JP6829263B2 - ロボットアーム機構 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態はロボットアーム機構に関する。
従来から多関節のロボットアーム機構が産業用ロボットなど様々な分野で用いられている。極座標形ロボットは肘関節を装備しないことから安全性が高いものの、可動領域が狭いことから特定の分野にのみ適用されてきた。発明者らが実用化した直動伸縮機構は、従来の直動機構よりも伸縮長が長く、広範な可動領域を実現する。それにより様々な分野に適用する事が可能となり、ロボットと作業員とが協働する環境が現実的となった。ロボットが作業員に接近している協働環境では、より高い安全性がロボットに要求される。そのため多くのロボットではそのアーム部や手首部等に接触センサや近接センサを装備させている。
安全性を向上するには、多数のセンサを稠密に配置させて感度範囲を網羅的に拡大させることが必要とされるが、その場合、コスト高だけでなく、アーム部等の重量増加は避けられず、現実的ではない。また、直動伸縮機構により伸縮性を与えられたアーム部では収縮とともに支柱部内に収容されるため、アーム部の中ほどに接触センサや近接センサを装備させることは困難であり、不感領域が不可避であった。
特許第5435679号公報
目的は、ロボットアーム機構において、簡易な構成にして、感度範囲を拡大させ、それにより安全性の向上を実現することにある。
本実施形態に係るロボットアーム機構は、リンク部が関節部により支持されてなる。リンク部の外側をリンク部の少なくとも両端にわたって検出光の光路が位置するように少なくとも一つの光電センサがリンク部又は関節部に設置される。検出光のスポット中心が光電センサの受光面の中心に対して基準姿勢において重力方向にシフトされるように光電センサを構成する投光部又は投・受光部と光電センサを構成する受光部又は反射部とが位置合わせされている。
図1は、本実施形態が適用される様々なタイプのロボットアーム機構の外観を示す斜視図である。 図2は、図1の極座標型ロボットの一例を示す斜視図である。 図3は、図2のロボットアーム機構の側面図である。 図4は、図2のロボットアーム機構の内部構成を示す図である。 図5は、図2の伸縮アーム部の拡大図である。 図6は、図5の投光器を示す図である。 図7は、図5の投光器と受光部の位置関係を示す図である。 図8は、図2のロボットアーム機構を備えたロボット装置の機能ブロック部である。 図9は、図2の光電センサの変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係るロボットアーム機構を説明する。ロボットアーム機構には複数のタイプが存在する。図1(a)には垂直多関節形ロボットアーム機構、図1(b)には2つの平行な回転関節部をもち、選択された平面内で動作する水平多関節形ロボットアーム機構(スカラロボットアーム機構)、図1(c)にはアームに3つの直動関節部をもち、それらの軸が直角座標系に一致する直交三軸形ロボットアーム機構、図1(d)にはアームに二つの回転間接部と一つの直動間接部とをもち、それらの軸が極座標系を構成する極座標形ロボットアーム機構を例示している。その他にアームに閉ループ構造を構成するリンクをもつパラレルリンクロボットアーム機構、アームに少なくとも一つの回転関節部と一つの直動関節部とをもち,それらの軸が円筒座標系を構成する円筒座標形ロボットアーム機構などがある。本実施形態は特定にタイプに限定されず、任意のタイプのロボットアーム機構に適用され得る。本実施形態は、少なくとも一つのリンク部(アーム部ともいう)が少なくとも一つの関節部により支持されてなるロボットアーム機構である。
本実施形態に係るロボットアーム機構は、床面、壁面、天井面などの設置面に単一の関節部が設置され、その関節部に単一のリンク部が回転自在又は移動自在に支持される簡易な構成、または複数のリンク部が関節部を介して連結されてなる一般的な構成で提供される。図1には一般的な構成の一例を示しており、本実施形態に係るロボットアーム機構はいずれもタイプであってもよい。ここでは極座標形ロボットアーム機構を例に説明する。
本実施形態ではこれら様々なタイプのロボットアーム機構を構成するリンク部への作業員等の接近を検知するために光電センサ40を採用する。光電センサ40は透過形又は回帰反射形のいずれでもよい。透過形であれば、光電センサ40は投光部41と受光部42とを有する。回帰反射形であれば、光電センサ40は投・受光部と反射部とを有する。ここでは透過形の光電センサを例に説明する。投光部41はリンク部61の一端側であって、リンク部61の中心軸からその垂直方向に関して外側の位置に設置される。受光部42がリンク部61の他端側であって、リンク部61の中心軸からその垂直方向に関して外側の位置に設置される。それにより投光部41から受光部42に至る検出光の光路がリンク部61の外側であって、その一端から他端にわたってその中心軸と略平行に延在する。勿論、検出光の光路はリンク部61の一端から他端までの範囲に限定されず、この範囲を超過しても良い。それによりリンク部61の長さ方向にそって不感部分がなくその全域を検出領域とする事ができ、安全性を高めることができる。4つの光電センサ40をリンク部61に対してその上下左右の4方に配設することで、4つの検出光の光路でリンク部61を4方から取り囲むことができ、リンク部61に4方向いずれから接近してもそれを検知してその安全性をより高めることができる。さらに多数の光電センサ40を稠密に円環状又は角環状に配列したエリアセンサを設置することにより、その安全性をさらに高めることができる。
以下、本実施形態を極座標形ロボットアーム機構を例に詳説する。まず極座標形ロボットアーム機構の基本構造を説明する。図2に本実施形態に係る極座標形ロボットアーム機構の外観を示し、図3にそのロボットアーム機構の側面図、図4にそのロボットアーム機構の内部構造を示している。ロボットアーム機構は、基台1から順番に基台1、旋回部2、起伏部4、アーム部(リンク部)5及び手首部6を備える。複数の関節部J1,J2,J3,J4,J5,J6は基台1から順番に配設される。基台1には円筒体をなす旋回部2が典型的には鉛直に設置される。旋回部2は旋回回転関節部としての第1関節部J1を収容する。第1関節部J1は回転軸RA1を備える。回転軸RA1は鉛直方向に平行である。旋回部2は下部フレーム(リンク部)21と上部フレーム(リンク部)22とを有する。下部フレーム21と上部フレーム22とは第1関節部J1で連結される。フレーム21、22はそれぞれ円筒形状のハウジング31、32に覆われる。第1関節部J1の回転に伴って上部フレーム22が軸回転し、それによりアーム部5は水平に旋回する。円筒体をなす旋回部2の内部中空には後述する直動伸縮機構としての第3関節部J3の第1、第2コマ列51、52が収納される。
上部フレーム22には起伏回転関節部としての第2関節部J2が設置される。第2関節部J2は回転関節である。第2関節部J2の回転軸RA2は水平軸である。第2関節部J2を構成する一対のサイドフレーム23は、鞍形形状のカバー33により覆われる。一対のサイドフレーム23に、モータハウジングを兼用する円筒体24が軸回転自在に支持される。円筒体24の内部にはモータ(アクチュエータ)が固定される。モータの回転軸はサイドフレーム23に固定される。モータの回転に伴って円筒体24が軸回転する。円筒体24の外周面には、第3関節部J3の送り出し機構25が固定される。送り出し機構25はカバー34により覆われる。カバー33、34の間の間隙は断面U字形状のU字蛇腹カバー14により覆われる。U字蛇腹カバー14は、第2関節部J2の起伏動に追従して伸縮する。送り出し機構25は、ドライブギア56、ガイドローラ57及びローラユニット58が箱形のフレーム60に支持されてなる。送り出し機構25はアーム部5を前後移動自在に支持する。円筒体24の軸回転に伴って送り出し機構25は回動し、アーム部5が上下に起伏する。
第3関節部J3は直動伸縮機構により提供される。直動伸縮機構は発明者らが新規に開発した構造を備えており、可動範囲の観点でいわゆる従来の直動関節とは明確に区別される。第3関節部J3のアーム部5は屈曲自在であるが、中心軸(伸縮中心軸RA3)に沿ってアーム部5の根元の送り出し機構25から前方に送り出されるときには屈曲が制限され、直線的剛性が確保され、リンク部を構成する。アーム部5は後方に引き戻されるときには屈曲が回復される。アーム部5は第1コマ列51と第2コマ列52とを有する。第1コマ列51は屈曲自在に連結された複数の第1コマ53からなる。第1コマ53は例えば略平板形に構成される。第1コマ53は端部箇所のヒンジ部で屈曲自在に連結される。第2コマ列52は複数の第2コマ54からなる。第2コマ54は例えば一面が開いた断面U字形状又は断面四角形状の筒体に構成される。第2コマ54は底板端部箇所のヒンジ部で屈曲自在に連結される。第2コマ列52の屈曲は、第2コマ54の側板の端面どうしが当接する位置で制限される。その位置では第2コマ列52は直線的に配列する。第1コマ列51の先頭の第1コマ53と、第2コマ列52の先頭の第2コマ54とは結合コマ55により接続される。
第1、第2コマ列51,52は送り出し機構25のローラユニット58を通過する際にローラ59により互いに押圧されて互いに接する。それにより第1、第2コマ列51,52は直線的剛性を発揮し、柱状のアーム部(リンク部)5を構成する。アーム部5は送り出し機構25のフレーム60の角環状のフランジ65から出射する。ローラユニット58の後方にはドライブギア56がガイドローラ57とともに配置される。ドライブギア56は図示しないモータユニットに接続される。モータユニットは、ドライブギア56を回転させるための動力を発生する。図示しないが、第1コマ53の内側の面、換言すると、第2コマ54と接する側の面の幅中央には連結方向に沿ってリニアギアが形成されている。複数の第1コマ53が直線状に整列されたときに隣合うリニアギアは直線状につながって、一体的な長いリニアギアを構成する。第1コマ53のリニアギアはガイドローラ57に押圧されてドライブギア56に噛合する。直線状につながったリニアギアはドライブギア56とともにラックアンドピニオン機構を構成する。ドライブギア56が順回転するとき第1、第2コマ列51,52はローラユニット58から前方に送り出される。ドライブギア56が逆回転するとき第1、第2コマ列51,52はローラユニット58の後方に引き戻される。引き戻された第1、第2コマ列51,52はローラユニット58とドライブギア56との間で分離される。分離された第1、第2コマ列51,52はそれぞれ屈曲可能な状態に復帰する。屈曲可能な状態に復帰した第1、第2コマ列51,52は、ともに同じ方向(内側)に屈曲し、旋回部2の内部に鉛直に収納される。このとき、第1コマ列51は第2コマ列52に略平行にほぼ揃った状態で収納される。
アーム部5の先端には手首部6が取り付けられる。手首部6は第4〜第6関節部J4〜J6を装備する。第4〜第6関節部J4〜J6はそれぞれ直交3軸の回転軸RA4〜RA6を備える。第4関節部J4は伸縮中心軸RA3と略一致する第4回転軸RA4を中心とした回転関節であり、この第4関節部J4の回転によりエンドエフェクタは揺動回転される。第5関節部J5は第4回転軸RA4に対して垂直に配置される第5回転軸RA5を中心とした回転関節であり、この第5関節部J5の回転によりエンドエフェクタは前後に傾動回転される。第6関節部J6は第4回転軸RA4と第5回転軸RA5とに対して垂直に配置される第6回転軸RA6を中心とした回転関節であり、この第6関節部J6の回転によりエンドエフェクタは軸回転される。
図示しないエンドエフェクタ(手先効果器)は、手首部6の第6関節部J6の回転部下部に設けられたアダプタ7に取り付けられる。エンドエフェクタはロボットが作業対象(ワーク)に直接働きかける機能を持つ部分であり、例えば把持部、真空吸着部、ナット締め具、溶接ガン、スプレーガンなどのタスクに応じて様々なツールが存在する。エンドエフェクタは、第1、第2、第3関節部J1,J2,J3により任意位置に移動され、第4、第5、第6関節部J4,J5,J6により任意姿勢に配置される。特に第3関節部J3のアーム部5の伸縮距離の長さは、基台1の近接位置から遠隔位置までの広範囲の対象にエンドエフェクタを到達させることを可能にする。第3関節部J3はそれを構成する直動伸縮機構により実現される直線的な伸縮動作とその伸縮距離の長さの観点で従前の直動関節とは明確に区別される。
図5に示すようにアーム部5の一端側、例えば後端側には光電センサ40を構成する投光部41が設置され、他端側、例えば前端側には光電センサ40を構成する受光部42が設置される。なお、アーム部5の前端側に投光部41を設置し、後端側に受光部42を設置してもよい。上述したように光電センサ40は透過形又は回帰反射形のいずれでもよいが、ここでは透過形として説明する。回帰反射形であれば、投光部を投・受光部に、受光部を反射部にそれぞれ読み替えられたい。
光電センサ40に使われる波長帯域は、近赤外光と可視光のいずれでも良いし、ビーム光であってもレーザ光であってもよい。可視光の採用は、作業員等がアーム部5の周囲の検出光を視認することができる利点がある。投光部41は光源として典型的には発光ダイオードを備えるものであるが、それに限定されない。また光電センサ40は、投光部41と受光部42を後述する投光回路、受光回路、判定回路、出力回路、制御回路のユニットと分離したいわゆるアンプ分離形であっても良いし、投光部41を投光回路と一体構成し、また受光部42を受光回路、判定回路、出力回路と一体構成したいわゆるアンプ内蔵形であってもよい。
本実施形態では、典型的には、4つの光電センサ40が装備される。図6に示すように、4つ投光部41は、アーム部5の後端側の例えば送り出し機構25のフランジ65に取り付けられる。もちろん投光部41の取り付け位置はフランジ65に限定されることはなく、例えばカバー34の表面に装着しても良い。4つ投光部41は、典型的にはアーム部5の導通孔66の周囲に互いに90度ずつずらされて、上下左右に分散して配置される。4つの受光部42は、手首部6の第4関節部J4のフランジ又はそのカバー表面上であって、4つ投光部41にそれぞれ対向する位置に取り付けられる。投光部41から受光部42に至る検出光の光路はリンク部61の外側をその一端から他端にわたってその長さ方向に延在する。典型的には、検出光の光軸はリンク部61の中心軸に平行である。4つの光電センサ40の4つの光路はリンク部61を上下左右の4方から取り囲む。
投光部41から出射された例えばビーム状の検出光のスポット中心C2が、それとペアをなす受光部42の受光エリアの中心C1に一致するよう投光部41と受光部42が位置合わせされている。しかし、図7に示すように、アーム部5を最も収縮させた基準姿勢において投光部41から出射された検出光のスポット中心C2が受光部42の受光エリアの中心C1より重力方向に若干ではあるがシフトするよう投光部41と受光部42が位置合わせされていてもよい。アーム部5を伸張させ、比較的重量物としてのワークを把持した状況ではアーム部5が重力方向に多少なりとも撓み、また振動することが想定されるが、その場合であってもビーム光が受光部42の受光エリアから外れる事態の発生を軽減することができる。
図8には本実施形態に係るロボットアーム機構を含むロボット装置全体の構成を示している。ロボット装置100は、システム制御部121を有する。システム制御部121には制御/データバスを介して、上下左右の光電センサ40−1〜40−4が接続される。さらにシステム制御部121には制御/データバスを介して、タスクプログラムのデータファイルを記憶するタスクプログラム記憶部125、記憶部125から読み出されたタスクプログラムを用いて各関節部の関節角度(指令値)を発生し、発生した指令値を各関節部のモータドライバ133に送信するとともに、光電センサ40−1〜40−4の少なくとも一つから作業員等で検出光が遮断されたことを表す信号(後述の第2信号)が出力されたときに全ての関節部のモータドライバ133にその位置で停止させるための停止信号、ステッピングモータであれば通電させるための指令値を送信する動作制御部123、ロボット装置100の動作状態として停止状態及び通常動作状態を区別してランプや音等によりインジケートするインジケータ103、動作停止を解除して動作を再開させるボタンを装備した操作部101が接続される。好ましくは動作停止解除ボタンとvは起伏部4及び手首部6に設置される。関節部のモータ(アクチュエータ)132は好ましくはステッピングモータからなる。モータドライバ133は動作制御部123からの指令値に従ってパルス電力をモータ132に供給する。モータの駆動軸又は関節部の回転軸にはその回転角度を計測するためのエンコーダ(ロータリエンコーダ)131が取り付けられる。
光電センサ40−1は投光部41、受光部42の他、制御回路45の制御に従って投光部41を駆動する投光回路43、制御回路45の制御に従って受光部42の電流出力を電圧信号に変換し、増幅し、デジタル信号に変換する受光回路44、受光回路44の出力信号を閾値と比較する判定回路46と、比較結果に従って2つの状態を表す2種の信号(コード)を択一的に出力する出力回路47とからなる。投光部41からの検出光が直接的に受光部42で受光されたときには、その受光量が閾値を超え、投光部41と受光部42との間になんら介在していない第1状態を表す第1信号(オン信号)が出力される。作業員等がアーム部5に接近し投光部41と受光部42との間に介入して、検出光を遮断したとき、受光部42の受光量は閾値を下回る。それにより投光部41と受光部42との間に作業員等が介在している第2状態を表す第2信号(オフ信号)が出力される。第2信号の出力により動作制御部123は、作業員等のアーム部5への接近を認識して、作業員等がアーム部5に接触する前にアーム部5の動きを停止させることができる。つまり、動作制御部123は光電センサ40−1〜40−4の一つでもその受光量が閾値を下回る状態を表す第2信号を出力したとき、アーム部5の動きを停止させることができ、さらに4つの光電センサ40−1〜40−4の出力信号から作業員等の接近方向を認識することができるので、その接近方向と同じ方向にアーム部5を退避させることもできる。
なお、制御回路45の制御のもと判定回路46の閾値は動的に変更するようにしてもよい。アーム部5の伸縮動、起伏動及び旋回動により受光部42に入射する外乱光の光量は変動する可能性がある。制御回路45は動作制御部123から一定周期で受け取った伸縮長、起伏角及び旋回角の組み合わせに応じて判定回路46の閾値を動的に変更する。それにより外乱光の影響による特に外乱光の光量が高くそれにより作業員による検出光の遮断を認識しない誤動作を抑制する事ができる。勿論、事前に、アーム部5の伸縮動、起伏動及び旋回動による外乱光の光量変化を計測する必要がある。この事前計測の作業負担を解消するために、判定回路46では一定周期で受光部42の受光量を取得するが、現周期の受光量を直前周期又は数周期前の受光量と比較して、その変化から所定範囲に収まっているときには、状態遷移をさせず、その変化が所定範囲から外れたときには状態遷移させる。現周期の受光量が直前周期の受光量から大きく低下したときには、投光部41と受光部42との間に作業員等が介在していない状態から、投光部41と受光部42との間に作業員等が介在した状態に遷移させ、出力を第1信号から第2信号に転換する。現周期の受光量が直前周期の受光量から大きく高くなったときには、投光部41と受光部42との間に作業員等が介在した状態から、投光部41と受光部42との間に作業員等が介在していない状態に遷移させ、出力を第2信号から第1信号に転換する。受光量がほとんど変化していないときには、直前周囲の状態を維持して第1信号又は第2信号を継続的に出力する。
光電センサ40に透過形を採用する場合であっても、回帰反射形を採用する場合であっても、外乱光の影響を抑えるために、一定周期で投光を繰り返すパルス変調光方式が採用される。また光電センサ40に透過形を採用する場合であっても、回帰反射形を採用する場合には、作業員等の検出対象で反射し、その戻り光が投・受光部に入射して当該検出対象が存在しない状態と同じになるという誤動作を回避するために、投・受光部の投光窓と受光窓に偏向方向(縦波、横波)の異なる偏光フィルタを配置し、反射部の反射面にコーナーチューブを設置することで反射部の反射光のみを検出するようにしてもよい。
また、光パルスの発生時刻から受光時刻までの時間差を、投・受光部と反射部との間の距離の2倍に応じた時間と比較して、その比較結果に応じて反射部による反射と作業員等の検出対象による反射、つまり光路上への物体の介在の有無を識別するようにしてもよい。
図9に示すように、多数の投光部41を円環状又は角環状に稠密に配列した投光リング48、多数の受光部42を円環状又は角環状に稠密に配列した受光リング49からなるエリアセンサを用いても良い。勿論、投光リング48及び受光リング49の内径又は内寸はアーム部5の外径又は外寸よりも長い。検出光の光路の間隙を解消又は減少させる事ができ、検出光の光路の間隙に作業員の指等が挿入して、その接近を検知できない事態を回避する事ができ、安全性のさらなる向上が期待できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
5…アーム部(リンク部)、40…光電センサ、41…投光部、42…受光部。

Claims (5)

  1. リンク部が関節部により支持されてなるロボットアーム機構において、
    前記リンク部の外側を前記リンク部の少なくとも両端にわたって検出光の光路が位置するように少なくとも一つの光電センサが前記リンク部又は前記関節部に設置され、
    前記検出光のスポット中心が光電センサの受光面の中心に対して基準姿勢において重力方向にシフトされるように前記光電センサを構成する投光部又は投・受光部と前記光電センサを構成する受光部又は反射部とが位置合わせされていることを特徴とするロボットアーム機構。
  2. リンク部が関節部を介して連結されてなるロボットアーム機構において、
    なくとも一つの光電センサを構成する投光部又は投・受光部が前記リンク部の一端側に設置され、前記投光部又は前記投・受光部に対向して受光部又は反射部が前記リンク部の他端側に設置され、前記投光部から前記受光部に至る検出光の光路又は前記投・受光部から前記反射部で反射して前記投・受光部に回帰する検出光の光路が前記リンク部の外側を少なくとも一端から他端にわたって延在し、
    前記検出光のスポット中心が前記受光部又は前記投・受光部の受光面の中心に対して基準姿勢において重力方向にシフトされるように前記投光部又は前記投・受光部と前記受光部又は前記反射部とが位置合わせされていることを特徴とするロボットアーム機構。
  3. 前記光電センサは複数であって、前記複数の光電センサに係る複数の検出光の光路が前記リンク部を上下左右の四方から取り囲むように前記複数の光電センサが設置されることを特徴とする請求項2記載のロボットアーム機構。
  4. 前記投光部又は前記投・受光部、前記受光部又は前記反射部は、円環状又は角環状に配列されることを特徴とする請求項3記載のロボットアーム機構。
  5. 前記光電センサは、前記投・受光部及び前記反射部とともに、前記投・受光部から前記検出光をパルス状に繰り返し発生させる投光回路と、前記投・受光部を介して前記検出光の反射光を受光する受光回路と、前記検出光の発生から前記反射光の受光までの時間と前記投・受光部と前記反射部との距離の2倍に応じた時間との比較結果に応じて前記光路上への物体の介在の有無を判定する判定回路とを有することを特徴とする請求項2記載のロボットアーム機構。
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