JP6836569B2 - 誤り率測定装置および誤り率測定方法 - Google Patents

誤り率測定装置および誤り率測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6836569B2
JP6836569B2 JP2018208234A JP2018208234A JP6836569B2 JP 6836569 B2 JP6836569 B2 JP 6836569B2 JP 2018208234 A JP2018208234 A JP 2018208234A JP 2018208234 A JP2018208234 A JP 2018208234A JP 6836569 B2 JP6836569 B2 JP 6836569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
error rate
clock
rate measuring
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018208234A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020077908A (ja
Inventor
一徹 梶
一徹 梶
剛志 石毛
剛志 石毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2018208234A priority Critical patent/JP6836569B2/ja
Publication of JP2020077908A publication Critical patent/JP2020077908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6836569B2 publication Critical patent/JP6836569B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、被測定物(DUT:Device Under Test )に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って被測定物から受信した入力データのビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定する誤り率測定装置および誤り率測定方法に関する。
近年の各種ディジタル通信装置は、利用者数の増加やマルチメディア通信の普及に伴い、より大容量の伝送能力が求められており、これらのディジタル通信装置におけるディジタル信号の品質評価の指標の一つとして、受信データのうち符号誤りが発生した数と受信データの総数との比較として定義されるビット誤り率が知られている。
このため、所望のディジタル通信装置を被測定物とし、この被測定物におけるビット誤り率を測定する場合には、例えば、下記特許文献1や特許文献2に開示されるような誤り率測定装置が用いられる。この種の誤り率測定装置では、被測定物が電気的なストレスをどの程度許容できるかを測定するため、パターン発生器から既知パターンの電気的ストレス信号をテスト信号として被測定物に印可し、このテスト信号を被測定物内部又は外部でループバックして受信し、受信した信号とテスト信号との比較により、テスト信号の印可量に対してエラーの有無を測定するジッタ耐力測定を行っている。
ところで、近年、世界中のインターネットトラフィックは増加の一途をたどっており、その影響で高ビットレートの通信規格が次々と策定されている。
このため、次々と策定される通信規格で定められた高ビットレートに対応した通信装置やデバイスを被測定物とする試験に用いられる誤り率測定装置にも、高ビットレートへの対応が求められるようになり、誤り率測定装置の内部で使用されているデバイスも高周波性能を追求するようになっている。
特開2007−274474号公報 特開平11−136217号公報
しかしながら、一般的に入手しやすい高周波デバイスは、高域の周波数特性を向上させるほど良好な動作が可能な帯域が狭帯域になることが知られている。このため、誤り率測定装置の送信側であるパルスパターン発生器と、受信側である誤り率測定器において、最適なパルスパターン発生器の出力クロックレートおよび/または誤り率測定器の入力クロック周波数範囲を周波数別に選択する必要があった。なお、誤り率測定器の入力クロック周波数範囲は、ビットレートの高帯域化に伴う個々のデバイスの対応ビットレートの制約上、複数デバイスを選択する必要がある。
さらに具体的な数値を示して説明すると、従来の誤り率測定器の最高クロック周波数が16.05GHzの場合、例えば32.1GHzに拡張することが必要となった。この場合、誤り率測定器のフロントエンドには、1/1(16.05GHz入力時)または1/2(32.1GHz入力時)を分周比とする分周器を入れる必要があり、1/1または1/2を選択して分周比を設定する必要がある。
なお、分周器の分周比は上記に限られず、1/4,1/8などもある。また、分周器に限らず、所定の逓倍比でクロックを逓倍する逓倍器を入れることもあり得る。
このため、ユーザが誤り率測定装置の多種多様なモジュールの組み合わせや、多種多様なビットレート等に対応する被測定物に応じて、パルスパターン発生器が出力するクロックのクロックレート、誤り率測定器に入力されるクロックのクロックレートをそれぞれ設定する必要があった。そのため、誤り率測定器の入力クロック周波数範囲を手動により適宜切り替えて適切なクロックレートに設定する作業が煩雑であり、その改善が求められていた。
また、外部からの制御によって自動測定を行なう場合においても、上述したパルスパターン発生器のクロックレート、誤り率測定器のクロックレートや入力クロック周波数範囲を設定する制御が新たに必要となってしまう。このため、従来の誤り率測定装置との制御の互換性が低くなってしまう問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、適切なクロックレートに自動的に切り替えることができる誤り率測定装置および誤り率測定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された誤り率測定装置は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置1であって、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御する第1の制御部3fと、
前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部5bとを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された誤り率測定装置は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置1であって、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御する第2の制御部4fと、
前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部5bとを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載された誤り率測定装置は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置1であって、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御する第1の制御部3fと、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御する第2の制御部4fと
前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部5bとを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載された誤り率測定方法は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bと第1の制御部3fを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置1の装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記第1の制御部にて前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御するステップと、
測定制御部5bにより前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする。
請求項5に記載された誤り率測定方法は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、第2の制御部4fを備えた誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置1の装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
前記第2の制御部により前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御するステップと、
測定制御部5bにより前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする。
請求項6に記載された誤り率測定方法は、入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部3bと第1の制御部3fを備えたパルスパターン発生器モジュール3と、第2の制御部4fを備えた誤り率測定器モジュール4とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置1の装置本体1aのスロット1cに装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記第1の制御部にて前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御するステップと、
前記第2の制御部により前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御するステップと
測定制御部5bにより前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする。
請求項7に記載された誤り率測定装置は、請求項1〜3の何れかの誤り率測定装置において、
前記パルスパターン発生器モジュール3の分周/逓倍部3bにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部5bに出力する第1のクロックカウント部3eと、
前記誤り率測定器モジュール4の分周/逓倍部4dにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部5bに出力する第2のクロックカウント部4eとを備えたことを特徴とする。
請求項8に記載された誤り率測定装置は、請求項1〜3,7の何れかの誤り率測定装置において、
前記測定制御部5bは、前記複数のモジュールの組み合わせにおいて、前記パルスパターン発生器モジュール3の分周/逓倍部3bと前記誤り率測定器モジュール4の分周/逓倍部4dの分周または逓倍の回数が最小で、前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの出力クロックレートを制御するための指示と前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択するための指示を出力することを特徴とする。
請求項に記載された誤り率測定方法は、請求項4〜6の何れかの誤り率測定方法において、
前記パルスパターン発生器モジュール3の分周/逓倍部3bにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を第1のクロックカウント部3eにて計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部5bに出力するステップと、
前記誤り率測定器モジュール4の分周/逓倍部4dにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を第2のクロックカウント部4eにて計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部5bに出力するステップとを含むことを特徴とする。
請求項10に記載された誤り率測定方法は、請求項4〜6,9の何れかの誤り率測定方法において、
前記複数のモジュールの組み合わせにおいて、前記パルスパターン発生器モジュール3の分周/逓倍部3bと前記誤り率測定器モジュール4の分周/逓倍部4dの分周または逓倍の回数が最小で、前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記測定制御部5bから前記パルスパターン発生器モジュールの出力クロックレートを制御するための指示と前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択するための指示を出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、従来のような手動設定による作業の煩雑さを解消して適切なクロックレートに自動的に切り替えることができ、パルスパターン発生器の出力クロックレートの誤った選択による誤動作や誤り率測定器の入力クロック周波数範囲を誤ることによる測定エラーを防止することが可能となる。しかも、手動による煩雑なパルスパターン発生器の出力クロックレートや誤り率測定器の入力クロック周波数範囲を選択する必要が無いので、従来の誤り率測定装置との制御の互換性を高めることが可能である。
また、任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体のスロットに装着されている場合には、パルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールのクロック周波数を比較し、その比較結果に基づいて同一クロック源のパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとの組み合わせを判別して最適なクロックレートに切り替えるので、異なるクロックで動作するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとの間の誤動作を防止することが可能である。
本発明に係る誤り率測定装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る誤り率測定装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る誤り率測定装置に用いられるEDモジュールの仕様の一例を示す図である。 本発明に係る誤り率測定装置におけるクロックレートの自動切り替え方法の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る誤り率測定装置のスロットに装着される複数のモジュールの組み合わせの一例を示す概略図である。 本発明に係る誤り率測定装置におけるクロックレートの自動切り替え方法の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
[誤り率測定装置の構成]
図1に示すように、誤り率測定装置1は、クロック発生器モジュール(以下、CGモジュールと言う)2、パルスパターン発生器モジュール(以下、PPGモジュールと言う)3、誤り率測定器モジュール(以下、EDモジュールと言う)4、メイン基板5を備えて概略構成される。
誤り率測定装置1は、CGモジュール2が発生するクロックを基準とする所定周波数のタイミング信号により、PPGモジュール3から被測定物Wに既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って被測定物WからEDモジュール4が受信した入力データのビット誤り率(BER)を測定する。
図2に示すように、誤り率測定装置1は、装置本体1aが矩形状の筐体からなり、装置本体1aの側面部に開口部1bが形成される。また、装置本体1aの開口部1b内には、図5に示すように、複数のスロット1cが設けられる。
CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4は、装置本体1aのスロット1cに着脱可能であり、ユーザが任意に組み合わせて様々な形態で通信規格に基づく被測定物Wの各種測定を行うため、測定内容に応じてスロット1cに装着され、増設、取り外し、組み換えが可能である。
また、複数のモジュール(CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4の組み合わせ)は、装置本体1aのスロット1cに装着された状態で、メイン基板5と適宜配線接続される。さらに、メイン基板5には操作部6や表示部7なども配線接続される。
操作部6は、例えば表示部7の表示画面上のポインタやアイコンを操作するマウスやタッチスクリーンなどのポインティングデバイス、装置本体1aに設けられるキー、スイッチ、ボタンなどを含む。操作部6は、被測定物Wの測定開始や停止の指示、測定パラメータを設定する測定チャネルの指定、設定画面上の測定パラメータの設定/変更/参照などの各種測定に関わる操作を行う。
[クロック発生器]
CGモジュール2は、クロック発生器で構成され、PPGモジュール3に入力するための基準となる周波数のクロックを発生する。
なお、クロック発生器として機能するCGモジュール2は、装置本体1aのスロット1cに着脱可能な構成に限定されるものではなく、誤り率測定装置1とは別体の外部のクロック発生器を用いることもできる。
[PPGモジュール]
PPGモジュール3は、被測定物Wにテスト信号として入力されるパルスパターン信号を発生するパルスパターン発生器で構成される。PPGモジュール3は、図1に示すように、クロック入力部3a、分周/逓倍部3b、信号発生部3c、クロック出力部3d、PPGクロックカウント部3e、PPG制御部3fを備える。
クロック入力部3aは、CGモジュール2と接続され、CGモジュール2が発生するクロックを入力とし、入力したクロックを分周/逓倍部3bに出力する。
分周/逓倍部3bは、後述する測定制御部5bからの指示に基づくPPG制御部3fの制御により、クロックの入力対象となるEDモジュール4の制御仕様(例えば図3)の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、クロック入力部3aからのクロックを最小の回数で分周または逓倍する。なお、クロックを最小の回数で分周または逓倍するとは、ジッタによる波形の悪化を防ぐため、クロックに対する分周または逓倍をなるべく行わないことを意味する。
信号発生部3cは、分周/逓倍部3bにて分周または逓倍されたクロックをタイミング信号として、所望のパルスパターン信号を発生する。この信号発生部3cにて発生したパルスパターン信号は、各種測定を行う際に既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力される。
クロック出力部3dは、分周/逓倍部3bにて分周または逓倍されたクロックを出力する。
PPGクロックカウント部3eは、周波数カウンタで構成され、分周/逓倍部3bにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数をメイン基板5の後述する測定制御部5bに出力する。
PPG制御部3fは、後述する測定制御部5bからの指示により、クロックの入力対象となるEDモジュール4の制御仕様(例えば図3)の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、分周/逓倍部3bの分周または逓倍を最小の回数で制御する。
[EDモジュール]
EDモジュール4は、誤り率を測定する誤り率測定器で構成され、モジュール毎に測定ビットレートに応じてクロックレートが決められている。例えばEDモジュール4AとEDモジュール4BがEDモジュール4として使用され、クロック入力がExternal Clockの場合には、図3に示すクロックレートに決められている。すなわち、EDモジュール4Aは、測定ビットレートが2.4〜16.05GHz、16.05〜32.1GHzにおいてクロックレートが1/1に決められている。また、EDモジュール4Bは、測定ビットレートが2.4〜32.1GHz、32.1〜64.2GHzにおいてクロックレートが1/2に決められている。
EDモジュール4は、図1に示すように、クロック入力部4a、信号受信部4b、クロック再生部4c、分周/逓倍部4d、EDクロックカウント部4e、ED制御部4fを備える。
クロック入力部4aは、入力クロック周波数範囲が異なる2つのクロック入力部4aA,4aBを備える。クロック入力部4aA,4aBは、PPGモジュール3のクロック出力部3dから出力されるクロックを入力とし、入力したクロックを分周/逓倍部4dに出力する。
なお、図1の例では、クロック入力部4aが2つのクロック入力部4aA,4aBを備えた構成であるが、その数が限定されるものではなく、入力クロック周波数範囲が異なる複数のクロック入力部を備えた構成であればよい。
信号受信部4bは、分周/逓倍部4dにて分周または逓倍されたクロックをタイミング信号として、PPGモジュール3の信号発生部3cから被測定物Wへのテスト信号の入力に伴う被測定物Wからの信号を受信する。
クロック再生部4cは、信号受信部4bにて受信した信号からクロックを再生する。
分周/逓倍部4dは、後述する測定制御部5bからの指示に基づくED制御部4fの制御により、クロック入力部4aまたはクロック再生部4cからのクロックを分周または逓倍する。
EDクロックカウント部4eは、周波数カウンタで構成され、分周/逓倍部4dにて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数をメイン基板5の後述する測定制御部5bに出力する。
ED制御部4fは、後述する測定制御部5bからの指示により、分周/逓倍部5dを制御するとともに、制御仕様(例えば図3)の測定ビットレートに対応する入力クロック周波数範囲のクロック入力部4a(4aAまたは4aB)を選択するようにクロック入力部4aを切り替え制御する。その際、ED制御部4fは、分周/逓倍部5dの分周や逓倍の回数を最小にし、ジッタが小さくなる組み合わせになる入力クロック周波数範囲のクロック入力部4a(4aAまたは4aB)を選択するように切り替え制御する。
[メイン基板]
メイン基板5は、装置本体1aのスロット1cに装着された複数のモジュール(CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4の組み合わせ)と電気的に接続される回路基板であり、記憶部5a、測定制御部5bを備える。
記憶部5aは、装置本体1aのスロット1cに装着される各モジュールの情報を記憶する。すなわち、CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4がどのスロット1cに装着されているかを示す情報を記憶する。
また、誤り率測定装置1に用いるEDモジュール4は、例えば図3に示すように、測定ビットレートに対応するクロックレートがEDモジュール4毎に決まっている制御仕様となっている。このため、記憶部5aは、EDモジュール4(EDモジュール4A、EDモジュール4B)毎の制御仕様(クロック入力、測定ビットレート、周波数、クロックレート)を記憶する。
測定制御部5bは、複数のモジュール(CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4)の組み合わせにおいて、PPGモジュール3の分周/逓倍部3bとEDモジュール4の分周/逓倍部4dの分周または逓倍の回数が最小で、EDモジュール4の制御仕様(図3における測定ビットレートに対応するクロックレート)を満足するように、PPGモジュール3の出力クロックレートを制御するための指示とEDモジュール4の入力クロック周波数範囲を選択するための指示を出力する。
また、測定制御部5bは、PPGモジュール3のPPGクロックカウント部3eとEDモジュール4のEDクロックカウント部4eそれぞれからクロック周波数が入力しており、これらのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するPPGモジュール3とEDモジュール4とを同一のクロック源が入力しているモジュールの組み合わせと判断し、それ以外のモジュールを本クロックレートの自動切り替え方法の制御対象から除外する。
さらに、測定制御部5bは、通信規格で定められた高ビットレートに対応した通信装置やデバイスを被測定物Wとしてビット誤り率(BER)を含む各種測定を行う際にPPGモジュール3やEDモジュール4を統括制御する。例えば、測定制御部5bには、PPGモジュール3の信号発生部3cが発生して被測定物Wに入力するパルスパターン信号がPPG制御部3fを介して入力し、EDモジュール4の信号受信部4bが受信するデータがED制御部4fを介して入力している。これにより、測定制御部5bは、信号発生部3cが発生するパルスパターン信号を既知パターンのテスト信号として被測定物Wに入力したときに、このテスト信号の入力に伴って被測定物WからEDモジュール4の信号受信部4bが受信した入力データのビット誤り率(BER)を測定する。
[クロックレートの自動切り替え方法1]
次に、上記のように構成される誤り率測定装置1のPPGモジュール3とEDモジュール4のクロックレートの自動切り替え方法について図4を参照しながら説明する。
まず、被測定物Wの測定内容に応じて装置本体1aのスロット1cに複数のモジュール(CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4の組み合わせ)が装着されると、このスロット1cに装着された複数のモジュールの情報をメイン基板5の記憶部5aに記憶する(ST1)。複数のモジュールの情報は、例えばCGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4がどのスロット1cに装着されているかを示す情報や図3のEDモジュール4毎の制御仕様などである。
そして、装置本体1aのスロット1cに装着された複数のモジュールの組み合わせにおいて、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、PPGモジュール3の分周/逓倍部3bの分周または逓倍の回数を最小にし、PPGモジュール3の出力クロックレートを自動的に切り替え制御する(ST2)。
続いて、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応する入力クロック周波数範囲を選択するように、クロック入力部4aをクロック入力部4aAまたはクロック入力部4aBに切り替え制御する(ST3)。
なお、上述した図4に基づくクロックレートの自動切り替え方法において、最適なクロックレートの自動切り替えを行うため、ST2とST3の両方の制御を行うのが好ましいが、ST2とST3の何れか一方の制御のみを行うようにしてもよい。
[具体例1]
さらに、上述した図4のフローチャートに基づくクロックレートの自動切り替え方法の具体例について説明する。
今、図5に示すように、CGモジュール2、PPGモジュール3、2つのEDモジュール4(EDモジュール4A、EDモジュール4B)が装置本体1aのスロット1cに装着されているものとする。また、PPGモジュール3のクロック入力端子は、CGモジュール2の出力端子に接続され、EDモジュール4Aのクロック入力端子は、PPGモジュール3のクロック出力端子と接続されているものとする。
そして、EDモジュール4Aのクロック入力端子には、デバイスの対応ビットレートの制約上、クロックレートを1/1または1/2にしてクロックを入力する必要があるものとする。
この場合、従来、PPGモジュール3のクロック出力端子は、クロックレートが1/1または1/2のクロックがEDモジュール4Aのクロック入力端子に入力されるように、手動によりクロックレートを1/1または1/2に指定しなければならなかった。
例えば、32Gbit/sのデータ信号をPPGモジュール3で出力し、EDモジュール4AまたはEDモジュール4Bでデータ信号とExternal Clockを受信する場合、図3に示すEDモジュール4の制御仕様のクロックレートを満足するように、下記の条件で手動によりクロックレートを設定しなければならなかった。
なお、External Clockモードとは、PPGモジュール3が出力したクロック信号を受信するモードである。また、Recoverd Clockモードとは、信号受信部4bにて受信した信号からクロックを再生し、受信するモードである。
(1)EDモジュール4AがExternal Clockモードで受信する場合は、1/1クロックを入力する。
(2)EDモジュール4AがRecoverd Clockモードで受信する場合は、1/2クロックを再生する。
(3)EDモジュール4BがExternal Clockモードで受信する場合は、1/2クロックを入力する。
(4)EDモジュール4BがRecoverd Clockモードで受信する場合は、1/2クロックを再生する。
そこで、本実施の形態では、複数のモジュールの組み合わせにおいて、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、PPGモジュール3の分周/逓倍部3bの分周または逓倍の回数を最小にするとともに、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応する入力クロック周波数範囲を選択するようにクロック入力部4aを切り替え制御し、上記(1)〜(4)の何れかの条件でクロックレートを自動的に切り替える。
ところで、上述したクロックレートの自動切り替え方法では、クロックを入れずに動作していないPPGモジュール3、EDモジュール4や、別のクロックで動作しているPPGモジュール3、EDモジュール4が存在する場合に誤動作する可能性がある。
[クロックレートの自動切り替え方法]
そこで、この問題を解消する場合には、図6のフローチャートに基づくクロックレートの自動切り替え方法を採用する。
このクロックレートの自動切り替え方法では、まず、被測定物Wの測定内容に応じて装置本体1aのスロット1cに複数のモジュール(CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4の組み合わせ)が装着されると、このスロット1cに装着された複数のモジュールの情報をメイン基板5の記憶部5aに記憶する(ST11)。複数のモジュールの情報は、例えばCGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4がどのスロット1cに装着されているかを示す情報や図3のEDモジュール4毎の制御仕様などである。
装置本体1aのスロット1cにPPGモジュール3とEDモジュール4の何れかが2つ以上装着されている場合、PPGモジュール3のPPGクロックカウント部3eのクロック周波数と、EDモジュール4のEDクロックカウント部4eのクロック周波数とを比較し、互いが自然数倍(0は除く)であれば、そのPPGモジュール3とEDモジュール4とを同一のクロック源で動作しているモジュールの組み合わせと判断し、それ以外のモジュールを排除する。すなわち、別のクロック源で動作しているモジュールと、クロックが入力されていないモジュールを本クロックレートの自動切り替え方法の制御対象から排除する(ST12)。
そして、装置本体1aのスロット1cに装着された複数のモジュールの組み合わせにおいて、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、PPGモジュール3の分周/逓倍部3bとEDモジュール4の分周/逓倍部4dの分周または逓倍の回数を最小にし、PPGモジュール3とEDモジュール4のクロックレートを自動的に切り替え制御する(ST13)。
続いて、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応する入力クロック周波数範囲を選択するように、クロック入力部4aをクロック入力部4aAまたはクロック入力部4aBに切り替え制御する(ST3)。
なお、上述した図6に基づくクロックレートの自動切り替え方法において、最適なクロックレートの自動切り替えを行うため、ST13とST14の両方の制御を行うのが好ましいが、ST13とST14の何れか一方の制御のみを行うようにしてもよい。
[具体例2]
さらに、上述した図6のフローチャートに基づくクロックレートの自動切り替え方法の具体例について説明する。
今、図5に示すように、CGモジュール2、PPGモジュール3、EDモジュール4A、EDモジュール4Bが装置本体1aのスロット1cに装着されているものとする。また、PPGモジュール3のクロック入力端子は、CGモジュール2の出力端子に接続され、EDモジュール4Aのクロック入力端子は、PPGモジュール3のクロック出力端子と接続されているものとする。さらに、EDモジュール4Bのクロック入力端子は、いずれのモジュールにも接続されていないものとする。
例えば32Gbit/sのデータ信号をPPGモジュール3で出力し、EDモジュール4Aでデータ信号とExternal Clockを受信するものとする。
PPGモジュール3とEDモジュール4のクロックレートの切り替えを自動で行う際、EDモジュール4AとEDモジュール4Bが装置本体1aの装着されているため、クロックレートの選択が適切に行われない可能性がある。
そこで、図1に示す測定制御部5bは、PPGモジュール3のPPGクロックカウント部3eのクロック周波数と、EDモジュール4AとEDモジュール4BそれぞれのEDクロックカウント部4eのクロック周波数を読み出し、読み出したクロック周波数を比較する。
その結果、PPGモジュール3とEDモジュール4Aのクロック周波数が互いに自然数倍の関係であれば、PPGモジュール3の出力端子に接続されているEDモジュール4Aを検出し、上記(1)〜(4)の条件の中から(1)の条件でEDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応するクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、PPGモジュール3の分周/逓倍部3bの分周または逓倍の回数を最小にし、PPGモジュール3の出力クロックレートを自動的に切り替え制御する。また、EDモジュール4の制御仕様の測定ビットレートに対応する入力クロック周波数範囲を選択するようにクロック入力部4aを切り替え制御する。
このように、クロックを入力せずに動作していないPPGモジュール、EDモジュールや、別のクロックで動作しているPPGモジュール、EDモジュールが存在する場合には誤動作する可能性がある。このため、図5に示すPPGモジュール3のPPGクロックカウント部3eとEDモジュール4のEDクロックカウント部4eから得られるクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(0は除く)の関係であれば、そのPPGモジュール3とEDモジュール4とを同一のクロック源が入っているモジュールの組み合わせと判断する。そして、それ以外のモジュール、例えば別のクロック源で動作しているモジュールやクロックが入力されていないモジュールを本クロックレートの自動切り替え方法の制御対象から除外する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のモジュール(PPGモジュール3、EDモジュール4)の組み合わせにおいて、EDモジュール4の制御仕様のクロックレートを満足し、ジッタが少なくなるように、自動で内部回路を切り替えて最適なPPGモジュール3の出力クロックレート、EDモジュール4の入力クロック周波数範囲を選択して自動的に最適なクロックレートに切り替え制御するので、従来のようなクロックレートを手動設定する作業の煩雑さを解消することができる。しかも、PPGモジュール3の出力クロックレートの誤った選択による誤動作やEDモジュール4の入力クロック周波数範囲を誤ることによる測定エラーを防止することが可能となる。
また、PPGモジュール3の出力クロックレートやEDモジュール4の入力クロック周波数範囲を手動により選択して設定する煩雑な作業を行う必要が無いので、従来の誤り率測定装置との制御の互換性を高めることが可能である。
さらに、任意に組み合わせた複数のモジュール(PPGモジュール3、EDモジュール4)が装置本体1aのスロット1cに装着されている場合には、PPGモジュール3のクロック周波数とEDモジュール4のクロック周波数とを比較し、その比較結果に基づいて同一クロック源のPPGモジュール3とEDモジュール4との組み合わせを判別して自動的に最適なクロックレートに切り替えるので、異なるクロックで動作するPPGモジュール3とEDモジュール4との間の誤動作を防止することが可能である。
また、ジッタの観点で波形が悪くならないように余計な分周や逓倍を行うことなく最適な1つのクロックレートを選択して切り替えるので、どのようなモジュールの組み合わせであっても、ジッタを抑えた測定条件で測定することができ、測定結果の精度を向上することが可能となる。
以上、本発明に係る誤り率測定装置および誤り率測定方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 誤り率測定装置
1a 装置本体
1b 開口部
1c スロット
2 クロック発生器モジュール(CGモジュール)
3 パルスパターン発生器モジュール(PPGモジュール)
3a クロック入力部
3b 分周/逓倍部
3c 信号発生部
3d クロック出力部
3e PPGクロックカウント部
3f PPG制御部
4(4A,4B) 誤り率測定器モジュール(EDモジュール)
4a(4aA,4aB) クロック入力部
4b 信号受信部
4c クロック再生部
4d 分周/逓倍部
4e EDクロックカウント部
4f ED制御部
5 メイン基板
5a 記憶部
5b 測定制御部
6 操作部
7 表示部
W 被測定物

Claims (10)

  1. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置(1)であって、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御する第1の制御部(3f)と、
    前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部(5b)とを備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  2. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置(1)であって、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御する第2の制御部(4f)と、
    前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部(5b)とを備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  3. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定装置(1)であって、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御する第1の制御部(3f)と、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御する第2の制御部(4f)と
    前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外する測定制御部(5b)とを備えたことを特徴とする誤り率測定装置。
  4. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)と第1の制御部(3f)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置(1)の装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記第1の制御部にて前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御するステップと、
    測定制御部(5b)により前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする誤り率測定方法。
  5. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、第2の制御部(4f)を備えた誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置(1)の装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
    前記第2の制御部により前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御するステップと、
    測定制御部(5b)により前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする誤り率測定方法。
  6. 入力するクロックを分周/逓倍する分周/逓倍部(3b)と第1の制御部(3f)を備えたパルスパターン発生器モジュール(3)と、第2の制御部(4f)を備えた誤り率測定器モジュール(4)とを任意に組み合わせた複数のモジュールが誤り率測定装置(1)の装置本体(1a)のスロット(1c)に装着され、前記パルスパターン発生器モジュールから被測定物(W)に既知パターンのテスト信号を入力し、このテスト信号の入力に伴って前記誤り率測定器モジュールが前記被測定物から受信した入力データのビット誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
    前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記第1の制御部にて前記パルスパターン発生器モジュールの分周/逓倍部を制御するステップと、
    前記第2の制御部により前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに応じて前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択的に切り替え制御するステップと
    測定制御部(5b)により前記パルスパターン発生器モジュールと前記誤り率測定器モジュールとのクロック周波数を比較し、互いが自然数倍(但し、0は除く)の関係を満足するパルスパターン発生器モジュールと誤り率測定器モジュールとを同一のクロック源が入力しているモジュールと判断し、それ以外のモジュールをクロックレートの自動切り替え制御の対象から除外するステップとを含むことを特徴とする誤り率測定方法。
  7. 前記パルスパターン発生器モジュール(3)の分周/逓倍部(3b)にて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部(5b)に出力する第1のクロックカウント部(3e)と、
    前記誤り率測定器モジュール(4)の分周/逓倍部(4d)にて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部(5b)に出力する第2のクロックカウント部(4e)とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の誤り率測定装置。
  8. 前記測定制御部(5b)は、前記複数のモジュールの組み合わせにおいて、前記パルスパターン発生器モジュール(3)の分周/逓倍部(3b)と前記誤り率測定器モジュール(4)の分周/逓倍部(4d)の分周または逓倍の回数が最小で、前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記パルスパターン発生器モジュールの出力クロックレートを制御するための指示と前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択するための指示を出力することを特徴とする請求項1〜3,7の何れかに記載の誤り率測定装置。
  9. 前記パルスパターン発生器モジュール(3)の分周/逓倍部(3b)にて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を第1のクロックカウント部(3e)にて計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部(5b)に出力するステップと、
    前記誤り率測定器モジュール(4)の分周/逓倍部(4d)にて分周または逓倍されるクロックのクロック周波数を第2のクロックカウント部(4e)にて計測し、計測したクロック周波数を前記測定制御部(5b)に出力するステップとを含むことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の誤り率測定方法。
  10. 前記複数のモジュールの組み合わせにおいて、前記パルスパターン発生器モジュール(3)の分周/逓倍部(3b)と前記誤り率測定器モジュール(4)の分周/逓倍部(4d)の分周または逓倍の回数が最小で、前記誤り率測定器モジュールの測定ビットレートに対応するクロックレートを満足するように、前記測定制御部(5b)から前記パルスパターン発生器モジュールの出力クロックレートを制御するための指示と前記誤り率測定器モジュールの入力クロック周波数範囲を選択するための指示を出力するステップを含むことを特徴とする請求項4〜6,の何れかに記載の誤り率測定方法。
JP2018208234A 2018-11-05 2018-11-05 誤り率測定装置および誤り率測定方法 Active JP6836569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018208234A JP6836569B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 誤り率測定装置および誤り率測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018208234A JP6836569B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 誤り率測定装置および誤り率測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020077908A JP2020077908A (ja) 2020-05-21
JP6836569B2 true JP6836569B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=70724466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018208234A Active JP6836569B2 (ja) 2018-11-05 2018-11-05 誤り率測定装置および誤り率測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6836569B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7325566B1 (ja) * 2022-03-24 2023-08-14 アンリツ株式会社 測定装置および測定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567974B2 (ja) * 2002-01-18 2010-10-27 株式会社アドバンテスト 試験装置
JP2010032401A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokogawa Electric Corp 半導体試験装置
JP5443290B2 (ja) * 2010-07-21 2014-03-19 アンリツ株式会社 誤り率測定装置および誤り率測定方法
JP5569988B2 (ja) * 2012-09-27 2014-08-13 アンリツ株式会社 パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法
JP2018007033A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 株式会社豊田中央研究所 パルス生成装置及び方法
JP6484263B2 (ja) * 2017-02-08 2019-03-13 アンリツ株式会社 画面分割表示装置、それを備えた測定装置、及び画面分割表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020077908A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250737B2 (ja) 誤り率測定装置及び誤り率測定方法
JP6250738B2 (ja) 誤り率測定装置及び誤り率測定方法
US7477684B2 (en) Testing method, communication device, and testing system
US7257509B2 (en) Measuring device with functional units controllable via a block diagram
US7860472B2 (en) Receiver circuit and receiver circuit testing method
US8218611B2 (en) Signal generator providing ISI scaling to touchstone files
JP6836569B2 (ja) 誤り率測定装置および誤り率測定方法
JP2021150836A (ja) 誤り率測定装置及びデータ分割表示方法
JP2022101058A (ja) 誤り率測定装置及びエラー数表示方法
US8204613B2 (en) Method and apparatus with multimedia interface for generating audio clock
US7296203B2 (en) Test apparatus, program and recording medium
JP3792556B2 (ja) 通信回線テスト方法
EP3982356A1 (en) Sound pickup, string instrument and sound pickup control method
JP2022035956A (ja) スペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法
JP6865246B2 (ja) クロック分配回路及びクロック分配方法と誤り率測定装置及び誤り率測定方法
JP5569988B2 (ja) パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法
JP2017138153A (ja) ジッタ耐力測定装置およびジッタ耐力測定方法
JP6651432B2 (ja) 誤り率測定装置および誤り率測定方法
JP6672125B2 (ja) 測定装置及び該装置を用いたパラメータ設定方法
CN109085492A (zh) 集成电路信号相位差确定方法及装置、介质和电子设备
JP3751611B2 (ja) ジッタ測定装置
JPH1114714A (ja) 半導体試験装置
KR102100034B1 (ko) Mipi 속도 측정 시스템 및 방법
KR101050668B1 (ko) 개선된 tdd 시스템 신호 계측 장치 및 계측 방법
JP2021158431A (ja) 誤り率測定装置および連続エラー検索方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6836569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250