JP6833551B2 - 自動車用ホイール - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ホイールに関する。
近年、自動車用ホイールを設計する際、車両走行時に発生するロードノイズを低減することで車内騒音を低減する技術が要求されてきている。そこで、従来、車両走行時にタイヤ主気室で生じた空洞共鳴音を吸音する吸音器としての副気室部材を自動車用ホイールに設けることによって、車両走行時の車内騒音を低減する技術が種々提案されている。
この副気室部材は、タイヤ主気室に連通するタイヤ副気室を内部に有する部材である。通常、この副気室部材は、ホイールリムの所謂ウェル部に固定される。その際、副気室部材をどのようにウェル部に固定するかが重要である。
例えば、特許文献1に記載の自動車用ホイールでは、ホイール周方向に沿って湾曲しながら延在する樹脂製の副気室部材が、金属製の固定部材を利用して、ホイールリムのウェル部に固定されている。具体的には、この副気室部材は、タイヤ副気室を有する本体部と、本体部から延出する縁部とを有する。ウェル部には、ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する一対の壁面が形成されている。副気室部材をウェル部に固定する際、先ず、ウェル部の一対の壁面の間に副気室部材が取り付けられる。次いで、固定部材が副気室部材の縁部をホイール径方向内側に向けて押圧するように、固定部材がウェル部の一対の壁面に係止される。これにより、副気室部材がウェル部に固定される。
上記文献では、上述のように、副気室部材をウェル部に取り付けた後に、固定部材がウェル部に取り付けられている。換言すれば、何らかの部材をウェル部に取り付ける工程として、2つの工程が存在する。このため、副気室部材をウェル部に取り付ける作業が必ずしも容易とはいえなかった。
また、上記文献では、ウェル部に形成された一対の壁面の双方の高さが同等且つ比較的大きくなっている。一対の壁面の双方の高さが大きいと、ホイールリム(従って、ホイール全体)の重量も大きくなる。以上のことから、副気室部材をウェル部に取り付ける作業をより一層容易にすると共に、ホイール全体の軽量化を図ることが要求されているところである。
本発明は上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、副気室部材をウェル部に取り付ける作業が容易であり且つ軽量化を図ることが可能な自動車用ホイールを提供することである。
特開2010−52700号公報
本発明に係る自動車用ホイールは、タイヤとの間にタイヤ主気室を区画するリム外周面において、前記タイヤのビードを保持する車両外側のビードシートと車両内側のビードシートとの間にホイール径方向内側に凹み且つホイール周方向に延びるウェル部を有するホイールリムと、ホイール周方向に沿って湾曲しながら延在すると共に前記タイヤ主気室に連通するタイヤ副気室を内部に有する樹脂製の副気室部材と、前記副気室部材を前記ウェル部に固定する固定部材と、を備える。前記固定部材は、金属製であることが好ましいが、例えば、樹脂製であってもよい。
本発明に係る自動車用ホイールの特徴は、前記ウェル部が、ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する第1壁面及び第2壁面を有し、前記第1壁面の高さは前記第2壁面の高さより大きく、前記第1壁面及び前記第2壁面には第1係止部及び第2係止部がそれぞれ設けられ、前記固定部材が、ホイール軸方向に対向する第1側面部及び第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の外側部分同士又は内側部分同士を連結する連結部と、を備え、前記固定部材が、前記連結部が前記副気室部材のホイール径方向の側面と対向し且つ前記第1側面部及び前記第2側面部が前記副気室部材の両側面と対向するように、前記副気室部材に装着され、前記固定部材が装着された前記副気室部材が、前記第1側面部及び前記第2側面部が前記第1壁面及び前記第2側面とそれぞれ対向するように、前記第1壁面及び前記第2壁面の間に配置され、前記第1側面部の外側面には、前記第1係止部と当接することで、前記第1係止部をホイール軸方向外側に向けて押圧する軸方向押圧力を発生すると共に、前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第3係止部が設けられ、前記第2側面部の外側面には、前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2係止部と当接することで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第4係止部が設けられ、前記固定部材には、前記副気室部材の一部と当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動を規制する第5係止部が設けられた、ことにある。
これによれば、固定部材の連結部と第1、第2側面部とで副気室部材を覆うように固定部材を副気室部材に装着することで、副気室部材及び固定部材がサブアッセンブリ化され得る。このサブアッセンブリがウェル部に設けられた第1、第2壁面の間に挿入されると、第1壁面に設けられた第1係止部と第1側面部に設けられた第3係止部とが当接し、且つ、第2壁面に設けられた第2係止部と第2側面部に設けられた第4係止部とが当接することによって、サブアッセンブリ(従って、副気室部材)がウェル部に固定され得る。
このように、本発明に係る自動車用ホイールによれば、副気室部材及び固定部材からなるサブアッセンブリをウェル部に取り付けるだけで(ワンタッチで)、副気室部材がウェル部に固定される。換言すれば、何らかの部材をウェル部に取り付ける工程が1つの工程のみとなる。このため、上述した文献に記載の自動車用ホイールと比べて、副気室部材をウェル部に取り付ける作業が容易になる。
加えて、第1壁面の高さが前記第2壁面の高さより大きい。従って、第2壁面の高さを相対的に小さくすることができるので、第1、第2壁面の双方の高さが同等且つ大きい態様と比べて、ホイールリム(従って、ホイール全体)の軽量化を図ることが可能となる。
また、第2壁面の高さを相対的に小さくできるため、サブアッセンブリのウェル部への取り付けに際し、以下のような手順を採用できる。先ず、サブアッセンブリを第2側面部側が第1側面部側より下方に位置するように傾けた状態で、第2壁面に設けられた第2係止部に第2側面部に設けられた第4係止部を当接(係合)させ、第4係止部を中心にサブアッセンブリを下側に向けて回動させる。第1側面部に設けられた第3係止部が第1壁面に接触した後は、第3係止部が第1壁面によって押圧されてホイール軸方向内側に弾性変形した状態で、サブアッセンブリを更に下側に向けて回動させる。第3係止部が第1壁面に設けられた第1係止部に到達すると、第3係止部がホイール軸方向外側へ向けて戻ることで、第1係止部に第3係止部を当接(係合)させることができる。
即ち、第4係止部を中心としたサブアッセンブリの単純な回動操作によって、サブアッセンブリがウェル部に固定された状態(第1係止部と第3係止部とが当接し、且つ、第2係止部と第4係止部とが当接した状態)が極めて容易に得られる。なお、サブアッセンブリのウェル部への取り付けに際し、こうした回動操作によらず、サブアッセンブリをホイール径方向内側に向けて並進させながら押し込むような手順を採用しても良い。
更に、サブアッセンブリがウェル部に固定された状態では、第3係止部が発生する軸方向押圧力によって、第3係止部が第1係止部をホイール軸方向外側に向けて押圧する。また、この軸方向押圧力の反力を第4係止部が受ける。この軸方向押圧力の反力によって、第4係止部が第2係止部に当接した状態が維持される。この結果、第1係止部と第3係止部とが当接し且つ第2係止部と第4係止部とが当接した状態(即ち、サブアッセンブリがウェル部に固定された状態)が安定して維持され得る。
また、軸方向押圧力を発生する第3係止部の構成に比して、この軸方向押圧力の反力を受けるだけの第4係止部の構成を簡素化することができる。そして、比較的複雑な構成である第3係止部と当接する第1係止部に必要とされる高さに比べて、比較的簡素な構成である第4係止部と当接する第2係止部に必要とされる高さを小さくできる。この結果、第1係止部が設けられる第1壁面の高さよりも、第2係止部が設けられる第2壁面の高さを小さくすることができる。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記第1壁面が前記ウェル部の側面そのもので構成され、前記第2側面がウェル部の底面からホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成されることが好適である。
これによれば、第1壁面がウェル部の底面からホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成され且つ第2側面がウェル部の側面そのもので構成される態様と比べて、第1壁面(第1係止部)及び第2壁面(第2係止部)の双方を設けるために必要な形状(増肉量)の総量を少なくできる。この結果、ホイールリム(従って、ホイール全体)の軽量化をより一層図ることが可能となる。
上記本発明に係る自動車用ホイールは、より具体的には、前記第1係止部及び前記第2係止部は、それぞれ、ホイール周方向に延びる第1溝部及び第2溝部であり、前記第3係止部は、前記第1側面部からホイール軸方向外側且つホイール径方向外側に向けて傾斜して一体的に延びる板状の第1爪部であり、前記第1溝部に前記第1爪部の先端が嵌ることで、前記軸方向押圧力が発生すると共に前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動が規制され、前記第4係止部は、前記第2側面部におけるホイール径方向内側の端部からホイール軸方向外側に向けて一体的に延びる平板状の第2爪部であり、前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2溝部に前記第2爪部が嵌ることで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動が規制されるように構成され得る。
これによれば、第1係止部が第1溝部で構成され、かつ、第3係止部が、第1側面部からホイール軸方向外側且つホイール径方向外側に向けて傾斜して延びる板状の第1爪部で構成されるので、比較的小さい操作力で、第3係止部(=第1爪部)を第1係止部(=第1溝部)に嵌めることができる。加えて、第3係止部(=第1爪部)が第1係止部(=第1溝部)に嵌まり、且つ、第4係止部(=第2爪部)が第2係止部(=第2溝部)に嵌まることによって、サブアッセンブリ(従って、副気室部材)がウェル部に強固に固定され得る。更に、第4係止部が平板状の第2爪部で構成されるので、第4係止部の構成を極めて簡素化することができる。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記連結部は、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の内側部分同士を連結する底面部であり、前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれの内側面に設けられることが好適である。
これによれば、固定部材が副気室部材に装着された状態では、副気室部材の固定部材に対するホイール径方向内側への移動は固定部材の底面部そのものによって規制され、副気室部材の固定部材に対するホイール径方向外側への移動は固定部材に設けられた第5係止部によって規制される。従って、固定部材が副気室部材に装着された状態では、固定部材が副気室部材から脱落することがないので、副気室部材及び固定部材がサブアッセンブリ化された状態を確実に維持することができる。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記固定部材の底面部には、前記副気室部材のホイール径方向内側面をホイール径方向外側に向けて押圧する弾性力を発生する第1弾性部が設けられることが好適である。
これによれば、固定部材が副気室部材に装着された状態では、第1弾性部の弾性力によって、副気室部材の一部が固定部材の第5係止部に当接した状態が維持され得る。従って、車両走行中等において、副気室部材の一部が固定部材の第5係止部へ衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記固定部材の底面部には、前記ウェル部の底面をホイール径方向内側に向けて押圧する弾性力を発生する第2弾性部が設けられることが好適である。
これによれば、第2弾性部の弾性力の反力によって、固定部材がホイール径方向外側に向けて押圧される。従って、サブアッセンブリがウェル部の第1、第2壁面の間に配置された状態では、第2弾性部の弾性力の反力によって、固定部材の第3、第4係止部が第1、第2壁面の第1、第2係止部にそれぞれ当接した状態が維持され得る。従って、車両走行中等において、固定部材の第3、第4係止部が第1、第2壁面の第1、第2係止部に衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記固定部材は、金属製の板状部材によって一体に構成されることが好適である。ここにおいて、前記底面部は平板状の部分であり、前記第1弾性部は、前記底面部から一体的に延びると共に前記底面部の平面に対してホイール径方向外側に位置する板状部分であることが好ましい。また、前記第2弾性部は、前記底面部から一体的に延びると共に前記底面部の平面に対してホイール径方向内側に位置する板状部分であることが好ましい。
これによれば、固定部材が金属製の板状部材によって一体に構成されるので、固定部材を薄くでき、搭載スペースの制約下、副気室部材の大きさ(従って、タイヤ副気室の容積)を大きくできる。また、固定部材が樹脂製の場合と比べて、温度変化及び経年変化等に起因して弾性力が低下し難いので、長期間に亘って安定した弾性力を発揮することができる。更には、固定部材が樹脂製の場合と比べて、固定部材そのものの製造が容易となり、固定部材の製造コストを低減することができる。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記第1側面部及び前記第2側面部は、平板状の前記底面部から屈曲して立ち上がる一対の平板状の部分であり、前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれのホイール径方向外側の先端部からホイール軸方向内側に向けて一体的に延びる平板状の第3爪部であり、前記第3爪部に前記副気室部材におけるホイール径方向外側面が当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動が規制されることが好適である。
これによれば、第5係止部(=第3爪部)と副気室部材のホイール径方向外側面との当接によって、簡易な構成で、副気室部材の固定部材に対するホイール径方向外側への移動が確実に規制することができる。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記副気室部材の表面における前記固定部材が装着される部位には、前記第1側面部、前記第2側面部、及び前記連結部が嵌る凹部が形成されることが好適である。これによれば、サブアッセンブリの状態にて、固定部材の副気室部材に対するホイール周方向の移動が規制されるので、係る凹部がない場合と比べて、固定部材と副気室部材とがより一層強固に一体化され得る。
上記本発明に係る自動車用ホイールでは、前記第1壁面及び前記第2壁面の少なくとも一方の壁面の一部には、ホイール径方向外側に開口する切欠部が設けられ、前記副気室部材の表面における前記固定部材が装着されない部位には、ホイール軸方向外側に突出すると共に前記切欠部に嵌る突起が設けられることが好適である。これによれば、副気室部材のホイールリムに対するホイール周方向の移動が確実に規制され得る。
図1は、本発明に係る自動車用ホイールの実施形態の全体を示す斜視図である。 図2は、図1に示す実施形態を車両外側から視た模式図である。 図3は、図1に示す副気室部材の全体の斜視図である。 図4は、図1に示す副気室部材がサイドブランチ管を構成する場合の副気室部材の模式図である。 図5は、図1に示す副気室部材がヘルムホルツレゾネータを構成する場合の副気室部材の模式図である。 図6は、図1に示す固定部材をホイール周方向から視た模式図である。 図7は、図6に示す固定部材を成形する際に使用される金属平板の一例を示した図である。 図8は、副気室部材に固定部材を装着する際の様子を示す図6に対応する図である。 図9は、副気室部材及び固定部材からなるサブアッセンブリを第1、第2壁面の間に挿入する際の様子を示す図6に対応する第1の図である。 図10は、副気室部材及び固定部材からなるサブアッセンブリを第1、第2壁面の間に挿入する際の様子を示す、図9に続く第2の図である。 図11は、副気室部材に遠心力が作用した際に発生する力を説明するための図である。 図12は、図6に示す実施形態の変形例に係る図10(c)に対応する図である。
以下、本発明に係る自動車用ホイールの実施形態(以下、「本実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しながら説明する。
(ホイールの全体構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態は、円環状のタイヤT(図2を参照)が取り付けられる円筒状のホイールリム(以下、単に「リム」ともいう)10と、リム10の車両外側の筒端部に接合された円盤状のホイールディスク20と、を備える。リム10及びホイールディスク20は、例えば、アルミニウム合金製であり、鋳造等によって製造される。
リム10の外周面は、タイヤTとの間にタイヤ主気室TS(図2を参照)を区画する。リム10の外周面には、タイヤのビードを保持する車両外側及び車両内側の一対のビードシート11の間にて、ウェル部12が形成されている。ウェル部12は、ホイール径方向内側に凹み且つホイール周方向に沿って環状に延びる溝部分である。
ウェル部12には、ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する第1壁面13a、及び、第2壁面13bが形成されている。図1に示す例では、第1壁面13a(図1にて右側の壁面)は、ウェル部12の側面そのもので構成され、第2壁面13b(図1にて左側の壁面)は、ウェル部12の底面からホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成されている。なお、第1、第2壁面13a,13bの双方が、ホイール軸方向に対向する一対の前記縦壁の側面で構成されていても、ホイール軸方向に対向するウェル部12の一対の側面で構成されていてもよい。
第1壁面13aの高さは、第2壁面13bの高さより大きい。ここで、壁面の高さとは、ウェル部12の底面からのホイール径方向外側への突出高さを指す。
図1及び図2に示すように、ウェル部12の第1、第2壁面13a,13bの間には、副気室部材30が設けられている。副気室部材30は、ホイール周方向に沿って湾曲しながら延びる樹脂製の管状部材であり、その内部に、タイヤ主気室TSと連通するタイヤ副気室35(後述する図4及び図5を参照)を有している。副気室部材30のホイール周方向に直交する断面形状は、典型的には四角形であるが、円形、楕円形などであってもよいし、このような形状を、ウェル部12の形状やタイヤTのリム10への組み付け性を考慮して変形させた形状であってもよい。副気室部材30は、軽量且つ強度に優れるポリプロピレン製であることが好ましい。副気室部材30は、例えば、ブロー成形によって形成される。
副気室部材30は、金属製の固定部材40によってウェル部12に固定されている。固定部材40を利用した副気室部材30のウェル部12への固定構造について後に詳述する。図1及び図2に示す例では、リム10には、3つの副気室部材30がホイール周方向において概ね等間隔で配置されており、各副気室部材30は、そのホイール周方向の両端部近傍に装着された2つの固定部材40によってウェル部12に固定されている。リム10に設けられる副気室部材30の個数は、1つであってもよく、また、3つ以外の複数であってもよい。各副気室部材30に装着される固定部材40の個数は、1つであってもよく、また、3つ以上であってもよい。
図3に示すように、副気室部材30の表面における固定部材40が装着される部位(ホイール周方向の両端部近傍)には、固定部材40の対応部分(具体的には、後述する底面部41及び第1、第2側面部42a,42b)が嵌る凹部31がそれぞれ形成されている。これにより、固定部材40の副気室部材30に対するホイール周方向の移動が確実に規制される。
また、図3に示すように、副気室部材30の表面における固定部材40が装着されない部位(図1及び図3に示す例では、ホイール周方向の中央部)には、ホイール軸方向外側に突出する突起32が設けられている。図1に示すように、この突起32は、第2壁面13bの一部に設けられたホイール径方向外側に開口する切欠部14に嵌っている。これにより、副気室部材30のリム10に対するホイール周方向の移動が確実に規制される。突起32が嵌る切欠部14は、第1壁面13aの一部に設けられてもよく、また、第1、第2壁面13a,13bの双方に設けられてもよい。
図4に示すように、副気室部材30として、そのホイール周方向両端のうち一方の端部が端壁33により塞がれ、他方の端部が開口する態様が採用され得る。この場合、タイヤ副気室35は、この開口36を通じてタイヤ主気室TSと連通する。この場合、副気室部材30は、車両走行時の路面入力によってタイヤ主気室TS内で生じたタイヤ空洞共鳴音を吸収する吸音器としての所謂「サイドブランチ管」を構成する。タイヤ副気室35のホイール周方向の長さは、タイヤ主気室TSにおける空洞共鳴波長の4分の1に相当する基準長さに近似した長さに設定される。これにより、タイヤ主気室TSにおける音波と、開口36を通じてタイヤ副気室35に導入され端壁33に衝突した後に開口36を通じて再びタイヤ主気室TSへと戻る音波とが、互いに逆位相で合成されて音を打ち消すように作用する。この結果、タイヤ主気室TSにおける特定周波数(典型的には、200〜250Hz付近の周波数)の振動を吸収することができ、車両走行時の車内騒音が低減され得る。
或いは、図5に示すように、副気室部材30として、そのホイール周方向両端の双方の端部が端壁33により塞がれ且つその一部に貫通する連通孔34が形成された態様が採用され得る。この場合、タイヤ副気室35は、連通孔34を通じてタイヤ主気室TSと連通する。この場合、副気室部材30は、前記吸音器としての所謂「ヘルムホルツレゾネータ」を構成する。タイヤ副気室35の容積と、連通孔34の孔径及び孔長を適宜調整することによって、タイヤ主気室TSにおける特定周波数(典型的には、200〜250Hz付近の周波数)の振動を吸収することができ、車両走行時の車内騒音が低減され得る。
(固定部材を利用した副気室部材のウェル部への固定構造)
次に、固定部材40を利用した副気室部材30のウェル部12への固定構造について図6〜図10を参照しながら説明する。
先ず、図6及び図7を参照しながら、金属製の固定部材40の構成について説明する。図6は、ホイール周方向から視たときの固定部材40を示す。図6に示す固定部材40は、例えば、図7に示す金属製の平板における図中の一点鎖線で示す箇所をプレス成形等によって屈曲させることによって形成される。従って、固定部材40の全体が弾性体を構成している。固定部材40は、耐食性に優れたステンレス鋼(典型的には、SUS304)製であることが好ましい。なお、固定部材40は、プレス成形以外の公知の手法によって形成されてもよい。
以下、説明の便宜上、図6における上方向及び下方向(ホイールに組付後は、ホイール径方向外側及び内側)をそれぞれ「上方向」及び「下方向」と呼び、図6における左右方向(ホイールに組付後は、ホイール軸方向)を「幅方向」と呼び、図6における紙面に直交する方向(ホイールに組付後は、ホイール周方向)を「奥行方向」と呼ぶ。
図6に示すように、固定部材40は、平板状の底面部41と、底面部41の幅方向両端部から屈曲して上方向に立ち上がる対向する一対の平板状の第1側面部42a,第2側面部42bと、を備える。底面部41は本発明の「連結部」に対応している。
底面部41には、第1弾性部43、及び、第2弾性部44が設けられている。図6及び図7から理解できるように、第1弾性部43は、底面部41の幅方向の一端部から上方且つ幅方向内側に向けて傾斜して一体的に延びる片持ち梁状の平板状部分である。換言すれば、第1弾性部43は、底面部41から一体的に延びると共に底面部41の平面(仮想平面)に対してホイール径方向外側に位置する板状部分である。
後述するように、第1弾性部43は、固定部材40を副気室部材30に装着した状態において、副気室部材30の下面(ホイール径方向内側面)を上側(ホイール径方向外側)に向けて押圧する弾性力F1を発生する機能を有する。図6及び図7に示す例では、第1弾性部43は、奥行方向に関して1箇所のみに設けられているが、奥行方向に関して2箇所以上に設けられていてもよい。
図6及び図7から理解できるように、第2弾性部44は、底面部41の幅方向の他端部から下方且つ幅方向内側に向けて傾斜して一体的に延びる片持ち梁状の平板状部分である。換言すれば、第2弾性部44は、底面部41から一体的に延びると共に底面部41の平面(仮想平面)に対してホイール径方向内側に位置する板状部分である。
後述するように、第2弾性部44は、固定部材40が装着された副気室部材30(サブアッセンブリ)をウェル部12の第1、第2壁面13a,13bの間に挿入した状態において、ウェル部12の底面を下側(ホイール径方向内側)に向けて押圧する弾性力F2を発生する機能を有する。図6及び図7に示す例では、第2弾性部44は、奥行方向に関して1箇所のみに設けられているが、奥行方向に関して2箇所以上に設けられていてもよい。
第1側面部42aの外側面には、第1爪部45aが設けられている。図6及び図7から理解できるように、第1爪部45aは、第1側面部42aから上方且つ幅方向外側に向けて傾斜して一体的に延びる片持ち梁状の板状部分である。第2側面部42bの外側面には、第2爪部45bが設けられている。図6及び図7から理解できるように、第2爪部45bは、第2側面部42bにおける下側の端部から幅方向外側に向けて一体的に延びる平板状部分である。
後述するように、第1、第2爪部45a,45bは、それぞれ、固定部材40が装着された副気室部材30(サブアッセンブリ)をウェル部12の第1、第2壁面13a,13bの間に挿入した状態において、第1、第2壁面13a,13bにそれぞれ設けられた第1、第2溝部15a,15bに嵌る機能を有する。図6及び図7に示す例では、第1、第2爪部45a,45bは、奥行方向に関して1箇所のみに設けられているが、奥行方向に関して2箇所以上に設けられていてもよい。第1爪部45aは本発明の「第3係止部」に対応し、第2爪部45bは本発明の「第4係止部」に対応している。
第1、第2側面部42a,42bのそれぞれの内側面には、第3爪部46が設けられている。図6及び図7から理解できるように、各第3爪部46は、第1、第2側面部42a,42bのうち対応する側面部の上端部から幅方向内側に向けて一体的に延びる片持ち梁状の平板状部分である。後述するように、第3爪部46は、固定部材40を副気室部材30に装着した状態において、副気室部材30における上面の幅方向端部と当接する機能を有する。図6及び図7に示す例では、第3爪部46は、奥行方向の全域に亘って連続して設けられているが、奥行方向に関して複数箇所に分かれて設けられていてもよい。第3爪部46は、本発明の「第5係止部」に対応している。
以下、図8を参照しながら、先ず、固定部材40を副気室部材30に装着する際の手順について説明する。この例では、副気室部材30のホイール周方向に直交する断面形状が四角形とされている。
図8(a)に示すように、先ず、第1、第2側面部42a,42bに対して幅方向外側の力を加えて、一対の第3爪部46の先端同士の幅方向の間隔が副気室部材30の幅方向の寸法より大きくなるように第1、第2側面部42a,42bを幅方向外側に弾性変形させた状態で、太い矢印に示すように、副気室部材30を固定部材40の内部に収容して、底面部41を副気室部材30の下面に近づけていく。
図8(b)に示すように、副気室部材30の下面が底面部41の第1弾性部43に当接した後も、第1弾性部43の弾性力F1に対抗して第1弾性部43をほぼ平坦になるまで弾性変形させながら底面部41を副気室部材30の下面に更に押し付ける。このように第1弾性部43を弾性変形させることで、第3爪部46と副気室部材30の上面との間に隙間a(>0)が確保される。この状態で、前記幅方向外側の力の付与を終了することで、第1、第2側面部42a,42bの位置を元の位置に戻す。これにより、一対の第3爪部46の幅方向の間隔が副気室部材30の幅方向の寸法より小さくなる。このように、隙間aが確保され得る寸法関係となっていることにより、第1、第2側面部42a,42bの位置を元の位置に確実に戻すことができる。
そして、図8(c)に示すように、底面部41の副気室部材30の下面への押し付けを終了する。これにより、第1弾性部43の弾性力F1によって副気室部材30が上方に押圧される。この結果、副気室部材30が固定部材40に対して相対的に上方へ移動し、副気室部材30の上面の幅方向両端部が一対の第3爪部46と当接した(押圧された)状態が維持される。
このようにして、固定部材40の副気室部材30への装着が完了する。固定部材40が副気室部材30に装着された状態では、副気室部材30の固定部材40に対する下側への移動は固定部材40の底面部41そのものによって規制され、副気室部材30の固定部材40に対する上側への移動は固定部材40の第3爪部46によって規制される。従って、固定部材40が副気室部材30に装着された状態では、固定部材40が副気室部材30から脱落することがない。換言すれば、副気室部材30及び固定部材40がサブアッセンブリ化される。
次に、図9及び図10を参照しながら、このサブアッセンブリをリム10のウェル部12へ取り付ける際の手順について説明する。図9及び図10に示すように、この例では、リム10のウェル部12に設けられた第1壁面13a、及び、第2壁面13bに、それぞれ、第1溝部15a、及び、第2溝部15bが設けられている。第1溝部15aは、本発明の「第1係止部」に対応し、第2溝部15bは、本発明の「第2係止部」に対応している。
図9(a)に示すように、第2壁面13bの高さが第1壁面13aの高さより小さいことに起因して、このサブアッセンブリ全体を、第2爪部45b側が第1爪部45a側より下方に位置するように傾けた状態にて、太い矢印に示すように、リム10の第1、第2壁面13a,13bの間に挿入し、図9(b)に示すように、第2壁面13bに設けられた第2溝部15bに、第2爪部45bを嵌める。
次いで、第2爪部45bを中心にサブアッセンブリを下側に向けて(図9(b)では、反時計回りに)回動させていき、底面部41をウェル部12の底面12aに近づけていく。図9(b)に示すように、第1爪部45aの先端が第1壁面13aに接触した後は、第1爪部45aが第1壁面13aによって押圧されて幅方向内側に弾性変形した状態で、サブアッセンブリを更に下側に向けて回動させて、底面部41をウェル部12の底面12aに更に近づけていく。
図10(a)に示すように、ウェル部12の底面12aが底面部41の第2弾性部44に当接した後、図10(b)に示すように、第2弾性部44の弾性力F2に対抗して第2弾性部44をほぼ平坦になるまで弾性変形させながらサブアッセンブリをウェル部12の底面12aに押し付ける。その過程の途中の段階で、第1爪部45aの先端が第1溝部15aに到達することで、第1壁面13aの第1爪部45aへの押圧が終了して、第1爪部45aの先端の位置が幅方向外側に向けて戻る。
これにより、第1爪部45aの先端が第1溝部15aに自然に嵌る。このように第2弾性部44をほぼ平坦になるまで弾性変形させることで、第1爪部45aの先端と第1溝部15aの上面との間に隙間b(>0)が確保される。このように、隙間bが確保され得る寸法関係となっていることにより、第1爪部45aの先端を第1溝部15aに確実に嵌めることができる。
そして、図10(c)に示すように、サブアッセンブリのウェル部12の底面12aへの押し付けを終了する。これにより、第2弾性部44の弾性力F2の反力により、固定部材40が上方に押圧される。この結果、固定部材40(従って、サブアッセンブリ)が第1、第2壁面13a,13bに対して相対的に上方へ移動し、第1爪部45aの先端が第1溝部15aと当接し、且つ、第2爪部45bが第2溝部15bと当接した状態が維持される。このように、サブアッセンブリがウェル部12へ取り付けられることによって、副気室部材30がウェル部12に固定される。
このように、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態では、第1爪部45aが発生する軸方向押圧力F3(図10(c)を参照)によって、第1爪部45aが第1溝部15aをホイール軸方向外側に向けて押圧する。また、この軸方向押圧力F3の反力F4(図10(c)を参照)を第2側面部42b(第2爪部45b)が受ける。この反力F4によって、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌った状態が維持される。この結果、第1爪部45aが第1溝部15aに嵌り、且つ、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌った状態(即ち、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態)が安定して維持され得る。
また、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態にて、図11に示すように、車両走行中等にて副気室部材30がホイール径方向外側に遠心力を受けると、副気室部材30が固定部材40の一対の第3爪部46を力F5でホイール径方向外側に押圧する。この力F5を受けて、固定部材40の第1、第2爪部45a,45bが、第1、第2壁面13a,13bの第1、第2溝部15a,15bを、それぞれ、力F6,F7でホイール径方向外側に押圧する。この力F6,F7を第1、第2溝部15a,15bがそれぞれ受け止めることで、副気室部材30が、遠心力を受けても、固定部材40を介してウェル部12に固定された状態が確実に維持され得る。
(作用・効果)
以上、本実施形態によれば、副気室部材30及び固定部材40からなるサブアッセンブリをリム10のウェル部12に取り付けるだけで(ワンタッチで)、副気室部材30がウェル部12に固定される。換言すれば、何らかの部材をウェル部12に取り付ける工程が1つの工程のみとなる。このため、上述した文献に記載の自動車用ホイールと比べて、副気室部材30をウェル部12に取り付ける作業が容易になる。
また、本実施形態によれば、第1壁面13aの高さが第2壁面13bの高さより大きい。従って、第2壁面13bの高さを相対的に小さくすることができるので、第1、第2壁面の双方の高さが同等且つ大きい態様と比べて、ホイールリム10(従って、ホイール全体)の軽量化を図ることが可能となる。
また、第2壁面13bの高さが第1壁面13aの高さより小さいことに起因して、サブアッセンブリ全体を、第2爪部45b側が第1爪部45a側より下方に位置するように傾けた状態にて、第2壁面13bの第2溝部15bに第2側面部42bの第2爪部45bを嵌めて、第2爪部45bを中心にサブアッセンブリ全体を下側に向けて回動させるだけで、第1壁面13aの第1溝部15aに第1側面部42aの第1爪部45aを嵌めることができる。即ち、第2爪部45bを中心としたサブアッセンブリ全体の単純な回動操作によって、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態(第1爪部45aが第1溝部15aに嵌り、且つ、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌った状態)が極めて容易に得られる。なお、サブアッセンブリのウェル部への取り付けに際し、こうした回動操作によらず、サブアッセンブリをホイール径方向内側に向けて並進させながら押し込むような手順を採用しても良い。加えて、サブアッセンブリの取り付けの際、第2爪部45bは単純な回動動作の中心(支点)として使用されるだけであるため、第2爪部45bの構造を簡素化することが可能となる。
更に、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態では、第1爪部45aが発生する軸方向押圧力F3(図11を参照)によって、第1爪部45aが第1溝部15aをホイール軸方向外側に向けて押圧する。また、この軸方向押圧力F3の反力F4(図11を参照)を第2側面部42b(第2爪部45b)が受ける。この反力F4によって、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌った状態が維持される。この結果、第1爪部45aが第1溝部15aに嵌り、且つ、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌った状態(即ち、サブアッセンブリがウェル部12に固定された状態)が安定して維持され得る。
また、軸方向押圧力F3を発生する第1爪部45aの構成に比して、この軸方向押圧力F3の反力を受けるだけの第2爪部45bの構成を簡素化することができる。そして、比較的複雑な構成である第1爪部45aと当接する第1溝部15aに必要とされる高さに比べて、比較的簡素な構成である第2爪部45bと当接する第2溝部15bに必要とされる高さを小さくできる。この結果、第1溝部15aが設けられる第1壁面13aの高さよりも、第2溝部15bが設けられる第2壁面13bの高さを小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、第1壁面13aがウェル部12の側面そのもので構成され、第2側面13bがウェル部12の底面12aからホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成されている。このため、第1壁面がウェル部の底面からホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成され且つ第2側面がウェル部の側面そのもので構成される態様と比べて、第1壁面13a(第1溝部15a)及び第2壁面13b(第2溝部15b)の双方を設けるために必要な形状(増肉量)の総量を少なくできる。この結果、ホイールリム10(従って、ホイール全体)の軽量化をより一層図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、固定部材40が副気室部材30に装着された状態では、図11に示すように、第1弾性部43の弾性力F1によって、副気室部材30の上面の幅方向両端部が固定部材40の一対の第3爪部46に当接した(押圧された)状態が維持され得る。従って、車両走行中等において、副気室部材30の一部が固定部材40の第3爪部46へ衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
また、本実施形態によれば、図11に示すように、第2弾性部44の弾性力F2の反力によって、固定部材40がホイール径方向外側に向けて押圧される。従って、サブアッセンブリがウェル部12の第1、第2壁面13a,13bの間に配置された状態では、第2弾性部44の弾性力F2の反力によって、固定部材40の第1、第2爪部45a,45bが第1、第2壁面13a,13bの第1、第2溝部15a,15bにそれぞれ当接した状態が維持され得る。従って、車両走行中等において、固定部材40の第1、第2爪部45a,45bが第1、第2壁面13a,13bの第1、第2溝部15a,15bに衝突することに起因する異音の発生が抑制され得る。
また、本実施形態によれば、固定部材40は、金属製の板状部材によって一体に構成されている。従って、固定部材40を薄くできるので、搭載スペースの制約下、副気室部材30の大きさ(従って、タイヤ副気室35の容積)を大きくできる。また、固定部材が樹脂製の場合と比べて、温度変化及び経年変化等に起因して弾性力が低下し難いので、長期間に亘って安定した弾性力を発揮することができる。更には、固定部材が樹脂製の場合と比べて、固定部材40そのものの製造が容易となり、固定部材40の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態によれば、第1爪部45aが、第1側面部42aからホイール軸方向外側且つホイール径方向外側に向けて傾斜して延びる板状部分で構成されるので、サブアッセンブリに対する、第2溝部15bに嵌った第2爪部45bを中心とした比較的小さい回動操作力で、第1爪部45aを第1溝部15aに嵌めることができる。加えて、第1爪部45aが第1溝部15aに嵌まり、且つ、第2爪部45bが第2溝部15bに嵌まることによって、サブアッセンブリ(従って、副気室部材30)がウェル部12に強固に固定され得る。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施形態では、図9及び図10に示すように、リム10のウェル部12の底面12aがホイール軸方向に対して平行であった。これに対して、リム10のウェル部12の底面12aがホイール軸方向に対して傾斜している場合にも本発明の構成は適用され得る。
また、上記実施形態では、図6及び図7に示すように、第1弾性部43は、底面部41の幅方向の一端部から上方且つ幅方向内側に向けて傾斜して一体的に延びる片持ち梁状の平板状部分であり、第2弾性部44は、底面部41の幅方向の他端部から下方且つ幅方向内側に向けて傾斜して一体的に延びる片持ち梁状の平板状部分であった。これに対し、第1弾性部43は、底面部41の幅方向両端部から上方に突出する円弧状に湾曲しながら幅方向に延びる両持ち梁状の板状部分であり、第2弾性部44は、底面部41の幅方向両端部から下方に突出する円弧状に湾曲しながら幅方向に延びる両持ち梁状の板状部分であってもよい。
また、上記実施形態では、図6〜図10に示すように、固定部材40が、「連結部」としての底面部41と、底面部41の幅方向両端部から屈曲して上方向に立ち上がる対向する一対の平板状の第1側面部42a,第2側面部42bと、で構成されているが、図12に示すように、固定部材40が、「連結部」としての上面部41と、上面部41の幅方向両端部から屈曲して下方向に垂れ下がる対向する一対の平板状の第1側面部42a,第2側面部42bと、で構成されていてもよい。
図12に示す態様では、副気室部材30及び固定部材40からなるサブアッセンブリがウェル部12に固定された状態にて、副気室部材30の固定部材40に対する下側(ホイール径方向内側)への移動はウェル部12の底面12aそのものによって規制され、副気室部材30の固定部材40に対する上側(ホイール径方向外側)への移動は固定部材40の上面部41そのもの(より具体的には、上面部41に設けられた第1弾性部43そのもの)によって規制される。
また、上記実施形態では、固定部材40が金属製の板状部材によって一体に構成されているが、固定部材40が樹脂によって一体に構成されていてもよい。
10…リム、11…ビードシート、12…ウェル部、12a…ウェル部の底面、13a…第1壁面、13b…第2壁面、14…切欠部、15a…第1溝部(第1係止部)、15b…第2溝部(第2係止部)、30…副気室部材、31…凹部、32…突起、35…タイヤ副気室、40…固定部材、41…底面部、上面部(連結部)、42a…第1側面部、42b…第2側面部、43…第1弾性部、44…第2弾性部、45a…第1爪部(第3係止部)、45b…第2爪部(第4係止部)、46…第3爪部(第5係止部)、T…タイヤ、TS…タイヤ主気室

Claims (12)

  1. タイヤとの間にタイヤ主気室を区画するリム外周面において、前記タイヤのビードを保持する車両外側のビードシートと車両内側のビードシートとの間にホイール径方向内側に凹み且つホイール周方向に延びるウェル部を有するホイールリムと、
    ホイール周方向に沿って湾曲しながら延在すると共に前記タイヤ主気室に連通するタイヤ副気室を内部に有する樹脂製の副気室部材と、
    前記副気室部材を前記ウェル部に固定する固定部材と、
    を備えた自動車用ホイールであって、
    前記ウェル部は、
    ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する第1壁面及び第2壁面を有し、前記第1壁面の高さは前記第2壁面の高さより大きく、前記第1壁面及び前記第2壁面には第1係止部及び第2係止部がそれぞれ設けられ、
    前記固定部材は、
    ホイール軸方向に対向する第1側面部及び第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の外側部分同士又は内側部分同士を連結する連結部と、を備え、
    前記固定部材が、前記連結部が前記副気室部材のホイール径方向の側面と対向し且つ前記第1側面部及び前記第2側面部が前記副気室部材の両側面と対向するように、前記副気室部材に装着され、
    前記固定部材が装着された前記副気室部材が、前記第1側面部及び前記第2側面部が前記第1壁面及び前記第2面とそれぞれ対向するように、前記第1壁面及び前記第2壁面の間に配置され、
    前記第1側面部の外側面には、前記第1係止部と当接することで、前記第1係止部をホイール軸方向外側に向けて押圧する軸方向押圧力を発生すると共に、前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第3係止部が設けられ、
    前記第2側面部の外側面には、前記第2係止部をホイール軸方向に向けて押圧する押圧力を発生せずに前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2係止部と当接することで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第4係止部が設けられ、
    前記固定部材には、前記副気室部材の一部と当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動を規制する第5係止部が設けられた、自動車用ホイール。
  2. 請求項1に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第1壁面が前記ウェル部の側面そのもので構成され、前記第2面が前記ウェル部の底面からホイール径方向外側に突出し且つホイール周方向に沿って環状に延びる縦壁の側面で構成された、自動車用ホイール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、それぞれ、ホイール周方向に延びる第1溝部及び第2溝部であり、
    前記第3係止部は、前記第1側面部からホイール軸方向外側且つホイール径方向外側に向けて傾斜して一体的に延びる板状の第1爪部であり、前記第1溝部に前記第1爪部の先端が嵌ることで、前記軸方向押圧力が発生すると共に前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動が規制され、
    前記第4係止部は、前記第2側面部におけるホイール径方向内側の端部からホイール軸方向外側に向けて一体的に延びる平板状の第2爪部であり、前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2溝部に前記第2爪部が嵌ることで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動が規制される、自動車用ホイール。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記連結部は、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の内側部分同士を連結する底面部であり、
    前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれの内側面に設けられた、自動車用ホイール。
  5. タイヤとの間にタイヤ主気室を区画するリム外周面において、前記タイヤのビードを保持する車両外側のビードシートと車両内側のビードシートとの間にホイール径方向内側に凹み且つホイール周方向に延びるウェル部を有するホイールリムと、
    ホイール周方向に沿って湾曲しながら延在すると共に前記タイヤ主気室に連通するタイヤ副気室を内部に有する樹脂製の副気室部材と、
    前記副気室部材を前記ウェル部に固定する固定部材と、
    を備えた自動車用ホイールであって、
    前記ウェル部は、
    ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する第1壁面及び第2壁面を有し、前記第1壁面の高さは前記第2壁面の高さより大きく、前記第1壁面及び前記第2壁面には第1係止部及び第2係止部がそれぞれ設けられ、
    前記固定部材は、
    ホイール軸方向に対向する第1側面部及び第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の外側部分同士又は内側部分同士を連結する連結部と、を備え、
    前記固定部材が、前記連結部が前記副気室部材のホイール径方向の側面と対向し且つ前記第1側面部及び前記第2側面部が前記副気室部材の両側面と対向するように、前記副気室部材に装着され、
    前記固定部材が装着された前記副気室部材が、前記第1側面部及び前記第2側面部が前記第1壁面及び前記第2壁面とそれぞれ対向するように、前記第1壁面及び前記第2壁面の間に配置され、
    前記第1側面部の外側面には、前記第1係止部と当接することで、前記第1係止部をホイール軸方向外側に向けて押圧する軸方向押圧力を発生すると共に、前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第3係止部が設けられ、
    前記第2側面部の外側面には、前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2係止部と当接することで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第4係止部が設けられ、
    前記固定部材には、前記副気室部材の一部と当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動を規制する第5係止部が設けられ、
    前記連結部は、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の内側部分同士を連結する底面部であり、
    前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれの内側面に設けられ、
    前記固定部材の底面部には、前記副気室部材のホイール径方向内側面をホイール径方向外側に向けて押圧する弾性力を発生する第1弾性部が設けられた、自動車用ホイール。
  6. タイヤとの間にタイヤ主気室を区画するリム外周面において、前記タイヤのビードを保持する車両外側のビードシートと車両内側のビードシートとの間にホイール径方向内側に凹み且つホイール周方向に延びるウェル部を有するホイールリムと、
    ホイール周方向に沿って湾曲しながら延在すると共に前記タイヤ主気室に連通するタイヤ副気室を内部に有する樹脂製の副気室部材と、
    前記副気室部材を前記ウェル部に固定する固定部材と、
    を備えた自動車用ホイールであって、
    前記ウェル部は、
    ホイール周方向に延びると共にホイール軸方向に対向する第1壁面及び第2壁面を有し、前記第1壁面の高さは前記第2壁面の高さより大きく、前記第1壁面及び前記第2壁面には第1係止部及び第2係止部がそれぞれ設けられ、
    前記固定部材は、
    ホイール軸方向に対向する第1側面部及び第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の外側部分同士又は内側部分同士を連結する連結部と、を備え、
    前記固定部材が、前記連結部が前記副気室部材のホイール径方向の側面と対向し且つ前記第1側面部及び前記第2側面部が前記副気室部材の両側面と対向するように、前記副気室部材に装着され、
    前記固定部材が装着された前記副気室部材が、前記第1側面部及び前記第2側面部が前記第1壁面及び前記第2壁面とそれぞれ対向するように、前記第1壁面及び前記第2壁面の間に配置され、
    前記第1側面部の外側面には、前記第1係止部と当接することで、前記第1係止部をホイール軸方向外側に向けて押圧する軸方向押圧力を発生すると共に、前記第1側面部の前記第1壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第3係止部が設けられ、
    前記第2側面部の外側面には、前記軸方向押圧力の反力を受けて前記第2係止部と当接することで、前記第2側面部の前記第2壁面に対するホイール径方向外側への移動を規制する第4係止部が設けられ、
    前記固定部材には、前記副気室部材の一部と当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動を規制する第5係止部が設けられ、
    前記連結部は、前記第1側面部及び前記第2側面部におけるホイール径方向の内側部分同士を連結する底面部であり、
    前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれの内側面に設けられ、
    前記固定部材の底面部には、前記ウェル部の底面をホイール径方向内側に向けて押圧する弾性力を発生する第2弾性部が設けられた、自動車用ホイール。
  7. 請求項4乃至請求項6の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記固定部材は、金属製の板状部材によって一体に構成された、自動車用ホイール。
  8. 請求項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記固定部材は、金属製の板状部材によって一体に構成され、
    前記底面部は平板状の部分であり、
    前記第1弾性部は、前記底面部から一体的に延びると共に前記底面部の平面に対してホイール径方向外側に位置する板状部分である、自動車用ホイール。
  9. 請求項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記固定部材は、金属製の板状部材によって一体に構成され、
    前記底面部は平板状の部分であり、
    前記第2弾性部は、前記底面部から一体的に延びると共に前記底面部の平面に対してホイール径方向内側に位置する板状部分である、自動車用ホイール。
  10. 請求項7乃至請求項9の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第1側面部及び前記第2側面部は、平板状の前記底面部から屈曲して立ち上がる一対の平板状の部分であり、
    前記第5係止部は、前記第1側面部及び前記第2側面部のそれぞれのホイール径方向外側の先端部からホイール軸方向内側に向けて一体的に延びる平板状の第3爪部であり、前記第3爪部に前記副気室部材におけるホイール径方向外側面が当接することで前記副気室部材の前記固定部材に対するホイール径方向外側への移動が規制される、自動車用ホイール。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記副気室部材の表面における前記固定部材が装着される部位には、前記第1側面部、前記第2側面部、及び前記連結部が嵌る凹部が形成された、自動車用ホイール。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れか一項に記載の自動車用ホイールにおいて、
    前記第1壁面及び前記第2壁面の少なくとも一方の壁面の一部には、ホイール径方向外側に開口する切欠部が設けられ、
    前記副気室部材の表面における前記固定部材が装着されない部位には、ホイール軸方向外側に突出すると共に前記切欠部に嵌る突起が設けられた、自動車用ホイール。
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