JP2015080524A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2015080524A
JP2015080524A JP2013218725A JP2013218725A JP2015080524A JP 2015080524 A JP2015080524 A JP 2015080524A JP 2013218725 A JP2013218725 A JP 2013218725A JP 2013218725 A JP2013218725 A JP 2013218725A JP 2015080524 A JP2015080524 A JP 2015080524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect
effect button
control means
main control
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013218725A
Other languages
English (en)
Inventor
拓也 三木
Takuya Miki
拓也 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2013218725A priority Critical patent/JP2015080524A/ja
Publication of JP2015080524A publication Critical patent/JP2015080524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 遊技者に演出ボタンを用いた演出に積極的に参加してもらうことで、稼働率を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】 遊技機は、操作が指示された場合に遊技者が操作することで、当否判定手段による判定結果に基づく演出が実行される操作手段を備える。操作手段は、遊技機の音声や光により、遊技者にその操作を促す。操作手段の操作有効期間中であって、操作手段が操作されるまでの期間には、音声又は光の出力態様が変化する。【選択図】 図6C

Description

本発明は、種々の図柄を変動表示する表示手段を備えた遊技機に関する。
従来、遊技者が操作することで演出を選択したり、演出を変化させることが可能な演出ボタンを備えた遊技機が知られている。
例えば、特許文献1に記載の弾球遊技機では、停止ボタンチャンスゲームに当選している場合には、停止ボタンチャンスゲームが開始されることが液晶ディスプレイに表示される。これに伴って、プッシュボタンが有効となり、プッシュボタンを押した場合又はボタン有効から所定時間経過した後にLED変動表示部が変動パターンコマンドに応じた内容で変動して停止する。その後、受信した変動パターンコマンドに基づき、例えば「666」の当選状態が特別図柄表示部に表示されるようになっている(特許文献1、段落0054、0055、図8)。
また、特許文献1の他にも、プッシュボタンの操作が有効であることを遊技者に伝えるため、表示部にプッシュボタン画像を表示したり、操作の有効に加えて大当りの期待度を報知するため、期待度に応じたプッシュボタン画像(小ボタン・大ボタン等)を表示する遊技機が市場に投入されている。
特許第4987111号公報
しかしながら、そのような従来の遊技機では、期待度の高いプッシュボタン画像の態様がある反面、多くの場合、相対的に期待度の低い態様でプッシュボタン画像が表示される。このため、期待度の低い態様で表示された場合に、プッシュボタンを押さない遊技者も多くいた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、遊技者に演出ボタンを用いた演出に積極的に参加してもらうことで、稼働率を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
第1発明の遊技機は、当り又は外れの当否判定を行う当否判定手段と、操作有効期間中に遊技者が操作した場合に、前記当否判定手段による判定結果に応じた演出が実行される操作手段と、音声又は光による演出を制御する演出制御手段とを備え、前記音声又は光の出力により、遊技者に前記操作手段の操作を促す遊技機であって、前記演出制御手段は、前記操作有効期間の開始から前記操作手段が操作されるまでの期間に、前記音声又は光の出力態様を変化させることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、保持することを特徴とする。
第3発明は、第1発明において、前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、該操作有効期間の開始前の出力状態に戻すことを特徴とする。
本発明によれば、遊技者に演出ボタンを用いた演出に積極的に参加してもらうことで、遊技機の稼働率を高めることができる。
実施例に係るパチンコ遊技機の外観を示す正面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の外観を示す背面側の斜視図。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。 図1のパチンコ遊技機の制御装置の構成を示すブロック図。 演出ボタンを用いた演出例1。 演出ボタンを用いた演出例2。 演出ボタンを用いた演出例3。 (a)演出実行パターン1、(b)演出実行パターン2のタイミングチャート(演出ボタン1個)。 (c)演出実行パターン3、(d)演出実行パターン4のタイミングチャート(演出ボタン2個)。 (e)演出実行パターン5、(f)演出実行パターン6のタイミングチャート(演出ボタン1個、音量又は光量の変化)。 主制御側で行われる遊技管理処理を示すフローチャート。 図7中の特別図柄管理処理を示すフローチャート。 図8中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(前半)。 図8中の特別図柄変動開始処理を示すフローチャート(後半)。 図7中の特別電動役物管理処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるメイン処理を示すフローチャート。 副制御側で行われるタイマ割込み処理を示すフローチャート。
まず、実施形態の遊技機の概要について説明する。
第1実施形態の遊技機は、当り又は外れの当否判定を行う当否判定手段と、操作有効期間中に遊技者が操作した場合に、前記当否判定手段による判定結果に応じた演出が実行される操作手段と、音声又は光による演出を制御する演出制御手段とを備え、前記音声又は光の出力により、遊技者に前記操作手段の操作を促す遊技機であって、前記演出制御手段は、前記操作有効期間の開始から前記操作手段が操作されるまでの期間に、前記音声又は光の出力態様を変化させる。
本実施形態の遊技機は、遊技者が操作した場合に当否の判定結果に応じた演出が実行される操作手段を備える。ここで、「演出」とは、音声や光の出力の他、表示手段の画面に現れる所定の表示でもよい。また、「演出の実行」とは、演出が開始することの他、実行中の演出が変化することも含む。
操作手段は操作有効期間中に操作が有効となるが、このとき、演出制御手段は、遊技者にその操作を促すため、音声又は光を出力する。そして、演出制御手段は、操作有効期間の開始から操作手段が操作されるまでの期間に、前記音声又は光の出力態様を、例えば、段階的に変化させる。
遊技者は、前記表示の変化に興味を持つようになるので、操作手段の操作を促す効果が高い。これにより、遊技者が操作手段を用いた演出に積極的に参加するようになり、遊技機の稼働率が高まる。
本実施形態において、前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、保持することが好ましい。
本実施形態では、操作有効期間中に遊技者が操作手段を操作した場合には、音声又は光の出力態様の変化が停止し、保持される。従って、ある程度、大きな音量となった後に遊技者が操作手段を操作したような場合には、その音量で予告演出等が行われる。これにより、操作手段を用いた魅力ある演出が行える。
また、本実施形態において、前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、該操作有効期間の開始前の出力状態に戻すことが好ましい。
本実施形態では、操作有効期間中に遊技者が操作手段を操作した場合には、音声又は光の出力態様の変化が停止し、操作有効期間の開始前の出力状態に戻る。従って、ある程度、大きな音量となった後に遊技者が操作手段を操作したような場合にも、小さい音量に戻して予告演出等が行われる。これは、例えば、外れ時の予告演出等に用いることができる。
次に、図1を参照して、実施例のパチンコ遊技機1を構成する部分について説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、矩形状の外枠2と、この外枠2に開閉可能に枢着された前面枠3及び前扉5を備えている。前面枠3は、額縁状であり開口部に遊技盤4(図3参照)が取付け可能となっている。また、前扉5の中央部にはガラス板6が嵌め込まれており、外部より遊技盤4が視認可能となっている。
前扉5の上部左右両側にはスピーカ7が設けられている。スピーカ7は、遊技に伴う演出効果音を外部に出力する音響出力部である。また、前扉5の左右両側及び上部には枠装飾LED8が設けられている。枠装飾LED8は、遊技の演出に連動してLEDが発光、点滅する装飾部である。
前扉5の下側には前面板9があり、その左端部は前面枠3に開放可能に枢着されている。前面板9には、発射機構を作動させるための発射ハンドル10、遊技球を貯留する上貯留皿11、下貯留皿12等が設けられている。
また、上貯留皿11の表面部分には、内蔵ランプが点灯したとき操作が有効となる左演出ボタン13及び中央演出ボタン14が設けられている。演出ボタン13、14は、操作が有効となったとき、遊技者が押下することにより演出を開始又は変化させることができる。演出ボタン13、14は、本発明の「操作手段」に相当する。
演出ボタン13、14は、大当り期待度や演出の内容等により、何れを操作させるかを使い分けることがある。例えば、通常の演出時には左演出ボタン13の操作が指示されるが、大当り期待度が極めて高い演出時には中央演出ボタン14の操作が指示される。
図2は、パチンコ遊技機1の背面側の斜視図である。
図2に示すように、パチンコ遊技機1の背面には、遊技盤4(図3参照)を裏側から押さえる枠体状の裏機構盤16が取り付けられている。この裏機構盤16の上部には、パチンコホール側島設備の遊技球補給装置(図示省略)から供給される遊技球を貯留する遊技球貯留タンク17が設けられている。
また、遊技球貯留タンク17から球を導出するタンクレール18の傾斜下端には、遊技球を払い出すための遊技球払出装置19が設けられている。さらに、裏機構盤16の隅部には、パチンコホール(遊技場)にある全遊技機を統括的に管理するホールコンピュータ(図4参照)に電気的に接続するための外部端子基板21が、端子基板ケース22に収納され、設けられている。
また、裏機構盤16の略中央には、遊技盤4の裏側に装着された透明の裏カバー23が備えられている。この裏カバー23内に、演出制御基板25を収納した透明の演出制御基板ケース25aと、液晶制御基板26を収納した透明の液晶制御基板ケース26aとが設けられている。
演出制御基板25と液晶制御基板26の間には、ボリュームスイッチ31が設けられている。つまみ部分を回転させることで10段階の音量設定が可能である。
液晶制御基板ケース26aの下方には、主制御基板24を収納した透明な主制御基板ケース24aが設けられている。主制御基板24は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御するものである。主制御基板24は、各種スイッチやセンサと接続されているため、これらの検出信号を受信して各種処理を行う。
また、主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27が設けられている。遊技店の店員がRAMクリアスイッチ27を押下しながら電源を投入することにより、RAM領域の記憶内容は消去され、パチンコ遊技機1は初期状態となる。
演出制御基板25は、主制御基板24から送信される各種制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいて、例えば、盤面装飾LED35或いは液晶表示装置36(図3参照)による演出を制御する。
主制御基板ケース24aの下方には、電源基板28を収めた透明な電源基板ケース28aと、払出制御基板29を収めた透明な払出制御基板ケース29aが配設されている。
さらに、発射ハンドル10に対応する位置には、遊技球を打撃する打撃槌やこれを駆動する発射モータを備えた遊技球発射装置(図示省略)の後側に発射制御基板30が設けられている。
次に、図3を参照して、パチンコ遊技機1の遊技盤4について説明する。
図3に示すように遊技盤4は、略正方形のパネルで形成され、その盤面上の遊技領域4aは、化粧板4bの前面にビス等で固定されるセンター飾り体34a、左部コーナー飾り体34b、右部コーナー飾り体34c等の部材によって区画形成されている。飾り体34a〜34cは、ポリカーボネート等の硬質樹脂材料を用いた射出成形によってそれぞれ一体成型で形成されている。
センター飾り体34aには、複数の盤面装飾LED35が配置されている。盤面装飾LED35は、各遊技における図柄の変動表示や予告表示に伴い発光色や発光態様を変化させ、演出を盛り上げる装飾部である。
遊技盤4の中央部には開口が形成され、この開口内に液晶表示装置36の表示画面が配置される。液晶表示装置36は、種々の数字、キャラクタ等が描かれた図柄や背景画像、リーチ等の各種演出を遊技に応じて表示する表示器である。
液晶表示装置36の上方部分は、可動役物37となっている。この可動役物37は、遊技における演出や大当り期待度に応じて、表示画面の中央又は下方まで落下移動する。
液晶表示装置36の下方には、第1特別図柄始動口38a及び第2特別図柄始動口38bからなる始動入賞装置38が配置されている。遊技領域4aを流下する遊技球が特別図柄始動口38a、38bに入賞することにより抽選が行われ、後述するLED表示装置43にて特別図柄の変動表示がなされる。また、液晶表示装置36でも、特別図柄に対応した装飾図柄の変動表示が行われる。
第2特別図柄始動口38bは開閉部材を備えており、開閉部材が開放した場合に遊技球が入賞し易い状態となる。上記開閉部材は、後述する普通図柄の抽選に当選した場合に、所定回数、所定時間開放する。以下では、第2特別図柄始動口38bと開閉部材を合わせた装置を普通電動役物(普電)と称することがある。
始動入賞装置38の下方には、大入賞装置39が配置されている。大入賞装置39は、特別図柄の抽選に当選したとき、すなわち大当りとなったときに所定時間開放される入賞装置である。遊技球が大入賞装置39の内部にある大入賞口(図示省略)に入賞することにより、多くの賞球を獲得することができる。なお、遊技領域の右側の通路を使う「右打ち」により、遊技球が大入賞装置39に入賞するようになっている。
遊技領域4aの左側下方には、LED表示装置43が配置されている。LED表示装置43は多数のLEDから構成され、特別図柄始動口38a、38bへの入賞を契機に特別図柄を変動させ、抽選結果として特定の点灯パターンで停止する。なお、LED表示装置43は、普通図柄の変動、特別図柄及び普通図柄の保留球数等も表示することができる。
遊技領域4aの左側には、普通図柄用始動ゲート40や遊技球の流下方向を変化させる風車41、多数の遊技釘(図示省略)が配置されている。普通図柄用始動ゲート40は、普通図柄の始動契機となる入賞装置である。遊技球が普通図柄用始動ゲート40を通過することにより抽選が行われ、普通図柄が変動する。
遊技領域4aの下方には、複数の一般入賞口42が配置されている。遊技球が一般入賞口42に入賞すると所定数の賞球の払出しが行われる。
遊技領域4aの最も左側には、発射機構により発射された遊技球を遊技領域4aに案内するため略上下方向に延びたガイドレール44が配置されている。ガイドレール44は、金属製の帯状の外内2本のガイドレール44a、44bで構成されている。
これら外内2本のガイドレール44a、44bの間で上下方向に延びた空間が、前記発射機構から発射された遊技球が通過する発射通路45を形成している。内側ガイドレール44bの上端には、発射球の発射方向(遊技領域4a側)への通過を許可すると共に戻り方向(発射通路45側)への通過を阻止する戻り球防止片46が配設されている。また、内側ガイドレール44bの最下部にはアウト球回収口47と、アウト球回収口47にアウト球を導入する球寄せ部48が形成されている。
図4は、パチンコ遊技機1の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図4では信号を中継する中継基板や、本発明に関係のない一部の部材の構成を省略した。
この制御装置は、パチンコ遊技機1の動作を統括的に制御する主制御基板24と、主制御基板24からコマンドを受けて演出の制御をする演出制御基板25を中心に構成される。電源基板28は、主制御基板24を初めとした各基板に接続され、外部電源から交流電圧24Vを受けて直流電圧に変換し、各基板に供給する。
主制御基板24は、その内部に、主制御基板側CPU241と、ROM242と、RAM243を備えている。主制御基板側CPU241は、いわゆるプロセッサ部であり、大当りを発生させるか否かの抽選処理、決定された変動パターンや停止図柄の情報から制御コマンド作成し、演出制御基板25に送信する等の処理を行う。主制御基板側CPU241は、本発明の「当否判定手段」に相当する。
ROM242は、一連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部である。また、RAM243は、主制御基板側CPU241の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部である。
主制御基板24には、RAMクリアスイッチ27、始動入賞口センサ38c、大入賞口センサ39c、始動ゲート通過センサ40c、一般入賞口センサ42c、磁気センサ50、電波センサ51、振動センサ52が接続され、各センサの検出信号を受信可能となっている。
磁気センサ50は、パチンコ遊技機1に磁石等を近づけた場合に、磁気を検出するセンサである。また、電波センサ51は、パチンコ遊技機1に対し発せられた強い電波を検出するセンサであり、振動センサ52は、パチンコ遊技機1に与えられた強い振動を検出するセンサである。
また、主制御基板24には、LED表示装置43が接続され、主制御基板側CPU241が抽選処理により取得した乱数情報は、LED表示装置43に送信される。
さらに、主制御基板24には、パチンコ遊技機1の外部へ接続する端子を備えた外部端子基板21が接続されている。遊技における大当り、入賞数、ゲーム数等の各種情報は、主制御基板24から外部端子基板21を介してホールコンピュータに送信される。
さらに、主制御基板24には、払出制御基板29が接続されている。払出制御基板29には、下貯留皿満杯センサ12c及び扉開放センサ32が接続されているため、これらのセンサが異常を検出すると、検出信号は払出制御基板29から主制御基板24に送信される。なお、払出制御基板29には、遊技球払出装置19と、発射制御基板30(さらに発射装置10aと接続)が接続している。
次に、演出制御基板25は、その内部に、演出制御基板側CPU251と、ROM252と、RAM253を備えている。演出制御基板側CPU251はいわゆるプロセッサ部であり、主制御基板24から送信された制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいた各種演出を制御する処理を行う。演出制御基板側CPU251は、本発明の「演出制御手段」に相当する。
ROM252は、一連の演出制御手順を記述した制御プログラムや演出データ等を格納した記憶部である。また、RAM253は、演出制御基板側CPU251の処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部である。
演出制御基板25には、スピーカ7、枠装飾LED8、盤面装飾LED35、ボリュームスイッチ31、左演出ボタン13、中央演出ボタン14が接続されている。これにより、演出制御基板25は、例えば、スピーカ7の効果音や各LED等の動作を制御し、演出効果を高めている。
演出ボタン13、14は、遊技者が有効期間にこれらを押下げることで、検出信号が演出制御基板25に送信され、液晶表示装置36に表示される演出が開始又は変化する。
演出制御基板25には、液晶制御基板26が接続されている。液晶制御基板26は、演出制御基板25からコマンドを受けて液晶表示装置36の表示制御を行うものである。
液晶制御基板26は、その内部に、液晶制御CPU261と、液晶制御ROM262と、液晶制御RAM263と、映像表示プロセッサVDP264と、画像データROM265と、VRAM266を備えている。
液晶制御CPU261は、いわゆるプロセッサ部であり、演出制御基板25から受信した液晶制御コマンドに基づいて表示制御を行うために必要な液晶制御データを生成する。また、そのデータを映像表示プロセッサVDP264に出力する。
液晶制御ROM262は、液晶制御CPU261の動作手順を記述したプログラムを格納した記憶部であり、液晶制御RAM263は、ワークエリアやバッファメモリとして機能する記憶部である。
映像表示プロセッサVDP264は、液晶表示装置36に表示する画像データの画像処理を行うプロセッサである。また、画像データROM265は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理を行うために必要な画像データを格納した記憶部であり、VRAM266は、映像表示プロセッサVDP264が画像処理した画像データを一時記憶する記憶部である。
上記の構成により液晶制御基板26は、演出制御基板25から送信された液晶制御コマンドに基づき画像処理を行い、液晶表示装置36に演出画像や動画を表示している。
次に、図5A〜5Cを参照して、演出ボタン13、14を用いた演出例について説明する。
図5Aは、遊技の中で液晶表示装置36の画面中に表示される演出の例である。特に、遊技者が左演出ボタン13を操作したとき開始する、大当りの期待度等を予告する演出である。
まず、図5A(a)に示すように、画面中に左演出ボタン13の操作が有効であることを意味する演出ボタンマーク13’、操作指示マーク56、カメラのフォーカスマーク57及び操作有効期間を示すゲージ58が表示される。なお、装飾図柄は図示していないが、図柄変動中の表示である。
遊技に慣れている遊技者は、図5A(a)の表示を見たとき、左演出ボタン13を操作することで表示が変化する予告演出であると認識する。ここで、遊技者が左演出ボタン13をすぐに操作しない場合には、演出ボタンマーク13’が徐々に拡大していく(図5A(b)参照)。
ゲージ58については、初め、操作有効期間が最大であるので、メータ(色付き部分)が右端まである(図5A(a)参照)。その後、操作有効期間が少なくなるにつれて、メータが下がっていき(図5A(b)参照)、操作有効期間が0になると残りメータも0になる。
演出ボタンマーク13’は、所定期間(例えば、表示開始から3秒間)は小さく表示され、所定期間の経過後に突然、大きく表示されるようにしてもよい。また、演出ボタンマーク13’は、時間の経過と共に色彩や模様が徐々に変化するようにしてもよい。
例えば、色彩については、青、緑、赤の順に大当り期待度が高くなるように定め、何れかの色彩に変化させることができる。また、模様については、黄色と黒を組合せたデンジャー柄を大当り期待度が極めて高い模様、レインボー柄を大当り確定の模様と定めて、演出ボタンマーク13’を変化させることができる。
このように、演出ボタンマーク13’の形状が徐々に又は突然に変化することで、遊技者は、左演出ボタン13を操作してみたいと感じるようになる。特に、演出ボタンマーク13’が珍しい色彩、模様に変化した場合には、操作を促す効果が高くなる。これにより、遊技者が演出ボタンを用いた演出に積極的に参加するようになる。
その後、遊技者が左演出ボタン13を操作したとき、図5A(c)の表示に切替わる。図5A(c)は、演出ボタンマーク13’、操作指示マーク56及びフォーカスマーク57が画面中から消え、代わりに写真59が出現したことを示している。図示の写真59は、演出表示の一例であり、大当り期待度に応じて様々な演出が用意されている。例えば、写真の内容により大当り期待度が分かるようにしてもよい。
このように、パチンコ遊技機1では、左演出ボタン13の操作有効期間に、演出ボタンマーク13’の形状が徐々に変化していき、遊技者が左演出ボタン13を操作することで所定の演出が現れる。従って、興趣の高い遊技機となり、稼働率も向上する。
以上では、「操作手段の操作を促す表示」として、演出ボタンマーク13’、を説明したが、これに限られず、操作指示マーク56やゲージ58もその一例となる。また、これらの組合せ又は全てを総称して「操作手段の操作を促す表示」としてもよい。
また、「操作手段の操作を促す表示」が表示される期間は、必ずしも操作有効期間と完全に一致させる必要はない。間もなく操作手段の操作が有効となることを示すため、操作有効期間の開始前に該表示が開始されることもある。また、操作により実行された演出の余韻として、操作有効期間が終了した後も少しの期間、該表示が残る場合もある。
何れの場合も、演出ボタンマーク13’、操作指示マーク56又はゲージ58の一部を操作有効期間の前、又は後に表示してもよい。例えば、演出ボタンマーク13’のみ操作有効期間の開始前に表示され、操作有効期間が開始時に操作指示マーク56やゲージ58を表示することが考えられる。
また、遊技者によっては、演出ボタンの操作が指示されても、一切の操作を行わない場合もある。例えば、図5A(b)の状態(最大サイズ)となっても、左演出ボタン13が操作されなかった場合には、画面中から演出ボタンマーク13’が消える。
一方、左演出ボタン13が操作されなかった場合でも、その後に演出ボタンマーク14’を表示して、遊技者に中央演出ボタン14を操作させる機会を与えることもできる。この場合について、図5Bを参照して説明する。
まず、図5B(a)には、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク13’、操作指示マーク56、カメラのフォーカスマーク57及びゲージ58が表示される。左演出ボタン13の操作が有効となる操作有効期間は、通常3〜7秒程度であるが、この期間に左演出ボタン13が操作されない場合には、演出ボタンマーク13’が徐々に拡大していく(図5B(b)参照)。
その後、操作有効期間が終了したとき、画面中から演出ボタンマーク13’が消える。このとき、ゲージ58のメータは徐々に減少しているが、まだ半分以上残っているので、遊技者は、操作有効期間が長いことに違和感を覚える。そうしている間に、中央演出ボタン14の操作の操作が有効であることを意味する演出ボタンマーク14’が新たに表示される(図5B(c)参照)。
中央演出ボタン14の操作が有効となる操作有効期間も、通常3〜7秒程度であるから、この期間に中央演出ボタン14が操作されない場合には、演出ボタンマーク14’が徐々に拡大していく(図5B(d)参照)。
このように2つ目の演出ボタンマーク14’が出現する場合は、1つ目の演出ボタンマーク13’しか出現しない場合と比較して大当り期待度が高いときである。これにより、左演出ボタン13を操作しなかった遊技者も、演出ボタンマーク14’を見て中央演出ボタン14を操作することがある。すなわち、遊技者に演出ボタンの操作を促す効果が高くなる。
次に、図5Cを参照して、その後、遊技者が中央演出ボタン14を操作した場合を説明する。
図5C(a)の液晶表示装置36の画面表示は、図5B(d)と同じであるが、演出の説明のため、センター飾り体34aの全体を示している。なお、センター飾り体34aの右部は盤面装飾LED35a、35bが配置され、上部は可動役物37となっている。また、目の形状をした4つの装飾部60a〜60dが配置されているが、装飾部60dは、目の開状態、閉状態を切替えることができる可動装飾部となっている。
図5C(a)の状態のとき、遊技者が中央演出ボタン14を操作すると、図5C(b)の状態となる。図5C(b)は、可動役物37が表示画面の下方まで落下したときの様子を示している。これは、可動役物37が高速に落下するインパクトの高い演出であり、大当り期待度が極めて高い場合に実行される。
このとき、盤面装飾LED35a、35bも分離して落下移動する。また、装飾部60a〜60dが一直線上に並ぶ配置となり、装飾部60dは、目が開状態となる。従って、可動役物37以外の点でも、遊技者に与えるインパクトが非常に大きい。
このように、パチンコ遊技機1では、操作有効期間に遊技者が演出ボタンを操作しない場合には、演出ボタンマークの形状を徐々に変化させるので、遊技者が演出ボタンを押してみたい気分になる。そして、操作する演出ボタンの種類によって実行される演出が異なるので、遊技が単調とならない。
次に、図6A〜6Cを参照して、演出の実行態様である演出実行パターンについて、複数の場合を説明する。まず、図6Aを参照して、演出ボタンが1個の場合の演出実行パターンを説明する。
(a)演出実行パターン1
演出実行パターン1は、操作有効期間において、演出ボタンが比較的早い段階で操作された場合である。ここでは、左演出ボタン13の操作された場合を説明するが、中央演出ボタン14が操作された場合も同じである。
まず、装飾図柄の変動中に、遊技者に左演出ボタン13の操作を促すため、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク13’が表示される。ここでは、図5A(a)に示すように、演出ボタンマーク13’が小さく表示される(表示態様α)。これは、左演出ボタン13の操作が有効となる第1操作有効期間となったことを意味する。なお、左演出ボタン13の内蔵ランプを点灯させ、その操作が有効であることを併せて報知してもよい。
第1操作有効期間は、通常3〜7秒程度である。ここで、第1操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間には、演出ボタンマーク13’は表示態様αのままである。そして、遊技者が左演出ボタン13を操作した場合には、所定の演出Aが開始する。
演出Aは、例えば、液晶表示装置36の表示画面に現れる演出である。その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。また、左演出ボタン13の操作以降、今回の図柄変動中は左演出ボタン13の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。このとき、遊技者は、第1操作有効期間の終了後に、演出ボタンマーク13’の大きさが変化する第2操作有効期間が開始することにも気づかない。
(b)演出実行パターン2
次に、演出実行パターン2について説明する。演出実行パターン2は、第1操作有効期間で演出ボタンが操作されず、第2操作有効期間で操作された場合である。
まず、装飾図柄の変動中に、遊技者に左演出ボタン13の操作を促すため、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク13’が表示される。第1操作有効期間に左演出ボタン13が操作されなければ、演出ボタンマーク13’は表示態様αのままであり、やがて第1操作有効期間が終了する。
しかし、その後に第2操作有効期間が開始し、図5A(b)に示すように、演出ボタンマーク13’が第1操作有効期間より大きく表示される(表示態様β)。第2操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間には、演出ボタンマーク13’は、表示態様βのままであるが、遊技者が左演出ボタン13を操作した場合には、演出Aとは異なる所定の演出Bが開始する。
その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。なお、左演出ボタン13の操作以降、今回の図柄変動中は左演出ボタン13の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。
以上は、左演出ボタン13が操作される例であったが、中央演出ボタン14の操作が促される場合もある。演出ボタン13、14の操作機会に差を設け、操作機会が少ない演出ボタン(例えば、中央演出ボタン14)の操作が促された場合は、大当り期待度が高くなるように定めてもよい。
次に、図6Bを参照して、演出ボタンが2個の場合の演出実行パターンを説明する。
(c)演出実行パターン3
まず、演出実行パターン3は、操作有効期間において、演出ボタンが比較的早い段階で操作された場合である。ここでは、最初に操作を促されるのが左演出ボタン13、次に操作を促されるのが中央演出ボタン14であるとする。
まず、装飾図柄の変動中に左演出ボタン13の操作が促された場合、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク13’が表示される(図5A(a)参照)。これは、左演出ボタン13の操作が有効となる第1操作有効期間となったことを意味する。
第1操作有効期間は、通常3〜7秒程度である。第1操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間には、演出ボタンマーク13’の形状が徐々に変化していく。そして、遊技者が左演出ボタン13を操作した場合には、所定の演出Cが開始する。
演出Cは、例えば、液晶表示装置36の表示画面に現れる演出である(図5A(c)参照)。その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。
上記の左演出ボタン13の操作以降、今回の図柄変動中は左演出ボタン13の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。そして、遊技者は、第1操作有効期間の終了後に、中央演出ボタン14の操作が有効となる第2操作有効期間が開始することにも気づかない。
(d)演出実行パターン4
次に、演出実行パターン4について説明する。演出実行パターン4は、演出ボタンが第1操作有効期間で操作されず、第2操作有効期間で操作された場合である。ここでも、最初に操作を促されるのが左演出ボタン13、次に操作を促されるのが中央演出ボタン14であるとする。
まず、装飾図柄の変動中に左演出ボタン13の操作が促された場合、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク13’が表示される。第1操作有効期間に左演出ボタン13が操作されなければ、演出ボタンマーク13’の形状が徐々に変化していくが、やがて第1操作有効期間が終了する。この場合、画面中から演出ボタンマーク13’が消える。
その後、液晶表示装置36の画面中に演出ボタンマーク14’が表示され、中央演出ボタン14の操作が有効となる第2操作有効期間が開始する。第2操作有効期間中の中央演出ボタン14が操作されていない期間には、演出ボタンマーク14’の形状が徐々に変化していく。
そして、遊技者が中央演出ボタン14を操作した場合には、演出Cとは異なる所定の演出Dが開始する。演出Dは、例えば、可動役物37が高速落下するようなインパクトのある演出が望ましい(図5C(b)参照)。
その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。なお、上記の中央演出ボタン14の操作以降、今回の図柄変動中は中央演出ボタン14の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。
ここでは、左演出ボタン13が先に操作を指示され、中央演出ボタン14が後に操作を指示されたが、逆の順番であってもよい。演出ボタン13、14の操作機会に差を設け、操作機会が少ない演出ボタン(例えば、中央演出ボタン14)が先に指示された場合は、大当り期待度が高くなるように定めてもよい。
次に、図6Cを参照して、演出ボタンが1個の場合の変形例として、パチンコ遊技機1の音量又は光量が変化する演出実行パターンを説明する。
(e)演出実行パターン5
演出実行パターン5は、操作有効期間において、演出ボタンが操作された場合である。ここでは、左演出ボタン13の操作された場合を説明するが、中央演出ボタン14が操作された場合も同じである。
まず、装飾図柄の変動中に、遊技者に左演出ボタン13の操作を促すため、パチンコ遊技機1のBGMが大きくなる。これは、左演出ボタン13の操作が有効となる操作有効期間となったことを意味する。左演出ボタン13の内蔵ランプを点灯させ、その操作が有効であることを併せて報知してもよい。
操作有効期間は、通常3〜7秒程度である。第1操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間には、BGMの音量が徐々に大きくなる。そして、遊技者が左演出ボタン13を操作した場合には、一発告知音等の所定の効果音の発生又はBGMが変化する演出が行われる。
ここで、上記演出時の音量は、遊技者が左演出ボタン13を操作したときの音量に保持される。本実施形態では、図柄変動の当否結果に応じた成功演出、失敗演出が用意されている。これにより、例えば、成功演出を行う場合、ある程度大きな音量による迫力ある演出を行うことができる。
その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。上記の左演出ボタン13の操作以降、今回の図柄変動中は左演出ボタン13の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。
操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間に、パチンコ遊技機1のLEDが徐々に明るくなるようにしてもよい。例えば、盤面装飾LED35の輝度を大きくしたり、発光色を増やしたりすることができる。このとき、LEDの光量は、遊技者が左演出ボタン13を操作したときの光量に保持されるので、成功演出を盛大に行うことができる。
(f)演出実行パターン6
演出実行パターン6は、操作有効期間において演出ボタンが操作された場合であるが、演出ボタンが操作された後の音量が演出実行パターン5とは異なっている。
装飾図柄の変動中に操作有効期間が開始すると、遊技者に左演出ボタン13の操作を促すため、パチンコ遊技機1のBGMが大きくなる。また、操作有効期間中の左演出ボタン13が操作されていない期間には、BGMの音量が徐々に大きくなる。そして、遊技者が左演出ボタン13を操作した場合には、所定の効果音の発生又はBGMが変化する演出が行われる。
ここで、上記演出時の音量は、操作有効期間の開始前の音量に戻る。例えば、図柄変動の当否結果に応じて失敗演出が行われる場合には、大きな音量で迫力のある演出を行う必要はない。従って、元の音量に戻して演出を実行する演出実行パターン6が使用される。なお、操作有効期間の開始前の音量までは戻さないが、所定の音量まで下げるようにしてもよい。
その後、装飾図柄が抽選結果に応じた当り又は外れの態様で停止する。上記の左演出ボタン13の操作以降、今回の図柄変動中は左演出ボタン13の操作は無効になる(図中の網掛け部分)。
ここでも、第1操作有効期間の左演出ボタン13が操作されていない期間に、パチンコ遊技機1のLEDが徐々に明るくなるようにしてもよい。LEDは、盤面装飾LED35に限られず、枠装飾LED8や演出ボタンの内蔵ランプが含まれる。
以上の音量又は光量の変化は、演出ボタンマークの変化と同時に行ってもよい。これにより、操作有効期間の開始がより明確になり、遊技者に演出ボタンの操作を促す効果が高まる。
次に、図7を参照して、主制御側で行われる遊技管理処理について説明する。以下で説明する遊技管理処理は、電源投入処理が正常に終了した場合に、主制御側のメインループに対して実行されるタイマ割込み処理である。
まず、主制御手段(主制御基板24)は、タイマ管理処理を行う(ステップS10)。パチンコ遊技機1には、後述する特別図柄役物動作タイマ等の複数のタイマが用意されており、それぞれ遊技に関する時間を計時している。
主制御手段は、処理状態に応じて各種タイマを更新(タイマを減算)していくことで、多数のタイマを管理する。その後、ステップS20に進む。
ステップS20では、主制御手段は、入力管理処理を行う。これは、パチンコ遊技機1の各種センサに入力された情報を入賞カウンタに格納する処理である。その後、ステップS30に進む。
ステップS30では、主制御手段は、賞球管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38aや一般入賞口42に入賞した場合に行われる処理である。例えば、一般入賞口42の内部にある一般入賞口センサ42cが遊技球を検出し、球検出信号を主制御手段に送信する。
主制御手段は、上記信号を受信すると、払出制御基板29(さらには、遊技球払出装置19)に向けて所定個数の賞球の払出しを行うための制御信号を送信する。このとき、後述する大入賞口入賞無効フラグがオンしていれば、大入賞口への入賞による賞球払出しのための制御信号が送信されず、払出しは行われない。
その後、所定のタイミングで大入賞口入賞無効フラグをオフにセットする。なお、上記所定のタイミングとして、入賞数と排出数の一致が確認されたとき(電源断を含む)や特別遊技が終了したとき等を設定するのが好適である。
遊技球払出装置19は、上記制御信号を受信した場合に、上貯留皿11(上貯留皿11が満杯である場合には、下貯留皿12)に所定個数の賞球を払出す。その後、ステップS40に進む。
ステップS40では、主制御手段は、普通図柄管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、普通図柄用始動ゲート40を通過した場合に行われる処理である。具体的には、普通図柄用始動ゲート40の内部にある始動ゲート通過センサ40cがゲートを通過した遊技球を検出して、球検出信号を主制御手段に送信する。
主制御手段は、上記信号を受信すると、普通図柄の抽選用乱数を取得する。この抽選乱数は最大4個まで記憶可能であり、記憶した順に上記抽選用乱数の当否を抽選する。
また、主制御手段は、LED表示装置43に制御信号を送信する。LED表示装置43では、LEDの点滅による普通図柄の変動が行われ、普通図柄は、所定時間の経過後、抽選結果に応じて当り又は外れの態様を表示して停止する。その後、ステップS50に進む。
ステップS50では、主制御手段は、普通電動役物管理処理を行う。これは、普通図柄の抽選結果により普通電動役物の動作を制御する処理である。普通図柄管理処理(ステップS40)にて、普通図柄が当り態様で停止した場合には、主制御手段は、普通電動役物用ソレノイドに制御信号を送信し、所定時間、第2特別図柄始動口38bの開閉部材を開放する。
主制御手段は、上記所定時間が経過したとき、又は所定時間経過前に第2特別図柄始動口38bに予め定められた上限数の遊技球が入賞したとき、上記開閉部材を閉鎖するための制御信号を普通電動役物用ソレノイドに送信する。これにより、上記開閉部材は閉鎖する。
なお、普通図柄管理処理にて、普通図柄が外れ態様で停止した場合には、上記開閉部材を開放することはなく、主制御手段は、何もせず普通電動役物遊技処理を終了する。その後、ステップS60に進む。
ステップS60では、主制御手段は、特別図柄管理処理を行う。これは、遊技盤4の遊技領域を流下する遊技球が、第1特別図柄始動口38a又は第2特別図柄始動口38bに入賞した場合に行われる処理である。
詳細は後述するが、始動入賞口センサ38cが遊技球を検出すると、始動入賞口センサ38cは、球検出信号を主制御手段に送信し、主制御手段で特別図柄の抽選が行われる。
また、主制御手段は、LED表示装置43に制御信号を送信する。LED表示装置43では、複数のLEDによる特別図柄の変動が行われ、特別図柄が所定時間の経過後に抽選結果に応じて当り又は外れの態様で停止する。さらに、特別図柄の変動は、液晶表示装置36においても遊技者に確実に認識可能な装飾図柄で表示される。その後、ステップS70に進む。
最後に、ステップS70では、主制御手段は、特別電動役物管理処理を行う。これは、特別図柄の抽選結果により特別電動役物(大入賞装置39)の動作を制御する処理である。
詳細は後述するが、特別図柄が当り態様で停止した場合には、いわゆる大当りとなり、遊技者に複数のラウンドからなる特別遊技が付与される。後述するが、特別図柄管理処理(ステップS60)にて、特別図柄が外れ態様で停止した場合には、直ちに特別電動役物管理処理が終了となる。そして、特別電動役物管理処理が終了すると、遊技管理処理も終了となる。
次に、図8を参照して、遊技管理処理の中で行われる特別図柄管理処理について説明する。特別図柄管理処理では、主制御手段は、後述する特別図柄動作ステータス(変動待機中、変動中、確認時間中)を判定し、それぞれの処理を管理する。
まず、主制御手段は、始動口チェック処理1を行う(ステップS61)。これは、第1特別図柄始動口38aへの遊技球の入賞を判断し、大当り判定用乱数等を保留記憶エリアに格納し、必要に応じて保留先読みコマンドの作成等を行うものである。その後、ステップS62に進む。
ステップS62では、主制御手段は、始動口チェック処理2を行う。ここでは、第2特別図柄始動口38bへの遊技球の入賞について、始動口チェック処理1と同様の処理を行う。その後、ステップS63に進む。
次に、主制御手段は、条件装置作動フラグがONか否かを判定する(ステップS63)。条件装置とは、大当り発生時に大当りを継続する条件が成立した場合に作動する装置である。
条件装置作動フラグがオンしている場合には、「YES」の判定となり、ステップS68に進む。一方、条件装置作動フラグがオンしていない場合には、「NO」の判定となり、ステップS64に進む。すなわち、ステップS64〜S67は、大当りが発生していない通常遊技モードの場合の処理となる。
ステップS63の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定を行う(ステップS64)。特別図柄動作ステータス(以下、特図動作ステータスともいう)が「00H」、「01H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動待機中」であるので、ステップS65に進む。
また、特図動作ステータスが「02H」に設定されている場合は、特別図柄が「変動中」であるので、ステップS66に進む。さらに、特図動作ステータスが「03H」に設定されている場合は、特別図柄の「確認時間中」であるので、ステップS67に進む。以下、特図動作ステータスの各処理ついて説明する。
まず、図9A、9Bを参照して、特別図柄管理処理の中で行われる特別図柄変動開始処理について説明する。
まず、図9Aにおいて、主制御手段は、特図2保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS81)。特図2の保留球数が0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS82に進む。一方、特図2の保留球数が0でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS86に進む(図9B参照)。
ステップS81の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特図1保留球数が0であるか否かを判定する(ステップS82)。特図1の保留球数が0である場合には、「YES」の判定となり、ステップS83に進む。一方、特図1の保留球数が0でない場合には、「NO」の判定となり、ステップS86に進む(図9B参照)。
ステップS82の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特図動作ステータスが00Hであるか否かを判定する(ステップS83)。詳細は後述するが、特別図柄確認時間中処理(図8:ステップS67)が実行された直後は、特図動作ステータスとして「01H」がセットされている。
特図動作ステータスが「00H」である場合には、「YES」の判定となり、特別図柄変動開始処理を終了する。一方、特図動作ステータスが「00H」でない場合(「01H」の場合)には、「NO」の判定となり、ステップS84に進む。
ステップS83の判定が「NO」である場合、主制御手段は、客待ちデモコマンドを送信する(ステップS84)。「客待ちデモコマンド」は、特図1、特図2の保留球数が共に0、かつ特図動作ステータスが「01H」の場合に、主制御手段(主制御基板24)から副制御手段(演出制御基板25)に向けて送信される。その後、ステップS85に進む。
ステップS85では、主制御手段は、特図動作ステータスに00Hをセットする。このセットにより特別図柄変動開始処理は終了となるが、これ以後、特別図柄変動開始処理では、保留情報が発生しない限り、ステップS83の判定で「YES」となる処理を繰り返す。
ステップS81、ステップS82の判定が「NO」である場合、主制御手段は、特図1又は特図2の保留球数を1減算する(図9B:ステップS86)。その後、ステップS87に進む。
ステップS87では、主制御手段は、保留減算コマンドを送信する。主制御手段は、副制御手段に向けて「保留減算コマンド」を送信するので、LED表示装置43の保留表示及び液晶表示装置36に表示された保留表示が1減算される。その後、ステップS88に進む。
ステップS88では、主制御手段は、特別図柄作動確認データをセットする。具体的には、特図1が変動を開始する場合は特別図柄作動確認データとして「00H」を、特図2が変動を開始する場合は「01H」をセットする。その後、ステップS89に進む。
ステップS89では、主制御手段は、保留記憶エリアをシフトする。最大保留数と同数ある保留記憶エリア1〜4は、保留球数の減算に伴い1だけシフトする。このとき、最新の保留情報が記憶される保留記憶エリア4については0をセットする。その後、ステップS90に進む。
ステップS90では、主制御手段は、特別電動役物作動判定用乱数判定処理を行う。これは、特図に対応した当り乱数判定用テーブルを決定して乱数判定処理を行う、いわゆる、特図の抽選処理である。また、大当り判定フラグをワークエリアへ格納する処理も行う。その後、ステップS91に進む。
ステップS91では、主制御手段は、特別停止図柄作成処理を行う。ここでは、特図に対応した図柄テーブル選択テーブルを選択し、図柄判定用乱数値、大当り判定フラグを取得して特図の停止図柄を作成する。その後、ステップS92に進む。
ステップS92では、主制御手段は、遊技状態移行準備処理を行う。ここでは、大当り判定フラグがオンの場合に、大当り種別に応じた遊技状態移行テーブルを選択し、これを参照して各種バッファに値を格納する。その後、ステップS93に進む。
ステップS93では、主制御手段は、特図変動パターン作成処理を行う。これは、変動パターン振分けテーブルを選択し、変動パターン用乱数に基づいて特図の変動パターンを作成する処理である。その後、ステップS94に進む。
ステップS94では、主制御手段は、特図1又は特図2の変動中フラグをONにセットする。具体的には、これから変動することになる一方の特図の変動中フラグをオンとする。その後、ステップS95に進む。
ステップS95では、主制御手段は、装飾図柄指定コマンドを送信する。装飾図柄とは、液晶表示装置36で変動表示する図柄のことである。主制御手段(主制御基板24)は、「装飾図柄指定コマンド」を作成し、副制御手段(演出制御基板25)に向けて送信する。その後、ステップS96に進む。
最後に、主制御手段は、変動開始時の各種設定を行う(ステップS96)。具体的には、乱数記憶エリア0に「00H」(消去)をセットする。また、特図動作ステータスを「02H」(変動中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(図8:ステップS64)にて、後述する特別図柄変動中処理(図8:ステップS66)に分岐するようになる。その後、特別図柄変動開始処理を終了する。図8に戻り、その後、ステップS68に進む(後述する)。
主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(ステップS64)にて、特図動作ステータスが「02H」(変動中)と判断された場合、特別図柄変動中処理(ステップS66)を行う。
特別図柄変動中処理については簡潔に説明すると、主制御手段は、特図の変動時間に関するタイマである特別図柄役物動作タイマが0であるか否かを判定し、このタイマが0となった場合に、「変動停止コマンド」を副制御手段に向けて送信する。
また、変動停止時の各種設定を行うが、特図動作ステータスを「03H」(確認時間中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(ステップS64)にて、後述する特別図柄確認時間中処理(ステップS67)に分岐するようになる。その後、特別図柄変動中処理を終了する。その後、ステップS68に進む(後述する)。
主制御手段は、特別図柄動作ステータス判定(ステップS64)にて、特図動作ステータスが03H(確認時間中)と判断された場合、特別図柄確認時間中処理(ステップS67)を行う。
特別図柄確認時間中処理についても簡潔に説明するが、主制御手段は、特別図柄の変動が停止したときに、大当り時の設定、時短回数の減算、回数限定の確率変動であるST回数の減算等を行う。
特別図柄役物時間タイマが0となった場合、特図動作ステータスを01H(変動待機中)にセットするので、次回の特別図柄管理処理では、特別図柄動作ステータス判定(ステップS64)にて、特別図柄変動開始処理(ステップS65)に分岐するようになる。その後、ステップS68に進む。
最後に、ステップS68では、主制御手段は、特別図柄表示データを更新する。具体的には、LED表示装置43の特別図柄を更新する。その後、特別図柄管理処理を終了する。
次に、図10を参照して、遊技管理処理の中で行われる特別電動役物管理処理について説明する。特別電動役物管理処理において、主制御手段は、後述する特別電動役物動作ステータス(大当り開始処理、特別電動役物作動開始処理、特別電動役物作動中処理、特別電動役物作動継続判定処理、大当り終了処理)を判定し、それぞれの処理を管理する。
まず、主制御手段は、条件装置作動フラグがONか否かを判定する(ステップS71)。条件装置作動フラグがオンしている場合には、「YES」の判定となり、ステップS72に進む。一方、条件装置作動フラグがオンしていない場合には、「NO」の判定となり、この処理を終了する。すなわち、ステップS72以降は、大当りが発生した場合の処理となる。
ステップS71の判定が「YES」である場合、主制御手段は、特別電動役物動作ステータス判定を行う(ステップS72)。特別電動役物動作ステータス(以下、特電動作ステータスともいう)が「00H」に設定されている場合は、「大当り開始」時であるので、ステップS73に進む。
ステップS73の大当り開始処理では、今回の特別遊技(大当り遊技)の総ラウンド数等を設定する大当り開始時の各種設定が行われる。この処理の中で、特別電動役物動作ステータスが「01H」に設定される。また、「大当り開始インターバルコマンド」が演出制御基板25に送信される。
また、特電動作ステータスが「01H」に設定されている場合は、「特電作動開始中」であるので、ステップS74に進む。ステップS74の特別電動役物作動開始処理では、大当りの開始時かラウンド間かが判定された後、「大入賞口開放コマンド」が演出制御基板25に送信される。また、開放動作開始時の各種設定が行われ、特別電動役物動作ステータスが「02H」に設定される。
また、特電動作ステータスが「02H」に設定されている場合は、「特電作動中」であるので、ステップS75に進む。ステップS75の特別電動役物作動中処理では、主に大入賞口の最大入賞数がチェックされ、最大入賞数に達した場合に、「ラウンド間インターバルコマンド」が演出制御基板25に送信される。
さらに、開放動作終了時の各種設定が行われ、特別電動役物動作ステータスが「03H」に設定される。また、特電動作ステータスが「03H」に設定されている場合は、「特電作動継続判定中」であるので、ステップS76に進む。ステップS76の特別電動役物作動継続判定処理では、今回の特別遊技が最大ラウンド数に達するまで、連続回数カウンタを加算することでラウンド数がカウントされる。
最大ラウンド数に達していない場合には、継続時の各種設定が行われ、特別電動役物動作ステータスが「01H」に設定される。また、最大ラウンド数に達した場合には、終了時の各種設定が行われ、特別電動役物動作ステータスが「04H」に設定される。このとき、「大当り終了インターバルコマンド」が演出制御基板25に送信される。
また、特電動作ステータスが「04H」に設定されている場合は、「大当り終了中」であるので、ステップS77に進む。ステップS77の大当り終了処理では、上述の条件装置作動フラグや連続回数カウンタをリセットする大当り終了時の各種設定が行われる。
この処理の中で、特別電動役物動作ステータスは「00H」に設定される。これらの処理が終了した後、主制御手段は、特別電動役物管理処理を終了する。
以下では、図11を参照して、副制御側で行われるメイン処理について説明する。このメイン処理には、副制御手段(演出制御基板25)の起動時に行われる初期化処理が含まれる。
まず、副制御手段は、初期化処理を行う(ステップS101)。これは、主に、副制御手段の各種初期設定を行うものであり、起動時に一度だけ行われる。その後、ステップS102に進む。
次に、副制御手段は、メインループ更新周期となったか否かを判定する(ステップS102)。メインループとは、後述するステップS104〜S109までの処理であるが、その更新周期は16msである。
ステップS102に進んだとき更新周期の16msが経過すると、「YES」の判定となり、ステップS104に進む。一方、16ms経過する前の状態では、更新周期となっていないので、「NO」の判定となる。この場合には、ステップS103に進む。
ステップS102の判定が「NO」である場合、副制御手段は、各種ソフト乱数の更新処理を行う(ステップS103)。その後、ステップS102の判定が「YES」となるまでステップS102、S103の処理を繰り返す。このループの期間に、1ms周期のタイマ割込み処理(図12参照)が実行されるが、副制御手段は、この割込み処理回数をカウントして、上記の16msが経過したか否かを判定する。
ステップS102の判定が「YES」である場合、副制御手段は、LEDデータ更新処理を行う(ステップS104)。上述の通り、ステップS104〜S109はメインループの処理となるが、ここでは、枠装飾LED8、盤面装飾LED35のデータを更新することで、装飾LEDの発光態様を変化させる。その後、ステップS105に進む。
ステップS105では、副制御手段は、受信コマンド解析処理を行う。これは、受信した制御コマンドの種別を解析し、制御コマンドに応じた各種処理を実行するものである。その後、ステップS106に進む。
ステップS106では、副制御手段は、メインシナリオ更新処理を行う。具体的には、制御コマンドに応じた演出の各種設定を行う。その後、ステップS107に進む。
ステップS107では、副制御手段は、サウンド出力処理を行う。具体的には、シナリオに応じてスピーカ7からサウンドを出力させる。その後、ステップS108に進む。
ステップS108では、副制御手段は、ソレノイド更新処理を行う。具体的には、大入賞装置39等に用いられているソレノイドの詳細な動作を設定する。その後、ステップS109に進む。
ステップS109では、副制御手段は、ノイズ対策用処理を行う。具体的には、周辺LSIがノイズの影響を受けていないかチェックする。この処理が終了すると、ステップS102に戻り、以降の処理を継続して実行する。
最後に、図12を参照して、タイマ割込み処理について説明する。タイマ割込み処理は、演出制御側メイン処理(図11)に対して、1ms周期で実行される割込み処理である。
まず、副制御手段は、CPUレジスタの初期設定をする(ステップS111)。具体的には、ポートのリフレッシュ初期値の設定を行う。その後、ステップS112に進む。
ステップS112では、副制御手段は、出力処理を行う。具体的には、可動役物に用いられているソレノイドやモータの出力処理を行う。その後、ステップS113に進む。
ステップS113では、副制御手段は、演出ボタン入力状態更新処理を行う。具体的には、演出ボタン13、14の操作がされた場合に、入力状態を更新する。その後、ステップS114に進む。
ステップS114では、副制御手段は、スイッチ入力状態更新処理を行う。具体的には、ボリュームスイッチ31等の入力情報を確認し、その情報に応じた処理を行う。その後、ステップS115に進む。
ステップS115では、副制御手段は、液晶制御コマンド送信処理を行う。演出制御基板25は、例えば、演出用カウンタによって選択された演出用コマンドを液晶制御基板26に向けて送信する。その後、ステップS116に進む。
ステップS116では、副制御手段は、モータ更新処理を行う。具体的には、可動役物に用いられているモータの詳細な動作設定をする。その後、ステップS117に進む。
ステップS117では、副制御手段は、LEDデータ出力処理を行う。具体的には、必要なタイミングで枠装飾LED8、盤面装飾LED35を点灯、点滅させるLEDデータ出力を行う。その後、ステップS118に進む。
ステップS118では、副制御手段は、演出実行処理を行う。具体的には、図柄変動時の選択された演出や演出ボタン13、14の操作により開始又は変化する演出を実行する。その後、ステップS119に進む。
最後に、副制御手段は、メインループ更新周期用ワークを1インクリメントする(ステップS119)。これは、上述のメインループの処理(図11:ステップS104〜S109)の更新周期である16msをカウントするため、メインループ更新周期用ワークを1だけインクリメントする処理である。その後、タイマ割込処理を終了する。以上、本実施例のパチンコ遊技機1の一連の動作を説明した。
上記の実施例では、遊技者が操作した場合に、当否の判定結果に応じた演出が実行される操作手段がある。操作有効期間では、音声又は光を出力して遊技者に操作手段の操作を促すが、操作手段が操作されるまでの期間にその出力態様が変化する。これにより、遊技者が操作手段を用いた演出に積極的に参加するようになり、遊技機の稼働率を高めることができる。
上記の実施例は、本発明の一例であり、これ以外にも本発明を実施することができる種々の変形例が考えられる。
演出ボタンマークは、所定時間の経過により初めて大きさや色彩、模様が変化するようすることができる(図6A参照)。この場合、最初に表示される演出ボタンマークの表示態様は毎回同じであり、出現した時点では遊技者が大当り期待度を予測することはできない。
そこで、演出ボタンマークの表示態様から大当り期待度を知りたい遊技者は、時間の経過を待って、その変化を確認してから演出ボタンを操作する。逆に、大当り期待度を知りたくない遊技者は、すぐに演出ボタンを操作するようにすることで、遊技者自身が希望する選択が可能となる。
演出ボタンマークの表示態様から大当り期待度を知りたくないため、すぐに演出ボタンを操作したにも関わらず、その結果として生じる演出内容から具体的な大当り期待度がわかってしまうと、リーチ演出自体への期待が削がれる可能性もある。従って、演出ボタンの操作による演出内容についても、操作有効期間の前半に操作した場合には曖昧な演出が行われ、後半に操作した場合には具体的な演出が行われることが望ましい。
実施例の演出ボタンの操作による演出(図5A、5C参照)は、図柄変動中に実行されるものであったが、図柄が大当りの態様で揃った後に行われる再抽選(再変動)の演出や、特別遊技の中で行われる演出として用いてもよい。
また、保留されている大当り変動パターンを事前に判定して予告に使用する、いわゆる先読み予告として複数回の図柄変動(疑似的に変動する場合と、実際に複数個の保留を使用する場合とを含む)に跨って演出ボタンマークが表示されるようにしてもよい。この場合、大当り等の対象となる保留に近づくほど、より大当り期待度に即した表示態様となるため、遊技者に対して操作を促す効果が期待できる。
操作手段は、3つ以上あってもよい。例えば、操作手段が3つある場合、第1の操作手段が操作されず第1操作有効期間が終了し、次に有効となる第2の操作手段も操作されず第2操作有効期間が終了したとき、第3の操作手段の操作が有効となる第3操作有効期間が開始する。
第3の操作手段の操作では、第1、第2の操作手段を操作していたならば実行された演出とは異なる演出が実行される。例えば、第3の操作手段を操作したとき実行される演出を最もインパクトのある演出とすることができる。
また、操作が指示される操作手段の数が増えるほど、当りの期待度が高くなるので、第3の操作手段まで操作が指示されるのは、当りの期待度が極めて高い場合に限られる。このように、操作手段を増やすことでより一層、様々な演出が実行可能になり、興趣の高い遊技機となる。
演出ボタンの操作には、連打や長押しが含まれる。すなわち、遊技者が演出ボタンを連打又は長押しすることで、所定の演出が実行されるようにすることができる。このとき、「連打せよ!」等の文字を併せて表示したり、連打回数を表示するゲージを設けてもよい。
また、演出ボタンの操作による演出は、液晶表示装置36の画面中に表示されるものに限られず、演出ボタンマークの変化と共に点灯するLEDの数を増やしたり、スピーカから「早く押せ」等の音声を出力する演出を行ってもよい。
以上、本実施形態としてパチンコ遊技機について説明したが、本発明は、これに限らず、演出選択手段を備えた雀球式遊技機、アレンジボール機、封入式遊技機、回胴式遊技機、遊技球が遊技媒体となる回胴式遊技機(いわゆる、パロット機)等にも適用可能である。
特に、回胴式遊技機では、一連の演出表示が始動操作(メダルを投入してレバーオンする)から開始され、停止操作(第1停止ボタン操作〜第3停止ボタン操作)毎に演出が切替わるようになっているものが多い。これにより、例えば、始動操作時に通常態様の演出ボタンマークを表示し、演出ボタンを操作せずに第1停止ボタンを押すと演出ボタンマークの表示態様が変化し、そのまま第2停止ボタンを押すとさらに変化するようにしてもよい。また、1回の遊技(始動操作から停止操作まで)の間に限らず、複数回の遊技に跨って演出ボタンマークの表示が継続し、操作しない期間に該表示の態様が変化していくようにすることもできる。
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 前面枠
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 化粧板
5 前扉
6 ガラス板
7 スピーカ
8 枠装飾LED
9 前面板
10 発射ハンドル
10a 発射装置
11 上貯留皿
12 下貯留皿
12a 下貯留皿満杯センサ
13 左演出ボタン (操作手段)
14 中央演出ボタン (操作手段)
16 裏機構盤
17 遊技球貯留タンク
18 タンクレール
19 遊技球払出装置
21 外部端子基板
22 端子基板ケース
23 裏カバー
24 主制御基板 (当否判定手段)
24a 主制御基板ケース
25 演出制御基板 (演出制御手段)
25a 演出制御基板ケース
26 液晶制御基板
26a 液晶制御基板ケース
27 RAMクリアスイッチ
28 電源基板
28a 電源基板ケース
29 払出制御基板
29a 払出制御基板ケース
30 発射制御基板
31 ボリュームスイッチ
33 ステージ部材
34a センター飾り体
34b 左部コーナー飾り体
34c 右部コーナー飾り体
35a、35b 盤面装飾LED
36 液晶表示装置
37 可動役物
38 始動入賞装置
38a 第1特別図柄始動口
38b 第2特別図柄始動口
38c 始動入賞口センサ
39 大入賞装置
39c 大入賞口センサ
40 普通図柄用始動ゲート
40c 始動ゲート通過センサ
41 風車
42 一般入賞口
42c 一般入賞口センサ
43 LED表示装置
44 ガイドレール
44a 外側ガイドレール
44b 内側ガイドレール
45 発射通路
46 戻り球防止片
47 アウト球回収口
48 球寄せ部
50 磁気センサ
51 電波センサ
52 振動センサ

Claims (3)

  1. 当り又は外れの当否判定を行う当否判定手段と、
    操作有効期間中に遊技者が操作した場合に、前記当否判定手段による判定結果に応じた演出が実行される操作手段と、
    音声又は光による演出を制御する演出制御手段とを備え、
    前記音声又は光の出力により、遊技者に前記操作手段の操作を促す遊技機であって、
    前記演出制御手段は、前記操作有効期間の開始から前記操作手段が操作されるまでの期間に、前記音声又は光の出力態様を変化させることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、保持することを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記演出制御手段は、前記操作有効期間中に遊技者が前記操作手段を操作した場合には、前記音声又は光の出力態様の変化を停止し、該操作有効期間の開始前の出力状態に戻すことを特徴とする遊技機。
JP2013218725A 2013-10-21 2013-10-21 遊技機 Pending JP2015080524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218725A JP2015080524A (ja) 2013-10-21 2013-10-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013218725A JP2015080524A (ja) 2013-10-21 2013-10-21 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016013013A Division JP2016083474A (ja) 2016-01-27 2016-01-27 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015080524A true JP2015080524A (ja) 2015-04-27

Family

ID=53011469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013218725A Pending JP2015080524A (ja) 2013-10-21 2013-10-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015080524A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016220767A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社大都技研 遊技台
JP6064157B1 (ja) * 2015-12-25 2017-01-25 株式会社大都技研 遊技台
JP6123057B1 (ja) * 2015-12-01 2017-05-10 株式会社大都技研 遊技台
JP2018153474A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042029A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205659A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205656A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205584A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205658A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205657A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205654A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205655A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205583A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2020096730A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社高尾 遊技機
JP2020174798A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174800A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174804A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174803A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174799A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174802A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174801A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2021104378A (ja) * 2019-08-19 2021-07-26 株式会社大一商会 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236111A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2010069111A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2011212138A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sophia Co Ltd 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236111A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2010069111A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2011212138A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sophia Co Ltd 遊技機

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016220767A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社大都技研 遊技台
JP6123057B1 (ja) * 2015-12-01 2017-05-10 株式会社大都技研 遊技台
JP2017099621A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社大都技研 遊技台
JP6064157B1 (ja) * 2015-12-25 2017-01-25 株式会社大都技研 遊技台
JP2017113405A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社大都技研 遊技台
JP2018153474A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社大一商会 遊技機
JP2019042029A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205584A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205583A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205654A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205658A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205657A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205656A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205655A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2019205659A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社大一商会 遊技機
JP2020096730A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 株式会社高尾 遊技機
JP2020174798A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174800A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174804A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174803A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174799A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174802A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2020174801A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2021104378A (ja) * 2019-08-19 2021-07-26 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6204745B2 (ja) 遊技機
JP2016083474A (ja) 遊技機
JP2015080524A (ja) 遊技機
JP2015080523A (ja) 遊技機
JP6336726B2 (ja) 遊技機
JP5430706B2 (ja) 遊技機
JP6032927B2 (ja) 遊技機
JP6211131B1 (ja) 遊技機
JP2018094095A (ja) 遊技機
JP2018094094A (ja) 遊技機
JP2013184002A (ja) 遊技機
JP5940044B2 (ja) 遊技機
JP2016093452A (ja) 弾球遊技機
JP6258396B2 (ja) 遊技機
JP6215997B1 (ja) 遊技機
JP5752626B2 (ja) 遊技機
JP2013188324A (ja) 遊技機
JP2016093449A (ja) 弾球遊技機
JP6216829B1 (ja) 遊技機
JP2018079386A (ja) 遊技機
JP6329231B2 (ja) 遊技機
JP5745014B2 (ja) 遊技機
JP6290295B2 (ja) 遊技機
JP2017164591A (ja) 遊技機
JP2016093451A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150410

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151027