JP6833380B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
今日、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、シート給送装置から画像形成部にシートを給送して画像を形成するようにしたものが広く普及している。ここで、シート給送装置としては、装置本体にシート収納部である給紙カセットを着脱自在に装着し、給紙カセットに収納されたシートを画像形成部に自動給送するようにしているのが一般的である。
なお、給紙カセットとしては、例えばシートが積載され、シート給送時には、上昇して積載されたシートを給送部材である給送ローラに押し付けるシート支持部材を昇降可能に設けたものがある。そして、シート給送の際、給送ローラを回転させ、シート支持部材により押し付けられているシートを、最上位のシートから順次、画像形成部に給送するようにしている(特許文献1参照)。
ここで、このようなシート給送装置では、シート支持部材を給送ローラの同軸上に設けたカムにより昇降させるようにしている。また、シートの給送を行わない待機時には、カムによってシート支持部材を一定の位置に押し下げておくようにすることにより、シートのセットや交換が容易となる。
特開2012−206860号公報
しかしながら、特許文献1のシート支持部材は回転中心の位置決め部で幅方向の位置が位置決めされており、シート支持部材の回転中心以外の領域は位置決めされていない状態であった。そのため、シート支持部材の先端側において幅方向の位置ずれが生じた場合、シート支持部材が傾くことで、シート支持部材に積載されたシートと給送ローラの接触状態が変化する恐れがあった。シート支持部材に積載されたシートと給送ローラの接触状態が変化すると、給送部材によるシートが不安定になり、搬送不良を引き起こす場合がある。
そこで、本発明は、幅方向におけるシート支持部材の位置決め箇所を増やすことにより、シート支持部材と給送部材の接触状態を安定化させる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、シートを支持して昇降可能なシート支持部材と、前記シート支持部材に積載されたシートを給送する給送部材と、前記給送部材に前記シート支持部材に積載されたシートを当接させるように前記シート支持部材を昇降させる昇降手段と、を有するシート給送装置において、前記昇降手段は、前記シート支持部材を前記給送部材に向かって付勢する付勢部材と、前記シート支持部材に対して前記シート支持部材の昇降方向とは異なる第1方向にスライド移動する移動部材と、前記シート支持部材に支持され前記移動部材と接触する接触部材であって前記移動部材と接触する領域にカム曲面を備える接触部材と、を備え、前記移動部材の前記第1方向の移動と前記カム曲面によって前記移動部材と前記接触部材の接触状態が変化し、前記接触状態が変化することによって前記シート支持部材は、前記付勢部材により前記シート支持部材に積載されたシートを前記給送部材に当接させる給送位置と前記付勢部材に抗して前記給送位置よりも前記給送部材から退避した退避位置に移動可能であり、
前記シート支持部材が前記退避位置に位置する場合において、前記接触部材と前記移動部材が接触することによって前記給送部材によるシート搬送方向と直交する幅方向に関する前記シート支持部材の位置決めが行われることを特徴とする。
本発明によれば、シート支持部材の昇降動作を規制する移動部材と接触部材を利用してシート支持部材の幅方向における位置決めを行うので、シート支持部材に対する位置決め箇所を増やすことが可能である。
本発明における画像形成装置を示す概略断面図 図1で示した画像形成装置を反対側から見た場合の概略断面図 (a)は実施例1における昇降機構を内側から見た場合の斜視図、(b)は(a)で示した昇降手段を反対側(外側)から見た場合の斜視図 (a)は実施例1における昇降機構を内側から見た場合の斜視図、(b)は(a)で示した昇降手段を反対側(外側)から見た場合の斜視図 本発明における画像形成装置を示す概略断面図 図5で示した画像形成装置を反対側から見た場合の概略断面図 (a)は実施例1における昇降機構を内側から見た場合の斜視図、(b)は(a)で示した昇降手段を反対側(外側)から見た場合の斜視図 本発明における画像形成装置を示す概略断面図 図8で示した画像形成装置を反対側から見た場合の概略断面図 (a)は実施例1におけるカムフォロワのカム曲面を示す側面図、(b)は実施例1におけるカムフォロワのカム平面を示す側面図 実施例1の接触部材を上から視た上視図 シート支持部材の給送位置を説明する斜視図 シート支持部材の退避位置を説明する斜視図 (a)は実施例2における昇降機構を内側から見た場合の斜視図、(b)は(a)で示した昇降手段を反対側(外側)から見た場合の斜視図 (a)は実施例2における昇降機構を内側から見た場合の斜視図、(b)は(a)で示した昇降手段を反対側(外側)から見た場合の斜視図 実施例2における昇降機構を上から視た上視図
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
<画像形成装置>
図1に、本発明の実施例1に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例である画像形成装置1の概略断面図である。本実施例に係る画像形成装置1は、電子写真方式のレーザープリンタである。図1において、1はプリンタ本体、200はプリンタ本体1に設けられ電子写真方式により画像形成を行う画像形成部であるカートリッジ、100は画像形成部200にシートSを給送するシート給送装置である。
シート給送装置100は、シートSを積載する給送カセット101、給送カセット101に積載されたシートSを給送する給送部材である給送ローラ102、シートを支持するシート支持部材である昇降板307などを備えている。昇降板307が昇降板307に積載されたシートを給送部材102に当接させる給送位置に位置する状態において、シートSは給送ローラ102によって給送される。ここで、シートSは、紙や光沢紙や記録媒体等を指す。
給送カセット101に積載されたシートSは、シートSに圧接している給送ローラ102を回転させて送り出される。また、このように送り出されたシートSは、分離手段103により1枚ずつ分離される。
分離されたシートSは搬送ローラ104とこれに対向する搬送アイドラローラ105からなる搬送ローラ対に搬送され、画像形成部となるカートリッジ200方向へ搬送される。
カートリッジ200はプロセスカートリッジ201と現像カートリッジ202から構成される。プロセスカートリッジ201は感光体ドラム203、帯電器を備える。一方、現像カートリッジ202は現像ローラ204(現像部材)を含む現像装置、トナー容器から構成される。プロセスカートリッジ201と現像カートリッジ202は、プリンタ本体1に対して着脱自在となっている。
カートリッジ200内において、感光体ドラム203は帯電器により表面が一様に帯電され、レーザースキャナ107が画像情報に応じたレーザー光108を感光体ドラム203に走査して静電潜像を形成する。この形成された潜像は、現像装置によってトナー画像へと現像され、搬送されたシートSに対して、感光体ドラム203と転写ローラ106の間で上記のトナー画像が転写される。画像が転写されたシートSは、定着手段となる定着ローラ109と加圧ローラ110へと搬送される。
定着ローラ109は内部に熱源を有しており、加圧ローラ110とのニップにて、加熱・加圧処理を行うことでシートSにトナー画像を定着する。画像が形成されたシートSは、排出ローラ111とこれに対向する排出アイドラローラ112からなる排出ローラ対によって機外へ排出・積載される。
また、プリンタ本体1内部には各部品を駆動、制御するための電源及び電気部品を有する図示しない制御部が備えられている。
<現像部材の当接離間機構>
次に、カートリッジ200の現像ローラ204と感光ドラム203を当接離間させるための当接離間について説明する。図2は、図1のプリンタ本体1を図1とは反対側から見た場合の概略断面図である。
現像カートリッジ202は、プロセスカートリッジ201に対して回動可能に設けられ、図示しない付勢部材で図2の時計回り方向に付勢されている。そして、当接離間機構は、プロセスカートリッジ201の感光体ドラム203と現像カートリッジ202の現像ローラ204とが当接する当接状態と、離間する離間状態の2つ状態に切り替え可能である。
まず、プリンタ本体1に、離間部材である離間カム301が離間カム軸302中心に回転可能に保持される。離間カム301に追従して移動する移動部材であるスライダ303が設けられる。スライダ303は、案内部材であるスライダガイド306に案内されることで水平方向にスライド移動可能に保持される。スライダ303には、第1の係止部材であるスライダ爪304がスライダ303に対して回動可能に配置される。
スライダ爪304は、第1の付勢部材であるスライダ爪バネ305で付勢されている。スライダ爪304は、現像カートリッジ202の第2の係止部材であるカートリッジ爪210と係合する。カートリッジ爪210は、現像カートリッジ202に回転可能に取り付けられ、第2の付勢部材であるカートリッジバネ211により付勢される。
スライダ爪304とカートリッジ爪210は、カートリッジ200の当接状態時に当接する第1の係止部304a、第2の係止部210aを有する。また、スライダ爪304とカートリッジ爪210は、カートリッジ200の離間状態時に当接する第1の離間部304b、第2の離間部210bとを有する。
図3(b)、図1、図4(b)、図5、図7(b)、図8を用いてカートリッジ200の当接離間動作を説明する。図3(b)、図2がカートリッジ200の離間状態を説明し、図4(b)、図5が途中状態、図7(b)、図8が当接状態を示す。
図3(b)、図1のように、プリント動作をしない待機時には、カートリッジ200は離間状態になる。この状態から、離間カム301が矢印方向に回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。図4(b)、図5のように、スライダ303に設けられたスライダ爪304の第1の離間部304bと、現像カートリッジ202に設けられたカートリッジ爪210の第2の離間部210bが当接したまま現像カートリッジ202が当接方向に回動する。
離間カム301が更に回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。途中でスライダ303に設けられたスライダ爪304の第1の離間部304bと、現像カートリッジ202に設けられたカートリッジ爪210の第2の離間部210bとが離間し現像カートリッジ202の回動が終わる。
次に、図7(b)、図8のように離間カム301が当接状態まで回転する。回転するとスライダ303が更にスライドし、スライダ303に設けられたスライダ爪304の第1の係止部304aが、現像カートリッジ202に設けられたカートリッジ爪210のカートリッジ爪当接面210aを押しこむ。カートリッジ爪210を付勢しているカートリッジバネ211により、現像ローラ204と感光体ドラム203との間に当接圧がかかる。この状態が当接状態となる。
図7(b)、図8の当接状態から、離間カム301が矢印方向に半回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。スライダ303に設けられたスライダ爪304の第1の離間部304bと、現像カートリッジ202に設けられたカートリッジ爪210の第2の離間部210bが当接して現像カートリッジ202を回動させる。離間カム301の回転が終わり、スライダ303が停止することで、現像カートリッジ202の回動も停止し、現像ローラ204と感光体ドラム203の離間が保持される。この状態が図3(b)、図1の離間状態となる。
このように、本実施例では、当接離間機構が備えるスライダ303を水平方向に移動させることによって、現像カートリッジ202とスライダ303の当接状態を変化させることで、現像ローラ204と感光ドラム203を当接離間させる。
<シート給送装置の昇降手段>
続いて、図3(a)、図2を用いて、シート給送装置100の昇降手段について説明する。尚、給送ローラ102によってシートSが給送される方向をシート搬送方向とし、搬送方向と直交する方向を幅方向とする。昇降手段は、少なくとも、当接離間機構の一部であるスライダ303と、移動するスライダ303と接触する接触部材であるカムフォロワ308を備える。
シート支持部材である昇降板307が、プリンタ本体1に対して、カムフォロワ308の回転中心部308dを中心に回動可能に設けられる。図12、図13は、昇降板307の給送位置、退避位置を表す斜視図であるが、図12、図13に示すように接触部材であるカムフォロワ308は、昇降板307の幅方向の両側に設けられている。また、図12、図13では左側のスライダ303しか図示していないが、右側にもスライダ303が配置されており、両側のスライダ303とカムフォロワ308は同じ動きをするものである。以下の説明では、一端側(左側)のスライダ303とカムフォロワ308を説明するが、他端側(右側)のスライダ303とカムフォロワ308も同様の動作を行うものであり説明を省略する。
昇降板307は、第3の付勢部材である昇降板バネ309により、昇降板307に積載されたシートが給送ローラ102と当接する方向に付勢されている。昇降板バネ309は、幅方向に複数配置(本実施例では二つ)されており、図12において点線で示している。スライド部材であるスライダ303が、離間カム301により昇降板307に対してスライド動作する。
スライダ303は、カムフォロワ308に対して作用する作用部としてのスライダカム303aを備える。スライダカム303aは、スライダ303のスライド移動に関わらず、前記昇降方向の位置が変動しない。スライダカム303aは、給送ローラ102のシート給送方向において給送ローラ102より上流側の空間で移動する。
本実施例では、カムフォロワ308は昇降板307によって支持されており、昇降板307と一体的に昇降する。本実施例の昇降手段は、上述した昇降板バネ309、スライダカム303aを備えるスライダ303、カムフォロワ308により構成される。そして、カムフォロワ308は、スライダカム303aと接触するカム曲面であるカム面308aを備える。
図3(a)、図2、図4(a)、図6、図7(a)、図9を用いてシート給送動作を説明する。図3(a)、図2は、昇降板307が、昇降板307に積載されたシートを給送ローラ102から離間するために給送位置よりも給送ローラ102から退避した退避位置に位置する状態を示す。図4(a)、図6は、昇降板307が退避位置と給送位置の間の途中位置に位置する状態を示し、図7(a)、図9は、昇降板307が昇降板307に積載されたシートを給送ローラ102に圧接させる給送位置に位置する状態である。
図3(a)、図2のように、退避位置では、スライダ303に設けられたスライダカム303aが、昇降板バネ309の付勢力に抗してカムフォロワ308を押圧し、昇降板307に積載された最上位のシートを給送ローラ102から離間させている。具体的には、カムフォロワ308のカム面308aにスライダカム303aが当接した状態である。この状態において、カムフォロワ308の位置決め面308bとスライダカム303aは当接する。スライダカム303aと位置決め部である位置決め面308bが当接することで、幅方向におけるカムフォロワ308の位置がスライダカム303aによって位置決めされる。昇降板307はカムフォロワ308と一体的に移動するので、幅方向におけるカムフォロワ308の位置決めがされると昇降板307の位置決めも同時に行われることになる。
カムフォロワ308とスライダカム303aによって昇降板307の位置決めが行われることにより、昇降板307の搬送方向における先端側の位置精度を向上させることが可能である。昇降板307の幅方向における位置精度が向上することによって、昇降板307を付勢する昇降板バネ309による圧力が所望の圧として昇降板307にかかり、昇降板307が変形したり、傾いたいりすることを抑制できる。これによって、昇降板307が上昇した際に昇降板307に積載されたシートSと給送ローラ102の接触状態が安定し、安定して給送ローラ102からシートSを搬送することが可能である。
しかしながら、昇降板307が昇降する際にカムフォロワ308によって幅方向の位置決めがされていると、昇降板307の移動を阻害することになる。よって、本実施例では、昇降板307が昇降するのに応じて、カムフォロワ308に対するスライダカム303aの位置決め状態が変更されることで、昇降板307の昇降をスムーズに行う構成にする。
図3で示す状態から、離間カム301が回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。図4(a)、図6のように、スライダ303に設けられたスライダカム303aもスライド動作するため、昇降板307は、カムフォロワ308のカム面308aの曲面に沿って回動する。その際、図4(a)に示すようにスライダカム303aは、スライド動作によってカムフォロワ308の位置決め面308bに対して退避する。スライダカム303aのスライド動作によって、位置決め面308bとスライダカム303aの当接状態は解消される。言い換えると、カムフォロワ308の位置決め面308b以外の領域(位置決め部以外の領域)は、スライダ303のスライダカム303aと接触しない。
離間カム301が更に回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。図7(a)、図9のように、スライダ303が端部まで動くと、スライダカム303aとカムフォロワ308は離間し、昇降板307の押圧が解除される。その結果、昇降板バネ309により付勢されている昇降板307が上昇する。上昇した昇降板307に積載された最上位のシートは給送ローラ102と接触し、給送可能な給送位置となる。その際、位置決め面308bとスライダカム303aは離間状態にあるので、昇降板307の上昇の際に位置決め面308bとスライダカム303aが干渉することを防止することが可能である。
図11は、カムフォロワ308を上から見た上視図である。図11に示すように、位置決め面308bは、幅方向において退避面308cよりも内側に突出しており、昇降板307が離間位置に位置する時のみ、スライダカム303aと当接するようになっている。
図7(a)、図9の給送位置から、離間カム301が矢印方向に半回転すると、連動してスライダ303がスライド動作する。スライダカム303aが、昇降板バネ309の付勢力に抗してカムフォロワ308を押圧し、昇降板307に積載された最上位のシートを給送ローラ102から離間させ、昇降板307は、図3(a)、図2の退避位置に位置する。
そして、昇降板307は、カムフォロワ308の位置決め面308bが再びスライダカム303aと当接することによって、幅方向の位置決めがされた状態で離間位置に保たれている。
尚、スライダ303は、昇降板307の昇降方向(図1、図2における垂直方向)において、昇降板307と給送ローラ102の間に形成された空間においてスライド移動可能である。
本実施例では、昇降板307の昇降動作を規制するスライダ303とカムフォロワ308を利用して昇降板307の幅方向における位置決めを行うので、昇降板307に対する位置決め箇所を増やすことが可能である。また、昇降板307の昇降動作を規制するスライダ303とカムフォロワ308を利用するので、専用の位置決め部材は不要である。
また、本実施例では、スライダ303のスライダカム303aとカム面308aの接触状態が変化することによって昇降板307を昇降動作させ。この構成によって、給送ローラの回転軸と同軸上に設けたカムによって行う構成に対して、装置の小型化を達成することが可能である。昇降板307の回動動作を、給送ローラの回転軸と同軸上のカムを使う場合、給紙カセットのシート積載量を多くしようとすると、大きなカムが必要になり、シート給送装置100が大型化してしまう。例えば、大きなカムを設けることによって給送ローラ102と搬送ローラ104との距離を大きくなり、シート給送装置100は大型化してしまう。
本実施例の構成では、給紙カセットのシート積載量とその時必要な昇降板307の回動角度が同じ条件において、従来構成に比べ給送ローラの回転軸と同軸上のカムが動作する空間が不要になり、特に本体の高さ方向を小さくすることが可能になる。また、図1、図2等に示すように、スライダ303のスライド移動する領域は、カートリッジ200と昇降板307によって形成される空間であり、スライダ303を配置するのに十分な空間である。そのため、スライダ303を設置する特別な空間が必要にならず、画像形成装置全体であるプリンタ本体1の大型化を抑制することが可能である。
また、本実施例では、図10(a)に示すようにカムフォロワ308のカム面308aが曲面であるが、図10(b)に示すようにカムフォロワ308のカム面308aが平面であってもよい。このカム面308aの形状を変更することで、昇降板307の回動速度を変えることができ、昇降板307を緩やかに動かすことで静穏化させることもできる。
(実施例2)
実施例1では、移動部材としてスライド移動するスライダ303によって、カムフォロワ308との接触状態を変化させる構成を説明した。実施例2では、移動部材として回転カム312を用いる。実施例2は、スライダカム312が給送ローラ102の回転に従って回転することで接触部材であるカムフォロワ314との接触状態を変化させ、スライダカム312によってカムフォロワ314の幅方向の位置決めを行う構成である。尚、その他の構成については、実施例1のプリンタ本体1、シート給送装置100と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図14(a)は、退避位置に位置する昇降板307を説明する斜視図であり、図14(b)は図14(a)を反対側から見た斜視図である。図14(a)に示すように、給送ローラ102軸上に、給送ローラと共に回転可能に取り付けられた回転カム312がカムフォロワ314のカムフォロワ面314aに当接する。この状態において、昇降板307は、カムフォロワ314と回転カム312によって退避位置に位置する。
図14(a)、(b)の状態から回転カム312が回転すると、図15(a)、(b)の状態に移行する。図15(a)の状態では、回転カム312がカムフォロワ面314aから離間するため、昇降板307が回転軸部308dを中心に回動し退避位置から給送位置へ上昇する。その際、図15(b)に示すように回転カム312が備える突部312aは、カムフォロワ314と離間する。図16は、図14(a)、(b)の状態を上から見た上視図である。図16で示すように昇降板307が退避位置に位置する状態において、回転カム312の突312aがカムフォロワの位置決め部314bに接触することで、昇降板307の幅方向の位置決めを行っている。
本実施例においても、実施例1と同様に、昇降板307の昇降動作を規制する回転カム312とカムフォロワ314を利用して昇降板307の幅方向における位置決めを行うので、昇降板307に対する位置決め箇所を増やすことが可能である。また、昇降板307の昇降動作を規制する回転カム312とカムフォロワ314を利用するので、専用の位置決め部材は不要である。
1 プリンタ本体
102 給送ローラ
303 スライダ
303a スライダカム
307 昇降板
308 カムフォロワ
308b 位置決め部
309 昇降板バネ

Claims (12)

  1. シートを支持して昇降可能なシート支持部材と、前記シート支持部材に積載されたシートを給送する給送部材と、前記給送部材に前記シート支持部材に積載されたシートを当接させるように前記シート支持部材を昇降させる昇降手段と、を有するシート給送装置において、
    前記昇降手段は、前記シート支持部材を前記給送部材に向かって付勢する付勢部材と、前記シート支持部材に対して前記シート支持部材の昇降方向とは異なる第1方向にスライド移動する移動部材と、前記シート支持部材に支持され前記移動部材と接触する接触部材であって前記移動部材と接触する領域にカム曲面を備える接触部材と、を備え、前記移動部材の前記第1方向の移動と前記カム曲面によって前記移動部材と前記接触部材の接触状態が変化し、前記接触状態が変化することによって前記シート支持部材は、前記付勢部材により前記シート支持部材に積載されたシートを前記給送部材に当接させる給送位置と前記付勢部材に抗して前記給送位置よりも前記給送部材から退避した退避位置に移動可能であり、
    前記シート支持部材が前記退避位置に位置する場合において、前記接触部材と前記移動部材が接触することによって前記給送部材によるシート搬送方向と直交する幅方向に関する前記シート支持部材の位置決めが行われることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート支持部材は、回転軸部を中心に昇降可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記シート支持部材が前記給送位置に位置する場合において、前記接触部材と前記移動部材が離れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記接触部材は、前記移動部材と接触し前記移動部材によって前記幅方向における前記シート支持部材の位置決めを行うための位置決め部を備え、前記位置決め部以外の領域は前記移動部材と接触しないことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
  5. 前記位置決め部は、前記幅方向に関して前記位置決め部以外の領域よりも内側に突出していることを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記移動部材は、前記スライド移動によって前記昇降方向の位置が変動せずに前記カム曲面に作用する作用部を備え、前記作用部は、前記給送部材のシート給送方向において、前記カム曲面と前記給送部材の間で移動することを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
  7. 前記位置決め部は、前記作用部と接触する位置決め面を備えることを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記移動部材は、前記昇降方向において、前記シート支持部材と前記給送部材の間で前記スライド移動することを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 前記接触部材の前記カム曲面は、前記シート支持部材が前記給送位置に位置する場合において前記移動部材から離間することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のシート給送装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から給送されたシートに画像形成を行う画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記画像形成部は、静電潜像が形成される感光体と、前記感光体の静電潜像をトナーで現像する現像部材と、前記感光体に対して前記現像部材を当接離間させるための当接離間機構と、を備え、前記当接離間機構は、前記移動部材の移動によって、前記感光体と前記現像部材を当接離間させることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記移動部材は、前記画像形成部と前記シート支持部材の間の空間で移動することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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