へ退避する場合の動作フローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例では、自動分析装置を一例として説明する。自動分析装置には、例えば生化学自動分析装置、免疫自動分析装置、などが挙げられる。ただし、これは本発明の単なる一例であって、本発明は以下説明する実施の形態に限定されるものではなく、サンプルと試薬を反応させて当該反応の結果に基づいてサンプルの分析を行う装置を広く含む。例えば、臨床検査に用いる質量分析装置や血液の凝固時間を測定する凝固分析装置なども含まれる。また、これらと生化学自動分析装置、免疫自動分析装置との複合システム、またはこれらを応用した自動分析システムにも適用可能である。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1による分注機構退避方式を適用した自動分析装置101の概略構成図である。
図1において、自動分析装置101は、ラック102を搬送するラック搬送ライン103と、試薬保冷ユニット104と、インキュベータディスク(反応ディスク)105と、サンプル分注機構(試料分注機構)106と、試薬分注機構107と、試薬撹拌機構108と、消耗品搬送機構109と、B/F分離ユニット110、検出部ユニット111とを備えている。
ラック102は、血液や尿などの生体サンプル(サンプル)を収容する複数のサンプル容器(試料容器)が収納されるものであり、サンプル容器が収納された状態でラック102が搬送ライン上を搬送される。
試薬保冷ユニット104は試薬容器保管部であって、サンプル(試料)の分析に用いる種々の試薬が収容された複数の試薬容器112が収納・保冷されている。試薬保冷ユニット104の上面の少なくとも一部は試薬ディスクカバー113により覆われている。試薬ディスクカバー113の一部は開閉可能となっており、試薬容器112を出し入れ可能となっている。
インキュベータディスク105は、サンプルと試薬を反応させるための複数の反応容器114が配置される反応容器配置部115と、反応容器114の温度を所望の温度に調整する温度調整機構(図示せず)を有している。サンプル分注機構106は、回転駆動機構や上下駆動機構を有し、これらの駆動機構によりサンプル容器からサンプルを吸引し、インキュベータディスク105に収容された反応容器114上に移動して、反応容器114内にサンプルを分注することが可能である。
また、試薬分注機構107も同じく回転駆動機構や上下駆動機構を有し、これらの駆動機構により試薬容器112から試薬を吸引し、インキュベータディスク105に収容された反応容器114上に移動して、反応容器114内に試薬を分注する。
試薬撹拌機構108は回転駆動機構や上下駆動機構を有し、棒状の撹拌パドル(撹拌子)108aを回転させることにより試薬容器112内の試薬の撹拌を行う。また、自動分析装置101は、攪拌パドルを洗浄するための試薬攪拌パドル洗浄部161を有する。
消耗品供給機構109は未使用である複数の反応容器114や分注チップ116を反応容器分注チップ収納容器117からインキュベータディスク105やサンプル分注機構106がアクセスする分注チップ設置位置118へ搬送したり、反応液が入った反応容器114をインキュベータディスク105から撹拌機構119へ搬送したりする。
B/F分離ユニット110は、磁性粒子を集磁する分離部120と、反応液の吸引、緩衝液の吐出を行うB/F分離プローブ121と、B/F分離プローブ121を洗浄するB/F分離プローブ洗浄部122と、一旦集磁された磁性粒子を再分散させるためのB/F分離撹拌部123と、インキュベータディスク105に設置された反応容器114をB/F分離ユニット110や検出部ユニット111に搬送する搬送部124とを備える。
検出部ユニット111は、反応容器114内の反応液を吸引する反応液吸引ノズル125と、光電子増倍管や光源ランプ、分光器、フォトダイオードとを備え、それらの温度を調整する機能を持ち、反応液の分析を行う。
さらに、自動分析装置101は、以上で説明した分析動作部に加えて、試薬保冷ユニット104、インキュベータディスク105、検出部ユニット111、サンプル分注機構106、試薬分注機構107、試薬攪拌機構108等、自動分析装置101全体の動作を制御する制御部126と、操作部127とを備えている。
制御部126は、例えばハードウェア基板からなり、コンピュータなどの制御装置やハードディスクなどの記憶装置に接続されている。操作部127は、例えばディスプレイである表示部や、マウス、キーボードなどの入力装置から構成されている。制御部126に接続される制御装置は、専用の回路基板によってハードウェアとして構成されていてもよいし、自動分析装置101に接続されたコンピュータで実行されるソフトウェアによって構成されてもよい。
ハードウェアにより構成する場合には、処理を実行する複数の演算器を配線基板上、または半導体チップまたはパッケージ内に集積することにより実現できる。
ソフトウェアにより構成する場合には、コンピュータに高速な汎用CPUを搭載して、所望の演算処理を実行するプログラムを実行することで実現できる。このプログラムが記録された記録媒体により、既存の装置をアップグレードすることも可能である。また、これらの装置や回路、コンピュータ間は有線又は無線のネットワークで接続され、適宜データが送受信される。
図2は、本発明の実施例1による自動分析装置101の概略外観斜視図である。図2に示すように、自動分析装置101は上部に自動分析装置101全体を覆うトップカバー200と、このトップカバー200の開閉をロックするロック手段(図示せず)とを備え、トップカバー200内の各種ユニットが動作している間はトップカバー200を開けることが出来ない様に構成される。
また、自動分析装置101の試薬保冷ユニット(試薬容器保持機構)104、インキュベータディスク105(反応機構)、検出部ユニット111(分析部)、サンプル分注機構106(検体分注機構)、試薬攪拌機構108および試薬分注機構107が配置される面に位置する上面カバー201が配置されている。この上面カバー201は、試薬保冷ユニット104の試薬ディスクカバー113等とは分離している。図2のサンプル分注機構106の先端部のサンプル(検体)分注ノズル106aが取付けられている。
図3は、試薬分注機構107の模式図である。図3において、試薬分注機構107は上下駆動用モータ128と、機構軸129と独立して上下動作可能なシャフト130と、上下駆動用モータ128とシャフト130を接続する上下駆動用ベルト131とを備えることで試薬分注ノズル135の上下駆動を可能にする。
さらに、試薬分注機構107は、回転駆動用モータ132と、回転駆動用モータ132と機構軸129を接続する回転駆動用ベルト133を備えることで、試薬分注ノズル135の回転駆動を可能にする。
また、試薬分注機構107は、シャフト130の上部に取り付けられ水平方向の延びるアーム134と、アーム134先端の下面に形成され、試薬分注ノズル135の位置を固定するノズルガイド(棒状部材ガイド)140とを備える。ノズルガイド140は、側面部140wと、底面部140bとを有し、底面部140bから試薬分注ノズル135が下方向に延びている。試薬分注ノズル135は液体を試薬分注ノズル135先端から吸引もしくは吐出するためのシリンジやポンプ等の圧力源と流路で接続されている。図3に示した例は、試薬分注機構107の駆動方向がθ−Z方向の機構であるが、X−Y−Z方向に移動可能な機構を使用してもよい。底面部14bの径はγである。
図4は、実施例1における、試薬分注機構107の軌道と軌道上に設置されるユニットの模式図である。
図4において、試薬分注機構107は、図3に示した上下駆動機構と回転駆動機構の組み合わせにより、アーム134の軌道107t上に設置された複数のユニットへアクセスすることができる。アーム134の軌道107t上には、試薬保冷ユニット104内の試薬容器112から試薬を吸引するための試薬吸引位置136、インキュベータディスク105上の反応容器114へ試薬を吐出するための試薬吐出位置137、試薬分注ノズル135を洗浄するための試薬分注ノズル洗浄部138、及び試薬分注機構107が退避する試薬分注機構退避部139が配置される。
試薬分注機構退避部139の位置は、通常の試薬分注動作で使用される試薬吸引位置136、試薬吐出位置137、試薬分注ノズル洗浄部138を繋ぐ軌道107t上、もしくは、その軌道107t上の外側であってもよい。
なお、図4には試薬吸引位置136や試薬吐出位置137はそれぞれ一つしか図示していないが、それぞれ複数有していてもよい。
図5は、実施例1における、試薬分注機構107が退避する試薬分注機構退避部139の自動分析装置前面方向から見た正面図と、自動分析装置上部から見た上面図とを示す図である。試薬分注機構退避部139は、自動分析装置101の上面カバー201に配置され、試薬分注機構107のノズルガイド140を収納するノズルガイド収納部(棒状部材ガイド収納部)141と、試薬分注ノズル135を収納するノズル収納部(棒状部材収納部)142とを有する。
試薬分注機構退避部139は上面カバー201の下方向に突出する筒状の部材である。試薬分注機構退避部139の筒状部材内部がノズル収納部142となっており、ノズル収納部142内に試薬分注ノズル135を位置させることによって、試薬分注ノズル135と使用者等との直接の接触を防止することができる。
また、ノズル収納部142の垂直方向の寸法は、試薬分注ノズル135の垂直方向の寸法より大となっており、試薬分注ノズル135の先端部が、ノズル収納部142の底面に接触することが防止される。
ノズルガイド140の底面140bの径γは、ノズルガイド収納部141の上方開口部の径αより小であり、ノズルガイド収納部141の下方開口部の径(=ノズル収納部142の底面の径β)より大である。ノズルガイド収納部141の下方開口部はノズル収納部142の上方開口部となっており、ノズル収納部142と連通している。ノズルガイド収納部141の下方開口部の周辺は、環状の水平部(底面部)Hが形成されている。
また、試薬分注機構退避部139は自動分析装置101の上面カバー201から取り外し可能に構成される。例えば、自動分析装置101は、試薬分注機構退避部収納部を備え、ノズルガイド収納部141外壁と試薬分注機構退避部収納部上部は互いに嵌合可能に構成されるねじ山が形成されており(図示せず)、試薬分注機構退避部139を回転させながら試薬分注機構退避部収納部へ挿入させることで自動分析装置101へ固定させることができる。試薬分注機構退避部139を上面カバー201から取り外し可能に構成させることにより、試薬分注機構退避部139の清掃が容易に実施出来る。
さらに、試薬分注機構退避部139は試薬分注機構107が、試薬分注機構退避部139に退避した状態で、使用者がアーム134に接触しても試薬分注ノズル135がノズル収納部142の内壁面に接触しない構造を有する。
図6は、実施例1における、試薬分注機構107が試薬分注機構退避部139に退避した状態(図6の(A))およびノズルガイド収納部141の拡大図(図6の(B))を示す図である。
図6において、試薬分注機構退避部139は試薬分注機構107が退避した状態において、ノズルガイド140の外面(側面140w)とノズルガイド収納部141の内壁面とのクリアランス(クリアランスA)よりも、試薬分注ノズル135の側面とノズル収納部142の内壁面とのクリアランス(クリアランスB)の方が大となるよう構成される(クリアランスA<クリアランスB)。
これにより、使用者がメンテナンス時にアーム134に接触した場合、ノズルガイド140がノズルガイド収納部141の内壁面に接触することにより、試薬分注ノズル135がノズル収納部142の内壁面と接触することを防ぐことが出来る。
また、ノズルガイド収納部141の水平部(底面部)Hとノズルガイド140の底面部140bとのクリアランス(クリアランスC)はノズル135の先端とノズル収納部142の底面とのクリアランス(クリアランスD)よりも小となるように構成される(クリアランスC<クリアランスD)。
これにより、試薬分注ノズル135が試薬分注機構退避部139に最大限下降した場合でもノズルガイド140がノズルガイド収納部141の水平部Hに接触し、ノズル収納部142の底面に試薬分注ノズル135の先端が接触しないように構成される。
本実施例1では、ノズルガイド140、試薬分注機構退避部139、およびノズルガイド収納部141は装置上方から見た断面形状が円形に構成された場合について説明した。しかし、ノズルガイド140およびノズルガイド収納部141の装置上方から見た断面形状が円形である必要はなく、ノズルガイド140およびノズルガイド収納部141が同じ断面形状を備えていれば多角形でもよい。
さらに、ノズル収納部142の断面形状はノズルガイド140およびノズルガイド収納部141の断面形状と同様でなくともよい。ノズル収納部142の断面形状が多角形の場合は、ノズルガイド140の外面とノズルガイド収納部141内壁面とのクリアランス(クリアランスA)よりも、試薬分注ノズル135とノズル収納部142内壁面が最も接近する多角形の頂点もしくは一辺とのクリアランス(クリアランスB)の方が広くなるよう構成される必要がある(クリアランスA<クリアランスB)。
次に、上記自動分析装置101が備える試薬分注機構107の退避動作を実施させ使用者が自動分析装置101のメンテナンスを実施した場合の例について図7を用いて説明する。
図7は、実施例1における、試薬分注機構107の退避動作のフローチャートである。図7のステップS101において、操作部127に表示されたボタンやメンテナンス用のハードスイッチにより試薬分注機構107の退避要求が指示され、それを受け付けると、制御部126はロック手段によりトップカバー200をロックする。そして、ステップS102において、試薬分注機構107の機構リセットを実施し、ステップS103で試薬分注機構107を試薬分注機構退避部139とは異なるホーム位置(例えば、試薬分注ノズル洗浄部138)へ移動させる。ホーム位置は試薬分注機構退避部139で無ければどこでもよく、図4に示した試薬分注機構107の軌道上に設置されるユニット上や、ユニットが存在しない軌道上の特定の位置でもよい。
さらに、ステップS104において、制御部126は試薬分注機構107を回転させ、試薬分注機構退避部139の上空へ移動させ、ステップS105において試薬分注機構107を下降させ、試薬分注機構107を試薬分注機構退避部139へ収納させる。使用者によるB/F分離プローブ121の清掃等のメンテナンスが終了すると、ステップS106にて、再度、操作部127に表示されたボタンやメンテナンス用のハードスイッチにより試薬分注機構107の退避解除要求を受け付け、ステップS107にて退避位置上空へ上昇する。そして、ステップS108にてホーム位置へ回転し、トップカバー200のロックを解除すると退避動作を終了する。
実施例1で説明した自動分析装置101は試薬分注機構107に対応した試薬分注機構退避部139を有しているが、試薬分注機構107を複数有する場合はそれぞれに対応する試薬分注退避部139を複数有してもよい。
また、試薬分注機構退避部139に試薬分注ノズル135より滴下した液体を排出するドレイン管を接続してもよい。例えば、図8に簡略化して示すように、試薬分注機構退避部139のノズル収納部142の下部に自動分析装置101の装置外部に連通するドレイン管144を接続し、液体を自動分析装置101装置外部へ排出可能に構成させる。ユーザーはドレイン管144の直下にタンクを設置、または、ドレイン管144に直接施設配管を接続することにより廃液を処理する。また、ドレイン管144は自動分析装置101の内部でその他のユニットから排出される廃液が流れる流路と合流してから、自動分析装置101外に廃液を排出するように構成してもよい。
また、ドレイン管144の途中にバルブを備えていてもよい。
ノズル収納部142の下部にドレイン管144を接続する構成とし、試薬分注機構退避部139の清掃が必要になった場合には、試薬分注ノズル135からシステム水を吐出、もしくは使用者が洗浄水を滴下することによりノズル収納部142の内壁を洗浄する。これにより、試薬分注機構退避部139を自動分析装置101から取り外すことなく清掃を実施することが出来る。
また、実施例1では試薬分注機構107の試薬分注ノズル135(棒状部材)を例に説明したが、試薬撹拌機構108やサンプル分注機構106の棒状部材(攪拌子や検体分注ノズル)についても試薬分注機構退避部139と同様な構成の退避部を備えてもよい。その場合でも試薬分注機構退避部139と同様の効果が得られる。サンプル分注機構106および試薬攪拌機構108は、図3に示した試薬分注機構107と同様な構成を有している。ただし、試薬攪拌機構108は、試薬分注ノズル135のようなノズルに代えて、棒状の攪拌子が取付けられている。試薬分注機構107、サンプル分注機構106及び試薬攪拌機構108は、棒状部材移動機構と定義することができる。
また、実施例1では試薬分注機構退避部139をその他のユニットと独立した構造物として説明したが、その他のユニットと一体となっていても良い。例えば、試薬分注ノズル洗浄部138と一体の構造物とすることにより、試薬分注機構107の動作範囲を狭くすることができ、機構の構成を簡素にすることができる。
また、実施例1では使用者による自動分析装置101の清掃時に退避動作を実行する例を示したが、サービスマンによる各種ユニットの交換作業時に退避動作を実施してもよい。
本発明の実施例1によれば、自動分析装置背面側に配置したB/F分離ユニット110や検出部ユニット111などのユニットの清掃やメンテナンス、各ユニット交換作業を実施する際に、自動分析装置101の前面側に配置された試薬分注機構107が回転方向へ移動し、試薬分注機構退避部139に退避することにより、操作者等が容易に目的のユニットへアクセスすることが出来る。
また、試薬分注機構107が上下方向へ移動し、試薬分注機構退避部139に退避することにより、清掃等の目的のユニットの視認性が向上し、安全に作業を実施することが出来る。
さらに、試薬分注機構退避部139の構造により、試薬分注機構退避部139に位置した試薬分注機構107に使用者等が接触したとしても、試薬分注ノズル135が破損するリスクを低減することができる。
つまり、本発明の実施例1によれば、使用者による自動分析装置へのアクセス時に装置前面から装置背面側へのアクセスが容易であるとともに、アクセス時の分注プローブ等の棒状部材への接触による棒状部材の破損リスクを低減することが可能な自動分析装置を実現することができる。
(実施例2)
次に実施例1の変形例である実施例2について説明する。
実施例1の試薬分注機構退避部139は、試薬分注機構107のアーム134を収納するノズルガイド収納部141と、試薬分注ノズル135を収納するノズル収納部142から構成され、退避後は使用者の作業が終了し、ホーム位置へ移動するまでの間、制御部126は各機構の動作を実施しない構成となっている。
これに対し、実施例2では試薬分注機構107の退避時にノズル収納部142へ洗浄液を送液し、試薬分注ノズル135を洗浄液へ浸漬させることにより、試薬ノズルの特別洗浄を実施する構成となっている。
実施例2における試薬分注機構退避部139の構成以外は、実施例1と同様となっているので、その他の構成の図示及び詳細な説明は省略する。
実施例2における試薬分注機構退避部139の構成を、図9を用いて説明する。図9は、実施例2における試薬分注機構退避部139の概略構成図である。図9において、試薬分注機構退避部139は、試薬分注機構107のノズルガイド140を収納するノズルガイド収納部141と、試薬分注ノズル135を収納するノズル収納部142とを備える。さらに、試薬分注機構退避部139は、ノズル収納部142の下部に接続され、試薬分注ノズル135より滴下した液体を排出するドレイン管144と、このドレイン管144に配置され、ノズル収納部142の洗浄液の貯留と排出とを切り換えるためのドレインバルブ145と、ノズル収納部142へ洗浄液を供給するためにノズル収納部142の側面に接続され、ノズル収納部142の内部に連通する供給流路146と、洗浄液を収容する洗浄ボトル148と、この洗浄ボトル148から供給流路146を介してノズル収納部142へ洗浄液を送液する送液源149と、供給流路146に配置され、ノズル収納部142への洗浄液の供給と停止とを切り換える供給流路バルブ147と、を有する。
図10A及び図10Bは、実施例2における退避時の試薬分注機構107と試薬分注機構退避部139の動作フローチャートである。
図10AのステップS201にて試薬分注機構107の退避要求を受け付けると、制御部126は自動分析装置101のトップカバー200のロックを実施し、ステップS202にて各機構のリセット動作を実施する。その後、制御部126は、ステップS203にて試薬分注機構107をホーム位置へ移動させ、次いでステップS204、S205にて試薬分注機構107を試薬分注機構退避部139へ試薬分注機構107を退避させる。
その後、制御部126は、ステップS206でドレインバルブ145を閉じ、ステップS207にて送液源149を使用し、洗浄液を洗浄ボトル148から吸引し、ノズル収納部142へ一定量送液する。制御部126が有する記憶装置は洗浄液の送液終了時刻を記憶する。
ステップS208にて制御部126は洗浄液を試薬分注ノズル135へ吸引させる。そして、制御部126は、図10BのステップS209にて使用者からの退避解除要求があるか否かを判断し、退避解除要求があった場合は、これを受け付け、ステップS210にて、制御部126の記憶装置が記憶した洗浄液の送液終了時刻からの経過時間を問い合わせる。ステップS210にて、所定時間経過していた場合は、ステップS211以降の動作を実施する。ステップS210にて所定時間経過していない場合は、定期的に経過時間を問い合わせ、所定時間経過後にS211以降の動作を実施する。
制御部126は、ステップS211にてバルブ145を開け、洗浄液をノズル収納部142からドレイン管144へ排出する。排出完了後、制御部126は、ステップS212にて試薬分注機構107を試薬分注機構退避部139の上空へ移動させ、ステップS213で試薬分注機構107を試薬ノズル洗浄部138へ回転移動させる。制御部126は、ステップS214にて、ステップS208で吸引した洗浄液の吐出と試薬ノズル135の洗浄を試薬ノズル洗浄部138上で実施し、終了後、ステップS215にて試薬分注機構107をホーム位置へ移動させ(ホーム位置が試薬ノズル洗浄部138である場合は移動はしない)、自動分析装置101のトップカバー200のロックを解除して、退避動作を終了する。
ここで、特別洗浄では、試薬ノズル洗浄部138で使用する洗浄液と同じものを使用してもよく、異なるものでもよい。また、特別洗浄では試薬ノズル洗浄部138で洗浄する場合の洗浄時間よりも長時間の洗浄を実施することにより、試薬ノズル洗浄部138で実施する通常洗浄で洗浄しきれない汚れを洗浄することができる。また、特別洗浄は図11に示すように、操作部127の表示画面に使用者による退避要求時に特別洗浄を実施するのか選択を表示し、表示画面により選択可能としてもよい。
本発明の実施例2によれば、実施例1と同様な効果が得られる他、使用者によるメンテナンス中に試薬分注ノズル135の特別洗浄を並行して実施することができ、自動分析装置のメンテナンスに要する時間を短縮でき、自動分析装置のダウンタイムの削減が可能である。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例3は、実施例1および実施例2の変形例であり、複数の試薬分注機構が一つの退避位置を共有する構成の例である。実施例1および2と共通の構成については図示及びその詳細な説明は省略する。
図12は、実施例3である複数の試薬分注機構を備えた自動分析装置150の概略構成図である。複数の試薬分注機構を備える構成以外の構成は実施例1にて説明した自動分析装置101と同一であるため説明は省略する。
図12に示した例は、X−θ軌道の試薬分注機構の例である。図12において、二つの試薬分注機構107及び151は、それらの駆動する円弧軌道107t及び151tが互いに接近するように配置される。それぞれの試薬分注機構107及び151の軌道107t及び151t上には試薬保冷ユニット104内の試薬容器112及び152から試薬を吸引する試薬吸引位置136及び153と、インキュベータディスク105上の反応容器114へ試薬を吐出する試薬吐出位置137及び154と、試薬分注ノズル135を洗浄する試薬分注ノズル洗浄部138及び155と、試薬分注機構107及び151が退避する試薬分注機構退避部139が配置される。
試薬分注機構退避部139は二つの試薬分注機構107及び151の円弧軌道107t及び151tが接する場所に配置される。それにより、一つの試薬分注機構退避部139を二つの試薬分注機構107及び151が共用することができる。図12にはそれぞれの試薬分注機構107及び151に対する試薬吸引位置136、153や試薬吐出位置137、154は、それぞれについて一つしか図示していないが、それぞれ複数有していてもよい。
次に、図13A、図13Bを用いて複数の試薬分注機構107及び151が試薬分注退避位置を共用する場合の試薬分注機構退避部139の構造について説明する。
実施例3における試薬分注機構退避部139は、自動分析装置101の上面カバー201に配置されたノズル収納部142と上面カバー201から取り外し可能に構成されるノズルガイド収納部141とから構成される。
図13Aは、ノズルガイド収納部141(図13B)とノズル収納部142(図13A)の構造を示す図である。
図13Bにおいて、ノズルガイド収納部141は二つの円錐状のノズルガイド140を収納するため、貫通した二つの円錐の孔141aを持つ。図13Aにおいて、ノズル収納部142の上部にノズルガイド収納部141と同一の形状をした、ノズルガイド収納部設置部156を有し、ノズル収納部142は楕円柱状の形状を有する。
このように、試薬分注機構107、151の2つを有し、試薬分注機構退避部139のノズルガイド収納部は、2つの試薬分注機構107、151のうちの1つの試薬分注機構107の試薬ノズル135のノズルガイド140を収容する一つのノズルガイド収納部141と、2つの試薬分注機構107、151のうちの他の1つの試薬分注機構151の試薬ノズル135のノズルガイド140を収納する他の一つのノズルガイド収納部141とを有し、上記試薬分注機構退避部139のノズル収容部142は、2つの試薬分注機構107、151のそれぞれの分注ノズル135に共用される。
図14は、実施例3における試薬分注機構107及び151が試薬分注機構退避部139に退避した状態を示す図である。ただし、試薬分注機構退避部139と上面カバー201との関係は簡略化して示している。
図14において、試薬分注機構107及び151の試薬分注ノズル135をノズル収納部142の内壁に接触させないために、試薬分注機構退避部139は、試薬分注機構107及び151が退避した状態において、ノズルガイド140の外面とノズルガイド収納部141の内壁面とのクリアランス(クリアランスA)よりも、試薬分注ノズル135とノズル収納部142内壁面とのクリアランス(クリアランスB)の方が広くなるよう構成される(クリアランスA<クリアランスB)。
さらに、二つの試薬分注機構107及び151のアーム134同士のクリアランス(クリアランスE)がノズルガイド140外面とノズルガイド収納部141内壁面とのクリアランス(クリアランスA)よりも広くなるように構成される(クリアランスA<クリアランスE)ことにより、アーム134同士が接触することを回避することが出来る。
本実施例3はX−θ軌道の試薬分注機構107、151を例に説明したが、X−Y軌道の試薬分注機構でも適用可能である。その場合は、2つの試薬分注機構の互いの軌道が交わる箇所、もしくは軌道の始点(終点)が接する箇所に試薬分注機構退避部139を備える構成となる。
また、実施例3の試薬分注機構107及び151は、図9に示した実施例2のように、ドレイン管144、供給流路146等を有し、試薬分注機構107及び151のそれぞれの試薬分注ノズル135が洗浄可能に構成されている。
本発明の実施例3によれば、実施例1及び実施例2と同様な効果を有する他、複数の試薬分注ノズル(プローブ)135で試薬分注機構退避部139を共用することにより、退避部139を複数備える必要なく、退避部139の追加による機構やユニットのレイアウトの設計自由度の低下を防ぐことができる。
(実施例4)
次に、本発明の実施例1と実施例2の変形例である実施例4について説明する。
実施例1および実施例2では、使用者が試薬分注機構107に接触することによって試薬分注ノズル135が破損するリスクを低減させ、さらに試薬分注機構退避部139の清掃を容易にする構成について説明した。
実施例4では、実施例1および実施例2と同様に試薬分注機構退避部139の清掃を容易にする構成について説明する。
実施例1では試薬分注機構退避部139を上面カバー201から取り外し可能に構成、もしくは試薬分注機構退避部139にドレイン管144を接続することにより試薬分注機構退避部139の清掃を容易にした。
実施例4における試薬分注機構退避部139について図15を用いて説明する。図15は、実施例4における自動分析装置101の装置側面から見た概略断面図である。ただし、試薬分注機構退避部139と、上面カバー201や自動分析装置101のその他の構成部分は簡略化して示している。
図15に示すように、試薬分注機構退避部139は、試薬分注機構退避部上部157と試薬分注機構退避部下部158との上下に分割され、試薬分注機構退避部下部158はノズル収納部142の下方部が分割された構成となっている。試薬分注機構退避部上部157は自動分析装置101の上面カバー201と一体もしくは取り外し可能に構成され、試薬分注機構退避部下部158は試薬分注機構退避部上部157と独立して自動分析装置101から取り外し可能に構成される。
試薬分注機構退避部上部157は、実施例1で説明したように、ノズルガイド収納部141の外壁と、試薬分注機構退避部収納部上部157とは互いに嵌合可能に構成されるねじ山が形成されており(図示せず)、試薬分注機構退避部上部157を回転させながら試薬分注機構退避部収納部上部157へ挿入させることで自動分析装置101へ固定させることができる。
一方、試薬分注機構退避部下部158は、自動分析装置101内に設置されたレール上に配置され、自動分析装置101の前面、背面、もしくは側面から引き出し可能に構成される。
実施例4も実施例1と同様な効果が得られる他、試薬分注機構退避部下部158を自動分析装置101外に引き出し可能に構成させることにより、試薬分注機構退避部139の清掃を容易に実行することができるという効果を得ることが出来る。
(実施例5)
次に、実施例1の変形例である実施例5について説明する。
実施例1では試薬分注機構退避部139をその他のユニットから独立したユニットとして構成させた。実施例5では、試薬保冷ユニット104内に試薬分注機構退避部を備える構成について説明する。
試薬保冷ユニット104内で試薬容器112を保持する方法について図16を用いて説明する。図16は、実施例5における試薬保冷ユニット104の概略上面図である。
図16において、試薬保冷ユニット104内は試薬容器112を保持し、目的の位置へ試薬容器112を移動させる試薬ディスク160を備える。試薬ディスク160は試薬容器112を整列して保持しており、整列方法は試薬ディスク160の中心から放射状に設置されてもよく、試薬ディスク160内で規則的に保持されていればよい。
試薬ディスク160の試薬容器112の保持構造は、試薬容器112の外面形状と同様の形状をした穴に試薬容器112を設置する構造でもよく、試薬ディスク160の回転時に遠心力等の力で位置がずれないように試薬ディスク160内に固定されていればよい。
環状の試薬ディスク160に、外形が四角柱状の試薬容器、例えば図17に示すような試薬容器112を規則的に配置する場合、図16に示すように試薬容器112を保持する保持構造同士の一部は互いに隣接するが、それ以外の部分は隣接することなく空間が生じる。この空間に対して、試薬分注機構退避部139を設置することにより、試薬保冷ユニット104への試薬分注ノズル(プローブ)135の退避が可能になる。
ただし、実施例1と異なり、試薬分注機構退避部139は2つの構成要素に分割され、ノズルガイド収納部141は試薬ディスクカバー113上の分注口159に形成され、ノズル収納部142は試薬保冷ユニット104上に配置される。
図18は、試薬保冷ユニット104に対して試薬分注機構退避部139を設ける場合の概略構成図である。図18において、試薬分注ノズル135は試薬容器112内の試薬を吸引する際、試薬ディスクカバー113上に配置された分注口159を通過し、試薬容器112へアクセスする。試薬分注ノズル135が試薬分注機構退避部139へ退避する場合も分注口159を経由する。そのため、分注口159は、実施例1で示したノズルガイド収納部141と同等の構造を有する。
また、試薬保冷ユニット104内に配置された試薬分注機構退避部139のノズル収納部142においても実施例1で示したノズル収納部142と同等の構造を有し、ノズルガイド収納部141とノズルガイド140のクリアランス(クリアランスA)よりも分注ノズル135とノズルガイド収納部142の内壁面とのクリアランス(クリアランスB)との関係がクリアランスA<クリアランスBとなるように構成される。
また、試薬ノズル135が試薬分注機構退避部139に最大限下降した場合でもノズルガイド140がノズルガイド収納部142の内壁に接触し、ノズル収納部142の底面にノズル135の先端が接触しないように構成される。つまり、ノズルガイド収納部142の水平部Hとノズルガイド140の底面部とのクリアランス(クリアランスC)はノズル135の先端とノズル収納部142の底面とのクリアランス(クリアランスD)よりも狭く構成される(クリアランスC<クリアランスD)。
次に、試薬分注機構107が試薬保冷ユニット104内の試薬分注機構退避部139へ退避する場合の動作フローについて説明する。図19は試薬分注機構107が試薬分注機構退避部139へ退避する場合の動作フローチャートである。
図19のステップS501において、操作部127に表示されたボタンやメンテナンス用のハードスイッチにより使用者が試薬分注機構107の退避要求を指示し、それを制御部126が受け付けると、制御部126はロック手段によりトップカバー200をロックする。そして、ステップS502において、試薬分注機構107の機構リセットを実施し、ステップS503で試薬分注機構107を試薬分注機構退避部139とは異なるホーム位置(例えば、試薬分注ノズル洗浄部138)へ移動させる。実施例1と同様に、ホーム位置は試薬分注機構退避部139で無ければどこでもよく、図16に示した試薬分注機構107の軌道上に設置されるユニット上や、ユニットが存在しない軌道上の特定の位置でもよい。
さらに、ステップS504において、制御部126は試薬ディスク160の回転軸160aを駆動し、試薬ディスク160を回転させ、ノズル収納部142を分注口159の直下に移動させる。そして、ステップS505において、試薬分注機構107を回転させ、分注口159の上空へ移動させ、ステップS506において、試薬分注機構107を下降させ、試薬分注機構107をノズルガイド収納部141およびノズル収納部142へ収納させる。
その後、使用者によるB/F分離プローブ121の清掃等のメンテナンスが終了すると、ステップS507にて、再度、操作部127に表示されたボタンやメンテナンス用のハードスイッチにより使用者から要求された試薬分注機構107の退避解除要求を受け付ける。そして、ステップS508にて、試薬分注機構107を分注口159の上空へ上昇させ、ステップS509にて機構リセットを実施し、トップカバー200のロックを解除(機構リセット)すると退避動作を終了する。
本発明の実施例5では、実施例1と同様な効果が得られる他、試薬保冷ユニット104内に試薬分注機構退避部139を設けることにより、試薬分注機構107の退避部を、試薬保冷ユニット104等のユニットが配置された部分以外の別箇の位置に単独で設ける場所が、自動分析装置101内や試薬分注機構107の軌道上で取れない場合であっても、試薬分注機構107の退避が可能になる。それにより、自動分析装置101の大型化を伴うことなく、試薬分注機構107の退避部を設けることができる。さらに、自動分析装置101の小型化を阻害することなく、試薬分注機構107の退避部を設けることができる他、分注機構の機構を簡素にすることができる。
なお、上述した実施例5では、試薬分注機構107を例に説明したが、試薬撹拌機構108についても試薬保冷ユニット104内に試薬分注機構退避部139と同等の構成の試薬撹拌機構退避部を備えてもよい。その場合でも試薬分注機構107の退避と同様の効果が得られる。
また、実施例5では使用者による自動分析装置101の清掃時に、試薬分注機構107の退避動作を実行する例を示したが、サービスマンによる各種ユニットの交換作業時に、試薬分注機構107の退避動作を実行してもよい。
101、150・・・自動分析装置、 102・・・ラック、 103・・・ラック搬送ライン、 104・・・試薬保冷ユニット、 105・・・インキュベータディスク、 106・・・サンプル(検体)分注機構、 106a・・・サンプル(検体)分注ノズル、 107、151・・・試薬分注機構、 107t・・・アームの軌道、 108・・・試薬攪拌機構、 108a・・・攪拌子、 109・・・消耗品搬送機構、 110・・・B/F分離ユニット、 111・・・検出部ユニット、 112、152・・・試薬容器、 113・・・試薬ディスクカバー、 114・・・反応容器、 115・・・反応容器配置部、 116・・・分注チップ、 117・・・反応容器分注チップ収納容器、 118・・・分注チップ設置位置、 119・・・攪拌機構、 120・・・分離部、 121・・・B/F分離プローブ、 122・・・B/FF分離プローブ洗浄部、 123・・・B/F分離攪拌部、 124・・・搬送部、 125・・・反応液吸引ノズル、 126・・・制御部、 127・・・操作部、 128・・・上下駆動用モータ、 129・・・機構軸、 130・・・シャフト、 131・・・上下駆動用ベルト、 132・・・回転駆動用モータ、 133・・・回転駆動用ベルト、 134・・・アーム、 135・・・試薬分注ノズル、 136、153・・・試薬吸引位置、 137、154・・・試薬吐出位置、 138、155・・・試薬分注ノズル洗浄部、 139・・・試薬分注機構退避部、 140・・・ノズルガイド、 141・・・ノズルガイド収納部、 141a・・・円錐の孔、 142・・・ノズル収納部、 144・・・ドレイン管、 145・・・ドレインバルブ、 146・・・供給流路、 147・・・供給流路バルブ、 148・・・洗浄ボトル、 149・・・送液源、 156・・・ノズルガイド収納部設置部、157・・・試薬分注機構退避部上部、 158・・・試薬分注機構退避部下部、159・・・分注口、 160・・・試薬ディスク、 160a・・・回転軸、 161・・・攪拌パドル洗浄部、 200・・・トップカバー、 201・・・上面カバー

Claims (18)

  1. 液体に関する分注又は攪拌を行う棒状部材と、
    使用者の位置から、前記棒状部材よりも後方に配置され、前記液体に関する処理を行う処理ユニットと、
    前記棒状部材を移動させる移動部と、
    前記棒状部材を退避させる退避位置と、
    前記移動部を制御する制御部と、を備え、
    前記退避位置は、前記棒状部材を鉛直方向下方に降ろすことが可能な孔を形成しており、
    前記制御部は、前記棒状部材の退避要求を受け付けると、前記移動部が該棒状部材を前記退避位置へ移動させ、前記孔に降ろすように制御し、
    前記移動部は、水平方向に延びるアームと、該アームの先端の下面に形成されるガイドと、を有し、
    前記孔は、前記ガイドを収納するガイド収納部と、該ガイド収納部の下方開口部と連通し、前記棒状部材を収納する棒状部材収納部と、を有し、
    前記棒状部材が前記棒状部材収納部に収納された状態において、
    前記ガイドの側面と前記ガイド収納部の内壁面とのクリアランスよりも、前記棒状部材の側面と前記棒状部材収納部の内壁面とのクリアランスの方が大きい、 自動分析装置。
  2. 前記孔の鉛直方向寸法は、前記棒状部材の鉛直方向寸法よりも大きい、請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記退避位置は、前記棒状部材の軌道上、もしくは、該軌道上の外側に配置される、請求項1記載の自動分析装置。
  4. 試薬容器を保持する試薬保持部と、
    試薬と検体とを反応容器内で反応させる反応部と、を備え、
    前記棒状部材は、前記試薬を前記試薬容器から吸引し、前記反応容器内に吐出する試薬分注ノズルである、請求項1記載の自動分析装置。
  5. 試薬と検体とを反応容器内で反応させる反応部を備え、
    前記棒状部材は、検体を検体容器から吸引し、前記反応容器内に吐出する検体分注ノズルである、請求項1記載の自動分析装置。
  6. 前記棒状部材は、試薬を攪拌する攪拌ノズルである、請求項1記載の自動分析装置。
  7. 液体に関する分注又は攪拌を行う棒状部材と、
    使用者の位置から、前記棒状部材よりも後方に配置され、前記液体に関する処理を行う処理ユニットと、
    前記棒状部材を移動させる移動部と、
    前記棒状部材を退避させる退避位置と、
    前記移動部を制御する制御部と、を備え、
    前記退避位置は、前記棒状部材を鉛直方向下方に降ろすことが可能な孔を形成しており、
    前記制御部は、前記棒状部材の退避要求を受け付けると、該棒状部材を前記退避位置へ移動させ、前記孔に降ろすように制御し、
    前記移動部は、水平方向に延びるアームと、該アームの先端の下面に形成されるガイドと、を有し、
    前記孔は、前記ガイドを収納するガイド収納部と、該ガイド収納部の下方開口部と連通し、前記棒状部材を収納する棒状部材収納部と、を有し、
    前記ガイドの底面の径は、前記ガイド収納部の上方開口部の径よりも小さく、前記ガイド収納部の下方開口部の径よりも大きい、自動分析装置。
  8. 前記棒状部材が前記棒状部材収納部に収納された状態において、
    前記ガイドの側面と前記ガイド収納部の内壁面とのクリアランスよりも、前記棒状部材の側面と前記棒状部材収納部の内壁面とのクリアランスの方が大きく、
    前記ガイドの底面と前記ガイド収納部の水平部とのクリアランスよりも、前記棒状部材の先端と前記棒状部材収納部の底面とのクリアランスの方が大きい、請求項7記載の自動分析装置。
  9. 前記棒状部材収納部の下部に接続され、自動分析装置の外部に連通するドレイン管を有する、請求項7記載の自動分析装置。
  10. 前記孔は、
    前記ドレイン管に配置され、前記棒状部材収納部に洗浄液の貯留と排出とを切り換えるためのドレインバルブと、
    前記棒状部材収納部へ前記洗浄液を供給するために該棒状部材収納部の側面に接続され、該棒状部材収納部の内部に連通する供給流路と、
    前記洗浄液を収容する洗浄ボトルと、
    前記洗浄ボトルから前記供給流路を介して前記棒状部材収納部へ前記洗浄液を送液する送液源と、
    前記供給流路に配置され、前記棒状部材収納部への前記洗浄液の供給と停止とを切り換える供給流路バルブと、を有する、請求項9記載の自動分析装置。
  11. 第1試薬分注ノズルを有する第1試薬分注部と、第2試薬分注ノズルを有する第2試薬分注部を備え、
    前記ガイド収納部は、前記第1試薬分注ノズルのガイドを収納する一つのガイド収納部と、前記第2試薬分注ノズルのガイドを収納する他の一つの棒状部材ガイド収納部とを有し、
    前記棒状部材収納部は、前記第1及び第2の試薬分注ノズルに共用される、請求項7記載の自動分析装置。
  12. 前記退避位置は、上部と下部とに分割され、
    前記下部は、前記上部と独立して、自動分析装置から取り外し可能に構成される、請求項1記載の自動分析装置。
  13. 前記棒状部材の退避要求は、自動分析装置のメンテナンス実施時に行われる、請求項1又は7記載の自動分析装置。
  14. 前記孔の鉛直方向寸法は、前記棒状部材の鉛直方向寸法よりも大きい、請求項7記載の自動分析装置。
  15. 前記退避位置は、前記棒状部材の軌道上、もしくは、該軌道上の外側に配置される、請求項7記載の自動分析装置。
  16. 試薬容器を保持する試薬保持部と、
    試薬と検体とを反応容器内で反応させる反応部と、を備え、
    前記棒状部材は、前記試薬を前記試薬容器から吸引し、前記反応容器内に吐出する試薬分注ノズルである、請求項7記載の自動分析装置。
  17. 試薬と検体とを反応容器内で反応させる反応部を備え、
    前記棒状部材は、検体を検体容器から吸引し、前記反応容器内に吐出する検体分注ノズルである、請求項7記載の自動分析装置。
  18. 前記棒状部材は、試薬を攪拌する攪拌ノズルである、請求項7記載の自動分析装置。
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