JP6839549B2 - レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 - Google Patents

レーダ装置およびレーダ装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーダ装置およびレーダ装置の制御方法に関するものである。
特許文献1には、スペクトラム拡散方式により物標の測距を行うレーダ装置であって、参照用PN信号を遅延器により2段階で遅延させ、遅延器により粗い距離分解能と細い距離分解能を確保し、比較器出力を最大とするようVCO周波数を制御して物標との相対速度を求めることで、干渉や妨害に強くなるレーダ装置に関する技術が開示されている。
特開平5−256936号公報
ところで、特許文献1に示す技術では、レーダ装置を搭載する他の車両からの電波干渉が生じた場合には、物標を検出できなかったり、場合によっては偽像が検出されたりするという問題点がある。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、電波干渉が生じた場合でも物標を確実に検出できるレーダ装置およびレーダ装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載され、物標を検出するレーダ装置において、電磁波を前記物標に向けて送信する送信手段と、前記送信手段によって送信され前記物標によって反射された前記電磁波を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信される信号に含まれるノイズフロアを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記ノイズフロアに応じて、前記物標を検出するための検出閾値を設定する設定手段と、前記検出手段によって検出された前記ノイズフロアに基づいて、電波干渉が生じていると判定した場合には、前記設定手段によって設定される前記検出閾値が、通常時の前記検出閾値よりも値が小さくなるように調整する調整手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、電波干渉が生じた場合でも物標を確実に検出することができる。
また、本発明は、前記設定手段は、前記ノイズフロアの値をX倍して得た値を前記検出閾値とし、前記調整手段は、電波干渉が生じていると判定した場合は、前記ノイズフロアの値をY(Y<X)倍することで、通常時の前記検出閾値よりも値が小さくなるように調整する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、簡単な計算によって、検出閾値を適切に設定することができる。
また、本発明は、前記検出閾値を設定する際に、レーダ装置の温度によって前記ノイズフロアの値を補正することを特徴とする。
このような構成によれば、レーダ装置が有する半導体素子のノイズによる影響を低減することができる。
また、本発明は、前記調整手段は、検出中の前記物標が消失した場合には、電波干渉が生じていると判定し、前記設定手段によって設定される前記検出閾値が、通常時の前記検出閾値よりも値が小さくなるように調整することを特徴とする。
このような構成によれば、物標の消失の有無に基づいて検出閾値を適切に設定することができる。
また、本発明は、車両に搭載され、物標を検出するレーダ装置の制御方法において、電磁波を前記物標に向けて送信する送信ステップと、前記送信ステップにおいて送信され前記物標によって反射された前記電磁波を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信される信号に含まれるノイズフロアを検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された前記ノイズフロアに応じて、前記物標を検出するための検出閾値を設定する設定ステップと、前記検出ステップにおいて検出された前記ノイズフロアに基づいて、電波干渉が生じていると判定した場合には、前記設定ステップにおいて設定される前記検出閾値が、通常時の前記検出閾値よりも値が小さくなるように調整する調整ステップと、を有することを特徴とする。
このような方法によれば、電波干渉が生じた場合でも物標を確実に検出することができる。
本発明によれば、電波干渉が生じた場合でも物標を確実に検出することができるレーダ装置およびレーダ装置の制御方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るレーダステムの実装例を示す図である。 本発明の実施形態に係るレーダ装置を有するレーダシステムの構成例を示す図である。 図2に示すレーダ装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 図3に示す制御・処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 従来例の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するための図である。 図1に示す実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係るレーダシステムの実装例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施形態に係るレーダシステムを構成するレーダ装置10−1,10−2は、車両Cの後部の左右にそれぞれ配置されている。これらのレーダ装置10−1,10−2は、車両Cの後方に検出領域を有し、検出領域に検出対象としての物標(例えば、他の車両、自転車、人等)が存在し、かつ、物標が自車両に接触または衝突する可能性がある場合には、警報を発する。
図2は、レーダシステムの構成例を示す図である。本実施形態に係るレーダシステムは、ECU(Electric Control Unit)30、レーダ装置10−1,10−2を有し、これらECU30およびレーダ装置10−1,10−2が通信線41,42によって接続されて構成される。
ここで、ECU30は、車両の各部を制御するとともに、レーダ装置10−1,10−2から通信線41,42を介して供給される情報に基づいて物標を検出し、必要に応じて警告等を行う。
レーダ装置10−1,10−2は、検出対象である物標に対してパルス信号を照射し、反射信号に基づいて物標を検出し、通信線41,42を介してECU30に伝える。また、レーダ装置10−1,10−2は、通信線41,42によって接続され、例えば、一方がマスタとして動作し、他方がスレーブとして動作する。
図3は、図2に示すレーダ装置10−1,10−2の構成例を示す図である。なお、レーダ装置10−1,10−2は同様の構成とされているので、以下では、これらをレーダ装置10として説明する。
図3に示すように、レーダ装置10は、局部発振部11、送信部12、制御・処理部15、受信部16、および、A/D(Analog to Digital)変換部21を主要な構成要素としている。
ここで、局部発振部11は、所定の周波数のCW(Continuous Wave)信号を生成して、送信部12と受信部16に供給する。
送信部12は、変調部13および送信アンテナ14を有し、局部発振部11から供給されるCW信号を、変調部13によってパルス変調し、送信アンテナ14を介して物標に対して送信する。
送信部12の変調部13は、制御・処理部15によって制御され、局部発振部11から供給されるCW信号をパルス変調してパルス信号を生成して出力する。送信アンテナ14は、変調部13から供給されるパルス信号を、物標に向けて送信する。
制御・処理部15は、変調部13、利得可変増幅部19、および、アンテナ切換部18を制御するとともに、A/D変換部21から供給される受信データに対して演算処理を実行することで、物標を検出する。
図4は、図3に示す制御・処理部15の詳細な構成例を示すブロック図である。図4に示すように、制御・処理部15は、制御部15a、処理部15b、通信部15c、および、設定部15dを有している。ここで、制御部15aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等によって構成され、ROMおよびRAMに記憶されているデータに基づいて装置の各部を制御する。処理部15bは、例えば、DSP(Digital Signal Processor)等によって構成され、A/D変換部21から供給されるデジタル信号に対する処理を実行し、物標を検出する。通信部15cは、通信線41,42を介して他のレーダ装置との間で情報を授受する。設定部15dは、後述するように電波干渉の有無等に応じて検出閾値を設定する。
図3に戻る。受信部16は、受信アンテナ17、アンテナ切換部18、利得可変増幅部19、および、復調部20を有し、送信アンテナ14から送信され、物標によって反射された信号を受信して復調処理を施した後、A/D変換部21に出力する。
受信部16の受信アンテナ17は、複数のアンテナ(例えば、4つのアンテナ)によって構成され、送信アンテナ14から送信され、物標によって反射された信号を受信し、アンテナ切換部18に供給する。アンテナ切換部18は、制御・処理部15の制御部15aによって制御され、受信アンテナ17のいずれか1つを選択して、受信信号を利得可変増幅部19に供給する。利得可変増幅部19は、制御・処理部15の制御部15aによって利得が制御され、アンテナ切換部18から供給される受信信号を所定の利得で増幅して復調部20に出力する。復調部20は、利得可変増幅部19から供給される受信信号を、局部発振部11から供給されるCW信号を用いて復調して出力する。
A/D変換部21は、復調部20から供給される受信信号を所定の周期でサンプリングし、デジタル信号に変換して制御・処理部15に供給する。
(B)実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作を説明する。以下では、図5〜図7を参照して本発明の実施形態の動作の概略を説明した後に、図8を参照して詳細な動作について説明する。
図5は、A/D変換部21から出力されるデジタル信号を制御・処理部15で処理した場合に得られる受信信号の周波数と振幅の関係を示すである。この図において横軸は周波数を示し、縦軸は振幅を示している。
図5に示すように、受信信号には、物標からの反射信号だけでなく、例えば、地面、草木および広がりのある基盤構造物からの望ましくない反射が含まれるとともに、レーダ装置10を構成する能動素子等が生成するノイズが含まれる。このため、このようなノイズと、物標からの反射信号を識別するために、図5に破線で示す検出閾値を設定し、受信信号の振幅が検出閾値を超えた場合には物標からの反射信号として検出する。
このような検出閾値を設定する方法としては、例えば、受信信号に含まれるノイズフロアの平均値(図5に一点鎖線で示す値)を求め、このノイズフロアの平均値に対して所定の値(例えば、値“5”)を乗算して得られる値を検出閾値(図5に破線で示す値)とする。
ところで、以上のような方法で検出閾値を求める場合、例えば、レーダ装置を搭載する他の車両からの電波干渉や、例えば、自動ドア等から送信される電波による電波干渉が生じている場合、図6に示すように、ノイズフロアの値が図5に比較して大きくなる。そのような場合に、ノイズフロアの平均値に対して所定の値(例えば、値“5”)を乗算して得られる値を検出閾値(図5に破線で示す値)とすると、検出閾値が物標からの信号よりも大きくなる場合が生じる。そのような場合には、物標を検出できないという事態が生じてしまう。
そこで、本実施形態では、電波干渉が生じていない場合には、図5に示すように、ノイズフロアの平均値に対して所定の値(例えば、値“5”)を乗算して得られる値を検出閾値(図5に破線で示す値)とし、電波干渉が生じている場合には、図7に示すように、ノイズフロアの平均値に対して通常時(電波干渉が生じていない時)よりも小さい値(例えば、値“3”)を乗算して得られる値を検出閾値(図7に破線で示す値)とする。これにより、図7に示すように、物標からの反射信号は検出閾値以上となるので、電波干渉が生じている場合であっても、物標を確実に検出することができる。なお、電波干渉が生じているか否かの判定は、例えば、ノイズフロアの平均値が所定の閾値を超えた場合には電波干渉が生じていると判定することができる。
つぎに、図8を参照して、本発明の実施形態の詳細な動作について説明する。
図8は、本発明の実施形態において実行される処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、車両のイグニッションキーがオンの状態にされ、レーダ装置10−1,10−2に対して電源電力の供給が開始された場合に実行される。図8に示すフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、制御・処理部15の制御部15aは、通信部15cを制御し、ECU30に問い合わせを行わせることにより自車両の車速Vを検出する。
ステップS11では、制御部15aは、ステップS10で検出した車速Vが閾値Th1より大きく、かつ、車速Th2(Th2>Th1)未満であるか否かを判定し、Th1<V<Th2を満たす場合(ステップS11:Y)にはステップS12に進み、それ以外の場合(ステップS11:N)にはステップS19に進む。例えば、車両が後退するときに、車両の後方から接近する物標を検出して警告するRCTA(Rear Cross Traffic Alarm)の場合には、例えば、−15(km/h)<V<0を満たす場合にはYと判定してステップS12に進む。
ステップS12では、制御部15aは、処理部15bに対してノイズフロアの平均値Nfを検出するように要求する。この結果、処理部15bは、受信信号のノイズフロアの平均値Nfを検出し、制御部15aに通知する。
ステップS13では、制御部15aは、図示しないサーミスタ等の出力を参照することで、例えば、レーダ装置10の筐体内の温度θを検出する。
ステップS14では、制御部15aは、ステップS12で検出したノイズフロアの平均値Nfを、ステップS13で検出した温度θによって補正する。より詳細には、ノイズフロアには、レーダ装置10が有する能動素子(例えば、トランジスタ等)が発生するノイズも含まれる。このような能動素子が発生するノイズ(例えば、サーマルノイズ)は、温度が高くなるにつれて大きくなり、このようなノイズは、電波干渉とは無関係である。そこで、電波干渉のノイズフロアへの寄与を明確にするために、温度θに応じてノイズフロアの平均値を補正する処理を実行する。例えば、温度θに応じて所定の値(例えば、温度θの値の増加に応じて値が増加する関数f(θ)の値)をノイズフロアの平均値Nfから減算する。
ステップS15では、制御部15aは、ステップS14において温度θによって補正がされたノイズフロアの平均値Nfと閾値Th3とを比較し、Nf>Th3である場合(ステップS15:Y)にはステップS16に進み、それ以外の場合(ステップS15:N)にはステップS17に進む。なお、閾値Th3については、車両に搭載した状態で、実測を行うことで求めることができる。
ステップS16では、制御部15aは、検出閾値Thdに対して、ステップS14で温度補正を行ったノイズフロアの平均値Nfに値“3”を乗算して得た値を代入する。なお、値“3”は一例であって、これ以外の値を用いてもよいことは言うまでもない。
ステップS17では、制御部15aは、検出閾値Thdに対して、ステップS14で温度補正を行ったノイズフロアの平均値Nfに値“5”を乗算して得た値を代入する。なお、値“5”は一例であって、これ以外の値を用いてもよいことは言うまでもない。
ステップS18では、処理部15bは、ステップS16またはステップS17において設定された検出閾値Thdを用いて物標を検出する処理を実行する。
より詳細には、局部発振部11から供給される信号は、変調部13において、設定された繰り返し周期に基づくパルス信号に変換され、送信アンテナ14を介して送信される。物標によって反射されさたパルス信号は、受信アンテナ17によって受信される。なお、受信アンテナ17は、例えば、4つのアンテナによって構成され、アンテナ切換部18は、図7に示すRx1〜Rx4の信号を切り換えて入力し、利得可変増幅部19に供給する。利得可変増幅部19は、アンテナ切換部18から供給される信号を増幅し、復調部20に供給する。復調部20は、利得可変増幅部19から供給される信号を局部発振部11から供給されるCW信号を用いて復調し、A/D変換部21に供給する。制御・処理部15の処理部15bは、A/D変換部21から供給されるデジタル信号に対する処理を実行し、前述した検出閾値Thdを用いて物標を検出する処理を実行する。
この結果、電波干渉が生じていない場合には、図5に示すように、ノイズフロアと物標とは弁別するための検出閾値Thdが設定されるとともに、図7に示すように、電波干渉によって、ノイズフロアの平均値が上昇した場合には、検出閾値Thdの値が小さく設定されるので、図6に示すように、物標からの反射信号の振幅よりも検出閾値Thdの方が大きくなって物標が検出できなくなる事態を回避できる。
ステップS19では、制御部15aは、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合(ステップS19:N)にはステップS10に戻って処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Y)には処理を終了する。
以上の処理によれば、前述した実施形態の動作を実現することができる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、レーダ装置10−1,10−2のそれぞれにおいて以上のような処理を実行するようにしたが、レーダ装置10−1,10−2のそれぞれが検出したフロアノイズの平均値に基づいて前述の処理を実行するようにしてもよい。そのような処理によれば、2台のレーダ装置10−1,10−2の平均値に基づくので、より正確なフロアノイズの値を得ることができる。あるいは、2台のレーダ装置10−1,10−2のフロアノイズの差分値に基づいて前述の処理を実行するようにしてもよい。そのような処理によれば、例えば、他の車両が斜め後ろ方向から接近した場合に、正確なフロアノイズの値を得ることができる。
また、過去におけるフロアノイズの平均値を格納しておき、その時点のフロアノイズの平均値と、過去におけるフロアノイズの平均値とを比較することで、レーダ装置を装備した他の車両の接近を検出するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ノイズフロアの平均値Nfが閾値Th3を上回った場合には、検出閾値を直ちに変更するようにしたが、ノイズフロアの平均値Nfが閾値Th3を上回る状態が所定の時間または所定の回数継続した場合に、検出閾値を変更するようにしてもよい。
また、それまで検出されていた物標が突然検出されなくなった場合には、電波干渉が原因と判定して検出閾値を小さい値に変更し、それによって物標が再度検出された場合には、物標が検出領域から消えるまで、その検出閾値を用いるようにしてもよい。
また、図8に示すフローチャートの処理は一例であって、本発明がこれらフローチャートの処理に限定されるものではないことはいうまでもない。例えば、ステップS16ではノイズフロアの平均値Nfに値“3”を乗算し、ステップS17ではノイズフロアの平均値Nfに値“5”を乗算するようにしたが、ステップS16で乗算する値をYとし、ステップS17で乗算する値をXとする場合、Y<Xとなるように設定すればよい。
10−1,10−2 レーダ装置
11 局部発振部
12 送信部
13 変調部
14 送信アンテナ(送信手段)
15 制御・処理部
15a 制御部(設定手段、調整手段)
15b 処理部(検出手段)
15c 通信部
15d 設定部
16 受信部
17 受信アンテナ(受信手段)
18 アンテナ切換部
19 利得可変増幅部
20 復調部
21 A/D変換部
30 ECU
41,42 通信線

Claims (4)

  1. 車両に搭載され、物標を検出するレーダ装置において、
    電磁波を前記物標に向けて送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信され前記物標によって反射された前記電磁波を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信される信号に含まれるノイズフロアを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記ノイズフロアの値をX倍して得た値を、前記物標を検出するための検出閾値として設定する設定手段と、
    前記検出手段によって検出された前記ノイズフロアに基づいて、電波干渉が生じていると判定した場合には、前記ノイズフロアの値をY(Y<X)倍することで、前記検出閾値を調整する調整手段と、
    を有することを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記検出閾値を設定する際に、レーダ装置の温度によって前記ノイズフロアの値を補正することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記調整手段は、検出中の前記物標が消失した場合には、電波干渉が生じていると判定し、前記設定手段によって設定される前記検出閾値が、通常時の前記検出閾値よりも値が小さくなるように調整することを特徴とする請求項1または2に記載のレーダ装置。
  4. 車両に搭載され、物標を検出するレーダ装置の制御方法において、
    電磁波を前記物標に向けて送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにおいて送信され前記物標によって反射された前記電磁波を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信される信号に含まれるノイズフロアを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された前記ノイズフロアの値をX倍して得た値を、前記物標を検出するための検出閾値として設定する設定ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された前記ノイズフロアに基づいて、電波干渉が生じていると判定した場合には、前記ノイズフロアの値をY(Y<X)倍することで、前記検出閾値を調整する調整ステップと、
    を有することを特徴とするレーダ装置の制御方法。
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