JP6838870B2 - マイクロ波式の家庭用又は業務用の電気器具 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波加熱の分野に関し、特に(例えば、加熱調理室又は乾燥室又は洗浄室などの)加熱室の内部へマイクロ波を照射する一対以上のマグネトロンに電力を供給するように設計された高電圧制御回路を備えたマイクロ波加熱式の家庭用又は業務用の加熱電気器具に関する。
知られているように、多くの家庭用及び業務用の電気器具は加熱室を具備している。加熱室の作動原理は電気器具の種類に依存する。例えば、(洗濯乾燥器とも称される)洗濯乾燥機械などの或る種類の電気器具において、加熱室は、乾燥されるべき洗濯物を収容するように構築されるが、例えば電子レンジなどの他の種類の電気器具において、加熱室は加熱/加熱調理されるべき食品を収容するように構築される。
本出願において、“業務用電気器具”又は“プロ用電気器具”という語句に関して、(理論的には家庭内の作業にも使用され得るとしても)“家庭内の”作業のためには設計されていない電気器具であって、特に、例えば回復活動(レストラン、パブ、ホテル)、公衆サービス・ランドリー(セルフサービス・ランドリー)などのような業務用/プロ用の活動において使用されるべく設計された電気器具が意味されることが理解される。
一般的には、複合加熱調理電気器具と称されるある種の公知の小型の業務用/プロ用の加熱調理/加熱電気器具は、マイクロ発振器、抵抗加熱手段、及び赤外線生成手段のような多数の異なる熱源を具備する。使用に際し、電気器具の熱源は、特に、一般的に見られるサンドウィッチ、トースト、ハンバーガーなどの食品の迅速な加熱調理/加熱を実施するために、選択された加熱調理/加熱プログラムに基づいて個別に又は組み合わされて作動される。
業務用/プロ用の加熱調理/加熱電気器具は、加熱調理/加熱されるべき食品を支持するように設計された底部加熱表面に結合された基礎部材と、頂部加熱表面に結合されて、開放位置から閉鎖位置まで水平軸線の回りで傾けられるか又は回転されるべく関節様式で基礎部材に結合された上側部材とを通常具備しており、上側部材は基礎部材の方へ移動可能であって、頂部加熱表面は、底部加熱表面と該頂部加熱表面との間に食品を収めるように底部加熱表面に対向して横たわる状態になる。
上側部材は、加熱表面を含む加熱調理/加熱キャビティ又は室を形成するように、基礎部材上に接近するべく構築される。基礎部材は、前記加熱表面間に収められた食品を照射するように設計されたマイクロ発振器を具備し、その場合、加熱調理/加熱室は、上側部材が閉鎖位置に在るときに加熱調理/加熱室の内部にマイクロ波放射を閉じ込めるように設計された放射線シールド又はチョーク・フレームを画成する。
高速な加熱調理時間の仕様を実現するために、複合加熱調理/加熱電気器具は、加熱調理/加熱室内に大きな電力密度を生成することが必要とされる。この目的の為に、複合加熱調理/加熱電気器具は、通常、食品支持表面の概ね下方で基礎部材内に配置された2つのマイクロ発振器、すなわち2つのマグネトロンと、マグネトロンの陰極に対して大きい直流(DC)電圧を供給するように構成された高電圧制御回路とを備えている。
前記複合加熱調理/加熱電気器具の或る種類の公知の高電圧制御回路は、2つの別個の高電圧変圧器と、2つの整流回路であって、その各々が、関連するマグネトロンに対して大きい直流電圧(又は直流電流DC)を供給するために、夫々の高電圧変圧器により昇圧された交流高電圧を整流する2つの整流回路とを具備している。
この解決策は、前記の2つの高電圧変圧器が高重量で嵩高く、且つ電気器具の全体的コストに大きく影響するという欠点を有している。
斯かる問題を克服する目的で、高電圧制御回路が、2つの関連する半波電圧倍増回路を用いることにより両方のマグネトロンに給電する単一の高電圧変圧器を具備するという解決策が知られている。両方の半波電圧倍増回路の入力端子が、高電圧の各半周期の間に等しい極性を有するように、半波電圧倍増回路は、一方が他方に関して同相にされて、高電圧変圧器の二次高電圧巻線に接続される。
詳細には、半波電圧倍増回路は、高電圧変圧器の二次高電圧巻線の共通端子と、マグネトロンの陰極との間において、互いに並列に接続され、且つ半波電圧倍増回路は、倍増された高電圧をマグネトロンに提供するために、二次高電圧巻線により生成された高電圧を昇圧かつ整流するように構成される。半波電圧倍増回路の回路構造及び作用は、例えば非特許文献1に開示されている。
使用に際し、交流高電圧の半周期の間において、半波電圧倍増回路は、互いに“同相”で動作する。更に詳細には、半波電圧倍増回路は、交流高電圧の第1の半周期の間(例えば、正の半波の間)において一緒に電力を供給され、且つそれらは、第2の半サイクルの間(例えば、負の半波の間)において一緒に電源切断される。
故に、第1の半サイクルの間において、高電圧制御回路は、同相であるマグネトロンの電力の実質的な合計である最大の高電力を提供するが、第2の半サイクルの間において、加熱室に提供される電力はゼロである、と言うのも半波電圧倍増回路は電源切断されるからである。
但し、第1の半サイクルの間において両方のマグネトロンの電力を同時に供給すると、加熱調理室の内部において、非常に大きい不都合な電力ピークを有する過大な電力という結果になる。
この解決策は、2つの変圧器による解決策よりも小さな断面積である少量の銅及び積層鉄心を有する小さな変圧器の使用を可能にするが、それは、特に、加熱調理/加熱室内に配置された少ない量の食品の場合、チョーク・カバーが前記電力ピークに起因して放電を受けることがあるという欠点を有している。
実際、複合加熱調理/加熱電気器具の加熱調理/加熱室は非常に小さいことから、生成された高電力ピークは、特にチョーク・カバーに対応して、前記室の内部に局所化された高電界を生成する。これにより、チョーク・カバーの全体にわたる放電、及び渦電流に起因する大きな電力損失が引き起こされることがある。更に放電は、例えば食品の残留物や水分などの導電性の汚染物質により前記室内において更に増大されて、最終的には閃光の発生をもたらすことがある。
文献からは、単一のマグネトロンに全波整流を提供する電圧倍増器も知られるが、これは多くの電子的構成要素を必要とすることから、それらはあまりに高価であるので実際には使用されない。
欧州特許第EP2063686B1号明細書
本出願人は、少なくとも一対のマグネトロンに高電圧を供給する高電圧制御回路を具備する家庭用又は業務用の加熱電気器具であって、簡素かつ安価であると共に、電力密度のピークを低減する結果として、チョーク・カバー内、導波路内及び加熱室内にて放電のリスクを低減し得る家庭用又は業務用の加熱電気器具を提供するという目的を以て綿密な研究を行った。
故に、本発明の目的は、前に示された目的を達成し得る解決策を提供することである。
本発明に依れば、加熱されるべき対象物を収容するように設計された加熱室と、関連する陽極及び陰極を有すると共に、電磁放射線を生成して前記加熱室内で照射するように構成された少なくとも一対のマグネトロンと、前記マグネトロンに電力を供給するように構成された少なくとも一つの高電圧回路を具備する少なくとも一つの電力ユニットと、を具備する家庭用もしくは業務用の電気器具であって、前記高電圧回路は、交流電圧源に接続された一次巻線と、2つの半周期を具備する周期を有する交流高電圧を提供する少なくとも二次高電圧巻線と、を具備する高電圧変圧器と、倍増高電圧を提供するために前記二次高電圧巻線と協働するように構成された少なくとも一対の半波電圧倍増回路と、夫々、前記半波電圧倍増回路と、所定電位を有する基準端子との間に接続された少なくとも第1及び第2の単方向導電デバイスであって、該第1及び第2の単方向導電デバイスは、前記交流高電圧の少なくとも一つの周期の間に前記半波電圧倍増回路により前記倍増高電圧を夫々のマグネトロンの前記陰極に対して交互に供給させるべく構成され、一方の半波電圧倍増回路は前記交流高電圧の前記半周期の内の一方の半周期の間において前記倍増高電圧を供給し、且つ他方の半波電圧倍増回路は前記交流電圧の他方の半周期の間において前記倍増高電圧を供給する、少なくとも第1及び第2の単方向導電デバイスと、を具備する家庭用もしくは業務用の電気器具が提供される。
有利には、前記マグネトロンは、電磁放射線を生成すると共に直接的に又は専用の導波路を通して前記加熱室内で照射するように構成される。
好適には、前記半波電圧倍増回路は、夫々の高電圧コンデンサを具備し、前記第1及び第2の単方向導電デバイスは、前記高電圧コンデンサが交互に充電されるべく構成され、一方の高電圧コンデンサは前記半周期の内の一方の半周期の間に給電され且つ他方の電圧コンデンサは他方の半周期の間に給電される。
好適には、第1の半波電圧倍増回路の第1の高電圧コンデンサは、前記二次高電圧巻線の第1端子に対して第1接合部を経由して接続された第1端子と、第1マグネトロンの前記陰極端子に対して第2接合部を経由して接続された第2端子とを有し、前記第2の半波電圧倍増回路の第2の高電圧コンデンサは、前記二次高電圧巻線の第2端子に対して第3接合部を経由して接続された第1端子と、前記第2マグネトロンの前記陰極端子に対して第4接合部を経由して接続された第2端子とを有する。
好適には、前記第1の半波電圧倍増回路は、前記第2接合部に接続された陽極端子と、前記二次高電圧巻線の前記第2端子に対して第5接合部を経由して接続された陰極端子とを有する第3の単方向導電デバイスを更に具備し、前記第2の半波電圧倍増回路は、前記第4接合部に接続された陽極端子と、前記二次高電圧巻線の前記第1端子に対して第6接合部を経由して接続された陰極端子とを有する第4の単方向導電デバイスを更に具備する。
好適には、前記第1の単方向導電デバイスは、前記第5接合部に接続された陽極端子と、前記所定電位に維持されている前記基準端子に接続された陰極端子とを有し、前記第2の単方向導電デバイスは、前記第6接合部に接続された陽極端子と、前記所定電位に維持されている前記基準端子に接続された陰極端子とを有する。
好適には、前記交流高電圧の第1の半周期の間において、前記第2の半波電圧倍増回路の前記第2の高電圧コンデンサが前記交流高電圧の大きさまで充電され、且つ前記第2接合部と第5接合部との間の倍増電圧が前記第1マグネトロンに供給される様に、前記第1の単方向導電デバイス及び前記第4の単方向導電デバイスは前記第1の半周期の間に導電的であるべく構成される。
好適には、前記交流高電圧の第2の半周期の間において、前記第1の半波電圧倍増回路の前記第1の高電圧コンデンサが前記交流高電圧の大きさまで充電され、且つ前記第4接合部と第6接合部との間の前記倍増電圧が前記第2マグネトロンに供給される様に、前記第2の単方向導電デバイス及び前記第3の単方向導電デバイスは前記第2の半周期の間に導電的であるべく構成される。
好適には、前記高電圧制御回路は、前記第2コンデンサ及び第1コンデンサの充電状況を夫々表す夫々の電気信号を提供するように構成された少なくとも第1及び第2の電流検知デバイスと、前記電気信号を受信するように、且つ受信された電気信号に基づいて前記第2及び第1コンデンサの充電状況を決定するように、且つ決定された前記第1コンデンサ及び第2コンデンサの充電状況に基づいて、前記第1マグネトロン及び/又は前記第2マグネトロンに対して前記倍増高電圧が正しく供給されているか否かを診断/検出するように構成された制御ユニットと、を具備する。
好適には、前記第1電流検知デバイスは、前記交流高電圧の第1の半サイクルの間に前記基準端子に対して前記第3接合部から流れる電流を測定/検知するために前記第1の単方向導電デバイスに直列に接続され、且つ測定された電流を表す前記電気信号を出力し、第2電流検知デバイスは、前記交流高電圧の第2の半波の間に前記基準端子に対して前記第1接合部から流れる電流を測定/検知するために前記第2の単方向導電デバイスに直列に接続され、且つ測定された電流を表す前記電気信号を出力する。
好適には、前記高電圧制御回路は、前記二次高電圧巻線の前記第1端子と前記第1接合部との間、又は前記第2端子と前記第3接合部との間に接続された、少なくとも一つの過電流保護デバイスを具備する。有利な実施形態において、前記電気器具は、関連する陽極及び陰極を有すると共に、電磁放射線を生成して前記加熱調理/加熱室内で照射するように構成された二対以上(好適には二対又は三対)のマグネトロンを具備し、この有利な実施形態において、前記電力ユニットは2つ以上高電圧回路を具備し、その各々は、前記二対以上のマグネトロンの内の一対の2つのマグネトロンに対して交互に電力を供給するように構成される。
好適には、前記電気器具は、加熱調理/加熱されるべき食品を支持するようにされた食品支持表面を具備する基礎部材と、頂部加熱表面に結合されて、開放位置から閉鎖位置まで水平軸線の回りで傾けられるか又は回転されるべく関節様式で基礎部材に結合された上側部材と、を具備しており、上側部材は基礎部材の方へ移動可能であって、頂部加熱表面(6)は、食品支持表面と該頂部加熱表面との間に食品を収めるように食品支持表面(3)に対向して横たわる状態になる。
好適には、前記電気器具は、命令時に、赤外線を生成し、前記加熱室内で前記食品支持表面の全面にわたり照射するように構成された赤外線生成デバイス、及び命令時に、前記頂部加熱表面を加熱するように構成された抵抗加熱デバイスを具備する。
好適には、前記電気器具は、制御パネルを使ってユーザにより選択された加熱調理プログラムに基づき、前記マイクロ発振器、前記抵抗加熱デバイス、及び前記赤外線生成デバイスを制御するように構成された制御ユニットを具備する。
好適には、前記半波電圧倍増回路は、一方が他方に関して逆相とされて、前記二次高電圧巻線に接続される。
好適には、前記電気器具は、外部ケーシングと、前記外部ケーシングの内部に配置された加熱調理/加熱室と、前記加熱調理/加熱室に対するアクセスを許容する開放位置及び前側ドアが前記加熱調理/加熱室を閉じる閉鎖位置の間で垂直軸線の回りで回転すべく外部ケーシングに対して機械的に結合された前側ドアと、を具備する。
更なる有利な実施形態において、前記家庭用もしくは業務用の電気器具は、所定数の脚部上で床上に着座するケーシングを具備するマイクロ波式洗濯乾燥器である。ケーシングは好適には、ケーシングは、この場合には乾燥室である加熱室を画成する回転洗濯ドラムであって、水平回転軸線の回りで回転し(代替実施形態において、回転軸線は傾けられているか又は垂直であり得る)、且つ該ケーシングの前壁に枢着されたドアにより閉じられた前側アクセス開口を有する、回転洗濯ドラムを支持する。
ドラムは、電気モータにより回転されると共に、該ドラムには、通気システムにより、該ドラム内に送給される乾燥空気の流れが送給される。
有利には、マイクロ波式洗濯乾燥器は、マイクロ波エネルギを乾燥室に導くためのマイクロ波エネルギ源を具備する。
マイクロ波エネルギ源は、ケーシングにより支持されて乾燥室の前側アクセス開口と同軸的である中央開口を有するフロント・パネルに有利に固定される。マイクロ波エネルギ源は、前記フロント・パネルにおける中央開口の回りに好適に対称的に配置された二対のマグネトロンであって、フロント・パネルの背部に有利に固定(好適には螺着)されてケーシングの内方へのマイクロ波の漏出を阻止する二対のマグネトロンを具備している。
各マグネトロンは好適には、マイクロ波エネルギを放出するマグネトロン・アンテナであって、フロント・パネルにおける孔を貫通してケーシングの外部に配置されたマグネトロン・アンテナを有している。
マイクロ波エネルギ源は好適には、各マグネトロンに対し、乾燥室に向けてマイクロ波を案内する導波デバイスを具備する。
各導波デバイスは好適には、ドアにより支持された偏向部材であって、乾燥室に向けてマイクロ波を導くように設計された偏向部材も具備している。
好適実施形態において、空気取入れ管路は、乾燥空気の少なくとも一部がマイクロ波エネルギ源を側方通過して流れることで、マイクロ波エネルギ源からの熱を乾燥空気に伝達する様に、マイクロ波エネルギ源に接続される。
マイクロ波式洗濯乾燥器は好適には、フロント・パネルにおける中央開口を囲繞してマイクロ波バリヤを形成する環状反射要素を具備している。
別の有利な実施形態において、前記家庭用もしくは業務用の電気器具は洗濯洗浄機械であり、この場合に加熱室は、有利には洗濯物が装填される回転可能ドラムを具備する洗濯槽である。洗濯槽は好適には、洗浄/濯ぎ水を受容すべく配置され、且つ洗浄/濯ぎ水を、及び/又は前記回転可能ドラム内に収容された洗濯物を直接的に加熱するために、本発明に係る一対以上のマグネトロンが配備される。
本発明の更なる特徴及び利点は、その好適実施形態の幾つかに関して添付図面を参照して提供される以下の詳細な説明において相当に詳細に強調されよう。図面中において、対応する特徴及び/又は構成要素は、同一の参照番号により特定される。
先行技術のプロ用のマイクロ波式の加熱調理/加熱電気器具に含まれる一対のマグネトロンに供給される電流の時間的変動を示すグラフである。 本発明に従って作成された、プロ用のマイクロ波式食品加熱調理/加熱電気器具に対応する家庭用もしくは業務用の電気器具の斜視図である。 図2に示された電気器具の、明瞭化のために部材が省略された概略的断面図である。 本発明に係る電気器具内に設置された一対のマグネトロンに対して高電圧を供給する高電圧制御回路の概略図である。 前記高電圧制御回路の高電圧変圧器により提供される交流高電圧の第1の半周期の間における該高電圧制御回路の動作を示す図である。 前記高電圧制御回路の高電圧変圧器により提供される交流高電圧の第2の半周期の間における該高電圧制御回路の動作を示す図である。 本発明に係る電気器具において第1のマグネトロンに供給される電圧のグラフである。 本発明に係る電気器具において第2のマグネトロンに供給される電圧のグラフである。 本発明に係るマイクロ波式食品加熱調理/加熱電気器具の加熱キャビティ内で照射される電力のグラフである。 本発明に係る高電圧制御回路の更なる好適実施形態を示す図である。 本発明に係る高電圧制御回路の更なる好適実施形態を示す図である。 本発明の更なる実施形態に係るマイクロ波式洗濯乾燥器の概略的側面図である。 図12のマイクロ波式洗濯乾燥器のフロント・パネルの斜視図である。
本発明の高電圧制御回路は、加熱調理/加熱室内の食品が、少なくとも一対のマイクロ発振器により個別に、又はこれに加え、例えば、抵抗式熱生成器及び赤外線生成器などのような他の種類の加熱デバイスにより加熱調理/加熱され得る、食品を加熱調理/加熱する“複合”電気器具に適用されたときに特に有用であることが判明した。
但し、高電圧制御回路は、食品を加熱調理/加熱する複合電気器具に関して説明されるが、他の用途が想定されることが理解されるべきである。理解され得るように、本発明は、例えば、外部ケーシングと、前記外部ケーシングの内部に配置された加熱室と、前記加熱室に対するアクセスを許容する開放位置及び前側ドアが加熱室を閉じる閉鎖位置の間で垂直軸線の回りで回転すべく外部ケーシングに対して機械的に結合された前側ドアと、を有する(不図示の)従来型の家庭用電子レンジのような他の種類の家庭用もしくは業務用の電気器具に対して好適に適用され得る。
図2及び図3には、本発明に係る家庭用もしくは業務用の電気器具の有利な実施形態が示され;この有利な実施形態において、家庭用もしくは業務用の電気器具は、少なくともマイクロ波放射により食品を迅速に加熱調理/加熱すべく構成された家庭用もしくは業務用/プロ用の複合食品加熱電気器具のようなマイクロ波式の食品加熱調理/加熱電気器具1である。
図2に示された有利な実施形態を参照すると、食品加熱調理/加熱電気器具1は、加熱/加熱調理されるべき食品を支持するようにされた食品支持表面3を具備する基礎部材2と、好適には頂部加熱表面6に結合されて、(図2に示され、且つ図3においては破線で示された)開放位置から(実線により図3に示された)閉鎖位置まで水平軸線Aの回りで傾けられるか又は回転されるべく好適には関節様式で基礎部材2に結合された上側部材4とを好適に具備しており、上側部材4は基礎部材2の方へ移動可能であって、頂部加熱表面6は、食品支持表面3と該頂部加熱表面6との間に食品を収めるように食品支持表面3に対向して横たわる状態になる。
図3に示された好適実施形態を参照すると、上側部材4は、加熱表面を収容する加熱調理/加熱室7を形成するように基礎部材2上に接近すべく構築される。
図2に示された例示的実施形態に関し、加熱調理/加熱電気器具1は、好適には少なくとも一対のマグネトロン8a、8bである少なくとも一対のマイクロ発振器を更に具備し、マグネトロンは、好適には食品支持表面3の下方にて基礎部材2の内部区画内に配置され得ると共に、マグネトロンは、好適には(不図示の)導波路キャビティに接続されることで、有利には上側部材4が閉鎖位置に配置されたときに、マイクロ波放射を生成して加熱調理/加熱室7内に照射する。
加熱調理/加熱電気器具1は、好適には、以下において詳細に開示される如く、マグネトロン8a、8bに対して高電圧を供給するように構成された高電圧回路9と、好適には、必須ではないが、命令時に(もし有利に配備されているならば)頂部加熱表面6を加熱するように構成された抵抗加熱デバイス10とを備える電力ユニット5を更に具備している。電力ユニット5はまた、命令時に、赤外線を生成して加熱室7内で食品支持表面3の全面にわたり照射するように構成された赤外線生成デバイス11も有利に具備し得る。
電力ユニット5はまた、好適には制御パネル14を使ってユーザにより選択された加熱調理プログラムに基づき、マグネトロン8a及び8b、(もし有利に配備されているなら)抵抗加熱デバイス10、及び(もし有利に配備されているなら)赤外線生成デバイス11を制御するように構成された電子的制御ユニット12も有利に具備し得る。
基礎部材2、上側部材4、加熱室7、食品支持表面3、頂部加熱表面6、抵抗加熱デバイス10、及び赤外線生成デバイス11は、本出願人により出願された特許文献1の説明により好適に説明されているので、これ以上は説明されない。前記特許文献1はここで言及したことにより援用される。
図4に示された好適実施形態を参照すると、高電圧制御回路9は、好適には、主要高電圧の半周期に基づき交互にマグネトロン8a及び8bに対して高電圧を供給するように構成されている。故に、本明細書で以下において詳細に開示される如く、高電圧制御回路9は都合のよいことに、交流高電圧の一方の半周期の間はマグネトロン8aに電圧を加え、交互に、他方の半周期の間は他方のマグネトロン8bに電圧を加えるように構成されている。
図4に示された好適実施形態を参照すると、高電圧制御回路9は、交流電圧源17に接続されて主交流電圧V1を受ける一次巻線13aと、第1端子T1及び第2端子T2を具備しそれら端子同士の間に交流高電圧V2を提供する二次高電圧巻線13bとを具備する高電圧変圧器13を具備している。図5及び図6を参照すると、交流高電圧V2は、本明細書で以下においてはW1及びW2により表される2つの半周期を具備する周期Wを有している。
高電圧変圧器13は、第1マグネトロン8aの陰極端子TC1と陽極端子TA1との間に接続された抵抗フィラメントに電力を供給するために、これらの端子間に交流低電圧を提供する第1低電圧巻線13cと、第2マグネトロン8bの陰極端子TC2と陽極端子TA2との間に接続された抵抗フィラメントに電力を供給するために、これらの端子間に交流低電圧を提供する第2低電圧巻線13dとを更に具備し得る。
高電圧回路9は、第1マグネトロン8aの陰極端子TC1に対し、倍増された高電圧DVH=V2+V2を供給するために、本明細書で以下において詳細に開示される如く、二次高電圧巻線13bと協働するように構成された第1の半波電圧倍増回路15と、第2マグネトロン8bの陰極端子TC2に対し、倍増高電圧DVHを供給するために、本明細書で以下において詳細に開示される如く、二次高電圧巻線13bと協働するように構成された第2の半波電圧倍増回路16とを更に具備している。
図4に示された例示的実施形態を参照すると、第1の半波電圧倍増回路15は、接合部20を経由して二次高電圧巻線13bの第1端子T1に接続された第1端子15aと、接合部21を経由して第1マグネトロン8aの陰極端子TC1に接続された第2端子15bとを具備している。
第1の半波電圧倍増回路15は更に、接合部26を経由して二次高電圧巻線13bの第2端子T2に接続された第2端子15bを具備している。
第1の半波電圧倍増回路15は、第1端子15aに接続された第1端子と、接合部21を経由して第1マグネトロン8aの陰極端子TC1に接続された第2端子とを有する高電圧コンデンサ19を有利に具備する。
第1の半波電圧倍増回路15は更に、接合部21に接続された陽極と、接合部24を経由して第2端子15bに接続された陰極とを有する、例えばダイオードなどの単方向導電デバイス23を具備している。
図4に示された例示的実施形態を参照すると、第2の半波電圧倍増回路16は、接合部26を経由して二次高電圧巻線13bの第2端子T2に接続された第1端子16aと、接合部20を経由して二次高電圧巻線13bの第1端子T1に接続された第2端子16bとを具備している。
第2の半波電圧倍増回路16は、第1端子16aに接続された第1端子と、接合部27を経由して第2マグネトロン8bの陰極端子TC2に接続された第2端子とを有する高電圧コンデンサ25を有利に具備する。
第2の半波電圧倍増回路16は、接合部27に接続された陽極と、接合部29を経由して第2端子16bに接続された陰極とを有する、例えばダイオードなどの単方向導電デバイス28を有利に具備している。
図4に示された例示的実施形態を参照すると、高電圧制御回路9は、更に、接合部24に接続された陽極と、例えば接地電位VGNDなどの所定電位に維持されている端子30に接続された陰極とを有する、例えばダイオードなどの単方向導電デバイス31を有利に具備している。
高電圧制御回路9は更に、接合部29に接続された陽極と、例えば接地電位VGNDなどの所定電位に維持されている端子33に接続された陰極とを有する、例えばダイオードなどの単方向導電デバイス32を有利に具備している。
単方向導電デバイス28及び31は、半波電圧倍増回路15及び16により、少なくとも交流高電圧V2の周期Wの間において、夫々のマグネトロン8a及び8bの陰極TC1及びTC2に対して交互に倍増高電圧DVHを供給させるべく構成される。
本発明に依れば、以下において更に良好に説明される如く、一方の半波電圧倍増回路15は、一方の半周期W1の間において倍増高電圧DVHをマグネトロン8aに有利に供給し、且つ他方の半波電圧倍増回路16は、交流高電圧V2の他方の半周期W2の間においてマグネトロン8bに対して倍増高電圧DVHを供給する。
図4に示された例示的実施形態を参照すると、半波電圧倍増回路15及び16は、一方が他方に関して“逆相”として、二次高電圧巻線13bに接続される。
図4に示された例示的実施形態においては、使用に際し、高電圧V2の半周期の間において、半波電圧倍増回路15の端子15a及び15bは半波電圧倍増回路16の端子16a及び16bと逆に極性化され、且つ次の半周期の間において、任意の対の端子15a、15b及び16a、16bの電圧極性が、先のものと比較して反転される様態で、半波電圧倍増回路15の端子15a及び15b及び半波電圧倍増回路16の端子16a及び16bは、一方が他方に関して逆相とされて、第1端子T1及び第2端子T2に接続される。
図5及び図6を参照すると、逆相の接続の故に、半周期の間において、交流高電圧V2が半波電圧倍増回路15の端子15a及び15bに供給され、且つ電気的に180°だけ位相シフトされた同一の高電圧V2が、半波電圧倍増器16の端子16a及び16bに提供される。
図2及び図5に示された例示的実施形態において理解され得る如く、交流高電圧V2の半周期W1の間において、高電圧コンデンサ25は高電圧V2の大きさまで充電されて、接合部21及び24の間に存在する倍増電圧DVHが第1マグネトロン8aに供給される如く、単方向導電デバイス31及び単方向導電デバイス28は、これらの半周期W1の間に導電性であるように構成される。
図2及び図6に示された例示的実施形態において理解され得る如く、半周期W1に関して逆相である交流高電圧V2の半周期W2の間において、第1の半波電圧倍増回路15の高電圧コンデンサ19は高電圧V2の大きさまで充電され、且つ第2の半波電圧倍増回路16の接合部27及び29の間に存在する倍増電圧DVHが第2マグネトロン8bに供給される如く、単方向導電デバイス32及び単方向導電デバイス23は、これらの半周期W2の間に導電性であるように構成される。
以下においては、高電圧制御回路9の動作が開示され、そこでは、図5及び図6に示された正弦波のグラフにおける電圧サイクルの開始時に、両方のコンデンサ19及び25が放電され、且つ二次高電圧巻線13bは、例えば2,200Vなどの高電圧V2を提供することが想定される。
図5に示された正弦波のグラフ上の正のサイクル、すなわち、第1の半周期の間において、二次高電圧巻線13bからの電圧V2は、示された極性に従って増大する。
斯かる半周期W1上で、単方向導電デバイス28はオンであり(それは導電する)、且つ単方向導電デバイス32はオフである(それは導電しない)が、単方向導電デバイス31はオンであり(それは導電する)、且つ単方向導電デバイス23はオフである(それは導電しない)。故に、図5に示された高電圧コンデンサ25を充電するために、電流は第2の半波倍増回路16の単方向導電デバイス28を通して流れる。
高電圧コンデンサ25の充電時間の間、第2マグネトロン8bに対する電圧は無い、と言うのも、一方では、単方向導電デバイス32がオフであり、且つ他方では、二次高電圧巻線13bにより生成される電流は、単方向導電デバイス28を通し、上流に向きを変えるからである。コンデンサ25の端子間の電圧は、二次高電圧巻線13bの電圧により、例えば、図5に示された極性を有する2,200Vなどの高電圧値まで上昇する。
図6に示された正弦波のグラフ上でW2として表された第2の半周期の間において、高電圧V2が負の半波へと振れたとき、単方向導電デバイス28はオフであり(それは導電しない)、単方向導電デバイス32はオンであり(それは導電する)、単方向導電デバイス31はオフであり(それは導電しない)、且つ単方向導電デバイス23はオンである(それは導電する)。
単方向導電デバイス23及び31は、夫々、オン及びオフであることから、電流は、高電圧コンデンサ19を充電するために、単方向導電デバイス23を通して流れる。
故に、第2の半周期W2の間、コンデンサ19の端子間の電圧は、二次高電圧巻線13bの電圧により、例えば、図6に示された極性を有する2,200Vなどの高電圧値まで上昇する。同様に、第2の半周期W2の間、二次高電圧巻線13bからの高電圧V2、及び第2の半波倍増回路16のコンデンサ25の端子間の電圧は、二次高電圧巻線13b及び充電されたコンデンサ25が直列である2つのエネルギ源として動作する様に、同一の極性を有する。故に、二次高電圧巻線13bの端子間の電圧V2=2,200Vは、コンデンサ25に蓄積された高電圧VC2=2,200Vに付加され、且つ倍増された高電圧である合計電圧DHV=V2+VC2=5,400Vが、第2マグネトロン8bの陰極TC2に供給される。
単方向導電デバイス28は整流器として作用することから、第2の半周期W2の間に第2マグネトロン8bに供給される倍増高電圧は、DC電圧である。
第2の半周期W2の間、第1マグネトロン8aに対する電圧は無い、と言うのも、一方では、単方向導電デバイス31がオフであり、且つ他方では、二次高電圧巻線13bにより生成された電流は、コンデンサ19を充電するために単方向導電デバイス23を通して上流に向きを変えるからである。
第1の半周期W1の間において、高電圧が再び正の半波へと振れたとき、単方向導電デバイス28はオンであり、単方向導電デバイス32はオフであり、単方向導電デバイス31はオンであり、且つ単方向導電デバイス23はオフである。
故に、第1の半周期W1の間、二次高電圧巻線13bからの高電圧、及び第1の半波倍増回路15のコンデンサ19の端子間の電圧は、二次高電圧巻線13b、及び第2の半周期W2の間に充電されたコンデンサ19が直列である2つのエネルギ源として動作する様に、同一の極性を有する。故に、二次高電圧巻線13bの端子間の電圧V2=2,200Vは、コンデンサ19に蓄積された高電圧VC2=2,200Vに付加され、且つ倍増された高電圧である合計電圧DVH=V2+VC2=5,400Vが、第1マグネトロン8aの陰極TC1に供給される。単方向導電デバイス23は整流器として作用することから、第1の半周期W1の間に第1マグネトロン8aに供給される倍増高電圧は、DC電圧である。
二次高電圧巻線13bの端子T1及びT2と、接地電位VGNDを有する端子30、33との間における単方向導電デバイス31及び32の斯かる接続の故に、コンデンサ19及び25は、マグネトロン8a、8bが交互に電力を供給される様に、夫々の半周期の間において交互に充電され得る。本出願人は、マグネトロン8a及び8bが、逆相にて、すなわち、交流供給電圧の主要周期の夫々の半周期の間において、交互に電力を供給されるならば、加熱室7内に生成される瞬間的な電力ピークは減少される(平均的な電力は維持される)ことから、加熱室内の放電の相当の減少が引き起こされることを見出した。
更に、本発明は、複合加熱調理/加熱電気器具において使用されるときに特に好都合である、と言うのも本発明は、所定の加熱調理時間の終了時に、大きな電力ピークの生成を引き起こさずに、公知の加熱調理/加熱電気器具により提供されるのと同一量の熱エネルギを提供し得るからである。
実際、マグネトロンは半周期において交互に動作し、すなわち、第1マグネトロンは一つの半周期の間に動作し、且つ第2マグネトロンは別の半周期の間に動作することから、一つの電圧周期の間に加熱室内で生成される熱エネルギの全体量は、公知の解決策により単一の半周期の間に提供される熱エネルギの量と等しい。
但し、本発明の解決策において、電圧周期の間における電力密度は非常に低減される、と言うのも、マグネトロンは、各半周期の間に交互に作動され、公知の解決策の様に同時に作動されないからである。
故に、本発明は、加熱調理/加熱時間に関して公知の電気器具と同一の加熱調理/加熱性能を有するが、電力ピークの欠点は無い加熱調理/加熱電気器具を提供する。
図7及び図8は、本出願人により行われた実験室試験の幾つかの結果を示しており、図7は、半周期W1の間にマグネトロン8aに供給された倍増電圧DVHを示しているが、図8は、半周期W2の間にマグネトロン8bに供給された倍増電圧DVHを示している。
図9は、実験室試験の間に本出願人が獲得したグラフであり、本発明に従い作成された加熱調理/加熱電気器具の加熱調理/加熱室に提供された電力が示されている。図9に示されたグラフが、半周期の間においてマグネトロン8a及び8bを流れる電流の間接的な測定により獲得されたことを指摘することは有用である。
詳細には、図9の電力Pのグラフは、次式により求められる:
P=DVH1×I1+DVH2×I2
式中、
DVH1は、第1マグネトロン8aの陰極と接地との間で測定された倍増電圧であり;
DVH2は、第2マグネトロン8bの陰極と接地との間で測定された倍増電圧であり;
I1は、第1マグネトロン8aを通して流れる電流であり;
I2は、第2マグネトロン8bを通して流れる電流である。
図9のグラフPにおいて示された如く、加熱室7内の電力密度の二乗平均は高いままであり、すなわち、公知の解決策と同様であるとしても、加熱室内の電力Pのピークは都合よく半分まで下降されている。
図4に示された実施形態を参照すると、高電圧制御回路9は更に、コンデンサ19及び25の充電状況を夫々表すべく対応する電気信号S1及びS2を提供するように構成された電流検知デバイス34及び35を具備し得る。
制御ユニット12は、電気信号S1及びS2を受信し、該電気信号S1及びS2に基づいてコンデンサ19及び25の充電状況を決定し、且つ決定されたコンデンサ19及び25の充電状況に基づき、マグネトロン8a及び/又はマグネトロン8bに対して倍増高電圧DVHが正しく供給されているか否かを診断/検出するように構成され得る。有利には、制御ユニット12は、コンデンサ19及び25の充電状況に基づき、マグネトロン8a及び/又はマグネトロン8bに供給される倍増高電圧DVHが不正確であるか否かを検出するように構成され得る。
図4に示された例示的実施形態を参照すると、電流検知デバイス34は、半周期W1の間に接合部26から端子30に対して流れる電流を測定/検知するために単方向導電デバイス31に対して有利に直列に接続されると共に、測定された電流を表す電気信号S1を出力し;電流検知デバイス35は、半周期W2の間に接合部20から端子33に流れる電流を測定/検知するために単方向導電デバイス32に対して直列に接続されると共に、測定された電流を表す電気信号S2を出力する。
図4に示された実施形態を参照すると、高電圧制御回路9は、夫々、二次高電圧巻線13bの少なくとも一方の端子T1又はT2と接合部20又は26との間に好適に接続された少なくとも一つの過電流保護デバイス36、すなわちヒューズを有利に更に具備し得る。
過電流保護デバイス36は、動作電流よりも大きい定格電流を有すべく寸法設定されることでヒューズの不都合な介入を回避すべく広い許容範囲を提供し得るヒューズを具備し得る。実際、短絡電流は、通常的な動作電流に非常に近いものであり得る。但し、介入を確実とするために、保護ヒューズの定格電流は、通常的な動作電流に近く設定され得る。
好適には、ヒューズは、その継続的な電流定格I_fuseが次式に従って設定され得る様に構成され得る:
I_fuse=1.5×I_peak
式中、I_peakは、通常的な動作条件においてマグネトロンの陰極に対して高電圧制御回路9が供給する電流のピークである。障害の場合、短絡電流は通常的な動作電流よりも相当に大きいことが指摘される。
本出願人は、通常的な動作電流のピークよりも大きい定格電流を有するヒューズは、一方では、短絡の場合におけるヒューズの介入を確実とすると共に、他方では、不都合な介入を回避することを見出した。
図10に示された有利な実施形態は、電力ユニット5と類似する電力ユニット40であって、その構成部材は、可能である場合、電力ユニット5の対応部材を特定するのと同一の参照番号により表される電力ユニット40に関する。
電力ユニット40は電力ユニット5とは異なる、と言うのも、それは、各々が、図4、図5及び図6に関して記述された高電圧制御回路9と実質的に同一である3つの高電圧制御回路9を具備するからであり、その各々は、前に開示された処に従い交流電圧の夫々の半周期に基づいて2つのマグネトロン8a、8bに対して交互に電圧を加える。電力ユニット40は、三相の家庭用もしくは業務用の電気器具で動作するように構成されることが指摘される。
図11に示された更なる有利な実施形態においては、二対のみのマグネトロン8a、8bが配備され得、この実施形態において、構成部材は、可能である場合、電力ユニット5の対応部材を特定するのと同一の参照番号により表される。この有利な実施形態においては、マグネトロン8a、8bに対して高電圧を供給すべく電力ユニット140が構成され;該電力ユニット140は電力ユニット5に類似するが、電力ユニット5とは異なる、と言うのも、それは、各々が、図4、図5及び図6に関して記述された高電圧制御回路9と実質的に同一である2つの高電圧制御回路9を具備するからであり、その各々は、前に開示された処に従い交流電圧の夫々の半周期に基づいて2つのマグネトロン8a、8bに対して交互に電圧を加える。この場合、電力ユニット140は、二相の家庭用もしくは業務用の電気器具で動作するように構成されることが指摘される。
本発明に係る家庭用もしくは業務用の電気器具の別の有利な実施形態は、図12及び図13に示されており、その場合、家庭用もしくは業務用の電気器具は、所定数の脚部上で床上に着座するケーシング102を具備するマイクロ波式洗濯乾燥器101である。ケーシング102は、この場合には乾燥室である加熱室7を画成する回転洗濯ドラム103であって、水平回転軸線105の回りで回転し(不図示の代替実施形態において、回転軸線105は傾けられているか又は垂直であり得る)、且つ該ケーシング102の前壁に枢着されたドア104により閉じられた前側アクセス開口106を有する、回転洗濯ドラム103を支持する。該ドラム103は、(不図示の)電気モータにより回転されると共に、該ドラムには、(図12におけるのと同様であり、すなわち、ドラム103からの高温の乾燥空気が外部環境内へ直接的に排気される排気型、又は再循環型、すなわち、ドラム103から退出する空気が、脱湿及び再加熱された後に前者に対して再進入される型であり得る)通気システム108により、該ドラム103内に送給される乾燥空気の流れが送給される。
図12の有利な実施形態において、通気システム108は、外気を吸引し、該空気を加熱し、且つ高温の乾燥空気を流入開口110を通してドラム103内に送給する空気取入れ管路109と、ドラムから湿気のある高温の乾燥空気を、流出開口112を通して外部に排出する空気排出管路111と、空気取入れ管路109に沿って配置された遠心ファン113及び加熱デバイス114とを有利に具備している。
通気システム108の配置構成は、此処では、本発明の一実施形態に関して例示的にのみ参照されており、異なるものであり得ることが指摘されるべきである。例えば、通気システム108は、空気排出管路111に沿い配置された凝縮器であって、ドラム103からの湿潤した高温空気の流れ中の蒸気を凝縮する凝縮器を具備し得ると共に、該凝縮器からの乾燥空気の少なくとも一部分は、空気取入れ管路109内に戻し送給され得る。
マイクロ波式洗濯乾燥器101は、乾燥室7にマイクロ波エネルギを導くマイクロ波エネルギ源115を具備する。図12及び図13に示された如く、マイクロ波エネルギ源115は、ケーシング102により支持されたフロント・パネル116(特に、それは好適にはケーシング102の一部を形成するか又はそれに固定され得る)であって、乾燥室7の前側アクセス開口106と同軸的である中央開口117を有するフロント・パネル116に有利に固定される。
マイクロ波エネルギ源115は、フロント・パネル116における中央開口117の回りに好適に対称的に配置された二対のマグネトロン8a、8bであって、好適には、フロント・パネル116の背部に固定(螺着)されてケーシング102の内方へのマイクロ波の漏出を阻止する二対のマグネトロン8a、8bを有利に具備している。
各マグネトロン8a、8bは、マイクロ波エネルギを放出するマグネトロン・アンテナ120a、120bであって、フロント・パネル116における孔121を貫通してケーシング102の外部に配置されたマグネトロン・アンテナ120a、120bを有利に有している。
マイクロ波エネルギ源115は、各マグネトロン8a、8bに対し、乾燥室104に向けてマイクロ波を案内する導波デバイス122を好適に具備する。各導波デバイス122は、ドア104により支持された偏向部材125であって、乾燥室104に向けてマイクロ波を導くように設計された偏向部材125も好適に具備している。
図12に示された有利な実施形態において、空気取入れ管路109は、乾燥空気の少なくとも一部がマイクロ波エネルギ源115を側方通過して流れることで、マイクロ波エネルギ源115からの熱を乾燥空気に伝達する様に、マイクロ波エネルギ源115に接続される。更に詳細には、新鮮な乾燥空気(すなわち、加熱デバイス114により未だ加熱されていない、外部からの乾燥空気)は、マグネトロン8a、8bを側方通過して流れることでそれらを冷却すると同時に、(当然乍ら、マイクロ波エネルギ源115の下流に配置されている)加熱デバイス114の上流の新鮮な乾燥空気を予熱する。
図12に示された如く、マイクロ波式洗濯乾燥器101は、フロント・パネル116における中央開口117を囲繞してマイクロ波バリヤを形成する環状反射要素127を好適に具備している。
図12及び図13に示された有利な実施形態において、各対のマグネトロン8a、8bは、図4乃至図6に示された高電圧回路9と同一的な高電圧制御回路により有利に給電される。
別の有利な実施形態において、二対のマグネトロン8a、8bは、図12及び図13には示されず、図11に示された電力ユニット140と同一的である電力ユニットにより有利に給電され得る。示されない更なる有利な実施形態において、家庭用もしくは業務用の電気器具は洗濯洗浄機械であり、この場合に加熱室は、洗濯物が装填される回転可能ドラムを具備する洗濯槽である。前記洗濯槽は洗浄/濯ぎ水を受容するように有利に配置構成され、また前記洗浄/濯ぎ水を、及び/又は回転可能ドラム内に収容された洗濯物を直接的に加熱するために、図4乃至図11に関して上述された複数対のマグネトロンとして構成された本発明に係る一対以上のマグネトロンが配備される(単一対、二対、三対、又は更に多い対のマグネトロンを配備する可能性は在る)。
故に、本発明は、設定された全ての目的が達成されることを許容することが示された。
実際、本発明は、所定の加熱時間の終了時に、公知の加熱電気器具により提供されるのと同一量の熱エネルギを、但し高出力ピークの生成を引き起こさずに、提供し得る。
実際、一つの電圧周期において、マグネトロンは半周期において交互に動作し、すなわち、第1マグネトロンは半周期の間に動作し且つ第2マグネトロンは別の半周期の間に動作することから、一つの電圧周期の間に加熱室内で生成される熱エネルギの全体量は、公知の解決策により単一の半周期の間に提供される熱エネルギの量に等しい。
但し、本発明の解決策において、一つの電圧周期の間における電力密度は相当に減少される、と言うのも、マグネトロンは、半周期の間に交互に作動され、公知の解決策におけるように同時に作動されないからである。
従って、一方では、一つの電圧周期の間に加熱されるべき物体(例えば食品、水、洗濯物など)に提供される全体的電力が、公知の加熱電気器具により半周期において生成される電力に等しいとしても、他方では、本発明に依れば全体的電力は好都合にも2つの半周期に分割されることで、出力ピークが著しく減少される。
故に、本発明は、加熱時間に関しては公知の電気器具と同一の加熱性能を有するが、出力ピークの欠点が無い加熱電気器具を提供する。
本発明は、図面中に示された特定実施形態に関して記述されてきたが、本発明は本明細書中に示され且つ記述された特定実施形態に限定されず、逆に、本明細書中に記述された実施形態の更なる変更例は、請求項中において定義される本発明の有効範囲内に収まることを銘記すべきである。
1 マイクロ波式の食品加熱調理/加熱電気器具
2 基礎部材
3 食品支持表面
4 上側部材
5 電力ユニット
6 頂部加熱表面
7 加熱調理/加熱室
8a 第1マグネトロン
8b 第2マグネトロン
9 高電圧制御回路
13 高電圧変圧器
13a 一次巻線
13b 二次高電圧巻線
15 第1の半波電圧倍増回路
16 第2の半波電圧倍増回路
17 交流電圧源
30 基準端子
31 第1の単方向導電デバイス
32 第2の単方向導電デバイス
33 基準端子
TA1、TA2 陽極端子
TC1、TC2 陰極端子

Claims (15)

  1. 加熱されるべき対象物を収容すべく設計された加熱室(7)と、
    関連する陽極(TA1)(TA2)及び陰極(TC1)(TC2)を有すると共に、電磁放射線を生成して前記加熱室(7)内で照射するように構成された少なくとも一対のマグネトロン(8a)(8b)と、
    前記マグネトロン(8a)(8b)に電力を供給するように構成された少なくとも一つの高電圧回路(9)を具備する少なくとも一つの電力ユニット(5、40、140)と、
    を具備する家庭用もしくは業務用の電気器具(1、101)であって、
    前記高電圧回路(9)は、
    交流電圧源(17)に接続された一次巻線(13a)と、2つの半周期(W1)(W2)を具備する周期(W)を有する交流高電圧(V2)を提供する少なくとも二次高電圧巻線(13b)と、を具備する高電圧変圧器(13)と、
    倍増高電圧(DVH)を提供するために前記二次高電圧巻線(13b)と協働するように構成された少なくとも一対の第1及び第2の半波電圧倍増回路(15)(16)と、
    夫々、前記第1及び第2の半波電圧倍増回路(15)(16)と、所定電位(GND)を有する基準端子(30)(33)との間に接続された少なくとも第1及び第2の単方向導電デバイス(31)(32)であって、該第1及び第2の単方向導電デバイス(31)(32)は、前記交流高電圧(V2)の少なくとも一つの周期(W)の間に前記第1及び第2の半波電圧倍増回路(15)(16)により前記倍増高電圧(DVH)を夫々のマグネトロン(8a)(8b)の前記陰極(TC1)(TC2)に対して交互に供給させるべく構成され、前記第1の半波電圧倍増回路(15)は前記交流高電圧(V2)の前記半周期の内の一方の半周期(W1)の間において前記倍増高電圧(DVH)を供給し、且つ前記第2の半波電圧倍増回路(16)は前記交流電圧(V2)の他方の半周期(W2)の間において前記倍増高電圧(DVH)を供給する、少なくとも第1及び第2の単方向導電デバイス(31)(32)と、
    を具備することを特徴とする、家庭用もしくは業務用の電気器具(1、101)。
  2. 前記第1及び第2の半波電圧倍増回路(15)(16)は、夫々の高電圧コンデンサ(19)(25)を具備し、
    前記第1及び第2の単方向導電デバイス(31)(32)は、前記高電圧コンデンサ(19)(25)が交互に充電されるべく構成され、一方の高電圧コンデンサ(19)は前記半周期の内の一方の半周期(W2)の間に給電され且つ他方の電圧コンデンサ(25)は他方の半周期(W1)の間に給電される、請求項1に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  3. 第1の半波電圧倍増回路(15)の第1の高電圧コンデンサ(19)は、前記二次高電圧巻線(13b)の第1端子(T1)に対して第1接合部(20)を経由して接続された第1端子と、前記少なくとも一対のマグネトロン(8a)(8b)の第1マグネトロン(8a)の前記陰極(TC1)に対して第2接合部(21)を経由して接続された第2端子とを有し、
    前記第2の半波電圧倍増回路(16)の第2の高電圧コンデンサ(25)は、前記二次高電圧巻線(13b)の第2端子(T2)に対して第3接合部(26)を経由して接続された第1端子と、前記少なくとも一対のマグネトロン(8a)(8b)の第2マグネトロン(8b)の前記陰極(TC2)に対して第4接合部(27)を経由して接続された第2端子とを有する、請求項1に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  4. 前記第1の半波電圧倍増回路(15)は更に、前記第2接合部(21)に接続された陽極端子と、前記二次高電圧巻線(13b)の前記第2端子(T2)に対して第5接合部(24)を経由して接続された陰極端子とを有する第3の単方向導電デバイス(23)を具備し、
    前記第2の半波電圧倍増回路(16)は更に、前記第4接合部(27)に接続された陽極端子と、前記二次高電圧巻線(13b)の前記第1端子(T1)に対して第6接合部(29)を経由して接続された陰極端子とを有する第4の単方向導電デバイス(28)を具備する、請求項3に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  5. 前記第1の単方向導電デバイス(31)は、前記第5接合部(24)に接続された陽極端子と、前記所定電位(VGND)に維持されている前記基準端子(30)に接続された陰極端子とを有し、
    前記第2の単方向導電デバイス(32)は、前記第6接合部(29)に接続された陽極端子と、前記所定電位(VGND)に維持されている前記基準端子(33)に接続された陰極端子とを有する、請求項4に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  6. 前記交流高電圧(V2)の第1の半周期(W1)の間において、前記第2の半波電圧倍増回路(16)の前記第2の高電圧コンデンサ(25)が前記交流高電圧(V2)の大きさまで充電され、且つ前記第2接合部(21)と第5接合部(24)との間の倍増電圧(DVH)が前記第1マグネトロン(8a)に供給される様に、前記第1の単方向導電デバイス(31)及び前記第4の単方向導電デバイス(28)は前記第1の半周期(W1)の間に導電的であるべく構成される、請求項5に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  7. 前記交流高電圧(V2)の第2の半周期(W2)の間において、前記第1の半波電圧倍増回路(15)の前記第1の高電圧コンデンサ(19)が前記交流高電圧(V2)の大きさまで充電され、且つ前記第4接合部(27)と第6接合部(29)との間の前記倍増電圧(DVH)が前記第2マグネトロン(8b)に供給される様に、前記第2の単方向導電デバイス(32)及び前記第3の単方向導電デバイス(23)は前記第2の半周期(W2)の間に導電的であるべく構成される、請求項5に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  8. 前記高電圧回路(9)は、
    少なくとも第1(34)及び第2(35)の電流検知デバイスであって、前記第2の高電圧コンデンサ(25)及び第1の高電圧コンデンサ(19)の充電状況を夫々表す夫々の電気信号(S1)及び(S2)を提供するように構成された少なくとも第1(34)及び第2(35)の電流検知デバイスと、
    前記電気信号(S1)(S2)を受信すべく、且つ受信された電気信号(S1)(S2)に基づいて前記第2の高電圧コンデンサ(25)及び第1の高電圧コンデンサ(19)の充電状況を決定するように、且つ決定された前記第1の高電圧コンデンサ(19)及び第2の高電圧コンデンサ(25)の充電状況に基づいて、前記第1マグネトロン(8a)及び/又は前記第2マグネトロン(8b)に対して前記倍増高電圧(DVH)が正しく供給されているか否かを診断/検出するように構成された制御ユニット(12)と、
    を具備する、請求項3に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  9. 前記第1電流検知デバイス(34)は、前記交流高電圧(V2)の第1の半サイクル(W1)の間に前記基準端子(30)に対して前記第3接合部(26)から流れる電流を測定/検知するために前記第1の単方向導電デバイス(31)に対して直列に接続され、且つ測定された電流を表す前記電気信号(S1)を出力し、
    第2電流検知デバイス(35)は、前記交流高電圧(V2)の第2の半波(W2)の間に前記基準端子(33)に対して前記第1接合部(20)から流れる電流を測定/検知するために前記第2の単方向導電デバイス(32)に対して直列に接続され、且つ測定された電流を表す前記電気信号(S2)を出力する、請求項8に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  10. 前記高電圧回路(9)は、前記二次高電圧巻線(13b)の前記第1端子(T1)と前記第1接合部(20)との間、又は前記第2端子(T2)と前記第3接合部(26)との間に接続された、少なくとも一つの過電流保護デバイス(36)を具備する、請求項3に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  11. 該家庭用もしくは業務用の電気器具は、関連する陽極及び陰極を有すると共に、電磁放射線を生成して前記加熱室(7)内で照射するように構成された二対以上のマグネトロン(8a)(8b)を具備し、
    前記電力ユニット(5、40、140)は2つ以上の高電圧回路(9)を具備し、各高電圧回路(9)は、前記二対以上のマグネトロン(8a)(8b)の内の一対の2つのマグネトロン(8a)(8b)に対して交互に電力を供給するように構成される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  12. 加熱調理/加熱されるべき食品を支持するようにされた食品支持表面(3)を具備する基礎部材(2)と、
    頂部加熱表面(6)に結合されて、開放位置から閉鎖位置まで水平軸線(A)の回りで傾けられるか又は回転されるべく関節様式で前記基礎部材(2)に結合された上側部材(4)と、を具備しており、
    前記上側部材(4)は前記基礎部材(2)の方へ移動可能であって、前記頂部加熱表面(6)は、前記食品支持表面(3)と該頂部加熱表面(6)との間に食品を収めるように前記食品支持表面(3)に対向して横たわる状態になる、
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  13. 命令時に、赤外線を生成し、前記加熱室(7)内で前記食品支持表面(3)の全面にわたり照射するように構成された赤外線生成デバイス(11)、及び
    命令時に、前記頂部加熱表面(6)を加熱するように構成された抵抗加熱デバイス(10)を具備する、請求項12に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  14. 制御パネル(14)を使ってユーザにより選択された加熱調理プログラムに基づき、前記マグネトロン(8a)(8b)、前記抵抗加熱デバイス(10)、及び前記赤外線生成デバイス(11)を制御するように構成された制御ユニット(12)を具備する、請求項13に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
  15. 前記第1及び第2の半波電圧倍増回路(15)(16)は、一方が他方に関して逆相とされて、前記二次高電圧巻線(13b)に接続される、請求項1に記載の家庭用もしくは業務用の電気器具。
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