JP6832718B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP6832718B2
JP6832718B2 JP2017009595A JP2017009595A JP6832718B2 JP 6832718 B2 JP6832718 B2 JP 6832718B2 JP 2017009595 A JP2017009595 A JP 2017009595A JP 2017009595 A JP2017009595 A JP 2017009595A JP 6832718 B2 JP6832718 B2 JP 6832718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
main body
light source
support main
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017009595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018120671A (ja
Inventor
康洋 小林
康洋 小林
嘉昭 中里
嘉昭 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2017009595A priority Critical patent/JP6832718B2/ja
Publication of JP2018120671A publication Critical patent/JP2018120671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6832718B2 publication Critical patent/JP6832718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両用灯具に関するものである。
従来、光源ユニットを金属からなるベース部材に対して着脱可能とした車両用灯具が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2013−246943号号公報
しかしながら、上記従来技術では、金属ベースに対して光源ユニットをスライドすることで着脱可能な構造を採用するため、金属ベースと光源ユニットとの間の接触状態が不十分になってしまう。すると、光源ユニットの熱が金属ベース側に伝わり難くなってしまい、光源ユニットの放熱性が低下してしまう。
そこで、光源ユニットに放熱性能を持たせることも考えられるが、この場合、光源ユニット自体が大型化し、着脱のためのスペースが必要になるため、光源ユニットの交換作業における作業性が低下してしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、作業性及び放熱性に優れた、車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従えば、光源と、前記光源が搭載される基板と、前記基板を支持する支持本体部と、前記光源に対して車両上方側に設けられるリフレクターと、前記支持本体部の車両左右方向に突出し、前記リフレクターが取り付けられる回動軸部と、前記リフレクターを前記支持本体部に固定する取付け部と、を備え、前記回動軸部は前記光源より車両前方側に設けられ、前記リフレクターは、前記基板に設けられた貫通孔を挿通するとともに前記支持本体部に設けられた孔部に挿入可能な凸部を有し、前記リフレクターは、前記取付け部で前記支持本体部に固定された状態において、前記光源からの光を車両前方へ反射し、前記基板は、前記リフレクターが前記支持本体部に固定された状態において、前記リフレクターの凸部が前記基板と前記支持本体部の孔部に挿入され、且つ前記リフレクター及び前記支持本体部に挟持された形で支持され、前記リフレクターは、前記取付け部の固定が解除された状態において、前記回動軸部を中心前記リフレクターの車両後方側を上方に持ち上げる方向に回動可能に設けられ、前記基板は、前記取付け部の固定が解除された状態において、前記支持本体部から着脱可能に設けられる車両用灯具が提供される。
本態様によれば、支持本体部より光源搭載部を支持することで光源搭載部に搭載された光源の放熱性を向上することができる。また、リフレクターの回動によって光源搭載部へのアクセスが可能となるため、例えば、光源を交換する際の作業性が向上する。したがって、作業性及び放熱性に優れた車両用灯具を提供できる。
また、上記車両用灯具において、前記光源搭載部は、前記リフレクター及び前記支持本体部に挟持された状態で支持されるのが望ましい。
この構成によれば、リフレクター及び支持本体部に挟持することで光源の放熱性をより向上させることができる。
また、上記車両用灯具において、前記リフレクターからの光を車両前方へ照射する投影レンズをさらに備え、前記回動軸部は、前記投影レンズの入射側焦点の近傍に位置するのが望ましい。
この構成によれば、回動に伴うリフレクターと投影レンズとの位置ズレを低減できる。よって、リフレクター及び投影レンズの位置ズレが起こり難いため、所定の配向パターンを照射することができる。
また、上記車両用灯具において、前記支持本体部は、前記光源を支持する放熱部材と、前記投影レンズを保持するレンズ保持部とを含むのが望ましい。
この構成によれば、光源から効率良く放熱することができる。
また、上記車両用灯具において、前記リフレクターは、前記回動軸部に係合する係合部を有し、前記係合部は、前記支持本体部に対して前記リフレクターを開いた状態に保持するように前記回動軸部に当接するのが望ましい。
この構成によれば、回動軸部に対してリフレクターを所定角度回動させた状態で保持することができる。よって、光源の交換を行う作業の作業性をより向上できる。
また、上記車両用灯具において、前記リフレクターは、前記光源に設けられた貫通孔を挿通するとともに前記支持本体部に設けられた孔部に挿入可能な凸部を有しているのが望ましい。
この構成によれば、リフレクター、光源及び支持本体部を所定の位置関係に保持することができる。
本発明によれば、作業性及び放熱性に優れた車両用灯具を提供できる。
車両用灯具の概略構成を示す断面図。 LEDユニットの概略構成を示す分解斜視図。 LEDユニットの側断面を示す模式図。 リフレクターを開いた状態の車両用灯具を示す斜視図。 リフレクターを閉じた際の回動軸部を側面から視た要部拡大図。 リフレクターを開いた際の回動軸部を側面から視た要部拡大図。
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具について図面を参照しながら説明する。
以下の説明で用いる図面は、特徴を分かり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本実施形態で説明に用いる図面では、3次元直交座標系としてXYZ座標系を用いる場合がある。以下、XYZ座標系において、X軸方向は車両用灯具を搭載する車両左右方向であり、Y軸方向は車両上下方向であり、Z軸方向は車両前後方向である。
本実施形態の車両用灯具は、すれ違いビーム用の配光パターンを照射可能なプロジェクタ型のLEDユニットを備えている。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具の概略構成を示す断面図である。
図1に示すように、車両用灯具100は、アウターレンズ40と、ハウジング41とを備え、アウターレンズ40及びハウジング41により灯室を構成している。ハウジング41には開口41aが形成されており、該開口41aはカバー部材42により閉塞されている。カバー部材42を取り外すことで灯室内にアクセス可能となる。
また、車両用灯具100は、LEDユニット10を灯室の内部に収容している。LEDユニット10は、不図示の部材を介してハウジング41等に固定されている。
車両用灯具100は、例えば、前照灯(ヘッドランプ)、車幅灯(ポジションランプ)、補助前照灯(サブヘッドランプ)、前部(後部)霧灯(フォグランプ)、昼間点灯用(デイ)ランプ、リッドランプ、ブレーキランプ(ストップランプ)、バックランプ、方向指示器(ウィンカーランプ)などに適用できる。
以下、車両用灯具100の構成要素であるLEDユニット10を主体に説明する。
図2は、LEDユニット10の概略構成を示す分解斜視図であり、図3はこのLEDユニット10の側断面を示す模式図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態のLEDユニット10は、光源1と、光源搭載部11と、支持本体部20と、リフレクター15と、投影レンズ19とを備えている。本実施形態において、光源搭載部11は、白色光を出射するLED素子である光源1を少なくとも一つ実装した基板である。光源1は、白色光を出射する。光源搭載部11はコネクター12を介して外部に配置される電源装置(不図示)から電力が供給される。
支持本体部20は光源搭載部11を支持するための部材である。本実施形態において、支持本体部20は、放熱部材21と、レンズ保持部材22とを含む。放熱部材21は光源搭載部11を支持する部材であって、光源1で発生した熱を放出する金属製のヒートシンクから構成される。
レンズ保持部材22は、投影レンズ19を保持するための部材であって、放熱部材21に対してネジ部材30を介して固定されている。レンズ保持部材22は、例えば、プラスチック等の樹脂部材から構成される。
レンズ保持部材22は、投影レンズ19を保持するレンズ保持部材22と、該レンズ保持部材22の車両後方側に設けられるシェード部24とを有する。シェード部24は、例えば、樹脂部材にアルミ膜を蒸着することで構成され、光源1又はリフレクター15からの白色光の一部を遮蔽して規制するとともに前方へ反射する。
シェード部24は、光源1の前方側の位置で車幅方向及び前後方向に延びた形状に設けられている。シェード部24は、投影レンズ19の入射側焦点F2の近傍に位置する前端縁24aと、前端縁24aから後方に延びる反射面24cと、を含む。
前端縁24aは、光源1又はリフレクター15からの光の一部を遮光し、前端縁24aのエッジ形状によりすれ違い用ビームの配光パターンにおけるカットオフラインの形状を形成する。本実施形態において、前端縁24aは、投影レンズ19の入射側焦点F2の近傍に配置される。
反射面24cは、シェード部24の車両後方に設けられ、光源1及びリフレクター15からの光を上向きに反射可能な面である。
リフレクター15は、光源1に対して上方側に設けられ、光源1からの白色光を車両前方へ集光反射する反射面(反射部)15aを有する。
本実施形態において、リフレクター15は、LEDユニット10の組み立て後の状態において、ネジ部材31を介して支持本体部20に固定される。光源搭載部11は、第1貫通孔13と第2貫通孔14とを有する。第1貫通孔13はリフレクター15を挿通するネジ部材31を挿通するための孔である。ネジ部材31はリフレクター15及び光源搭載部11を挿通した状態で放熱部材21に設けられたネジ穴21aに螺合される。
このような構成に基づき、光源搭載部11は、リフレクター15及び放熱部材21に挟持された状態で支持されたものとなっている。これにより、光源搭載部11は放熱部材21に良好に密着した状態とされるため、光源搭載部11の熱を効率良く放出することができる。よって、光源搭載部11の放熱性を高めることができる。
リフレクター15は、取付部16を有する。取付部16は、ネジ部材31を挿通させるための貫通孔16aを有している。なお、ネジ部材31を取り外した状態において、リフレクター15は支持本体部20に対して回動可能となっている。
図4はリフレクター15を開いた状態のLEDユニット10を示す斜視図である。
図4に示すように、リフレクター15における取付部16には、第1ピン部材17a(凸部)と、第2ピン部材17bと、開口18とが設けられている。第1ピン部材17a及び第2ピン部材17bは、取付部16の下面側(光源搭載部11と対向する面側)に設けられている。
第1ピン部材17aは光源搭載部11に設けられた第2貫通孔(貫通孔)14に挿通されるとともに放熱部材21に設けられた孔部21bに挿入される。第2ピン部材17bは、レンズ保持部材22に設けられた開口22aに挿通される。開口18は、レンズ保持部材22に設けられたピン22bを挿通させる。このような構成に基づき、リフレクター15、光源搭載部11及び支持本体部20を所定の位置関係に保持することができる。
なお、本説明では、リフレクター15とレンズ保持部材22とにピン22bと開口22aとをそれぞれ1つずつ形成する場合を例に挙げたが、リフレクター15側に形成した2つのピンをレンズ保持部材22側に形成した2つの開口に挿通する形態、或いはリフレクター15側に形成した2つの開口にレンズ保持部材22側に形成した2つのピンを挿通する形態を採用しても良い。
リフレクター15は、レンズ保持部材22に設けられた回動軸部23の周りに回動可能に取り付けられる。回動軸部23は、レンズ保持部材22の車両左右方向(X方向)に突出する部材である。
リフレクター15は、車両左右方向におけるガタツキの無い状態で回動軸部23に取り付けられている。すなわち、リフレクター15は車両左右方向(X方向)における位置が規制された状態でレンズ保持部材22に対して回動可能とされる。
本実施形態において、回動軸部23の中心軸は、投影レンズ19の入射側焦点F2を通るように設定されている。すなわち、リフレクター15は投影レンズ19の入射側焦点F2を中心に回動するように構成されている。
この構成によれば、回動に伴うリフレクター15と投影レンズ19との位置ズレを低減することができる。よって、リフレクター15及び投影レンズ19の位置ズレを起こり難くできるので、リフレクター15で反射した光を投影レンズ19により車両前方に向けて投影することができる。よって、所定の配向パターンを照射することができる。
ここで、回動軸部23の具体的な構造について説明する。図5はリフレクター15を閉じた際の回動軸部23を側面から視た要部拡大図であり、図6はリフレクター15を開いた際の回動軸部23を側面から視た要部拡大図である。
はじめに、リフレクター15を閉じた状態について説明する。
図5に示すように、リフレクター15は回動軸部23に係合するフック部(係合部)25を有している。回動軸部23は、第1面23a、第2面23b、第3面23c、第4面23d及び第5面23eと、第1角部23f及び第2角部23gとを含む。
第1面23aはXZ平面に平行な平面からなり、第2面23bは第1面23aの車両後方側に設けられ、第1面23aと一体に設けられたXZ平面と平行な面である。
第4面23dはXZ平面をX軸回りに回転させた所定の面と平行な面である。
第3面23cは、第2面23bの上方に連結され、第2面23bと第4面23dとを接続する湾曲形状からなる面である。
第5面23eは、第2面23bの車両前方側における上方に連結される湾曲形状からなる面である。
第1角部23fは、第1面23aと第5面23eとを接続する接続部である。第2角部23gは、第2面23bと第3面23cとを接続する接続部である。
フック部25は、第1当接部分25a、第2当接部分25b、第3当接部分25c、第4当接部分25d、第5当接部分25e及び第6当接部分25fを含む。
リフレクター15が支持本体部20に対して閉じた状態において、回動軸部23の第1面23aはフック部25の第1当接部分25aに当接し、回動軸部23の第3面23c及び第2角部23gはフック部25の第3当接部分25cに当接し、回動軸部23の第5面23eはフック部25の第5当接部分25eに当接する。
このように、第1面23a及び第1当接部分25a、第2角部23g及び第3当接部分25cの各々が互いに当接することによって、リフレクター15及び支持本体部20のY方向における位置が規制されている。
また、第3面23c(第2角部23g)及び第3当接部分25c、第5面23e及び第5当接部分25eの各々が、互いに当接することによって、リフレクター15及び支持本体部20のZ方向における位置が規制されている。
このように第1面23a及び第1当接部分25a、第3面23c及び第3当接部分25c、第5面23e及び第5当接部分25eの各々が、互いに当接(係合)することで、支持本体部20に対してリフレクター15が閉じた状態に保持される。
このように本実施形態によれば、フック部25と回動軸部23とが係合するため、ネジ部材等の固定部材を使用することなく、リフレクター15と支持本体部20とを固定することができる。
なお、リフレクター15を閉じた状態において、フック部25の第4当接部分25dと回動軸部23の第5面23eとは約40度の角度をなす。また、リフレクター15は、フック部25を車両左右方向に拡げることで、回動軸部23から容易に取り外すことが可能である。このような係合構造を採用したことで、リフレクター15と支持本体部20との組み立て作業が容易となる。
続いて、リフレクター15を開いた状態について説明する。
リフレクター15を開く場合、ネジ部材31を取り外した状態で、リフレクター15の車両後方側を上方に持ち上げる。これにより、フック部25と回動軸部23との係合状態が解除され、回動軸部23とフック部25とが摺接するとともに、リフレクター15が回動軸部23の周りに所定角度だけ回動した状態となる。
図6に示すように、リフレクター15が支持本体部20に対して開いた状態において、回動軸部23の第2面23bはフック部25の第2当接部分25bに当接し、回動軸部23の第3面23cはフック部25の第3当接部分25cに当接し、回動軸部23の第4面23dはフック部25の第4当接部分25dに当接し、回動軸部23の第1角部23fはフック部25の第6当接部分25fに当接する。
本実施形態において、リフレクター15は、回動軸部23に対して約40度回動可能とされる。なお、リフレクター15の回動角度は、リフレクター15を閉じた状態におけるフック部25の第4当接部分25dと回動軸部23の第5面23eとのなす角で規定される。
第2面23b及び第2当接部分25b、第1角部23f及び第6当接部分25f、第4面23d及び第4面23dの各々が、互いに当接することによって、リフレクター15及び支持本体部20のY方向における位置が規制されている。
また、第1角部23f及び第6当接部分25f、第3面23c及び第3面23c、第4面23d及び第4面23dの各々が、互いに当接することによって、リフレクター15及び支持本体部20のZ方向における位置が規制されている。
このようにリフレクター15を開いた状態においても、第2面23b及び第2当接部分25b、第3面23c及び第3当接部分25c、第4面23d及び第4当接部分25d、第1角部23f及び第6当接部分25fの各々が、互いに当接することで、フック部25と回動軸部23とは互いに係合された状態となっている。よって、回動軸部23に対してリフレクター15を所定角度(本実施形態では、40度)回動させた状態で保持することができる。
ところで、光源1が経年劣化や故障等によって光を出射しなくなる場合もある。
本実施形態のLEDユニット10によれば、上述のように、リフレクター15が支持本体部20に対して回動可能とされている。そのため、ネジ部材31を取り外した後、リフレクター15の車両後方側を上方に持ち上げることで、支持本体部20(放熱部材21)に支持された光源搭載部11(光源1)に対して容易にアクセスすることができる(図4参照)。
本実施形態において、光源搭載部11はネジ部材31を介して放熱部材21(支持本体部20)に固定される。そのため、ネジ部材31を取り外し、リフレクター15が回動可能な状態において、光源搭載部11と放熱部材21とは固定されていないため、光源搭載部11(光源1)を支持本体部20から着脱して交換することができる。
本実施形態のLEDユニット10によれば、リフレクター15を支持本体部20に対して回動させることで光源搭載部11(光源1)の交換を容易に行うことができるので、作業性に優れたものとなる。
なお、実際に光源搭載部11を交換する場合、図1に示したカバー部材42を取り外すことで、ハウジング41の開口41aを介して灯室内に設けられたLEDユニット10へのアクセスが可能となる。
図3に戻り、投影レンズ19は、リフレクター15の前方側に設けられ、光源1又はリフレクター15からの光を前方へ照射する。本実施形態において、投影レンズ19は、シェード部24により規定された形状を含む配光パターンを車両前方へ照射するようにレンズ保持部材22に保持されている。
投影レンズ19は入射面19a及び出射面19bを有し、光源1から直接又は反射して入射側焦点F2近傍に到達した光を車両前方の光軸方向に投影する。
投影レンズ19における上下方向の断面形状は、入射側焦点F2を通り、入射面19aに入射する光を上下方向において平行光線として出射するように形成されている。投影レンズ19における水平方向断面形状は、入射側焦点F2を通り、入射面19aに入射する光を水平方向において平行光線として出射するように形成されている。
本実施形態において、リフレクター15の反射面15aは、投影レンズ19の入射側焦点F2と光源1における光出射面の中心F1とを焦点とする楕円面を含む。この楕円面は、中心F1からの光を入射側焦点F2近傍に向けて反射させる形状からなる。ここで、光源1の光出射面の中心F1とは光源1において光を射出する面、すなわち発光面の中心に相当する。
反射面15aの左右方向の断面形状は、例えば、光源1からの光を左右方向において略平行光となるように反射させる形状となっている。
図3に示すように、光源1における光出射面の中心F1から車両前後方向にずれた位置から出射される光は、入射側焦点F2の上方或いは下方を通過する。入射側焦点F2の上方を通過する光は、投影レンズ19に入射する。また、入射側焦点F2の下方へ向かう光は、シェード部24の反射面24cに入射する。
入射側焦点F2より上方を通過した光はシェード部24の影響を受けることなく投影レンズ19に入射して車両前方に投影される。一方、シェード部24の反射面24cに入射した光は、反射面24cで反射されて投影レンズ19に入射して車両前方に投影される。
本実施形態のLEDユニット10は、シェード部24の前端縁24aによりカットオフラインを規定した配光パターンを形成する。
以上のように、本実施形態のLEDユニット10によれば、リフレクター15及び放熱部材21に挟持した状態で光源搭載部11を保持することで高い放熱性を備えている。
また、リフレクター15を回動させることで光源搭載部11の交換できるので、作業性に優れたものとなる。
したがって、本実施形態のLEDユニット10によれば、作業性及び放熱性に優れた灯具を提供できる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、プロジェクタ型の車両用灯具を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、リフレクター型の車両用灯具にも適用可能である。リフレクター型の車両用灯具に適用する場合、投影レンズは不要となるため、支持本体部は光源のみを支持すればよく、例えば、放熱部材のみから構成される。また、リフレクター型の車両用灯具の場合、リフレクターを回動させる回動軸部を放熱部材に形成すれば良い。
光源1としては、例えば、半導体レーザー素子と蛍光体とを組み合わせたものを採用しても良い。半導体レーザー素子としては、例えば、発光波長が青系(450nm程度)のレーザーダイオード等を用いることができる。
なお、半導体レーザー素子の発光波長は、青系(450nm程度)に限定されない。また、蛍光体としては、例えば、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAGとアルミナAlとの複合体(焼結体)を用いることができる。
半導体レーザー素子から出射された光線の一部は蛍光体に吸収されることで黄色の蛍光に変換され、半導体レーザー素子から出射された光線の残りは蛍光体を透過し、黄色の蛍光と合成されることで白色の光を生成する。
上記実施形態では、光源搭載部11としては基板を例に挙げたが、光源搭載部11は基板状のものに限定されることはなく、例えば、光源を搭載する構造体であればいかなる形状のものであっても良い。
1…光源、11…光源搭載部、14…第2貫通孔、15…リフレクター、17a…第1ピン部材(凸部)、19…投影レンズ、20…支持本体部、21…放熱部材、22…レンズ保持部材、23…回動軸部、25…フック部(係合部)、100…車両用灯具、F2…入射側焦点。

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源が搭載される基板と、
    前記基板を支持する支持本体部と、
    前記光源に対して車両上方側に設けられるリフレクターと、
    前記支持本体部の車両左右方向に突出し、前記リフレクターが取り付けられる回動軸部と、
    前記リフレクターを前記支持本体部に固定する取付け部と、を備え、
    前記回動軸部は前記光源より車両前方側に設けられ、
    前記リフレクターは、前記基板に設けられた貫通孔を挿通するとともに前記支持本体部に設けられた孔部に挿入可能な凸部を有し、
    前記リフレクターは、前記取付け部で前記支持本体部に固定された状態において、前記光源からの光を車両前方へ反射し、
    前記基板は、前記リフレクターが前記支持本体部に固定された状態において、前記リフレクターの凸部が前記基板と前記支持本体部の孔部に挿入され、且つ前記リフレクター及び前記支持本体部に挟持された形で支持され、
    前記リフレクターは、前記取付け部の固定が解除された状態において、前記回動軸部を中心前記リフレクターの車両後方側を上方に持ち上げる方向に回動可能に設けられ
    前記基板は、前記取付け部の固定が解除された状態において、前記支持本体部から着脱可能に設けられる
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記リフレクターからの光を車両前方へ照射する投影レンズをさらに備え、
    前記回動軸部は、前記投影レンズの入射側焦点の近傍に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記支持本体部は、前記基板を支持する放熱部材と、前記投影レンズを保持するレンズ保持部とを含む
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前記リフレクターは、前記回動軸部に係合する係合部を有し、
    前記係合部は、前記支持本体部に対して前記リフレクターの車両後方側を上方に持ち上げる方向に開いた状態に保持するように前記回動軸部に当接する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の車両用灯具。
JP2017009595A 2017-01-23 2017-01-23 車両用灯具 Active JP6832718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017009595A JP6832718B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017009595A JP6832718B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018120671A JP2018120671A (ja) 2018-08-02
JP6832718B2 true JP6832718B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=63045396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017009595A Active JP6832718B2 (ja) 2017-01-23 2017-01-23 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6832718B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI683974B (zh) * 2019-04-08 2020-02-01 堤維西交通工業股份有限公司 投射式頭燈

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4698566B2 (ja) * 2006-12-14 2011-06-08 スタンレー電気株式会社 プロジェクタ型車両用灯具
JP4737133B2 (ja) * 2007-04-25 2011-07-27 市光工業株式会社 車両用灯具
JP5218115B2 (ja) * 2009-02-03 2013-06-26 市光工業株式会社 車両用灯具
JP5552005B2 (ja) * 2010-09-10 2014-07-16 株式会社小糸製作所 光学ユニット
AT513444B1 (de) * 2012-10-09 2014-07-15 Zizala Lichtsysteme Gmbh Lichtmodul mit zwei oder mehr Reflektoren für ein Kraftfahrzeug sowie Kraftfahrzeugscheinwerfer
JP2014102985A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Ichikoh Ind Ltd 車両用前照灯
JP2015144059A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
KR101683993B1 (ko) * 2014-11-04 2016-12-08 현대자동차주식회사 차량용 등화 장치
US20160304025A1 (en) * 2015-04-14 2016-10-20 Valeo North America, Inc. Automotive lighting reflector system with integrated solar collector

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018120671A (ja) 2018-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879065B2 (ja) 車両用前照灯
JP4289268B2 (ja) 車両用前照灯ユニット
JP5830294B2 (ja) 車両用前照灯
JP6441823B2 (ja) 車両用灯具
JP5806053B2 (ja) 車両用前照灯
JP2010238604A (ja) 発光素子モジュール化部材および灯具ユニット
JP5666977B2 (ja) 車両用灯具
JP2010238605A (ja) 灯具ユニット
JP4677971B2 (ja) 車両用灯具
CN107543116B (zh) 车辆用前照灯以及光源单元
JP6692141B2 (ja) 車両用灯具
JP2012119229A (ja) 車輌用前照灯
JP2011082005A (ja) 車輌用灯具
JP2007324003A (ja) 車両用灯具
JP2011023169A (ja) 車両用灯具
JP4661804B2 (ja) プロジェクタ型ランプ
JP2009016301A (ja) 車両用灯具
JP6832718B2 (ja) 車両用灯具
KR101092693B1 (ko) 헤드램프용 led 광학장치
JP2011181279A (ja) 車両用前照灯
JP2020098726A (ja) 鞍乗型車両用灯具
CN104515049A (zh) 铁道车辆用前照灯
JP5729141B2 (ja) 車両用前照灯
CN203478075U (zh) 铁道车辆用前照灯
JP2014056797A (ja) 灯具ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6832718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250