JP6831310B2 - 車高制御システム、ダウン制御方法 - Google Patents

車高制御システム、ダウン制御方法 Download PDF

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本発明は、クローズド型の車高制御システム、クローズド型の車高制御システムにおいて車高を低くするダウン制御を行うダウン制御方法に関するものである。
特許文献1に記載のクローズド型の車高制御システムにおいて、車高を低くするダウン制御が行われる場合には、コンプレッサの吸入側部がエアシリンダに連通させられ、吐出側部がタンクに連通させられ、コンプレッサが始動させられる。コンプレッサの作動により、エアシリンダからエアが吸入されてタンクに収容されるのであり、それにより、車高が低くなる。
特開2016−175573号公報
本発明の課題は、コンプレッサの始動時に発生させられる音を小さくすることである。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係る車高制御システムにおいては、コンプレッサの吐出側部の圧力媒体の圧力が吸入側部の圧力媒体の圧力より高くされた後に、コンプレッサが始動させられる。
コンプレッサを駆動する電動モータへの供給電流がOFFからONに切り換えられる際に、コンプレッサには大きな始動時電流が流れる。そのため、電動モータへの供給電流がOFFからONに切り換えられる際に、コンプレッサの吸入側部の圧力媒体の圧力と吐出側部の圧力媒体の圧力とがほぼ同じである場合には、始動時にコンプレッサに加えられる負荷(抵抗)が小さく、コンプレッサは急に大きな回転数で回転させられる。それにより、大きな音が発生させられる。
それに対して、電動モータへの供給電流がOFFからONに切り換えられる際に、コンプレッサの吐出側部の圧力媒体の圧力が吸入側部の圧力媒体の圧力より高い場合には、始動時にコンプレッサに加えられる負荷が大きくなる。始動時にコンプレッサは回転し難くなり、コンプレッサの回転数が小さくなったり、コンプレッサの始動が遅れたりする。その結果、コンプレッサの始動時に発生させられる音を小さくすることができる。
また、本発明に係るダウン制御方法においては、コンプレッサの吸入側部を低圧部に連通させるとともに、コンプレッサの吐出側部を高圧部に連通させる準備工程が実行された後に、制御対象輪の車高制御弁が開とされ、コンプレッサが始動させられるのであり、ダウン工程が実行される。
このように、コンプレッサの吸入側部が低圧部に連通させられ、コンプレッサの吐出側部が高圧部に連通させられることにより、コンプレッサの吐出側部の圧力媒体の圧力から吸入側部の圧力媒体の圧力を引いた差圧が大きくなる。すなわち、準備工程の実行により、準備工程が実行される以前より、差圧が大きくなるのである。そのため、準備工程の実行により、コンプレッサの始動時に発生させられる音を小さくすることができる。なお、準備工程の開始時において、高圧部の圧力媒体の圧力は、低圧部の圧力媒体の圧力より高いのが普通であるが、吐出側部の圧力媒体の圧力より高いとは限らない。また、低圧部の圧力媒体の圧力は吸引側部の圧力媒体の圧力より低いのが普通である。
本発明に係る車高制御システムを表す回路図である。本車高制御システムにおいては、本発明に係るダウン制御方法が実施される。 上記車高制御システムの車高制御ECUの周辺を表す概念図である。 上記車高制御システムにおいてコンプレッサの始動前の状態を表す図である。 上記コンプレッサの始動時の状態を表す図である。 上記車高制御ECUの記憶部に記憶されたダウン制御プログラムを表すフローチャートである。 上記記憶部に記憶された開始時制御プログラムを表すフローチャートである。
発明の実施の形態
以下、本発明の一実施形態である車高制御システムについて図面に基づいて詳細に説明する。本車高制御システムにおいては、本発明の一実施形態であるダウン制御方法が実施される。
また、本車高制御システムにおいては、圧力媒体としてエアが使用される。
本車高制御システムにおいては、図1に示すように、車両に設けられた前後左右の車輪の各々に対応して、車輪側部材(例えば、車輪を支持するサスペンションアーム等が該当する)と車体側部材との間に、図示しないサスペンションスプリングと、車高制御アクチュエータとしてのエアシリンダ2FL,FR,RL,RRと、ショックアブソーバ4FL,FR,RL,RRとが、互いに並列に設けられる。ショックアブソーバ4FL,FR,RL,RRは、それぞれ、車輪側部材に設けられたアブソーバ本体と、車体側部材に設けられたアブソーバピストンとを含む。
以下、本明細書において、エアシリンダ2、ショックアブソーバ4等について、車輪の位置で区別する必要がある場合には、車輪の位置を表す符号FL,FR,RL,RRを付すが、車輪の位置で区別する必要がない場合、総称を表す場合等には車輪の位置を表す符号FL,FR,RL,RR等を省略して記載する。
エアシリンダ2は、それぞれ、車体側部材に設けられたシリンダ本体10と、シリンダ本体10に固定されたダイヤフラム12と、ダイヤフラム12およびショックアブソーバ2のアブソーバ本体に上下方向に相対移動不能に設けられたエアピストン14とを含み、これらの内部が圧力媒体室としてのエア室19とされる。エア室19におけるエアの給排によりエアピストン14がシリンダ本体10に対して上下方向に相対移動させられ、それにより、ショックアブソーバ4においてアブソーバ本体とアブソーバピストンとが上下方向に相対移動させられるのであり、車輪側部材と車体側部材との間の距離である車高が変化させられる。
エアシリンダ2のエア室19には、それぞれ、個別通路20および共通通路22を介してエア給排装置24が接続される。個別通路20には、それぞれ、車高制御弁26が設けられる。車高制御弁26は常閉の電磁弁であり、ソレノイドのON・OFFにより開閉させられるものである。車高制御弁26は、開状態において、双方向のエアの流れを許容し、閉状態において、エア室19から共通通路22へのエアの流れを阻止するが、共通通路22の圧力がエア室19の圧力より設定圧以上高くなると共通通路22からエア室19へのエアの流れを許容するものである。
圧力媒体給排装置としてのエア給排装置24は、コンプレッサ装置30、常閉の電磁弁である排気弁32、タンク34、切換え装置36、吸気弁44、リリーフ弁46等を含む。
コンプレッサ装置30は、コンプレッサ40と、コンプレッサ40を駆動する電動モータ42とを含み、コンプレッサ40が電動モータ42の駆動により作動させられる。本実施例において、コンプレッサ40はプランジャポンプであり、吸入弁41a、吐出弁41bを含む。吸入弁41a、吐出弁41bは、コンプレッサ40の吸入側から吐出側へのエアの流れを許容するが逆向きの流れを阻止するものである。また、コンプレッサ40の吐出圧が高くなると、リリーフ弁46を経てエアが大気へ排気される。
タンク34は、エアを加圧した状態で収容するものであり、収容されるエアの量が多くなると、その収容されたエアの圧力であるタンク圧が高くなる。
切換え装置36は、共通通路22、タンク34に接続されたタンク通路48、コンプレッサ40の吸入側部40aに接続された吸入通路65、コンプレッサ40の吐出側部40bに接続された吐出通路の間に設けられ、これらの間の連通状態を切り換えるものであり、第1通路50、第2通路52、回路弁61〜64を含む。
図1に示すように、共通通路22と、タンク34が接続されたタンク通路48とが、互いに並列に設けられた第1通路50と第2通路52とによって接続され、第1通路50に、直列に2つの回路弁61,62が設けられ、第2通路52に、直列に2つの回路弁63,64が設けられる。また、吸入通路65によって、第1通路50の2つの回路弁61,62の間の部分と、コンプレッサ40の吸気側部40aとが接続され、吐出通路66によって、コンプレッサ40の吐出側部40bと、第2通路52の2つの回路弁63,64の間の部分とが接続される。
回路弁61〜64は常閉の電磁弁であり、ソレノイドのON・OFFにより開状態と閉状態とに切り換えられるものである。ソレノイドに電流が供給されて、ONとされることにより開状態とされる。開状態において双方向のエアの流れを許容する。ソレノイドに電流が供給されず、OFFとされることにより閉状態とされる。閉状態(ソレノイドOFFの状態)において、一方の側から他方の側へのエアの流れを阻止するが、他方の側の圧力が一方の側の圧力より設定圧以上高くなると、他方の側から一方の側へのエアの流れを許容する。
回路弁61,63は、閉状態においてタンク34からのエアの流出を阻止するものであり、回路弁62は、閉状態において、共通通路22からのエアの流出を阻止するものであり、回路弁64は、閉状態において共通通路22へのエアの供給を阻止するものである。
吸入通路65の接続部65sと大気との間には吸気弁44が設けられる。吸気弁44は、接続部65sのエアの圧力が大気圧以上の場合に閉、大気圧より低い場合に開とされる逆止弁である。コンプレッサ40の作動により接続部65sのエアの圧力が大気圧より低くなると、フィルタ43、吸気弁44を経て大気からエアが吸い込まれる。
吐出通路66の接続部66sには排気弁32が接続される。排気弁32は常閉の電磁弁であり、開状態において、吐出通路66から大気へのエアの排出が許容され、閉状態において、吐出通路66から大気へのエアの排出が阻止されるが、吐出通路66のエアの圧力が大気圧より設定圧以上低くなると大気から吐出通路66へのエアの供給が許容される。
また、吐出通路66の接続部66sより第2通路側の部分には、ドライヤ70と流れ抑制機構72とが直列に設けられる。流れ抑制機構72は、互いに並列に設けられた、差圧弁72vと絞り72sとを含む。差圧弁72vは、第2通路側からコンプレッサ側へのエアの流れを阻止し、コンプレッサ側の圧力が第2通路側の圧力より設定圧以上高くなると、コンプレッサ40から第2通路52へのエアの流れを許容する。
本実施例において、車高制御システムは、車高制御コンピュータを主体とする車高制御ECU80によって制御される。車高制御ECU80はCAN(Controller Area Network)82を介して他のECU等との間で通信可能とされている。車高制御ECU80は、図2に示すように、実行部80c、記憶部80m、入出力部80i、タイマ80t等を含み、入出力部80iには、車高切換えスイッチ88、タンク圧センサ90、通路圧センサ91、車高センサ93、乗降関連動作検出装置95等が接続されるとともに、通信装置96、イグニッションスイッチ98、車速センサ99等がCAN82を介して接続される。また、電動モータ42が駆動回路100を介して接続されるとともに、排気弁32、車高制御弁26、回路弁61〜64が接続される。
車高切換えスイッチ88は、運転者によって操作されるものであり、車高をL(Low),N(Normal),H(High)のうちのいずれかへの変更を指示する場合に操作される。タンク圧センサ90は、タンク圧を検出するものであり、通路圧センサ91は、共通通路22に設けられ、車高制御弁26の開において、その開にある車高制御弁26に対応する(車輪に対応する)シリンダ2のエア室19の圧力であるシリンダ圧を検出する。また、すべての車高制御弁26の閉状態において共通通路22のエアの圧力である通路圧を検出する。車高センサ93は、前後左右の各車輪に対応してそれぞれ設けられ、車体側部材の車輪側部材からの距離である車高を検出する。乗降関連動作検出装置95は、乗降に関連する動作の有無を検出するものであり、車両に設けられた複数のドアの各々に対応して設けられ、そのドアの開閉を検出するドア開閉センサ(カーテシランプセンサ)102、複数のドアの各々のロック、アンロックを検出するドアロックセンサ103等を含むものとすることができる。ドアの開閉、ドアロック、アンロックの動作の有無等に基づいて乗車、降車、発進の意図等が推定される。通信装置96は、予め定められた通信可能領域内において、運転者等が所持する携帯機104との間で通信を行うものであり、通信により、ドアのロック、アンロックが行われる場合もある。イグニッションスイッチ98は車両のメインスイッチである。車速センサ99は、車両の走行速度を検出するものである。
また、本実施例における車高制御システム等は、バッテリ110の電力により作動可能なものである。バッテリ110の電圧は電圧モニタ112によって検出されるが、電圧モニタ112は車高制御ECU80に接続される。
以上のように構成された車高制御システムにおいて、車高を低くする車高制御であるダウン制御が行われる場合には、図4に示すように、回路弁62,63が開とされ、コンプレッサ40が始動させられ、制御対象輪の車高制御弁26が開とされる。コンプレッサ40により、エアシリンダ2からエアが吸入されて、加圧されてタンク34に供給される。エアシリンダ2からエアが排気され、車高が低くなる。
しかし、電動モータ42への供給電流がOFFからONに切り換えられる際には、コンプレッサ40に大きな始動時電流が流れる。また、ダウン制御が開始される前において、コンプレッサ40の吸入側部40aのエアの圧力と吐出側部40bのエアの圧力とはほぼ同じであることが多い。
そのため、コンプレッサ40が始動させられる際に、コンプレッサ40に加えられる負荷は小さく、コンプレッサ40は、急に、大きな回転数で回転させられる。そのため、大きな振動が生じ、大きな音が発生させられる。
それに対して、本実施例においては、電動モータ42への供給電流がOFFからONに切り換えられる前に、図3に示すように、回路弁62,63が開とされ、その状態が設定時間の間、維持される。吸入通路65に共通通路22が第1通路50の一部を介して連通させられ、吐出通路66にタンク通路48が第2通路52の一部を介して連通させられる。なお、ダウン制御の開始指令が出力された場合に、共通通路22のエアの圧力は吸引通路65のエアの圧力より低いのが普通である。また、コンプレッサ40に設けられる吸入弁41a、吐出弁41bは、吐出通路66から吸入通路65へ向かうエアの流れを阻止するものである。その結果、図3に示す状態とされることにより、吐出通路66のエアの圧力から吸入通路65のエアの圧力を引いた値である差圧が大きくなり、吐出通路66のエアの圧力が吸引通路65のエアの圧力より高くなる。
また、この状態が、設定時間の間維持されるため、コンプレッサ40の吐出通路66のエアの圧力が吸入通路65のエアの圧力より設定値以上高くなり、始動時にコンプレッサ40に加えられる負荷が大きくなる。
なお、設定値は、例えば、始動時に、コンプレッサ40に加えられる負荷が大きくなり、コンプレッサ40の回転数を小さくし得る大きさとされ、設定時間は、吐出通路66のエアの圧力が吸入通路65のエアの圧力より設定値以上高くなるのに要する時間に基づいて定められた時間とすることができる。
その後、図4に示すように、制御対象輪の車高制御弁26が開とされ、コンプレッサ40が始動させられ、ダウン制御が開始される。
図5のフローチャートで表されるダウン制御プログラムは予め定められた設定時間毎に実行される。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、車高センサ93により車高が検出され、S2において、ダウン制御中であるか否かが判定される。ダウン制御中でない場合には、S3において、ダウン制御の開始条件が成立するか否かが判定される。例えば、目標車高に対してS1において検出された実際の車高である実車高が開始しきい値以上大きい場合には、ダウン制御の開始条件が成立すると判定される。判定がNOである場合には、S1〜3が繰り返し実行される。そのうちに、開始条件が成立し、判定がYESとなった場合には、S4において、ダウン制御の開始指令が出力される。
開始指令に応じて、図6のフローチャートで表される開始時制御が行われる。
S11において、回路弁62,63が開とされ、S12において、設定時間が経過したか否かが判定される。設定時間が経過した場合には、S13において、コンプレッサ40が始動させられ、制御対象輪に対応する車高制御弁26が開とされる。
制御対象輪のエアシリンダ2のエアがコンプレッサ40により吸入されてタンク34に供給されるのであり、ダウン制御が開始される。
ダウン制御が開始された場合には、S2の判定がYESとなり、S5において、ダウン制御の終了条件が成立するか否かが判定される。終了条件は、例えば、目標車高と実車高との差が不感帯等に基づいて決まる終了しきい値以下になった場合に成立したとされる。判定がNOである場合には、ダウン制御が継続して行われるが、終了条件が成立した場合には、S6において、ダウン制御の終了指令が出力される。終了指令に応じて、図示しない終了時制御が行われるが、本実施例においては、回路弁62,63が閉、車高制御弁26が閉とされ、コンプレッサ40が停止させられる。また、コンプレッサ40が停止させられる前に、コンプレッサ40の吸入側部40aと吐出側部40bとの圧力差を小さくする制御が行われるようにすることもできる。それにより、コンプレッサ40の停止時に発生させられる音を抑制することができる。
以上のように、本実施例においては、コンプレッサ40の始動前に、コンプレッサ40の吐出通路66のエアの圧力が吸入通路65のエアの圧力より高くされる。その結果、始動時にコンプレッサ40に加えられる負荷が大きくなり、コンプレッサ40始動時の回転数が小さくなったり、始動が遅れたりする。その結果、コンプレッサ40の始動時に生じる振動を抑制し、発生させられる音を小さくすることができる。なお、実験により、本実施例における車高制御システムにおいては、従来の車高制御システムにおける場合より、コンプレッサ40の始動時に発生させられる音の強さ(音圧レベル:dB)がほぼ10%低くなることが確かめられた。
以上、本実施例において、車高制御ECU80の図6のフローチャートで表される開始時制御プログラムを記憶する部分、実行する部分等により始動時制御部が構成され、前記S11を記憶する部分、実行する部分等により電磁弁制御部が構成される。
また、S11の実行等が準備工程に対応し、S13の実行等がダウン工程に対応する。
なお、車高制御システムの構造は上記実施例に限定されない等、本発明は、上述に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
2:エアシリンダ 24:エア給排装置 26:車高制御弁 30:コンプレッサ装置 32:排気弁 34:タンク 40:コンプレッサ 48:タンク通路 50:第1通路 52:第2通路 65:吸入通路 66:吐出通路 61〜64:回路弁 80:車高制御ECU 90:タンク圧センサ 91:通路圧センサ 93:車高センサ

Claims (3)

  1. 車両の複数の車輪にそれぞれ設けられた複数の車高制御アクチュエータと、
    前記複数の車高制御アクチュエータに接続され、(a)コンプレッサと、(b)そのコンプレッサによって加圧された圧力媒体を蓄えるタンクとを備えた圧力媒体給排装置と、
    前記コンプレッサの作動により、前記複数の車輪のうちの制御対象輪に対応する車高制御アクチュエータから圧力媒体を排出させて、前記タンクに供給することにより、前記制御対象輪についての車高を低くする制御であるダウン制御を行う車高制御部と
    を含む車高制御システムにおいて、
    前記車高制御部が、前記コンプレッサを始動させる前に、前記コンプレッサの吐出側部の圧力媒体の圧力を前記コンプレッサの吸入側部の圧力媒体の圧力より高くする始動時制御部を含む車高制御システム。
  2. 前記複数の車高制御アクチュエータが共通通路に接続され、
    前記圧力媒体給排装置が、複数の電磁弁を備え、前記共通通路と、前記タンクに接続されたタンク通路と、前記コンプレッサの吐出側部に接続された吐出通路と、前記コンプレッサの吸入側部に接続された吸入通路との間に設けられ、これらの間の連通状態を切り換え可能な切換え装置を含み、
    前記始動時制御部が、前記切換え装置の制御により、前記吸入通路を前記共通通路に連通させ、前記吐出通路を前記タンク通路に連通させる電磁弁制御部を含む請求項1に記載の車高制御システム。
  3. 車両の複数の車輪にそれぞれ設けられ、共通通路に車高制御弁を介して接続された複数の車高制御アクチュエータと、
    (a)エアを蓄えたタンクと、(b)コンプレッサと、(c)前記タンクに接続されたタンク通路と、前記コンプレッサの吸入側部に接続された吸入通路と、前記コンプレッサの吐出側部に接続された吐出通路と、前記共通通路との間に設けられた複数の電磁弁を備え、これらの間の連通状態を切り換え可能な切換え装置とを備えた圧力媒体給排装置と
    を含む車高制御システムにおいて、前記複数の車高制御アクチュエータのうち制御対象輪の車高制御アクチュエータから圧力媒体を排出させて、前記タンクに供給することにより、前記制御対象輪についての車高を低くするダウン制御方法であって、
    前記切換え装置を制御することにより、前記吸入通路を前記タンク通路から遮断して前記共通通路に連通させるとともに、前記吐出通路を前記共通通路から遮断して前記タンク通路に連通させる準備工程と、
    前記制御対象輪の車高制御弁を開とするとともに、前記コンプレッサを始動させるダウン工程と
    を含むダウン制御方法。
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