JP6829463B2 - ウェーハid読取り装置 - Google Patents

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本発明は、ウェーハID読取り装置に関し、さらに詳細には、ウェーハに付されたウェーハIDの読取りを行うウェーハID読取り装置に関する。
半導体ウェーハ(以下、単に「ウェーハ」という)の製造を行うメーカーにおいては、当該メーカーによる製造情報や、ウェーハを加工して使用するデバイスメーカーの指定による識別情報等を示すいわゆるウェーハIDと称される文字・記号類をウェーハに刻印することが一般的に行われている。
このウェーハIDは、ウェーハの製造工程や検査工程等において読取りが行われて各種処理に供されることから、例えば、特許文献1:特開2006−261501号に記載された装置等、様々なウェーハID読取り装置が提案されている。
特開2006−261501号公報 特開2015−099814号公報
ここで、特許文献1に例示されるウェーハID読取り装置によれば、ウェーハの上面のエッジ部に刻印されたウェーハIDの読取りを行うことが可能となる。しかし、ウェーハの下面に刻印されたウェーハIDの読取りを行うことは不可能であった。
そこで、ウェーハIDがウェーハのどちらの面に刻印されている場合であっても、当該ウェーハIDの読取りを行うことが可能な装置として、特許文献2:特開2015−099814号公報に記載されたウェーハID読取り装置が提案されている。
しかし、特許文献2に例示されるウェーハID読取り装置においては、ウェーハの下面中央部を保持テーブル上に保持した状態でウェーハを回転させてウェーハIDの読取りを行う構成であった。そのため、ウェーハIDがウェーハの上面に刻印されている場合においては問題無いが、ウェーハの下面に刻印されている場合においては、エッジ部に刻印されている場合にのみ読取りが可能となり、中央部に刻印されている場合には保持テーブルで遮られるため読取りが不可能となる課題があった。
これに対して、仮に、ウェーハを反転させる機構や、ウェーハの保持位置を変更する機構等を設ける構成とすれば、例えば保持テーブル等に遮られてしまう位置にウェーハIDが刻印されている場合であっても読取りが可能となる装置を実現し得る。その反面、装置が大掛かりで複雑なものとなってコストが増加するのみならず、読取り工程の実施に時間がかかり歩留まりが低下するという課題が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、ウェーハIDがウェーハのどちらの面の、どの部位に刻印等によって付されている場合であっても、当該ウェーハIDの読取りを行うことが可能となる小型で簡素な構造のウェーハID読取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
本発明に係るウェーハID読取り装置は、ウェーハに付されたウェーハIDの読取りを行うウェーハID読取り装置であって、前記ウェーハを載置させて支持するハンドと、前記ハンドを所定方向に移動させるハンド移動機構と、前記ハンドに支持された前記ウェーハが移動する領域を挟み込むように前記ウェーハの上面を読取る上部カメラと前記ウェーハの下面を読取る下部カメラとが所定間隔で対向して配設されたカメラユニットと、を備え、前記ハンドは、少なくとも前記ウェーハを支持する際に平面視において前記ウェーハと重なる支持部が透明な材料を用いて形成されていることを要件とする。
本発明によれば、ウェーハIDがウェーハのどちらの面の、どの部位に刻印等によって付されている場合であっても、当該ウェーハIDの読取りを行うことが可能となる小型で簡素な構造の装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係るウェーハID読取り装置の例を示す概略図(斜視図)である。 図1のウェーハID読取り装置の概略図(平面図)である。 図1のウェーハID読取り装置のカメラユニットの例を示す概略図(斜視図)である。 図1のウェーハID読取り装置のハンドによりウェーハを支持した状態の概略図(底面図)である。 ウェーハに刻印されたウェーハIDの例示と、本発明が解決しようとする課題の一つを説明するための説明図(写真)である。 ウェーハに刻印されたウェーハIDの例示と、本発明の効果を説明するための説明図(写真)である。 図1のウェーハID読取り装置のハンドの例を示す概略図(分解斜視図)である。 図2におけるVIII−VIII線断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本発明の実施形態に係るウェーハID読取り装置1の例を示す斜視図(概略図)であり、図2は、ウェーハID読取り装置1の主要部分の平面図(概略図)である。なお、説明の便宜上、図1において矢印によりウェーハID読取り装置1の上下方向を示している。また、各実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
このウェーハID読取り装置1は、一例として、完成したウェーハWの出荷工程等において、ウェーハWに刻印等によって付されたウェーハIDの読取りを行って、制御部14においてあらかじめ記憶された製造情報・識別情報等との照合を行い、所定のウェーハWであることを確認しつつ、出荷用のカセット2にウェーハWを収納する装置である。ただし、出荷工程における使用に限定されるものではなく、製造工程において使用することももちろん可能である。
ちなみに、ウェーハIDは、レーザの照射によって印字する装置等を用いて、ドットの集合体による文字・記号として刻印されるのが一般的である。なお、文字・記号の書体は制御部14に記憶させたJISコードに準拠しているが、他のコードであっても制御部14にあらかじめ記憶させておくことにより照合が可能となる。
基本的な構成として、本実施形態に係るウェーハID読取り装置1は、図1、図2に示すように、本体部10において、ウェーハWを載置させて支持するハンド20と、ハンド20を所定方向(ここでは、水平方向)に移動させるハンド移動機構12と、ハンド20に支持された状態のウェーハWのウェーハIDの読取りを行うカメラユニット30とを備えている。
ここで、ウェーハWにおけるウェーハIDの刻印位置は制御部14においてあらかじめ記憶されているため、ウェーハWを所定の向きで(例えば、ウェーハWの位置指標(ノッチ等)が所定の位置となるようにして)ハンド20上の所定の位置に載置させることが重要となる。
本実施形態においては、ウェーハWをハンド20上に正確に載置させる機構を備えている。より詳しくは、ハンド20の移動開始位置に、正面視においてハンド20(後述の支持部20A)よりも上方に配置され、且つ、平面視においてハンド20(支持部20A)を挟み込むように対向して配置されてウェーハWの外縁(すなわち、径方向の両端)を支持してウェーハWの位置決めを行うガイド機構40を備えている。さらに、ガイド機構40を上下方向に移動させるガイド移動機構42を備えている。ここで、ガイド機構40の構成を説明するための概略図(図2におけるVIII−VIII線断面図)を図8に示す。
本実施形態に係るガイド機構40は、読取り対象として予定される複数種類のウェーハW(一例として、直径8インチのウェーハ、および直径6インチのウェーハ、等)のそれぞれの直径に対応する内径を有する複数(一例として、二つ)の溝部40a、40bが階段状に設けられている構成を備えている。これによれば、種類の異なるウェーハWごとにガイド機構を交換しなくても、ウェーハWをハンド20に対する適切な位置に位置決めして支持することができる。なお、溝部の数は適宜設定すればよい。
本実施形態に係るガイド移動機構42は、ガイド機構40の下部に連結される上下動可能なエアシリンダ(不図示)を備えて構成されている。これによれば、エアシリンダを上昇させた位置に待機させた状態のガイド機構40にウェーハWを位置決めして支持させて、次いで、エアシリンダを下降させることによって、ウェーハWがハンド20と当接して、ガイド機構40による支持状態から、ハンド20による支持状態へと移行する。このように、ハンド20上の適切な位置に正確にウェーハWを載置させることが可能となる。なお、ガイド移動機構42における上下方向の移動機構はエアシリンダに限定されるものではなく、ボールネジとサーボモータとを用いる移動機構等を用いてもよい(不図示)。
次に、ハンド移動機構12には、一例として、ハンド20が固定される移動部12Aをガイドレール等の支持機構(不図示)によって移動可能に支持し、当該移動部12Aを挿通して螺合されるボールネジをサーボモータ等の駆動機構(不図示)によって回動させることにより、当該移動部12Aを水平方向にスライド移動させる構成等が採用される。ただし、この構成に限定されるものではない。
この構成によれば、ウェーハWを載置させて支持した状態のハンド20を水平移動させることができるため、ウェーハWのウェーハIDの読取りを行うカメラユニット30を通過させることができると共に、カセット2内にウェーハWを収納することができる。
なお、カセット2は内部に複数枚のウェーハWを収納するための複数段の収納部が設けられている。そこで、本実施形態においては、カセット2を上下方向に移動させるカセット移動機構44を備えている。より詳しくは、カセット移動機構44には、カセット2が保持される保持部44Aを上下方向に移動させる機構として、ボールネジとサーボモータとを用いる移動機構(不図示)が用いられている。ただし、この構成に限定されるものではない。
これによれば、カセット移動機構44によって、カセット2の位置を上下方向に移動させながら、複数のウェーハWをカセット2の所定の収納部に順次、収納することが可能となる。
次に、本実施形態に係るカメラユニット30は、ウェーハWの上面を読取る上部カメラ31とウェーハWの下面を読取る下部カメラ32とが所定間隔で対向して配設されている。より詳細には、ハンド20に支持された状態のウェーハWが移動する領域(空間)を上部カメラ31と下部カメラ32とで挟み込む配置とし、且つ、上記の所定間隔が、ハンド20に支持された状態のウェーハWが通過可能であって、それぞれのカメラ(上部カメラ31および下部カメラ32)により撮像可能となる寸法に設定されている。ここで、上部カメラ31および下部カメラ32の配置を図3の斜視図(概略図)に示す。
この構成によれば、ハンド20に支持された状態のウェーハWを、所定間隔で対向配置された上部カメラ31と下部カメラ32との間に移動させ、その状態で上部カメラ31によりウェーハWの上面を読取ることができ、下部カメラ32によりウェーハWの下面を読取ることができる。したがって、ウェーハIDがウェーハWの上面もしくは下面のいずれの面に刻印されている場合であっても読取りを行うことが可能となる。
さらに、本実施形態においては、上記のカメラユニット30を所定軌跡で移動させるカメラ移動機構36を備えている。より詳細には、回動軸38を回動の中心として、ハンド20に支持された状態のウェーハWが移動する方向(図2中の矢印S)と交差する円弧状の軌跡(図2中の矢印T)で移動させる構成となっている。なお、回動軸38を回動させる回動機構には、一例として、回動軸38にプーリもしくはギアを介して連結されるサーボモータを用いる構成(不図示)等が採用される。ただし、この構成に限定されるものではない。
この構成によれば、ハンド20に支持されてスライド移動するウェーハWの所定領域に対して、カメラユニット30を移動させることができる。すなわち、ハンド移動機構12によって移動される移動部12Aの位置(矢印S方向の位置)と、カメラ移動機構36によって移動されるカメラユニット30の位置(矢印T方向の位置)とを制御することによって、ウェーハWの上面および下面の全領域にカメラユニット30を移動させることができる。したがって、ウェーハIDがウェーハWの上面および下面におけるどの領域(位置)に刻印されている場合であっても読取りを行うことが可能となる。
ここで、例えば特許文献2等に例示される従来のウェーハID読取り装置のように、ウェーハWの下面の一部を保持部によって保持した状態でウェーハIDの読取りを行う構成においては、当該下面の一部にウェーハIDが刻印されている場合には保持部によって遮られてしまうために読取りが不可能となる課題があった。
これに対して、本実施形態においては、以下の特徴的な構成を備えることによって、当該課題の解決を可能としている。
具体的には、ウェーハWを載置させて支持するハンド20が、透明な材料を用いて形成された構成となっている。ここで、ウェーハWを載置させて支持したハンド20の底面視における概略図を図4に示す。一例として、ハンド20は、平面視(底面視)においてJ字状の形状に形成されている。当該形状は加工が容易であると共に、ウェーハWの支持を安定して行うことができる。ただし、当該形状に限定されるものではなく、L字状、T字状、もしくはI字状等、その他の形状に形成された構成としてもよい。
上記の構成によれば、ハンド20が透明な材料を用いて形成されていることによって、ウェーハWの下面に刻印されたウェーハIDがハンド20と重なった場合であっても、ハンド20を透過してウェーハIDを下部カメラ32で読取ることが可能となる。
したがって、上記の作用効果を得るために、ハンド20は、少なくともウェーハWを支持する際に平面視においてウェーハWと重なる支持部20Aが透明な材料を用いて形成されていればよい。なお、本実施形態のおいては、移動部12Aに対して取付を行うための取付部20Bについても、支持部20Aに連続して同一材料により形成された構成としている。
しかしながら、本願発明者らが鋭意研究した結果、単にハンド20を透明な材料を用いて形成するだけでは、読取りが不可能となる場合が生じ得ることが明らかとなり、新たな解決課題となった。
より具体的には、図5に示すようにハンド20の角部がウェーハIDの文字・記号上に重なった場合に(図5において、上下の矢印を結ぶ線上にハンド20の角部が位置している)、当該文字・記号の認識が不可能となる場合が生じ得るという課題である。当該課題に関しては、ハンド20の角部における面取りもしくは角丸めによる屈折(透過光の屈折)が起因していることを本願発明者らは究明した。
そこで、本実施形態においては、以下の特徴的な構成を備えることによって、当該課題の解決を可能としている。
具体的には、ハンド20の支持部20Aは、ウェーハWの上面および下面に対して平行な面と垂直な面とで構成されており、且つ、当該平行な面と当該垂直な面とが交わる角部(一例として、図8におけるC部等)における面取り幅もしくは角丸め半径が、ウェーハIDの文字・記号における1ドットの直径の2分の1以下の寸法に形成された構成となっている。
この構成によれば、ハンド20の角部における面取りもしくは角丸めによる屈折の影響を抑えることができるため、図6に示すように底面視(平面視)においてハンド20の角部がウェーハIDの文字・記号上に重なった場合であっても(図6において、上下の矢印を結ぶ線上にハンド20の角部が位置している)、当該文字・記号の認識すなわち読取りが可能となる。
なお、本実施形態に係るハンド20(支持部20Aおよび取付部20B)は、一例として、石英を用いて形成されている。ただし、これに限定されるものではなく、その他、樹脂等の透明材料を用いて形成された構成としてもよい。
ここで、石英を用いてハンド20を形成する構成においては、ハンド20の支持部20AにウェーハWを載置した際に、支持部20Aにおける接触面(表面)21aの摩擦係数が小さいことによってウェーハWが滑り易く、落出のおそれがあることが課題となる。
これに対して、本実施形態においては、以下の特徴的な構成を備えることによって、当該課題の解決を可能としている。
具体的には、ハンド20の支持部20Aの内部に空間部22aを有し、且つ、ウェーハWとの接触面21aに空間部22aに連通する開口孔21bを有し、空間部22aが減圧機構(不図示)に連通して減圧可能に構成されている。
この構成によれば、減圧機構によって支持部20Aの内部の空間部22aを減圧して、開口孔21bから空気の吸引を行うことによって、当該開口孔21bに吸引力を発生させ、ウェーハWを支持部20A(接触面21a)に吸着させる作用を得ることができる。したがって、ウェーハWが支持部20Aの接触面(表面)21a上を滑って落出することの防止が可能となる。
ハンド20の構成例として、図7に示すように、ハンド20は、平面視において同一形状でそれぞれの上面および下面がウェーハの上面および下面に対して平行な面で構成された上部部材21、中間部材22、および下部部材23が貼り合わされて構成されている。また、開口孔21bは、上部部材21を上下に貫通して形成されており、空間部22aは、中間部材22を上下に貫通して形成されている。ここで、開口孔21bの内壁および空間部22aの内壁は、ウェーハWの上面および下面に対して垂直な面で構成されている。なお、当該上部部材21、中間部材22、および下部部材23においても、ウェーハWの上面および下面に対して平行な面と垂直な面とが交わる角部における面取り幅もしくは角丸め半径が、ウェーハIDの文字・記号における1ドットの直径の2分の1以下の寸法に形成された構成となっている。
この構成によれば、角部における面取りもしくは角丸めによる屈折に起因する文字・記号の認識(読取り)が不可能となる場合を生じさせることなく、ハンド20の支持部20Aの内部に空間部22aを有し、且つ、ウェーハとの接触面21aに空間部22aに連通する開口孔21bを有する構造を実現することが可能となる。
以上、説明した通り、本発明に係るウェーハID読取り装置によれば、製造情報・識別情報等としてウェーハに刻印されたウェーハIDの読取りを行う際において、当該ウェーハIDが刻印された位置が、ウェーハの上面・下面どちらの面であっても、且つ、それぞれの面内のどの領域であっても、ウェーハをハンドで支持したままの状態で当該ウェーハIDの読取りを行うことが可能となる。
したがって、ウェーハを反転させる機構や、ウェーハの保持位置を変更する機構等を設けることなく、ウェーハをハンドで支持した状態で水平移動させるだけでウェーハIDの読取りが可能となるため、装置の小型化・簡素化を実現することができると共に、読取り工程をきわめて短い時間で実施することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更可能である。特に、ウェーハに刻印されたウェーハIDの読取りを行う場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、他の円盤状ワーク(CD、DVD等)に刻印等によって付されたワークIDの読取りを行う装置としても適用することができる。
1 ウェーハID読取り装置
2 カセット
10 本体部
12 ハンド移動機構
12A 移動部
14 制御部
20 ハンド
20A 支持部
20B 取付部
21 上部部材
21a 接触面
21b 開口孔
22a 空間部
22 中間部材
23 下部部材
30 カメラユニット
31 上部カメラ
32 下部カメラ
36 カメラ移動機構
38 回動軸
40 ガイド機構
40a、40b 溝部
42 ガイド移動機構
44 カセット移動機構
44A 保持部
W ウェーハ

Claims (8)

  1. ウェーハに付されたウェーハIDの読取りを行うウェーハID読取り装置であって、
    前記ウェーハを載置させて支持するハンドと、
    前記ハンドを所定方向に移動させるハンド移動機構と、
    前記ハンドに支持された前記ウェーハが移動する領域を挟み込むように前記ウェーハの上面を読取る上部カメラと前記ウェーハの下面を読取る下部カメラとが所定間隔で対向して配設されたカメラユニットと、を備え、
    前記ハンドは、少なくとも前記ウェーハを支持する際に平面視において前記ウェーハと重なる支持部が透明な材料を用いて形成されていること
    を特徴とするウェーハID読取り装置。
  2. 前記ハンドの前記支持部は、前記ウェーハの上面および下面に対して平行な面と垂直な面とで構成されており、且つ、前記平行な面と前記垂直な面とが交わる角部における面取り幅もしくは角丸め半径が、前記ウェーハIDの1ドットの直径の2分の1以下の寸法に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のウェーハID読取り装置。
  3. 前記ハンドの前記支持部は、内部に空間部を有し、且つ、前記ウェーハとの接触面に前記空間部に連通する開口孔を有し、前記空間部が減圧機構に連通して減圧可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のウェーハID読取り装置。
  4. 前記ハンドの前記支持部は、平面視における外形が同一形状の上部部材、中間部材、および下部部材が貼り合わされて構成されており、
    前記開口孔は、前記上部部材を上下に貫通して形成されており、
    前記空間部は、前記中間部材を上下に貫通して形成されており、
    前記開口孔の内壁および前記空間部の内壁は、前記ウェーハの上面および下面に対して垂直な面で構成されていること
    を特徴とする請求項3記載のウェーハID読取り装置。
  5. 前記ハンドの前記支持部は、石英を用いて形成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のウェーハID読取り装置。
  6. 前記ハンドの前記支持部は、平面視においてJ字状、L字状、T字状、もしくはI字状に形成されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のウェーハID読取り装置。
  7. 前記ハンドに支持された前記ウェーハが移動する方向と交差する円弧状の軌跡で前記カメラユニットを移動させるカメラ移動機構をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のウェーハID読取り装置。
  8. 前記ハンドの移動開始位置に、平面視において前記ハンドの前記支持部を挟み込むように対向して配置されて前記ウェーハの外縁を支持して前記ウェーハの位置決めを行うガイド機構と、
    前記ガイド機構を上下方向に移動させるガイド移動機構と、をさらに備え、
    前記ガイド機構は、読取りが行われる複数種類の前記ウェーハのそれぞれの直径に対応する複数の溝部が階段状に設けられていること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のウェーハID読取り装置。
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