JP6839874B1 - 手術用ロボット - Google Patents

手術用ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP6839874B1
JP6839874B1 JP2020021633A JP2020021633A JP6839874B1 JP 6839874 B1 JP6839874 B1 JP 6839874B1 JP 2020021633 A JP2020021633 A JP 2020021633A JP 2020021633 A JP2020021633 A JP 2020021633A JP 6839874 B1 JP6839874 B1 JP 6839874B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
surgical robot
requirement
satisfied
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020021633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021126233A (ja
Inventor
雅夫 金澤
雅夫 金澤
聡 叶野
聡 叶野
山本 円朗
円朗 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riverfield Inc
Original Assignee
Riverfield Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riverfield Inc filed Critical Riverfield Inc
Priority to JP2020021633A priority Critical patent/JP6839874B1/ja
Priority to PCT/JP2021/000868 priority patent/WO2021161706A1/ja
Priority to EP21753489.0A priority patent/EP4104976A4/en
Priority to CN202180014025.5A priority patent/CN115087411A/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP6839874B1 publication Critical patent/JP6839874B1/ja
Publication of JP2021126233A publication Critical patent/JP2021126233A/ja
Priority to US17/885,123 priority patent/US20220378531A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • B25J13/087Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices for sensing other physical parameters, e.g. electrical or chemical properties
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B34/00Computer-aided surgery; Manipulators or robots specially adapted for use in surgery
    • A61B34/30Surgical robots
    • A61B2034/301Surgical robots for introducing or steering flexible instruments inserted into the body, e.g. catheters or endoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/064Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension

Abstract

【課題】気体から圧力を受けて作動する作動部を有する手術用ロボットの一例を提供する。【解決手段】手術用ロボットは、アーム駆動装置9を有する。アーム駆動装置は空圧アクチュエータ9E、空気圧シリンダー9B、圧力発生装置9C及び制御用電磁弁9D等で構成されている。また第1圧力センサPS1及び第2圧力センサPS2が検出した圧力を利用して空気圧シリンダー9Bが作動可能な状態であるか否かを判断するとともに、判断の結果を報知する作動診断装置を備える。これにより、利用者は、手術用ロボットが作動可能な状態か否かを容易に知ることができ得る。【選択図】図3

Description

本開示は、内視鏡下外科手術に用いられる手術用ロボットに関する。
例えば、特許文献1に記載の手術用ロボットは、気体から圧力を受けて作動する作動部を有して構成されている。
特許第5327687号公報
特許文献1に記載の手術用ロボットでは、例えば、圧力が低い場合には作動部が正常に作動しないおそれがある。そこで、本開示は、当該圧力に起因した課題に対応した手術用ロボットの一例を開示する。
内視鏡下外科手術に用いられる手術用ロボットは、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、気体から圧力を受けて作動する作動部(9B)と、圧力を発生させる圧力発生装置(9C)と、圧力発生装置(9C)から作動部(9B)に供給される圧力を検出する圧力検出部(PS1、PS2)と、圧力検出部(PS1、PS2)が検出した圧力を利用して作動部(9B)が作動可能か否かを判断するとともに、当該判断の結果を報知する作動診断装置(31)とである。
これにより、利用者は、当該手術用ロボットが作動可能な状態か否かを容易に知ることができ得る。当該作動診断装置(31)は、例えば、圧力が低くすぎるための正常作動しない場合、及び圧力が高すぎるための正常作動しない場合のうち少なくとも一方の判断が可能である。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されない。
第1実施形態に係る手術用ロボットの外観図である。 第1実施形態に係る手術用ロボットのブロック図である。 第1実施形態に係るアーム駆動装置のブロック図である。 第1実施形態に係る手術用ロボットの不動点設定モードの制御を示すフローチャートである。 図5A〜図5Cは、第1の状態表示の表示例を示す図である。 図6A、図6Bは、第1の状態表示の表示例を示す図である。 第2の状態表示の表示例である。 第1実施形態に係る作動診断装置の作動の一例を示すフローチャートである。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
なお、各図に付された方向を示す矢印及び斜線等は、各図相互の関係及び各部材又は部位の形状を理解し易くするために記載されたものである。したがって、本開示に示された発明は、各図に付された方向に限定されない。斜線が付された図は、必ずしも断面図を示すものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された手術用ロボットは、少なく
とも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素、並びに図示された構造部位を備える。
(第1実施形態)
<1.手術用ロボットの構成>
本実施形態は、内視鏡下外科手術に用いられる手術用ロボットの一例である。
手術用ロボット1は、ロボットアーム3(図1参照)に加えて、図2に示されるように、制御装置5、アーム駆動装置9、第1表示部19及び第2表示部25等を少なくとも備える。
<ロボットアーム>
ロボットアーム3は、図1に示されるように、処置具7を保持するアーム装置の一例である。具体的には、ロボットアーム3は、複数の関節(ジョイント)を有するリンク機構であって、ピボットの位置を変更可能なリンク機構にて構成されている。
ピボットは、ロボットアーム3が稼働した際に、ロボットアーム3の状態によらず、不動点となる位置である。処置具7は、鉗子及び電気メス等の手術時に行われる処置に用いられる道具である。
図1に示された処置具7は鉗子である。当該鉗子の先端には、臓器等を把持したり牽引したりするためのハンド部が設けられている。ロボットアーム3は、管状のドレープ20により覆われている。ドレープ20は、可撓性を有する不織布状の覆い部材である。
なお、内視鏡27(図2参照)は、第2のロボットアーム(図示せず。)により把持されている。以下、処置具7及び内視鏡27を総称して術具という。つまり、術具とは、内視鏡、鉗子及び電気メス等の内視鏡下外科手術に用いられる道具である。
<アーム駆動装置>
アーム駆動装置9は、ロボットアーム3を駆動する駆動装置の一例である。本実施形態に係るアーム駆動装置9は、図3に示されるように、電動アクチュエータ9A及び空圧アクチュエータ9E等を有して構成されている。
電動アクチュエータ9Aは、少なくとも1つの電動モータで構成され、各関節部を駆動する。なお、本実施形態では、各関節部に電動モータが設けられている。空圧アクチュエータ9Eは、処置具7(本実施形態では、鉗子のハンド部)を駆動するワイヤー(図示せず。)に張力を作用させる。
空圧アクチュエータ9Eは、空気圧シリンダー9B、圧力発生装置9C及び制御用電磁弁9D等を有して構成されている。圧力発生装置9Cは、空気圧シリンダー9Bに圧搾空気を供給する圧力供給源である。
空気圧シリンダー9Bは、空気圧を受けて当該空気圧を前記張力に変換する作動部の一例である。制御用電磁弁9Dは、空気圧シリンダー9Bに供給する空気圧を制御することにより、空気圧シリンダー9Bの作動を制御する。
なお、第2のロボットアームは、第2のアーム駆動装置(図示せず。)により駆動される。第2のアーム駆動装置は、アーム駆動装置9と同一な構成である。当該第2のアーム駆動装置の作動は、アーム駆動装置9と同様な手法により制御される。
<制御装置>
制御装置5は、図2に示されるように、不動点設定装置11、駆動制御装置13、第1表示処理部21A、第2表示処理部21B、第3表示処理部29、撮影画像処理部25A及び作動診断装置31等を少なくとも有して構成されている。
不動点設定装置11は、手術時にトロッカー15(図1参照)が挿入される部位の位置(以下、切開位置ともいう。)を認識するとともに、当該認識した位置をピボットP1として記憶する。
以下、不動点設定装置11による切開位置の認識から当該位置の記憶等に至る一連の作動を不動点設定という。不動点設定が実行可能な状態を不動点設定モードという。
トロッカー15は、被手術者に切開された穴に挿入される筒状の部材である。つまり、鉗子(処置具7)や内視鏡27等の術具は、切開箇所に挿入されたトロッカー15を通して被手術者の身体内に挿入される。
<駆動制御装置>
駆動制御装置13は、アーム駆動装置9、つまり電動アクチュエータ9A及び空圧アクチュエータ9E(制御用電磁弁9D)等の作動を制御する。具体的には、駆動制御装置13は、マスター側の入力操作装置(図示せず。)から出力される指令信号を受信し、指令信号に従ってアーム駆動装置9を作動させる。
このとき、駆動制御装置13は、ピボットP1の位置を利用してロボットアーム3の作動を制御する。具体的には、駆動制御装置13は、処置具7のうちピボットP1に対応する部位が不動となるように、電動アクチュエータ9Aの作動を制御する。
なお、第2のアーム駆動装置の作動は、第2の駆動制御装置(図示せず。)により制御される。第2の駆動制御装置は、内視鏡27が挿入される切開箇所をピボットして第2のロボットアームを作動させる。
当該ピボットは、第2の不動点設定装置(図示せず。)により設定された不動点である。第2の不動点設定装置は、不動点設定装置11と同一であるので、本明細書では、第2の不動点設定装置の詳細説明は省略されている。
本実施形態に係る手術用ロボット1は、ロボットアーム3(アーム駆動装置9)用の入力操作装置を利用して第2のアーム駆動装置に指令信号を送信する。具体的には、手術用ロボットには、切替スイッチ(図示せず。)が設けられている。
切替スイッチは、上記指令信号の出力先をアーム駆動装置9とする場合と第2のアーム駆動装置とする場合とを切り替えることができる。施術者は、当該切替スイッチを操作することにより、ロボットアーム3を作動させる場合と第2のロボットアームを作動させる場合とを切り替える。
<入力操作装置>
マスター側の入力操作装置とは、施術者(医師)が直接的に操作する入力デバイスの一例である。当該入力操作装置には、操作力調整装置(図示せず。)、及び操作量調整装置(図示せず。)が設けられている。
操作力調整装置は、操作力の大きさ調整するための装置である。操作量調整装置は、「施術者の直接的な操作量」に対する「ロボットアーム3の移動量」の比(以下、操作比という。)を調整するための装置である。
操作力とは、利用者が入力操作装置を操作する際に、利用者が入力操作装置に作用させる必要ある力である。つまり、利用者が入力操作装置に作用させる力が操作力未満であるときには、処置具7は変位せず、ハンド部は作動しない。
当該操作力の大きさは、少なくとも移動時操作力と処置時操作力との和である。移動時操作力は、処置具7(ハンド部)が臓器等に触れていない場合の操作力である。処置時操作力は、処置具7(ハンド部)が臓器等に触れたことに起因する力である。
本実施形態に係る手術用ロボット1では、利用者は、移動時操作力の大きさを変更することができる。さらに、本実施形態に係る手術用ロボット1では、処置具7(ハンド部を含む。)が臓器等に触れたときに、当該臓器等から当該処置具7に作用する力(反力)を利用して処置時操作力の大きさが決定される。
つまり、手術用ロボット1には上記反力を検出する反力検出部(図示せず。)が設けられている。入力操作装置は、反力検出部が検出した反力に反力係数(0以上の実数)を乗じた値を処置時操作力の大きさとする。
本実施形態では、利用者は反力係数を変更することができる。このため、入力操作装置には、移動時操作力を設定するための設定部、反力係数を設定するための設定部、及び操作比を設定するための設定部が設けられている。なお、それら設定部は、利用者により設定操作されるものである。
<2.不動点設定装置の詳細>
本実施形態に係る不動点設定装置11は、位置認識機能及び記憶機能を発揮可能である。そして、不動点設定装置11は、位置認識機能及び記憶機能を利用してピボットP1の位置を不動点として記憶する。
位置認識機能は、ロボットアーム3により保持された処置具7の先端位置を認識する機
能である。記憶機能は、位置認識機能により認識された当該先端位置をピボットP1として記憶する。
本実施形態に係る位置認識機能は、ロボットアーム3の姿勢から処置具7の先端位置を示す座標等を取得(演算)することにより、処置具7の先端位置を認識する。記憶機能は、当該座標をピボットP1として記憶する。
なお、不動点設定を行う際には、処置具7に代えて術具相当品を用いてもよい。術具相当品とは、処置具7と同様な形状の部材である。具体的には、例えば、棒状又はパイプ状の部材等が術具相当品に該当する。因みに、第2の不動点設定装置の場合は、内視鏡27が術具相当品に該当する。
本実施形態に係る位置認識機能及び記憶機能は、ソフトウェア(プログラム)及びマイクロコンピュータにより実現されている。マイクロコンピュータは、当該ソフトウェアを実行するためのCPU、ROM及びRAM等を少なくとも有する。なお、当該ソフトウェアは、不揮発性記憶部に予め記憶されている。
手術用ロボット1は、図2に示されるように、設定ボタン17A及び自在変位可能ボタン17B等を有している。設定ボタン17A及び自在変位可能ボタン17Bは、ロボットアーム3(スレーブ装置)及び制御装置5(マスター側装置)のうち少なくとも一方に設けられている。
設定ボタン17Aは、利用者により操作される設定操作部の一例である。なお、利用者とは、不動点設定の作業を行う者である。具体的には、施術者又は手術の補助を行う者である。そして、設定ボタン17Aが操作されると、不動点設定モードが開始又は終了する。
つまり、不動点設定モード時ではないときに設定ボタン17Aが操作されると、不動点設定モードが開始される。不動点設定モード時に設定ボタン17Aが操作されると、不動点設定モードが終了する。
具体的には、設定ボタン17Aが予め決められた時間(例えば、3秒)を越えて押下された場合には、不動点設定モード開始される。不動点設定モードが開始されると、位置認識機能が実行可能な状態となる。
そして、設定ボタン17Aが予め決められた時間(例えば、2秒)未満だけ押下された時に、位置認識機能が実行された後、記憶機能が実行される。その後、ピボットP1が不動点として記憶された後、不動点設定モードが終了する。
自在変位可能ボタン17Bは、利用者により操作される操作部の一例である。自在変位可能ボタン17Bが操作されると、アーム駆動装置9は自在変位モード状態となる。自在変位モードは、ロボットアーム3に作用する外力に応じて当該ロボットアーム3が自在変位可能となるモードである。
このため、自在変位モード時においては、利用者は、ロボットアーム3を押し引きすることにより、当該ロボットアーム3を自在に変位させることができる。つまり、自在変位モード時においては、利用者は、マスター側の入力操作装置を操作することなく、ロボットアーム3を押し引きすることにより、処置具7の先端を切開位置に合致させることができる。
なお、自在変位モードは、「自在変位モード時に自在変位可能ボタン17Bが操作された時」、又は「不動点設定モードが終了した時」に終了する。自在変位モードが実行されていない状態では、ロボットアーム3に外力が作用しても当該ロボットアーム3は変位しない。
<不動点設定モード時の制御>
図4は、不動点設定モード時に実行される制御装置5の制御例を示している。制御装置5は、設定ボタン17Aが予め決められた時間(例えば、3秒)を越えて連続押下されたか否かを判断する(S1)。なお、「(S1)」等は、図4に示された制御ステップ番号を示す。
制御装置5は、設定ボタン17Aが予め決められた時間を越えて連続押下されたと判断した場合には(S1:YES)、アーム駆動装置9が自在変位モードになっているか否か
を判断する(S3)。
制御装置5は、アーム駆動装置9が自在変位モードになっていないと判断した場合には(S3:NO)、音声(例えば、ブザー)又は警告灯等の報知手段を用いて利用者に対して自在変位可能ボタン17Bの操作を促す(S5)。
制御装置5は、アーム駆動装置9が自在変位モードになっていると判断した場合には(S3:YES)、設定ボタン17Aが予め決められた時間(例えば、2秒)未満だけ押下されたか否かを判断する(S7)。
制御装置5は、設定ボタン17Aが予め決められた時間未満だけ押下されたと判断した場合には(S7:YES)、位置認識機能を実行した後(S9)、記憶機能を実行する(S11)。
つまり、本実施形態では、アーム駆動装置9が自在変位モードになっていない場合には(S3:NO)、位置認識機能及び記憶機能は、実質的に作動不可な状態となる。
そして、制御装置5は、ピボットP1を不動点として記憶した後、不動点設定モード及び自在変位モードを終了させるとともに、ピボットP1が不動点として記憶された旨を利用者に報知する。
<3.情報の報知>
図2に示された第1表示部19及び第2表示部25は、文字情報や画像情報等の情報を利用者に伝達するモニターである。第1表示部19には、主に手術用ロボット1に関する情報(以下、状態情報という。)が表示される。第2表示部25には、内視鏡27により撮影された画像が表示される。
なお、本実施形態に係る内視鏡27は、ステレオカメラ等の三次元的に対象物を撮影可能なカメラにて構成されている。撮影画像処理部25Aは、第2表示部25に立体的な画像を表示するための処理部である。
<第1の状態情報の表示>
第1表示処理部21A及び第2表示処理部21Bは、第1表示部19に情報を表示させる。第1表示処理部21Aは、切開位置、つまりピボットP1と処置具7の先端位置との相対位置関係を第1表示部19に表示させる。
本実施形態に係る第1表示処理部21Aは、図柄(アイコン)等の画像情報にて当該相対位置関係を表示させる。なお、各アイコンは、ピボットP1及び処置具7の先端位置それぞれを示す図柄である。
すなわち、例えば、図5Aは、ピボットP1に対して処置具7の先端位置Stが体内に位置している場合を示す。図5Bは、ピボットP1に対して処置具7の先端位置Stが体外に位置している場合を示す。図5Cは、不動点設定が未だされていない状態を示す。
第2表示処理部21Bは、ドレープ検出部23(図2参照)の検出結果を第1表示部19に表示させる。ドレープ検出部23は、ドレープ20がロボットアーム3に装着されているか否かを検出する。なお、ドレープ検出部23は、ロボットアーム3に設けられている。
そして、第2表示処理部21Bは、ドレープ20が装着されている場合には、その旨の情報(例えば、図6A参照)を表示する。第2表示処理部21Bは、ドレープ20が装着されていない場合には、その旨の情報(例えば、図6B参照)を表示する。
<第2の状態情報の表示>
第3表示処理部29は、処置具7の先端位置と内視鏡27の先端位置との相対的な位置関係を第1表示部19に表示させる。つまり、第3表示処理部29は、少なくとも3つの機能を発揮可能である。
すなわち、第1の機能は、処置具7の先端位置に関する情報の取得機能である。第2の機能は、内視鏡27の先端位置に関する情報を算出する位置情報算出機能である。第3の機能は、それらの情報を第1表示部19に表示させる機能である。なお、本実施形態に係る第3表示処理部29は、上記の位置認識機能を利用して第1の機能及び第2の機能を実現する。
そして、第3表示処理部29は、位置情報算出機能の算出結果を利用して処置具7の先
端と内視鏡27の先端との相対的な位置関係を表示する。具体的には、図7に示されるように、第1表示部19には、処置具7の先端を示す図柄(アイコン)29B及び内視鏡27の先端を示す図柄(アイコン)29Aが少なくとも表示される。
さらに、第1表示部19には、2種類のアイコン29A、29Bと共に、内視鏡27の先端部の位置を基準とした全円分度器29Cが表示される。全円分度器29Cは、当該全円分度器29Cの中心が第1表示部19の表示画面の中心と一致した状態で表示される。
第1表示部19の表示画面の中心とは、第1表示部19に第2の状態情報のみが表示されているときには、物理的な表示画面(ディスプレイ)の中心(図心)を意味し、第1表示部19に第2の状態情報に加えて他の情報(例えば、第1の状態情報)も表示されているときには、第2の状態情報の表示領域の中心(図心)を意味する。
なお、本実施形態に係る手術用ロボット1では、第2の状態情報の表示領域の中心が物理的な表示画面の中心と一致している。このため、複数種類の状態情報表示されている場合であっても、全円分度器29Cの中心が物理的な表示画面の中心と一致する。
内視鏡27の先端部を示すアイコン(以下、カメラアイコンという。)29Aは、当該表示画面の中心に表示されている。処置具7を示すアイコン29Bの表示形態又は当該アイコン29Bの表示位置は、処置具7の先端位置と内視鏡27の先端位置との相対的な位置関係の変化に応じて変化する。
アイコン29Bの表示形態とは、例えば、アイコン29Bの具体的な意匠、つまりアイコン29Bの形状、模様、色彩若しくはこれらの組み合わせ、又はそれら具体的な意匠の表示の仕方(例えば、点滅表示と常時点灯表示)等をいう。
なお、表示画面又は表示領域の上下方向は、鉛直方向と一致している。表示画面に対するカメラアイコン29Aの表示角度は、内視鏡27の回転角度に応じて変化する。つまり、内視鏡27が回転すると、これに連動してカメラアイコン29Aも回転する。なお、カメラアイコン29Aの中心位置は、内視鏡27の物理的な位置によらず、常に、表示画面の中心(全円分度器29Cの中心)と一致する。
<第3の状態情報の表示>
第3の状態情報とは、処置具7(ハンド部)、つまり空気圧シリンダー9Bが作動可能な状態であるか否かに関する情報である。
そして、作動診断装置31(図2参照)は、第3の状態情報として報知すべき情報を判断した後、当該情報を音声情報又は画像情報にて利用者に対して報知する。なお、本実施形態に係る作動診断装置31は、画像情報で当該情報を第1表示部19に表示させる。
図3に示されるように、手術用ロボット1(空圧アクチュエータ9E)には、圧力検出部PS1、PS2が設けられている。圧力検出部PS1、PS2は、圧力発生装置9Cから空気圧シリンダー9Bに供給される圧力を検出する。
圧力検出部PS1(以下、第1圧力センサPS1という。)は、圧力発生装置9Cの吐出圧を検出する圧力センサである。具体的には、第1圧力センサPS1は、圧力発生装置9Cの吐出に設けられた電磁弁9Fの出口にて圧力を検出する。
圧力検出部PS2(以下、第2圧力センサPS2という。)は、制御用電磁弁9Dの出口にて圧力を検出する圧力センサである。第1圧力センサPS1及び第2圧力センサPS2の検出圧力を示す信号は、作動診断装置31に入力されている。
そして、作動診断装置31は、第1圧力センサPS1が検出した圧力(以下、第1検出圧力という。)が予め決められた第1要件を満たさないと判断した場合には、その旨の情報を第1表示部19に表示させる。
同様に、作動診断装置31は、第2圧力センサPS2が検出した圧力(以下、第2検出圧力という。)が予め決められた第2要件を満たさないと判断した場合には、その旨の情報を第1表示部19に表示させる。
第2要件は、第1要件と同一の要件及び第1要件と異なる要件のうちいずれであってもよい。本実施形態では、2つの要件は同じである。具体的には、当該要件は、「所定時間継続して所定圧力以下にならない」ことである。
作動診断装置31は、「空気圧シリンダー9B(制御用電磁弁9D)の作動を制御する
制御部」である駆動制御装置13が起動する前、及び駆動制御装置13が起動したときに上記の判断を実行する。
具体的には、作動診断装置31は、図8に示されるような制御フローを実行する。なお、作動診断装置31は、マイクロコンピュータにて構成されている。制御フローを実行するためのプログラムは、不揮発性記憶部に予め記憶されている。
本実施形態に係る手術用ロボット1では、圧力発生装置9Cの電源スイッチが手術用ロボット1の電源スイッチと別に設けられ、かつ、それら2つの電源スイッチは、連動していない。このため、手術用ロボット1の電源スイッチが投入された時点で圧力発生装置9Cが実動可能状態に到達していないおそれがある。
そこで、手術用ロボット1の電源スイッチ(図示せず。)が投入されると、作動診断装置31は、図8に示されるように、第1検出圧力が第1要件を満たすか否かを判断する(S21)。なお、「(S21)」等は、図8に示された制御ステップ番号を示す。
そして、作動診断装置31は、第1要件を満たすと判断した場合には(S21:YES)、第1要件を満たす旨を第1表示部19に表示させる(S23)。作動診断装置31は、第1要件を満たさないと判断した場合には(S21:NO)、第1要件を満たさない旨を第1表示部19に表示させる(S25)。
作動診断装置31は、S23を実行した後、確認ボタン(図示せず。)が操作されたか否かを判断する(S27)。確認ボタンは、利用者により操作可能な入力部の一例であって、物理的スイッチ又はタッチパネルに表示された仮想スイッチである。
作動診断装置31は、確認ボタンが操作されていないと判断した場合には(S27:NO)、確認ボタンの操作を促す旨の情報を利用者に対して報知する(S31)。なお、当該情報は、例えば、音声又は画像(文字も含む)である。
そして、作動診断装置31は、確認ボタンが操作されたと判断した場合には(S27:YES)、駆動制御装置13が起動されたか否かを判断する(S29)。作動診断装置31は、駆動制御装置13が起動されたと判断た場合には(S29:YES)、第2検出圧力が第2要件を満たすか否かを判断する(S33)。
作動診断装置31は、第2要件を満たすと判断した場合には(S33:YES)、第2要件を満たす旨を第1表示部19に表示させる(S35)。作動診断装置31は、第2要件を満たさないと判断した場合には(S33:NO)、第2要件を満たさない旨を第1表示部19に表示させる(S37)。
作動診断装置31は、S35を実行した後、確認ボタンが操作されたか否かを判断する(S39)。作動診断装置31は、確認ボタンが操作されていないと判断した場合には(S39:NO)、確認ボタンの操作を促す旨の情報を報知する(S43)。作動診断装置31は、確認ボタンが操作されたと判断した場合には(S39:YES)、本制御フローを終了させる。
<5.本実施形態に係る手術用ロボットの特徴>
本実施形態に係る手術用ロボット1は、第1圧力センサPS1及び第2圧力センサPS2が検出した圧力を利用して空気圧シリンダー9Bが作動可能な状態であるか否かを判断するとともに、当該判断の結果を報知する。これにより、利用者は、当該手術用ロボット1が作動可能な状態か否かを容易に知ることができ得る。
作動診断装置31は、駆動制御装置13が起動されたとき、及び起動操作がされる前に上記の判断を実行する。これにより、施術者が手術を開始する際に、施術者は、当該手術用ロボットが作動可能な状態か否かを容易に知ることができ得る。
本実施形態に係る手術用ロボット1では、処置具7の先端と内視鏡27の先端との相対的な位置関係が第1表示部19に表示される。これにより、当該手術用ロボット1では、処置具7の先端位置が撮影範囲から外れた場合であっても、施術者が容易に対処可能となり得る。
本実施形態では、状態情報が表示されるモニター(第1表示部19)と、内視鏡27により撮影された画像を表示するモニター(第2表示部25)とが別々に設けられている。これにより、施術者は手術をし易くなる。
なお仮に、内視鏡27により撮影された画像(以下、撮影画像という。)に加えて状態情報も第2表示部25に表示される構成であると、状態情報の表示が撮影画像の一部を隠すので、施術者は手術をし難くなる。
本実施形態では、2種類のアイコン29A、29Bの位置関係と共に、内視鏡27の先端部の位置を基準とした全円分度器29Cが第1表示部19に表示される。これにより、施術者は容易に処置具7の先端位置を把握でき得る。
本実施形態では、全円分度器29Cの中心が第1表示部19の表示画面の中心と一致した状態で、当該表示画面の中心に内視鏡27の先端部を示すアイコン29Aが表示され、当該位置関係の変化に応じて、処置具7を示すアイコン29Bの表示形態又は当該アイコン29Bの表示位置が変化する。これにより、施術者は容易に処置具7の先端位置を把握でき得る。
本実施形態では、表示画面の上下方向は、鉛直方向と一致している。これにより、施術者は容易に処置具7の先端位置を把握でき得る。
本実施形態に係る手術用ロボット1では、手術時にトロッカー15が挿入される部位と処置具7の先端位置との相対位置関係を第1表示部19に表示させる。これにより、「処置具7のうち切開箇所に対応する部位が不動となるように当該処置具7が移動しているか否か」を施術者が確認可能となり得る。
つまり、手術用ロボット1が「トロッカー15が挿入される部位を不動点として認識したか否か」、つまり、手術用ロボット1による手術が実行可能な状態になったか否かを施術者が容易、かつ、確実に認識でき得る。
第1表示処理部21Aは、不動点設定装置11に記憶された位置をトロッカー15が挿入される部位として利用する。これにより、不動点設定装置11が切開位置を不動点として記憶されているか否かを施術者が容易、かつ、確実に認識でき得る。
本実施形態に係る手術用ロボット1では、ドレープ検出部23の検出結果を第1表示部19に表示させる。これにより、施術者は、手術用ロボット1による手術が実行可能な状態になったか否かを容易、かつ、確実に認識でき得る。
本実施形態に係る手術用ロボット1は、手術時にトロッカー15が挿入される部位の位置、つまり切開位置を認識するとともに、当該認識した位置をピボットP1として記憶する。これにより、当該手術用ロボット1では、ピボットP1の位置と切開箇所との位置合わせ作業を容易に実施することが可能となり得る。
アーム駆動装置9は自在変位モードを実行可能である。これにより、当該手術用ロボット1では、利用者が処置具7の先端を切開箇所に合わせた後、位置認識機能及び記憶機能を実行させることが可能となる。したがって、ピボットP1の位置と切開箇所との位置合わせ作業が確実に行われ得る。
本実施形態に係る手術用ロボット1には、操作力の大きさ調整するための操作力調整装置が設けられている。これにより、施術者が入力操作装置を操作する際に、施術者が大きな違和感を覚えることが抑制されるとともに、適切に手術を行うことが可能となる。
つまり、手術用ロボット1を用いた手術では、施術者が直接的に鉗子等の処置具7を操作しないので、鉗子が臓器等に触れたときの感触が施術者に伝達されない。このため、施術者は、微細な手術を適切に行うことが難しい。
しかし、当該手術用ロボット1では、操作力調整装置が設けられているので、鉗子が臓器等に触れたときの感触が再現され得る。したがって、施術者は、微細な手術を適切に行うことが可能となり得る。
当該手術用ロボット1は、移動時操作力の大きさを変更可能である。これにより、施術者は、大きな違和感を覚えることなく、手術用ロボット1(入力操作装置)を操作することができ得る。
当該手術用ロボット1では、施術者が処置時操作力(反力係数)を変更可能である。これにより、施術者は、微細な手術を適切に行うことが可能となり得る。さらに、当該手術用ロボット1では、施術者が操作比を変更可能である。これにより、施術者は、微細な手術を適切に行うことが可能となり得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る作動診断装置31は、駆動制御装置13が起動されたとき、及び起動操作がされる前に上記の判断を実行した。しかし、本開示はこれに限定されない。
すなわち、当該開示は、例えば、駆動制御装置13が起動されたタイミング、又は起動操作がされる前のタイミングにて上記の判断が実行される構成、又は当該タイミングと異なるタイミングにて上記の判断が実行される構成であってもよい。
上述の実施形態では、圧力発生装置9Cの吐出圧を検出する第1圧力センサPS1、及び制御用電磁弁9Dの出口にて圧力を検出する第2圧力センサPS2にて圧力検出部が構成されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態では、圧力発生装置9Cの電源スイッチと手術用ロボット1の電源スイッチとが連動しない構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。当該開示は、例えば、手術用ロボット1の電源スイッチが投入された時に、これに連動して圧力発生装置9Cの電源スイッチが自動的に投入される構成であってもよい。
上述の実施形態では、処置具7を保持するためのロボットアーム3及び内視鏡27を保持するための第2のロボットアームを備えていた。しかし、本開示はこれに限定されない。
すなわち、当該開示は、例えば、第2のロボットアームが廃止され、内視鏡27が補助者により保持される構成、又は複数の処置具7を保持する複数のロボットアーム3を備える構成であってもよい。
上述の実施形態では、内視鏡27の先端部の位置を基準とした全円分度器29Cが第1表示部19に表示された。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、全円分度器29Cが表示されない構成であってもよい。
上述の実施形態では、表示画面の上下方向は、鉛直方向と一致し、かつ、位置関係の変化に応じて、処置具7を示すアイコン29Bの表示形態又は当該アイコン29Bの表示位置が変化する構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。
上述の実施形態に係るロボットアーム3は、ピボットの位置を変更可能なリンク機構にて構成されていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、ピボット(不動点)がロボット本体に対して不動な構成であってもよい。
上述の実施形態では、第2表示処理部21Bを備えていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、第2表示処理部21Bが廃止された構成等であってもよい。
上述の実施形態では、アーム駆動装置9が自在変位モードになっていない場合には(S7:NO)、制御装置5は、位置認識機能及び記憶機能を実行不可な状態とした。しかし、本開示はこれに限定されない。
すなわち、当該開示は、例えば、自在変位モードになっていない場合にも位置認識機能及び記憶機能を実行不可な状態となる構成であってもよい。なお、この場合には、マスター側の入力操作装置を用いて処置具7の先端を切開位置に合致させてもよい。
上述の実施形態に係る不動点設定装置11は、ロボットアーム3の姿勢から処置具7の先端位置を示す座標を取得して当該先端位置を認識した。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、ステレオカメラや深度カメラ等の3Dカメラを用いた画像解析技術にて当該先端位置を認識する構成であってもよい。
上述の実施形態では、利用者が処置具7又は術具相当品の先端を切開位置に合致させた状態で当該先端を認識することにより、切開位置を認識する構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、切開位置にレーザ光を照射し、当該照射位置を画像解析技術にて認識する構成であってもよい。
上述の実施形態では、自在変位可能ボタン17Bが操作されたときに自在変位モードに移行する構成であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、不動点設定モードに移行すると同時に自動的に自在変位モードに移行する構成であってもよい。
上述の実施形態では、マスター側の入力操作装置に操作力調整装置が設けられていた。
しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、操作力調整装置が廃止された構成、又は移動時操作力及び処置時操作力のうちいずれか一方のみを操作力として発生させる操作力調整装置を備える構成であってもよい。
上述の実施形態に係る入力操作装置には、移動時操作力を設定するための設定部、及び反力係数を設定するための設定部が設けられていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、2つの設定部のうち少なくとも一方が廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態に係る手術用ロボット1では、施術者が操作比を変更可能であった。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、操作比が固定された構成、処置具7が臓器等に触れたことを感知したときに、操作比が自動的に変更される構成、又は反力に応じて操作比が自動的に変更される構成等であってもよい。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された開示の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成であってもよい。
1… 手術用ロボット
3… ロボットアーム
5… 制御装置
7… 処置具
9… アーム駆動装置
9A… 電動モータ
9E… 空圧アクチュエータ
9B… 空気圧シリンダー
9C… 圧力発生装置
9D… 制御用電磁弁
9F… 電磁弁
11… 不動点設定装置
13… 駆動制御装置
15… トロッカー
17A… 設定ボタン
17B… 自在変位可能ボタン
19… 第1表示部
20… ドレープ
21A… 第1表示処理部
21B… 第2表示処理部
23… ドレープ検出部
25A… 撮影画像処理部
25… 第2表示部
27… 内視鏡
29… 第3表示処理部

Claims (3)

  1. 内視鏡下外科手術に用いられる手術用ロボットにおいて、
    手術時に行われる処置に用いられる処置具と、
    前記処置具を駆動するための力を発生させる作動部であって、気体から圧力を受けて作動して当該力を発生させる作動部と、
    前記作動部に供給する空気圧を制御することにより、当該作動部の作動を制御する制御用電磁弁と、
    前記制御用電磁弁の作動を制御する駆動制御装置と、
    前記圧力を発生させる圧力発生装置と、
    前記圧力発生装置の電源スイッチであって、当該手術用ロボットの電源スイッチと別に設けられ、当該手術用ロボットの電源スイッチと連動していない前記圧力発生装置用電源スイッチと、
    前記圧力発生装置から前記作動部に供給される圧力を検出する圧力検出部であって、前記圧力発生装置の吐出圧を検出する第1圧力センサ、及び前記制御用電磁弁の出口にて圧力を検出する第2圧力センサを有する圧力検出部と、
    前記圧力検出部が検出した圧力を利用して前記処置具が作動可能な圧力要件を満たしているか否かを判断するとともに、当該判断の結果を報知する作動診断装置とを備え
    前記作動診断装置は、前記手術用ロボットの電源スイッチが投入されると、前記第1圧力センサの検出圧力が第1の前記圧力要件を満たしているか否かを判断し、前記第1の圧力要件を満たすと判断した場合には、前記第1の圧力要件を満たす旨を報知し、前記第1の圧力要件を満たさないと判断した場合には、当該第1の圧力要件を満たさない旨を報知し、
    さらに、前記作動診断装置は、前記駆動制御装置が起動された場合には、前記第2圧力センサの検出圧力が第2の前記圧力要件を満たすか否かを判断し、当該第2の圧力要件を満たすと判断された場合には、前記第2の圧力要件を満たす旨を報知し、前記第2の圧力要件を満たさないと判断された場合には、当該第2の圧力要件を満たさない旨を報知する手術用ロボット。
  2. 前記第1の圧力要件を満たす旨が報知された後、前記作動診断装置は、利用者により確認ボタンが操作されたか否かを判断し、当該確認ボタンが操作されていないと判断した場合には、前記確認ボタンの操作を促す旨の情報を報知する請求項1に記載の手術用ロボット。
  3. 前記作動診断装置は、前記確認ボタンが操作されたと判断した場合に、前記駆動制御装置が起動されたか否かを判断する請求項2に記載の手術用ロボット。
JP2020021633A 2020-02-12 2020-02-12 手術用ロボット Active JP6839874B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020021633A JP6839874B1 (ja) 2020-02-12 2020-02-12 手術用ロボット
PCT/JP2021/000868 WO2021161706A1 (ja) 2020-02-12 2021-01-13 手術用ロボット
EP21753489.0A EP4104976A4 (en) 2020-02-12 2021-01-13 SURGICAL ROBOT
CN202180014025.5A CN115087411A (zh) 2020-02-12 2021-01-13 手术用机器人
US17/885,123 US20220378531A1 (en) 2020-02-12 2022-08-10 Surgical robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020021633A JP6839874B1 (ja) 2020-02-12 2020-02-12 手術用ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6839874B1 true JP6839874B1 (ja) 2021-03-10
JP2021126233A JP2021126233A (ja) 2021-09-02

Family

ID=74845218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020021633A Active JP6839874B1 (ja) 2020-02-12 2020-02-12 手術用ロボット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220378531A1 (ja)
EP (1) EP4104976A4 (ja)
JP (1) JP6839874B1 (ja)
CN (1) CN115087411A (ja)
WO (1) WO2021161706A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023242960A1 (ja) * 2022-06-14 2023-12-21 リバーフィールド株式会社 マニピュレータアーム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2299447T3 (es) * 1999-11-10 2008-06-01 Cytyc Surgical Products Sistema para detectar perforaciones en una cavidad corporal.
JP4291039B2 (ja) * 2003-05-12 2009-07-08 オリンパス株式会社 超音波トロッカー穿刺システム
DE102004017599A1 (de) * 2004-04-07 2005-11-03 TransMIT Gesellschaft für Technologietransfer mbH Vorrichtung zur intraperitonealen Applikation eines Ozon oder ozonisierten Sauerstoff aufweisenden Fluids in einem menschlichen oder tierischen Körper und Verwendung hierfür
WO2008108289A1 (ja) 2007-03-01 2008-09-12 Tokyo Institute Of Technology 力覚提示機能を有する操縦システム
US8157145B2 (en) * 2007-05-31 2012-04-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Pneumatically powered surgical cutting and fastening instrument with electrical feedback
JP5475262B2 (ja) * 2008-10-01 2014-04-16 テルモ株式会社 医療用マニピュレータ
JP2013220273A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Tokyo Institute Of Technology 外力算出方法
JP2014000117A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Canon Inc 医療用マニピュレータ及び、それを備えた医療用画像システム
CN105377159B (zh) * 2013-04-08 2018-06-12 波士顿科学医学有限公司 医疗系统与方法
JP5754820B2 (ja) * 2013-11-28 2015-07-29 国立大学法人東京工業大学 手術用ロボット
JP2017080170A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 オリンパス株式会社 循環排煙システム
JP2017099819A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 リバーフィールド株式会社 操作システム
JP6511010B2 (ja) * 2016-05-11 2019-05-08 川崎重工業株式会社 アクチュエータ装置および制御方法
JP6550368B2 (ja) * 2016-12-27 2019-07-24 川崎重工業株式会社 液圧鉗子システム
JP6577936B2 (ja) * 2016-12-27 2019-09-18 川崎重工業株式会社 液圧鉗子システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP4104976A4 (en) 2023-08-02
US20220378531A1 (en) 2022-12-01
JP2021126233A (ja) 2021-09-02
EP4104976A1 (en) 2022-12-21
CN115087411A (zh) 2022-09-20
WO2021161706A1 (ja) 2021-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6898285B2 (ja) 手術システムおよび表示方法
US9713500B2 (en) Surgical robot control apparatus
EP3788977B1 (en) Surgical system
JP6856594B2 (ja) 手術システムおよび表示方法
US11511424B2 (en) Surgical robot and method of manipulating positioner
US20200069383A1 (en) Driver interface, robotic surgical system, and method of detecting attachment of drape to driver interface
US20130103199A1 (en) Surgical robot control apparatus
JP6839874B1 (ja) 手術用ロボット
JP6796346B1 (ja) 手術用ロボット
JP6902639B2 (ja) 手術システム
JP6754150B1 (ja) 手術用ロボット
JP7016400B2 (ja) 手術システムおよび表示方法
JP2022088805A (ja) ロボット手術システムおよび表示方法
WO2021161698A1 (ja) 手術ロボット、及び手術ロボットの制御ユニット
JP6875690B1 (ja) 手術ロボット、及び手術ロボットの制御ユニット
JP7128326B2 (ja) 手術システム
JP2023010762A (ja) カメラ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200420

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6839874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250