JP6830088B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、この種のパチンコ機には、その前面に遊技者が操作可能な遊技ボタン(操作部)を設け、特別図柄の変動を伴う当否判定時に、演出の一環として遊技者に遊技ボタンを操作するように促す。そして、遊技者の遊技ボタン操作に応じて大当りか否かの演出を行い、大当りに対する遊技者の期待感を高めるようにしたものがある。
また、仮ボタン図柄が出現しても、本来のボタン図柄へ移行されない演出パターンを備えた場合も考えられており、この場合、仮ボタン図柄の出現がボタン操作の有効性を保証するものではなくなる。このため、ボタン操作に関する緊張感が生まれる一方、本来のボタン図柄へ移行しない時点で、ボタン操作に応じた演出が行われないことが確定するため、遊技者の期待感を減少させてしまう。
そこで本発明は、前記の事情に鑑み、遊技者の期待感を減少させることなく緊張感のある操作部の操作演出を行うことが可能であり従来にない興趣の豊かな遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
遊技者が操作可能な操作部と、
前記表示装置に操作部図柄を表示することで前記操作部の操作を促す操作部図柄表示手段と、
前記表示装置に前記操作部図柄が表示されると、所定期間の後に前記操作部の操作を有効にする操作部有効手段と、
前記所定期間を設定する所定期間設定手段と、
前記所定期間の後に前記操作部が操作されることにより前記当否判定の結果を示唆する操作演出を実施する操作演出制御手段と、を備え、
前記操作部図柄表示手段は、前記操作部図柄の表示開始時の表示態様と、表示開始から前記所定期間の経過後の表示態様とを変化させず、
前記所定期間設定手段は、実施中の前記変動遊技の大当り期待度に応じて前記所定期間を変化させることを特徴とする。
前記操作部有効手段は、実施中の前記変動遊技の大当り期待度が高いほど前記所定期間を長くしてもよい。
前記特定図柄演出表示手段は、複数種類の前記特定図柄を有し、前記所定期間に応じて表示する前記特定図柄の表示態様を選択してもよい。
尚、操作無効報知手段は、単に、操作が無効であることを報知するだけでなく、例えば、操作無効期間が長いほど大当りが期待できることを示唆する報知を行うようにしてもよい。
本発明を適用した第1実施例のパチンコ機1を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、遊技店に設置され、遊技者が遊技可能な遊技機である。パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造である。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠(遊技枠ともいう)が開閉可能に設けられている。尚、これら前枠11及び前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放可能である。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けられている。
下皿13は、上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が配置されている。センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の中央直下位置には、常時、遊技球の入球が可能で、入球に起因して第1特別図柄(以下、第1特図という)の当否判定が実行される第1特図始動口23が配置されている。更にその直下位置には、入球に起因して第2特別図柄(以下、第2特図という)の当否判定が実行される第2特図始動口24が設置されている。第2特図始動口24は、チューリップ式の開放部材により開放可能に構成されている。第2特図始動口24は、前記普図の抽選で当りとなり、普通電動役物(普電役物ともいう)が作動することで、開放部材が所定の時間、所定の開放態様で開放され、開放部材の開放時にのみ入球(入賞)可能である。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、発射制御装置44は払出制御装置41の下に設けられている。
一方、発射制御装置44はCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
一方、電源基板45が生成するバックアップ電源は、サブ統合制御装置42へ供給されない。このため、パチンコ機1への電力供給が停止した後は、サブ統合制御装置42のRAMに保持されている記憶はクリアされる。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や第1特図又は第2特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して、ガラス枠開放スイッチ501、内枠開放スイッチ502、球タンクが空状態になったことを検出する球切れスイッチ520等の検出信号が入力される。また、払出制御装置41は、遊技球が払出されたことを検出する払出スイッチ522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯スイッチ523等の検出信号が入力される。更に、払出制御装置41は、主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払出させる。
一方、精算表示装置173を介して精算スイッチ172による精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力されると、精算要求に応じてCRユニットCRが精算を行い、精算表示装置173においてプリペイドカードの残高表示が行われる。プリペイドカードの残高表示はCRユニットCRによって制御される。
尚、パチンコ機1は遊技球を払出す構成である。近年では、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する遊技機(封入式遊技機又は管理遊技機などと呼ばれる)が存在し、パチンコ機1は封入式遊技機の構成であってもよい。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に、サブ統合制御装置42は、遊技の進行に応じて、キャラクタなどを表示する演出や第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄の表示制御等を行う。そして、サブ統合制御装置42は、演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や疑似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
また、第2特図始動口24に遊技球が入球すると、第2特図の当否判定に関する複数種類の乱数が抽出され、第2特図の保留記憶として所定数記憶される。そして該保留記憶の乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第2特図表示装置28Bにおいて第2特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
この様にパチンコ機1はボタン操作演出を行うことで、遊技者の大当りに対する期待感を高めることができる。
尚、パチンコ機1は、複数種類の確率設定値を設け、遊技施設の従業員により何れかの設定値に設定可能となし、各設定値に応じて高確率遊技状態及び低確率遊技状態での大当り確率を設定可能な構成でもよい。
確変遊技状態が継続される確変回数は、第1特図又は第2特図の当否判定に伴う図柄変動が「100回」に達するまで継続される。
時短状態が継続される時短回数は、第1特図又は第2特図の当否判定に伴う図柄変動が「100回」に達するまで継続される。
次に、賞球について説明する。第1特図始動口23の賞球は、1個の入球につき「3個」に設定されている。第2特図始動口24の賞球は、1個の入球につき「1個」に設定されている。その他の入賞口(例えば、一般入賞口27)の賞球数は1個の入球につき「10個」に設定されている。大入賞口25の賞球は、1個の入球につき「15個」に設定されている。
大当り遊技における大入賞口25の規定入球個数は「10個」に設定されている。
普通電動役物の開放時間は、通常遊技状態では「0.1秒×1回」に設定され、時短状態では「2.2秒×1回」に設定される。
図6は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(処理S100〜処理S110,処理S115)と残余処理(処理S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(処理S100)。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
続く当り決定用乱数更新処理(処理S104)は、「0」〜「最大値」の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、この当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
変動パターン決定用乱数更新処理(処理S106)は、「0」〜「最大値」の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く各出力処理(処理S109)では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、払出制御装置41、発射制御装置44、大入賞口ソレノイド510、普電役物ソレノイド511等に対して各々出力処理を実行する。入賞確認処理(処理S107)により遊技盤2上の各入賞口(第1特図始動口23、第2特図始動口24、大入賞口25、一般入賞口27)への遊技球の入球が検知されたときには、入球が検知された入賞口に応じた数の賞球を払出させるために、賞球のデータが含まれる信号を払出制御装置41に送信する処理を実行する。
また、各出力処理(処理S109)では、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機1に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理も実行する。
図7に示す「始動入球確認処理」は、第1特図始動口23、第2特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される大当り決定用乱数など種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第1特図始動口23、第2特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数及び第2特図始動口24への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は各4個である。
肯定判定であれば(処理S205:yes)、処理S206において主制御装置40に格納されている第2特図の保留記憶の数が満杯か否かを判定する。肯定判定であれば(処理S206:yes)、リターンする。
肯定判定であれば(処理S300:yes)、処理S301において第1特図又は第2特図が変動停止中であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S301:yes)、処理S302において第1特図又は第2特図の確定図柄が未表示中であるか否か判定する。
肯定判定であれば(処理S315:yes)、処理S316において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
続いて処理S317おいて前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。
続く処理S320において第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ第1特図又は第2特図の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには特図の変動パターン、特図の当否判定の判定結果などが含まれる。尚、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
その後、前記処理S319及び前記処理S320を実行し、「特別遊技処理」へ移行する。
肯定判定であれば(処理S330:yes)、処理S331の確定図柄表示処理において、第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の変動表示を終了させる制御を行う。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
一方、肯定判定であれば(処理S340:yes)、処理S341の確定図柄表示終了の処理により第1特図表示装置28A又は第2特図表示装置28Bの特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
肯定判定であれば(処理S343:yes)、処理S344において確変フラグを「0」にリセットする。
続いて処理S345において時短状態を示す時短フラグが「1」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S345:no)、処理S347へ移行する。
肯定判定であれば(処理S345:yes)、処理S346において時短フラグを「0」にリセットする。これらの処理により大当り遊技(特別遊技)中での確変状態及び時短状態に関する遊技状態を通常状態にリセットする。
肯定判定であれば(処理S350:yes)、処理S351において確変の継続期間をカウントする確変カウンタを減算し、減算した後の確変カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S351:no)、処理S353へ移行する。
肯定判定であれば(処理S351:yes)、前記処理S352において確変フラグを「0」にリセットする。
肯定判定であれば(処理S353:yes)、処理S354において時短の継続期間をカウントする時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタが「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S354:no)、処理S356へ移行する。
続く処理S356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
肯定判定であれば(処理S404:yes)、処理S405において大入賞口開放処理で第1ラウンドの大入賞口25を開放する。その後、リターンする。
肯定判定であれば(処理S420:yes)、処理S421において最終ラウンド(例えば、5Rの大当り遊技であれば第5ラウンド、8Rの大当り遊技であれば第8ラウンド、10Rの大当り遊技であれば第10ラウンド)であるか否か判定する。肯定判定であれば(処理S421:yes)、処理S422の大当り終了演出の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、前記処理S421において否定判定であれば(処理S421:no)、処理S423の大入賞口25の開放処理により次のラウンドの大入賞口25の開放を実行してリターンする。
肯定判定であれば(処理S430:yes)、処理S431において役物連続作動装置の作動停止を実行し、続いて処理S432において条件装置の作動停止を実行する。
肯定判定であれば(処理S433:yes)、処理S434において確変遊技状態の繰り返し回数(100回)を設定し、処理S435において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技状態が付与される。
肯定判定であれば(処理S436:yes)、処理S437において時短状態の繰り返し回数(確変時:100回、非確変時100回)を設定し、続いて処理S438において時短フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。
ボタン操作演出は、疑似演出図柄の変動中にリーチ演出に発展すると、遊技者の大当りへの期待感をより高めることを目的に実施される演出である。ボタン操作演出は、演出ボタン15を示す演出ボタン図柄を表示することで、遊技者に演出ボタン15を操作するように促す。この場合、演出ボタン図柄の表示開始から、予め設定された所定期間が経過するまでは、演出ボタン15の操作を無効としている。この演出ボタン図柄の表示開始から操作が無効とされる所定期間の長さは、大当りの期待度(可能性)に応じて変化させる。そして、所定期間の経過後、遊技者による演出ボタン15の操作に応じて大当りか否かの判定結果を報知することを基本構成とする演出である。
図17(a)に示すように、第1特図又は第2特図の変動が開始されると、演出図柄表示装置21の表示画面において疑似演出図柄の変動が開始され、表示画面の上半部に大きく、第1特図又は第2特図に対応する三桁の数字等からなる疑似演出図柄701が変動表示される。また表示画面の下端部には、その左側に第1特図の保留記憶を示す第1保留記憶数711が、右側に第2特図の保留記憶を示す第2保留記憶数712が表示される。
尚、演出ボタン15の操作が有効となっても、遊技者のボタン操作がなければ、設定された変動パターン(変動時間、図9:処理S317参照)により変動を終了し、大当りか否かの結果を報知する。
そして、複数種類の操作無効期間に応じて、登場するキャラクタ(人物等)やキャラクタのセリフ等により演出内容が異なる複数種類の特定図柄演出表示を備えている。
設定時間〔ア〕は、操作無効期間が10秒に設定される。この場合、特定図柄演出表示では、2人の登場人物による演出が実施される。操作無効期間では、人物aの「いつ押せるの?」との問いかけに対して、人物bが「まだまだ!」と答えることで、操作無効を示唆する。その後、操作が有効になると人物bが「押して!」と呼びかけることで、操作有効を示唆する。
この様に何れの設定時間の演出においても、演出ボタン15の操作無効期間を、予め設定された変動パターンの変動終了の間際まで引っ張るので、有効とした後の演出ボタン15を操作するタイミングは、ほぼ疑似演出図柄の変動停止(確定表示)の直前にすることとなる。これにより、恰もボタン操作に応じて結果が報知されたと見せかけることができる。
尚、必ずしも大当りの時に設定時間〔オ〕の演出を実施しなくてもよい。大当りの時に操作無効期間が短い演出を低確率で選択するようにしてもよい。また、ハズレでも設定時間〔オ〕の演出を低確率で選択するようにしてもよい。
本処理では、先ず、処理S600において、ボタン操作演出を実施することが設定されたか否か判定する。否定判定であれば(処理S600:no)、「演出図柄変動開始処理」における変動演出態様選択処理へリターンする。
本処理では、先ず、処理S620において、ボタン操作演出が待機状態であることを示す演出待機フラグ(図24:処理S630参照。尚、図において、フラグを単に「F」と記載する)が「0」であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S620:no)、後述する処理S624へ移行する。
肯定判定であれば(処理S621:yes)、処理S622において、今回の第1特図又は第2特図の変動においてボタン操作演出を実施する設定であるか否か確認する。否定判定であれば(処理S622:no)、リターンする。
続く、処理S626において、演出ボタン図柄720を表示する制御を行う。これにより、サブ統合制御装置42が演出図柄制御装置43へ演出ボタン図柄720を表示するようにコマンドが発信され、これに応じて演出図柄制御装置43の制御に応じて演出図柄表示装置21に演出ボタン図柄720が表示される。
本処理では、先ず、処理S650において、演出ボタン15の操作が有効であることを示す操作有効フラグ(図25:処理S654参照)が「0」であるか否かを判定する。否定判定であれば(処理S650:no)、後述する処理S655へ移行する。
肯定判定であれば(処理S652:yes)、処理S653において、演出ボタン15の操作を有効とする処理を行う。
続く、処理S654において、操作有効フラグに「1」をセットする。
本処理では、先ず、処理S680において、演出ボタン図柄720が表示中であることを示すボタン図柄表示フラグが「1」であるか否かを判定する。否定判定であれば(処理S680:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして、本処理を終了する。
肯定判定であれば(処理S681の操作:yes)、処理S682において、遊技者による演出ボタン15の操作があったか否か判定する。否定判定であれば(処理S682:no)、リターンする。
更に、パチンコ機1は、演出ボタン15が有効となる前に操作されても、遊技者にまだ操作が無効であることを効果的に認識させることができる。
本発明を適用した第2実施例について説明する。
本発明のパチンコ機は、第1実施例のようにリーチ演出に発展したときにボタン操作演出を実施し、遊技者のボタン操作に応じて、疑似演出図柄を変動停止して、当否判定の結果を報知する構成に限るものではない。
本実施例のパチンコ機は、第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄の変動が開始されると、リーチに発展する前に、ボタン操作演出を実施可能とし、遊技者のボタン操作に応じて大当りの期待度が高いか否かの予告演出を行う構成である。
尚、本実施例のパチンコ機の基本構成は、第1実施例のそれと同一である。以下、相違点を中心に本実施例の構成について説明する。
図27(a)に示す第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄が変動中に、ボタン操作演出が開始されると、図27(b)に示すように、疑似演出図柄701の変動表示の下側において、演出ボタン15を操作するように遊技者に促す演出ボタン図柄720が表示される。更に、演出ボタン図柄720を囲む背景において特定図柄を用い、演出ボタン15の操作が有効になったか否か及び操作の有効開始を示唆する特定図柄演出表示が展開される。図例の特定図柄演出表示では、人物a731と人物b732で構成される。
これに限らず、変動毎に異なるタイミングで、ボタン操作演出を開始するようにしてもよい。例えば、変動がリーチ演出に発展する場合には、変動開始時からリーチ演出開始時までの演出時間に対し、リーチ演出開始時から操作無効期間の設定時間と操作有効時間とを逆算して、変動開始時からボタン操作演出を開始するまでの時間差を算出するようになす。そして、変動開始時から時間差が経過した時点でボタン操作演出を開始するようにしてもよい。
また、本実施例では、演出ボタン15の操作無効期間を、予め設定されたリーチ演出の開始間際まで引っ張るようになし、有効とした後の演出ボタン15を操作するタイミングが、ほぼリーチ演出の開始直前になるようにする。これにより、恰もボタン操作に応じてリーチ演出が開始されたと見せかけることが望ましい。
更に、本発明は、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する封入式遊技機に適用してもよい。
Claims (1)
- 大当りか否かの当否判定に伴う演出図柄の変動遊技を表示する表示装置を備え、予め定められた大当りとなる結果が前記表示装置に表示された場合に大当り遊技を行う遊技機であって、
遊技者が操作可能な操作部と、
前記表示装置に操作部図柄を表示することで前記操作部の操作を促す操作部図柄表示手段と、
前記表示装置に前記操作部図柄が表示されると、所定期間の後に前記操作部の操作を有効にする操作部有効手段と、
前記所定期間を設定する所定期間設定手段と、
前記所定期間の後に前記操作部が操作されることにより前記当否判定の結果を示唆する操作演出を実施する操作演出制御手段と、を備え、
前記操作部図柄表示手段は、前記操作部図柄の表示開始時の表示態様と、表示開始から前記所定期間の経過後の表示態様とを変化させず、
前記所定期間設定手段は、実施中の前記変動遊技の大当り期待度に応じて前記所定期間を変化させることを特徴とする遊技機。
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