JP6841636B2 - 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造 - Google Patents

車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6841636B2
JP6841636B2 JP2016225032A JP2016225032A JP6841636B2 JP 6841636 B2 JP6841636 B2 JP 6841636B2 JP 2016225032 A JP2016225032 A JP 2016225032A JP 2016225032 A JP2016225032 A JP 2016225032A JP 6841636 B2 JP6841636 B2 JP 6841636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
charging cable
support wire
attached
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016225032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018082594A (ja
Inventor
和久 村松
和久 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Housing Corp
Original Assignee
Toyota Housing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Housing Corp filed Critical Toyota Housing Corp
Priority to JP2016225032A priority Critical patent/JP6841636B2/ja
Publication of JP2018082594A publication Critical patent/JP2018082594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6841636B2 publication Critical patent/JP6841636B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/12Electric charging stations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両への充電ケーブルの接続時に当該車両に取り付けられて用いられる車両保護部材及び、その車両保護部材を用いた車両保護構造に関するものである。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車の普及が進んでおり、これらの車両について住宅等の建物側から電力を供給して車載バッテリを充電する技術が各種提案されている。例えば、建物の外壁に屋外コンセントを設け、その屋外コンセントに充電ケーブルの一端部をあらかじめ接続しておくことが考えられている。この場合、充電ケーブルの他端部を車両の充電口に接続することで、その充電ケーブルを介して建物側から車両に電力を供給し車載バッテリの充電を行うことが可能となる。
ここで、充電ケーブルが建物の屋外側に設けられる上記の構成では、充電ケーブルの未使用時においては、同ケーブルを巻き回す等して所定の状態に纏めておくのが望ましい。そこで特許文献1には、充電ケーブルを所定の状態に巻き回す(巻き戻す)ための巻取装置が開示されている。この巻取装置は、先端が充電ケーブルの先端側に固定され当該充電ケーブルを支持する支持ワイヤと、その支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能な巻取部とを有している。この装置によれば、巻取部により支持ワイヤが巻き取られることで、充電ケーブルが所定の状態に巻き戻されるようになっている。また、充電ケーブルが上記所定の状態から引き出され車両に接続されると、支持ワイヤが巻取部から引き出されその支持ワイヤにより充電ケーブルが支持された状態となる。このため、充電ケーブルの車両への接続時において、充電ケーブルが地面に接触し汚れるのを防止することが可能となる。
登録実用新案第3200685号公報
ここで、巻取装置を備える上述の構成では、車両の駐車状態によって、車両の充電口と巻取部とを結ぶ直線上に車両(例えば車両の角部)が存在することになる場合が考えられる。その場合、充電口に充電ケーブルが接続されると、充電ケーブルが車両の角部にて曲がった状態で配設されることが考えられる。その場合、充電ケーブルが車両の角部に接触することになるため、その接触による車両の傷付きが懸念される。
また、充電ケーブルを支持する支持ワイヤも、充電ケーブルとともに車両の角部にて曲がった状態で配設されることが考えられる。そのため、支持ワイヤについても車両の角部に接触し、その接触による車両の傷付きが懸念される。特に、支持ワイヤは高強度に形成されていることから、車両への傷付きがより一層懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、車両への充電ケーブルの接続時において、車両に傷付きが発生するのを防止することができる車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の車両保護部材は、車両の充電を行うべく当該車両に充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において当該車両に取り付けられて用いられる車両保護部材であって、前記車両に対して取り付けられる取付部と、その取付部が前記車両に取り付けられた状態で前記車両の角部付近に配置されるとともに、前記車両に前記充電ケーブルが接続された状態で当該充電ケーブルを支持する支持ワイヤ及び前記充電ケーブルの少なくともいずれかを前記車両から離れた位置で引っ掛け支持する引っ掛け部と、を備えることを特徴とする。
本発明の車両保護部材によれば、その取付部が車両に対して取り付けられ、その取付部の取付状態にて引っ掛け部が車両の角部付近に配置される。そして、車両に充電ケーブルが接続される接続状態において、その充電ケーブルを支持する支持ワイヤ及び充電ケーブルの少なくともいずれかが車両から離れた位置で上記引っ掛け部に引っ掛け支持される。この場合、車両に対する充電ケーブルの接続時に支持ワイヤや充電ケーブルが車両に接触するのを防止することができるため、その接触により車両に傷付きが生じるのを防止することができる。
第2の発明の車両保護部材は、第1の発明において、前記引っ掛け部は、前記取付部が前記車両に取り付けられた状態で上方に開放される溝部を有し、その溝部を挟んだ両側はいずれも平面視にて前記車両の外側に配置される規制部となっており、それら規制部のうち一方の規制部は前記溝部よりも前記車両に近い側に、他方の規制部は前記溝部よりも前記車両から離れた側に位置するものとなっていることを特徴とする。
本発明によれば、引っ掛け部が上方に開放される溝部を有しているため、その溝部に支持ワイヤ及び充電ケーブルの少なくともいずれか(以下、支持ワイヤ等という)を引っ掛け支持することができる。この場合、引っ掛け部において溝部を挟んだ両側は規制部とされ、それら規制部のうち一方の規制部が溝部よりも車両に近い側に、他方の規制部が溝部よりも車両から離れた側に位置される。そのため、上記一方の規制部については、溝部に引っ掛けられる支持ワイヤ等と車両との間に介在されることとなり、その結果、溝部に支持ワイヤ等が引っ掛けられる引っ掛け状態にて支持ワイヤ等が車両に接触するのを好適に防止することが可能となる。
第3の発明の車両保護部材は、第2の発明において、前記一方の規制部は、前記溝部の底面からの高さ寸法が前記他方の規制部よりも大きくされていることを特徴とする。
本発明によれば、車両に近い側に配置される一方の規制部については溝部の底面からの高さ寸法が車両から離れた側に配置される他方の規制部よりも大きくされているため、溝部に支持ワイヤ等が引っ掛けられる引っ掛け状態にて支持ワイヤ等が車両に接触するのをより一層好適に防止することができる。また、他方の規制部については、溝部の底面からの高さ寸法が一方の規制部よりも小さくなっているため、支持ワイヤ等を溝部に引っ掛けたり溝部から取り外したりする作業がしづらくなるのを抑制しながら、上記の効果を得ることができる。
第4の発明の車両保護部材は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記取付部は、前記車両のナンバープレートに取り付けられるものであり、前記引っ掛け部は、前記取付部が取り付けられる前記ナンバープレートの横幅方向に位置する前記角部付近に配置されるものであることを特徴とする。
本発明によれば、取付部が車両のナンバープレートに取り付けられるため、取付部を車両に取り付けるにあたり車両本体側に傷付きが生じる可能性を大いに低減させることができる。
第5の発明の充電ケーブル接続時における車両保護構造は、前記車両を駐車する駐車スペースが隣接して又は内部に設けられているとともに、その駐車スペースに駐車した前記車両に接続可能な前記充電ケーブルを有し、その充電ケーブルの接続状態において前記車両に電力を供給し当該車両の充電が可能な建物に適用され、先端が前記充電ケーブルの先端側に固定された前記支持ワイヤと、その支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記駐車スペースに面した壁等の取付対象に取り付けられる巻取部とを有する巻取装置と、前記車両に前記充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において、当該車両に取り付けられる第1乃至第4のいずれかの発明の車両保護部材とを備え、前記引っ掛け部には前記支持ワイヤが引っ掛け支持されることを特徴とする。
本発明によれば、巻取装置の巻取部により支持ワイヤを巻き取ることで充電ケーブルを所定の状態に巻き戻す等、同ケーブルを纏めることができる。また、充電ケーブルを上記所定の状態から引き出すと、巻取部から支持ワイヤが引き出されるため、充電ケーブルを車両に接続した状態で同ケーブルを支持ワイヤにより支持することができる。
ここで、一般に支持ワイヤは高強度に形成されているため、支持ワイヤが車両に接触すると車両に傷付きが生じ易い。そこで本発明では、車両への充電ケーブル接続時に支持ワイヤを車両保護部材の引っ掛け部に引っ掛け支持するようにしている。これにより、支持ワイヤが車両に接触するのを防止することができるため、その接触による車両の傷付きを防止することができる。
第6の発明の充電ケーブル接続時における車両保護構造は、前記車両を駐車する駐車スペースが隣接して又は内部に設けられているとともに、その駐車スペースに駐車した前記車両に接続可能なコネクタを先端に有する前記充電ケーブルを備え、その充電ケーブルの前記車両への接続状態において当該車両に電力を供給し当該車両の充電が可能な建物に適用され、先端が前記充電ケーブルの中間部に第1固定部を介して固定され当該充電ケーブルにおける前記第1固定部よりも基端側を支持する前記支持ワイヤとしての第1支持ワイヤと、その第1支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記駐車スペースに面した壁等の取付対象に取り付けられる第1巻取部とを有する第1巻取装置と、先端が前記充電ケーブルの中間部に第2固定部を介して固定され当該充電ケーブルにおける前記第2固定部よりも先端側を支持する前記支持ワイヤとしての第2支持ワイヤと、その第2支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記充電ケーブルにおける前記コネクタの近傍又は前記コネクタに取り付けられる第2巻取部とを有する第2巻取装置と、前記車両に前記充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において、当該車両に取り付けられる第1乃至第4のいずれかの発明の車両保護部材とを備え、前記第2固定部は、前記第1固定部よりも前記充電ケーブルの先端側に位置し、前記引っ掛け部には、前記充電ケーブルにおいて前記各固定部の間となる部分が引っ掛け支持されることを特徴とする。
本発明によれば、第1巻取装置の第1巻取部により第1支持ワイヤを巻き取ることで充電ケーブルの基端側を巻き戻す等して纏めることが可能となる。これと同様に、第2巻取装置の第2巻取部により第2支持ワイヤを巻き取ることで充電ケーブルの先端側を巻き戻す等して纏めることが可能となる。したがって、本発明では、2つの巻取装置を用いて充電ケーブル全体を所定の状態に纏めることが可能となっている。また、充電ケーブルを所定の状態から引き出すと、第1巻取部からは第1支持ワイヤが、第2巻取部からは第2支持ワイヤが引き出されるため、充電ケーブルを車両に接続した状態では、これら2つの支持ワイヤにより充電ケーブルを支持することが可能となる。
そして、このように2つの支持ワイヤにより充電ケーブルが支持される構成にあって、本発明では、充電ケーブルにおいてそれら各支持ワイヤが固定される第1固定部及び第2固定部の間を車両保護部材の引っ掛け部に引っ掛け支持することとしている。この場合、充電ケーブルが車両から離れた位置で引っ掛け支持されるため、充電ケーブルが車両に接触するのを防止することができる。また、充電ケーブルを支持する各支持ワイヤについては、充電ケーブルが引っ掛け部に支持される支持箇所を挟んだ両側にそれぞれ配置されるため、それら各支持ワイヤが車両に接触するのを防止することもできる。よって、以上より、充電ケーブル及び支持ワイヤの接触による車両への傷付き防止を図ることができる。
第1の実施形態における建物に設けられた給電設備を示す概略図。 充電ケーブル接続時における充電ケーブル及び支持ワイヤの配設経路を示す平面図。 車両保護部材が車両に取り付けられた状態を示す斜視図。 車両保護部材の構成を示す斜視図。 車両保護部材の取付部が車両のナンバープレートに取り付けられた状態を示す平面図。 第2の実施形態における充電設備を示す図。 充電ケーブル接続時における充電ケーブル及び支持ワイヤの配設経路を示す平面図。
〔第1の実施形態〕
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、建物に、その建物側の電力(商用電力)を車両へ供給可能な給電設備が設けられており、その給電設備により車両に電力を供給することで当該車両の充電を行うことが可能となっている。図1は、その建物に設けられた給電設備を示す概略図である。
図1に示すように、住宅等の建物10には、分電盤11が設けられている。その分電盤11には、図示しない電柱等から送電線12を介してAC100V/200Vの商用電力が供給される。分電盤11には、電力配線14を介してコンセント15が接続されている。コンセント15は、屋外に設けられた屋外用コンセントであり、建物10の外壁16に取り付けられている。コンセント15には、分電盤11から電力(商用電力)が電力配線14を介して供給される。なお、外壁16が取付対象に相当する。
コンセント15には、車両充電用の充電ケーブル19が接続されている。充電ケーブル19は、その両端部にコネクタ19a,19bを有しており、それらコネクタ19a,19bのうち一方のコネクタ19aがコンセント15に接続され、他方のコネクタ19bが車両17に対し接続可能とされている。
建物10の側方には、車両17を駐車可能な駐車スペース18が設けられている。駐車スペース18は、外壁16に隣接して設けられ、本実施形態では、この駐車スペース18に車両17が前側を外壁16側に向けて駐車されるものとなっている。車両17は、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車(PHV)からなる。車両17は、動力源としてのエンジン及びモータ(いずれも図示略)を備えるとともに、高圧二次電池からなる車載バッテリ21を備える。
車両17には、充電ケーブル19のコネクタ19bを接続可能な充電口22(充電インレット)が設けられている。充電口22は、車両17の側面部詳しくは左側面部に設けられ、車載バッテリ21に電気的に接続されている。充電口22に充電ケーブル19のコネクタ19bが接続されると、充電ケーブル19を介してコンセント15と車両17とが電気的に接続される。そして、かかる接続状態にてコンセント15から車両17に充電ケーブル19を介して電力(商用電力)が供給されると、その電力により車両17の車載バッテリ21が充電されるようになっている。
車載バッテリ21の充電が終了した後は、充電ケーブル19のコネクタ19bが車両17の充電口22から取り外され、充電ケーブル19が所定の状態に巻かれて(巻き戻されて)外壁16付近で纏められた状態とされる。ここで、本建物10には、充電ケーブル19を上記所定の状態に巻き戻すための巻取装置30が設けられており、以下においては、この巻取装置30について説明する。
巻取装置30は、充電ケーブル19を支持する支持ワイヤ31と、その支持ワイヤ31を巻き取り又は引き出し可能な巻取部32とを備える。支持ワイヤ31は、金属材料又は樹脂材料からなり、可撓性を有して形成されている。支持ワイヤ31は、その先端部が充電ケーブル19の先端側に固定具35を介して固定されている。
支持ワイヤ31には、充電ケーブル19を吊り下げるための吊り具36が複数取り付けられている。これらの吊り具36は支持ワイヤ31が挿通される挿通部36aを有しており、その挿通部36aに挿通された支持ワイヤ31に沿ってスライド可能とされている。また、これらの吊り具36は、充電ケーブル19に取り付けられる取付部36bを有している。これにより、これらの吊り具36(及び固定具35)を介して充電ケーブル19が支持ワイヤ31に吊り下げ支持されるようになっている。また、充電ケーブル19は、螺旋状(コイル状)に巻き回された状態で支持ワイヤ31に吊り下げられるようになっている。
巻取部32は、本体部37と、その本体部37の内部に収容された巻取ドラム38及び巻取バネ39とを有している。本体部37は四角箱状に形成され、外壁16に取り付けられている。巻取ドラム38は、本体部37の内部において回転可能に設けられ、その回転により支持ワイヤ31が巻き取り又は引き出しされるようになっている。巻取バネ39は、その弾性力により支持ワイヤ31を巻き取る側へ巻取ドラム38の回転を生じさせるものである。すなわち、巻取バネ39は、巻取ドラム38を支持ワイヤ31の巻き取り側へ付勢する付勢部材となっている。
また、巻取部32は、巻取ドラム38の回転を規制(ロック)及びその規制を解除することが可能なロック機構(図示略)を有している。この場合、巻取ドラム38から支持ワイヤ31が所定長さだけ引き出された状態で、ロック機構により巻取ドラム38の回転が規制(ロック)されると、その引き出し長さで支持ワイヤ31が保持されるようになっている。なお、本実施形態では、かかるロック機構としてリトラクタブル機構が採用されている。この場合、巻取ドラム38からの支持ワイヤ31の引き出しに際しその引き出しを止めるとロック機構により巻取ドラム38の回転が規制され、その規制状態から少し支持ワイヤ31を引き出し側に引っ張ると巻取ドラム38の回転規制が解除されるようになっている。
続いて、巻取装置30の作用について説明する。ここでは、充電ケーブル19を車両17に接続する際、及び充電ケーブル19を車両17から取り外しする際の作用について説明する。
巻取装置30は、通常時(充電ケーブル19の未使用時)においては、その支持ワイヤ31が巻取ドラム38により巻き取られた状態にある。この場合、支持ワイヤ31が巻き取られた状態にあることで、充電ケーブル19は所定の状態に巻かれて(巻き戻されて)外壁16付近で纏められた状態とされる。なお、外壁16又は巻取部32には、充電ケーブル19を引っ掛け可能なフック部(図示略)が設けられ、そのフック部に充電ケーブル19を上記所定の状態で引っ掛けておくことが可能となっている。
充電ケーブル19を車両17に接続する際には、充電ケーブル19のコネクタ19bを手に持って充電ケーブル19を上記所定の状態から車両17側に引き出し、そしてそのコネクタ19bを車両17の充電口22に対して接続する。充電ケーブル19の引き出しに際しては、充電ケーブル19に固定された支持ワイヤ31が巻取ドラム38から引き出される。充電ケーブル19(コネクタ19b)が車両17に接続されると、巻取ドラム38の回転がロック機構により規制(ロック)され、それにより上記引き出された支持ワイヤ31がその引き出し状態で保持される。この場合、車両17に接続された充電ケーブル19は、その支持ワイヤ31により吊り下げ支持された状態とされる。そのため、充電ケーブル19の車両17への接続時に、充電ケーブル19が地面に接触し汚れてしまうのを防止することができる。
一方、充電ケーブル19を車両17から取り外す際には、コネクタ19bを手に持ってコネクタ19bを充電口22から取り外す。コネクタ19bを取り外した後、ロック機構による巻取ドラム38の回転規制が解除されると、巻取バネ39の弾性力により巻取ドラム38が回転し同巻取ドラム38により支持ワイヤ31が巻き取られる。そして、この支持ワイヤ31の巻き取りに伴い、充電ケーブル19が所定の状態に巻き戻される。なお、この充電ケーブル19の巻き戻しに際し、コネクタ19bを手に持つユーザは充電ケーブル19とともに巻き戻し側へ移動することになる。
続いて、車両17に充電ケーブル19が接続された充電ケーブル接続時における充電ケーブル19及び支持ワイヤ31の配設状態について図2を用いながら説明する。図2は、充電ケーブル接続時における充電ケーブル19及び支持ワイヤ31の配設経路を示す平面図である。なお、図2では便宜上、充電ケーブル19を破線で示し、支持ワイヤ31を実線で示している。
図2に示すように、車両17が駐車スペース18に駐車された駐車状態では、車両17の充電口22と巻取部32とを結ぶ直線上に車両17(詳しくは車両17の前側角部17a)が存在している。このため、充電ケーブル19のコネクタ19bが車両17の充電口22に接続される充電ケーブル接続時においては、充電ケーブル19が車両17の前側角部17aにて曲がった状態で配設されることが想定される。また、充電ケーブル19を支持する支持ワイヤ31についてもこれと同様に、前側角部17aにて曲がった状態で配設されることが想定される。したがって、車両17(充電口22)への充電ケーブル接続時においては、充電ケーブル19及び支持ワイヤ31が前側角部17aに接触するおそれがあり、その接触による車両17への傷付き発生が懸念される。
そこで本実施形態では、車両17への充電ケーブル接続時に、充電ケーブル19及び支持ワイヤ31が車両17に接触するのを防止すべく車両保護部材40を車両17に対して取り付けることとしている。以下、かかる車両保護部材40について図2に加え図3〜図5を用いながら説明する。図3は、車両保護部材40が車両17に取り付けられた状態を示す斜視図である。図4は、車両保護部材40の構成を示す斜視図である。図5は、車両保護部材40の取付部41が車両17のナンバープレート48に取り付けられた状態を示す平面図である。なお、図3では、車両17について前側のボンネット部17b周辺のみを示している。
図2〜図4に示すように、車両保護部材40は、車両17のナンバープレート48に取り付けられる取付部41と、支持ワイヤ31を引っ掛け支持する引っ掛け部42と、それら取付部41及び引っ掛け部42を連結するアーム部43とを備える。取付部41は、図5に示すように、本体部45と、その本体部45に設けられた固定部46とを有している。本体部45は、鋼板により形成され、ナンバープレート48の表面(外面)を覆うように設けられる覆い部45aを有している。覆い部45aは、その幅(横幅)がナンバープレート48よりも少し大きくされ、その幅方向の一端部にナンバープレート48の幅方向の端部に係合する係合部45b(フック部)が設けられている。
固定部46は、覆い部45aの裏面(内面)において幅方向の他端側(係合部45bとは反対側)に設けられている。固定部46は、鋼板により形成され、ボルト47により覆い部45aに固定されている。ボルト47は、上下2箇所に設けられ、それぞれ覆い部45aに形成された挿通孔49(図4参照)を通じて固定部46にねじ込まれている。また、固定部46は、ナンバープレート48の幅方向の端部に係合する係合部46a(フック部)を有している。この係合部46aは、ナンバープレート48を挟んで本体部45の係合部45bとは反対側に配置されるものである。
固定部46は、覆い部45aに対して当該覆い部45aの幅方向(左右方向)にスライド可能とされている。具体的には、覆い部45aに形成されたボルト47の挿通孔49は上記幅方向に長い長孔となっており、その長孔が形成されている範囲内で固定部46が覆い部45aひいては本体部45に対して上記幅方向にスライド可能となっている。
ここで、取付部41をナンバープレート48に取り付ける際には、本体部45の係合部45bと固定部46の係合部46aとをそれぞれナンバープレート48を挟んだ両側に位置させた状態で固定部46を係合部45b側にスライドさせることで、両係合部45b,46aの間にナンバープレート48を挟み込み、そして、その挟み込み状態でボルト47を締め付けることで固定部46を本体部45に固定する。この場合、本体部45(詳しくは係合部45b)及び固定部46(詳しくは係合部46a)によりナンバープレート48を幅方向の両側から挟み込んだ状態でそれら両者45,46が固定され、それにより、本体部45及び固定部46つまりは取付部41がナンバープレート48に固定される(取り付けられる)。このようにして、取付部41は、ナンバープレート48に着脱可能に取り付けられるようになっている。
本体部45(詳しくは覆い部45a)の表面(外面)には、その幅方向に長尺状をなすアーム部43の一端側が固定され、そのアーム部43の他端には引っ掛け部42が設けられている。アーム部43と引っ掛け部42とはいずれも、樹脂材料又は金属材料により形成され、互いに固定される等して一体化されている。なお、アーム部43及び引っ掛け部42は樹脂材料により一体形成されていてもよい。
引っ掛け部42は、コ字状に形成され、支持ワイヤ31を引っ掛けるための溝部44を有している。引っ掛け部42は、溝部44の底側に設けられ支持ワイヤ31を受けるための受け部42aと、溝部44を挟んだ両側に設けられた一対の規制部42b,42cとを有している。各規制部42b,42cは、アーム部43の長手方向(換言すると、取付部41の幅方向)に並んで配置され、それら規制部42b,42cのうち、規制部42bが取付部41側に位置し、規制部42cが反取付部41側に位置している。また、規制部42bは、溝部44の底面からの高さ寸法H1(換言すると、溝部44の底面から突出する突出長さ)が規制部42cの溝部44の底面からの高さ寸法H2よりも大きくなっている。
続いて、車両保護部材40が車両17に取り付けられた取付状態の構成について説明する。本実施形態では、車両保護部材40(詳しくは取付部41)が車両17の前側のナンバープレート48に取り付けられるものとなっている。
図2及び図3に示すように、車両保護部材40の取付部41が車両前側のナンバープレート48に取り付けられた状態では、引っ掛け部42が車両17の前側角部17a付近に配置される。この場合、引っ掛け部42は、平面視にて車両17の外側に配置され、詳しくは車両17の前面部よりも前方であってかつ車両17の側面部(左側面部)よりも側方(左側)に配置される。また、引っ掛け部42は、車両17のボンネット部17bと同じ高さ位置に配置される。
かかる引っ掛け部42の配置状態において、引っ掛け部42の溝部44は上方に開放され、かつ、その溝部44を挟んだ両側の各規制部42b,42cは車両17の幅方向(左右方向)に並んだ状態で配置される。この場合、各規制部42b,42cのうち、規制部42bが溝部44よりも車両17に近い側に配置され、規制部42cが溝部44よりも車両17から離れた側に配置される。なお、規制部42bが一方の規制部に相当し、規制部42cが他方の規制部に相当する。
続いて、車両17に充電ケーブル19が接続される充電ケーブル接続時における上記車両保護部材40の作用について説明する。
車両17への充電ケーブル接続時においては、上述したように、車両17の前側角部17a付近にて充電ケーブル19及び支持ワイヤ31が曲がった状態で配設されることが考えられる。ここで、本実施形態では、車両17への充電ケーブル接続時に、これら充電ケーブル19及び支持ワイヤ31のうち、支持ワイヤ31が車両保護部材40の引っ掛け部42詳しくはその溝部44に引っ掛け支持されるようになっている。この場合、支持ワイヤ31は車両17から離間した位置で引っ掛け部42に引っ掛け支持されるため、支持ワイヤ31が車両17に接触するのを防止することができる。また、支持ワイヤ31が車両17から離間した位置で支持されることで、その支持ワイヤ31に支持される充電ケーブル19も車両17から離間した位置で支持される。そのため、充電ケーブル19が車両17に接触するのを防止することもできる。これにより、車両17への充電ケーブル接続時に、支持ワイヤ31や充電ケーブル19が車両17に接触して車両17に傷付きが生じるのを防止することができる。
なお、引っ掛け部42には必ずしも支持ワイヤ31のみを引っ掛ける必要はなく、支持ワイヤ31に加え充電ケーブル19を引っ掛けるようにしてもよい。その場合、支持ワイヤ31と充電ケーブル19との双方が車両17から離間した位置で引っ掛け部42に引っ掛け支持されることになる。
続いて、支持ワイヤ31を引っ掛け部42に対して引っ掛ける際の作業について説明する。
支持ワイヤ31を引っ掛け部42に引っ掛ける作業は、充電ケーブル19を車両17に接続すべく同ケーブル19を車両17側に引き出す際に行う。充電ケーブル19の引き出しに際してはまず、充電ケーブル19を予め車両17に取り付けた車両保護部材40の近くまで引き出し、そして、その引き出し状態で車両保護部材40の引っ掛け部42に充電ケーブル19の先端側を引っ掛ける。この際、充電ケーブル19のコネクタ19bを手に持った状態でケーブル先端側を引っ掛け部42に引っ掛ける。
その後、引っ掛け部42に充電ケーブル19を引っ掛けた状態で、充電ケーブル19をさらに引き出し、コネクタ19bを車両17の充電口22に接続する。この場合、充電ケーブル19(さらには支持ワイヤ31)が車両17から離間された状態で充電ケーブル19が引き出されるため、充電ケーブル19の引き出しに際し、充電ケーブル19や支持ワイヤ31が車両17に接触するのを防止することができる。また、充電ケーブル19が引っ掛け部42に支持された状態で充電ケーブル19が引き出されるため、その引き出しに際し充電ケーブル19が地面に接触し汚れてしまうのを防止することができる。
また、車両17への充電が終了した後、充電ケーブル19を車両17から取り外し同ケーブル19を所定の状態に巻き戻す際も、充電ケーブル19を引っ掛け部42に引っ掛けた状態で巻き戻す。この場合、充電ケーブル19の巻き戻しに際し、充電ケーブル19や支持ワイヤ31が車両17に接触するのを防止することができるとともに、充電ケーブル19が地面に接触し汚れてしまうのを防止することができる。
以上のように、充電ケーブル19の引き出し及び巻き戻しを引っ掛け部42に引っ掛けた状態で行うようにすることで、充電ケーブル19の車両17への接続作業及び、充電ケーブル19の車両17からの取り外し作業をそれぞれコネクタ19bを片手(一方の手)に持ちながら行うことが可能となる。つまり、充電ケーブル19のケーブル部分を他方の手で持たなくても、充電ケーブル19を地面に接触させることなく、車両17への接続作業及び取り外し作業を行うことが可能となる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
引っ掛け部42において溝部44を挟んだ両側を規制部42b,42cとし、それら規制部42b,42cのうち一方の規制部42bを溝部44よりも車両17に近い側に、他方の規制部42cを溝部44よりも車両17から離れた側に配置した。この場合、規制部42bについては、溝部44に引っ掛けられる支持ワイヤ31と車両17との間に介在されることとなるため、溝部44に支持ワイヤ31が引っ掛けられる引っ掛け状態において支持ワイヤ31が車両17に接触するのを好適に防止することが可能となる。
車両17に近い側に配置される規制部42bについては、溝部44の底面からの高さ寸法H1を車両17から離れた側に配置される規制部42cの高さ寸法H2よりも大きくしたため(H1>H2)、溝部44に支持ワイヤ31が引っ掛けられる引っ掛け状態において支持ワイヤ31が車両17に接触するのをより一層好適に防止することができる。また、規制部42cについては、その高さ寸法H2を規制部42bの高さ寸法H1よりも小さくしたため、支持ワイヤ31を溝部44に引っ掛けたり溝部44から取り外したりする作業がしづらくなるのを抑制しながら、上記の効果を得ることができる。
取付部41を車両17のナンバープレート48に取り付けたため、取付部41を車両17に取り付けるにあたり車両本体側に傷付きが生じる可能性を大いに低減させることができる。
〔第2の実施形態〕
本実施形態では、上記第1の実施形態と異なり、巻取装置が2つ設けられており、それら2つの巻取装置により充電ケーブル19の巻き戻し等が行われるものとなっている。以下においては、かかる本実施形態の構成について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図6は、本実施形態における充電設備を示す図である。図7は、車両17への充電ケーブル接続時における充電ケーブル19及び支持ワイヤの配設経路を示す平面図である。なお、以下においては、上記第1の実施形態と共通の構成については同じ符号を付してその説明を割愛することとする。
図6に示すように、本実施形態では、建物10に、巻取装置として、第1巻取装置50と第2巻取装置60とが設けられている。これら各巻取装置50,60はいずれも、上記第1実施形態における巻取装置30と同様の構成を有している。そのため、これら各巻取装置50,60の詳細な説明については割愛することとする。
第1巻取装置50は、充電ケーブル19の基端側を支持する第1支持ワイヤ51と、その第1支持ワイヤ51を巻き取り又は引き出し可能な第1巻取部52とを備える。第1支持ワイヤ51は、その先端部が充電ケーブル19の中間部に固定具55を介して固定されている。なお、固定具55が第1固定部に相当する。
第1支持ワイヤ51には、複数の吊り具56がスライド可能に取り付けられており、それら複数の吊り具56を介して充電ケーブル19の基端側が第1支持ワイヤ51に吊り下げ支持されている。また、充電ケーブル19の基端側は、螺旋状(コイル状)に巻き回された状態で第1支持ワイヤ51に吊り下げられている。なお、図6中の符号56aは吊り具56の挿通部であり、符号56bは吊り具56の取付部である。
第1巻取部52は、外壁16に取り付けられた本体部57と、その本体部57の内部に収容された巻取ドラム58及び巻取バネ59とを有している。また、第1巻取部52には、巻取ドラム58の回転を規制(ロック)及び解除可能なロック機構(図示略)も設けられている。
第2巻取装置60は、充電ケーブル19の先端側を支持する第2支持ワイヤ61と、その第2支持ワイヤ61を巻き取り又は引き出し可能な第2巻取部62とを備える。第2支持ワイヤ61は、その先端部が充電ケーブル19の中間部に固定具65を介して固定されている。この場合、固定具65は、充電ケーブル19において第1支持ワイヤ51の固定具55よりも先端側(コネクタ19b側)に配置されている。なお、固定具65が第2固定部に相当する。
第2支持ワイヤ61には、複数の吊り具66がスライド可能に取り付けられており、それら複数の吊り具66を介して充電ケーブル19の先端側が第2支持ワイヤ61に吊り下げ支持されている。また、充電ケーブル19の先端側は、螺旋状(コイル状)に巻き回された状態で第2支持ワイヤ61に吊り下げられている。なお、図6中の符号66aは吊り具66の挿通部であり、符号66bは吊り具66の取付部である。
第2巻取部62は、充電ケーブル19におけるコネクタ19bの近傍に取り付けられた本体部67と、その本体部67の内部に収容された巻取ドラム68及び巻取バネ69とを有している。また、第2巻取部62には、巻取ドラム68の回転を規制(ロック)及び解除可能なロック機構(図示略)も設けられている。なお、本体部67は、コネクタ19bに取り付けるようにしてもよい。
巻取バネ69は、その弾性力が第1巻取部52の巻取バネ59よりも小さくされている。つまり、第2巻取部62において巻取バネ69により巻取ドラム68を(第2支持ワイヤ61の)巻き取り側へ付勢する付勢力(弾性力)は、第1巻取部52において巻取バネ59により巻取ドラム58を(第1支持ワイヤ51の)巻き取り側へ付勢する付勢力(弾性力)よりも小さくされている。
続いて、上記各巻取装置50,60の作用について説明する。
各巻取装置50,60は、通常時(充電ケーブル19の未使用時)においては、各々の支持ワイヤ51,61がそれぞれ巻取部52,62により巻き取られた状態にある。この場合、第1支持ワイヤ51により支持された充電ケーブル19の基端側は第1巻取部52側に巻き戻された状態とされ、第2支持ワイヤ61により支持された充電ケーブル19の先端側は第2巻取部62側に巻き戻された状態とされる。したがって、充電ケーブル19全体が所定の状態に纏められた(収束された)状態とされる。
充電ケーブル19を車両17に接続する際には、充電ケーブル19のコネクタ19bを手に持って充電ケーブル19を車両17側に引き出す。この引き出しに際してはまず、充電ケーブル19の先端側が引き出される。この場合、充電ケーブル19の先端側の引き出しに伴い第2支持ワイヤ61が第2巻取部62から引き出される。また、詳しくは、第1巻取部52において巻取バネ59により巻取ドラム58を(第1支持ワイヤ51の)巻き取り側へ付勢する付勢力が第2巻取部62において巻取バネ69により巻取ドラム68を(第2支持ワイヤ61の)巻き取り側へ付勢する付勢力よりも大きくされているため、この場合、充電ケーブル19の基端側が引き出される(展開される)ことが抑制されながら、充電ケーブル19の先端側が引き出される。
充電ケーブル19の先端側が所定長さまで引き出されると、その後充電ケーブル19の基端側が引き出される。この場合、その引き出しに伴い第1支持ワイヤ51が第1巻取部52から引き出される。そして、充電ケーブル19が所定長さまで引き出された後、充電ケーブル19のコネクタ19bを車両17の充電口22に対して接続する。この場合、その接続状態において、充電ケーブル19は第1支持ワイヤ51及び第2支持ワイヤ61により支持された状態となる。そのため、充電ケーブル19の車両17への接続時に、充電ケーブル19が地面に接触し汚れてしまうのを防止することができる。
充電ケーブル19を車両17から取り外す際には、コネクタ19bを手に持ってコネクタ19bを充電口22から取り外す。コネクタ19bを取り外した後、巻取ドラム58により第1支持ワイヤ51が巻き取られ、巻取ドラム68により第2支持ワイヤ61が巻き取られる。そして、これら支持ワイヤ51,61の巻き取りに伴い、充電ケーブル19が所定の状態に巻き戻される。
続いて、車両17に充電ケーブル19が接続される充電ケーブル接続時における車両保護部材40の作用について図7を参照しながら説明する。なお、図7では便宜上、充電ケーブル19を破線で示し、第1支持ワイヤ51及び第2支持ワイヤ61を実線で示している。また、車両保護部材40は上記第1実施形態と同じものであり、車両保護部材40の車両17への取付構成も上記第1実施形態と同じである。
図7に示すように、本実施形態では、車両17への充電ケーブル接続時において、充電ケーブル19における各固定具55,65の間の部位が車両保護部材40の引っ掛け部42(溝部44)に引っ掛け支持されるようになっている。この場合、充電ケーブル19が車両17から離間した位置で引っ掛け部42に引っ掛け支持されるため、充電ケーブル19が車両17に接触するのを防止することができる。また、充電ケーブル19を支持する第1支持ワイヤ51及び第2支持ワイヤ61については、充電ケーブル19が引っ掛け部42に支持される支持箇所を挟んだ両側にそれぞれ配置されるため、それら支持ワイヤ51,61が車両17に接触するのを防止することができる。これにより、充電ケーブル19及び支持ワイヤ31の接触による車両17への傷付き防止を図ることができる。
また、引っ掛け部42に引っ掛け支持される充電ケーブル19についてはその支持箇所にて曲がった状態で配設されるのに対し、その支持箇所を挟んだ両側に配置される第1支持ワイヤ51及び第2支持ワイヤ61についてはいずれも直線状に配設されるため、これら支持ワイヤ51,61による充電ケーブル19の支持機能を好適に発揮させることができる。
なお、引っ掛け部42に対して充電ケーブル19を引っ掛ける作業は、上記第1実施形態の場合と同様、充電ケーブル19を車両17に接続すべく同ケーブル19を車両17側に引き出す際に行う。このため、ここでは、その説明を割愛する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記第1の実施形態と同様に、規制部42bについては、溝部44に引っ掛けられる充電ケーブル19と車両17との間に介在されるため、溝部44に充電ケーブル19が引っ掛けられる引っ掛け状態において充電ケーブル19が車両17に接触するのを好適に防止することができる。また、規制部42bの高さ寸法H1は規制部42cの高さ寸法H2よりも大きくされているため、充電ケーブル19の車両17への接触をより一層好適に防止することができる。
2つの巻取装置50,60により充電ケーブル19を巻き戻す構成、換言すると2つの支持ワイヤ51,61により充電ケーブル19を支持する構成としたため、充電ケーブル19の長さをその分長くすることが可能となる。例えば、上記第1実施形態の場合と比べて、充電ケーブル19の長さを約2倍長くすることが可能となる。
また、このように充電ケーブル19を長くできる構成にあって、充電ケーブル19の車両17への接続時には、充電ケーブル19の途中を車両保護部材40の引っ掛け部42に引っ掛け支持するようにした。これにより、充電ケーブル19の長さが長い場合でも、充電ケーブル19が地面に接触し汚れるのを防止することができる。
〔他の実施形態〕
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記各実施形態では、車両保護部材40の取付部41を、車両17のナンバープレート48を幅方向の両側から挟み込むことにより取り付けたが、ナンバープレート48への取付部41の取付方法は必ずしもこれに限らない。例えば、取付部41にナンバープレート48の上端部に引っ掛け可能な引っ掛け部を設け、その引っ掛け部を当該上端部に引っ掛けることで取付部41をナンバープレート48に取り付けるようにしてもよい。
また、取付部41は、必ずしも車両17のナンバープレート48に取り付ける必要はなく、車両17のサイドミラー等、車両17におけるナンバープレート48以外の部位に取り付けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、駐車スペース18に車両17が前側を外壁16に向けて駐車される場合を想定したが、駐車スペース18に車両17が後側を外壁16に向けて駐車される場合も想定される。そこで、そのような場合には、車両保護部材40を車両17の後側のナンバープレート48に取り付けて用いるようにすればよい。この場合、車両17の後側角部付近に引っ掛け部42が配置されるため、当該後側角部を通る支持ワイヤ31等をその引っ掛け部42に引っ掛け支持することができる。
・上記各実施形態ではいずれも、充電ケーブル19を巻き戻すための巻取装置30,50,60が設けられた構成、換言すると、充電ケーブル19の車両17への接続時に充電ケーブル19が支持ワイヤ31,51,61により支持される構成に、本発明の車両保護部材40を適用したが、車両保護部材40は必ずしもかかる構成にのみ適用する必要はない。例えば、充電ケーブル19が支持ワイヤ等に支持されず独立して設けられる構成に、本発明の車両保護部材40を適用してもよい。その場合にも、充電ケーブル19の車両17への接続時に車両保護部材40の引っ掛け部42に充電ケーブル19を引っ掛けることで、充電ケーブル19が車両17に接触するのを防止できるため、その接触による車両17への傷付き防止を図ることができる。
・上記第2の実施形態では、第2巻取部62の巻取バネ69の弾性力を第1巻取部52の巻取バネ59の弾性力よりも大きくしたが、巻取バネ69の弾性力を巻取バネ59の弾性力と同じか又はそれより大きくしてもよい。
・上記各実施形態では、車両17の駐車スペース18が建物10に隣接して設けられていたが、車両17の駐車スペース18が建物10の内部にインナガレージとして設けられる場合もある。そこで、かかる場合に、インナガレージからなる駐車スペース18に本発明の車両保護構造を適用してもよい。
・上記各実施形態では、巻取装置30,50の巻取部32,52を建物10の外壁16に取り付けたが、巻取部32,52を外壁16以外の取付対象に取り付けてもよい。例えば、駐車スペース18に同スペース18を上方から覆う覆い部(屋根部)を設ける場合に、その覆い部の下面に巻取部32,52を取り付けることが考えられる。
10…建物、16…取付対象としての外壁、17…車両、17a…角部としての前側角部、18…駐車スペース、19…充電ケーブル、19b…コネクタ、30…巻取装置、31…支持ワイヤ、32…巻取部、40…車両保護部材、41…取付部、42…引っ掛け部、42b,42c…規制部、44…溝部、48…ナンバープレート、50…第1巻取装置、51…第1支持ワイヤ、52…第1巻取部、55…第1固定部としての固定具、60…第2巻取装置、61…第2支持ワイヤ、62…第2巻取部、65…第2固定部としての固定具。

Claims (5)

  1. 車両の充電を行うべく当該車両に充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において当該車両に取り付けられて用いられる車両保護部材であって、
    前記車両のナンバープレートに対して取り付けられる取付部と、
    その取付部が前記車両の前側の前記ナンバープレートに取り付けられた状態で前記車両の前側角部付近に配置され、前記取付部が前記車両の後側の前記ナンバープレートに取り付けられた状態で前記車両の後側角部付近に配置されるものであり、前記車両に前記充電ケーブルが接続された状態で当該充電ケーブルを支持する支持ワイヤ及び前記充電ケーブルの少なくともいずれかを前記車両から離れた位置で引っ掛け支持する引っ掛け部と、を備え
    前記取付部は、本体部と、固定部とを有し、
    前記本体部及び前記固定部により前記ナンバープレートを当該ナンバープレートの幅方向の両側から挟み込んだ状態で、前記本体部及び前記固定部が互いに固定されることで、前記取付部が前記ナンバープレートに着脱可能に取り付けられるようになっていることを特徴とする車両保護部材。
  2. 前記引っ掛け部は、前記取付部が前記車両の前記ナンバープレートに取り付けられた状態で上方に開放される溝部を有し、その溝部を挟んだ両側はいずれも平面視にて前記車両の外側に配置される規制部となっており、それら規制部のうち一方の規制部は前記溝部よりも前記車両に近い側に、他方の規制部は前記溝部よりも前記車両から離れた側に位置するものとなっていることを特徴とする請求項1に記載の車両保護部材。
  3. 前記一方の規制部は、前記溝部の底面からの高さ寸法が前記他方の規制部よりも大きくされていることを特徴とする請求項2に記載の車両保護部材。
  4. 前記車両を駐車する駐車スペースが隣接して又は内部に設けられているとともに、その駐車スペースに駐車した前記車両に接続可能な前記充電ケーブルを有し、その充電ケーブルの接続状態において前記車両に電力を供給し当該車両の充電が可能な建物に適用され、
    先端が前記充電ケーブルの先端側に固定された前記支持ワイヤと、その支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記駐車スペースに面した壁又は前記駐車スペースを上方から覆う屋根部に取り付けられる巻取部とを有する巻取装置と、
    前記車両に前記充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において、当該車両に取り付けられる請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両保護部材とを備え、
    前記引っ掛け部には前記支持ワイヤが引っ掛け支持されることを特徴とする充電ケーブル接続時における車両保護構造。
  5. 前記車両を駐車する駐車スペースが隣接して又は内部に設けられているとともに、その駐車スペースに駐車した前記車両に接続可能なコネクタを先端に有する前記充電ケーブルを備え、その充電ケーブルの前記車両への接続状態において当該車両に電力を供給し当該車両の充電が可能な建物に適用され、
    先端が前記充電ケーブルの中間部に第1固定部を介して固定され当該充電ケーブルにおける前記第1固定部よりも基端側を支持する前記支持ワイヤとしての第1支持ワイヤと、その第1支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記駐車スペースに面した壁又は前記駐車スペースを上方から覆う屋根部に取り付けられる第1巻取部とを有する第1巻取装置と、
    先端が前記充電ケーブルの中間部に第2固定部を介して固定され当該充電ケーブルにおける前記第2固定部よりも先端側を支持する前記支持ワイヤとしての第2支持ワイヤと、その第2支持ワイヤを巻き取り又は引き出し可能であるとともに前記充電ケーブルにおける前記コネクタの近傍又は前記コネクタに取り付けられる第2巻取部とを有する第2巻取装置と、
    前記車両に前記充電ケーブルが接続される充電ケーブル接続時において、当該車両に取り付けられる請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両保護部材とを備え、
    前記第2固定部は、前記第1固定部よりも前記充電ケーブルの先端側に位置し、
    前記引っ掛け部には、前記充電ケーブルにおいて前記各固定部の間となる部分が引っ掛け支持されることを特徴とする充電ケーブル接続時における車両保護構造。
JP2016225032A 2016-11-18 2016-11-18 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造 Active JP6841636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225032A JP6841636B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016225032A JP6841636B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018082594A JP2018082594A (ja) 2018-05-24
JP6841636B2 true JP6841636B2 (ja) 2021-03-10

Family

ID=62199153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016225032A Active JP6841636B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6841636B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109228919A (zh) * 2018-08-24 2019-01-18 高福程 一种可保护线缆的电动汽车充电桩
CN109249833B (zh) * 2018-11-19 2023-09-15 汕头市高博电子科技有限公司 一种充电桩自动升降收线装置
CN111267657B (zh) * 2020-03-19 2020-10-16 台州市朔翔科技股份有限公司 一种新能源汽车用充电桩

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5537383B2 (ja) * 2010-10-28 2014-07-02 パナソニック株式会社 電気自動車用充電装置
JP2013162550A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Chuo Spring Co Ltd 充電ケーブル用収容装置
US9054539B2 (en) * 2012-05-31 2015-06-09 Bosch Automotive Service Solutions Inc. Arrangement and process for housing electric vehicle supply equipment
JP3200685U (ja) * 2015-08-19 2015-10-29 中央発條株式会社 充電ケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018082594A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102180632B1 (ko) 교통 약자 맞춤형 전기자동차 충전장치
JP5414319B2 (ja) 充電装置
JP5414024B2 (ja) 電気自動車用充電キャビネット
JP5182996B2 (ja) 車両充電装置
JP6841636B2 (ja) 車両保護部材及び充電ケーブル接続時における車両保護構造
JP5408765B2 (ja) 自動車用充電接続ケーブル収納箱及び充電装置
JP5643948B2 (ja) 充電装置
JP4371167B2 (ja) 車両の接続用コードの支持構造
WO2015050667A1 (en) Portable holder for an electric vehicle charger with an inline electronics module
TWI745758B (zh) 電源裝置及插頭固持具
JP5467654B2 (ja) 車両用充電装置
CA2948710A1 (en) Power wand and method of use
JP6378881B2 (ja) 車両用充電装置
CN105391143B (zh) 具有车挡功能的充电终端
JP2013081354A (ja) 電気自動車充電コンセント装置
JP6084471B2 (ja) 充電ケーブル保持器具及び建物の給電設備
JP5609698B2 (ja) 充電装置および充電設備
JP5424419B2 (ja) 電気自動車用充電装置の充電コネクタ保持構造
EP3135528B1 (en) Automatically winding energy-transfer cable arrangement for a vehicle
JP2013223365A (ja) Ccid用ホルダ
JP6305189B2 (ja) 電気自動車充放電装置
CN202268659U (zh) 铝型材线槽
JP5425001B2 (ja) 自動車充電装置
JP6002948B2 (ja) 充電ケーブルの保持構造
CN207328185U (zh) 一种车载式自动收线充电机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6841636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250