JP6838720B2 - 板状の出隅材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、板状の出隅材の製造方法に関する
基板の一方の端部を球面状または多面状に切削することにより、出隅材を製造することが知られている(特許文献1)。
特開2009−57807号公報
特許文献1に示されている方法では、基板の一方の端部を切削し、角部が形成されるため、出隅材を製造するのに時間が掛かるという問題がある。
さらに、特許文献1に示されている方法では、切削により出隅材の角部が形成されるため、その角部が基板の外面の模様を反映することがないという問題がある。
本発明の出隅材製造方法は、表面と、裏面と、一端と、それに対向する他端と、別の一端と、それに対向する別の他端とを有し、前記一端には第1嵌合部が形成され、前記他端には第2嵌合部が形成され、前記別の他端は、前記表面が前記裏面よりも長くなるように斜めに切断されている第1基板を用意する工程と、表面と、裏面と、一端と、それに対向する他端と、別の一端と、それに対向する別の他端とを有し、前記一端には第1嵌合部が形成され、前記他端には第2嵌合部が形成され、前記別の一端は、前記表面が前記裏面よりも長くなるように斜めに切断されている第2基板を用意する工程と、前記第1基板の前記別の他端と、前記第2基板の前記別の一端とに接着材を塗布し、前記第1基板の前記別の他端と前記第2基板の前記別の一端とを合わせて接着する接着工程と、前記第1基板の前記裏面にそろうように前記第2基板を切断する切断工程と包含する。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、前記第1基板の前記別の他端と、前記第2基板の前記別の一端との接着部から外に漏れ出した接着材を除去する除去工程を包含していてもよい。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、前記除去工程において、前記接着材を除去する際に、前記第1基板の一部と前記第2基板の一部を含めて除去する除去工程を包含してもよい。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、前記除去工程の後に、第1基板および第2基板の除去された部分を着色する着色工程を包含してもよい。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法では、前記着色する色が、前記表面の色と略同じであってもよい。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法では、前記切断工程において、前記接着された前記第1基板および前記第2基板を搬送し、略水平面内で切断器により前記第2基板の一部を切断してもよい。
本発明の製造装置は、第1基板および第2基板を有する中間部材から前記第2基板の一部を切断する製造装置であって、前記第1基板をガイドする第1ガイドと、前記第2基板をガイドする第2ガイドとを有し、前記中間部材を通過させる通路と、鉛直方向を法線とする面で、前記第1基板の裏面にそろうように前記第2基板の一部を切断する切断器と、前記第1ガイドに前記第1基板を押しつけ、搬送する第1送り部と、前記第2ガイドに前記第2基板を押しつけ、搬送する第2送り部とを備えている。
本発明のある実施形態における製造装置では、前記切断器を配置するために、前記第1ガイドが第1切り欠け部を有し、前記第2ガイドが第2切り欠け部を有していてもよい。
本発明のある実施形態における製造装置では、前記第2送り部が前記切断器の下部に配置されていてもよい。
本発明のある実施形態における製造装置では、前記切断器が丸鋸であってもよい。
本発明の出隅材製造方法は、第1基板の裏面にそろうように第2基板を切断する切断工程を包含している。このため、本発明の出隅材製造方法で製造された出隅材は板状となり、L型の出隅材よりも梱包がしやすい。また、本発明の出隅材製造方法で製造された出隅材は板状となるため、L型の出隅材に比べて、箱詰めした場合デットスペースが生じにくい。
本発明の出隅材製造方法は、第1基板の別の他端と第2基板の別の一端とを合わせて接着する接着工程を包含している。このため、本発明の出隅材製造方法で製造された出隅材は、特許文献1の出隅材製造方法のように外観を成形する必要がないため、特許文献1の出隅材製造方法に比べて、安価に製造することが可能である。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、第1基板の別の他端と、第2基板の別の一端との接着部から外に漏れ出した接着材を除去する除去工程を包含している。このため、この出隅材製造方法で製造された出隅材は、接着材が足りずに接着不良となることがない。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、除去工程において、接着材を除去する際に、第1基板の一部と第2基板の一部を含めて除去する。このため、予め破損の原因となる出隅材の隅を取り除くことができる。また、接着材を除去する際に、出隅材の隅を傷つけないように作業する必要がないため、この出隅材製造方法は、接着材だけを除去する作業に比べて、接着材を除去するスピードを上げることができる。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、接着材並びに第1基板の一部および第2基板を除去する除去工程の後に、除去された第1基板の一部と第2基板の一部を着色する着色工程を包含する。このため、看者に対して第1基板および第2基板の削られた部分に違和感を感じさせないようにすることができる。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法は、接着材並びに第1基板の一部および第2基板を除去する除去工程の後に、第1基板および第2基板の除去された部分を、第1基板および第2基板と略同じ色で着色する着色工程を包含する。このため、第1基板および第2基板の削られた部分が、第1基板および第2基板の表面と同じに見え、出隅材の商品価値があがる。
本発明のある実施形態における出隅材製造方法では、切断工程において、接着された第1基板および第2基板が搬送され、略水平面内で切断器により第2基板の一部が切断される。
仮に、縦方向で第2基板の一部を切断する場合、第2基板の表面が上向きとなり、第1基板の表面が横向きとなり流れ、第1基板の自重と梃子の原理によって切断される部分が僅かに増えて、第1基板に残る第2基板の切断部分が切り始めよりも切り終わりの方が切断器により深く切られる。しかし、横方向で第2基板の一部を切断すると、第1基板と接着されている第2基板の切断面は綺麗にまっすぐ切断される。
また、横方向で第2基板の一部を切断する場合、第1基板の表面が上向きになり流れてくるため、製造者は、面積の広い第1基板の外観をチェックしながら作業をすることができ、不良品を選別することができる。
また、横方向で第2基板の一部を切断する場合、第1基板の表面が上向きになり流れてくるため、製造者は、第1基板の表面が横になり流れてくる場合に比べて作業がしやすい。例えば、製造者が切断された出隅材を集積する場合、表面が上を向いている出隅材を手に取り移動させればよい。
本発明の製造装置は、鉛直方向を法線とする面で、第1基板の裏面にそろうように第2基板の一部を切断する。
仮に、縦方向で第2基板の一部を切断する場合、第2基板の表面が上向きとなり、第1基板の表面が横向きとなり流れ、第1基板の自重と梃子の原理によって切断する部分が僅かに増えて、第1基板に残る第2基板の切断部分が切り始めよりも切り終わりの方が切断器により深く切られる。しかし、横方向で第2基板の一部を切断すると、第1基板と接着されている第2基板の切断面は綺麗にまっすぐ切断される。
また、横方向で第2基板の一部を切断する場合、第1基板の表面が上向きとなり流れてくるため、製造者は、面積の広い第1基板の表面の外観をチェックしながら作業をすることができ、不良品を選別することができる。
また、横方向で第2基板の一部を切断する場合、第1基板の表面が上向きになり流れてくるため、製造者は、第1基板の表面が横向きになり流れてくる場合に比べて作業がしやすい。例えば、製造者が切断された出隅材を集積する場合、表面が上を向いている出隅材を手に取り移動させればよい。
切断器が第1基板の裏面の面にて、第2基板の一部を切断する場合、切断器付近において、第1ガイドおよび第2ガイドが中間部材をガイドしていると、誤差0で切断器が第2基板の一部を切断することとなり、切断器の刃こぼれにつながる。しかし、本発明のある実施形態における製造装置は、切断器を配置するために、第1ガイドが第1切り欠け部を有し、第2ガイドが第2切り欠け部を有する。このため、この製造装置では、切断器がガイドに当接して刃こぼれすることがない。
本発明のある実施形態における製造装置では、第2送り部が切断器の下部に配置されている。このため、第2基板に強い力を加えても、製品となる出隅材の表面を傷つけてしまうことはない。また、第2送り部が切断器の下部で第2基板を第2ガイドに押しつけるため、切断器が発生する振動を効率よく吸収することができる。
本発明のある実施形態における製造装置では、切断器が丸鋸である。このため、この製造装置は、往復運動する鋸に比べで、機構を簡単にすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における出隅材の製造方法を示す流れ図である。 図2は、第1基板10および第2基板20の一例を示す外観図である。 図3は、第1基板10および第2基板20を接着した中間部材30の一例を示す正面図である。 図4は、接着材が漏れ出している中間部材40の一例を示す外観図である。 図5は、接着材の除去の一例を説明するための図である。 図6は、本発明の第3実施形態における製造装置100の一例を示す図である。 図7は、製造装置100における、第1ベルト151と第2ベルト161がある位置の一例を示す模式的な図である。
以下に、図面を参照しながら本発明の第1実施形態における出隅材の製造方法について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における出隅材の製造方法を示す流れ図である。
製造者は、図2に示すような第1基板10と第2基板20を用意する(ステップS10)。第1基板10と第2基板20は、基板から切り出されてもよい。その基板は、表面11、21と、裏面12、22と、一端13、23と、その一端13、23に対向する他端14、24と、別の一端15と、その別の一端15に対向する別の他端26とを有している。
基板同士を接続するために、基板の一端13、23および他端14、24には、第1嵌合部および第2嵌合部が形成されていてもよい。その場合、一方の基板の第1嵌合部が他の基板の第2嵌合部と嵌合することができる
嵌合部の形状として、合いじゃくりや、本実が用いられてもよい。例えば、基板の一端付近において、基板の表面が基板の裏面より長くなり、基板の他端付近において、基板の表面が基板の裏面より短くなってもよい。また、基板の一端に凸部が設けられ、基板の他端に凹部が設けられてもよい。
基板の主な材質は、セメント質材であってもよい。さらに、基板は、繊維質および混和材の少なくとも1つを含んでいてもよい。基板が繊維質を含んでいる場合、繊維質を含んでいないものに比べ基板の強度を高めることができる。また、混和材としては、砂や砂利よりも比重が軽いものが用いられることが好ましい。
基板の表面には、模様が形成されていてもよい。また、この模様は、基板の表面に凹凸を設けることにより、形成されてもよい。基板の表面は、着色されていてもよい。
第1基板10は、図2に示すように、表面11と、裏面12と、一端13と、それに対向する他端14と、別の一端15と、それに対向する別の他端16とを有している。一端13には第1嵌合部(具体的な形状については図示せず)が形成され、他端14には第2嵌合部(具体的な形状については図示せず)が形成されている。別の他端16は、表面11が裏面12よりも長くなるように斜めに切断されている。表面11の面と別の他端16の面がなす角は、略45度である。なお、裏面12の面と別の一端15の面がなす角は、略90度であってもよい。
第2基板20は、図2に示すように、表面21と、裏面22と、一端23と、それに対向する他端24と、別の一端25と、それに対向する別の他端26とを有している。一端23には第1嵌合部(具体的な形状については図示せず)が形成され、他端24には第2嵌合部(具体的な形状については図示せず)が形成されている。別の一端25は、表面21が裏面22よりも長くなるように斜めに切断されている。表面21の面と別の一端25の面がなす角は、略45度である。なお、裏面12の面と別の他端26の面がなす角は、略90度であってもよい。
製造者は、基板から第1基板10と第2基板20を切り出すために、裏面から反時計方向に略45度傾いた鋸やカッタ等を用意してもよい。製造者が基板を手前から、体から離れる方向に押して、第1基板を切り出す場合、他端14から切り始め、一端13で切り終わる。また、製造者が基板を手前から、体から離れる方向に押して、第2基板を切り出す場合、他端23から切り始め、一端24で切り終わる。
製造者は、基板から第1基板10と第2基板20を切り出すために、裏面から反時計方向に略135度傾いた鋸やカッタ等を用意してもよい。製造者が基板を手前から、体から離れる方向に押して、第1基板を切り出す場合、一端13から切り始め、他端14で切り終わる。また、製造者が基板を手前から、体から離れる方向に押して、第2基板を切り出す場合、一端24から切り始め、他端23で切り終わる。
製造者は、基板から第1基板10および第2基板20を一度に切り出すために、裏面から反時計方向に略45度傾いた鋸やカッタ等と、裏面から反時計方向に略135度傾いた鋸やカッタ等を用意してもよい。製造者が基板を手前から、体から離れる方向に押して、第1基板および第2基板を切り出す場合、第1基板の他端14から切り始め第1基板の一端13で切り終わり、第2基板の一端24から切り始め第2基板の他端23で切り終わる。
第1基板10と第2基板20を用意した後、第1基板10と第2基板20を接着する(ステップS20)。具体的には、第1基板10の別の他端16と、第2基板20の別の一端25に接着材を塗布し、それらの面を重ね合わせ、少なくとも第1基板10の表面11と第2基板20の表面21に力を加え且つ第1基板10の裏面12と第2基板20の裏面22がずれないようにささえることにより行われてもよい。
また、第1基板10の別の他端16と、第2基板20の別の一端25に接着材が塗布される前に、第1基板10の別の他端16と、第2基板20の別の一端25にプライマ処理のような下処理が行われてもよい。
また、接着材としてウレタン樹脂系接着材が使用されてもよい。
また、第1基板10の別の他端16と、第2基板20の別の一端25に接着材が塗布された後、高周波接着機によって接着面に高周波電圧を印加することにより、接着速度を速めてもよい。
図3は、第1基板10および第2基板20を接着した中間部材30の一例を示す図である。中間部材30を第1基板の他端14からみた場合、中間部材30は略L型をしている。
出隅材を形成するため、第1基板10の裏面12にそろうように第2基板20を切断する(ステップS30)。具体的には、破線27に沿って、鋸やカッタ等にて第2基板20の一部が切断される。切断された一部は、別の他端26を含んでいる。
以下に、図面を参照しながら本発明の第2実施形態における出隅材の製造方法について説明する。
図4は、第1基板10および第2基板20を接着した中間部材40の一例を示す外観図である。
中間部材40では、第1基板10および第2基板20の接着面から接着材41が第1基板10および第2基板の表面に出てきている。第1基板10および第2基板20の接着面から接着材があふれない適量を塗布することが好ましいが、接着材の量が適量より少ないと、接着面に空気の層ができ第1基板10と第2基板20を接着する強度が落ちる。このため、接着面に接着材を適量より多めに塗布することになり、図4に示す中間部材40が形成されうる。
この場合、ステップS20とステップS30の間に、中間部材40の表面にある接着材41を除去する除去工程を設けることが好ましい。完成した出隅材の外観をよくするためである。
また、第1基板10および第2基板20の接着面から接着材が第1基板10および第2基板の裏面に出てきている場合には、中間部材40の裏面にある接着材を除去する除去工程を設けることが好ましい。後述する製造装置によって、第2基板20の一部を綺麗に切断するためである。
図5は、接着材の除去の一例を説明するための図である。
中間部材50の表面にある接着材51を除去する場合、図5に示すように、第1基板10の表面の一部17および第2基板20の表面の一部18を除去してもよい。言い換えると、中間部材50のL型のコーナが面取りされていてもよい。第1基板10と第2基板20の接続部からはみ出している接着材だけを取り除くことが難しいからである。中間部材50のL型のコーナは、第1基板10の尖った部分17と第2基板20の尖った部分27からできており、中間部材50の表面にある接着材を切削等により綺麗に取り除く場合、少しでも深く削ると、先端部17、27が欠けたりして、最終完成品である出隅材の見栄えが悪くなる。
このため、敢えて中間部材50のL型のコーナについては面取りを行い、第1基板10の尖った部分17と第2基板20の尖った部分27を削ることにより、見栄えが悪くなる破損を生じなくすることができる。図5に示す例では、直線状(実際には1つの面)に面取りが行われているがこれに限られない。面取り部分が複数の線(実際には複数の面)で構成されていてもよい。面取り部分が円弧状(実際には曲面)で構成されていてもよい。
接着材とともに、第1基板10の表面の一部および第2基板20の表面の一部を除去する場合、除去後(ステップS30の前または後)に、除去により削られた部分に彩色が施されてもよい。彩色する色は、第1基板10および第2基板20と略同じ色であることが好ましい。
また、中間部材50の裏面に接着材52が付着している場合、中間部材50の裏面にある接着材52を除去する除去工程を設けることが好ましい。後述する製造装置によって、第2基板20の一部を綺麗に切断するためである。
以下に、図面を参照しながら本発明の第3実施形態における製造装置について説明する。
図6は、ステップS30において、第2基板の一部を切断するための製造装置100の一例を示す図である。
本発明の第3実施形態における製造装置100は、第1基板10をガイドする第1ガイド110と第2基板20をガイドする第2ガイド120とを有し、中間部材30を通過させる通路部130と、鉛直軸を法線とする面で、第1基板10の裏面にそろうように第2基板20の一部を切断する切断器140と、第1ガイド110に第1基板10を押しつけ、搬送する第1送り部150と、第2ガイド120に第2基板20を押しつけ、搬送する第2送り部160とを備えている。
切断器140が、略鉛直軸を法線とする面、言い換えると略水平面で、第1基板10の裏面12にそろうように第2基板20の一部を切断することができるため、以下の効果を奏する。
仮に、縦方向で第2基板20の一部を切断する場合、第2基板20の表面21が上向きとなり、第1基板10の表面11が横向きとなり流れ、第1基板10の自重と梃子の原理によって第1基板10が僅かに切断部から離れ、第1基板10側にある第2基板20の切断される部分が僅かに増えて、第1基板10に残る第2基板20の切断部分が切り始めよりも切り終わりの方が切断器140により深く切られる。しかし、横方向で第2基板20の一部を切断すると、第1基板10側にある第2基板20の切断される面には、変動がないため、第1基板10と接着されている第2基板20の切断面は綺麗にまっすぐ切断される。
また、横方向で第2基板20の一部を切断する場合、第1基板10の表面11が上向きになり流れてくるため、製造者は、面積の広い第1基板10の表面11の外観をチェックしながら作業をすることができ、不良品を選別することができる。
また、横方向で第2基板20の一部を切断する場合、第1基板10の表面11が上向きになり流れてくるため、製造者は、第1基板10の表面11が横になり流れてくる場合に比べて作業がしやすい。例えば、製造者が切断された出隅材を集積する場合、第1基板10の表面11が上を向いている出隅材を手に取り移動させればよい。しかし、横方向で第2基板20の一部を切断する場合、表面が横を向いている出隅材を手に取り移動させる必要がある。作業を正確にするためには、両手で出隅材を持つことになるが、表面が横を向いている出隅材を両手で受け取るには、一方の肩が下がり、製造者は不自然な状態を繰り返ししなくてはならず、製造者に負担が掛かる。
また、横方向で第2基板20の一部を切断する場合、自重と梃子の原理で切断する部分が僅かに増えると上述した。それを防止するために、第1基板10を横から強い力で押すという解決方法も考えられるが、第1基板10に強い力が加わると、製品となる出隅材の表面を傷つけてしまう恐れがあり、その解決方法は妥当ではない。
第1ガイド110は、中間部材30が製造装置100中を移動する際に、摩擦を小さくするような構成を有している。例えば、第1ガイド110は、複数のローラにより形成されてもよい。
同様に、第2ガイド120は、中間部材30が製造装置100中を移動する際に、摩擦を小さくするような構成を有している。例えば、第2ガイド120は、複数のローラにより形成されてもよい。
切断器140は、鋸であってもよい。切断器140が鋸である場合、往復運動をするものよりも回転運動するものが好ましい。回転運動するもの場合、動力を与える部分を一カ所にすることができ、製造装置100自体の大きさを往復運動をするものに比べて小さくすることができる。
以下、切断器140が丸鋸である場合について説明する。切断器140は、モータ141により回転する。製造装置100は、切断器140の位置を変えることができる機構を備えていてもよい。例えば、モータ141はレール142に沿って、上下に移動させることが可能である。また、レール142は、台座143に取り付けられている。台座143は、機構144により、第1ガイド110または第2ガイド120から離れたり、近づいたりすることができる。
第1送り部150は、第1ガイド110に第1基板10を押しつけ、中間部材30を搬送する。第1送り部150は、輪っか状の第1ベルト151と第1モータ152を有していてもよい。第1モータ152が回転することにより、第1ベルト151が回転し、中間部材30が搬送される。
また、第2送り部160は、第2ガイド120に第2基板20を押しつけ、中間部材30を搬送する。第2送り部160は、輪っか状の第2ベルト161と第2モータ162を有していてもよい。第2モータ162が回転することにより、第2ベルト161が回転し、中間部材30が搬送される。
図7は、製造装置100における、第1ベルト151と第2ベルト161がある位置の一例を示す模式的な図である。図7では、第1ベルト151および第2ベルト161については、中間部材30を第1ガイド110および第2ガイド120に押されつけている部分についてのみ記載しており、モータ等については、その記載を省略している。
図7における左側から右側に中間部材30が搬送されている。中間部材30は、第1ベルト151と第1ガイド110に挟まれ、さらに、第2ベルト161と第2ガイド120に挟まれ移動する。図7における左側から右側に中間部材30が搬送されている場合、切断器140は、反時計方向に回転する。
切断器140付近において、第1ガイド110は切り欠け部111を有している。同様に、切断器140付近において、第2ガイド120は切り欠け部121を有している。切断器140が第1基板10の裏面12の面にて、第2基板20の一部を切断する場合、切断器140付近において、第1ガイド110および第2ガイド120が中間部材30をガイドしていると、誤差0で切断器140が第2基板20の一部を切断することとなり、切断器140の刃こぼれにつながる。このため、切断器140付近において、切り欠け部111、121が設けられている。
なお、切り欠け部111は、第1ガイド110の全範囲に渡り設けられていてもよい。同様に、切り欠け部121は、第2ガイド120の全範囲に渡り設けられていてもよい。第1基板10の裏面12と第2基板20の裏面22との角には、接着材の削除不良や、付着した接着材を削除する際の過度の切削の可能性があるため、その角を基準として、中間部材を搬送することは好ましくないからである。
また、第1基板10の裏面12の面にて、第2基板20の一部を切断するためには、中間部材30が、切断器140の回転軸方向並びに、切断器140の回転軸方向および中間部材30の進行方向に垂直な方向180にぶれないように、中間部材30を押さえる必要がある。このため、第1送り部150は、第1ベルト151で第1基板10の表面11を第1ガイド110に押し付け、切断器140の回転軸方向にぶれないようにする。また、中間部材30を上下方向に振動させる主な震動源は、切断器140であるため、切り欠け部111付近の第1ガイド110を中間部材30を介して第1ベルト151が押すことが好ましい。また、第1ベルト151において中間部材30を押さえつけている部分の長さは、丸鋸の直径よりも長くてもよい。
同様に、第2送り部160は、第2ベルト161で第2基板20の表面21を第2ガイド120に押し付け、方向180にぶれないようにする。また、中間部材30を方向180に振動させる主な震動源は、切断器140であるため、切り欠け部121付近の第2ガイド120を中間部材30を介して第2ベルト161が押すことが好ましい。また、第2ベルト161において中間部材30を押さえつけている部分の長さは、丸鋸の直径よりも長くてもよい。また、第1ベルト151において中間部材30を押さえつけている部分の長さは、第2ベルト161において中間部材30を押さえつけている部分の長さと略同じであってもよい。
また、第2ベルト161は、切断器140の下に配置されている。言い換えると、第2ベルト161は、第2ガイド120のうち、第1基板10から切断器140を介して遠い位置に配置されている。このため、第2ベルト161が第2基板20を非常に強く第2ガイド120に押しつけたしても、製品となる出隅材の表面を傷つけることがない。
切断器140は、金属製のカバーで覆われていてもよい。製造者が切断器140によって身体を傷付けることを防止するためである。また、カバーには、基板等の削りかす等を吸引する吸引ダクトが接続されていてもよい。カバー内に削りかす等がたまり、切断器140の回転が悪くなることを避けるためである。また、カバーに吸引ダクトを設ける場合、カバーにさらに吸気ダクトを設けることが好ましい。単にカバーに吸気用の穴をあけただけでは、製造者が切断器140によって身体を傷付けることがあるからである。また、吸気ダクトを設けることにより、吸引力をアップさせることができる。
なお、中間部材30を用いて製造装置100の動作を説明したが、中間部材30の代わりに、中間部材40から接着材41を取り除いた部材、中間部材50から先端部17、27接着材51、52を取り除いた部材等が用いられても、出隅材を製造することができる。
10 第1基板
20 第2基板
11、21 表面
12、22 裏面
13、23 一端
14、24 他端
15、25 別の一端
16、26 別の他端
30、40 中間部材
100 製造装置
110 第1ガイド
120 第2ガイド
130 通路部
140 切断器
150 第1送り部
160 第2送り部

Claims (7)

  1. 表面と、裏面と、一端と、それに対向する他端と、別の一端と、それに対向する別の他端とを有し、前記一端には第1嵌合部が形成され、前記他端には第2嵌合部が形成され、前記別の他端が、前記表面が前記裏面よりも長くなるように斜めに切断されている第1基板を用意する工程と、
    表面と、裏面と、一端と、それに対向する他端と、別の一端と、それに対向する別の他端とを有し、前記一端には第1嵌合部が形成され、前記他端には第2嵌合部が形成され、前記別の一端が、前記表面が前記裏面よりも長くなるように斜めに切断されている第2基板を用意する工程と、
    前記第1基板の前記別の他端と、前記第2基板の前記別の一端とに接着材を塗布し、前記第1基板の前記別の他端と前記第2基板の前記別の一端とを合わせて接着する接着工程と、
    第1送り部が前記第1基板を第1ガイドに押しつけ、第2送り部が前記第2基板を第2ガイドに押しつけ搬送し、切断器が前記第1基板の裏面にそろうように前記第2基板を切断し、板状にする工程とを包含する板状の出隅材の製造方法
  2. 前記第1基板の前記別の他端と、前記第2基板の前記別の一端との接着部から外に漏れ出した接着材を除去する除去工程を包含する、請求項1に記載の板状の出隅材の製造方法
  3. 前記除去工程において、前記接着材を除去する際に、前記第1基板の一部と前記第2基板の一部を含めて除去する、請求項2に記載の板状の出隅材の製造方法
  4. 前記除去工程の後に、前記第1基板および前記第2基板の除去された部分を着色する着色工程を包含する、請求項3に記載の板状の出隅材の製造方法
  5. 前記着色する色が、前記表面の色と略同じである、請求項4に記載の板状の出隅材の製造方法
  6. 前記板状にする工程において、前記切断器が略水平面内で前記第2基板を切断する、請求項1〜5のうちの1つに記載の板状の出隅材の製造方法
  7. 前記切断器が丸鋸である、請求項1〜6のうちの1つに記載の板状の出隅材の製造方法
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