JP6837782B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
図1〜図3を参照して、第1の実施形態の搬送装置について説明する。
図1は、本実施形態の搬送装置1を示す斜視図である。図2は、搬送装置1を示す側面図である。図3は、搬送装置1を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、搬送装置1は、例えば自動荷下ろし装置である。搬送装置1は、第1載置部(第1積載部)に置かれた物品(搬送対象物、保持対象物)Mを取り出し、第2載置部(第2積載部)に移動させる。搬送装置1は、「荷役装置」と称されてもよい。ただし、搬送装置1が搬送する物品Mは、梱包された荷物に限定されず、製造ラインにおける部品などでもよい。搬送装置1は、物流の自動投入装置や工場の物品供給装置などに幅広く適用可能である。
第2載置部は、例えばベルトコンベア4である。ベルトコンベア4を「投入コンベア4」と称する。
なお、第1載置部および第2載置部は上記例に限らず、例えば、ベルトコンベア、台車、パレット、作業台などのいずれかであってもよい。
Y方向は、X方向とは交差する方向(例えば略直交する方向)であり、例えば物品Mの幅方向である。Z方向は、X方向およびY方向とは交差する方向(例えば略直交する方向)であり、例えば略鉛直下向きの方向である。平面視とは、X方向およびY方向によって規定されるXY平面に対し直交する方向から見ることをいう。
また以下の説明における「上流」および「下流」とは、物品Mの搬送方向における「上流」および「下流」を意味する。
上枠33は例えば矩形の枠体であり、支柱21の上端に設けられている。下枠34は例えば矩形の枠体であり、支柱21の下端に設けられている。下枠34は、隣り合う支柱21,21間に設けられた4つの横架材34aからなる。
一対の第1支柱21a,21aの間は、物品Mが搬入される物品搬入口24である。物品搬入口24は+X方向側の開口である。一対の第2支柱21b,21bの間は、物品Mが搬出される物品搬出口25である。物品搬出口25は−X方向側の開口である。
第2支柱21b,21bには、それぞれ人等が物品搬出口25に近づくのを妨げる扉状のガード体29が設けられている。ガード体29は、柵、格子状フレーム、板体、網状体などであってよい。
本体フレーム11は、床面F1に設置される。
アーム22は、例えば直交ロボットアームであり、本体フレーム11に接続されている。
図2に示すように、アーム22は、例えば、第1部材22a、第2部材22b、および第3部材22cを含む。第1部材22aは、本体フレーム11に設けられたガイドに案内されて、Z方向に沿って移動可能(昇降可能)である。第2部材22bは、第1部材22aに支持および案内されて、Y方向に沿って移動可能である。第3部材22cは、第2部材22bに支持および案内されてX方向に移動可能である。アーム22の先端部には、後述する保持部23が取り付けられる。アーム22は、X方向、Y方向、およびZ方向の所望の位置に、保持部23を移動させる。
庇構造部13は、本体フレーム11の第1支柱21a,21aからそれぞれ+X方向に延出する一対の側板27,27と、側板27,27の先端27a,27aに架け渡された前板28とを備えている。庇構造部13の平面視形状は、例えば矩形である。
庇構造部13は、平面視においてアーム部12の可動範囲を包含するように形成されている。庇構造部13と床面F1との間の下方空間S1は、アーム部12の可動範囲を含む空間である。
延出部31,31の一端31a,31aは、庇構造部13に回動可能に連結されている。保持具16は、庇構造部13に全体が収納された収納状態P1(図1参照)と、係止バー32が庇構造部13より低く位置する保持位置P2(図3参照)との間で移動可能である。
保持具16は、搬送パレット3の全周を包囲してもよいし、搬送パレット3一部を包囲してもよい。
進入検出部18aは、例えば、搬送パレット3が下方空間S1に配置された状態で、下方空間S1またはそれより広い警戒空間に人等が進入したことを検出できることが好ましい。
進入検出部18aは、例えば、搬送パレット3上の物品Mを検出する物品検出部としても機能する。
図3に示すように、搬送パレット3が所定の位置に配置されると、パレット検出部17によって搬送パレット3が検出される。
制御部19は、例えば、パレット検出部17によって搬送パレット3が検出された場合にのみ保持具16を動作可能とすることができる。これにより、搬送パレット3が所定の位置にないときには保持具16が動作しないため、安全性を確保できる。
制御部19は、例えば、パレット検出部17によって搬送パレット3が検出され、かつ保持具16が搬送パレット3を保持したことが検出部(図示略)によって検出された場合にのみアーム部12、コンベア14,15等を動作可能とすることができる。これにより、安全性をさらに高めることができる。
制御部19は、例えば、アーム部12の可動範囲への物体の進入が進入検出部18aによって検出されない場合にのみアーム部12、コンベア14,15等を動作可能とすることができる。これにより、アーム部12の可動範囲に人等が進入したときにはアーム部12、コンベア14,15等が動作しないため、安全性を確保できる。
制御部19は、アーム22によって、搬送パレット3に積載された物品Mに向けて保持部23を移動させる。制御部19は、保持部23の電磁弁を制御することで、保持部23によって物品Mを保持する。
次いで、制御部19は、アーム部12によって、第1コンベア14の上方に物品Mを移動させた後、物品Mに対する保持を解除する。これにより、物品Mは第1コンベア14に移動する。
また、搬送装置1では、装置全体を囲む柵を有する装置とは異なり、柵内領域への出入りのための操作等が不要であり、搬送装置1に対する搬送パレット3のセットおよびリリースの操作を簡略化できる。よって、作業の効率化を図ることができる。
また、保持具16は、搬送パレット3の少なくとも一部を包囲して保持できるため、大きさや形状が異なる複数の搬送パレット3にも対応できる。
庇構造部13には、搬送パレット3に搭載された物品Mを検出する物品検出部18bを設けてもよい。物品検出部18bは、例えばカメラ等の光学装置である。
物品検出部18bを設けることにより、物品検出部18bによって物品Mが検出された場合にのみアーム部12等を動作可能とすることができ、誤動作を防ぐことができる。また、庇構造部13は物品Mの上方に位置するため、撮像等により物品Mの全体を把握するのに有利であり、物品Mの正確な情報が得られる。
搬送装置1は、進入検出部18a、物品検出部18b、位置・姿勢検知部18c、読取装置18d、および校正のための装置18eのうち、いずれか1つのみを備えていてもよいし、2以上を備えていてもよい。
庇構造部13には、外部からの外乱光を防ぐための遮光幕、減光幕等を設けてもよい。これにより、前述の物品検出部18b等による撮像の際の光学的な条件を整えることができるため、物品Mに関する正確な情報を得ることができる。
次に、図4を参照して、第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態の搬送装置を示す図である。
図4に示すように、第2の実施形態の搬送装置101は、庇構造部13に保持具16がなく、これに代えて、包囲構造体36が設けられている点で、第1の実施形態とは異なる。第1の実施形態の搬送装置1と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図5は、第2の実施形態の搬送装置101の変形例である搬送装置111を示す図である。
図5に示すように、搬送装置111は、包囲構造体36に代えて、シャッター装置である包囲構造体46を備えている。包囲構造体46は、支柱47と、支柱47に形成されたガイドレール(図示略)に沿って開閉動作するシャッターカーテン48とを備えている。
また、包囲構造体としては、折り戸を用いてもよい。
Claims (8)
- 本体部と、
前記本体部の外にある物品を前記本体部に向けて搬送するアーム部と、
前記アーム部の可動範囲より高い位置にあって、平面視において前記可動範囲を包含するように前記本体部から突出する庇構造部と、を備え、
前記庇構造部は、前記物品を搭載可能な搬送体を位置決めする保持具が設けられ、
前記保持具は、一端が前記庇構造部に回動可能に連結された一対の延出部と、前記一対の延出部の他端を結ぶバーとを備えた、搬送装置。 - 前記搬送体を検出する搬送体検出部と、前記搬送体検出部によって前記搬送体が検出されたときに前記アーム部を動作可能とする制御部を備えた、
請求項1に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、前記アーム部の可動範囲への侵入物の進入を検出する進入検出部を備えた、
請求項1または2に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、前記物品を検出する物品検出部を備えた、
請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、前記物品検出部を校正する校正装置を備えた、
請求項4に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、表示部を備えた、
請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、前記物品に設けられた非接触型データ受送信体からの信号を受信する読取装置を備えた、
請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記庇構造部に、前記アーム部の可動範囲の少なくとも一部を包囲する包囲構造体が設けられた、
請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の搬送装置。
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