JP6837236B2 - 巻出装置 - Google Patents

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

本発明は、作業領域に巻出ロールから巻き出される先行ウェブの残量が少なくなった際、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続する巻出装置に関する。
従来より、長尺状のウェブがロール状に巻き取られた巻出ロールからウェブを巻き出して当該ウェブを作業領域まで搬送する生産ラインにおいて、作業領域に巻き出す巻出ロールのウェブが無くなる際、生産ラインの稼働を止めて新しい巻出ロールに交換すると作業効率が悪くなってしまう。
そこで、巻出ロールを交換する際の作業効率を良くするために、ウェブを巻き出す巻出ロールを自動的に切り替える巻出装置が一般的に知られている。
該巻出装置は、各端部にそれぞれ巻出ロールが取り付けられたターレットアームを備え、一方の巻出ロールから巻き出される先行ウェブの残量が少なくなった際、他方の巻出ロールから巻き出される後続ウェブの先端部分を先行ウェブに重ね合わせて接続するとともに、その接続部分のMD方向上流側における先行ウェブをTD方向に切断することによって当該先行ウェブに後続ウェブを繋ぐよう構成されている。
ところで、上述の如き巻出装置において、先行ウェブに対して後続ウェブを接続する際、先行ウェブに対して後続ウェブをTD方向にずれた状態で接続してしまうと、その後の作業領域における作業に影響が出てしまう。
これを回避するために、例えば、特許文献1には、先行ウェブに対する後続ウェブの接続位置を自動的にずれないようにする巻出装置が開示されている。
該巻出装置は、一方の巻出ロールから巻き出される先行ウェブの縁部の位置を検知可能な第1センサと、他方の巻出ロールの端部の位置を検知可能な第2センサと、他方の巻出ロールを先行ウェブのTD方向に位置変更させることが可能なロール位置変更機構と、第1センサ、第2センサ及びロール位置変更機構に接続された制御装置とを備え、先行ウェブに対して後続ウェブを接続する際、制御装置は、第1センサ及び第2センサで取得する測定値を基に先行ウェブに対する他方の巻出ロールのずれ量を算出するとともに、ロール位置変更機構に作動信号を出力して先行ウェブに対する他方の巻出ロールのずれが無くなるように算出したずれ量に基づいて他方の巻出ロールを予め移動させるようにしている。
特開平6−171067号公報
しかし、特許文献1の巻出装置は、先行ウェブに対する後続ウェブの位置合わせを自動で行うために、装置内に複数のセンサやスリップリングを組み込む必要があり、装置全体の構造が複雑になって設計及び組立工数が嵩んでしまうという問題があった。
これを回避するために、先行ウェブに対する後続ウェブの位置合わせを手動で行うことが考えられる。
しかし、先行ウェブに対する後続ウェブの位置合わせを手動で行う場合、作業者が先行ウェブに対する後続ウェブのTD方向のずれ具合を確認するために装置内において先行ウェブ及び後続ウェブ(他方の巻出ロール)をその重なり合う方向から覗き込む必要があり、作業者による位置合わせ作業が危険なものになってしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、先行ウェブに対する後続ウェブの位置合わせ作業を作業者が簡単に、且つ、安全に行うことができる巻出装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、先行ウェブの縁部の位置と後続ウェブの巻出ロールの端部の位置とを両巻出ロールから離れた位置で確認できるよう工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、一方の巻出ロールから巻き出される先行ウェブの残量が少なくなった際、他方の巻出ロールから巻き出される後続ウェブを上記先行ウェブに重ねて接続するとともに、その接続部分のMD方向上流側における上記先行ウェブを切断することによって当該先行ウェブに上記後続ウェブを繋ぐよう構成された巻出装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記先行ウェブにおける他方の巻出ロール側から上記先行ウェブの一方の縁部と上記他方の巻出ロールの一方の端部とを同一画面上において撮影可能な撮影手段と、該撮影手段から離間した位置に配置され、当該撮影手段で取得する画像を実時間で表示する表示手段と、上記他方の巻出ロールを作業者によってTD方向に移動操作可能なロール位置変更手段とを備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記撮影手段は、撮影カメラと、該撮影カメラを支持する支持フレームと、該支持フレームをTD方向にスライドさせるスライド手段とを備えていることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記ロール位置変更手段は、軸心に沿ってスライド可能に設けられ、上記巻出ロールを支持する一対の支持軸と、一方の支持軸の外周面に形成され、当該支持軸の軸心に沿って延びるラックギアと、該ラックギアに噛み合うピニオンギアと、当該ピニオンギアを回転させる操作ハンドルとを備え、該操作ハンドルは、上記表示手段に接近配置されていることを特徴とする。
第1の発明では、作業者は、巻出ロールから離れた位置において先行ウェブに対する他方の巻出ロールのTD方向のずれ具合を確認することができる。したがって、装置内において先行ウェブ及び後続ウェブ(他方の巻出ロール)をその重なり合う方向から覗き込む必要が無いので、先行ウェブに対する後続ウェブの位置合わせ作業を安全に行うことができる。また、引用文献1の如き装置内に複数のセンサやスリップリングを組み込む必要がないので、装置がシンプルになって設計及び組立工数を減らすことができる。
第2の発明では、撮影カメラによる撮影範囲をTD方向に変更可能になるので、作業領域で使用するウェブの幅が変更になった際、そのウェブの端縁の位置に対して撮影カメラの位置が対応するように支持フレームを移動させることができる。
第3の発明では、巻出ロールにおけるTD方向の移動操作を操作ハンドルの回転操作で行うことができるので、位置合わせ作業を作業者が簡単に行うことができる。また、操作ハンドルと表示手段とが近くに位置するので、作業者は表示手段を見ながら操作ハンドルを操作できるようになり、作業者による位置合わせ作業をさらに簡単に行うことができる。
本発明の実施形態に係る巻出装置の概略正面図である。 図1における一部断面図を含むII矢視図である。 図1のIII矢視図である。 図1相当図であり、後続ウェブの先端部分を先行ウェブに重ねて接続した直後の状態を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態の巻出装置1を示す。該巻出装置1は、長尺状をなすプラスチック材からなる2つのウェブ10をラミネートする工程の上流部分に配置され、上記ウェブ10を連続的に巻き出すものであり、正面視で反時計回りに回転可能な略十字形状の回転体2を備えている。
該回転体2は、水平方向に所定の間隔をあけて互いに平行に延びる第1本体アーム22及び第2本体アーム23を備え、第1及び第2本体アーム22,23の中途部は、回転軸24で繋がっている。
上記第2本体アーム23には、図2に示すように、中空部23aが形成され、第2本体アーム23の各端部には、中空部23aに連通する連通孔23bが第2本体アーム23に直交する方向に対向するように一対形成されている。
また、第1及び第2本体アーム22,23の中途部には、それぞれ一対の突出アーム25が回転軸24と直交する方向で、且つ、互いに離間する方向に突設されている。
第1本体アーム22における一方の突出アーム25先端と第2本体アーム23における一方の突出アーム25先端との間には、第1ガイドロール26が回転自在に取り付けられる一方、第1本体アーム22における他方の突出アーム25先端と第2本体アーム23における他方の突出アーム25先端との間には、第2ガイドロール27が回転自在に取り付けられている。
第1本体アーム22の各端部には、図2に示すように、第1支持機構3が設けられる一方、第2本体アーム23の各端部には、第2支持機構4が設けられている。
第1支持機構3は、TD方向(回転軸24と同方向)に延びるギアケース31を備え、該ギアケース31の中途部には、第1ギア収容部31a及び第2ギア収容部31bが外側方に張り出すように形成されている。
上記ギアケース31には、第2本体アーム23側に開口する略直線状の収容穴部31cが形成されている。
該収容穴部31cには、先端部分にテーパ部32aを有する細長い円柱状の第1支持軸32がスライド可能に収容され、該第1支持軸32の先端部分は、上記収容穴部31cの開口部分から飛び出している。
テーパ部32aは、第1支持軸32の軸心周りに第1支持軸32のその他の部分に対して回転可能になっている。
第1支持軸32の外周面には、ラックギア32bが第1支持軸32の中途部から基端部分に亘って形成されている。
上記収容穴部31cの第1ギア収容部31aに対応する部分には、回転中心が一致するウォームホイール33及びピニオンギア34が回転一体に収容され、該ピニオンギア34は、上記ラックギア32bに噛み合っている。
上記収容穴部31cの第2ギア収容部31bに対応する部分には、第1本体アーム22の長手方向に延びるウォームシャフト35が設けられ、該ウォームシャフト35のギア部分が上記ウォームホイール33に噛み合っている。
ギアケース31の側方には、上記ウォームシャフト35を回転させる操作ハンドル36が上記ウォームシャフト35の一端に固定されている。
そして、第1支持軸32、第2支持軸42、ラックギア32b、ウォームホイール33、ピニオンギア34、ウォームシャフト35及び操作ハンドル36が本発明のロール位置変更手段11を構成しており、操作ハンドル36を回転させると、ウォームシャフト35、ウォームホイール33、ピニオンギア34及びラックギア32bを介して第1支持軸32が第2本体アーム23側に向かって進退するようになっている。
第2支持機構4は、TD方向に延びる略円筒状のシリンダ41を備え、該シリンダ41には、第1本体アーム22側に開口する略直線状のシリンダ室41aが形成されている。
シリンダ41は、第2本体アーム23の端部に形成された一対の連通孔23bに挿通されていて、当該各連通孔23bの周縁に嵌め込まれたベアリングB1によって第2本体アーム23に対して筒中心線周りに回転可能になっている。
中空部23aには、上記シリンダ41の外周面に巻き掛けられた駆動ベルト44が収容され、図示しない駆動モータにより駆動ベルト44が回転すると、シリンダ41がその筒中心線周りに回転するようになっている。
シリンダ室41aには、先端部分にテーパ部42aを有する細長い円柱状の第2支持軸42がスライド可能に収容され、該第2支持軸42の先端部分は、上記シリンダ室41aの開口部分から飛び出している。
そして、シリンダ室41aには、エア給排装置43が接続されていて、当該エア給排装置43によってシリンダ室41aにエアを給排させることにより、第2支持軸42がシリンダ室41aを第1本体アーム22側に向かって進退するようになっている。
第1本体アーム22の一端と第2本体アーム23の一端の間、及び、第1本体アーム22の他端と第2本体アーム23の他端の間には、ウェブ10が巻き取られた巻出ロール5がそれぞれ配設されている。
巻出ロール5は、第1支持軸32及び第2支持軸42がそれぞれ前進して巻出ロール5の各端面の中心部分を支持することによって第1本体アーム22及び第2本体アーム23に回転可能に取り付けられている。
そして、作業者が操作ハンドル36を回転させると、第1支持軸32が進退するとともにそれに追従するように第2支持軸42が進退して、巻出ロール5がTD方向に移動するようになっている。
一方の巻出ロール5から巻き出されたウェブ10は、図1に示すように、第1ガイドロール26に巻き掛けられた後、他方の巻出ロール5の上方を通過するとともに、複数のガイドロールG1に案内されながら下流側の工程に連続搬送されるようになっている。
他方の巻出ロール5の上方には、押付機構6が配設されている。該押付機構6は、TD方向に並設された一対の回動アーム61を備え、該各回動アーム61は上下に延びる形状をなしている。
該両回動アーム61の下端部分は、TD方向に延びる第1回動軸62で繋がっており、上記両回動アーム61は、上記第1回動軸62周りに回動可能になっている。
また、両回動アーム61の中途部の間には、TD方向に延びる押付ロール63が回転可能に設けられている。
さらに、各回動アーム61の上端部分には、上下に延びる形状をなし、上端がTD方向に延びる第2回動軸64aによって回動可能に軸支された切断フレーム64が設けられ、両切断フレーム64の下端間には、TD方向に延びる刃部64bが設けられている。
そして、上記押付ロール63は、一方の巻出ロール5から巻き出されるウェブ10(以下、先行ウェブ10と呼ぶ)の残量が少なくなった際、上記両回動アーム61が下方に回動することにより、図4に示すように、搬送中の先行ウェブ10を他方の巻出ロール5に押し付けて他方の巻出ロール5のウェブ10(以下、後続ウェブ10と呼ぶ)を先行ウェブ10に接続するようになっている。
また、先行ウェブ10を他方の巻出ロール5に押し付けた状態で両切断フレーム64を回動させることにより、刃部64bが先行ウェブ10及び後続ウェブ10の接続部分のMD方向上流側における先行ウェブ10を幅方向に切断するようになっている。
両回動アーム61の下方には、撮影ユニット7(撮影手段)が配設されている。該撮影ユニット7は、図1及び図3に示すように、矩形板状の撮影カメラ71と、該撮影カメラ71を支持する支持フレーム72とを備えている。
該支持フレーム72には、上記撮影カメラ71の撮影角度を調整可能な角度調整アーム72aが設けられ、該角度調整アーム72aで撮影カメラ71の撮影角度を調整することにより、図1に示すように、先行ウェブ10における他方の巻出ロール5側から先行ウェブ10の一方の縁部と他方の巻出ロール5の一方の端部とを同一画面上において撮影できるようになっている。
上記支持フレーム72は、スライドテーブル73の上面に固定され、該スライドテーブル73の下面には、TD方向に延びるスライダ73aが取り付けられている。
スライドテーブル73の下方には、TD方向に直線状に延びる断面U字状の取付フレーム74が設けられている。
該取付フレーム74の上面には、図3に示すように、当該取付フレーム74に沿って直線状に延びるスライドレール75が取り付けられ、取付フレーム74の側面には、目盛プレート76が取付フレーム74に沿って取り付けられている。
スライドレール75には、スライダ73aがスライド可能に嵌合しており、スライドレール75とスライダ73aとで本発明のスライド手段12を構成している。
また、スライドテーブル73下面のスライダ73aの隣りには、正面視でL字状をなすブラケット77が取り付けられ、該ブラケット77の下端には、矢印部材77aが取り付けられている。
さらに、ブラケット77には、取付フレーム74に向かって螺進螺退可能な固定ネジ78が取り付けられ、固定ネジ78の先端が取付フレーム74に接触することでスライド手段12が取付フレーム74に固定される一方、固定ネジ78の先端が取付フレーム74から離間することでスライド手段12が取付フレーム74に対してスライドできるようになっている。
そして、スライドレール75に沿ってスライダ73aをスライドさせると、支持フレーム72がTD方向にスライドするようになっていて、作業者は、矢印部材77aが指す目盛プレート76の位置を確認することにより、支持フレーム72のスライド量が分かるようになっている。
撮影カメラ71には、ケーブル8aを介して表示モニタ8(表示手段)が接続されている。
該表示モニタ8は、撮影カメラ71から離間した位置で、且つ、上記操作ハンドル36に接近する位置に配置され、撮影カメラ71で取得する画像を実時間で表示するようになっている。
次に、巻出装置1における2つの巻出ロール5の切替作業について詳述する。
まず、図1に示すように、一方の巻出ロール5から巻き出される先行ウェブ10の残量が少なくなると、他方の巻出ロール5が回転し始める。
次に、作業者は、図3に示すように、固定ネジ78を螺退させて当該固定ネジ78の先端を取付フレーム74から離間させるとともにスライドテーブル73を移動させ、且つ、先行ウェブ10の一方の縁部と他方の巻出ロール5の一方の端部とを同一画面上において撮影カメラ71で撮影できるようにした後、固定ネジ78を螺進させて当該固定ネジ78の先端を取付フレーム74に接触させることにより取付フレーム74に対してスライドテーブル73を固定する。
次いで、作業者は、表示モニタ8を見ながら先行ウェブ10の一方の縁部と他方の巻出ロール5の一方の端部とがTD方向においてずれているか否かを確認する。先行ウェブ10の一方の縁部と他方の巻出ロール5の一方の端部とがTD方向にずれている場合、図2に示すように、作業者は、操作ハンドル36を回転させて第1支持軸32を移動させることにより、他方の巻出ロール5のTD方向の位置を変更して先行ウェブ10の一方の縁部と他方の巻出ロール5の一方の端部とを一致させる。
しかる後、作業者は、図示しない制御盤において2つの巻出ロール5の切替開始ボタンを押す。すると、図4に示すように、両回動アーム61が下方に回動して押付ロール63が搬送中の先行ウェブ10を他方の巻出ロール5に押し付けるので、他方の巻出ロール5の後続ウェブ10が先行ウェブ10に接続される。
その後、押付ロール63が他方の巻出ロール5に先行ウェブ10を押し付けた状態のままで両切断フレーム64が回動する。すると、両切断フレーム64に取り付けられた刃部64bが先行ウェブ10及び後続ウェブ10の接続部分のMD方向上流側における先行ウェブ10をTD方向に切断する。このようにして、ラミネート工程に巻き出される巻出ロール5を切り替える。
以上より、本発明の実施形態によると、作業者は、巻出ロール5から離れた位置において先行ウェブ10に対する他方の巻出ロール5のTD方向のずれ具合を確認することができる。したがって、巻出装置1内において先行ウェブ10及び他方の巻出ロール5をその重なり合う方向から覗き込む必要が無いので、先行ウェブ10に対する後続ウェブ10の位置合わせ作業を安全に行うことができる。また、引用文献1の如き巻出装置1内に複数のセンサやスリップリングを組み込む必要がないので、巻出装置1がシンプルになって設計及び組立工数を減らすことができる。
また、スライド手段12によって撮影カメラ71による撮影範囲がTD方向に変更可能になるので、作業領域で使用するウェブ10の幅が変更になった際、そのウェブ10の端縁の位置に対して撮影カメラ71の位置が対応するよう支持フレーム72を移動させることができる。
さらに、巻出ロール5におけるTD方向の移動操作を操作ハンドル36の回転操作で行うことができるので、位置合わせ作業を作業者が簡単に行うことができる。また、操作ハンドル36と表示モニタ8とが近くに位置するので、作業者は表示モニタ8を見ながら操作ハンドル36を操作できるようになり、作業者による位置合わせ作業をさらに簡単に行うことができる。
尚、本発明の実施形態によると、ロール位置変更手段11は、操作ハンドル36を手動で回転させることにより第1支持軸32を移動させて巻出ロール5のTD方向の位置を変更する構成となっているが、駆動モータ等を利用して第1支持軸32を自動で移動させて巻出ロール5のTD方向の位置を変更する構成にしてもよい。
本発明は、作業領域に巻出ロールから巻き出される先行ウェブの残量が少なくなった際、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続する巻出装置に適している。
1 巻出装置
5 巻出ロール
7 撮影ユニット(撮影手段)
8 表示モニタ(表示手段)
11 ロール位置変更手段
12 スライド手段
32 第1支持軸
32b ラックギア
34 ピニオンギア
36 操作ハンドル
42 第2支持軸
71 撮影カメラ
72 支持フレーム

Claims (3)

  1. 一方の巻出ロールから巻き出される先行ウェブの残量が少なくなった際、他方の巻出ロールから巻き出される後続ウェブを上記先行ウェブに重ねて接続するとともに、その接続部分のMD方向上流側における上記先行ウェブを切断することによって当該先行ウェブに上記後続ウェブを繋ぐよう構成された巻出装置であって、
    上記先行ウェブにおける他方の巻出ロール側から上記先行ウェブの一方の縁部と上記他方の巻出ロールの一方の端部とを同一画面上において撮影可能な撮影手段と、
    該撮影手段から離間した位置に配置され、当該撮影手段で取得する画像を実時間で表示する表示手段と、
    上記他方の巻出ロールを作業者によってTD方向に移動操作可能なロール位置変更手段とを備えていることを特徴とする巻出装置。
  2. 請求項1に記載の巻出装置において、
    上記撮影手段は、撮影カメラと、該撮影カメラを支持する支持フレームと、該支持フレームをTD方向にスライドさせるスライド手段とを備えていることを特徴とする巻出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の巻出装置において、
    上記ロール位置変更手段は、軸心に沿ってスライド可能に設けられ、上記巻出ロールを支持する一対の支持軸と、一方の支持軸の外周面に形成され、当該支持軸の軸心に沿って延びるラックギアと、該ラックギアに噛み合うピニオンギアと、当該ピニオンギアを回転させる操作ハンドルとを備え、
    該操作ハンドルは、上記表示手段に接近配置されていることを特徴とする巻出装置。
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