JP6840060B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
外槽の底部に設けられた窪み部と、前記外槽に同軸上に内包される洗濯兼脱水槽と、前記窪み部に位置して洗濯水を該窪み部に流入させる流入口及び洗濯水を排水する排水口と、を有する洗濯機であって、前記流入口に設けた整流部材を有し、該整流部材に設けられた開口部を有し、前記窪み部は、前側から後側に下がる傾斜面となる底面を有し、前記排水口は、前記窪み部の後ろ側最下部の前記底面に位置し、前記流入口は、前記窪み部の前側の前記底面に位置し、前記排水口および前記流入口は、前記窪み部の左右の幅方向の中心から前記洗濯兼脱水槽の回転方向にずれた位置に設置され、前記窪み部の左右の側壁の内、前記排水口から遠い側に位置する前記側壁に向けて、前記開口部が開口し、前記整流部材は、前記流入口側に一端が位置する筒状の側面と、該側面の他端に位置して前記流入口に対向する天井部と、を有し、前記開口部は、前記側面のうち前記側面の他端側に位置し、前記開口部の上端は、前記天井部から遠ざかる方向に凸した形状であることを特徴とする。
部の断面図、図6は図6中2点鎖線で切断し矢印B−Bからみた断面図である。
3cを備えている。また、洗濯兼脱水槽3の回転中心軸は、水平または開口部側が高くなるように傾斜している。
。一方、乾燥時のように外槽内の圧力が洗剤容器19内の圧力(大気圧)より高いとシート11dに下側から力が作用し、シート11dは傾斜面11cに押しつけられ、蒸気弁
11は閉となる。
25を設けてある。フィルタケース23は、前側に開口部を有する円筒状で、内部に着脱可能なフィルタ23cが装着されており、洗濯水中の異物や糸くずを捕集する。フィルタケース23は、下部前面カバー1fに設けた扉1gを開けることで、取っ手23dを回すことでフィルタ23cを容易に着脱できるよう、前側が高くなるように傾斜している。循環ポンプ24を中心とする洗濯水の循環系に関しては後で詳しく述べる。
、ゴム製の蛇腹管(図示せず)を介して、外槽2の前部開口部に接続している。
25と出水口23bとはホース49で繋がっている。また、排水弁25には排水ホース
26が接続しており、機外へ洗濯水を排水する。
。この実施例では、隔壁46aと46bは2つの山形形状になっているが、中央の谷部を有しない台形状の山形形状でもかまわない。
42bを循環ポンプベース48に設けたロック部48aで抑えることで、ケーシングを固定する。
、流入口18から外槽2内に戻るように循環する(図5中の太い矢印で示す流れ)。
28,ヒータ55などに接続され、これらの開閉や回転,通電を制御する。また、使用者に洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオード表示器14や発光ダイオード56,ブザー57に接続される。
洗濯乾燥機の状態確認および初期設定を行う。
操作パネル6の表示器14を点灯表示し、操作ボタンスイッチ13からの指示入力に従って洗濯コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯コースまたは前回実行の洗濯コースを自動的に設定する。
操作パネル6のスタートスイッチ12からの指示入力を監視して処理を分岐する。
洗剤量検出処理を実行する。この洗剤量検出は、洗い水を給水する前の乾布状態において、洗濯兼脱水槽3を一方向に回転させたときに、規定の回転数1から規定の回転数2まで増速する間のモータ4の駆動電流積算値に基づいて洗濯物の布量を検出するようにモータ4を制御し、検出した布量に基づいて洗剤の適量(洗剤量)を求めることによって行う。洗剤量は、予め設定した布量と洗剤量の対照テーブルを参照することによって求める。
求めた洗剤量を操作パネル8の表示器25に表示する。
使用者は、洗剤トレイ7を引き出し、表示された量の粉末洗剤を洗剤トレイ7へ投入する。マイクロコンピュータ50は、使用者が洗剤を洗剤トレイ7へ入れるのに必要な時間(例えば1分間)待機した後、給水電磁弁16bを開き、洗剤トレイ7へ散水し、粉末洗剤を洗剤容器19内へ流すよう給水を実行する。粉末洗剤は、給水の水と共に洗剤容器19の出水口19aから蛇腹管A20を通り、外槽2の給水口2aから外槽2の底部窪み部2aに流下する。
洗剤溶かし水位1まで給水したら給水を停止する。この洗剤溶かし水位1は、2リットル以上5リットル以下、好ましくは3リットル以上4リットル以下の水を給水したときの水位をいうことができる。給水量の制御は、水位センサ34により行う。この水量は洗剤循環時の第三の流路に洗濯水を出す循環流路において、第二の流路の外槽への吐出口に整流部品または整流部材の吐出口が完全に洗濯水に浸かるものとして設定できるが、少ない給水量であることが好ましい。
循環ポンプモータ47に通電し、循環ポンプ24を逆回転させ洗剤溶かしを実行する。外槽2の底部及び窪み部2bに溜まっている水と洗剤は、排水口21からホース22,フィルタ23cを通り吸入口43からケーシング42内に入る。そして、吐出口B45からはき出され、蛇腹管D40を通り流入口18から窪み部2aに戻るように循環する。洗剤は、ランナー46の羽根46a,46bで攪拌され溶解していき、高洗剤濃度の洗い水が生成される。洗剤溶かしの時間は5秒から1分間である。
図15は流入口18に整流部材18aを設けた外槽2底部の断面図、図16は図15の2点鎖線C−C線で切断し矢印方向から見た窪み部2a、図17は本実施例の整流部材18aの(a)開口部18c側における正面図、(b)図17(a)のA−A線断面図、(c)天井部18b近傍の拡大図である。
圧力は吐出ポートB45aの圧力より大幅に低くなっているため、水や未溶解の洗剤がノズル27aから洗濯兼脱水槽3内に出ることはない。しかし、蛇腹管C41や循環ホース27の途中まで未溶解の洗剤が入り込むことがある。そこで、洗剤溶かし中に循環ポンプ24を一時停止するようにする。循環ポンプ24が停止すると、蛇腹管C41や循環ホース27内に浸入した未溶解洗剤はケーシング42内に戻る。そして、循環ポンプ24を再度運転することで未溶解洗剤を無くすことができる。
洗剤溶かし水位2まで給水したら給水を停止する。この洗剤溶かし水位2は、洗剤溶かし水位1より多い水量であるが、例えば3リットル以上5リットル以下、好ましくは4リットル以下にすることができる。給水量の制御は、水位センサ34により行う。この水量は外槽9の内底部に設けた電導度センサ58が浸かればよいが、少ない水量であることが好ましい。洗い水の洗剤濃度が、最大で10倍となるよう設定している。ここで、洗剤濃度は洗剤メーカの指定標準濃度(一般の粉末合成洗剤では水30リットルに洗剤20グラムを溶かしたときの濃度)を1倍と定義している。洗剤濃度を最大で10倍とした理由は、次による。
循環ポンプモータ47に通電し、循環ポンプ24を逆回転させ洗剤溶かしを実行し、ステップ109で給水したため、第二の循環流路の洗い水の洗剤濃度を均一にする。
前洗いを実行する。この前洗いは、洗濯兼脱水槽3を正逆回転(毎分35回転から45回転)させながら、循環ポンプモータ47に循環ポンプ24を正回転することによって外槽3の底部の洗い水をノズル27aから洗濯物上に降り掛ける。洗濯物は、洗濯兼脱水槽3の内周壁面に設けられたリフターで持ち上げられ、落下する運動を繰り返す。洗濯兼脱水槽3の回転と循環ポンプ24の運転を間欠的に行い、洗濯兼脱水槽3と循環ポンプ24の停止期間中に水位センサ34の検出信号を参照しながら給水電磁弁16b開いて水位が設定水位を越えないように補給水する。この運転を複数回繰り返すことによって洗濯物にむらなく洗い水を染み込ませるように行う。
本洗いを実行する。洗濯兼脱水槽3を正逆回転(毎分35回転から45回転)させながら循環ポンプ24を正回転させて外槽3の底部に溜まった洗い水をノズル27aから洗濯物に降り掛ける。
第1回目の溜めすすぎを実行する。この溜めすすぎでは、先ず、排水弁25を開き外槽3内の水を排水し、排水が完了したことを水位センサ34で検知した後に、洗濯兼脱水槽3を一方向(この実施例では、洗濯機の正面から見て反時計方向)に回転させて洗濯物に含まれている洗い水を遠心脱水する。
第2回目の溜めすすぎを実行する。この第2回目の溜めすすぎは、柔軟仕上げ剤給水電磁弁16cを開いて洗剤トレイ7の柔軟仕上げ剤投入室に給水することによって、柔軟仕上げ剤投入室内の柔軟仕上げ剤を外槽3の底部に導入する制御を付加する。それ以外の動作は、第1回目の溜めすすぎと同様に行う。
最終脱水処理を実行する。最終脱水は、排水弁25を開放としたままの状態で洗濯兼脱水槽3を一方向(この実施例では、洗濯機の正面から見て反時計方向)に高速回転させるようにモータ4を運転して洗濯兼脱水槽3内の洗濯物を遠心脱水するように行う。この最終脱水の運転時間は、所望の脱水率が得られる時間に設定する。
洗濯乾燥コースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。
洗濯乾燥コースが設定されている場合は、乾燥を実行する。この乾燥は、排水弁25を開放したままの状態として、洗濯工程と同様に、洗濯兼脱水槽3を正逆回転させながら、乾燥ダクト29の途中に設けた送風ファン28を運転することによって外槽3内の空気を乾燥ダクト29内に吸い出し、この乾燥ダクト29内を通過するときに該乾燥ダクト29内に設置した除湿機構から流れ落ちる冷却水(冷却水給水電磁弁をひらき供給する)に触れさせて冷却除湿した後にリントフィルタ8を通して糸屑を捕集し、ヒータによって加熱した後に温風吹き出し口から洗濯兼脱水槽3内に吹き込むことにより行う。
2 外槽
2a 窪み部
3 洗濯兼脱水槽
4 モータ
6 操作パネル
7 洗剤トレイ
9 ドア
11 蒸気弁
16 給水電磁弁
18 流入口
18a 整流部材
19 洗剤容器
19a 出水口
20,40,41 蛇腹管
21 排水口
23 フィルタケース
24 循環ポンプ
38 制御装置
42 ケーシング
43 吸入口
44,45 吐出口
44a,45a 吐出ポート
46a,46b 隔壁
46 ランナー
46a,46b 羽根
Claims (4)
- 外槽の底部に設けられた窪み部と、
前記外槽に同軸上に内包される洗濯兼脱水槽と、
前記窪み部に位置して洗濯水を該窪み部に流入させる流入口及び洗濯水を排水する排水口と、を有する洗濯機であって、
前記流入口に設けた整流部材を有し、
該整流部材に設けられた開口部を有し、
前記窪み部は、前側から後側に下がる傾斜面となる底面を有し、
前記排水口は、前記窪み部の後ろ側最下部の前記底面に位置し、
前記流入口は、前記窪み部の前側の前記底面に位置し、
前記排水口および前記流入口は、前記窪み部の左右の幅方向の中心から前記洗濯兼脱水槽の回転方向にずれた位置に設置され、
前記窪み部の左右の側壁の内、前記排水口から遠い側に位置する前記側壁に向けて、前記開口部が開口し、
前記整流部材は、
前記流入口側に一端が位置する筒状の側面と、
該側面の他端に位置して前記流入口に対向する天井部と、を有し、
前記開口部は、前記側面のうち前記側面の他端側に位置し、
前記開口部の上端は、前記天井部から遠ざかる方向に凸した形状であることを特徴とする洗濯機。 - 前記窪み部に設けられた電導度センサを有し、該電導度センサは、前記開口部の正面側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
- 前記開口部の断面積は、前記側面の内のりの断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯機。
- 当該洗濯機内に供給された洗剤を溶かす洗剤溶かし工程を実行し、
該洗剤溶かし工程は、
第1の洗剤溶かし水位まで水を供給してから循環ポンプを作動させるステップと、
該第1の洗剤溶かし水位よりも高い第2の洗剤溶かし水位まで水を供給してから前記循環ポンプを作動させるステップと、を有することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の洗濯機。
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