JP6840993B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、車両前方から順に車両後方に向かって、第1レンズ部、第2レンズ部、導光部及び光源を備えた車両用灯具が開示されている。
特開2015−79660号公報
ところで、レンズ部は、配光制御を行うレンズの部分以外に、そのレンズを固定するためのフランジを有している。
そして、第2レンズ部は、第1レンズ部の配光制御を行うレンズの部分に光を照射することになるが、第2レンズ部のレンズが第2レンズ部のフランジ等との兼ね合いでダミー部を有する場合がある。
このような場合、ダミー部から光が照射されると、その光がグレアになるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、車両前後方向に2つのレンズ部を配置した車両用灯具において、グレアの発生を抑制した車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、第1発光チップを有する光源部と、前記光源部の前方側に配置された第1のレンズ部と、前記第1のレンズ部の前方側に配置された第2のレンズ部と、前記第1のレンズ部と前記第2のレンズ部の間であって前記第1のレンズ部に近接して配置されたシェードと、を備え、前記第1のレンズ部は、基部と、前記第1発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第1レンズと、を備え、前記第2のレンズ部は、前記第1レンズの前方側に配置された第2レンズを備え、前記シェードは、前記第1レンズに対応する第1開口が設けられた本体部と、前記本体部から前記第1レンズの第1出射面の一部に沿うように、前記第1開口の第1開口縁部の少なくとも一部に形成された第1遮光リブと、を備えている。
(2)上記(1)の構成において、前記第1出射面は、前記第2レンズの第2入射面に向けて光を照射する第1光学出射面と、前記第1光学出射面から前記基部までの間に位置する第1ダミー出射面と、を備え、前記第1遮光リブが前記第1ダミー出射面に沿って形成されている。
(3)上記(2)の構成において、前記第2レンズは拡散配光パターンを形成するレンズであり、前記第1ダミー出射面は、前記第1出射面の水平方向の車両外側に設けられており、前記第1ダミー出射面側の前記第1光学出射面から前記第2入射面に向けて照射される光が、前記第2レンズを介して車両内側に照射されている。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、光源部は、水平方向に前記第1発光チップと並んで設けられた第2発光チップを備え、前記第1のレンズ部は、前記第2発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第3レンズを備え、前記第2のレンズ部は、前記第3レンズの前方側に配置された第4レンズを備え、前記シェードは、前記本体部に設けられた前記第3レンズに対応する第2開口と、前記本体部から前記第3レンズの第3出射面の一部に沿うように、前記第2開口の第2開口縁部の少なくとも一部に形成された第2遮光リブと、を備えている。
(5)上記(4)の構成において、前記第3出射面は、前記第4レンズの第4入射面に向けて光を照射する第3光学出射面と、前記第3光学出射面から前記基部までの間に位置する第3ダミー出射面と、を備え、前記第2遮光リブが前記第3ダミー出射面に沿って形成されている。
(6)上記(5)の構成において、前記第4レンズは拡散配光パターンを形成するレンズであり、前記第3ダミー出射面は、前記第3出射面の水平方向の車両外側に設けられており、前記第3ダミー出射面側の前記第3光学出射面から前記第4入射面に向けて照射される光が、前記第4レンズを介して車両内側に照射されている。
(7)上記(4)から(6)のいずれか1つの構成において、前記第1レンズは、前方側に湾曲した形状の第1入射面を有しており、前記第3レンズは、前方側に湾曲した形状の第3入射面を有しており、前記基部は、前記第1レンズと前記第3レンズの間の第1領域を有し、前記第1領域の前記基部は、ほぼ肉厚が一定であり、前記第1領域の前記基部は、前記第1レンズ側の前記第1入射面の湾曲形状に沿った形状と前記第3レンズ側の前記第3入射面の湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有しており、前記第1領域上に位置する前記シェードの前記本体部は、前記第1領域の形状に沿った形状を有している。
本発明によれば、車両前後方向に2つのレンズ部を配置した車両用灯具において、グレアの発生を抑制した車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る第1実施形態の灯具ユニットの水平断面図である。 図2の第1レンズの周辺を拡大した拡大図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明に係る実施形態の車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用前照灯(101R、101L)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
なお、左右の車両用灯具は対称形であるため、図2及び図3では、図右側が車両外側で図左側が車両内側としているが、車両を基準として車両の内外として説明する内容は、左右の車両用灯具で共通である。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット10(図2参照)等が配置されている。
図2は灯具ユニット10の水平断面図であり、図において右側が車両外側であり、左側が車両内側である。
なお、図2は第1光源31、第2光源32、第3光源33及び第4光源34の発光中心を通る水平方向の断面図になっている。
灯具ユニット10は、図2に示すように、ヒートシンク20と、ヒートシンク20上に設けられる複数の光源を有する光源部30と、光源部30の前方側に配置された第1のレンズ部40と、第1のレンズ部40の前方側に配置された第2のレンズ部50と、第1のレンズ部40と第2のレンズ部50の間であって第1のレンズ部40に近接して配置されたシェード60と、を備えている。
(ヒートシンク20)
ヒートシンク20は、熱伝導率の高い、放熱性に優れたアルミ等の材料で形成されることが好ましく、本実施形態ではアルミダイカスト製のヒートシンクを用いている。
そして、ヒートシンク20は、光源部30の複数の光源(第1光源31、第2光源32、第3光源33及び第4光源34)を配置するベース部21と、ベース部21の後方側に形成された複数の放熱フィン22と、を備えている。
なお、ヒートシンク20のベース部21は、第1のレンズ部40の固定用の第1脚部41及び第2のレンズ部50の固定用の第2脚部51を取り付ける取付部にもなっている。
(光源部30)
光源部30は、水平方向に並ぶ第1光源31、第2光源32、第3光源33及び第4光源34を有しており、第1光源31及び第2光源32が拡散配光パターンを形成するための光を放射する光源になっており、第3光源33及び第4光源34がその拡散配光パターンの中央側に多重される集光配光パターンを形成するための光を放射する光源になっている。
なお、拡散配光パターンとしては、ハイビーム配光パターンの拡散配光パターンやロービーム配光パターンの拡散配光パターンが挙げられる。
光源部30が有している複数の光源は、同じ構成を有しており、具体的には、第1光源31、第2光源32、第3光源33及び第4光源34は、それぞれベース部21上に設けられた基板(第1基板31A、第2基板32A、第3基板33A及び第4基板34A)と、基板上に設けられた発光チップ(第1発光チップ31B、第2発光チップ32B、第3発光チップ33B及び第4発光チップ34B)と、を備えている。
本実施形態では、第1発光チップ31B、第2発光チップ32B、第3発光チップ33B及び第4発光チップ34Bに半導体型の発光素子であるLEDチップを用いているが、LEDチップに代えて、半導体型の発光素子であるLDチップ(レーザチップ)を用いるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、光源部30が基板と発光チップを備える光源を複数設けたものとなっているが、例えば、1つの共通基板上に複数の発光チップ(第1発光チップ31B、第2発光チップ32B、第3発光チップ33B及び第4発光チップ34B)を水平方向に並べるように設けるようにして光源部30を構成してもよい。
(第1のレンズ部40)
第1のレンズ部40は、水平方向の両端にヒートシンク20のベース部21に第1のレンズ部40を固定するための固定用の第1脚部41が形成された基部42と、基部42に水平方向に並ぶように離間して形成された複数のレンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)と、を備えている。
具体的には、第1のレンズ部40は、第1発光チップ31Bの前方側に配置され、前方側に突出するように基部42に形成された第1レンズ43と、第2発光チップ32Bの前方側に配置され、前方側に突出するように基部42に形成された第3レンズ44と、第3発光チップ33Bの前方側に配置され、前方側に突出するように基部42に形成された第5レンズ45と、第4発光チップ34Bの前方側に配置され、前方側に突出するように形成された第7レンズ46と、を備えている。
なお、本実施形態では、第3レンズ44が第1レンズ43の水平方向の車両外側に第1レンズ43から離間して設けられ、第5レンズ45が第1レンズ43の水平方向の車両内側に第1レンズ43から離間して設けられ、第7レンズ46が第5レンズ45の水平方向の車両内側に第5レンズ45から離間して設けられている。
これらのレンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)は、それぞれが対応する第2のレンズ部50のレンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)に、それぞれの発光チップ(第1発光チップ31B、第2発光チップ32B、第3発光チップ33B及び第4発光チップ34B)からの光が適切に入射するように配光制御を行う。
具体的には、第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46は、それぞれ前方側に湾曲した形状の入射面(第1入射面43A、第3入射面44A、第5入射面45A及び第7入射面46A)を有しており、このような入射面とすることで、それぞれの発光チップ(第1発光チップ31B、第2発光チップ32B、第3発光チップ33B及び第4発光チップ34B)から放射される光を効率的に受けることができるようにしている。
そして、第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46は、それぞれの入射面(第1入射面43A、第3入射面44A、第5入射面45A及び第7入射面46A)からレンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)内に入射した光を、第2のレンズ部50の後述する各レンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)に向けて適切に照射する形状に形成された、前方側に突出する形状の出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)を有している。
一方、第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46は、後述する第2のレンズ部50の対応する各レンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)よりサイズが小さく、第1のレンズ部40の基部42が各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)間を繋ぐ役割を果たしている。
そして、各レンズ間に設けられる基部42の部分は、成形時にひけが発生し難いようにほぼ肉厚が一定とされている。
具体的には、基部42は、第1レンズ43と第3レンズ44の間の第1領域42Aと、第1レンズ43と第5レンズ45の間の第2領域42Bと、第5レンズ45と第7レンズ46の間の第3領域42Cと、を有している。
また、各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)と各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)との境目(繋がり部分)等に、光を散乱するような構造(例えば、段差等)があると、散乱されたことによって出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)に向かった光が、出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)から第2のレンズ部50側に照射されると、グレアとなる場合がある。
このため、各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)は、各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)と各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)との境目(繋がり部分)等に、光を散乱するような構造(例えば、段差等)がないように形成されている。
本実施形態では、後述するシェード60を備えているため、各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)の出射面側や各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)と各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)との境目の出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)側から出射する光については遮光される。
一方で、第1のレンズ部40の各レンズの出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)自体を遮光することはできないので、上述のようなグレアとなるような光は、各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)の入射面(第1入射面43A、第3入射面44A、第5入射面45A及び第7入射面46A)側で散乱されて、出射面(第1出射面43B、第3出射面44B、第5出射面45B及び第7出射面46B)から照射される光が主なものとなる。
そこで、本実施形態では、各領域(第1領域42A、第2領域42B及び第3領域42C)と各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)との入射面(第1入射面43A、第3入射面44A、第5入射面45A及び第7入射面46A)側の境目(繋がり部分)等に、極力、光を散乱するような構造(例えば、段差等)がないようにしている。
具体的には、第1領域42Aの光源部30側の表面形状は、第1レンズ43側の部分42AAが第1レンズ43の第1入射面43Aの湾曲形状に沿った形状とされ、第3レンズ44側の部分42ABが第3レンズ44の第3入射面44Aの湾曲形状に沿った形状とされることで、光源部30側の面において、第1領域42Aと第1レンズ43との境目及び第1領域42Aと第3レンズ44との境目に段差がない形状とされている。
そして、肉厚をほぼ一定にするために、第1領域42Aは、第1のレンズ部40の出射面側を含めた全体的な形状が、第1レンズ43側の第1入射面43Aの湾曲形状に沿った形状と第3レンズ44側の第3入射面44Aの湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有するものになっている。
同様に、第2領域42Bは、第1レンズ43側の部分42BAが第1レンズ43の第1入射面43Aの湾曲形状に沿った形状とされ、第5レンズ45側の部分42BBが第5レンズ45の第5入射面45Aの湾曲形状に沿った形状とされることで、光源部30側の面において、第2領域42Bと第1レンズ43との境目及び第2領域42Bと第5レンズ45との境目に段差がない形状とされている。
そして、肉厚をほぼ一定にするために、第2領域42Bは、第1のレンズ部40の出射面側を含めた全体的な形状が、第1レンズ43側の第1入射面43Aの湾曲形状に沿った形状と第5レンズ45側の第5入射面45Aの湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有するものになっている。
さらに、第3領域42Cも、第5レンズ45側の部分42CAが第5レンズ45の第5入射面45Aの湾曲形状に沿った形状とされ、第7レンズ46側の部分42CBが第7レンズ46の第7入射面46Aの湾曲形状に沿った形状とされることで、光源部30側の面において、第3領域42Cと第5レンズ45との境目及び第3領域42Cと第7レンズ46との境目に段差がない形状とされている。
そして、肉厚をほぼ一定にするために、第3領域42Cは、第1のレンズ部40の出射面側を含めた全体的な形状が、第5レンズ45側の第5入射面45Aの湾曲形状に沿った形状と第7レンズ46側の第7入射面46Aの湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有するものになっている。
一方、上述したように、第1光源31(第1発光チップ31B)及び第2光源32(第2発光チップ32B)が放射する光は、拡散配光パターンを形成するためのものであり、それらの光源に対応する第1レンズ43及び第3レンズ44は、集光配光パターンを形成する光源(第3光源33及び第4光源34)に対応するレンズ(第5レンズ45及び第7レンズ46)よりも光源よりに位置するほうが配光設計上好ましい。
そこで、本実施形態でも、第1レンズ43及び第3レンズ44は、第5レンズ45及び第7レンズ46よりも光源寄りに位置させるようにしている。
この場合、前後方向の位置が異なることになる第1レンズ43と第5レンズ45の間の接続部分、つまり、上述の第2領域42Bの基部42には、例えば、前後方向の位置の違いを吸収するための段差構造等を設けることになる。
しかしながら、本実施形態のように、第1レンズ43の第1入射面43Aの湾曲形状に沿った形状と第5レンズ45の第5入射面45Aの湾曲形状に沿った形状とが自然と交わる位置で緩やかに段差がないように接続することで、段差構造を設けないようにしつつ第1レンズ43と第5レンズ45の間を接続することができる。
このため、予期しない光の散乱原因となるおそれのある段差構造を形成することを避けることができ、グレア等の抑制ができる。
(第2のレンズ部50)
第2のレンズ部50は、複数のレンズが一体に形成されたものになっており、具体的には、第2のレンズ部50は、第1レンズ43の前方側に配置された第2レンズ53と、第3レンズ44の前方側に配置された第4レンズ54と、第5レンズ45の前方側に配置された第6レンズ55と、第7レンズ46の前方側に配置された第8レンズ56と、を備えている。
なお、本実施形態では、第2のレンズ部50の各レンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)は、水平方向に隣接して直接つながっており、具体的には、第4レンズ54が第2レンズ53の水平方向の車両外側に隣接して第2レンズ53に直接繋がっており、第6レンズ55が第2レンズ53の水平方向の車両内側に隣接して第2レンズ53に直接繋がっており、第8レンズ56が第6レンズ55の水平方向の車両内側に隣接して第6レンズ55に直接繋がっている。
そして、第2のレンズ部50は、これらのレンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)が一体になった部分の外側にヒートシンク20のベース部21に第2のレンズ部50を固定するための固定用の第2脚部51が形成された一対のフランジ部52を備えている。
より具体的には、一対のフランジ部52は、それぞれ第4レンズ54の水平方向の車両外側及び第8レンズ56の水平方向の車両内側に繋がるように設けられており、その一対のフランジ部52のそれぞれにヒートシンク20のベース部21に第2のレンズ部50を固定するための固定用の第2脚部51が形成されている。
そして、ヒートシンク20のベース部21上に配置される第2脚部51の固定部が図示しないネジ等によって、ベース部21に対して固定されることで、第2のレンズ部50がヒートシンク20に取り付けられるようになっている。
一方、第2のレンズ部50の各レンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)は、それぞれ平面状の出射面(第2出射面53B、第4出射面54B、第6出射面55B及び第8出射面56B)を有しており、第2のレンズ部50は、これらが段差なく繋がった1つの平面状の出射面を有するものになっている。
なお、第2のレンズ部50の出射面、つまり、第2出射面53B、第4出射面54B、第6出射面55B及び第8出射面56Bは、デザイン等の要求に応じて形状を決めてよい自由面になっている。
つまり、デザイン等の要求に応じて第2のレンズ部50の出射面は、緩やかに段差なく湾曲したような形状とすることも可能である。
また、第2のレンズ部50の各レンズ(第2レンズ53、第4レンズ54、第6レンズ55及び第8レンズ56)は、それぞれ出射面(第2出射面53B、第4出射面54B、第6出射面55B及び第8出射面56B)から前方側に照射される光が所定の配光パターンを形成する形状に形成された入射面(第2入射面53A、第4入射面54A、第6入射面55A及び第8入射面56A)を有している。
そして、第2レンズ53及び第4レンズ54は、拡散配光パターンを形成する配光制御を行うためのレンズであり、このため、第2入射面53A及び第4入射面54Aは、第2出射面53B及び第4出射面54Bから前方側に照射される光が拡散配光パターンを形成する配光制御を行うための形状に形成されている。
具体的には、第2入射面53A及び第4入射面54Aは、離間して設けられた第1レンズ43側及び第3レンズ44側に突出する湾曲面が中央側で繋がって、前方側に凹んだ部分を中央側に有する二瘤形状の入射面になっており、第2入射面53A及び第4入射面54Aは、ほぼ同じ形状を有するものになっている。
また、第6レンズ55及び第8レンズ56は、集光配光パターンを形成する配光制御を行うためのレンズであり、このため、第6入射面55A及び第8入射面56Aは、第6出射面55B及び第8出射面56Bから前方側に照射される光が集光配光パターンを形成する配光制御を行うための形状に形成されており、具体的には、第6レンズ55及び第8レンズ56は、ほぼ同じ形状を有しており、水平方向の中央側が最も第5レンズ45側及び第7レンズ46側に突出する湾曲面に形成されている。
(シェード60)
シェード60は、第1のレンズ部40における第2のレンズ部50側に光を照射するための光学設計がなされている箇所以外から、第2のレンズ部50側に光が照射されないように遮光することを目的とした部分である。
したがって、シェード60は、光を透過しない材料で形成されることが好適である。
ただし、光を透過するような材料で形成されていたとしても、光が透過しないようにシェード60の表面に蒸着や塗装等によって、遮光膜等を形成することで遮光できるようにすることが可能であることから、必ずしもシェード60に使用される材料が光を透過しないものである必要はない。
そして、シェード60は、第1のレンズ部40において光学設計がなされているレンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)の部分以外から第2のレンズ部50側に光が照射されないようにするために、水平方向の両端にヒートシンク20のベース部21に取り付けるための一対の固定用の脚部61が形成された第1のレンズ部40の基部42を覆うための本体部62を備えている。
なお、本実施形態では、シェード60の一対の固定用の脚部61と第1のレンズ部40の一対の固定用の第1脚部41は、第1脚部41の固定部がヒートシンク20側に位置し、脚部61の固定部がその第1脚部41の固定部上に重なるように位置するようになっている。
そして、第1脚部41の固定部と脚部61の固定部が、図示しないネジ等によって、ヒートシンク20のベース部21に対して固定されることで、第1のレンズ部40及びシェード60がヒートシンク20に取り付けられるようになっている。
なお、シェード60は、第1のレンズ部40に対して取り付けられるようになっていてもよい。
また、本体部62は、第1のレンズ部40の基部42の形状に沿った形状を有している。
つまり、基部42の第1領域42A上に位置する本体部62の部分は、第1領域42Aの形状に沿った形状を有しており、基部42の第2領域42B上に位置する本体部62の部分は、第2領域42Bの形状に沿った形状を有しており、基部42の第3領域42C上に位置する本体部62の部分は、第3領域42Cの形状に沿った形状を有している。
このように、本体部62の形状を基部42の形状に沿ったものとしておけば、第1のレンズ部40の基部42にシェード60の本体部62を近接又は密着させるように配置することができるため、車両102の振動等に伴ってシェード60の本体部62がガタつくことが抑制され、安定した遮光を行うことができる。
また、本実施形態では、第1のレンズ部40で説明したように、第1レンズ43及び第3レンズ44が、第5レンズ45及び第7レンズ46よりも光源寄りに位置しているため、水平方向に直線状の本体部62にすると、第1レンズ43及び第3レンズ44が形成されている基部42から離れた位置に本体部62が位置することになる。
そうすると、配光制御を行っている第1レンズ43及び第3レンズ44の第1出射面43B及び第3出射面44Bの基部42の近くから照射される光が遮光されてしまう場合があるが、本実施形態のように、基部42に近接又は密着させることができるように、本体部62を基部42の形状に沿った形状に形成している場合、そのような遮光が発生することを抑制できる。
一方、シェード60の本体部62には、第1のレンズ部40の各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)からの光を遮光しないようにするために、各レンズ(第1レンズ43、第3レンズ44、第5レンズ45及び第7レンズ46)に対応した開口が設けられている。
具体的には、本体部62には、第1レンズ43に対応する第1開口63と、第3レンズ44に対応する第2開口64と、第5レンズ45に対応する第3開口65と、第7レンズ46に対応する第4開口66と、が形成されている。
そして、シェード60は、本体部62から第1レンズ43の第1出射面43Bの一部に沿うように、第1開口63の第1開口縁部の少なくとも一部(本例では水平方向の車両外側)に形成された第1遮光リブ63Aと、本体部62から第3レンズ44の第3出射面44Bの一部に沿うように、第2開口64の第2開口縁部の少なくとも一部(本例では水平方向の車両外側)に形成された第2遮光リブ64Aと、を備えている。
以下、この第1遮光リブ63A及び第2遮光リブ64Aについて、図3を参照しながら、詳細に説明する。
なお、第1レンズ43及び第3レンズ44はほぼ同じ形状を有しており、また、それら第1レンズ43及び第3レンズ44に対応する第2レンズ53及び第4レンズ54もほぼ同じ形状を有しており、基本的に、第1遮光リブ63Aと第2遮光リブ64Aは、同じ目的で設けられているものであるから、第1遮光リブ63Aについて詳細に説明し、第2遮光リブ64Aについては説明を省略する場合がある。
図3は、図2の第1レンズ43の周辺を拡大した拡大図である。
上述したように、第1光源31(第1発光チップ31B)から放射される光は、第1レンズ43及び第2レンズ53を介して前方側に照射され、拡散配光パターンを形成する。
具体的には、第2レンズ53は、第2レンズ53の第2入射面53Aのうち、中央の前方側に凹んだ部分から第2レンズ53に入射した光は、第1レンズ43から照射される光の放射方向に光を広げる順方向の拡散を行い、凹んだ部分から第2入射面53Aの両端側に向かうにつれて、図3に示す光線LL及び光線LRのように、端側から入射する光ほど、第1レンズ43から照射される光の放射方向と逆方向に拡散する配光制御を行っている。
そして、拡散配光パターンでは、配光パターンが車両内側よりも車両外側に広がっていることが好ましいため、第2レンズ53から前方側に照射される光は、車両外側への拡散角が、車両内側への拡散角よりも広くなるようにしている。
このため、第2レンズ53に対して光を照射する第1レンズ43も車両内側と車両外側の拡散角の違いに合わせて、図3に示すように、第1発光チップ31Bの発光中心を通る発光光軸Zを基準に第1レンズ43の第1出射面43Bの水平方向の形状が非対称になっている。
より具体的には、車両外側に向けて照射される光線LLに対応した車両内側の第1出射面43Bは、基部42(基部42の第2領域42B参照)に到達する部分までが光学設計されたものとなっている一方、車両内側に向けて照射される光線LRに対応した車両外側の第1出射面43Bは基部42(基部42の第1領域42A参照)に到達する手前のところで光学設計が終わった状態となっている。
そして、この第1出射面43Bの車両外側の光学設計が終了している位置から基部42(基部42の第1領域42A参照)に至るまでの部分は、第1のレンズ部40を成り立たせるためのダミー部として形成されている。
つまり、第1レンズ43は、第2レンズ53の第2入射面53Aに向けて光を照射する第1光学出射面と、第1光学出射面から基部42(基部42の第1領域42A参照)までの間に位置する第1ダミー出射面(図3の点線の枠囲み部分43BA参照)と、を備えたものになっており、この第1ダミー出射面から前方側に照射される光は、点線矢印で示す光線LGのように、隣接する第4レンズ54側に入射するものとなる。
なお、この第1ダミー面側の第1光学出射面から第2レンズ53の第2入射面53Aに向けて照射される光は、図3の実践矢印で示す光線LRのように、第2レンズ53を介して車両内側に照射されることになり、光線LRと、先に述べた光線LLと、を見るとわかるように、第2レンズ53の第2入射面53Aは余すところなく配光制御に利用されたものになっている。
このような光(光線LG参照)が、第4レンズ54を介して前方側に照射されるとグレアになるおそれがあり、そこで、この第1ダミー出射面から照射される光を遮光するために、第1遮光リブ63Aを第1ダミー出射面に沿って形成するようにしている。
したがって、設計上、光学設計された第1光学出射面が基部42(基部42の第1領域42A参照)まで届かず第1ダミー出射面を設けていても、第1ダミー出射面から照射される光が、第1遮光リブ63Aで遮光されるため、隣接する第4レンズ54を介して前方側に照射されることがなく、グレアの発生が抑制される。
なお、上述したように、第3レンズ44も第1レンズ43とほぼ同じ設計になっているため、第3レンズ44の第3出射面44Bも第4レンズ54の第4入射面54Aに向けて光を照射する第3光学出射面と、水平方向の車両外側の第3光学出射面から基部42までの間に位置する第3ダミー出射面(図2の点線枠囲み部分44BA参照)と、を備えている。
ただし、第3ダミー出射面から照射される光が、グレアになる場合には、隣接するレンズではなく、例えば、フランジ部52等を透過して前方側に照射されることによる。
また、車両外側のほうが照射されたときにグレアになる可能性が高いことから、図2に示すように、第1遮光リブ63Aよりも第2遮光リブ64Aのほうが、高さが高くなるようにしている。
そして、この第3ダミー出射面から照射される光を遮光するために、第2遮光リブ64Aを第3ダミー出射面に沿って形成するようにしている。
なお、第3レンズ44においても、第3ダミー出射面側の第3光学出射面から第4レンズ54に向けて照射される光が、第4レンズ54を介して車両内側に照射されている。
以上のように、本実施形態の構成によれば、第1のレンズ部40から第2のレンズ部50に向けて照射される光のうち、グレアになるおそれがある光についてシェード60が適切に遮光することで第2のレンズ部50側に照射されることが抑制される。
このため、グレアの発生を抑制することができる。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、灯具ユニット10は、拡散配光パターンを形成する構成を2つ有するとともに、集光配光パターンを形成する構成を2つ有するものになっていた。
つまり、第1光源31、第1レンズ43及び第2レンズ53からなる拡散配光パターンを形成する構成(以下、第1構成ともいう)と、第2光源32、第3レンズ44及び第4レンズ54からなる拡散配光パターンを形成する構成(以下、第2構成ともいう)と、第3光源33、第5レンズ45及び第6レンズ55からなる集光配光パターンを形成する構成(以下、第3構成ともいう)と、第4光源34と、第7レンズ46及び第8レンズ56からなる集光配光パターンを形成する構成(以下、第4構成ともいう)を有するものになっていた。
しかしながら、車両用灯具では、拡散配光パターンを形成する構成と集光配光パターンを形成する構成とを個別に設ける場合もあることから、第1構成と第2構成とからなる灯具ユニットとしてもよく、第3構成と第4構成とからなる灯具ユニットとしてもよい。
なお、その場合でも、上記で説明したようなシェード60のうち対応する部分の構成を有するシェードが設けられることは言うまでもない。
また、形成される拡散配光パターンの光量が十分である場合には、第1構成だけからなる灯具ユニットとしてもよく、同様に、形成される集光配光パターンの光量が十分である場合には、第3構成だけからなる灯具ユニットとしてもよい。
なお、その場合でも、上記で説明したようなシェード60のうち対応する部分の構成を有するシェードが設けられることは言うまでもない。
さらに、上記実施形態では、第1レンズ43の第1出射面43Bのうち車両外側の部分から照射される光がグレアになるおそれがあり、同様に、第3レンズ44の第3出射面44Bのうち車両外側の部分から照射される光がグレアになるおそれがあることから、シェード60の第1開口63の第1開口縁部及び第2開口64の第2開口縁部の車両外側の部分からグレアとなるおそれのある光を照射する第1出射面43Bの部分及び第3出射面44Bの部分を覆うように第1遮光リブ63A及び第2遮光リブ64Aが設けられていた。
しかしながら、遮光リブを設ける位置は、必ずしも、車両外側になるものではなく、グレアとなるおそれがある位置に合わせて設けられるものであり、また、遮光リブを設けるのが拡散配光パターンに対応した構成側に限定されるものではない。
例えば、集光配光パターンを形成する側においても、同様に、グレアとなる光を照射するおそれがあるときには、第5レンズ45の第5出射面45Bや第7レンズ46の第7出射面46Bの一部を覆うように、シェード60の第3開口65の第3開口縁部や第4開口66の第4開口縁部から第5出射面45Bや第7出射面46Bの一部を覆うように第5出射面45Bや第7出射面46Bに沿って形成された遮光リブを設けるようにしてもよい。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 灯具ユニット
20 ヒートシンク
21 ベース部
22 放熱フィン
30 光源部
31 第1光源
31A 第1基板
31B 第1発光チップ
32 第2光源
32A 第2基板
32B 第2発光チップ
33 第3光源
33A 第3基板
33B 第3発光チップ
34 第4光源
34A 第4基板
34B 第4発光チップ
40 第1のレンズ部
41 第1脚部
42 基部
42A 第1領域
42AA 第1レンズ側の部分
42AB 第3レンズ側の部分
42B 第2領域
42BA 第1レンズ側の部分
42BB 第5レンズ側の部分
42C 第3領域
42CA 第5レンズ側の部分
42CB 第7レンズ側の部分
43 第1レンズ
43A 第1入射面
43B 第1出射面
44 第3レンズ
44A 第3入射面
44B 第3出射面
45 第5レンズ
45A 第5入射面
45B 第5出射面
46 第7レンズ
46A 第7入射面
46B 第7出射面
50 第2のレンズ部
51 第2脚部
52 フランジ部
53 第2レンズ
53A 第2入射面
53B 第2出射面
54 第4レンズ
54A 第4入射面
54B 第4出射面
55 第6レンズ
55A 第6入射面
55B 第6出射面
56 第8レンズ
56A 第8入射面
56B 第8出射面
60 シェード
61 脚部
62 本体部
63 第1開口
63A 第1遮光リブ
64 第2開口
64A 第2遮光リブ
65 第3開口
66 第4開口
101L、101R 車両用前照灯
102 車両
LL、LR、LG 光線
Z 発光光軸

Claims (6)

  1. 第1発光チップを有する光源部と、
    前記光源部の前方側に配置された第1のレンズ部と、
    前記第1のレンズ部の前方側に配置された第2のレンズ部と、
    前記第1のレンズ部と前記第2のレンズ部の間であって前記第1のレンズ部に近接して配置されたシェードと、を備え、
    前記第1のレンズ部は、
    基部と、
    前記第1発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第1レンズと、を備え、
    前記第2のレンズ部は、前記第1レンズの前方側に配置された第2レンズを備え、
    前記シェードは、
    前記第1レンズに対応する第1開口が設けられた本体部と、
    前記本体部から前記第1レンズの第1出射面の一部に沿うように、前記第1開口の第1開口縁部の少なくとも一部に形成された第1遮光リブと、を備え
    前記第1出射面は、
    前記第2レンズの第2入射面に向けて光を照射する第1光学出射面と、
    前記第1光学出射面から前記基部までの間に位置する第1ダミー出射面と、を備え、
    前記第1遮光リブが前記第1ダミー出射面に沿って形成されており、
    前記第2レンズは拡散配光パターンを形成するレンズであり、
    前記第1ダミー出射面は、前記第1出射面の水平方向の車両外側に設けられており、
    前記第1ダミー出射面側の前記第1光学出射面から前記第2入射面に向けて照射される光が、前記第2レンズを介して車両内側に照射されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源部は、水平方向に前記第1発光チップと並んで設けられた第2発光チップを備え、
    前記第1のレンズ部は、前記第2発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第3レンズを備え、
    前記第2のレンズ部は、前記第3レンズの前方側に配置された第4レンズを備え、
    前記シェードは、
    前記本体部に設けられた前記第3レンズに対応する第2開口と、
    前記本体部から前記第3レンズの第3出射面の一部に沿うように、前記第2開口の第2開口縁部の少なくとも一部に形成された第2遮光リブと、を備えていることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1レンズは、前方側に湾曲した形状の第1入射面を有しており、
    前記第3レンズは、前方側に湾曲した形状の第3入射面を有しており、
    前記基部は、前記第1レンズと前記第3レンズの間の第1領域を有し、
    前記第1領域の前記基部は、ほぼ肉厚が一定であり、
    前記第1領域の前記基部は、前記第1レンズ側の前記第1入射面の湾曲形状に沿った形状と前記第3レンズ側の前記第3入射面の湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有しており、
    前記第1領域上に位置する前記シェードの前記本体部は、前記第1領域の形状に沿った形状を有していることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 第1発光チップを有する光源部と、
    前記光源部の前方側に配置された第1のレンズ部と、
    前記第1のレンズ部の前方側に配置された第2のレンズ部と、
    前記第1のレンズ部と前記第2のレンズ部の間であって前記第1のレンズ部に近接して配置されたシェードと、を備え、
    前記第1のレンズ部は、
    基部と、
    前記第1発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第1レンズと、を備え、
    前記第2のレンズ部は、前記第1レンズの前方側に配置された第2レンズを備え、
    前記シェードは、
    前記第1レンズに対応する第1開口が設けられた本体部と、
    前記本体部から前記第1レンズの第1出射面の一部に沿うように、前記第1開口の第1開口縁部の少なくとも一部に形成された第1遮光リブと、を備え
    光源部は、水平方向に前記第1発光チップと並んで設けられた第2発光チップを備え、
    前記第1のレンズ部は、前記第2発光チップの前方側に配置され、前方側に突出するように前記基部に形成された第3レンズを備え、
    前記第2のレンズ部は、前記第3レンズの前方側に配置された第4レンズを備え、
    前記シェードは、
    前記本体部に設けられた前記第3レンズに対応する第2開口と、
    前記本体部から前記第3レンズの第3出射面の一部に沿うように、前記第2開口の第2開口縁部の少なくとも一部に形成された第2遮光リブと、を備え、
    前記第1レンズは、前方側に湾曲した形状の第1入射面を有しており、
    前記第3レンズは、前方側に湾曲した形状の第3入射面を有しており、
    前記基部は、前記第1レンズと前記第3レンズの間の第1領域を有し、
    前記第1領域の前記基部は、ほぼ肉厚が一定であり、
    前記第1領域の前記基部は、前記第1レンズ側の前記第1入射面の湾曲形状に沿った形状と前記第3レンズ側の前記第3入射面の湾曲形状に沿った形状とが段差なく繋がった形状を有しており、
    前記第1領域上に位置する前記シェードの前記本体部は、前記第1領域の形状に沿った形状を有していることを特徴とする車両用灯具。
  5. 前記第3出射面は、
    前記第4レンズの第4入射面に向けて光を照射する第3光学出射面と、
    前記第3光学出射面から前記基部までの間に位置する第3ダミー出射面と、を備え、
    前記第2遮光リブが前記第3ダミー出射面に沿って形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記第4レンズは拡散配光パターンを形成するレンズであり、
    前記第3ダミー出射面は、前記第3出射面の水平方向の車両外側に設けられており、
    前記第3ダミー出射面側の前記第3光学出射面から前記第4入射面に向けて照射される光が、前記第4レンズを介して車両内側に照射されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
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